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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 148 :第六話:受験生、悩む・後編 :05/01/29 01:52:52 ID:+6YUzIlZ
- それから暫くして。 馨があの格好のまま飛び出したことに気付いて。
探さなくちゃ、って思ったけれど。
多分、俺も心のどっかで妹たちを疎んでた部分があったんだ、って気付いて。
あわせる顔がなくて。
ただ探すでもなく、街を歩いていた。
二月の近い街。
商店街に踊るバレンタインの文字。 ぼんやりと見て。 思い浮かぶのは、去年の冬。
- 149 :(ノд`)゜。゜自分のためにがんがります :05/01/29 01:54:05 ID:+6YUzIlZ
- 『あ、アニキ、その・・・』
『あ、の・・・・ふ、二人で・・・・・作りまし・・た・・・・』
『・・・・黒い泥魔人?』
『ち、チョコだよっ!』
『・・・黒いマドハンド?』
『ち、違う、よっ・・・!』
『く、食える・・・・・モノなのか?』
『チョコだっていってるだろ! 男らしくない! 食え!』
『ま、待て、これは前衛芸術としてオークションにかければ数百万はいける』
『んなわけあるか!』
『兄さん・・・・』
『う・・・分かった、俺も覚悟を決める決めるから泣かないでおくれ』
『最初からそーしろ!』
『う、む・・・に、ニイタカヤマ ノボレ!』
『・・・・・・』
『・・・・・・どう、かな・・?』
『・・・・・・・・・・・・辛い』
『か、辛い?! そんなハズ・・・・・・・辛っ!』
『う・・・・今年も・・失敗・・・・・だね・・』
『くあ・・・から、辛いぞこれ! くそ、辛いっ!』
『あ、アニキ、無理して食べなくてもっ!』
『ぐぬ〜、辛い! ひ、雛! 水取ってきてくれ! くそ〜、あと半分かよっ!』
『あ、は、はい・・・・っ』
『くあ〜、馨!』
『な、何っ!?』
『来年もこうだったら、許さん!』
『あ・・・・う、うん!』
- 150 :所詮女が男向けのを書くのが無理なわけで :05/01/29 01:56:17 ID:+6YUzIlZ
- 公園のベンチでそんなことを思い出していた。
あのときも・・・・アニキに無理させて・・ホント、ダメな妹だよな。
・・・・・だから、オレ、これ以上アニキの足を引っ張りたくないよ。
これ以上オレがアニキの妹でい続けたって、アニキにいいことなんてないんだ。
なら、話は早いよ。 妹をやめればいいんだ。 どうせオレたちは本当の兄妹じゃないんだ。
オレが、あそこに戻ればいい。 家族から離れて。 家族をやめて。
「あれ・・・・おかしいな・・?」
拭っても拭っても、目から流れる水が止まらない。
「なんだろ・・・これ、雨かなぁ・・・・・?」
そんな強がりを言ってみる。 だって、悲しくなんかないんだから。
「そう、だよ・・・・オレたち・・本当の兄妹じゃないじゃん・・・・・元に戻るだけじゃん・・」
でも、段々雨が強くなってきて、周りの風景が滲んで見えなくなってくる。
「っく・・・そだよ・・それが・・・・フツウ・・なんだよ・・・・あ〜もう、冬だってのに、雨なんか降らしやがって!」
オレの、大好きなアニキのために。 妹のオレが出来る一番。
「や〜めたっ! 兄妹、や〜め・・・・た・・・・・・」
天気予報は嘘吐きだ。 今日は夕方から雪って言ってたのに。
土砂降りじゃん。
- 151 :第六話:副題は親父の背中、なわけで :05/01/29 01:58:19 ID:+6YUzIlZ
- 当てもなく歩いて、着いたのは日多上川。 川辺は雪で覆われて、かろうじて一部に川原の石ころたちを覗かせている。
それを辿って、川辺に立つ。
ここで遊んだのは、馨とだったか。 雛がまだ来ていない頃、親父と三人で釣りをしたんだ。
さっぱり釣れなかったけど、馨だけぴったり四匹釣って、晩御飯のおかずを確保してくれたんだっけ。
「親父のやつ、言い出した割に下手だったな」
「あの日は食い付きが悪かったんだ」
「・・それはもう聞いたぜ、親父」
「そうか」
「雛はどうした?」
「用事があるとさ。 大方材料でも買いにいったんだろうさ」
「材料?」
「チョコレートだろ。 今年も二人で作ります、って言ってたからな」
「・・・・・・そうか」
「で、お前は何を悩んでるんだ?」
「・・・・今年のチョコをどうやり過ごすか」
「はっはっはっは。 俺は貰えんぞ、この贅沢者」
「親父は母さんのがあるだろ」
「そうだな。 で、だ」
「あん?」
「何を悩んでる?」
「・・・・・分かるか?」
「段々と父親も板についてきただろう?」
「そうだな・・・・」
何を話そうか。 何を話せるのか。
「俺は、駄目な兄・・・・・だったのかな」
出てきたのは、そんな言葉。
「言われたよ。 俺は、馨や雛、家族のために自分を殺してる、って」
「そりゃ、いい兄じゃないのか?」
「いい兄なら・・・あいつらが一番だろ? 自分を殺すなんてしない。 殺す自分なんか、持たないよ」
そうだ。 俺は自分の欲求を持ってしまった。 何よりもあいつら家族を一番に考えなきゃいけないのに。
- 152 :無理やりバレンタインネタを入れたわけで :05/01/29 02:00:46 ID:+6YUzIlZ
- 「俺は、兄失格だよ・・・・・・」
「・・・・・・ふむ」
向かい合うでもなく、二人して向こう岸をながめ続ける。
「何をそんなに恐れてる?」
「えっ・・・?」
「・・自分より優先したい誰か。 それは幻想だ。 それは『自分の中の誰か』でしかない」
「・・・・・・・・」
「頭のいいお前のことだ、そんなことは分かってるんだろ?」
「・・・・・それは、そう・・・だけど・・・・俺は、そうじゃ駄目なんだ」
「何故?」
「家族を・・・守るために・・いい兄じゃなきゃ、駄目だから・・・・」
「家族を守る、とは?」
「それは・・・その・・」
「んじゃ取り敢えず、妹たちを守るってなんだ?」
「・・・・あいつらの、幸せ・・それを守る・・・・・かな」
「あの子たちの幸せ、ってなんだ?」
「・・・・・・・・それ、は・・」
「分からんか。 なら教えてやろう」
「え・・・?」
「お前の幸せだ」
「・・・・・・へ?」
「あの子らはお前が全てだよ。 俺でもわかる。 馨は、自分がお前の不幸せの原因になってる、って感じたんだろうな」
馨ってばれてるし・・・。
「お前は今まで不幸せだったか? あの子達や、俺たち家族と暮らしてきて」
「そんなわけ・・・・ない」
「だろう? 例えお前が自分を殺していて、しかも駄目な兄だったとしてもだ。 お前は幸せだったんだろう?」
「・・・・・・当たり前だろ」
俺たち家族は、誰よりも「家族」を求めていたんだ。 家族と居られる。 それ以上の幸せがあるものか。
「なら、今までどうりでいいんじゃないか?」
- 153 :何はともあれ、いい親父名訳で :05/01/29 02:03:22 ID:+6YUzIlZ
- 「でも、それじゃ」
「お前が幸せなら、あの子たちも幸せ。 そんなら俺も奈緒子さんも幸せだ。 家族みんなが幸せ。 オールおっけー」
「・・・・そんなん、ただの屁理屈だ」
「息子、俺が四年間大学で学んだ哲学の答え、聞きたいか?」
「は?」
「人生、そんなもんだ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・くっ」
「・・・・はははははっ」
「くはっはっはっはっはっ!」
馬鹿みたいに笑い転げる二人。 馬鹿げてる。 俺の悩みをそんなもんだ、で片付けちまった。
適わない。 この人は、本当の父親だ。
「馨なら、春木場公園だ」
「何?」
「さっき見た。 お兄ちゃんお兄ちゃん、ってわんわん泣いてたぞ」
「ほっといたんか」
「お前にしか泣き止ませられんだろーと思ってな」
「正解だ。 馨は俺にしか泣き止ませられん」
「ほう? そのココロは?」
「俺がいい兄貴だからだ」
「くっ、だっはっはっはっは、そうか、そりゃそうだ。 自分で泣かして、自分で泣き止ますなんて、いい兄貴にしか出来んな」
「ああ、いい兄貴じゃなきゃ、とっくに兄妹の縁をきられてるぜ」
「ならきられんうちに早く行け」
「分かってる」
雪道を走り出す。
「親父」
「ん?」
「あんたは最高の親父だよ」
親父は背中を見せたまま、ただ右手を上げた。
- 154 :このアニキは妹泣かしてばっかな訳で :05/01/29 02:05:52 ID:+6YUzIlZ
- 雪が降ってきた。
「おいおいおいおい・・・・あいつ、あの格好で大丈夫なのかよ!?」
思わず、独り言を吐く。 春木場のベンチなら確か屋根があった筈だが、テンパってるあいつが雪宿りなんて発想が出来るのかどうか。
この角を曲がればすぐ。 公園の隅のベンチ。 ・・・・・いた。
流石に雪まみれにゃなってなかったか。 ふぅ。 息を整える。 全力疾走しちまったぜ。
「ひく・・・おにい・・・ちゃん・・」
「呼んだか」
後ろから応えてやる。 びくっ、と振り向く。
「お兄ちゃん・・・!?」
「何でそんな驚くよ?」
「だ、だって・・・オレなんかを探しに来たの?!」
「そうだけど」
「う・・・・また、オレ・・お兄ちゃんに迷惑・・・・・」
「はいはい、帰るぞ。 寒いんだから」
「お、お兄ちゃん、待って、ちょっと聞いて」
「ん? 帰ってからじゃ駄目なのか? 寒いんだが」
「ま、真面目な話!」
「そーか」
「・・・・あの、さ・・オレ、考えたんだけど・・・・」
「ん」
「・・・・・・オレ、家族・・やめ・・・・ようかな・・・・って」
「は?」
「だ、だから、オレがあそこに戻ればこれ以上お兄ちゃんに迷惑かかんないしさっ」
「・・・・・で?」
「だ、だから・・・! 兄妹、やめるのっ!」
- 155 :思ったより長くなった訳で :05/01/29 02:08:18 ID:+6YUzIlZ
- 「・・・・はぁ? おいおいなんだよ真面目な話って、そんな話かよ?」
「そ、そんな話って・・・ひ、ヒドイよ! オレ、一生懸命考えて、それで出した答えなんだよ!」
「お前なぁ・・・。 ガキんときから聞き飽きてるぜ、ソレ」
「な、何言ってんの!?」
「『わたし、妹やめるの! お兄ちゃんのお嫁さんなる!』って」
「な、バ、バカっ! いつの話だよ! そーいうんじゃないよ! ふざけないでよ!!」
「ははははは、その言葉、そっくり返すぜ」
「え・・・?」
「そういうこと、もう二度と言うなよ」
冷え切った体を抱きしめてやる。
「あーあー、こんな体冷やして。 本気で風邪引く気か?」
「・・・・・・」
「帰ろうぜ」
「・・・・だって、オレ・・」
「お前がいなきゃ、意味が無いんだよ。 それじゃ例え志望どうりに大学行けたって、無意味なんだよ。
他の何があったって・・・・お前らが居なきゃ」
いつもの様に。 頭を撫でて。
「俺の妹でいてくれよ。 じゃないとさ、俺、駄目なんだよ」
「うく・・・」
「・・・・泣くか?」
「んん・・・もう、涙流し尽くしちゃった」
「そっか。 ごめんな」
- 156 :高校入試はもうすぐらしい訳で :05/01/29 02:10:11 ID:+6YUzIlZ
- 「よいせ・・・どうにか入る・・・・かな」
「あ、アニキ、やめよ? は、恥ずかしいよ」
「お前な・・・あのままだと確実に風邪引くぞ?」
「だ、だからってこんなの・・漫画とかじゃないんだからさ・・・・」
「いやしかし、でかくなったと思ったけどまだ小せーな。 どうにか入る」
「う・・・悪かったな、成長してなくて」
「あまり急にでかくなられても困るがな」
「困るの?」
「困るとも。 抱っこしてベッドに連れてけなくなる」
「ななな何それ?!」
「お前酔うとぐでんぐでんになるからな。 今年の正月もそうだった」
いやあれは重かった。
「あ・・・そーいうことか・・・・・なんだ・・」
「じゃ、帰るか」
「ええ?! この格好で!?」
「当たり前だろ?」
「ででも、歩きづらいし・・」
「お前に風邪引かれるよりましだ。 ほら、歩け」
「わ、わ、ちょっと待ってよっ。 や、やっぱり恥ずかしいよっ」
俺のコートから頭だけだして、馨が文句を言う。
「二人羽織りだと思えばいいだろ」
「余計恥ずかしい!」
「まぁ暖けーからいーじゃん」
「うう・・・・こんなん、恥ずかしいよ・・・」
「生足晒してるやつが何を言うかね」
「客観的にこっちのが恥ずかしいって!」
「さっきから五月蝿い。 俺に迷惑かけたくないんじゃなかったのかよ?」
「う・・・それは、その・・・・」
「ほら、ちゃきちゃき歩け」
「う〜、分かったよ!」
- 157 :ネタは尽きない訳で :05/01/29 02:13:09 ID:+6YUzIlZ
- ひょこひょこと歩き出す。 顔の下に頭が近づいたり離れたり。
「そのうち顎にヘッドバッドくらいそうだ・・・」
「じゃ、止める?」
「止めない」
「・・う〜」
「・・・お前、リンスとか使ってんのか?」
「ん? うん、トリートメント」
「家にトリートメントなんてあったか?」
「お母さんのがあるじゃん」
「ああ・・・あのセットのか。 なんとなく近寄りがたい」
高そうで。
「アニキとお父さんだけだよ、シャンプーだけなの。 でも何で?」
「いや、いい匂いがするから」
「へっ? そ、そお?」
「他は同じだよな?」
「ん、そだね・・・・・そっか、そしたら・・」
「なんだ?」
「い、いや何でもない・・・・(頭以外はアニキと同じ匂い・・・////)」
何赤くなってんだか・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何となく訪れる無言。
でも、これは自然な無言。
気を許した二人だから、訪れる無言。
家が近づく。
「あのさ、アニキ」
「ん?」
「お願いがあるんだけど」
「言ってみ」
- 158 :も少し貼らせてくれると嬉しい訳で :05/01/29 02:14:46 ID:+6YUzIlZ
- 「大学・・・・」
「ん・・・」
「ちゃんと、行きたい所に、行って欲しい」
「・・・・・花大」
「・・・・・っ」
ぎゅっと身を縮こまらせる馨。
「は、諦めるよ」
「・・・・・本当?」
「ん。 あ〜あ、A判定で楽勝だったのにな〜。 挑戦受験だぜ」
「・・・・・・・有り難う・・・」
「全く、妹の我侭に付き合うのも大変だ」
「うん・・・ごめんね」
「まぁ、我侭言われた方が嬉しいけどな」
「そなの?」
「ああ。 いい兄になった気分になれる」
「じゃ、じゃあさっ、も一つ我侭きいてっ」
「キスはしない」
「う・・・・先手取られた・・」
「ってかお前ら何でそんなキスにこだわるんだ」
「だって・・・それは・・・・・」
「何だよ?」
「・・・・ひ、秘密っ」
- 159 :(ノд`)゜。゜ってか意地でも貼るつもりな訳で :05/01/29 02:16:56 ID:+6YUzIlZ
- 「教えてくれたらキスしてやろう」
「えええっっ!? ほほ本当!? 話す話す!!」
「うわ、大声出すなよっ」
「あ、あのね、ほら、昔絵本読んだじゃん? あれだよ、あれ」
「あれって・・・まさか、あのキスしたら王子様とお姫様が幸せになりましたーとかいうアレか?」
「そうそう! お母さんが描いてくれたやつ!」
「・・・お前らまさか、いまだにそれ信じてるとか?」
「そ、そういう訳じゃない・・・・・ケド」
刷り込み・・・・か?
「ねね、ほら、話したよっ?」
「そんなに瞳ぇ輝かすなよ・・」
「ほらぁっ!」
「はいはい。 んじゃ」
ちゅっ。
「はい、終了」
「・・・・・・・・」
「そろそろ中に入ろうぜ?」
「・・・ず、ずるーい!! 騙したなー!!」
「なんだよ、ちゃんとしてやったろ?」
「あ、頭じゃんかー!!」
「俺は口にするなんて一言も言ってない」
「ずるいずるいずるーい!!」
- 160 :(ノд`)゜。゜オチがいつも同じな訳で :05/01/29 02:19:05 ID:+6YUzIlZ
- 「あーはいはい、まずは中に・・・・」
「・・・? アニキ?」
「ひ、雛さん、何時からそこにいらっしゃったんですか?」
「ひ、雛ちゃん?!」
ああ、俺はなんてタイミングがいいんだろう。 この間からこんなんばっかり。
雛ったらゴゴゴって擬音まで出しちゃって・・・・。
「・・・・・二人で・・一緒の、コート・・・頭に・・ちゅっ、て・・・・・」
「ひ、雛さ〜ん? 落ち着いて〜。 これはね、馨のやつが風邪引きそうな格好だったからね、しょうがなく・・・」
「・・・ちゅーは?」
「え?! あ、あれはね、その、なんだ、昔を懐かしんで・・・なぁ、馨?!」
「そそそう! そうだよ! 決してアニキの方から持ちかけてきたとかじゃないから!!」
「お前はわざと言ってんのか!?」
「ずるい・・・・馨ちゃんばっかり、ずるい〜〜〜っっっ!!!」
「わ、雛ちゃんがキレたぁ!!」
「に、逃げ、おわ、雛、雪を投げるなぁ!」
「ずるいですずるいですずるいです!! 馨ちゃんばっかりずるいです〜〜っっ!!」
「く、くそ、このままじゃ雪まみれだっ。 変形!」
「わ、ちょっ」
コート越しに馨を抱きかかえる。
「あああ〜〜、今度は抱っこまでぇ!! 兄さんの馬鹿〜〜っ!!」
「おわ、火に油!? わぷっ」
「あ、アニキ、逃げるなら逃げてよぉ!」
「あ〜ん、馨ちゃんの馬鹿〜〜っっ!! 兄さんの馬鹿〜〜っっ!!!」
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