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[第四弾]妹に言われたいセリフ

50 :受験生SSその2のいっちゃん :05/01/23 04:28:17 ID:/DoSogLq
「ん・・・・・くっ」
 背中をそらして大きく伸びをする。
「ふぃー、結構やったな」
 ぐるりと首を回し、シャーペンを置く。
 時計を見ると三時半。 かれこれ七時間やったことになる。
 昨日はあんまり出来なかったからな。
 ノートの上には今回の本のネームが・・・・でなく、数字とアルファベット。 あと矢印。
 そう、数学のお勉強という奴だ。
「あぁ・・・・流石に集中力切れた」
 うーん・・・・勉強が趣味の俺だが(根暗とか言うな)、流石に同じ勉強をぶっ続けられる程の忍耐力はない。
「息抜きすっかな」
 さて、どうするか。 親父たちは出かけてるから、話し相手になって貰えないしな。
 普通の高校生ならゲームでもすんだろうけど、ゲームなんてこの家にゃ・・・・あ。
「あったな、そういや。 家ん中で使うのあいつだけだから部屋に持っててるんだっけ」

51 :('A`) セカンドインパクト :05/01/23 04:30:32 ID:/DoSogLq
『見せてやるぜ、草薙の拳を!!』
 ががっ、がっ、がっ!
 勝負が決まる。
 画面に映る勝利者を示す単語。 ソレを贈られたのは俺でなく・・・。
「うわ・・・やっぱつえーな、雛」
「・・・・・・そうでも、ない・・・・よ」
 しかし画面に輝くぱーへくとの文字。
「くっそ、もっかいだ! せめて完全試合だけは回避してやる!」
「・・・・・・がんば・・・て」
「おうよ!」
 雛専用コントローラー、通称ヒナコンがメタリックな輝きを放つ。
 我が家で俺とコイツだけが超インドア派。 近所の中学じゃちょっと有名な才女。
 それがこのマイシスター雛ちゃんだ。
「よし・・・やっぱり俺はコイツしかいねぇな!」
 そして俺が次なる資格に選んだのは、愛と正義の熱血テコンドー様。
 ストライカーは、一応肉まん坊主。
「・・・・・じゃ」
 といって雛はルーレットスタート。 そうなんですこの子、さっきの完全試合もルーレットなんです。
 奇しくもあたるはテコンドーの長髪なライバル+中華娘。
 ラウンドワン、ファイ!

52 :サードストライク :05/01/23 04:32:04 ID:/DoSogLq
「ぐはーーー、強すぎ!」
「そんなこと・・・・・ない、よ・・」
「パーフェクトじゃん・・・・・」
「でも・・・一回ガード、させられた・・・」
「はは、は・・・」
 雛は強い。 何でって、学校以外は大概ゲームやってるからだ。 格ゲー、ロープレ、何でもござれだ。
 その代わり、超インドア。 あえて三回言おう。 超インドア。
 俺だって受験がなけりゃ、親父たちと買い物ぐらい行く。
 この子はソレすらない。 いやまぁ、雛も今年受験なんだが。
「そーいやさ雛、受験大丈夫か?」
「問題ない」
「だろーなぁ」
 コイツ、頭良いのだ。 しかも天才型の。
「雛、何処行くんだっけ?」
「・・・・行く、じゃ・・・ない。 何処・・・受ける・・・だよ」
「いや、雛の頭じゃ何処だって絶対確実に行けるだろ」
「そ・・・んなこと、ない・・・」
「「学者はどんなときでも、絶対って言葉は使わない」」
 声を重ねる。
「だろ?」
「・・・・・・////」
 雛はマニアックな台詞だけははっきり喋るのだ。
「で、どこ受けんの?」

53 :フォウ・ムラサメ :05/01/23 04:33:33 ID:/DoSogLq
「・・・・兄・・・さんの・・学校・・・」
「え? 俺んとこ?」
 こくこく。
 俺の高校は確かに進学校だが、それほどじゃない。
「一校じゃなくてか?」
 こくこく。
「だって雛ならあっちの方が・・・・」
「・・・・・家、離れたく・・・ない・・」
「いや、家からでも通え・・・あ」
「朝が・・・早いの・・・は・・」
「う、うむ、そうだな」
 雛は朝が弱かったりする。 どこぞの陸上部なみに。
「うーん、ちょっともったいねーなぁ」
「兄・・・さん・・は?」
「へ?」
「・・・第一・・志望、何処?」
「あれ? 言ってなかったけか? とんぺー大なんだけど」
 とんぺー大はここらでしか通じない、某大学の暗証コードだ。
「え・・・あそこ・・ですか・・・?」
「うん」
「受かっ・・・たら・・・・」
「うん?」
「家・・・・出るん・・・ですか?」
「んー・・・そうだな」
「・・・・・・・・・・・そうです・・・・・・・・・か」
 おやおや・・・この子は。
「寂しいか?」
「う・・・・///」
 人見知りだからなー。 はっきり言って心配なんだが。

54 :フィフスエレメンツ :05/01/23 04:35:27 ID:/DoSogLq
「・・・・・どうして、日本には・・・」
「ん?」
「飛び級・・・ないんで・・・しょう・・・・」
「は?」
「あったら・・・・兄さんと・・・一緒に・・」
「・・・・・そんな寂しいか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・私は・・・みんなと違って・・・・社交性・・・が、ない・・から」
「そーかな?」
「はい・・・気遣いとか・・・・出来ま・・・せんから・・・・いつも・・人と・・・話すことも・・」
「・・・・・」
「・・・・・・・・・兄さんが・・・いなくなるの・・・・・・怖い・・」


55 :六道神士 :05/01/23 04:36:49 ID:/DoSogLq
「でもさ」
「・・・・・・?」
「例えば今日ゲームしよう、って言ったとき、雛は99年のゲーム出してきてくれたよな?」
「は、はい・・・・」
「なんで?」
「それ・・・は・・・・兄さんが、しなくなった・・・・の、その頃から・・・・だったから」
「人と話せないってのはさ、自分が入って行ってそいつらにやな思いさせるんじゃないか・・・とかって考えてるんじゃないか?」
「・・・・・・はい・・・」
「ほら雛優しいじゃん」
「でも・・・・・私は・・・兄さんがいないと・・・・・・強く、なれない・・・から・・・」
「強くなければ生きていけない?」
 こくこく。
「でも、優しくなけりゃ生きていく資格がない」
「・・・・・・・」
「なら強くなろうぜ、雛。 あと数ヶ月くらいかもしんないけど、手伝うぜ」
「あ・・・・はい・・・・あり・・がとう」
「手始めに・・・・外行って遊ぶか!」
「え・・・・!?」
「よし、善は急げだっ」
「で、でも、兄さん、勉強・・・・」
「いいんだよ、雛のが大切だかんな! 今日の残り一日、遊ぼうぜ!」
「・・・・・・っ////」

56 :七瀬留美 :05/01/23 04:38:03 ID:/DoSogLq
「はいゲーセン到着」
「う・・・わぁ・・・・」
 この創造しい・・もとい、騒々しい空間ベクトル。 俺もしばらくぶりだ。
「さてさて雛ちゃん、どーするかね?」
「・・・・え?」
「何からやってみる?」
「え・・・・と・・・・」
 きょろきょろ。
「あの・・・・よく、分かんない・・・から・・・兄さんが・・・・するの・・・・」
「ん、そーか。 しかし俺も最近来てないからな・・・・」
 どうせなら雛が普段やったことのないのがいいな。
 格ゲー、シューティングは却下。 ゲーマー雛はレバー操作もお手の物だからな。
 クレーン・・・・いや、ビデオゲームのがいいだろ。
「お・・・・あれなんかどうだ?」
「あれ・・・・ですか・・・?」
 指差す先にはレースゲーム。 どこのゲーセンにも一台は置いてある。
 さすがに筐体は家にないからな。 少なくとも操作系はパッドと全然違うハズだ。
「よし、決定だ」
「あ・・・は、はい・・・・・」
「んじゃ、初級コース・・・と」
「初級・・・・ですか?」
「ま、流石の雛も初体験ゲームなら初級編だろ」
「大丈夫・・・・ですよぉ・・・・ゲーム・・得意ですから・・・・」
「まま、ここは兄の顔を立てて・・・・・」
「は、はぁ・・・・」
 ぴ、ぴ、ぴ、ぴーんっ。
「スタートッ!」

57 :八幡宮行け :05/01/23 04:39:44 ID:/DoSogLq
「うう・・・えと、アクセル・・・・・コレ、だった?」
「それブレーキ」
「あうっ」
「うわ、また壁に・・・・」
「にゃうっ・・!」
「が、頑張れ雛、ほら、ゴール見えてるっ!」
「は、はい・・・・!」
 ぐいーんとハンドルを切る。
 ・・・・・・・・・・・・。
「雛、アクセル踏んでない」
「あうぅ・・・・・」
 のろのろのろ・・・・。
「ご、ごーーーーるっ」
「・・・・・ふやぁ・・」
「ほ、ほら雛、タイム出るぞっ」
「ふえ・・・?」
「タイムは・・・・・・22分さんじゅうなな・・・・」
「ふえ・・・・・う、ぐすっ」
「ひ、雛!? なな何も泣くこと!?」
「わ、私・・・ゲーム、だけは・・・・得意な自身・・・・・あったのにぃ・・・・・」
 う、うわ、俺果てしなく選択肢ミスった!?
「ひ、雛っ、誰だって最初はこんなもんだって!」
「ふぇぇ・・・・・」
 あ あ あ やばいよこりゃ。

58 :クーロンズゲート :05/01/23 04:42:06 ID:/DoSogLq
「兄さんに・・・・・ゲーム、一緒に・・して貰えなく・・・なっちゃうぅ・・・」
「へ・・・・?」
「せっかく・・・・兄さんに・・教えてもらったのにぃ・・・・」
 ああ・・・そういえば、雛にゲーム教えたの、俺だったな・・・・。
 俺の家になかなか馴染めない雛とあそんでやりたくて・・・親父に頼んでゲーム機買って貰って。
 あのころは雛も弱かったな・・・すぐに決着ついて・・・・ってそれか。
「はら、雛」
 ぽんぽん。
 頭を撫でる。
「大丈夫だよ。 雛が下手でも、今日は一緒に遊ぶって約束したろ?」
「あ・・・・うん・・・」
 ・
 ・
 ・
「さぁ雛少佐! 敗因を冷静かつ大胆に推測したまえ!」
「え・・・と、練習不足?」
「正解! れっつプラクティス」
「はいっ・・・・」
「よっこらせ」
「兄さん・・・・?」
「ほれ雛」
 俺の太ももをぽんと叩く。

59 :ジューダス・・・・!! :05/01/23 04:43:35 ID:/DoSogLq
「え・・・・あの・・・」
「車運転ゲーの正しい練習法だ」
「え・・・・あの・・・・その・・・っ。
 あ、あれですよね・・・兄さんのを、見てれば・・・いいんですよね?」
「違うって。 ほら」
 ぽん。
「う・・・あう・・・・////」
「ほら」
「うう・・・・・・・・・・・・はい・・・」
 俺の上に雛が乗っかる。
「ハンドル握れ」
「は・・・はいっ」
「アクセル・ブレーキ・ギアは俺がやるから、雛はまずハンドル操作に慣れな」
「は、はいっ」
 ぴ、ぴ、ぴ、ぴーんっ。
「スタートッ!」
「わひゃあ〜〜っ」
「おいおいっ、ハンドル切りすぎ! Uターンしてどーすんの!」
「ごごごめんなさ」
「うわっ、雛足踏んでる! こっちは俺にまかして!」
「すすすいません、ミノフスキー粒子が濃くてっ!」
 うわ、相当テンパってるよ。
「ほら雛、こうだよっ」
 ハンドルの雛の手に俺の手を重ねる。
「あっ・・・・」
「ほら、そんなに大きく切らなくていいんだよ。 こんぐらいのカーブならこんぐらいで十分」
「は、はいっ・・・・・ボソッ(手、手が・・・・っ)////」
「何か言ったか?」
「い、いえっ・・・何でも・・・ない、よ・・・////」

60 :11人、居る! :05/01/23 04:45:33 ID:/DoSogLq
 結局七時までやってしまった。
「流石はゲーマー雛、最後にゃニューレコード出してたな」
「そ、そんな・・・・まだ初級コース・・・・・だよ・・」
 帰り道、そんなことを話ながら帰る。
「俺のレクチャーがいかったからだな〜、なんて」
「うん・・・そうだよ・・・・・兄さん、教えるの・・・上手」
「そ、そうか? ゲーマー雛にそういって貰えれば嬉しいぜ」
「ま、また・・・・教えて・・・ね?」
「そだな。 勉強の合間なら」
「は、はいっ・・・」
 おっと着いたか。 親父たちはまだ帰ってないみたいだな。 鍵、鍵・・・っと。
「しかし流石の雛もまだ苦手なジャンルがあったとはね〜」
「私だって・・・・ゲーム全部、やってるわけじゃ・・ないから・・・・」
「雛は免許とらない方がいいかもな」
「な・・・・何それ・・・っ」
「それが日本の交通戦争終結への大きな一歩になると私は確信しております」
「ひ、ひどいよ〜・・・・」
 ぽかぽかぽか。
 う、うわ、予想外のリアクションだ。 可愛い・・・・。
「わっと」
 鍵を落っことす。
「おっとと・・・」
「あ、ごめんなさい、兄さん・・・」
 と、丁度同時に拾おうとしたもんだから。
 むに。
「ん・・・?」
「はへ・・?」
 こう・・・・頬と頬がくっ付いたわけだ。
「あ・・・・」
「あう・・・・・っっ////」

61 :こんや、12じ、だれかが、しぬ :05/01/23 04:47:45 ID:/DoSogLq
 ・・・ちなみに鍵に伸ばした手も触れ合ってたりする。
 うわ・・・・近くで見ると・・・・・雛、やっぱり可愛いな・・・。
 俺がどかないもんだから、雛もなんだかどく機会をはずしたようだ。
 手ぇ重ねて、ほっぺくっ付けた二人。 ・・・・・何この状況?
「・・・・・・・に、兄さん・・・?」
「あ、ああ、なんだ雛?」
「やっぱり・・・あそこの大学・・・・・受けるの・・・・?」
「あ? ああ、そのつもりだけど・・・・」
「・・・・・・・」
「雛・・・・・・?」
「やだ・・・な」
「え?」
「兄さんと・・・・・・離れるの・・・・・やだ・・・」
「雛・・・・」
「兄さんが一緒なら・・・・頑張れる・・・今日みたいに、外にも・・・出られる・・・・。
 でも、出られたのは・・・兄さんが・・一緒だったから、だもん・・。
 一緒じゃなきゃ・・・・・・・まだ怖い・・ううん、多分、ずっと怖い・・・よ」
「・・・・・・」
「兄さんが居れば・・・・私、何でも出来る・・・・よ。
 でも・・・いないと・・・・・何にも出来ないよぉ・・・・・」
「ひ・・・な・・・・・」
「兄さん・・・・・」
 雛の目には俺が映ってて・・・俺の目にも雛が映ってるんだろう。

62 :13階段 :05/01/23 04:49:12 ID:/DoSogLq
「兄さん・・・・・・行っちゃ、やだ・・・・・・・何でも、するから・・・私と、一緒に、居て・・・」
「な、何でもって、おい」
「何でも・・・する・・・・・キスとか・・・だって・・・・・」
「・・・・・っっっ!?!?」
「兄さん・・・・」
「ひ、雛・・・・っ!?」
 雛が目を閉じる。 うわわわ、どどどうするよ、俺!?
「・・・・・兄さん」
「・・・・・ひ、雛・・・・!?」
 おおお落ち着け俺っ! こここれはきっと何かおいしい夢だっ! ゆ、夢? 夢なら何しても・・・・じゃなくてよぉ!!
「・・・・・・・何をしているのかな〜?」
「・・・・・・へ?」
「はえ?」
 振り返ると・・・・そこにおわしますは・・・・・・・。
「かかか母さん!?」
「おおお、お帰りなさなさっ・・・」
 雛も錯乱中だ。
「ただいま、雛ちゃん。 で、何してたの〜?」
「いい、いや、それより、いつからいたんだ?!」
「何でも、するから・・・私と、一緒に、居て、から」
「うあ、いいいるならとっとと声掛けろよっ!!」
「え〜、何かいい雰囲気だったし〜?」
「語尾を上げるな!」

63 :14まつ :05/01/23 04:51:03 ID:/DoSogLq
「それにまさか昨日の今日で、妹口説くなんて思いつかなかったし〜?」
「昨日・・・・?」
「か、母さんっ!」
「それよりいいのかな〜? お父さんはまだ車庫入れしてるけど、あの子は見てたわよ〜?」
「あ、あの子・・・・?」
「ア・ニ・キ〜〜〜?」
「うわぁ、お前も居たのかよ!?」
「いたよ! なんだよアニキ、昨日はオレとキスしようとしてたのに!!」
「うわバカ、止めろっ!!」
「え・・・兄さん・・・・? キ、キスって・・・・!?」
「ああいや違うんだ雛! あれはなんてーか、事故で!!」
「わ〜、修羅場っ、修羅場っ♪」
「煽るなっ!!」
「アニキっ!!」
「兄さんっ!!」
「うをっ、はい!!」
「「ばか〜〜っっ!!」」
 どぐす、べしっ。
 だんだんだん・・・・・二人とも家に入って行く。 ・・・・いつの間に鍵開けたんだ?

64 :15の夜  これで終わり :05/01/23 04:52:48 ID:/DoSogLq
「うふふ・・・モテモテね〜?」
「くおら母親、煽っといて言うこたぁそれか」
「なーによぉ、二股しようとしたあなたが悪いんでしょお?」
「い、いや、んなこたぁ・・・・って言うか、まず妹にちょっかい出したこと怒れよ、親として!」
 いや、どっちかってーとちょっかい出されたんだが、取り敢えず置いといて。
「あらあら、そんなの気にしてたの?」
「普通はするわ!!」
「いいんじゃない? 私たちみんな、血のつながった人は一人もいないんだから」
「・・そうだけど・・・・さ」
「何やってんだ? お、息子よただいま」
「・・・・お帰り、親父」
「奈緒子さん、腹減ったぜぇ」
「はいはい、すぐに支度しますから」
「おう。 お前も早く入れ」
「・・・・・おう」
 血はつながってない、か・・・・・・。
「だからこそ、家族の形にこだわりてぇんだよ、俺は・・・・」
 俺のつぶやきは、一月の風に消えた・・・・。

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