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[第五弾]妹に言われたいセリフ

340 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 15:51:33 ID:vCtwlWzg
朝、俺がまだ寝ぼけているとユイが部屋にきました。
ユ「お兄ちゃ〜ん?朝だよ〜?起きないの〜?」オ「今日って土曜だろ?」ユ「そぉだよ」オ「じゃあ寝る…」
俺の高校は土曜休みなので9時になってましたが寝ることにしました。
ユ「じゃあユイも寝る〜」オ「俺のトコで寝るなよ…」ユ「いや〜…」
結局ユイは俺のベットに入って来ました。俺もメンドくさいのでそのまま2人で寝ちゃいました…。

341 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 16:02:04 ID:vCtwlWzg
12時頃になり俺は目が覚めたのでベットに座りタバコを吸いながらテレビを見てました。後ろではユイが寝てます。30分ぐらい経つとユイが目を覚ましました。
ユ「ん〜…お兄ちゃんオハヨー」オ「ん、おはよ」ユ「あ〜っお兄ちゃんまたタバコ吸ってる〜!」オ「ん?どぉした?」ユ「こーこーせーはタバコ吸っちゃイケナイんだよ〜!」オ「はいはい」

342 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 16:13:48 ID:vCtwlWzg
タバコを消してテレビを見てるとユイが
ユ「ねぇお兄ちゃ〜ん」オ「ん〜?」ユ「おはようのチューは〜?」オ「なし」ユ「なんで〜?おねがい〜!」
後ろから抱き付いてくるユイ…。
オ「だめ」ユ「いや〜」オ「離れなさい」ユ「いや〜。チューしてくれるまで離れない〜」
はぁ〜…なんだこの妹は…orzまぁ可愛いからイイけど。w
オ「はいはい。じゃあ目つぶって」ユ「は〜い」
ユイのおでこに優しくキスをする。9歳にもなる実の妹にキスするなんて…人間失格だな…orz

343 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 16:29:01 ID:vCtwlWzg
オ「ところでメシは?」ユ「まだ食べてな〜い」オ「じゃあ何か作るか?」ユ「ユイも手伝う〜!」オ「よしっ!じゃあキッチンへGO!」ユ「GO〜!」
パンを焼いてマーガリンを塗るユイ。炒めた卵とウインナーにケチャップをかけたヤツを作ってだす俺。
オ「よしっ!じゃあ食うか!」ユ「うん!」オ「はい、いただきます」ユ「いただきま〜す!」オ「…うまいか?」ユ「うんっ!おいしーよっ!」オ「ん、ならイイや」
メシを終えて寝汗をかいたので風呂に入る。…風呂から出てユイに
オ「ユイも汗かいたんだったら風呂入っとけ」と言って居間でテレビを見る。ユイは風呂に行った。

344 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 16:40:09 ID:vCtwlWzg
ユ「お兄ちゃ〜んっ!!!!」風呂からユイの大声が聞こえる。俺は急いで風呂まで行く。
オ「どぉしたっ!?」ユ「ドアが…ドアが開かないよ〜っ!!!!」
どうやらユイは内側からカギを掛けてしまいドアが開かなくなって泣いてるらしい。
オ「ユイ〜。カギ掛かってっからドアの下にあるカギ開けろ〜」ユ「わかんないよ〜っ!!!!」
…だめだ…ユイは泣いて言うこと聞かない…orz仕方ないのでドライバーを使い外側から開ける。

345 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 16:52:01 ID:vCtwlWzg
オ「ユイ〜開いたぞ〜」と言ってドアを開ける。
ユ「うわぁ〜んっ!!!!」オ「おいっ!抱き付くなっ!濡れるだろっ!」
オ「っつか体洗ったか?」ユイは小さく頷く。
オ「頭は?」首を横に振る。
オ「じゃあ体洗ってから出ろよ」と言って居間に戻ろうとする。
ユ「行っちゃヤダ!!!!」俺のズボンにしがみつく。
仕方ないのでユイの頭を洗ってやる。可愛いなぁ…体を拭いて服を着せる。俺も服を濡らされたので着替える。

346 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 17:08:35 ID:vCtwlWzg
俺はする事がないので部屋でダラダラ。ユイはずっとついてくる。トイレにまで一緒に入ろうとしてきた。しばらくすると出掛けてたハルナが帰ってきた。
ハ「ただいま〜」オ「おぅ!おかえり」ユ「…」ハ「ユイ何やってんの?」オ「あぁ、ちょっとあってね」ハ「ふ〜ん」
親から今日は帰れないとの連絡を受ける。オレがメシを作るのか…orz3人黙ってメシを食う。なぜかユイは俺の膝の上に座ってる。会話はない…。メシを終え簡単に片付けを済ます。

347 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 17:21:12 ID:vCtwlWzg
風呂に入ろうと思い服を脱ぐ。なぜかユイも脱いでる…。
オ「何やってんの?」ユ「一緒に入っちゃダメ?」
少し考えたが今日の事があったので一緒に入ってあげた。ユイはまだ元気がない…。風呂からでてハルナに風呂が空いたことを伝える。居間で少しユイとダラダラする。そろそろ寝ようと思いユイに
オ「じゃあ俺寝るから。ユイも早く寝ろよ」と言って部屋に戻ろうとしたときズボンを引っ張られた。
オ「ん?」ユ「一緒に寝て…」オ「しゃ〜ね〜なぁ〜。じゃあ今日だけだぞ!」
内心ちょっと嬉しい。w

348 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 17:46:01 ID:vCtwlWzg
風呂から出たハルナにユイと寝ることを伝える。部屋に戻ってユイと寝た。ベットの中でユイはずっと俺の腕にしがみついてた。今日はいつもの元気なユイに戻ってたので安心した。
とまぁこんな感じですね。長文&駄文失礼しました。ちなみに今ユイは俺の部屋でマンガ読んで笑ってます。w

349 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/05(日) 18:40:23 ID:n3L74Ajz
ぴゅあぴゅあ(コンシューマ版)から。

美和「お兄ちゃんの・・・ロリコンーーーッ!」

茶をふきました。

350 :二酸化マシンガン改 :2005/06/05(日) 21:17:05 ID:yyKNTugw
バロさん
ギャルゲー的現実体験スレにカキコしてください
みんなよろこびますよん
てかユイちゃん俺にください(;´Д`)ハァハァ(最悪だ俺
しかもユイとは俺の糞SSのキャラと同じ名前…(゚∀゚)b

351 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/05(日) 21:40:44 ID:TZ7vrU+f
自分の稼ぎで 生活出来る様 一人立ち出来るまで、喫煙の資格無し!!!
よって、妹 没収!!!

352 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:11:18 ID:ib2fuB1k
「……ちゃ……て」
―――う。
「……ちゃん……きてよ……!」
―――うん?
 「お兄ちゃん!起きてよっ!」

ソファに寝ながら、薄っすらと目蓋をこじ開けると、まばゆいばかりの光が差し込んできた。
俺はとっさに顔を背け、手のひらで顔を隠した。そのままの体勢で再び目を開けてみる。
どアップで妹の顔。
 「うおわっ!?」 「きゃっ!?」
二人とも磁石のように離れ、お互いにどすん、と尻餅をついた。
 「いて……」 「いたい〜……」
見ると、パジャマ姿の妹が座り込んでいた。胸元のボタンがはだけてブラが……あれ?
ブラをしていない?ああ……それすら早いのか。お兄ちゃん、ちょっと悲しいぞ。
というか、はだけた胸元の奥に、ふたつの小さなぽっちが見える……って、まさか!
……などと不純な想像をしていると、妹はお尻をさすりながら睨みつけてきた。
 「お兄ちゃん!!いきなり驚かさないでよ、ばかっ!!」
しかし、妹の睨みつける先に俺の顔はなくて、代わりに立派にいきり立つ俺の息子が……。
 「お前、どこ見て言ってんだ?」
 「……え?お兄ちゃんの顔、どこ?」
すすすっ、と手を探らせる。―――って、オイ!!
ぐにゅっ。

353 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:12:24 ID:ib2fuB1k
あ、ダメだ。俺もう終わりだ。死ぬ。殺される。ヤバ、ヤバいよ、ヤバすぎるよ。
いくら義妹とはいえ、妹だよ。そんな妹に欲情していたなんて知れたら、マジ終わりだよ。
ああ、デストロイだ。この世のデストロイ。ああ、デストロイ!?
 「やだっ!?もしかして脛触っちゃった!?やだぁ……」
脛?足の?……ああ、そうか。感触似てないけどな。助かった。
 「人の足を汚いものみたいに言うなよ」
 「だってそうだもん。お風呂入ったばかりなのに……」
 「あのなぁ……って、おい。お前、パジャマのズボン、前後逆にはいてるぞ」
 「えーっ!?うそっ!?」
するり。
ああ、妹よ。目が見えないんだよね。だから“見られている”意識は少ないんだろうけどさ。
兄の目の前でパジャマのズボンを脱ぎだすのは止めておくれ。

354 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:13:36 ID:ib2fuB1k
まず、ふっくらとした感触を指先に覚えそうなほどの、青と緑のしましま。
健康そうで、触れると温かそうな太もも。そのまま柔らかな曲線を描き、両足へ。
……ビューティホー。合格だ。
 「……あの」
 「え?なに?……って、ひゃ」
数秒後、怒号と悲鳴と近くに落ちてた新聞の広告が飛んできたのは言うまでも無い。

 「ばかっ!もう知らない!お兄ちゃんなんて一生眠ってればいいのよ!!」
 「おーい、元はと言えばお前が悪いんだぞ?なあ、機嫌直せよ」
 「やだっ!!絶対にやだっ!!」
手すりを掴みながら猛スピードで逃げ出す妹。それを追いかける俺。
端から見たら疑われそうな光景だ。
 「なあ、許してくれってば。いいだろ?別に減るもんじゃないし」
 「減るのっ!!」
 「何が―――?」
妹の進行方向にはタンスがある。ごく普通のタンスだ。妹の足は止まらない。
……気づいていないのか?
 「お、おい!前!」
 「なによっ!ばかっ!!―――あ」
そのまま歩を進めて……。

355 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:14:49 ID:ib2fuB1k
ものすごい衝撃だった。タンスにぶつかり、その振動で上に積んであった物がすべて落下した。
 「お、お兄ちゃん……?」
反射的に妹を庇う姿勢になり、俺は背中に全衝撃を受けていた。
途中、グサッとかいう音が聞こえたりもした。……迂闊だった。
 「お兄ちゃん!?お兄ちゃんっ!!」
 「なんだ?」
ゆっくりと手を伸ばし、妹の頬に触れる。冷たい。どうやらお姫様は泣いてしまったようだ。
そんなこと、触れなくても分かる。―――見りゃ分かるんだ。
 「ごめんなさい……ごめんなさい……」
 「泣くなよ。その水分は減るぞ」
冗談を呟きながら体を起こそうとして、俺は顔をひきつらせた。
背中が痛い。
 「うが……運悪いな、俺」
震える手で背中を探ると、厚紙用のハサミが床に落ちた。ついでに血も。

356 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:15:53 ID:ib2fuB1k
 「……いいか?」
 「う、うん……」
俺は妹に背中を向け、あぐらをかいて座っていた。妹は消毒液で湿らせたガーゼを
両手に握っている。
 「痛いって言うから、言ったところを軽く拭いてくれ」
 「うん……」
湿ったガーゼの感触が背中を動いていく。
 「もう少し上かな?」
 「うん……」
感触が傷口を捉えた。俺は妹に言う。
適当に拭いたあと、上からナプキンを貼る。これでまあ大丈夫だろう。
 「あの……ごめんなさい……わたしのせいで……お兄ちゃん……ケガ……」
妹は尻すぼみに呟き、再び目尻に涙を溜めた。
 「泣くなよ。怒ってないからさ。むしろ俺が謝りたいんだから」
 「……え?」
 「いや、見ちゃったからさ。……許してくれる?」
 「……う、うん……」
俺は妹の頭をくしゃりと撫で、わざと声を弾ませて言った。

 「それじゃ、これであいこにしよう」

357 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/05(日) 22:17:04 ID:ib2fuB1k
とある二行の描写に頑張った私がいます。誰かこらしめてください……。
風邪なのか群発頭痛なのか分かりませんが、頭痛が。
ヘタクソな台本ですが、しばらく休養に入ります・・・。

358 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/05(日) 22:18:21 ID:YGAcd3+Q
二酸化マシンガンさん帰ってキター!!
しかも『改』…なんかカコイイ
GJです!


>>バiタ兄さん
羨まし杉ですorz

359 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/05(日) 23:07:47 ID:vCtwlWzg
俺の糞みたぃな話にレスしてくださった皆様ありがとうございます!あとハルナなら2・3日ぐらぃ構わないけどユイは無理です(´・ω・`)すいません

360 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/06(月) 03:27:39 ID:5RZMcMzH
>>バiタ兄さん
萌える…ね、ネタじゃあるまいな!?マジだと言うなら
証拠としてハルナちゃんを俺に預けなさい!!

>> 二酸化マシンガン改さん
ギャルゲー的現実体験スレは一時期、このスレで紹介したい程の
妹萌え&燃えな展開だったからな。現状は全く知らないが

>>海中さん
何かエロい。あれ、ここエロバージョンじゃないよね?
しかし話に上手く惹き込まれてGJです。どうかお大事に。
ところで、とある二行というのが結構気になるのだが、
オレの予想だとあの二行かな…?


361 :二酸化マシンガン改 :2005/06/06(月) 16:07:44 ID:ng0XVebF
「はぁ〜疲れた〜」
俺が部活を終えて家に帰ってくると
「おかえり〜ま〜お兄ちゃん!」
と女の子が駆け寄って…
ドンッ!
「グフハァ!」
とみぞおちに飛び込んできた
「げほっ…た、ただいま…ごほごほ…美鳩ちゃん」
「おかえりなさい!」
このこは波崎美鳩(みはと)俺の親戚のお子さんだ
今俺は学校がうちから遠いので波崎家に置いてもらっている


362 :二酸化マシンガン改 :2005/06/06(月) 16:11:04 ID:ng0XVebF
なので美鳩ちゃんとは兄弟みたいなものだ
「もうだめよ美鳩、雅君疲れてるんだから」
「ご、ごめんなさい」
しゅんとなる
「ハハいいですよ別に美鳥さん若いこは元気があっていいですね〜」
「あ〜ら雅くんそれは私に対する言葉かしら?」
顔は笑っているがアニメとかなら怒りマークがつく感じだ
実際この波崎美鳥(みどり)さんは歳は29なのだが
…明らかにまだ10代に見える若さだ
この人が今は一国の主だ
「違いますよ!そんな事いったら美鳥さんと同年代の人達に殺されますよ!」
「あら!そう」
ご機嫌になったなんか単純
「それよりお風呂お先にどうぞ、部活で汗かいたでしょ?」
「ではすいません」
「み〜も一緒にはいる〜」
「あいよ〜じゃあいこうか」
期待したかたすいませんもうここにきて3日目なので馴れました
流石に最初はエッ!だったけど
「うん!おっふろ〜」

すみませんなんか強引でして(てかゴミで
早く遊星さんみたくいいものかけるといいな〜と思います(´・ω・`)
続きありますが嫌でしたら申告お願いします

363 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/06(月) 16:30:34 ID:uZ3uN8sF
マシンガンさんや遊星さんや海中さん…皆すげぇ…俺には今日あった事を書くぐらいしか出来ないっすよ…orzまたなんか面白い事あったら書きますね…

364 :二酸化マシンガン弾切れ :2005/06/06(月) 19:42:44 ID:ng0XVebF
「ふぅ〜疲れがとれるようだ〜」
(でも、本来風呂って疲れるもんらしいがな)
「お兄ちゃんきもちいね〜」
「だな〜ってだから泳いじゃだめだよ!」
「えへへ〜じゃあつかまえてぇ」
ここは旧家の家だから家がでかいもちろん風呂もだ
「もう、はいつかまえたから大人しくしなさい」
だきっ
「はいみ〜を捕まえてくれたのでご褒美に」
チュッ
「あははそんなことしてるとホントにしたいとき後悔するよ?」
「大丈夫だよだって…マ〜オニイチャンが…」
「えっ?聞こえなかったよ?なに?」
「な、なんでもないよ!えへへっ」

とりあえず学校なのでここまでです(´・ω・`)
といっても見てないと思いますが
見てる人いたらすいませんこんなの…

365 :すばる ◆9tSxotve.o :2005/06/07(火) 00:05:39 ID:XsNwa/MC
みんな凄いです…
もう俺の出る隙はないな…('A`)

366 :好きだよ :2005/06/09(木) 19:00:46 ID:TrmERqbl
お兄ちゃんと一緒にいるとつらい思いをしても、苦しい思いをしても、悲しい思いをしてもそれを乗り切ることができると思うよ。だから、私はお兄ちゃんといままで過ごして良かったよ。このまま、お互い愛し続ける兄妹でいようね。

367 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/10(金) 00:33:53 ID:Sp/NCG6n
お兄ちゃん今日は私がご飯作ってあげるね。
何か食べたい物とかある?

368 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/10(金) 01:12:20 ID:ObZy0Noa
お粥作ってくれ…風邪ひいてんだ…

369 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/10(金) 22:42:30 ID:0AmK4fM+
「えへへ〜♪」
スーパーからの帰り道、沙耶はいつものように跳ねながら、俺の隣に並んでいる。
結局、あの後立花は見つからず、未来ちゃんのレシピはしばらくお預けとなった。
肝心の夕飯だが……キャベツはあるので、焼きそばでも作ろうかと思ってる。
「えへへ〜」
沙耶が二十歩に一回ぐらいのペースで、俺の顔を見て微笑む。
……また、転ぶってのに。
「ご機嫌だねぇ」
「うん。遠足楽しみだよー!!」
「あれ?遠足に行くのに、バナナ買ってないな?」
「はわっ?ばなな?何で?」
「知らないのか?遠足の時にはバナナを持てるだけ持ってくといいんだぞ?」
「はわわっ!!知らなかったよー!?」
「ま、今度から気をつけろよ?」
「うん!!」
無邪気に笑う沙耶に微笑を返し、しばらく前を向いて歩いていると……
「きゃっ!?」
俺の右の方で小さな悲鳴が聞こえた。
ま、また転んだのだろうと重い、沙耶のほうに目をやると、
沙耶の横、つまり俺から見て沙耶の向こう側に、金髪の少女が立っていた。
「ごめんなさい。ちょっとボーっとしてて……」
金髪の少女が沙耶に言う。

370 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/10(金) 22:43:30 ID:0AmK4fM+
「う、ううん……大丈夫だから」
人見知りの激しい沙耶は、その少女にオズオズと答えた。
「君は大丈夫?」
俺はそんな沙耶の横に並び、少女に尋ねた。
「ええ、大丈夫よ」
「そう。そりゃ良かった……じゃ、俺たちはこれで。沙耶、行こうか?」
「うん!」
少女に軽く挨拶をして立ち去ろうとすると、
「ねぇ……」
後ろから声がかかる。
「ん?まだ何か?」
「アナタに聞きたいことがあるんだけど」
「俺?何?」
「この辺りで、立花っていう人の家を知らない?」
「ん〜……結構あるからなぁ……どの立花さんか分かる?」
「えっと、アナタと同じくらいの歳で、マサトって言うんだけど」
「ああ、知ってる知ってる」
「知ってるの!?」
「ああ。ちょっと遠いから、地図書いてあげるよ」
「うん、ありがとう!」
今までの感じからは想像も出来ないような笑顔を見せる少女……。
っていうか、立花……この娘……誰なの……?
───────────────────────

371 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/10(金) 22:44:31 ID:0AmK4fM+
「ねぇ、兄さん……」
「ん?どうした、未来ちゃん?」
「黙ってココまで来ちゃいましたけど、三上さん、探してるんじゃないですか?」
「大丈夫大丈夫。生物買ってたみたいだから、すぐ諦めて帰るって」
「そうですかねぇ……でも、怒ってるんじゃないですか?」
「ま、それは仕方ないな」
「どうするんですか?」
「ま、そのうち考えるさ……なんて言ってると、バッタリあったりするんだよな」
「あはは。そうですね」
笑いながら、角を曲がる。
目に入る二人の女の子と、男一匹。
俺はとっさに右手を伸ばし、隣の未来を後ろへ押しのける。
あれは、サラ!?何でこんなところに!?しかも、何故三上と!?
「え……どうしたんですか?兄さん?」
未来が小声で尋ねる。
「いた……」
「いた。って……三上さんがですか……?」
「三上もいた……」
「三上……も……?」
「ああ、えっと、沙耶ちゃんだよ、沙耶ちゃん!元気そうで良かったなぁって!」
「ああ、そういうことですか。……で、どうします?」
どうしよう……。

372 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/10(金) 22:45:31 ID:0AmK4fM+
このまま待ってたら、サラがこっちにきて、未来と修羅場。なんてこともあるし……。
かといって、逃げるのも怪しまれる……。
あぁ、もう!!一か八か!!俺はマジだぜ!!
「未来はここで待っててくれ。俺は三上と話しつけてくるから」
「あ、はい。行ってらっしゃい」
覚悟を決め、曲がり角を飛び出す。
「あっ……」
「あっ……」
サラと三上が俺を見て、小さな驚きの声を出す。
「あ、マサ……むぐっ!!」
とりあえず、何か叫びだしそうだったサラの口を軽く押さえた。
「た、立花……?」
「その角の向こうに未来が居る。行け」
「は……?」
「レシピでも何でも聞くといい」
「あ、あぁ……」
「俺は用事を思い出したから、先に帰るように言ってくれ!!」
「あ……あぁ……」
「よろしくな!!」
強引に話を完結させ、俺はサラをつかんだまま走り出す。
これで作戦成功、マジで決めたぜ!!
───────────────────────
ホントに、サラ出しちゃった……。
次は双子か……頑張るぞー。

一々レスしてったら夜が明けるから省略させてもらうけど、皆凄いねぇ……。
尊敬するよ、マジで。

373 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/10(金) 23:09:48 ID:tKq5ELNI
あなたを一番尊敬するんだけどね、マジで。

374 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/10(金) 23:10:37 ID:NZWC3HJr
GJです!
やっぱり遊星さんの台本はおもしろいですねぇ
見習いたいものです

375 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/11(土) 00:32:23 ID:rBbA7ipW
GJ!
次は修羅場ですか?
楽しみにしてます。

376 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/11(土) 00:40:54 ID:T/3/NtS7
遊星さん流石です…禿しく続きキボン

377 :二酸化マシンガン改 :2005/06/11(土) 09:43:22 ID:g+iDipNJ
く!遊星さんなんて神なものを…
うわ〜んすごすぎますよ〜

378 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/11(土) 15:14:02 ID:T/3/NtS7
あの風呂カギ事件からユイが毎日一緒に寝ようとしてくる…orz
オレはどぉすればイイんだ?やっぱ兄として一緒に寝てやるべきか?意見求む…
こんなくだらない事で悩んで申し訳ない…orz

379 :二酸化マシンガン改 :2005/06/11(土) 19:50:04 ID:g+iDipNJ
バロさん俺は意見は出せませんが

ちょっとHなこと考えちゃいました
( ´・ω・`)すいません

ちょい妹エロスレで話書いてきていいでしょうか?

380 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/11(土) 19:57:21 ID:T/3/NtS7
マシンガンさん!よろしく頼んだ!ついでに今日もしユイに言われたら一緒に寝てやろう…なんかあったら明日書きます。

381 :二酸化マシンガン改 :2005/06/11(土) 20:15:44 ID:g+iDipNJ
とりあえず書いてみました
暇な人は
たく…みてやるよ!
ってな感じで見てみてください

382 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/11(土) 20:56:32 ID:T/3/NtS7
続き書いたけど…書いてたら死にたくなった…orz

383 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/11(土) 23:57:11 ID:eV74kY1P
死ぬ前に貼ってくれ

384 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/12(日) 00:19:15 ID:FQIhLwrJ
死ぬなんつ勿体ない!
折角のおいしい人生じゃまいか!
貼ってくれ!!

385 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/12(日) 05:05:37 ID:B4nARDRW
おはようごさいます…そして…すいません…オレが続きを書いたのはエロスレでマシンガンさんの続きを書いただけです…オレがココに貼ってるのはほぼノンフィクションなんで続くか続かないかはその時々です…

386 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/12(日) 05:17:05 ID:B4nARDRW
昨日は結局ユイと寝ました…なんかいつもよりベタベタしてきた…めちゃくちゃ暑い!!!!夜中に3回も起きてしまった…orz
今日は親父の会社の仲間でやるバーベキューに親父とユイと行ってきます…なんかあったらイイな…

387 :二姉持ちの弟 ◆NzGZTaJDAM :2005/06/12(日) 15:00:22 ID:mDpXdmGW
このまま失踪しようかな・・・。

388 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/12(日) 18:40:10 ID:B4nARDRW
ただいま…今日は疲れた…ユイも寝た…明日書くことにします…

389 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/12(日) 20:11:45 ID:QF1BV9WJ
「……で、塩と胡椒で味を調えて、完成です」
「ほぅ……なるほどね」
「美味しそうだね〜?」
沙耶が、俺の顔を見ながら嬉しそうに言う。
「うん、美味そうだな?しかし……キャベツをそういう風に使うとは……」
「キャベツは工夫すれば何でも使えますからね。重宝しますよ」
「なるほど……」
メモを取る。
しかし、流石未来ちゃんだな……。
今日買ったモノを言っただけで、どんどんいろんなメニューを教えてくれる。
しかも、わざわざ沙耶のために、刺激の少ないものを選んでくれてるし……。
立花はかなり幸せもんだねぇ……。
「あの……三上さん」
「ん?何?」
「ちょっと外してもらってもいいですか?ちょっと女の子同士で話したいんですけど……」
「ああ、いいよ。沙耶、未来ちゃんの言うこと良く聞くんだぞ?」
「うん!!」
「よし、いい子だ」
俺は沙耶に微笑み、未来ちゃんに会釈をして、数十メートル離れた壁に寄りかかった。
少し屈んで、沙耶に何かを教える未来ちゃん。
それを聞いて、驚いたような沙耶。
微笑む未来ちゃん。
おずおずと頷く沙耶。
そして会話終了。沙耶の元へ戻る。

390 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/12(日) 20:12:59 ID:QF1BV9WJ
「もういい?」
「うん!!」
「はい」
「じゃ、帰ろうか?」
「うん!!」
と、未来ちゃんと別れの挨拶をしていると……
ピ〜ピロリロリロリ〜♪
俺のポケットから、電子音が響く。
「あっ……立花から電話だ……」
「えっ……?兄さん?」
「うん。出るよ……もしもし。どうした?」
『あっ、三上。言い忘れたけど、さっき見たことは未来には秘密にな!!』
「ああ、分かってる」
『それなら良いや。じゃあな!』
「あ、あぁ……」
切れた……。
「兄さん、何て言ってました?」
未来ちゃんが、少し目を輝かせて尋ねる。
「えっ……いや、大したことじゃないけど……」
「そう……ですか……」
「い、いや……」
肩を落とし、うなだれる未来ちゃんにどう言葉をかけるか考えていると……

391 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/12(日) 20:14:00 ID:QF1BV9WJ
「だいじょーぶだよ!!」
「えっ……」
「沙耶……」
「立花のおにぃちゃんは、ミクおねぇちゃんのおにぃちゃんだから。きっとだいじょうぶだよー?」
全く、沙耶……お前ってヤツは……。
「そうかもな。あの立花のことだから、何か未来ちゃんを驚かせようとしてるのかも」
「ふふっ……そうですね。兄さん……ですからね」
「うん」
「だな」
「ありがとうございます。そろそろ、私も帰りますね」
「じゃあねー!!」」
「こっちこそありがとう。気をつけてね」
「はい!!」
未来ちゃんは嬉しそうに、俺と沙耶、別々にお辞儀をして、帰って行った。
なんだかソレが凄く微笑ましくて、嬉しくて
『未来ちゃんにお土産でも買って帰れ』
俺は立花にそんなメールを送ってみた。
「俺たちも帰ろう?」
「うん!!」

【続く】
───────────────────────

392 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/12(日) 20:15:00 ID:QF1BV9WJ
君が超えたいモノは何?
神々、前作、連投制限?
立ち向かうとき、揺れ動く
その脳に湧き出す妄想

未来 沙耶 双子 梨那 サラ みんな二文字
駄作の始まりさ

ゴーファイ 遊、遊、遊星
限界チャレンジャー
パクリという名の魔法を持ってる
ゴーファイ い、い、妹
夢見て 仮想妹
オッケー オーライ
ネタをこの手に 
台詞が多過ぎ、遊星より愛を込めて
閃け!

……まぁ、替え歌作っちゃうぐらいやりたい放題で、次に続くワケだ。

>>387
いやいや、待ってくださいよ!!
次回作、楽しみにしてますから!!

>>388
んー、まぁ、俺がこう言うのもアレだけど、さすがにそろそろスレ違いかも……。
他にいいスレ無いかなぁ……。

393 :二酸化マシンガン改 :2005/06/12(日) 20:31:41 ID:VrVcHqBS
遊星さん
つギャルゲー的現実体験スレ

394 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/13(月) 17:36:04 ID:k7nVIlWw
たしかにスレ違い…と言うことでロム専にします(´∀`)皆様あとよろしく頑張って下さぃ!!!!

395 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/13(月) 21:27:33 ID:Af0aQOUx
↑引越て来ないの?

396 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/16(木) 00:26:45 ID:hh8sd3jQ
ほしゅだよ♥

397 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/16(木) 11:03:50 ID:N0rHzwCR
誰か書き手さん来ないかな〜?

398 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/16(木) 21:10:07 ID:1hE6YouG
放置されてもへこたれない!普通にダラダラと続きだよ。

「あーーー!!」
帰り道……。
またしても……。
「沙耶ちゃんだー!!こんにちはー!!」
「沙耶ちゃん、こんにちは。三上先輩も、こんにちは」
真司の妹たちにばったり会う。
何なんだ、今日は……。
「うん。こんにちわー!!」
「こんにちは、唯奈ちゃん、千奈ちゃん」
「沙耶ちゃん、お兄ちゃんと買い物?」
「うん!!おにぃちゃんと、遠足のおやつを買いに行ったんだよー!!」
「へぇ、遠足かー。いいなー!」
沙耶と唯奈ちゃん、仲がいいみたいだね。
人見知りするはずの沙耶も、唯奈ちゃんとは普通に話せてるし。
それが唯奈ちゃんの魅力なのかも……
「で、二人はどこへ?」
沙耶と唯奈ちゃんを横目で見ながら、俺は千奈ちゃんに話しかけた。
「ちょっとお散歩です」
「ふーん。真司は?」
真司。という単語に、唯奈ちゃんが反応した。
俺の前に立って、
「あー!!聞いてくださいよ、三上センパイ!!」
「あ……なに?」

399 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/16(木) 21:11:17 ID:1hE6YouG
「お兄ちゃんと一緒に買い物に行く約束してたのに、お兄ちゃん、帰って、いきなり寝ちゃったんですよー!?」
「あぁ、そう……」
分かってるんだか、分かってないんだか知らないが、沙耶がふんふんと頷く。
「ヒドいと思いません?ねぇ、千奈ちゃん?」
「えぇ、まぁ……楽しみにしてたので……」
「ふーん……」
「ふーん。じゃないですよ、三上センパイ!!ね、千奈ちゃん?」
「ええ……」
「いや、悪い悪い。でもさ、ま、しょうがないんじゃない?真司、色々頑張ってるし」
「お兄ちゃんが?何をです?」
「いろいろだよ。色々。な、沙耶?」
「うん」
「沙耶ちゃんも知ってるのー!?」
「うん」
「そんなー、教えてくださいよー、三上センパイ!!」
「しょうがない……教えてあげよう。ただし、コレを聞いたことは秘密にしてくれよ?」
「はいはい!!わかってますよ!!」
「千奈ちゃんは?」
「はい。私も、承知しました」
「じゃ、言うぞ。えっと……なんつーか、真司は君たちの兄になろうとして、一生懸命やってるんだよ」
「「え……?」」
ハモった。流石双子。

400 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/16(木) 21:12:18 ID:1hE6YouG
「真司にとっては、女子と話すのすら稀だからな……いきなり妹が出来て、不安とか、あるんじゃないか?」
「お兄ちゃんが?」「お兄さんが?」
またハモった。凄ぇ……。
「俺も、妹にはどう接するべきかとか何とか、色々聞かれたもんだよ。ねぇ、沙耶?」
「うん。サヤも、おにぃちゃん何をしてもらったら嬉しいの?って、聞かれたんだよー」
「お兄ちゃんが……」「お兄さんが……」
未知の双子力に俺はもう沈黙するしかない……。
「まぁ、そういうこと。真司は真面目だから、あんまりからかっちゃダメだぞ?」
「うん!!分かりました!!」
「はい」
「えへへ♪帰ろうか、千奈ちゃん♪」
「うん。そうだね、唯奈ちゃん」
「何か、お土産買って行ってあげようか?」
「うん。何がいいかな?」
「そうだね、何がいいかなー?」
「何がいいかなー?」
嬉しそうに、来た道を帰っていく双子。
真司も、なかなか慕われてるんだなぁ……。
───────────────────────
うむ。さすが俺。調子に乗ると、スレまで止めるとは……

って感じで、ダラダラ書いてきたけど、次回、軽くまとめみたいなものを書いて終わり。
コレも長かったなぁ……だけど、もう少しの辛抱だよ、俺嫌いの方々。

ところで、関係ないけど、向こうの妹スレ落ちてるよ……。
初代からの参加者だけあって、寂しい……。

401 :二酸化マシンガン改 :2005/06/16(木) 21:24:26 ID:R/XrLmHp
くっ!遊星さんの話ってなんか
男キャラもかっこいい…
神GJ!って所ですね

402 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/16(木) 22:24:47 ID:hh8sd3jQ
GJです!!
良いなぁ(*´д`)

403 :バiタ兄 ◆0.yvR/lIf. :2005/06/17(金) 17:01:46 ID:brMAWfh+
遊星さん流石です!!!!

404 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/17(金) 23:18:10 ID:zKxsoOv8
久し振りに来た。
いいよね、此処は。 みんな頑張れ。

405 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/17(金) 23:50:39 ID:4nqwQOQB
鳥は自由だ。
大空を自在に飛び回り、行きたい場所へ行くことができる。
もちろん鳥にも生活があるだろうし、弱肉強食だってあるだろう。
それでも、僕は憧れる。鳥こそ自由の象徴なんだ。
ようするに、何を言いたいかと言うと……。


「……はぁ」
僕はため息をもらしたあと、ウンと背伸びをした。
気だるさを取り除こうとしたのだが、かえって両肩に圧し掛かってしまった。
「……はぁ」
僕はシャーペンをカチカチ鳴らしながら、授業中の教室を見回した。
まず、殺気を感じる。さすが高校三年だけあって、受験の雰囲気が張り詰めている。
誰もが鋭い目つきで黒板を睨み、精確にノートに書き写している。
「……はぁ」
何度目のため息だろう。僕は重圧に耐え切れず、窓の外を眺めた。
鳥が飛んでいる。

406 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/17(金) 23:51:29 ID:4nqwQOQB
「おい、本川!よそ見するな」
先生の注意を受け、慌てて顔を戻す。ふと時計を見ると、もう授業終了間際だった。
「……えー、では前回のテストを返却する。名簿順に取りに来い」
名前が読み上げられ、生徒が前へ出て行く。僕もすぐに名前を呼ばれた。
ふらふらと歩き、薄っぺらな答案を受け取る。
「本川。お前、進学を考えてるんだろ?これじゃ話にならんぞ」
「……はい」
簡単な忠告を受け、席に戻る。僕はさっさと答案を丸め、カバンに押し込んだ。


なんだろう、この感覚は。
未来をまったく感じない。確かな何かがあると、感じられない。
ただ繰り返すだけの日々。そして卒業して、また同じことの繰り返し。
足りない。足りない。夢も希望も、何もかもが足りない。
僕は、果たして「生きている」と言えるのだろうか?

407 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/17(金) 23:52:27 ID:4nqwQOQB
僕は玄関のドアを開けた。ひどく重く感じる。
「……ただいま」
「あっ!おかえり、お兄ちゃん!」
リビングに入ると、妹がこちらを向いて可愛らしく笑った。
「ねえねえ、さっきラジオですっごく面白いこと話してたんだよ!?」
「ふぅん……」
「えへへ、知りたい?お兄ちゃん、知りたいでしょ?」
「いいよ……」
「えー、知りたくないの?……うう、やっぱり聞いてよぉ〜……」
「いいってば……」
「う〜……やっぱり聞―――」
「―――うるさい!!!」


怒鳴っていた。
妹は硬直し、凍りついた。
「本当にうるさい奴だな、お前は。目が見えなくて邪魔な奴なのに」
びくっ、と妹は震えた。僕は振り返らず、背中を向けた。
妹はわずかに声をこぼした。けれど、僕の耳はごうごうと血が流れていて、聞こえなかった。

408 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/17(金) 23:53:23 ID:4nqwQOQB
そのまま勢いよくドアを閉め、階段をドカドカと駆け上がり、部屋に入る。
カバンを投げ捨て、ベッドの上に寝転がった。

くそったれ!
分からない。この世界の価値が、まるで分からない。
生きることは、そんなに楽しいことなのか?
僕はこの幕を下ろせるのなら下ろしたい。
周囲から期待され、命令され、求められ、疲弊していく毎日。
もう疲れた。疲れたよ。疲れたんだ。
もう嫌だ。もう嫌だ。そう―――。

「もう、嫌だ…………」

窓の外を見た。鳥は飛んでいなかった。
…………僕は、どうなってしまうのだろう?

409 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/17(金) 23:56:48 ID:4nqwQOQB
欝展開専門なヘタレが来ましたよ。ご無沙汰してました。
生暖かく見守ってもらえれば嬉しくて小躍りします。

>>遊星さん
萌えすぎますがな!自分も早く精進したいです……。
くっ!夢に出てきそうだ。いや、むしろ出てきて欲し(ry

410 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/18(土) 00:04:39 ID:gPuSKkzr
すごい間違い発見……。気づいた方はスルーしてください……

411 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/18(土) 01:09:17 ID:JZhKTtPS
海中さんGJ!
続きはマターリ待ちます。

412 :すばる ◆9tSxotve.o :2005/06/18(土) 02:10:29 ID:18XArYoW
海中さんキタ━━(゚∀゚)━━!!
GJです!!
実は俺…コテを晒してしまう位海中さんの大ファンだったりします(笑

413 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/20(月) 22:37:54 ID:DzhiR9n7
しばらく来ない間にレスが・・・

>>411
実は色々と切羽詰っているのでありがたいです。

>>すばるさん
ま、マジですか。さらにファンを増やせるように精進します。

414 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/23(木) 05:14:58 ID:5h4KxV4L
精確

415 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/24(金) 12:13:09 ID:Ju0LanlR
また〜り(*´∀`)

416 :コンズ :2005/06/25(土) 04:18:37 ID:j30mxwqE
どなたか投下してくだされっ!!もうダメぽorz

417 :携帯からこんにちは :2005/06/25(土) 11:32:26 ID:e/VIgxi7
「おにぃ!昨日で梅雨明けたの知ってた!?」
「ん?あぁ。これでやっと清々しく昼寝が出来るな!」
「お昼寝なんてしないでどこか行こうよ〜!」
「えー?かったるい…」
「…おにぃ…この前、梅雨が明けたら遊んでくれるって言った……」
「…仕方ないなぁ…分かったよ…」
「ホント!?じゃあ水族館行きたい!」
「あ、無理」
「…なんで?」
「今月そんな遠出する程金が無い。」
「じゃあ遊園地!」
「…遠い」
「…もういいもん…おにぃなんて知らないもん…」
「たく…分かったよ…どこ行きたい?」

418 :携帯からさようなら :2005/06/25(土) 11:34:51 ID:e/VIgxi7
「いいよ…おにぃお金無いんでしょ…」
「じゃあ海行くか?」
「いいよ…まだ海開きしてないもん…」
「そっか、残念だ。花火買う位の金ならあったんだが」
「……!?」
「そうだよな。花火はまだ早いよな。出かけるのは来月金が出来てからにするか」
服を引っ張られる
「…花火…」
「…したい?」
「…うん…」
「よし、じゃあ今から花火買いに行くか!」
「うんっ♥」

419 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/25(土) 14:18:09 ID:6zFYhvF9
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、飛行機が見たいよ。」
飛行機どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「飛行機か。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。



「……F-108レイピアに護衛されて飛ぶXB-70ヴァルキリーが見たいよ。」


ちょwwwwwおまwwwwwww無理wwwwwwwwww

420 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/25(土) 19:18:30 ID:rQVeggoX
うけたw
そりゃムリだろwww

421 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/26(日) 23:06:16 ID:aMSKlA4Y
>>419
ワロタw

422 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/27(月) 00:30:56 ID:Zof3tBvS
「だーれだ?」
真夏の午後、突如視界が遮られる。聞き慣れた声…
「はいはい…」テキトーに返す
「はいはいじゃなーぃ!!ちゃんと答えて!」
「わかったよ…ゆか、由佳だろ」
「あったりぃー」うれしそうにそう言うと後ろから抱きついてくる
「暑い…離れろよ」


423 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/27(月) 03:06:53 ID:pBy9jF5w
>417-418
>422
続きをキボンっ!!

424 :すばる ◆9tSxotve.o :2005/06/28(火) 00:48:12 ID:hi0OSEN+
>>417-418です。
SS書いてる合間に気分転換で書いただけなので続きは…orz

425 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/28(火) 09:48:04 ID:sp9DUNHO
「ねぇねぇ、おにぃー海行こうよー」
「やだよ。暑いし、人多いだろ」
「おねがーい。連れてってよー。」
「じゃあ行くか?」
「やったぁ。由佳、新しい水着買ったから、おにぃに見せたくて」
「それはいいけど、泳げるのか?」
「危なくなったら助けてね早v

426 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/28(火) 23:30:36 ID:LykdyTwI
ってかさ………月影に踊る血印の使徒さんまだ〜?(いまさら)

427 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/29(水) 01:33:07 ID:SgFKkiOB
「ねぇ…おにぃ、一緒に寝よーよ」
「またかぃ!」
「だって雷怖いんだもん」
「おまえ、小さいときから全然直らないなー」
稲光が走る…
「きゃっっ」
「まったく…おさまったら戻れよ」
「やーだ。今日は一緒に寝るもん」

428 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/29(水) 01:43:41 ID:esJWM2lw
うえ、憶えてた人がいたのね。
それだけで嬉しくなってしまう駄文打ちのねーさんですよ。
ごめんね、お姉さん忙しさにかまけてサボってたの、ごめんね。
ぎゃるげ板に殆ど来てすらいなかったの、ごめんね。

望むなら
今週中に
晒そうか

いや無理かも知れない。
そもそも望まれていないかも知れない。


もうあれだ、>>222以降、みんなGJ。
愛してる。

429 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/06/29(水) 18:17:09 ID:5IDisQI0
月影に踊る血印の使徒についに続きが……。
楽しみだー。

それがしの様な三下職人は、せいぜい姐さんの前座が務まるよう努力させていただきます。はい。

430 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/06/29(水) 18:53:29 ID:yJSJ1Gyt
たゆんさん、遊星さん、楽しみにしてます。
また〜り待とうホトトギス

431 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/30(木) 23:31:25 ID:g+Q4rAfZ
「ねぇ、お兄ちゃ〜ん!水着買いに行こっ♪」
「やだね」
「え……ど、どうしてなの?」
「暑いし、面倒だし、そもそも俺にそんな金は無いからだ」
「そんなぁ……この前、すっごく可愛いの見つけたのに……」
「そんなに欲しいヤツなら、一人で買ってこいよ。俺は絶対に行かないからな」
「……お兄ちゃんに一番に見てもらいたいくらい可愛いのに……?」
「それでもダメ。俺はクーラー依存症なんだよ」

(むー……お兄ちゃん、私の新しい水着姿が見たいはずなのに……?)


(お前の体にはスクール水着が一番似合うんだよ!だから必要無いんだ!!)

432 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/30(木) 23:34:26 ID:g+Q4rAfZ
残暑見舞い申し上げます。
……とか言ってたら、新潟では大雨らしいですね。

433 :海中 ◆xRzLN.WsAA :2005/06/30(木) 23:37:33 ID:kUKo8Ft7
しょ、暑中かっ!

434 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/07/01(金) 01:13:46 ID:VoACVXgP
俺の妹は俺のコトおにぃと呼んでくるぞ。気持ち悪いっつーの

435 :名無しくん、、、好きです。。。 :2005/07/01(金) 09:32:14 ID:jgqBZD4x
>>434
おれは名前にちゃん付けorz

436 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/07/01(金) 22:37:21 ID:/xZBi9Hg
【州田家付近】
「お兄ちゃん」
「んー?どうした、梨那?」
「明日も、一緒に帰ろうね?」
「イヤだっつってもついてくるだろ、お前は。家隣だし」
「それじゃ意味無いのー!!」
「意味なんてもともとない」
「あるよー」
「ないね」
「あるー!!」
「ない」
「あるあるあるある!!」
「ないないないない……これじゃ、不毛だな」
「にゃ?ふもー?」
「意味がないってコト。梨那にとっては意味がある。俺にとっては無い。これが結論」
「にゃ……それはそうだけどぉ……」
「ただ、俺には断る意味も無い」
「にゃ……?」
「もし、梨那が誘ってきたら……その時は一緒に帰ってやるよ」
「うん。ありがとう!!」
「あぁ。ただし、いつもの三つで」
「にゃっ!?有料っ!?……ちょっとショックぅ……」
「冗談冗談。さ、足がお留守だぞ。歩けよ」
「疲れたよー。お兄ちゃん、おんぶ〜♪」
「……ずっと止まってろ」
「あ、ヒド〜い!!お兄ちゃん、待ってよー!!」
───────────────────────

437 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/07/01(金) 22:38:33 ID:/xZBi9Hg
【立花家、玄関】
「あ、あの……ただいまー……」
「あ、お帰りなさい。兄さん」
「あ……未来ちゃん……えっと……やっぱ、怒ってる……よねぇ?」
「え?あはは、そんなことないですよ?」
「い……?何で?」
「何でと言われても困りますけど……兄さんは帰ってきてくれたじゃないですか、私はそれでいいんです」
「未来……」
「でも……理由ぐらいは……聞かせてくれませんか……?じゃないと……」
「じゃないと……?」
「不安……ですから」
「あぁ、俺が浮気しちゃうんじゃないか、って?」
「ち、違いますっ!!その……最近物騒だからっ!!」
「ふーん……ま、心配してくれてんだ。嬉しいねー」
「で、兄さんは何処に行ってたんですか?」
「えぇっと……ソレは……」
「それは?」
「えっと……あぁ、コレ!!」
「何ですか?ソレ?」
「花姫の新作ケーキ。未来、ここのケーキ好きだもんな?」
「え……兄さん……まさか……」
「いや、ふと思い出してさ。早くしないと売切れるって思って」
「兄さん……」
「あとで食べようぜ?」
「はいっ!!」
「ま、ホントは偶然通りかかっただけなんだけど……」
「え?何か言いました?」
「いや、やっぱり未来ちゃんは可愛いなーって」
「に、兄さんっ!?」
───────────────────────

438 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/07/01(金) 22:39:38 ID:/xZBi9Hg
【電車の中】
To:マサト♥
Sub:サラで〜す
新しい携帯電話で、初めてマサトにメールしちゃいます。
えっと、今日はいきなりごめんなさい。
ビックリした?
携帯電話、早くマサトに見せたかったんだ。
だって、今日から毎日マサトとお話できるからね。
だから、暇なときでも良いからお返事くれると嬉しいな。

今日はマサトの住んでる町を色々見てきました。
そのせいで、全然マサトとお話しする時間が無かったんだけどね。
あ、そうそう。今日会った人、きっとマサトのお友達だよね?
可愛い女の子連れてたけど……マサトの恋人、あの人じゃないよね?
会えないからって、浮気はダメだよ!次の恋人は私なんだから!!
えっと、とにかく、マサトのこと、色々知ることが出来てよかったよ。
また行くね〜。

P.S
マサトの写真を撮って、待ち受け画像にしようと思ったけど、忘れちゃった!
マサトの写真、送ってくれると嬉しいな。
───────────────────────

439 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2005/07/01(金) 22:40:39 ID:/xZBi9Hg
【石川家、真司の部屋】
「お兄ちゃん、起きて」
「お兄さん、起きてください」
「ん……寝てたのか……」
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはようございます、お兄さん」
「……あぁ、おはよう……っ!!」
「どうしました?」
「悪い!!一緒に買い物行く約束してたのに……ホントにスマン!!」
「あはは、そんなのいいんだよ〜?」
「え?」
「お兄さん、お疲れみたいですからね?」
「うん。ご苦労様だよー」
「あぁ……申し訳ない……」
「私たちは、いいんですよ。気にしないでください」
「でも……」
「も〜、いいんだってば。お兄ちゃんはリチギだね〜?」
「ですね」
「そうか……?」
「うん。だけど、そういうとこが……」
「いいんだけどねー」「良いんですけどね」
「……?千奈……唯奈……何かあった?」
「いいえ」「なーんにも」
「……あぁ、そう」

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