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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 629 :4:告白SS :05/02/20 23:15:17 ID:zfiDSEHP
- 「あのね・・・・かなるね・・・す、好きに・・・・なっちゃったみたい・・なの」
三十分くらいしてから、ようやく佳奈留が口を開いた。
「・・・・何だって?」
が、ちょいと読み込みエラー。
「だ、だから・・・かなる・・・好きに・・なっちゃったみたい・・・」
「はぁ? 佳奈留が? 何を?」
「だ、だからぁ・・・その・・・・」
「俺か?」
「ちっ、ちち違うよぉっ! その、保品川さんのこと!!」
「・・・・・へぇ」
「にゃ・・・・にゃうぅ〜〜〜っっ!!」
みるみる顔が赤くなる。
手で顔を隠そうと試みるも、全く隠れない。
「にゃうっ、にゃうぅ〜っ!」
ばっ、とベッドに逃げ込み、布団にくるまってしまう。
・・・・そこ、俺のベッドですが。
「へぇ・・・佳奈留が恋を、ねぇ・・」
「にゃうぅっっ」
「佳奈留、そのままでいいから話せよ」
「にゃう・・・うん」
佳奈留がその男を見初めたのは、何でも我が高校の文化祭だったらしい。
俺と見て回ったわけだが、そのとき運動部主催の腕相撲対決が行われた。
景品に某電気ネズミのぬいぐるみ。
今どきどうかと思ったが、佳奈留がたいそう気に入った様子だったので参加した。
で、だ。 そのとき俺と対決したのが保品川なる男らしい。
何でもそこそこ名の知れたスプリンターらしく、名前は簡単に分かったらしい。
何となく気になり、それからずっと悶々と眠れぬ日々を過ごしていたらしい。
で、昨日やっと気付いたそうだ。
コレは恋だ、って。
- 630 :5:初恋SS :05/02/20 23:16:21 ID:zfiDSEHP
- 時刻は六時三十分。 呼び出してもらった時間にはあと三十分ある。
あの後佳奈留が言い出したことは、正直驚いた。
「だから・・・ね? その・・・保品川さんに・・伝えたいの・・・・」
「ふむ?」
「だから、だから・・・明日、保品川さんと・・お話したいの・・・・」
「・・・・いきなり告白か」
「にゃ、にゃうぅ・・・」
否定しなかった。
「いいけど・・・いいのか、そんないきなりで? 心の準備とか」
「かなるは・・・平気だよ? ・・・ううん、平気なんかじゃないけど・・・多分、いつまで経っても・・そうだから・・。
だったら・・・・想いが確かなうちに・・・伝えたいよ・・」
「あの佳奈留にあんなこと言わせるたぁね・・・」
思わずごちる。
「兄貴としては、少々複雑だね」
いつの間にか、佳奈留も大人になってたんだな。
妹の旅立ちを見送る兄・・・なかなか絵になりそうだな。
と、向こうからてってけと駆けて来る少女。
「来たか・・・」
「お、おにいちゃん・・・ごめんね・・遅くなっちゃった・・・・」
「いや、まだ余裕だ」
長い針は、9を少し越えたところ。
・・・・あんな短い回想で15分も使ってたのか。
感慨浸りすぎ、俺。
- 631 :6:保護者のSS :05/02/20 23:17:26 ID:zfiDSEHP
- 「さて・・・俺は帰るかな」
「にゃうっ? か、帰っちゃうの?」
「邪魔だろ」
「そ、そんなこと、無いけど・・・」
随分と心細そうだこと。
「あのなぁ、保護者同伴で告白する奴がどこに居るっての」
「にゃうぅ・・・そうだけどぉ・・」
「言うことは決めてあんだろ? なら、バシッといけ!」
「にゃう・・・う、うんっ」
決意を固めた佳奈留は、まさに戦乙女の顔をしていた。
「だいじょぶだ。 佳奈留の可愛さは俺が保障する。 佳奈留に告られてぐっとこない奴はいない!」
「にゃう・・・うん、がんばるっ」
「よし、それで良い。 それじゃあな。 幸運を祈る!」
「にゃう!」
妙な返事だったが、気合はばっちりだ。
大丈夫、きっと上手くいくさ。
なんてったって、この俺の妹だからな。
「ふぅ・・・・今頃告ってる頃かな」
時計を見る。 七時七分七秒。 スリーセブン。
ふっ・・・勝ったな、この勝負。
テーブルの上には晩御飯。 「暖めて食べて」のメモ付。 母さん夜勤らしい。
「勝利の晩餐にゃ、ちょっとしょぼいが・・・お、佳奈留の好きな林檎じゃん」
佳奈留との祝賀会のため、晩御飯はステイ。
「あ〜、早く帰って来〜い。 兄ちゃん腹減ったぞ〜」
- 632 :7:心配SS :05/02/20 23:18:29 ID:zfiDSEHP
- 「いや待てよ・・・上手くいったんなら帰りが遅くなる心配も・・・いやいや!
佳奈留に限ってそんなこたぁねーか!
でもなぁ・・・明日帰ってくるとかじゃねぇよな、まさか・・・ない! それはない!
しかぁし! ちょっと語らってくるくらいはあるかもしれん! 腹減る!!」
いつにも増して饒舌な独り言。
何だかんだで心配らしい。
あはは、俺ってば良い兄貴してる?
がらがら――。
キタ――――!!
「お、お帰り、佳奈留!!」
「ただいま・・・」
「か、佳奈留・・・・どう・・だった?」
「えへへ・・・・」
佳奈留がにっこりと笑う――力無く。
「駄目でした・・・・」
「そ・・・・そう、か・・」
「えへへへ・・・へ・・・・・・・・・・・うぅ」
「佳奈留・・・」
「・・・・おに・・おにいちゃぁぁんっっ!」
「佳奈留・・・・・!」
「う、うああぁぁぁぁぁんっ、わぁぁぁぁぁんっっ」
何も言えなかった。 ただ、佳奈留を抱きしめてやることしか、俺には出来なかった。
くそっ、何が良い兄貴だ・・・・!
- 633 :8:兄とSS :05/02/20 23:19:32 ID:zfiDSEHP
- 「おにい・・・ちゃん」
「ん・・・?」
「今日・・・一緒に寝て、いい?」
「ああ・・・・」
辛い事があったとき、佳奈留はいつもそうねだってきた。
「ご飯、食べなくていいか?」
「うん・・・食べたく、ない・・・」
「そっか・・よっと」
お姫様抱っこ。
「はは、結構大きくなったな」
「にゃう・・重いってこと?」
「そーいう意味じゃないって」
とん、とん、とん、と階段を登っていく。
「佳奈留、開けてくれ」
「ん・・・はい」
「電気を・・」
「すぐ寝るのに?」
「そーだな。 電気はいいか」
とさっ。
ベッドに横たえてやる。 しかし、何だかな・・・。
「にゃう・・? おにいちゃん・・・?」
「ん、何でもない」
これじゃあまるで俺が佳奈留の恋人みたいじゃないか。
- 634 :9:添い寝SS :05/02/20 23:20:32 ID:zfiDSEHP
- 「おにいちゃん・・・・はやくぅ・・・」
「はいはい、今入りますよっと」
俺も布団に入り込む。
「にゃう」
待ちかねた、とでも言わんばかりに抱きつく佳奈留。
「にゃう・・・・おにいちゃん」
「なんだ?」
「ううん・・・なんでもないよ」
「・・・・佳奈留、無理はするなよ」
「大丈夫・・・・かなる、おにいちゃんが居れば、なんでも大丈夫だもん」
「そうか」
「うん・・・・・お休み、おにいちゃん」
「お休み、佳奈留」
ゆっくりと・・・・眠りに落ちていく。
ゆっくりと・・・・穏やかに。
夢の世界へ。
- 635 :二酸化炭素 :05/02/20 23:22:20 ID:FARTYvB+
- 妹「にぃたん〜」
兄「ん?どうした雛乃?」
妹「ひなおなかすいた〜」
兄「そうか〜なにが食べたい?」
妹「かれ〜がたべたい〜」
兄「わかった大人しくテレビみてまっててな」
妹「うん!ひないい子だからおとなしくしてる〜」
俺とひなはかなり年の離れた兄妹だ
俺19ひな5
親はひながまだ2歳のころに他界している
当初は親戚が預かってくれるといってくれていたのだが
断ったどうしても俺が守らなくちゃいけない気がして…
だから今はひなと俺の二人暮しとても大変だでも
兄「できたぞ〜」
妹「かれ〜!」
兄「おいしいか?」
妹「うん!ひなにぃたんの作ったかれ〜大好き〜」
兄「そうかありがとう」
妹「ひなね〜おっきくなったら大好きなにぃたんのお嫁さんになるの〜」
兄「はははっ!楽しみにしてるぞ」
ちゅ
妹「にぃたんだーいすきぃ!」
兄「…ふふっ」
でもこんな生活も悪くない
はぁ〜変なものはってしまった
リハビリもかねて書いてみたがだめですね
スレ汚しスイマセン'`,、('∀`)'`,、
- 636 :二酸化炭素 :05/02/20 23:24:56 ID:FARTYvB+
- うわ〜!スイマセン!!
こんな糞SSで神SS汚してしまって!!
うわ俺なんか死ねばいい!!
- 637 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/20 23:25:18 ID:zfiDSEHP
- おおっと、タイミング被っちまったぜい。
炭素くんへの乙コールはちょいとまってくれ!
僕のがまだあるんだ〜っ。
- 638 :10:約束SS :05/02/20 23:26:27 ID:zfiDSEHP
- 『おにいちゃんは、かなるのこと、すき?』
『ん? まーすきかな』
『えへへ、そしたらけっこんだね』
『結婚?』
『うんっ! けっこん! すきどーしのおとこのことおんなのこは、けっこんするの!』
『ばかだなー、佳奈留。 兄妹は結婚できないんだぞ』
『え・・・?』
『それにだなー、結婚するんなら大人しい女の子がいい、ってきいたことがあるぞ』
『ええ? ええっ?』
『おまえどっちもだめじゃん』
『そ、そんなー・・・かなる、おとなしいおんなのこになるよっ。 だから、だからっ』
『でも、兄妹じゃん』
『う・・うぅ〜・・・・やだぁ・・・・おにいちゃんとけっこんするぅ』
『むりなものはむりなんだよ』
『やだぁ・・・・おにいちゃんとけっこんするんだもんっ』
『泣くなよなぁ・・・しょうがないなぁ』
『にゃう・・・けっこん・・・・』
『佳奈留、結婚はむりだけどな、オレがずっと一緒にいてやるよ』
『ずっと・・・いっしょ?』
『ああ。 それなら結婚と変わんないだろ・・・・・・たぶん』
『うん・・・わかった・・・・・かなる、それでがまんする』
『そのかわり』
『にゃう?』
『もうわがまま言うなよ。 オレがずっと一緒にいてやるんだから』
『にゃう・・・・がんばる・・・』
『がんばる、じゃない! なんでも大丈夫にしろ!』
『にゃ、にゃうぅ・・・・うん、かなる、なんでもだいじょぶにするっ』
『よーし、それでいい』
『だから・・・・ずっといっしょだよ、おにいちゃん?』
- 639 :11:思い出しSS :05/02/20 23:27:48 ID:zfiDSEHP
- 朝。
素敵な夢を見た朝は寝起き抜群。
「何で思い出しちゃうかねぇ・・・・」
しかもこのタイミングで・・・・いやこのタイミングだから思い出したんだろうけど。
「ずっと一緒か・・・」
「にゃう・・・? おにいちゃん?」
俺の右腕が声を発した! でなく、右腕に抱きついた佳奈留が寝ぼけ声を出す。
「おにいちゃん・・・今・・」
「あーいや、何でもないぞよ?」
「おにいちゃんも・・・同じ夢・・・・見たの?」
「へ・・? ・・・・・ん、多分な」
「にゃう・・・・えへへ」
む・・・なんか恥ず。
「さて、起きるぞ!」
「にゃうぅ・・・もーちょっと」
「なぬ?」
「もーちょっと・・・・このままがいい」
「・・・・我侭は言わんのじゃなかったのか?」
「お願いだよう・・・・」
「ああもう・・・もう少しだけだぞ」
「にゃう、有り難う、おにいちゃん」
すりすりと頬を擦り付けてくる。 腕がくすぐったい。
「んで? どーすんの?」
「にゃう・・・ちょっと、お話しよ?」
「・・・・この状態でいる理由が分からんが、まぁいいだろう」
- 640 :12:発覚SS :05/02/20 23:28:56 ID:zfiDSEHP
- 「昨日ね・・・保品川さんにね、言われて・・ちょっとショックだったことが・・・・あるの」
「なに? よし言ってみろ、場合によっちゃタダじゃおかんぞあの野郎」
「にゃうぅ・・・駄目だからね?」
「まず話してみなさい」
「うん・・・・あのね・・かなるね、一生懸命伝えたの・・・・・かなるの気持ち」
「うん」
「でもね・・保品川さんにはね・・・・・」
「好きな奴とか・・・恋人とかがいたのか?」
「ううん・・・そうじゃないの。 でもね、誰よりも大切な人が居るんだって」
「・・・・・恋人も作れないくらいか?」
「うん・・・・・」
恋人も作れないくらい大切な人、か。
「だから、ごめん、って・・・」
「それがショックだったのか?」
「ううん・・・・その後ね、別れ際に言われたの」
「何て?」
「キミにも、そういう人が居るんじゃないか、って・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・そうか」
「えへへ・・・・誰だか分かっちゃった」
「・・・誰だよ?」
「にゃう、内緒だもん」
勿論、聞かなくても分かっていた。 自惚れじゃ無く、確信。
- 641 :13:婚約SS :05/02/20 23:30:11 ID:zfiDSEHP
- 「でも、かなるは・・・出来ればその人と、恋人とかになりたかったなぁ・・・」
「・・・なれないのか?」
「にゃう・・・昔、結婚断られちゃったから、ね・・・」
「そうか・・・・」
「にゃうぅ・・」
「でも、それって昔の話なんだろ?」
「にゃう?」
「今だったら・・・・案外おっけーかもしれんぞ?」
「にゃ、にゃ、にゃうぅっっ!?」
真っ赤になる佳奈留。
「お、おにいちゃん、それって・・・っ?!」
「聞いて・・・・みればいいじゃないか」
「お、おにいちゃん・・・・」
見つめ合います。 可愛いです。 俺って幸せ者。
「あの・・・・・かなる・・・・やっぱり、おにいちゃんと・・けっこん・・・・したい・・・・・・」
「いいぜ・・結婚、しちゃおうか」
「にゃあ・・・・・おにい・・ちゃん・・・・・でもぉ・・兄妹は、駄目・・・・なんだよ?」
「なんだ、やっぱり嫌なのか?」
「にゃうぅぅっっ」
ぶんぶんと首を振る。
俺はもう、兄妹とか、どうでも良かった。 ただあるのは、このか弱い一人の女の子を守りたい。
その想いだけだった。
「佳奈留、目、閉じろ」
「にゃう?」
言われたとうりに目を瞑る。
「開けるなよ・・・」
「にゃ・・・・にゃうっ!!??」
唇と唇が触れ合った。
「おにい・・・・ちゃん・・」
「婚約代わりだ、受け取れ」
「にゃう・・・・うん」
- 642 :14:そういうことSS :05/02/20 23:31:48 ID:zfiDSEHP
- 「おにいちゃん・・・・すき・・」
「ん・・・まぁ言わなくても分かってるだろうが、俺もだ」
「にゃうぅ・・なんで? なんでちゅーしてくれたの?」
「そりゃ・・・・好きだからだろ」
「今まで・・・なんにもなかったのに?」
「お互い様だろ・・・お前なんて、昨日まで別の男好きだったじゃねぇか」
「にゃ、にゃうぅぅっっ!!」
「あ〜・・・母さん父さんになんて言おうか」
「にゃうぅ・・しょうがないよ、正直に・・・話そ?」
「そうだな・・・さし当たって、母さんに話すか。 もう帰ってきてるだろ」
「にゃう? お母さん宿直から継続で、今晩まで帰って来ないって言ってたよ・・・?」
「なんと? 聞いてなかった。 父さんは?」
「昨日は泊り込み・・・今日も、かな・・・?」
「佳奈留・・・・今日って休みだったよな?」
「にゃう? うん・・・」
「ふむ・・・・夜まで二人っきりだな」
「にゃ・・・・・・にゃうぅっ!!??」
「・・・・佳奈留。 実は俺、すでに辛抱堪らん」
「にゃ・・・・・?」
「・・・・・・かなるぅ〜〜〜っっっ!!」
「にゃにゃっ!?!? お、おにいちゃ、にゃふぅっっ」
「愛してるぞ〜〜〜っっ!!」
まぁ・・・・その後は想像にまかすわ。
ただ確かなのは―――俺たちは愛し合ってるっていう事実。
いろいろこれから大変かもしんないけど、まぁどーにかなるっしょ。
「な、佳奈留?」
「にゃうぅ・・おにいちゃんのばかぁ・・・////」
「でも・・・やっぱりだいすきだよ、おにいちゃんっ」
- 643 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/20 23:37:11 ID:NXo0zrGO
- 思ったんだが、これはSS倉庫をちゃんと作るべきじゃないか?
こんな素晴らしい作品が山ほど有るのにログに埋もれるのは勿体ない。
- 644 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/20 23:37:41 ID:zfiDSEHP
- 途中、ちょっとしたアクシデンツもありましたが、こんな感じの馬鹿台本です。
初めて血の繋がったあにいもうと。 そんでちゅー。
なんだか試験的な中身っぽいですが、結局妹泣かしちゃいました。
悪い癖だ。 何故泣かす。 そこに保護欲を掻き立てる妹がいるからさ。
じゃあ今日はこれで終わり。
炭素くん、ぐっかれ。
何気にいいよこれ。 不意を討たれた感じだよ・・・・。
- 645 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/20 23:43:04 ID:Znw8glEs
- ウッホ〜!!猫娘激萌え〜!!
マジお疲れです!
- 646 :二酸化炭素 :05/02/20 23:43:36 ID:FARTYvB+
- SS倉庫立てます?
スイマセンあんな糞マジ産業廃棄物だしてしまって
まったく名前どおり害ですね俺は
あ〜マジではらなきゃよかったですよ
くだらないものでスレ汚してスイマセン
誰か消せたら俺のスレ消してください
- 647 :二酸化炭素 :05/02/21 00:03:54 ID:zpfow9Am
- ピンポイントですが
ないしょだもんはきました
マジで(*´Д`*)ハァハァ
- 648 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 00:08:43 ID:wOMyxk7V
- じゅけんせいとゆかいなかぞくたち(仮題)
第一話 >>27-34 >>35
第二話 >>50-64 >>65-66
第三話 >>87-100 >>101
- 649 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 00:10:04 ID:wOMyxk7V
- 第四話 >>112-119 >>120
第五話 >>126-132 >>133
第六話 >>148-160 >>161
以下続刊。
- 650 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 00:11:08 ID:wOMyxk7V
- にせいもうとSS >>235-245 >>246-247
トラウマSSもどき >>580-593 >>594
ちゅーしちゃう台本 >>626-634 >>638-642 >>644
需要はないと知りつつ、取り敢えずまとめてみた。
量だけならそこそこ書いてるね、僕。
そうですねぇ、神々のSSがまとめて読めればかなりいいかもしれないですねぇ。
特に主神遊星さまはいっぱい書かれてるからねぇ。 マジ尊敬。
- 651 :コンズ :05/02/21 01:39:42 ID:CkdqDOkY
- ぷはーっ!!皆様最高でした!!
ところで神達わナゼ自分のSSを否定するのだろう?
こんなにもイイっ(・∀・)のに!!
もうたまらんですたいっ!!
- 652 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 01:47:22 ID:IO/Oj1tq
- 天才とは決して自分を肯定しないのだ!
常に自分を未完成の状態に追い込み切磋琢磨することが神の神である所以なのだ!
- 653 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 01:52:49 ID:wOMyxk7V
- ちょ、ちょっと待って! 今>>652がいいこと言った!!
僕も(非常に畏れ多いけど)神目指してがんがる!! せいぜいがんがる!!
- 654 :二酸化 :05/02/21 02:05:21 ID:zpfow9Am
- ('-`).。oO今更ホントに俺のは糞だなんていえないな
('∀`)いわなくてもしってるか
- 655 :[○]( ,_ノ` )y━・~~~任侠道 ◆dlxMjaHjk6 :05/02/21 03:04:32 ID:c0hbPswv
- ひゆたんのSSマダー?
- 656 :コンズ :05/02/21 04:04:46 ID:CkdqDOkY
- 652>ははーm(_ _)m恐れいりました!!
でも自分を追い詰めすぎる人も中にわ……。
- 657 :前スレ921 :05/02/21 05:23:37 ID:qqCAaVot
- 俺なんかのSSにお褒めの言葉をありがとうございます。
これで一端俺のSSは休憩です。
(;´-`).。oO(元はSS職人じゃなくて絵描きですなんて言えない)
931さん、今のままでも充分誇れる実力をお持ちかと('A`)次回作楽しみにしてます。
清次郎の方、乙です!可愛い(*´д`)ハァハァ
硬い文になりやすい情景、心理描写でも硬い文が少なく、読み易さはこのスレでもトップクラスかと('A`)
二酸化炭素さん、乙です!糞なんて事ないです。充分萌えです!
スレタイ的には一番正しいですし('A`)
- 658 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 16:08:08 ID:CALs8QRS
- お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!
- 659 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/21 18:59:43 ID:3nSwa5zq
- みんなエロバージョンのスレいった?
神が降臨してるぞ。
- 660 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 00:03:51 ID:GilBMcoz
- >>659に言われて久しぶりに逝ってきました。
結構みんな向こうも見てるんだな。遊星さんの始めの方を見たとき
「未来ちゃんが!未来ちゃんがぁーーーー!!」 と思ってしまった
- 661 :雨音は紫音の調べ ◆cXtmHcvU.. :05/02/22 01:34:15 ID:335h9alb
- 遊星さんはエロSSも素晴らしい……
まさに「神」です……
- 662 :某コテ :05/02/22 06:47:21 ID:4f52IKJZ
- ('-`).。oO(>>660-661辺りで褒められてはいるけど……
未来に申し訳ないから、あんまり見て欲しくないんだよなぁ……)
- 663 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 08:45:47 ID:qbKVtHn9
- すんません誰かそこのURL張っていただけませんか?m(_ _)m
- 664 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 18:01:09 ID:X8Zm5H8W
- ほらよ
妹に言われたいセリフ【エロバージョン】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1030079482/l50
- 665 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 20:55:17 ID:qbKVtHn9
- >664
今見てきました!
いや〜最高ですね。神が沢山いらっしゃる!
萌の神様たち!これからも頑張って!!
- 666 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/22 22:03:03 ID:4f52IKJZ
- 「ごちそうさまでした」
俺の妹、沙耶が胸の前でチョコンと手を合わせて言った。
「お粗末様でした」
形式的な挨拶をしながら俺は食器を片付け始める。
「お味噌汁美味しかったよ、おにぃちゃん」
「好きだもんな、豆腐の味噌汁?」
「うん。おにぃちゃんは何が好きなの?」
「俺か……俺はタマネギかな」
「はわっ!?タマネギっ!?」
沙耶はタマネギが嫌いなのだ。
少しは食えるようになったとはいえ、普通に食べるにはまだまだ遠いようだ。
「そうだ……もう冷蔵庫カラだから……今日買い物行かなきゃな」
「おにぃちゃん、サヤがお買い物行くー!!」
沙耶が右手を高々と上げて答える。
「いいのか?」
「うん!!今日ね、サヤたち、早く帰れるんだよ」
「そうか?じゃ頼もうかな」
「いいよー!!何を買うのー?」
「ああ、今、メモを書いてやるよ」
俺は電話台からメモ用紙とペンを取って、書き始める。
「えっと……挽き肉、ケチャップ、卵、ニンジン……そしてタマネギ、と……こんなモンでいいかな」
「はわわっ!?タマネギ……!?」
「タマネギはイヤ?」
「うん……好きじゃないよぉ……」
「そう?じゃ、買わなくてもいいよ」
「はわっ!?いいの!?」
「ああ。嫌いならしょうがないじゃないか」
「うん……ゴメンね……」
沙耶はちょっと申し訳なさそうに、ペコリと頭を下げる。
「謝らなくてもいいよ。しかし……タマネギがダメなら、ハンバーグは中止しなきゃな」
- 667 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/22 22:04:13 ID:4f52IKJZ
- 「はわわわわわっ!?ハンバーグ!?」
「しょうがない。今日は寒いから、晩飯は湯豆腐にでもしようかなー?」
とここまで言って、ふと沙耶を見ると……
「はわわわわ……ハンバーグ食べたいよぅ……」
肩を落とし、俯いて、可愛そうなぐらいションボリしている沙耶。
「はんばーぐ……食べたいよぉ……グスン……」
だんだん沙耶の瞳に涙が溜まってくる。
……さてと、意地悪もこのへんにしておくか。
「沙耶、ハンバーグ食べたい?」
「うん……」
「タマネギは?」
「はわっ……我慢するよぉ……」
「じゃ、ハンバーグ作ろうか?」
「う、うん!!」
沙耶が無邪気に笑う。
俺はそんな沙耶の頭の上に手を置いて、
「お使いよろしくな?沙耶?」
「はーい!!」
沙耶は右手を大きく上げて、それをパタパタと左右に振った。
「おっきなハンバーグ作るから、おやつは食べるなよー?」
「うん!!分かったよー!!」
[続く]
───────────────────────
シリアスは書けないんじゃなくて、書かない。それが俺の響き。
皆には負けてられない。つーことで、ネタを振り絞って書いてみたが……やっぱ俺はダメ人間だ……。
変なエロ風のSSまで書いちゃうし……みんなの足元にも及ばないどころか、台本書き失格だな、俺は……orz
- 668 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 22:28:29 ID:yRP+hBH/
- そんなことない!
遊星さんのSSは萌えまくりですよ
- 669 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 22:36:59 ID:fMG0SKNg
- 乙ですー。
何を言いますか!
このスレは遊星さんを中心に回っている。と俺は思ってますよ。
- 670 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/22 22:47:45 ID:bamURdMp
- 遊星さん乙です。
デモ、デキルコトナラ未来チャンノツヅキキボン。
エロバージョンスレミタラガマンデキナクナッチャッタ。
- 671 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/22 23:54:16 ID:h7JY7j0V
- ……ある日の夕方、俺は暇つぶしのために珍しく図書室を訪れていた。
あまりここに来る機会はなかったが、室内はなかなか広いようだ。
少なくとも、入り口からは端が見えない。
最新の本から、論文でも使わないような資料集まで置いてある。
……無駄に費用かけてるなぁ。ここの学校。
「ま、適当な本でも探すか」
整然と並ぶ書棚の間をぶらぶらと歩き、興味を引くタイトルを探す。
……そうこうしているうちに、眠気が襲い掛かってきた。
ね、眠い……!
俺は近くのイスに腰掛け、テーブルにぐったりと体を預ける。
暖房で適度に暖められた室内、この独特の雰囲気―――。
……反則だ。
俺がゆっくりと瞳を閉じようとした、その時。
こほん。
咳払い?
俺は顔を上げた。
そこには。
- 672 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/22 23:55:26 ID:h7JY7j0V
- 「……なんだ、優希か」
そう呟くと、咳の主はむっとした表情になった。
「にいさま?ここは本を読むための場所ですよ?」
「ああ、知ってるよ」
「それなら話は早いです。ここは仮眠室じゃありませんっ」
本から少しだけ顔を覗かせて、ぺろっと舌を出した。
本人は不満を表しているつもりなのだろうが、端から見ればそれは子どもっぽくて―――。
俺の妹、優希は再び本の世界に没頭し始めた。
夕日に照らされてオレンジ色に輝く、波打つような長髪。
すらっと伸びた四肢に、ふっくらと弾力を感じさせる体。
そして、愛嬌のある瞳。
うむ。合格。
……何に?
「……なんだろうなぁ」
ひとり呟くと、優希は可愛らしい目をぎろっと向けた。
「……にいさま?」
「ん?」
「そんなに眠りたいなら、家に帰ればいいじゃないですか」
「家に帰るのも面倒だ」
「……なまけものぉ」
優希はぷうっと頬を膨らませ、つんつんと俺の頭をつついた。
「怠けてばっかりいると、豚さんになっちゃいますよー?」
「ならない、ならない。そういう優希も、本ばかり読んでると堅物になっちゃうぞー?」
「むかっ。優希は堅物になんかなりませんっ」
「いいや、すでに堅物だ。そんな本読んでる時点で堅物だ」
「むーっ!どうせタイトルもろくに見てないくせに―――」
- 673 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/22 23:56:36 ID:h7JY7j0V
- そこで優希はハッとして、ばたんと本を閉じた。
その隣にはしおりが挟まれずに置かれていた。俺は不思議そうに見つめる。
「その本、なんて―――」
「なんでもないですよぉっ!?」
思いっきり裏返っている。あやしい。
「なあ、なんてタイトルなんだ?貸してみろよ」
「だっ、ダメです!にいさまには難しすぎる本ですっ!」
「それ微妙にムカつく……」
俺はがたんと席を立つ。続いて優希も席を立った。
「に、にいさま、優希を襲うつもりですか?」
「ちと本を借りるだけさ。ほぅら、痛くない、痛くないよ……」
優希は注射が嫌いだ。
奥義、トラウマ攻め。
「やっ、やだぁー!ちゅうしゃやだぁーっ!」
案の定、優希はぶるぶると肩を震わせ、がくりと崩れ落ちた。
「ふふふ、思い知ったか」
そのまま身を屈め、本を拾おうとすると―――。
……あれ?なんか足がいっぱい見えるような……。
「…………騒いでごめんなさい」
- 674 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/22 23:58:26 ID:h7JY7j0V
- 「……はあ。結局、帰るのか」
「当たり前ですっ!にいさまは学校に泊まるつもりですかっ!?」
「なかなかいいと思わないか?夜の学校っていうのも……」
「おっ、お化けやだぁ……!」
「で、どんな本を借りたんだ?」
「あっ!だっ、だめ、だめです……」
「ふむふむ。……なんじゃこりゃ」
「ああ……だからだめって言ったのに……」
「必読!女ゴコロの伝え方、ねえ。確かに俺には難しい本だな」
「ほんと……鈍感すぎます」
「え?何か言ったか?」
「なんでもないですよーだっ」
- 675 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/22 23:59:36 ID:h7JY7j0V
- 夜。
夕飯と風呂を済ませた俺は、いつものように寝る準備をしていた。
コンコン。
「ん?優希?」
「えと……入っても……いい?」
「どうぞ」
ドアが開く。
髪をツインテールにまとめ、恥ずかしそうに微笑んだ優希の姿があった。
胸元に枕を抱いている。
「えへへ……一緒に寝ても……いい?」
「もちろん、お姫様」
そう言って、おどけた調子でお辞儀してみる。すると、優希はぷっと吹き出した。
「あははっ……おにぃたんらしくないよぉー♪」
おにぃたん。
そう。
優希は、夜が近づくに連れて退行する。
- 676 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/23 00:01:16 ID:BPfv4nPH
- ベッドにもぐりこみ、優希のすぐ隣に寝転がる。
優希は俺の腕にしがみ付き、すりすりと頬を寄せてきた。
「うみゅ……おにぃたん……」
「お休み、優希」
優しく囁き、頭を撫でてやる。さらさらした髪が心地良い。
明日の朝になれば、あの優希に戻り、夜の記憶も失ってしまう。
「おにぃたん……大好き……だよぉ……」
「ああ……俺もだ」
朝と夜の優希。それでも、優希に変わりはないのだから。
額に優しくキスをする。
あのちょっと生意気な優希と、この甘えん坊な優希にたいして―――。
(兄)順哉
じゅんや。……これは読み手様、つまりあなたのことです。
(妹)
優希……朝。
ゆき。髪は下ろしている。生真面目な優等生。読書好きな照れ屋さん。
優希……夜。
髪はツインテール。精神年齢は小学生並み。なんにでも抱きつく傾向あり。無垢。
- 677 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/23 00:03:48 ID:BPfv4nPH
- よし、まずは前スレ46様への土下座から始めようか_| ̄|○ごめんなさい。
それからつまらないものを貼ってしまってごめんなさい。
……もう俺には萌えが見えない……グフッ。
- 678 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 00:08:13 ID:qbKVtHn9
- なんとぉー!?
昼は堅めのキャラで夜が近づくにつれ退行していくだと!?
初めて聞くタイプだ……。
海中さん、やはりあなたも神っす!!
- 679 :雨音は紫音の調べ ◆cXtmHcvU.. :05/02/23 00:37:23 ID:gSFBhbl7
- 遊星さん!SS萌まくりです!つづきが気になる……
ダメ人間なんてとんでもないですよ!
ダメ人間は僕ですから!
海中さん新作キタ―――!
朝と夜で性格変わるキャラ……
激しく萌えますね〜!
- 680 :最期の予科練特攻隊 ◆DJlWEppPe2 :05/02/23 00:39:04 ID:VHUi0gxk
- l|..;' .r''Yj .|'ン_,,,_ナ'‐/ | _ j゙ l l |l, ', '; ゙
l |. | (;!.| l<f;':::::j`゙ ,、/ヽ!.| |.|! l l,.リ
| lヽ!.l .|'┴‐' /ィ:ハ リ.j.ハl .j| .j.|
l | :| い| , ヽ/ ゙ィ゙|//.ノ|/j /ノ
j .| .|. l' 、 。 /j| j / ソ
l | j | \,_ _,..ィl,ノj.ノ
,' j ,r'iノ ./ _,、..Yj'T´l,. | l,
/,.- '´:::::l, | ,.-‐'.ド、;: l,. l,.';、
/,ヾ;.、:::::::::::::ヾ! ´ ノ:::::::「ド、'l l,
/´ ゙\'、'、:::::::::::::l 「:|::::::l.l| ゙l,l,'、
| \ヽヽ、::::| j:::|::::/,イ .j.'、ヽ
l、 ヾ'7-、,.;゙ l、::j;/ト;l, l, ヾミ、
ト、 .| ゙'j Fj.ヒ;'_ノ l l, ヾ、
! ,,...、、.ヽ, / |´ f/ .レ‐―:、 ヾ;.\
l,/:::::::::::;;;;;Y .f7''ト! 〉-‐-、l, い,.'、
l;::::;r‐''´ ./ |' !.! / Y゙ ! |. l,
ヾ;ム { |. | | l,
.|lヽ l j ! ,.ィ'´゙ト-、 l
l,.|. \ .ハ, /'´.,n i.゙'ヽ. j
L_ |\,_ .,ィ゙ l/j, .j:r' ノj ,'.ド!
.j`゙゙'7'''''フ'ーr‐:ッ'/7::l゙ト-:<ノ.ノ
/::::::/::::/::::/::rシ/:::;'::l:::|:::::|゙'´!'、
,'::::::/::::/:::/:://:::::::::Lr‐y:::::|:::::l:::'、
./:::::/:::/:::/:://:::::;.ィ'" .ヽ、,|::::::l;::::'、
.,':::::/:::/:::/:/::∠,,,,,,_,...--‐'´゙>ァ:::::::l,
/:::::/::/::://:::/ ∞ / `'ヽ、,l'、
.,'::::/::/:::/;'_;;ハ、; ;/ ゙ト;l,
/::::/:/::::/;r' \ / |〈!
/l:::;':/:::::;イ `'ドr=/ |:::
- 681 :最期の予科練特攻隊 ◆DJlWEppPe2 :05/02/23 00:44:09 ID:VHUi0gxk
- 紫音さんは駄目人間なんかぢゃないよ
たしかに遊星さんはネ申だが
- 682 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 10:19:46 ID:fRgeocak
- 海中さん、相変わらず素晴らしいです!
現実離れした個性、能力持ちのキャラをそこまでしっかり書けるなんてお見事としか言いようがありません。
- 683 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 14:49:57 ID:PykoSVGD
- 前に出てて気になったこと。こんなに良い(萌える)話がいっぱいなのにまとめサイトが無いんだ!あ、もしも有ったらスマソ。
- 684 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:04:08 ID:SxoPB1G5
- 「えへへ、はんばーぐっ♪ハンバーグっ♪」
沙耶が、スーパーのレジ袋を持って、ピョコピョコ跳ねながら家に向かっている。
相当重そうであるが、沙耶はそんなことお構いなしで、夕飯のハンバーグが楽しみでしょうがないようだ。
「あっ、沙耶ちゃんだー!!」
「こんにちは、沙耶ちゃん」
沙耶は後ろから誰かに呼ばれ、振り返った。
「あっ、ちなおねぇちゃん、ゆなおねぇちゃん!!こんにちわ!!」
唯奈と千奈は、沙耶の兄の友人である石川真司の妹で、双子。
「沙耶ちゃん、おつかい?」
ショートカットの姉、唯奈が尋ねる。
「うん!!」
「偉いんだね?」
「えへへ……」
「そうだ、千奈ちゃん!あれ、御馳走してあげようよ?」
「いいですね。沙耶ちゃん、今から私たちのお家に来ない?」
今度は、ロングヘアーの妹、千奈が尋ねた。
「え?」
「私が、スイートポテトパイを焼いたんですけど……ちょっと作りすぎちゃって……」
「すいーとぽてとぱい……?」
「えっと……サツマイモのパイかな」
「千奈ちゃんのパイ、美味しいんだよー」
「パイ、美味しそう……」
「じゃ、決まりだね!!さ、行こう!!」
───────────────────────
- 685 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:05:13 ID:SxoPB1G5
- 「ただいま」
返事なし……。
沙耶なら飛びついてくると思ったんだけどなぁ……。
「沙耶?」
居間にもキッチンにもいない……。
「部屋か?」
そう考えた俺は、階段を上り、沙耶の部屋に向かった。
「沙耶ー?」
俺がドアを開け、中を見ると……
「はぁ……おにぃちゃん……はぁ……はぁ……」
ベッドの上で力なく寝転がっている沙耶が、肩で息をしながら言った。
ま、ソッチ方面でないのは確実だ。誤解するなよ。
「えっと……何やってるんだ?」
「はわわわわっ!!な、何でもないよぉ!!」
何かあるんだ……分かりやすい……。
「秘密?」
「う、うん」
「じゃ、いつものお仕置き行こうか?」
「わわっ!?引っ張るのはやだよぉ!!」
「じゃあ言う?」
「はわ……」
悩んでいるのか、ちょっと俯いて黙っている沙耶。
そして……
- 686 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:06:14 ID:SxoPB1G5
- 「おにぃちゃん……怒らない……?」
「わかった。怒らないから、言ってみな」
「じゃあ、言うね……えっと……ゴメンなさい、おにぃちゃん……」
「ゴメンなさいって……何が?」
「食べちゃったの……」
「何を?」
「お使いの帰りにね……ゆなおねぇちゃんと、ちなおねぇちゃんに会ってね……
『すいーとぽてとぱい』を作ったから食べない?って言われて……」
「それで食べちゃったのか?」
「ううん……サヤが、『おにぃちゃんと、おやつ食べちゃダメだよって約束したから……』って言ったら……」
ここから長くなるので、要約。
つまり、真司の妹たちに会った沙耶は、スイートポテトパイを薦められたが、沙耶はそれを断った。
それなら、持って帰って俺と二人で食べてね♥と言われ、二切れ持って帰ってきたが……
「一口……食べちゃったの……」
一口だけかよ……。
「なるほどね……で、ベッドの上で何してたの?」
「運動しておなか減らそうと思って……」
全く……何処までバカ正直なんだか……。
「沙耶……お兄ちゃんとの約束を守る悪い娘は……?」
「やっぱり……オシオキ……?」
「当たり前だ……」
「はわわ……」
髪の毛を引っ張ることを見越してだろうか、俺に差し出すように、沙耶は両手でツインテールを掴んで持ち上げた。
「よし、覚悟しろよー?」
ゆっくり手を伸ばす俺。俯いてギュッと目を閉じる沙耶。
そこで、
- 687 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:07:28 ID:SxoPB1G5
- 「あっ!俺も約束破っちゃったな!!」
「えっ……?」
「俺、怒らないって約束したのに……ゴメンな、沙耶」
「おにぃちゃん……」
「ま、でも、コレでチャラだよな?」
俺は、沙耶の頬に手を触れて微笑む。
「うん!!」
沙耶も本当に嬉しそうに無邪気に笑った。
「じゃ、気を取り直してハンバーグ作ろうか」
「うん!!楽しみだなー!!ハンバーグ!!」
「あぁ、楽しみだな」
俺は沙耶の頭の上に手を置いて、優しく撫でる。
沙耶はちょっとくすぐったそうに笑って、
「でもね、おにぃちゃん、ハンバーグ、あんまり大きくなくてもいいよ?」
「何で?」
「ちなおねぇちゃんと、ゆなおねぇちゃんにもらったパイがあるもんね?」
「そう言えばそうだな。後で二人で食べような?」
「うん!!」
大き目のハンバーグ。付け合せのニンジンのグラッセ。美味しいパイ。
そして、大切な妹の笑顔……幸せってヤツを感じるね。
───────────────────────
ピンポーン
「誰か来たな……」
「あっ、お兄さん。私行きますね」
「千奈ちゃん、いってらっしゃーい」
パタパタと玄関に向かっていく千奈。
俺も隣に座っている唯奈も、黙って、玄関の会話に耳を澄ましている
- 688 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:08:36 ID:SxoPB1G5
- すると……
「お兄さん、お客さんですよ」
「誰?」
「三上さんですよ」
「修二か……何の用だろ……」
俺はそんなことを考えながら、玄関に向かう。
「よぅ。修二」
「こんばんは、真司」
「えっと……こんばんは……」
修二の後ろに隠れていた修二の妹の沙耶ちゃんが顔だけ出して、言った。
「こんばんは、沙耶ちゃん……で、何か用か?」
「ああ、ウチの妹が、お前の妹さんに良い物貰ったからな。コッチもお裾分け。沙耶」
「うん、どうぞ」
修二に言われて、沙耶ちゃんが大きな皿を俺に差し出した。
「何だ、コレ」
「三上修二特製ハンバーグ。皆で食べてくれ」
「わぁー!!美味しそー!!」
唯奈が横から首を出す。
「うぉっ!?唯奈、何時からいた!?」
「さっきからいたよー!!ね、千奈ちゃん?」
「はい、すみません……」
「千奈もか!?」
そんな俺たちのやり取りを見て、修二が笑う。
- 689 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:10:05 ID:SxoPB1G5
- 「じゃ、兄妹水入らずの邪魔になっちゃ悪いから、俺たちも帰ろうか?沙耶」
「うん」
「ああ、悪いな。何のお構いもしないで」
「いいって。じゃあな」
「おぅ。また明日、学校でな」
軽く手を振って、ドアから出て行く三上兄妹。
「俺たちも晩飯にしようか?」
「うん!!」
「はい」
ハンバーグあり、デザートありで、今日の晩飯はちょっと豪華。
友人と妹たちの有難みを感じるね。
───────────────────────
少年よ、旅立つのなら晴れた日に胸を張って……。
沙耶と双子のコラボ台本。そして、あまり人気の無い双子、プッシュ計画第一弾。
でも、こんな話でゴメンよ、千奈、唯奈……orz。
やっぱり俺はダメ人間だ……。
>>670
未来はホワイトデーに備えて待機中です。しばらくお待ちください。
ま、エロではないけどね。
>>681
ネ申→神→紙→薄くて軽い→俺の台本は軽くて薄っぺら……
まさにその通り。
なるほど、ネ申とはよく言ったものだな。
- 690 :670 :05/02/23 21:12:58 ID:TGm50Rph
- リアルタイム!GJ!
ID変わってると思いますが、キニシナイ。携帯なので。
ホワイトデーまで
お あ ず け で す か ?
- 691 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 21:32:46 ID:fRgeocak
- 乙ですー。
双子プッシュ計画第一弾とゆー事は第二弾も期待していいんですね(゚∀゚)
- 692 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:46:30 ID:SxoPB1G5
- >>690
しょうがない。ネタが無いから……なりきりやると怒られるし……。
でも、ホワイトデーは割とマシな話になったと思うよ。
>>691
うん。そのうち、他の妹とコラボさせるかも。
- 693 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 21:46:59 ID:Lve4HgLc
- 乙〜
受験前の緊張吹っ飛んだ
- 694 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/23 21:54:17 ID:SxoPB1G5
- >>693
国公立前期の二次はもうすぐだからねぇ……。頑張って。
- 695 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 22:07:55 ID:Lve4HgLc
- >>694
ありがとう〜
そろそろ現実に戻ります(ノД`)゜。
- 696 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/23 22:36:14 ID:GRdBrqt+
- >>683
過去ログ倉庫ならある・・・・ってテンプレに書いてるから知ってるか
まとめが欲しいならぬしが作るが良いぞよ
俺には無理だー
- 697 :691 :05/02/23 22:36:25 ID:fRgeocak
- >>692
何人かの妹を持つ遊星さんだからこそ出来る事ですね。
期待しちゃいます!!
(*´∀`).。oO(萌え妹×萌え妹=2x萌え)
頑張って下さい!
- 698 :雨音は紫音の調べ ◆cXtmHcvU.. :05/02/24 00:02:38 ID:gSFBhbl7
- おお…!
ついに夢のコラボレーションがキタ――!!
第二弾も期待してます〜!
- 699 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/24 22:34:16 ID:RMcbQ+qQ
- >>690
エロバージョンに一つ話を貼りましたよ。
ま、あんな話でよければ、ホワイトデーまでの時間つぶしに見てやって。
あの長さの話を一時間で書き上げるとは……相当溜まってるな、俺も。
- 700 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:22:18 ID:MbsMlPVZ
- さすが遊星師匠です……。次元が違います……(*´ー`*)ーЭ
('A`) さあ、つまらないSSでも貼ろうかな。
- 701 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:23:32 ID:MbsMlPVZ
- ある日の夕方、
「おっかしいですねぇ……おっかしいですねぇ……」
「な、何が?」
ぶつぶつと謎の呪文を唱えつづけていた優希によって、俺の沈黙はついに破られた。
優希は――平安時代のお姫様のような――長い髪をふわりとなびかせて振り向く。
「にいさま、私のパジャマ知りませんか?」
「パジャマ?優希の?」
「はい。昨日はちゃんと着ていたんですけど……どこいっちゃったんだろぉ……」
ぎくり。
……思い当たる節があった。
- 702 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:24:46 ID:MbsMlPVZ
- ―――昨夜、
「ねぇねぇ……おにぃたん、もう寝ちゃった?」
「いいや。まだ起きてるよ」
「えへへ……真夜中なのに起きてるって、なんだかどきどきするよねっ」
例のごとく、夜モードの優希は楽しそうに笑った。昼の優希とは違った笑みだ。
またも怖くて眠れないと言って、勝手にベッドにもぐりこんで来たのだった。
「そうだなぁ……たしかに昔はドキドキしたけどな」
「あは♪おにぃたんといっしょー♪」
「でも、今は全然そんなことないぞ。小さな頃だけだろ?」
「……むーっ!おにぃたんはもう純粋な心じゃなくなっちゃいました……」
「な、なんだそりゃ」
「でもでもっ!ゆきといっしょにいれば、おにぃたんも純粋な心に戻れるのですっ♪」
「……寝る」
「あわわっ!ご、ごめんなしゃい!だからもうちょっとお話しようよぉ……」
「嫌だ。寝る」
「おにぃたん……うう……」
さすがにやり過ぎただろうか。声のトーンは落ち、今にも泣き出しそうに聞こえた。
「……仕方ない。もう少しだけだぞ?」
言いながら優希のほうへ寝返りを打つ。すると、彼女の体がわずかに震えた。
「ん。どうした?」
「……おしっこ」
- 703 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:26:00 ID:MbsMlPVZ
- まず、ガバッ!と擬音が出そうなほど飛び上がり、優希を見た。
……シーツは汚れていない。
「ち、違うよっ!?まだしてないもん!」
「いや、まだとか言うなよ!早くトイレに行ってこい!」
「でも……おそと、真っ暗だよね……?」
「ついていってやるから!ほら、行くぞ!」
嫌がる優希の手を引っ張り、俺は部屋を飛び出した。
優希の言うとおり。廊下は真っ暗だった。しかも今は草木も眠る丑三つ時。
ああ、たしかに怖いかもしれない。
少しだけひるんだ、その間に。隣の優希はぶるるっと震えた。
…………。
- 704 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:27:14 ID:MbsMlPVZ
- 「……あー。洗ったんじゃないのか?」
「え?にいさま、洗濯機に入れたんですか!?」
「あ、ああ。思い出した。コーヒーこぼしちゃってさ」
とっさに口から出たウソに感心していると、いつのまにか優希の姿はなくなっていた。
すぐにドアが開き、優希が戻ってくる。
「あった?」
「ありました……。あれじゃ明日まで乾きません……」
「あらら。悪かったよ」
「……にいさまのばかっ!私、パジャマは一着しかないんですよ!?」
……はあ。また優希を怒らせてしまった。
こうなると一日は確実に口を利いてもらえないのだ。ちなみに前回は二日つづいた。
「もうっ……ジャージなんてあったかなぁ……」
「あの、優希?」
「な、ん、で、す、か?」
うわぁ……めちゃくちゃ怒ってる。
「ええと、俺の服貸してやるよ」
うん。自分でもびっくりした。
- 705 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:28:48 ID:MbsMlPVZ
- 「……ちょっと大きいです……」
「文句言うなよ。仕方ないだろ?」
「もとはと言えば、にいさまのせいなんですけどねぇ……」
「う。悪かったよ……」
優希は俺のお古のパジャマを着ていた。
思いっきり裾をまくっているズボンに、だぶだぶの上着。
「しかも、にいさまの匂いがします。……最悪です」
言いながら優希は服の首元を引っ張り、自らの可愛らしい鼻から下を覆った。
「おいおい、何してるんだよ」
「べっ、別になんでもないです。なんでもないですよっ?」
なんだろう。心なしか声がうわずっているように聞こえる。
それに何やら頬が赤い。隠れた口が、かすかに微笑んでいるような……。
「ん……にいさまの匂い……」
「とりあえず、機嫌直してくれるかな?」
「はい……今日は特別ですからね?」
「……肝に銘じておきます」
「はい」
優希は裾をずるずると引きずり、ドアノブに手をかけ、
「にいさま、おやすみなさいっ」
何故かとても嬉しそうな表情で、ばたんとドアを閉めた。
……やれやれ。
その日、優希は俺の部屋には来なかった。
- 706 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:30:03 ID:MbsMlPVZ
- 「あれ?優希、昨日貸した服は?」
「えっ!?あ、ああ、洗っちゃいましたよ?」
「そっか。ま、洗っといたほうがいいか」
「そ、そうですっ。……あのままじゃとても返せませんから……」
「何か言ったか?」
「なっ、なんでもないですっ」
- 707 :海中時計 ◆xRzLN.WsAA :05/02/24 23:43:31 ID:MbsMlPVZ
- ( ´−`) .。oO(しばらく旅に出ます。探さな(ry
- 708 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/24 23:48:19 ID:Xv2ABRV9
- 嫌〜!神様行かないで〜!!
最高級のSSを書いておきながら旅に出ることはありませんよ!
しかし疑問なのは借りたパジャマを洗った原因はお漏らしか?それとも愛えk(ry
- 709 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/25 04:02:58 ID:t5VC0NUG
- >>708
洗ってないんじゃない?返さない為の言い訳かと
- 710 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/26 00:32:38 ID:35738s6a
- 何気におまいらも神くさい
いろんな意味で
- 711 :雨音は紫音の調べ ◆cXtmHcvU.. :05/02/26 00:36:38 ID:PcmdVnuw
- 神が…神が旅に……
戻ってきてくださ〜い!!・゜・(つД`)・゜・
兄さまのにおいであんな事やこんな事を……?!(*´Д`)ハァハァ
- 712 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/26 00:39:10 ID:1ZxCtb55
- >>710
おまいのIDのほうが神くさい希ガス
- 713 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/26 00:48:08 ID:7YqZQ6IS
- その夜の優希ちゃんの裏話をエロスレでキボン
- 714 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/26 14:53:45 ID:hFl08Qfj
- >>714
俺がかわりに書いてやってもいいぞ?
- 715 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/26 14:59:11 ID:hFl08Qfj
- まちがえた
>>713○
>>714×
- 716 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/26 16:43:39 ID:FiyifdD8
- SS書きにとって、自分のキャラは大切な仲間!!
(俺は全く関係ないが)誰かが代わりに書くなど、言語道断だ!!
でも、実はかなり読みたいよ……(;´Д`)
- 717 :710 :05/02/27 04:13:27 ID:l4kLR0Wd
- >>712
35738s6a
巫女な沙耶・・・・か?
神かも。
- 718 :コンズ :05/02/27 04:59:41 ID:RQMGDSBc
- 遊星さん、海中時計さん、乙です!!
遊星さん>双子の出番をもっとください〜!!
海中時計さん>戻ってきてー!!てかホントに良かったですよ!!素直じゃない所がたまらないっ(´Д`)ハァハァ
- 719 :遊星より愛を込めて(変態) ◆isG/JvRidQ :05/02/27 18:30:13 ID:vX1Ndpm0
- 「はわわっ!?おにぃちゃん、この服、何なの!?」
「あの……巫女さんの服かな……?」
「みくさん?」
「巫女さん。えーと、大きな神社とかで働いている女の人の事かな……」
「じゃあ、何でサヤが神社の女の人の服を着てるの?」
「知らん」
「はわ……」
ちょっと落胆した顔をする沙耶。俺は沙耶の頭にポンと手を置いて、
「でも、可愛いよ、沙耶」
「可愛いのっ!?嬉しいなー!!」
そう言って両手を高く上げ、パタパタ振った。
そして、一通り喜びを表現した後……沙耶がブルッと震える。
「寒い?」
「ううん……おしっこ……」
「ああ、行ってきな」
「うん」
沙耶がトイレに行こうと、歩き出すと……
「はわわわわ……足が……はわっ!!」
裾を踏んで、沙耶が豪快に転ぶ。
「大丈夫か!?」
「うん……大丈夫……でも、トイレ……行けないよぅ……」
「しょうがないなぁ……。抱っこして連れてってやるよ」
「うん。ありがと……」
俺は沙耶を抱きかかえて、放り込むようにトイレに入れる。
「ふぅ……間に合った……」
「はわわわわわわわわわっ!!!脱げないよぅ!!漏れちゃうよぅ……おにぃちゃん……助けてよぅ」
「助けるって……どうすればっ!?」
「はわ……わわ……おにぃちゃぁん……クスン……」
「まさかっ!?沙耶!?」
(´-`).。oO(>>717巫女な沙耶……こんな感じか……?でも、38で無くて39だったら……エロスレで一本書けたな……)
- 720 :712 :05/02/27 19:26:55 ID:THn0lA1V
- >>717
素晴らしいと思いません?巫女ですよ巫女w
>>719
乙です!!
まさか書いてしまうとは……可愛い(*´д`)ハアハア
語呂合わせでネタを探す前スレ921でしたorz
- 721 :1:小学生SS :05/02/28 04:32:49 ID:4QHPzMiZ
- さて、今日の授業が終わったわけです。
未来を担う若人であるボクは、今日も今日とて倶楽部活動に励もうと思っております。
ランドセル背負って校庭へGO。
「またねー、かなちゃーん」
「うん、またね、なおちゃん」
たったかたったか廊下を走っちゃいます。
ボクの学校はただいま併合移転の真っ最中。 校庭は校庭でも中学校の校庭を使います。
そんな訳で、移動に無駄な時間を掛けてられないのです。
中庭。
2メートルのフェンスも幅跳びで鍛えたボクの前には無意味。
ほいほいほいっと登っちゃいます。
てっぺんまで来て折り返そうとしてたら・・・中学校側に人がいた。
「キミ・・・・パンツ見えてるよ?」
「・・・・えへへ」
一瞬ドキッっとしたけど、女の人みたい。
「降りれるの?」
「うん」
ぴょんと一っ跳び。
「中々体力あるね。 アクティブな性格だし・・・・なんでスカートなの?」
「えへへ・・。 お兄ちゃんが女の子らしくしろって言うからです」
- 722 :2:勧誘SS :05/02/28 04:33:59 ID:4QHPzMiZ
- 「ふ〜ん・・・。 キミ、何年生?」
「えと、6年生です」
「そっか、来年中学か・・・・ね、羽球――バドミントン興味ない?」
「あ・・・・えと、ごめんなさい。 ボク・・・じゃない、わたし幅跳びやってるんです」
「む・・そっか、残念。 いい戦力になりそうだったんだけどなぁ」
ごめんね、お姉さん。
ボク、幅跳びがスキなの。
「んじゃ、引き止めて悪かったね。 気が向いたらオレんとこ来て見て。
コートなら大体開いてるから、息抜きにでもやりに来るといいよ」
「あ、はい、有り難うございます」
「じゃね〜」
体育館の方に駆けて行く。
今の人・・・・自分のこと、オレって・・・言ってたな・・。
あ、いけない、練習遅れちゃう。
グランドの角、砂場の方に行こうとすると――。
「なお〜」
道路の方からボクを呼ぶ声。 この声は――。
「なおくんっ」
「よ、なお。 今から練習か?」
「うんっ。 ねね、なおくんはどうしたの? 学校終わったの?」
「ああ、試験中だから早めに終わったんだ」
「そ〜なんだ〜」
この人がボクのお兄ちゃん、尚登。
車で20分くらいのところに通ってる高校二年生なんだよ。
背はボクよりずっと高くてサッカー部。 勉強は・・・・まぁ普通くらい、かな?
それで・・・ボクの大好きなお兄ちゃんなんだ♪
- 723 :3:地獄極楽SS :05/02/28 04:35:12 ID:4QHPzMiZ
- 「一緒に帰ろうかと思ったけど、無理か」
「ん〜・・・そうだね〜」
「何そんなにへこんでんだよ」
「だってぇ・・・折角一緒に帰れたかも知れなかったのにぃ・・」
なおくんと一緒に学校通えたのは、ボクが一年生でなおくんが六年生だった一年間だけ。
しかも帰りの時間なんて滅多に合わないから、一緒に帰れたことなんて・・・・えと、全部で四回しかないや。
「そんなんでへこむか、普通? ま、それじゃあ帰りは遅いんだな?」
「ん、多分ね」
「んじゃ、俺は商店街でしばらくブラブラしてから帰るわ」
「またゲーム?」
「だはは、起き上がり大門の悪夢、再びだ」
「なにそれ?」
「お前は分かんなくていいよ。 とにかく、なんかあったら携帯に入れてくれ」
「ん、分かったよ」
「じゃ、頑張れよ」
「うん、ボクがんばっちゃう!」
「な〜お〜?」
「あ・・・・えへへ、わたし、がんばるねっ」
「うむ、精進するがよいぞ。 じゃな」
「気を付けてね〜」
後姿を見送る。 あ〜・・・我が兄ながら、かっこいいなぁ・・・・。
後姿もいいんだよねぇ・・・。
「あっ、練習!!」
- 724 :4:臨時コーチSS :05/02/28 04:36:16 ID:4QHPzMiZ
- 急いで砂場に駆ける。
あれ? 洋介さんがいない?
きょろきょろ・・・・あ、いた。
「よ〜すけさ〜ん、なにしてるの〜? こっちだよ〜?」
ボクを見付けた洋介さんが、ちょっと早歩きでこっちに来る。
「洋介さん、遅刻?」
「違うよ。 素直ちゃん、話聞いてないでしょ?」
「え?」
「俺がコーチ出来るのは昨日までだって言ったろ?」
「え・・・・ウソーっ?!」
「あのねぇ・・・もともと十日間だけの約束でしょ?」
「あ・・・そうだったかも」
「もうテスト期間も終わりだから、時間も合わないしね」
「洋介さんの学校は今日で終わりなんだ・・」
「そう。 今日はちょっと用事があるしね。 だから、今日の練習はなし」
「ええ〜? ボ・・わたし、一人でも練習出来るよ〜」
「駄目。 一人で練習なんてやらせられないよ。
怪我したら『特別に面倒見てくれ』って千葉先生に言われた俺の立場がないでしょ。
もともと学校にも無理言ってるみたいだし」
- 725 :5:大会前SS :05/02/28 04:37:17 ID:4QHPzMiZ
- 「でもぉ・・・・」
「それに、その格好で跳ぶ気?」
「え・・・あ、着替え忘れてた」
スカートのままだったよ。
「コレは着替えればいいでしょっ。 それより練習させてよぉ」
「ダダこねないでよ・・・なんでそんなに跳びたいのさ?」
「それは・・・幅跳び、スキだし」
「それだけ?」
「今度の大会で、勝ちたいから・・」
「なんでさ?」
「その・・・・お兄ちゃんに・・・幅跳び、中学校いっても続けていいって言ってもらいたいから」
「ふ〜む・・・・お兄さん、幅跳び反対か?」
「その・・・女の子らしくしろって、いつも言ってるから」
「そうか・・・。 なんにしろ、今日はナシだ」
「そんな〜」
「体休めるのも練習のうちだぞ」
「う〜・・・・うん」
「よし。 それじゃな」
「は〜い、さよなら〜」
- 726 :6:忍び込みSS :05/02/28 04:38:26 ID:4QHPzMiZ
- いきなり暇になってしまいました。
なんにもすることがないから家に帰っちゃいます。
「ただいま〜」
誰も居ない家に鍵を開けて入ります。
用心のために鍵をかけておきます。
茶の間にランドセルを降ろして一呼吸置きます。
ん〜・・・なおくんもいないしどーしよっかなぁ。
ちょっとゲームケースを漁ってみます。
「・・・・格闘ゲームと、サッカーゲームばっかり」
なおくんの趣味です。
ボクは格闘ゲームやらないし、サッカーゲームだって一人じゃやらないので困りものです。
「なおく〜ん、は〜やくかえってこ〜いっ」
こんな時間がもったいないです。
一分一秒、なおくんと遊んでたいです。
今、なおくんは居ません。 ボク一人です。
「なおく〜ん・・・さびしいよぉ・・・・」
一人・・・しょうがないから一人で何か楽しいことを探しましょう。
一人・・・一人でするもの・・・・一人じゃなきゃ出来ない・・なおくんがいたら出来ないこと・・・・。
「あ・・・・」
一個、浮かびました。
「なおくんのお部屋・・・・最近入ってないなぁ・・・・・」
あ、でも駄目駄目。 勝手にお部屋入るなんて・・・・。
でも・・ちょっと気になっちゃうよね・・・・・でも駄目だもん。
「あ・・・ボクの漫画・・一冊返してもらってないや・・・・」
・・・・・・なんか、急に読みたくなった・・・・ような気がするな〜。
「返してもらいに行くだけ・・・・だよ?」
そうだよ。 早く返してくれないのが悪いんだもん。
- 727 :7:ガサ入れSS :05/02/28 04:39:41 ID:4QHPzMiZ
- こんこん。
「入るよ〜・・・」
返事がないのが分かっていても、やっぱりノックとかしてしまう。
がちゃ――。
あ、以外に片付いてる・・・・。
ちょっと前よりキレイになったお部屋。
壁にはサッカー選手のポスターが何枚か。
それと――なおくんのにおい。
あれ? なんかどきどきしてきちゃった・・・・。
「ま、漫画・・・どこだろ?」
あわてて辺りを見る。
「ないなー・・・本棚?」
上から見てって・・・・しゃがんで下の段を見る。
雑誌だね。 じゃあ違うね。
「どこかなー・・・ふう」
ベッドに腰掛ける。
ベッド・・・なおくんの、ベッド。
なおくんがいつも寝てるベッド・・・・・。
あ、あれ? またどきどきしてきちゃった・・・・。
なおくんのベッド・・・・・。
ぽふっ。
ちょっと寝転がってみる。
「なおくん・・・・お兄ちゃんのにおい・・・・」
どうしよう・・・・・心臓がばくばくいってる・・。
でも、やな気分じゃない・・・もっとこうしてたい・・・・。
「なおくん・・・・」
ころんと転がってみる。
あれ?
右腕に異物感・・・・何コレ?
掛け布団をめくってみる。 本・・・・雑誌だ。
- 728 :8:妹が見付けちゃう本といえばSS :05/02/28 04:40:45 ID:4QHPzMiZ
- 「も〜、なおくんてば、ちゃんと本棚に戻しとかなきゃ駄目だよ〜?」
何となく、ぺらぺらとめくってみる。
「・・・・・・・あれ?」
なんか・・・・コレって・・・。
「えっちな・・・・本?」
女の人が・・裸で・・・・わぁ、男の人もっ?!
「わぁー、わぁー、なにこれなにこれなにこれっ!?」
ばん、と閉じる。
「も、も、もお! なおくんてば、こんなえっちな本読んでたんだね!」
ボクのことお部屋に入れなくなったのはこーいうことなんだねっ!
む〜、なんか頭にきちゃうよ。
こんな・・こんな本なんかに・・・・こんな・・・・・・・・・。
ちら、っと見る。 表紙からじゃ、とてもあんな中身は予想出来ないよ。
「こ、こんな・・・こんな、えっちな本・・・・なおくん、読んでるんだね・・・」
ぺらっ・・・・・ぺらっ・・・・・。
あ、あれ? ボク、なにしてるんだろ?
そ、そんな、じっくり読んじゃってなんか・・・・わ・・・何コレ・・・?
読み進めるうちに、気になる単語で手が止まる。
「お兄ちゃん・・・・」
兄と妹の、禁断の・・・・・・・・き、禁断の、愛・・・・。
お兄ちゃん・・・・なおくんと・・・ボク・・・。 ボ、ボクとなおくんが・・・。
目を閉じて、想像してみる。
恋人になった、なおくんとボク・・・・。
・・・・・またどきどきしてきたよ・・・もっと、もっとどきどき・・・・したい・・。
ボクは夢中になってその妄想を追いかけていった―――。
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