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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 5 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/19 17:44:10 ID:hOcZ7mO1
- 即死回避!
本当は、SSとかを貼れるといいのだけど……現在執筆中。ご勘弁を。
- 6 :前スレ931 :05/01/19 22:14:48 ID:RWOiQb5T
- No.2さん、スレ立て乙です。
ああ、SSネタまたわいて来たよ…レポート&試験が山積みだってのに。
しかも出てくるネタがことごとく萌えないやつ…使えねーな俺…OTZ
- 7 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 08:10:05 ID:vC2/AgpX
- ,,.. -───- 、
, ‐¶¶⊂二二二二⊃¶¶''‐、
/¶¶⊂二二二二二⊃¶¶¶¶¶\
/¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶:'ヽ
/¶¶¶¶¶¶¶,ri¶¶/' ¶ ¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶0
0'¶¶¶¶::¶¶ ¶¶ ¶ '¶¶'¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶.0
0¶¶¶/,.i¶¶━¶ : ¶ '¶¶ ¶¶¶¶¶¶¶○¶i
l¶ ¶¶/ ¶,,,,,,\ /¶ミ :'¶''‐i¶| i¶¶0¶¶¶l
|¶ ¶i /,:‐-、ヽ 》《 ミミ-¶‐-、'¶ヽ!¶¶ ¶¶¶l
|¶¶¶ < i::●:::l ミ/ r'''''':、.ヽミミ|¶¶ ¶¶¶|
|¶¶¶ ヽ‐j:::i ミミ !:::●:::l ヾ |¶¶ ¶¶¶| よる きみのいえに
|¶¶¶ミ `''''"ミ | ミミ'iつ::::ノ/≡|¶ ¶¶¶¶| いくよ
|¶ ¶':、 ミミ 〈 〆 ミ`'''" 彡/l¶ ¶¶¶¶!
|¶ ¶| ヽ, ( ミミ彡/ !¶ ¶¶¶¶| かーてん すこしあけててね
,|¶ ¶¶| | `i'‐;、_{〜⌒) 彡ィ"| |¶ ¶¶r、¶
i´ l¶ ¶¶| l ヽヽ, `━┛'''''" ノ ,/ ,|¶ ¶¶|. |¶
i i¶ ¶¶ ヽ,, \`''ー‐,:==< ノ / |¶ ¶¶| 'i
l i¶ ¶l / ,'‐'''''''''ヽ,'',‐--`'''-'、 |¶ ¶¶l≡ !
|__ヾ,'¶' -‐i" \‐--- l¶/l¶i≡ミl
- 8 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:48:04 ID:xTmy03wt
- のんびり書いていくつもりだったけど、
即死回避のために、急遽完成。
実際、出来は自分でも納得してないけど……下手なAA貼るよりはいいでしょ?
「はぅ……に、兄さん……」
未来がまるで玩具を取られた子供のような目で俺を見ている。
「な、何だよ?」
とは、聞いてみたものの、理由は俺が一番よく分かっていた。
と言うのも……
「料理したいですぅ……」
「しょうがないだろうが!!手を捻挫して料理できないんだから!!」
そう。未来が右の手首を捻挫してしまったのだ。
さすがにそんな状態の未来に料理を作らせるワケには行かないので、俺が晩飯を作っていると言うワケだ。
料理マニアの未来にとって、数日間料理を作れないのは生き甲斐を失ったも同じ。
その辺の心境は俺にも一応分かっていた。
「で、出来ますよ!!ちょっと我慢すれば……」
「そんなことしたら、クセになるだろうがっ!!大体、指でも切ったらどうする!?」
「で、でも……」
「でも……じゃない!!とにかく数日間は絶対安静!!」
「だ、大丈夫ですよ……明日になれば、きっと……」
- 9 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:50:03 ID:xTmy03wt
- 「無理無理。そんなに腫れてるもん、一晩じゃ無理だって」
未来が、駄々をこねてる……。意外だなぁ……
「兄さん、意地悪です……」
「おいおい……何でそうなるんだよ!?」
「だって……」
黙って俯いてしまう未来。
「何だよ?」
「な、なんでもないです……」
「あっそ……。さ、飯出来たぞ」
「はい……」
妙に元気が無いまま、食卓に並べられた料理を眺めている未来。
「どうだ、美味そうだろ?」
「そうですね……」
「……元気ないな?」
「しょうがないですよ……」
「そう気を落とすなよ……湿布貼って、無理しなければすぐ治るから」
「一晩じゃ無理なんですよね……?」
「ま、まぁ……そうだけど……」
気持ちは分かるけど……やりにくいなぁ……。
結局その後、無理に話しかけることは避け、沈黙の夕食が続いた。
───────────────────────
- 10 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:51:09 ID:xTmy03wt
- 「はぁ……」
何度目かの溜息は、湯気を巻き込んでお風呂の水面に少しだけ波を立てた。
水面に移った私の顔がクシャクシャに歪む。
そしてまた溜息が出る……。
そんなことの繰り返しだった。
「兄さんの料理……美味しかったよ……」
そう。兄さんの料理は本当に美味しかった。
でも……。
「もう……用無しなのかな……私って……」
ずっと信じていた。
料理さえ出来れば……兄さんは私のことを必要としてくれてるって……。
でも、思い上がりかもしれない……。
結局……私の唯一の特技は、兄さんも持っていて……。
私が兄さんと一緒にいられなくなる日が、確実に近づいているような気がした……。
「兄さん……」
宿題を教えてくれたり、いじめっ子から守ってくれたり……優しかった兄さん……。
そんな兄さんに『ありがとう』って言われたくて始めた料理……。
兄さんは美味しそうに食べてくれるし……『ありがとう』とも言ってくれる……。
でも……もうそんな役目を果たさないかもしれない……私も……私の料理も……。
「練習すれば……誰だって私ぐらいには……なれるもんね……」
そう考えると、無力感がどっと押し寄せてきて……もう兄さんに顔を合わせられるような気分じゃなかった。
しょうがないよ……。
可愛い服も着れないし……
兄さんに可愛く甘えれらないし……
スタイルもよくないし……
それに……妹だし……。
「うぅっ……にぃ……さん……」
目から溢れてくる涙が、水面にいくつもの円を描く。
もう、自分も兄さんも信じられなかった……。
───────────────────────
- 11 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:52:09 ID:xTmy03wt
- 「遅い……」
未来が風呂に入ってもう一時間以上。
いつもなら俺に気を遣って、もっと早く出てくるのに……。
「大丈夫かな……」
未来のことだから心配は要らない。と強く言い聞かせてみる
が……やっぱ気になる!!
俺は戸惑いも迷いも捨て、風呂場に駆け込む。
そして、そして浴室に続くドアの前で未来に声をかける。
「未来?大丈夫か?」
……返事が無い。
「未来!!未来っ!!」
やはり、反応が無い。
……未来っ!!
俺は急いでノブに手をかける。
幸い鍵はかかっていなかった。俺は力いっぱいドアを開け、中に入る。
「未来!!」
未来はバスタブの縁にもたれかかって、グッタリとしていた。
「未来っ!!未来っ!!」
呼びかけながら体を揺すってみるも、反応が無い。
顔も赤い。どうやら、のぼせてしまったようだ。
「しょうがない……」
俺は、バスタオルで未来の体を包み、抱きかかえる。
そして、そのまま未来の部屋へ連れて行き、ベッドに寝かせる。
「ふぅ……」
ここまで来て、やっと落ち着く事ができたのだが……。
どうしよう!!未来の裸、ちょっと見ちゃったよ!!
細くて、やわらかくて、真っ白で、最高!!……って、マジで不謹慎だな。
今も、未来はバスタオル一枚と言う艶姿。
しかも、そのバスタオルだって体にかけているだけなので、ちょっとズラせば大事な部分が見えそうで……
- 12 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:53:21 ID:xTmy03wt
- ……って、何考えてんだ!!俺は!!馬鹿か!!
「お、おい!未来っ、未来っ!!」
ペチペチと未来の頬を軽く叩きながら、強く名前を呼ぶ。
「……えっ、にぃ……さん……?」
「未来!!気がついたか!?良かった……」
「私は……?」
未来は天井を見つめたまま答える。
「風呂でのぼせて、目回してたんだよ」
「ごめんなさい……迷惑かけて……」
「いいって」
「迷惑かけてばっかりですね……私……」
未来が悲しそうに呟いた。
「迷惑じゃないって」
「でも……」
「どうした?」
「ダメなんです……もう……兄さんに迷惑はかけられないから……」
「その辺はお互い様。未来にはいつも世話になってるからな」
「……ご飯を作ってくれれば……いいんですよね……?」
「えっ?」
「お母さんでも……おばあちゃんでも……知らない女の人でも……ご飯が美味しければ……私じゃなくても……」
「べ、別に……そんなことは……」
「いいですよ、気を使わなくても……。大体……兄さんだって、料理上手じゃないですか……。もう私なんて……」
「未来……」
「もう私は大丈夫ですから、お風呂に入ってきてください……」
そんな作り笑いを浮かべると、未来は首を倒し、俺の顔を見ないようにする。
- 13 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:54:31 ID:xTmy03wt
- そんな未来に俺は頭を掻きながら、
「未来……俺が、料理が出来ないから未来は役立たず。なんて考えると思うか?」
「……」
「少なくとも、俺は……そんな未来を物を扱うような見方で見てない」
「……」
「だから……料理が出来なくても、未来は未来だ……俺はそんな事、気にしないって」
「兄さん……」
「でも、未来の気持ちはよく分かるよ。ちょっと心細かったんだよな?」
未来の髪を優しく撫でてやる。
「うわぁぁぁん!!兄さんっ!!」
突然、俺の胸に抱きつき、堰を切ったように泣き出す未来。
俺はそれを優しく抱きとめ、なだめるように髪を撫で続ける。
「私……兄さんに嫌われるのが……不安で……!!」
「うん」
「兄さんが……誰かに取られちゃうような気がして……!!」
「うん」
「ワガママでゴメンなさい!!でも……私……兄さんの事が……!!うわぁぁぁん!!」
「俺も……未来のこと、好きだよ」
しばらく、そうしているうちに未来も段々落ち着いてきたようで……
「ねぇ、兄さん……」
俺の胸の中の未来が囁く。
「何だ?」
「もし……私が料理が出来なくっても……私と一緒にいてくれますか?」
「あぁ。未来が望むなら、俺はいつまでも隣にいてやるよ」
「はい!ありがとうございます、兄さん!!」
ま、これにて一件コンプリートかな
ところで……
- 14 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/20 18:56:05 ID:xTmy03wt
- 「あのさぁ……未来ちゃん……」
「何ですか……?」
「あの……気付いてない?」
「何にですか?」
「いや……あの……服……」
「服……?……あぁっ!!」
そうなんです。未来ちゃん、服着てないんです……。
つまり、今の俺は裸の未来ちゃんをベッドの上で抱いているわけで……
両親が見たら卒倒モノの光景だった。
「に、に、兄さん!?どうしましょう!!??」
「ま、待てっ!!落ち着け、動くな!!」
とは言ったものの、いままで経験したことの無い未来との距離に、俺もかなり動揺している。
「でででで、でもっ!!恥ずかしいですっ!!」
「ば、バカっ!!動くなって!!」
未来の柔肌が俺の体に押し付けられる。
そして……その……未来の二つの山も……。
「ひゃうっ!!兄さんこそっ、動かないで下さいっ!!!」
「動いてないだろうが!!」
「あんっ!!触らないでくださいよぅ……。兄さんの手、冷たいんですから……」
「いや……悪かった……」
いや……間抜けなやり取りに見えるかもしれないが、俺たち、本当にテンパってるのだ。
「ちょっと待て!!今、目をつぶってるから、服着ろ!!」
結局、このアイデアに気付いたのが五分後……。
「は、はい……わわっ!!きゃっ!!」
「な、何だ!?……って、うぉぅ!?」
全身に衝撃が走り、俺は床に倒れた。
慌てて目を開けると……。
「未来に押し倒された!?」
「ち、違いますよぅ!!ちょっと転んじゃって!!って、どこ触ってるんですか!!」
……こういうドタバタのノリのほうが、やっぱり俺たちに合っているような気がするなぁ……。
- 15 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 19:58:58 ID:fyYuBild
- >>8-14
今までと違うノリでgood!!
- 16 :前スレ921 :05/01/21 00:33:43 ID:xigyfCcK
- >>8-14
乙ですー
今回は大胆ですね(つ〃∀〃)キャッ
こんなイベントも良いですねー。
- 17 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/21 01:32:02 ID:SdtonyaM
- 遊星さん相変わらずGood Job !
でもセンター終わっていよいよ本試験始まるのに大丈夫なんですか??
SSも入試も応援してます!
- 18 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/21 01:35:43 ID:SdtonyaM
- って前スレ見直したら…ナンテコトダ、逝ッテコヨウ
- 19 :二姉の弟 :05/01/21 21:28:39 ID:w6MMaI/T
- もうバンバン貼っちゃって下さい、Good Job!
- 20 :前スレ931 :05/01/22 00:15:32 ID:Wvu/KYPH
- 遊星さんGJでっす
ちょっとでいいから俺に萌え分を分けて下さい…
- 21 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 00:18:21 ID:wCQhLUJo
- みなのもの!前スレ998、999の遊星さんの作品を見たか!?
遊星さん最高ってかもう神!!
- 22 :前スレ921 :05/01/22 01:25:44 ID:djL2E7h8
- >>遊星氏
前スレ埋め&SS乙です!
SSでスレの最後を埋めるとは素敵ですね。
こんなコトされたら次回作にいつもより更に期待しちゃいます(´∀`)
- 23 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 02:04:47 ID:AFGQz4HW
- だれもいないならいまのうちにSS貼ってしまおうか・・・・。
もう少し様子を見るかな。
- 24 :No.2 :05/01/22 02:17:21 ID:kGDGL78u
- >>遊星氏
乙です
早速、過去ログ倉庫を更新しました
>>23
遠慮なく、バンバン貼ってくださいまし&herarts;
- 25 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 02:23:45 ID:AFGQz4HW
- 誰もいないうちに貼りたかったんだよう。
そして貼り逃げを決め込む。
- 26 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 02:58:05 ID:AFGQz4HW
- こんどこそ誰もいない・・・かな?
- 27 :受験生SS初号機 :05/01/22 03:09:01 ID:AFGQz4HW
-
ととととと。
がちゃ。
「アニキ〜勉強おせーろー」
「パスいち」
「勉強おせーろってば」
「うるさい、黙れ」
「ああん? なんだよその態度ぉ?
勉強しかとりえの無いアニキが唯一アニキっぽいこと出来る瞬間を不意にしてい〜んかぁ?」
「・・・・お前こそその必要以上に尊大な態度はなんだ」
「かわいい妹はわがままを言う権利があるんだ」
・・・・・胸張って言うことかよ。
「あのな? 今何月だか分かるか?」
「一月後半だな」
「俺は高校何年だ?」
「三年だな」
「な? 今がいっちゃん大切な時期なんだよ、分かるだろ?」
「受験なんてどーでもいいだろぉ? それよりオレの勉強みてくれよー。 来年高校受験控えてるんだぜー?」
「お前、果てしなく矛盾してるぞ」
「だいたいさー、アニキもう大学受かってんじゃんよー」
「ありゃA判定貰っただけだっての」
「いいじゃん、たしか共通一次の点数だけで合否決めるやつだろー?」
共通って・・・妙な単語覚えやがって。
「あれは第二志望だ。 第一はもっとレベルたけーから今からやっとかなきゃなんねーんだよ」
「・・・・・・・ボソッ(なんでわざわざ遠い場所第一に選ぶんだよ、バカ)」
- 28 :弐号機 :05/01/22 03:11:02 ID:AFGQz4HW
- 「あ? 何か言ったか?」
「・・・・・勉強教えろって言った」
「だから無理だって」
「勉強」
「無理」
「勉強」
「・・・・・」
「勉強」
「くらぁっ、いい加減にしくされぇっ!!」
びくっ、と身を縮こまらせる。
流石にコイツもびびったか。
「邪魔すんじゃねーっ!!」
「・・・・・」
「出てって自分の部屋で勉強しろっ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・?」
「・・・・・・ぐすっ」
「!!??」
あ、あれ、何か泣きそう? ってかもう半泣き?
っかしーな、ここは「分かったよバカーニキ、もう頼まねーよっ」ってリアクションだろ?
ち、ちなみにバカーニキってのはバカ+アニキのことで・・・ってそうじゃなくてよ!
「・・あーその、言いすぎたってゆーか、なんてーか、人気低下・・・」
「邪魔しない」
「へ?」
「邪魔しないから、ここ居させて」
「・・・・・・」
- 29 :参号機 :05/01/22 03:12:07 ID:AFGQz4HW
- ん、これは・・・・そっか、空元気、というか空我侭(?)だったか。
「何かあったな?」
「・・・・・・うん」
「親父か? 母さんか?」
ふるふる。
「鉄か? 美夏ちゃんか? それとも雛ちゃんか?」
ふるふるふる。
「俺の知らない奴か?」
・・・・・・・・こく。
「どしたよ」
「・・・・・・」
普段はあーいう奴なだけに、落ち込むときは結構深いんだよな、こいつ。
前に雛ちゃんと喧嘩したときはヒドかったもんなぁ。 カッター買ってきたときはどうなるかと思ったよ。
「あのさ・・・」
「ん?」
「オレってさ・・・やな奴かな?」
「あん?」
「すごい・・・・我侭なのは知ってる」
「・・・・まぁな」
「偉そうなのも、知ってる」
「・・・・・・・まぁな」
「でも・・・・でもさ・・・・!」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・自己中、とっとと死んで地獄に落ちろ」
「は!?」
「そう言われた」
「・・・・・・・誰に!?」
「アニキの知らない人」
- 30 :よん様 :05/01/22 03:14:33 ID:AFGQz4HW
- 「・・・・どこのドイツ人だコラ!! よし、住所教えろ!! カチ込みもんじゃ〜!!」
「あ、アニキ、近所迷惑だよ」
む・・・思わず絶叫マシーンしてしまった。 深呼吸深呼吸。
「で」
「で・・・?」
「住所は」
「ちょ、ちょっとアニキ、本気で行く気なの!?」
「ったり前田のクラッカー!! クラッキングだけじゃ済まさん!! 二度とこの母なる大地にそやつの汚れた足を付けさせません、勝つまでは!!」
「な、何言ってんだか分かんないよ〜っ」
「止めてくれるな妹よ!! 俺は今日から修羅となる!! 復讐の業火に身を焦がし、その怒れる眼差しは天を射る!!」
「訳分かんないってばっ」
「妹がそんなこと言われて平気な野郎が何処にいる!? 少なくともここにはいない!!」
「・・・・・っ!」
「さぁ、俺に住所を!! そいつの住所を晒せぇぇぇぇ!!」
「もう、いい加減にしろお兄ちゃんっ!!!!」
「うおっ!? は、はいっ!!」
よ、予想外にデカイ声に、軍隊式の気を付けをしてしまう。 っていうか俺、興奮して立ち上がってたんだな・・・・。
「いいよ、お兄ちゃん、そんなことしなくても」
「し、しかしだな、例えお前が良くても俺の気が・・・・」
「いいの・・・・」
ひしっ。
「お兄ちゃんは、いつでもオレの味方だよね・・・・?」
抱きつかれちゃいましたよ、旦那。
「・・・・当たり前だ」
- 31 :伍号機 :05/01/22 03:16:04 ID:AFGQz4HW
- 「うん・・・なら良い・・お兄ちゃんがいれば良い」
「・・・・・そうか」
ぽんぽんと頭を撫でてやる。
「・・・しかし参考までにそいつの住所は聞いておきたい」
「・・・・お兄ちゃん・・・」
「い、いやホント参考程度にすっから」
もち、嘘♪ コロニー落としの刑は確実。
「はぁ、まぁいいけどね」
「お、晒してくれんのか」
「知らない」
「にゃに?」
「知らない、住所なんて」
「こらこら、そんな奴庇うことないぞ。 俺が天誅を・・・げふんげふん、偵察してやるから」
「だってホントに知らない」
「知らないってをい、最近の奴らは住所知らない奴に死ねとか言うんか」
「そうじゃなくてね・・・・」
- 32 :RockYou!(?) :05/01/22 03:18:37 ID:AFGQz4HW
- 聞いてしまえば(ゲームとか漫画には)ありがちな話だった。
自身溢れる自称イイ男が告って玉砕。 負け惜しみの一言のコーナー、という流れだったらしい。
ってかよく考えなくてもすげー幼稚な言い回しだしな。 頭脳レベルが知れるぜ。
まぁここでアクシデントだったのがコイツの感受性Lvがカンストするくらい高かったことだな。
言われなきゃ気付かなかったのも情けない話だが、こいつ目が赤いし。
「そっか・・・・全く、お前はそんな奴の言葉を気にしすぎだ」
「だってさ・・・もしみんなも・・・オレの事そう思ってたら、って考えたらさ・・すげー怖くなって」
ぽんぽん。
「お前は心配しすぎ君なんだよ」
「うん・・・・」
「お前が世界を敵に回しても、俺が捕まえてやっから」
「何ソレ、味方すんじゃないの?」
「ばーか、その後逃がすに決まってんだろ? その間にお前の無実をQEDしてやる」
「・・・・じゃ、頼っちゃおうかな」
「任せろ」
「くす・・・・うん、お兄ちゃん」
「あ、そう言えば」
「何だよ?」
「お兄ちゃん、って久しぶりだなって」
「あ・・・・・」
見る見るうちに顔を赤くする。 あ、そーいや抱き合ったママだわ。
「あ、アニキ、離してっ」
「いやいや、最近じゃこうべたべたする機会もなかったしな。 この際兄妹のスキンシップを・・・」
「こ、こらぁ、離せぇっ」
おーおー、耳まで真っ赤にして。 からかい甲斐があるってもんだ。
- 33 :セヴンスムーン :05/01/22 03:21:28 ID:AFGQz4HW
- 「ぐひひひひ、この匂いよぉ〜〜〜っ」
「うきゃ〜っ、アニキのヘンタイっ! 離せぇ!」
「いやよいやよも・・・・おおっと!?」
暴れるモンだからバランスを崩して、二人ですっ転ぶ。
まふっ。
低反発クッションが二人分の衝撃を包み込む。 ら、らっきー。
「ういー・・・・わり、やり過ぎたわ」
上に乗っかてる俺からどかなきゃな。 よっこら・・・・あれ? 体が浮かない?
「・・・・お兄ちゃん」
「あ、悪い、いまどくから・・・」
「もうちょっとこのままがいい・・・」
え? あ、そうか。 こいつが背中に腕を回してたせいで立てなかったんか。
「・・・・ま、いいけど」
しかし、この体制どう見ても恋人たちの午後って感じだよな・・・。 あ、いい匂いがするよ?
「・・・・お兄ちゃん」
「何だ?」
- 34 :サトーハチロー(最後) :05/01/22 03:24:56 ID:AFGQz4HW
- 「・・・・・・・・ん」
と、言って目を閉じる。
・
・
・
これはそういうことですか?
「お、おい、そーゆーのは流石にさぁ? な? 清次郎さんもそう思うだろ?」
「お兄ちゃんは、何があっても絶対オレの味方してくれるんでしょ?
じゃ、これは等価交換だよ・・・・・」
清次郎って誰だって突っ込みもなし? ってかこの娘は、こんなときにまでネタを仕込みますかね・・・・。 ああ、なんか可愛い表情してるし。
「ん・・・・・」
・・・あ、なんかちょっと震えてる。 か、可愛い・・・・・・・・?
・
・
・
あ、ちょうちょ(何かが切れた)。
もうどうでもいいや、成る様に成れだ・・・・。
ゆっくり、ゆっくりと俺らの顔が近づいて・・・・・・。
「さっきからちょっと五月蝿いですよ〜」
がちゃっ。
おーけいママン、期待を裏切らない、とても立派な展開を有難うだぜ。
- 35 :あとがき(邪魔)というか言い訳(みっともない) :05/01/22 03:34:17 ID:AFGQz4HW
- ・可愛くない妹を書きたかった。
・当初最初のほうのノリで行くつもりだった。 萌え成分は4,5%も程遠い。
・妹萌えというより兄燃えになってしまいますた。 ('A`)
・流石昼間眠りながら考えただけある、素晴らしいストーリーですな。 ('A`)人('A`)
・あ、名前は付けてないから好きなの付けて下さい。
・よし、あとは逃げるだけだ。
- 36 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 04:20:59 ID:djL2E7h8
- くそっっ
誰も居ない!
逃げられたか……
【指名手配】
>>27-34
人相→('A`)
見つけたらお礼を言いましょう。
>>27-34乙ですー
- 37 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 08:34:24 ID:90HefbkX
- いや、最近読んだ中でも稀に見る名作だったよ……マジで
かなり新感覚だった。萌えすぎてヤバい (*´Д`)ハァハァ
お疲れ様。また書いてくれ。俺も受験終わったら書くから。
そして遊星は早く前スレ最後の続きを書いてくけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇHjgjT@Wま@adplg8cりjmg
- 38 :二姉持ちの弟 :05/01/22 10:21:23 ID:iH/76a9M
- スレ違いだろうけど、姉妹スレ風にこんなスレを立ち上げてみました。
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1106310589/l50
- 39 :根性なし :05/01/22 14:15:32 ID:AFGQz4HW
- 褒められた・・・・。 (T▽T) こっちこそ有難う。
こいつらに名前くれたらまた書きますよ。
え? もちろん別のキャラクターのだよ? w
清次郎はおれの街の寿司屋の名前です。
- 40 :なんか見付けた。 コピペする。 :05/01/22 15:51:21 ID:AFGQz4HW
- 285 名前:なまえをいれてください 投稿日:05/01/19 13:44:23 58kg9Mpm
少し遠い妹の友達の家に車で送る約束したら、
妹「ありがとう、おにぃちゃぁん(ハァト」
俺(゚д゚)ポカン
妹「…萌えた?」
俺「は?」
妹「いやいや、何でもないっっ!」
スレ違いスマソ
302 名前:なまえをいれてください 投稿日:05/01/20 05:38:55 b/2r6PQZ
連レススマソ
>>285
おまいの妹はねらーかと小一時間(ry
308 名前:285 投稿日:05/01/21 09:00:59 kQ7w4SYr
>>302
生粋のねらー
前にも、
妹「アンタ、『わたおに』って知ってる?」
俺「うん、たまに見てる」
妹「ぎゃーーーーっ」
俺「ハァ?(゚Д゚)渡る世間の事だろ?泉ピン子の」
妹「へっ?いや、それじゃなくて…」
- 41 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 21:36:00 ID:hDqrp3EL
- 休日の朝っていうのは、なんて素晴らしいんだろう。
暖かな日差し。布団の温もり。心地良い眠気。
そのすべてを何にも妨げられることなく、幸せに浸っていることができる。
忙しい平日とは大違いだ。
俺は何度目かの抗議を申し立てた目覚まし時計を黙らせ、再び布団に顔をうめた。
(し、幸せだ……)
そのまま深い眠りに―――落ちられなかった。
…………。
なんだ、この臭いは。
「……く、くさい!」
俺は布団から顔を出し、くんくんとニオイを嗅いだ。
……明らかな異臭がする。
「な、なんだ?何のニオイだ?」
布団から這い出て、部屋の真ん中に立った。
どうやら部屋の外から漂ってきているらしい。
「…………」
俺は無言で戸を開けた。
- 42 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 21:38:49 ID:hDqrp3EL
- 階段を下りて台所に誘われた俺が目にしたものは、見慣れたものだった。
よく知っている後姿だ。鮮やかな黒髪がゆらゆらと揺れている。
「ふんふーん♪」
声の主は機嫌がいいのか、鼻歌交じりで料理を作っている。
……だが。
コンロからもくもくと煙が立ち昇っていた。
こいつか。
「……おはよう、希美」
「あ」
少女がくるりと振り返る。俺の姿を捉え、その表情がころりと柔らかくなった。
「お兄ちゃん!おはよ〜!」
笑顔で駆け寄ってくる。まるで尻尾を振る犬コロみたいだ。
「えへへ。今ご飯作ってるから、もうちょっと待っててね?」
「それはいいけど……あれはどこの国の料理だ?」
言いながらコンロを指差す。え?と振り返り、瞬間、希美の顔が青ざめる。
「あ、あ、あああ〜っ!!」
パタパタと慌てながら戻っていく。俺は苦笑しながらその背中を見守っていた。
- 43 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 21:41:00 ID:hDqrp3EL
- 少女の名前は希美。俺の妹だ。
もちろん血は繋がっている。正真正銘、ホンモノだ。
……いや、深い意味はないぞ?
昔からおせっかいで、優しく、よく俺の世話を焼いていた。
現在進行形。
今日も俺のために朝食を作ってくれていたようだ。しかし―――。
頭はいい。可愛い。家事もほとんど難なくこなす。
だが、ひとつだけ苦手なものがあった。
料理だ。
ご覧の通り、希美は料理が殺人的にヘタだ。
味が悪いとかの問題じゃない。そもそも形を成していないことが多い。
“未確認物体”。俺は希美の料理をそう呼んでいる。
「あ〜あ……。お魚がちょっと焦げちゃったよぅ……」
希美に近づき、肩越しに覗いてみる。
…………どこがちょっとだ。
- 44 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 21:43:23 ID:hDqrp3EL
- 「…………」
「……あー」
「…………」
「……希美?これ、俺が食べるのか?」
「…………」
「無視するなって。もともとお前が作ったんだからな。調理者が責任を持って食べるべきだぞ」
「……それはお兄ちゃんのために作ってあげたものです。だからお兄ちゃんが食べてください」
「却下」
「そんなぁ〜っ……」
どす黒い物体を前に、俺と希美は目を合わせた。
「ホントに食べなきゃだめ?」
「食べろ。これのせいで起こされたんだし」
「う〜っ。お兄ちゃんの意地悪……」
おそるおそる箸を動かし、未確認物体を摘む。
箸の先がじゅっ、っていった。
「お、お兄ちゃぁぁぁぁん!」
「た、食べろ!食べてしまえ!」
「わたしには無理だよぉ……ひくっ」
こいつ!?泣くつもりか!?
「やだよぉ……やだやだやだーっ!!」
…………。
「……仕方ない。廃棄処分にしよう……」
「う、うん……。仕方ないよね……」
「…………」
「…………」
「やっぱり食え」
「やだもん」
- 45 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 22:29:57 ID:pR5nDv+y
-
/\
,ヘ、 .| \
/\ __ / | .| ヽ /\
/ / ̄\ \ / | | ヽ´ \
/ / \ \ | | /ヽ \
/ / \/ .| | オヒョヒョ .| / ヽ ___\__
/ / /\ .| | _ | / ヽ/ \ ヽ
/ / | ヽ| | /._.. ヽ .| / / \ ヽ
/ | | | | /.._.. ヽ... ヽ .| / / | \ ヽ
/ | | | \ /... ...ヽ |.. )| / ./ | \|
/ | | | ヽ(゚∀゚ )丿ノ |/ ./ | |\
/ / ノ \ /ゝ/\ヽ、// | | |
./ _/ \/ \_/ ゝ | |
| < |
| |
| \
シ ヾ
- 46 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/22 22:52:41 ID:IjpNzxUB
- | (〔o〕)
|( 0H0)……
| ⊂/
| /
- 47 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/22 23:03:22 ID:AFGQz4HW
- そ、それはどういうリアクションだっ!
乙。
- 48 :前スレ921 :05/01/22 23:20:45 ID:djL2E7h8
- | |・・・オ、オワッタ??
| |∧_,,∧
|_|´・ω・`)
|桃|o旦o
| ̄|―u'
""""""""""
| |
| | ∧_,,∧
|_|(´・ω・`)
|桃|o ヾ
| ̄|―u' 旦 <コトッ
""""""""""""""""
| |
|_| 乙!!!
|桃|ミ
| ̄| 旦
""""""""""""""""
- 49 :('A`) :05/01/23 01:15:55 ID:/DoSogLq
- 何だ? また誰もいないならSS貼っちゃうぞ?
萌えないやつ。 今度は自身あるよ。 萌やさない自信。
- 50 :受験生SSその2のいっちゃん :05/01/23 04:28:17 ID:/DoSogLq
- 「ん・・・・・くっ」
背中をそらして大きく伸びをする。
「ふぃー、結構やったな」
ぐるりと首を回し、シャーペンを置く。
時計を見ると三時半。 かれこれ七時間やったことになる。
昨日はあんまり出来なかったからな。
ノートの上には今回の本のネームが・・・・でなく、数字とアルファベット。 あと矢印。
そう、数学のお勉強という奴だ。
「あぁ・・・・流石に集中力切れた」
うーん・・・・勉強が趣味の俺だが(根暗とか言うな)、流石に同じ勉強をぶっ続けられる程の忍耐力はない。
「息抜きすっかな」
さて、どうするか。 親父たちは出かけてるから、話し相手になって貰えないしな。
普通の高校生ならゲームでもすんだろうけど、ゲームなんてこの家にゃ・・・・あ。
「あったな、そういや。 家ん中で使うのあいつだけだから部屋に持っててるんだっけ」
- 51 :('A`) セカンドインパクト :05/01/23 04:30:32 ID:/DoSogLq
- 『見せてやるぜ、草薙の拳を!!』
ががっ、がっ、がっ!
勝負が決まる。
画面に映る勝利者を示す単語。 ソレを贈られたのは俺でなく・・・。
「うわ・・・やっぱつえーな、雛」
「・・・・・・そうでも、ない・・・・よ」
しかし画面に輝くぱーへくとの文字。
「くっそ、もっかいだ! せめて完全試合だけは回避してやる!」
「・・・・・・がんば・・・て」
「おうよ!」
雛専用コントローラー、通称ヒナコンがメタリックな輝きを放つ。
我が家で俺とコイツだけが超インドア派。 近所の中学じゃちょっと有名な才女。
それがこのマイシスター雛ちゃんだ。
「よし・・・やっぱり俺はコイツしかいねぇな!」
そして俺が次なる資格に選んだのは、愛と正義の熱血テコンドー様。
ストライカーは、一応肉まん坊主。
「・・・・・じゃ」
といって雛はルーレットスタート。 そうなんですこの子、さっきの完全試合もルーレットなんです。
奇しくもあたるはテコンドーの長髪なライバル+中華娘。
ラウンドワン、ファイ!
- 52 :サードストライク :05/01/23 04:32:04 ID:/DoSogLq
- 「ぐはーーー、強すぎ!」
「そんなこと・・・・・ない、よ・・」
「パーフェクトじゃん・・・・・」
「でも・・・一回ガード、させられた・・・」
「はは、は・・・」
雛は強い。 何でって、学校以外は大概ゲームやってるからだ。 格ゲー、ロープレ、何でもござれだ。
その代わり、超インドア。 あえて三回言おう。 超インドア。
俺だって受験がなけりゃ、親父たちと買い物ぐらい行く。
この子はソレすらない。 いやまぁ、雛も今年受験なんだが。
「そーいやさ雛、受験大丈夫か?」
「問題ない」
「だろーなぁ」
コイツ、頭良いのだ。 しかも天才型の。
「雛、何処行くんだっけ?」
「・・・・行く、じゃ・・・ない。 何処・・・受ける・・・だよ」
「いや、雛の頭じゃ何処だって絶対確実に行けるだろ」
「そ・・・んなこと、ない・・・」
「「学者はどんなときでも、絶対って言葉は使わない」」
声を重ねる。
「だろ?」
「・・・・・・////」
雛はマニアックな台詞だけははっきり喋るのだ。
「で、どこ受けんの?」
- 53 :フォウ・ムラサメ :05/01/23 04:33:33 ID:/DoSogLq
- 「・・・・兄・・・さんの・・学校・・・」
「え? 俺んとこ?」
こくこく。
俺の高校は確かに進学校だが、それほどじゃない。
「一校じゃなくてか?」
こくこく。
「だって雛ならあっちの方が・・・・」
「・・・・・家、離れたく・・・ない・・」
「いや、家からでも通え・・・あ」
「朝が・・・早いの・・・は・・」
「う、うむ、そうだな」
雛は朝が弱かったりする。 どこぞの陸上部なみに。
「うーん、ちょっともったいねーなぁ」
「兄・・・さん・・は?」
「へ?」
「・・・第一・・志望、何処?」
「あれ? 言ってなかったけか? とんぺー大なんだけど」
とんぺー大はここらでしか通じない、某大学の暗証コードだ。
「え・・・あそこ・・ですか・・・?」
「うん」
「受かっ・・・たら・・・・」
「うん?」
「家・・・・出るん・・・ですか?」
「んー・・・そうだな」
「・・・・・・・・・・・そうです・・・・・・・・・か」
おやおや・・・この子は。
「寂しいか?」
「う・・・・///」
人見知りだからなー。 はっきり言って心配なんだが。
- 54 :フィフスエレメンツ :05/01/23 04:35:27 ID:/DoSogLq
- 「・・・・・どうして、日本には・・・」
「ん?」
「飛び級・・・ないんで・・・しょう・・・・」
「は?」
「あったら・・・・兄さんと・・・一緒に・・」
「・・・・・そんな寂しいか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・私は・・・みんなと違って・・・・社交性・・・が、ない・・から」
「そーかな?」
「はい・・・気遣いとか・・・・出来ま・・・せんから・・・・いつも・・人と・・・話すことも・・」
「・・・・・」
「・・・・・・・・・兄さんが・・・いなくなるの・・・・・・怖い・・」
- 55 :六道神士 :05/01/23 04:36:49 ID:/DoSogLq
- 「でもさ」
「・・・・・・?」
「例えば今日ゲームしよう、って言ったとき、雛は99年のゲーム出してきてくれたよな?」
「は、はい・・・・」
「なんで?」
「それ・・・は・・・・兄さんが、しなくなった・・・・の、その頃から・・・・だったから」
「人と話せないってのはさ、自分が入って行ってそいつらにやな思いさせるんじゃないか・・・とかって考えてるんじゃないか?」
「・・・・・・はい・・・」
「ほら雛優しいじゃん」
「でも・・・・・私は・・・兄さんがいないと・・・・・・強く、なれない・・・から・・・」
「強くなければ生きていけない?」
こくこく。
「でも、優しくなけりゃ生きていく資格がない」
「・・・・・・・」
「なら強くなろうぜ、雛。 あと数ヶ月くらいかもしんないけど、手伝うぜ」
「あ・・・・はい・・・・あり・・がとう」
「手始めに・・・・外行って遊ぶか!」
「え・・・・!?」
「よし、善は急げだっ」
「で、でも、兄さん、勉強・・・・」
「いいんだよ、雛のが大切だかんな! 今日の残り一日、遊ぼうぜ!」
「・・・・・・っ////」
- 56 :七瀬留美 :05/01/23 04:38:03 ID:/DoSogLq
- 「はいゲーセン到着」
「う・・・わぁ・・・・」
この創造しい・・もとい、騒々しい空間ベクトル。 俺もしばらくぶりだ。
「さてさて雛ちゃん、どーするかね?」
「・・・・え?」
「何からやってみる?」
「え・・・・と・・・・」
きょろきょろ。
「あの・・・・よく、分かんない・・・から・・・兄さんが・・・・するの・・・・」
「ん、そーか。 しかし俺も最近来てないからな・・・・」
どうせなら雛が普段やったことのないのがいいな。
格ゲー、シューティングは却下。 ゲーマー雛はレバー操作もお手の物だからな。
クレーン・・・・いや、ビデオゲームのがいいだろ。
「お・・・・あれなんかどうだ?」
「あれ・・・・ですか・・・?」
指差す先にはレースゲーム。 どこのゲーセンにも一台は置いてある。
さすがに筐体は家にないからな。 少なくとも操作系はパッドと全然違うハズだ。
「よし、決定だ」
「あ・・・は、はい・・・・・」
「んじゃ、初級コース・・・と」
「初級・・・・ですか?」
「ま、流石の雛も初体験ゲームなら初級編だろ」
「大丈夫・・・・ですよぉ・・・・ゲーム・・得意ですから・・・・」
「まま、ここは兄の顔を立てて・・・・・」
「は、はぁ・・・・」
ぴ、ぴ、ぴ、ぴーんっ。
「スタートッ!」
- 57 :八幡宮行け :05/01/23 04:39:44 ID:/DoSogLq
- 「うう・・・えと、アクセル・・・・・コレ、だった?」
「それブレーキ」
「あうっ」
「うわ、また壁に・・・・」
「にゃうっ・・!」
「が、頑張れ雛、ほら、ゴール見えてるっ!」
「は、はい・・・・!」
ぐいーんとハンドルを切る。
・・・・・・・・・・・・。
「雛、アクセル踏んでない」
「あうぅ・・・・・」
のろのろのろ・・・・。
「ご、ごーーーーるっ」
「・・・・・ふやぁ・・」
「ほ、ほら雛、タイム出るぞっ」
「ふえ・・・?」
「タイムは・・・・・・22分さんじゅうなな・・・・」
「ふえ・・・・・う、ぐすっ」
「ひ、雛!? なな何も泣くこと!?」
「わ、私・・・ゲーム、だけは・・・・得意な自身・・・・・あったのにぃ・・・・・」
う、うわ、俺果てしなく選択肢ミスった!?
「ひ、雛っ、誰だって最初はこんなもんだって!」
「ふぇぇ・・・・・」
あ あ あ やばいよこりゃ。
- 58 :クーロンズゲート :05/01/23 04:42:06 ID:/DoSogLq
- 「兄さんに・・・・・ゲーム、一緒に・・して貰えなく・・・なっちゃうぅ・・・」
「へ・・・・?」
「せっかく・・・・兄さんに・・教えてもらったのにぃ・・・・」
ああ・・・そういえば、雛にゲーム教えたの、俺だったな・・・・。
俺の家になかなか馴染めない雛とあそんでやりたくて・・・親父に頼んでゲーム機買って貰って。
あのころは雛も弱かったな・・・すぐに決着ついて・・・・ってそれか。
「はら、雛」
ぽんぽん。
頭を撫でる。
「大丈夫だよ。 雛が下手でも、今日は一緒に遊ぶって約束したろ?」
「あ・・・・うん・・・」
・
・
・
「さぁ雛少佐! 敗因を冷静かつ大胆に推測したまえ!」
「え・・・と、練習不足?」
「正解! れっつプラクティス」
「はいっ・・・・」
「よっこらせ」
「兄さん・・・・?」
「ほれ雛」
俺の太ももをぽんと叩く。
- 59 :ジューダス・・・・!! :05/01/23 04:43:35 ID:/DoSogLq
- 「え・・・・あの・・・」
「車運転ゲーの正しい練習法だ」
「え・・・・あの・・・・その・・・っ。
あ、あれですよね・・・兄さんのを、見てれば・・・いいんですよね?」
「違うって。 ほら」
ぽん。
「う・・・あう・・・・////」
「ほら」
「うう・・・・・・・・・・・・はい・・・」
俺の上に雛が乗っかる。
「ハンドル握れ」
「は・・・はいっ」
「アクセル・ブレーキ・ギアは俺がやるから、雛はまずハンドル操作に慣れな」
「は、はいっ」
ぴ、ぴ、ぴ、ぴーんっ。
「スタートッ!」
「わひゃあ〜〜っ」
「おいおいっ、ハンドル切りすぎ! Uターンしてどーすんの!」
「ごごごめんなさ」
「うわっ、雛足踏んでる! こっちは俺にまかして!」
「すすすいません、ミノフスキー粒子が濃くてっ!」
うわ、相当テンパってるよ。
「ほら雛、こうだよっ」
ハンドルの雛の手に俺の手を重ねる。
「あっ・・・・」
「ほら、そんなに大きく切らなくていいんだよ。 こんぐらいのカーブならこんぐらいで十分」
「は、はいっ・・・・・ボソッ(手、手が・・・・っ)////」
「何か言ったか?」
「い、いえっ・・・何でも・・・ない、よ・・・////」
- 60 :11人、居る! :05/01/23 04:45:33 ID:/DoSogLq
- 結局七時までやってしまった。
「流石はゲーマー雛、最後にゃニューレコード出してたな」
「そ、そんな・・・・まだ初級コース・・・・・だよ・・」
帰り道、そんなことを話ながら帰る。
「俺のレクチャーがいかったからだな〜、なんて」
「うん・・・そうだよ・・・・・兄さん、教えるの・・・上手」
「そ、そうか? ゲーマー雛にそういって貰えれば嬉しいぜ」
「ま、また・・・・教えて・・・ね?」
「そだな。 勉強の合間なら」
「は、はいっ・・・」
おっと着いたか。 親父たちはまだ帰ってないみたいだな。 鍵、鍵・・・っと。
「しかし流石の雛もまだ苦手なジャンルがあったとはね〜」
「私だって・・・・ゲーム全部、やってるわけじゃ・・ないから・・・・」
「雛は免許とらない方がいいかもな」
「な・・・・何それ・・・っ」
「それが日本の交通戦争終結への大きな一歩になると私は確信しております」
「ひ、ひどいよ〜・・・・」
ぽかぽかぽか。
う、うわ、予想外のリアクションだ。 可愛い・・・・。
「わっと」
鍵を落っことす。
「おっとと・・・」
「あ、ごめんなさい、兄さん・・・」
と、丁度同時に拾おうとしたもんだから。
むに。
「ん・・・?」
「はへ・・?」
こう・・・・頬と頬がくっ付いたわけだ。
「あ・・・・」
「あう・・・・・っっ////」
- 61 :こんや、12じ、だれかが、しぬ :05/01/23 04:47:45 ID:/DoSogLq
- ・・・ちなみに鍵に伸ばした手も触れ合ってたりする。
うわ・・・・近くで見ると・・・・・雛、やっぱり可愛いな・・・。
俺がどかないもんだから、雛もなんだかどく機会をはずしたようだ。
手ぇ重ねて、ほっぺくっ付けた二人。 ・・・・・何この状況?
「・・・・・・・に、兄さん・・・?」
「あ、ああ、なんだ雛?」
「やっぱり・・・あそこの大学・・・・・受けるの・・・・?」
「あ? ああ、そのつもりだけど・・・・」
「・・・・・・・」
「雛・・・・・・?」
「やだ・・・な」
「え?」
「兄さんと・・・・・・離れるの・・・・・やだ・・・」
「雛・・・・」
「兄さんが一緒なら・・・・頑張れる・・・今日みたいに、外にも・・・出られる・・・・。
でも、出られたのは・・・兄さんが・・一緒だったから、だもん・・。
一緒じゃなきゃ・・・・・・・まだ怖い・・ううん、多分、ずっと怖い・・・よ」
「・・・・・・」
「兄さんが居れば・・・・私、何でも出来る・・・・よ。
でも・・・いないと・・・・・何にも出来ないよぉ・・・・・」
「ひ・・・な・・・・・」
「兄さん・・・・・」
雛の目には俺が映ってて・・・俺の目にも雛が映ってるんだろう。
- 62 :13階段 :05/01/23 04:49:12 ID:/DoSogLq
- 「兄さん・・・・・・行っちゃ、やだ・・・・・・・何でも、するから・・・私と、一緒に、居て・・・」
「な、何でもって、おい」
「何でも・・・する・・・・・キスとか・・・だって・・・・・」
「・・・・・っっっ!?!?」
「兄さん・・・・」
「ひ、雛・・・・っ!?」
雛が目を閉じる。 うわわわ、どどどうするよ、俺!?
「・・・・・兄さん」
「・・・・・ひ、雛・・・・!?」
おおお落ち着け俺っ! こここれはきっと何かおいしい夢だっ! ゆ、夢? 夢なら何しても・・・・じゃなくてよぉ!!
「・・・・・・・何をしているのかな〜?」
「・・・・・・へ?」
「はえ?」
振り返ると・・・・そこにおわしますは・・・・・・・。
「かかか母さん!?」
「おおお、お帰りなさなさっ・・・」
雛も錯乱中だ。
「ただいま、雛ちゃん。 で、何してたの〜?」
「いい、いや、それより、いつからいたんだ?!」
「何でも、するから・・・私と、一緒に、居て、から」
「うあ、いいいるならとっとと声掛けろよっ!!」
「え〜、何かいい雰囲気だったし〜?」
「語尾を上げるな!」
- 63 :14まつ :05/01/23 04:51:03 ID:/DoSogLq
- 「それにまさか昨日の今日で、妹口説くなんて思いつかなかったし〜?」
「昨日・・・・?」
「か、母さんっ!」
「それよりいいのかな〜? お父さんはまだ車庫入れしてるけど、あの子は見てたわよ〜?」
「あ、あの子・・・・?」
「ア・ニ・キ〜〜〜?」
「うわぁ、お前も居たのかよ!?」
「いたよ! なんだよアニキ、昨日はオレとキスしようとしてたのに!!」
「うわバカ、止めろっ!!」
「え・・・兄さん・・・・? キ、キスって・・・・!?」
「ああいや違うんだ雛! あれはなんてーか、事故で!!」
「わ〜、修羅場っ、修羅場っ♪」
「煽るなっ!!」
「アニキっ!!」
「兄さんっ!!」
「うをっ、はい!!」
「「ばか〜〜っっ!!」」
どぐす、べしっ。
だんだんだん・・・・・二人とも家に入って行く。 ・・・・いつの間に鍵開けたんだ?
- 64 :15の夜 これで終わり :05/01/23 04:52:48 ID:/DoSogLq
- 「うふふ・・・モテモテね〜?」
「くおら母親、煽っといて言うこたぁそれか」
「なーによぉ、二股しようとしたあなたが悪いんでしょお?」
「い、いや、んなこたぁ・・・・って言うか、まず妹にちょっかい出したこと怒れよ、親として!」
いや、どっちかってーとちょっかい出されたんだが、取り敢えず置いといて。
「あらあら、そんなの気にしてたの?」
「普通はするわ!!」
「いいんじゃない? 私たちみんな、血のつながった人は一人もいないんだから」
「・・そうだけど・・・・さ」
「何やってんだ? お、息子よただいま」
「・・・・お帰り、親父」
「奈緒子さん、腹減ったぜぇ」
「はいはい、すぐに支度しますから」
「おう。 お前も早く入れ」
「・・・・・おう」
血はつながってない、か・・・・・・。
「だからこそ、家族の形にこだわりてぇんだよ、俺は・・・・」
俺のつぶやきは、一月の風に消えた・・・・。
- 65 :('A`) 後(悔)書き :05/01/23 05:02:26 ID:/DoSogLq
- あーあ、貼っちゃった。 何か結局前回の反省生かされてないし〜? (奈緒子ママ風)
と、ゆー訳さ。 受験生SSさ。 ゲーマーな妹を書いて見たかったさ。
ゲーマーっぽいこと、殆どしてないわけさ。 ('A`)
かわいくないの書くつもりが、何か半端に可愛くなった訳さ。 ('A`)人('A`)
人其れをキャラの一人歩きと言う。 ヽ('A`)人('A`)人('A`)ゝ
妄想力に文章力が追いつかねぇよ・・・・。
あ、誰かあの二人に名前ください・・・・・。
よし、誰か来る前に逃げるぞ、清次郎。
- 66 :今気付いた・・・・ :05/01/23 05:20:09 ID:/DoSogLq
- >>51
資格→刺客
- 67 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 07:43:11 ID:9FWtvkiA
- 誰もいねえ!逃げられたか!
- 68 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 12:45:23 ID:h9bTEFjV
- 逆に萌えの臭いがプンプン臭ってる気がするぞ
- 69 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 13:42:55 ID:/DoSogLq
- Σ('A`)
- 70 :前スレ921 :05/01/23 13:56:45 ID:ejD7RePL
- >>50-64
誰も居ないと見せかけて実は途中までリアルタイムで萌えてた('A`)
- 71 :Σ('A`) :05/01/23 14:11:56 ID:/DoSogLq
- まぢかよ!?
じゃ、名前ちょーだい。
- 72 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/23 20:19:15 ID:0r8vxw5J
- 「……」
俺は黙って、キッチンに入る。
未来は何食わぬ顔で料理中。
「あの……未来……?」
警戒しながら、俺は未来に声をかける。
「あっ、に、兄さん!?おはようございます!!」
「あ、ああ……」
俺が未来に何を話そうか躊躇っていると……
トントン。
何者かに肩を叩かれる。
「えっ!?」
俺が振り向くとそこに立っていたのは……
「よっ。わが息子」
母さんだった。
……って、何でだよ!?
「全くもう……未来とアタシの区別がつかないなんて。情けないよ?」
まさか……裏未来って、母さんだったのか?……騙されたぁ!?
「コンタクト付けてなかったから分かんなかったんだよ!!……っていうか何しに来たんだよ!!」
「あらら、忘れないでよ。ここはアタシの家なのよ?」
「じゃあ、連絡くらいよこせよ!!」
「ちゃんと連絡したわよ。未来に」
「ホントか?未来?」
「は、はい……でも、内緒にしてほしいって言われてて……」
「それじゃ、意味ねぇだろ!!」
「まぁ、そうカッカするなって、お若いの。朝ごはん食べたら出てくから」
「早いな。もっとゆっくりしてけばいいのに」
「そういうワケにもいかないのよ。あの人も何だかんだ言って寂しがりだからね」
母さんもやっぱり父さんの事心配してるんだなぁ……。ちょっと見直したぞ……。
「それにしても、今日は傑作だったわ。ちょっと驚かしてやろうと思っただけなのにねぇ?」
前言撤回。全く、この大人は……。
- 73 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/23 20:20:15 ID:0r8vxw5J
- 「だから、しょうがないんだって!!」
「未来ー、注意しないとダメよー?そのうち、この子に襲われるわよー?」
「おっ、おそわれるっ!?」
「そうそう。襲われるの。気をつけなさいねー?」
「俺を変態みたいに言うなぁ!!」
「えー?普通、妹におはようのキスを要求するぅ?アタシの若いころだって、そんなことしなかったわよー?」
「冗談のつもりだったんだよ!!」
「あの……兄さん、本当にそういうことよく言いますから……」
「ねぇ、アンタ、シスコンなの?」
うわ、視線冷たっ!!見下すなよ!!
「……」
でも、何も言えない……。いや、自分では違うと思ってるんだけど、反論する術がない……。情けな……。
「ま、シスコンでも、ロリコンでも別にいいんだけどね、アタシとしては。でも、ムリヤリはダメよー?」
「お前、もう飯食って帰れ!!」
「はいはい。未来、ご飯出来たー?」
「はい。出来ましたよ。今、仕度しますね」
「よし、食べよー。未来の料理なんて久しぶりだー」
「そういえば、母さんが料理してるのって、そんなに見たことねぇ……」
「そりゃそうよ。そんなに作らないもの」
「不良め……」
「しょうがないでしょ!!アタシは仕事が忙しいの!!」
「はいはい……」
「あの、ご飯食べられますよ……?」
「うぇーい!」
───────────────────────
「帰ったな……」
「帰りましたね」
嵐が去ったように母親は消え、我が家には静けさが戻った。
「一体、何しに来たんだ……?」
「あはは……そういえば兄さんには何も言ってませんでしたね」
「そうだよ!何なんだよ、あの若作りっ!!」
「若作り……?」
- 74 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/23 20:21:23 ID:0r8vxw5J
- 「何だよ、年甲斐もなく妙な事しやがって!!未来の真似して、頬にキスして、甘えるフリして……」
もう三十路も後半なのに……。
そう考えると、わが母親ながら、恐ろしい……。
「……ちょっと、気分悪くなってきたよ……」
「あはは……気分転換に、コーヒーでも飲みますか?」
「ああ、貰おうかな」
「はい」
未来がパタパタとキッチンに歩いていく。
「でも……お母さん、兄さんのこと心配してましたよ?」
「俺を?」
「はい。色々聞かれましたよ。ご飯は食べてるのか。とか、成績はどんな感じ。とか……」
「へぇ……」
「口ではあんな事言ってても、心配してるんですよ、お母さんも」
「そうかねぇ……」
「きっとそうですよ。……はい、お待たせしました」
俺と自分の分のコーヒーをテーブルに置いて、俺の隣に座る。
「しかし……ホントに母さんだったのかなぁ……」
「えっ?ど、どういうことですか?」
「いや……言ってる事ややってる事はともかく、雰囲気とかは、完全に未来だったんだけどなぁ……」
「ま、まさか……私じゃないですよ!!」
「うん。知ってるよ。すごい演技力だなって思っただけ」
「あ、あはは……そ、そうですよね!!」
「つーか、いくらコンタクトをつけて無かったとはいえ、裸眼でもそんなに悪くないと思うんだけどなぁ……」
「えっと……そう!目、悪くなってるんじゃないですか?ちょっと検査してきたらどうですか?」
「うーん……そうするか……」
変な未来ちゃんだなぁ……。
- 75 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/23 20:33:10 ID:0r8vxw5J
- センターの判定で第一志望C判定。推薦入試制度の有難みを知る遊星(ryです。
ま、このラストは、それぞれの解釈におまかせってことで、各自脳内補完してくださいな。
>>27-34
なるほど……一人称「オレ」も有りか……。(現在、かなりネタに飢えてます)
>>41-44
こういうの好きかも。続きが気になる……。
>>50-64
かわぇぇ……。こういう娘がオレにも書けたらなぁ……。
……感想が適当でスマヌ。
- 76 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 20:49:59 ID:8tPHDkmA
- >>75
毎度毎度GJ!
ところでものすごく失礼なこと聞くけど、ひょっとして遊星さんってYがつく国立大志望?
知り合いにちょっと心当たりある人がいるんだけど…まさか、ね
- 77 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/23 21:06:15 ID:0r8vxw5J
- >>76
うむ……Yはついているが、頭文字ではないねぇ……って、コレで結構、数絞れるな……。
つーか……バレンタインまで日がねぇ!!今年、三年目でネタがねぇ!!
- 78 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 21:12:30 ID:9FWtvkiA
- バレンタインは未来ちゃんキボン。
- 79 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 21:28:38 ID:ISLVqAR0
- >>77
あ、イニシャルじゃないんですか。ならこっちの勘違いですね、失礼しました。
- 80 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 21:52:27 ID:/DoSogLq
- 乙可憐様々ですっす。
推薦で受かった知人は、まともに受けてたらセンターで足切りされてたそーです。
絶対に講義についてけないよ、彼・・・・。
- 81 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/23 22:05:37 ID:/DoSogLq
- ところでこのスレ、ROM含めると何人くらいいるんだろ。
- 82 :前スレ931 :05/01/23 22:23:58 ID:mgiqgIjP
- 皆さんマジ乙ですー!
にしても遊星さん書くの速いですねぇ〜。スゴいです。
しかもイイ!流石ですわ。
- 83 :Σ('A`) :05/01/23 23:20:28 ID:/DoSogLq
- 何!? 早さなら負けないぜ! 安かろう悪かろう精神はおれの得意分野だぜ!
まぁ流石に3日連続で貼ろうなんて考えちゃいないけどにゃ!
- 84 :('A`) :05/01/24 02:25:16 ID:1muglDcX
- 誰もいないけど、今日は貼ラネ。 お休みかきこ。
- 85 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/24 08:40:55 ID:7vQi6O1C
- >>77
TOKYO大学
KYOTO大学
俺とはレベルが違いすぎる……〇| ̄|_
- 86 :('A`) :05/01/24 11:26:48 ID:1muglDcX
- YOYOGIアニメーション学院という可能性も・・・・・ないか。
- 87 :第三話:受験生、看病する・前編 :05/01/24 11:35:32 ID:1muglDcX
- 「息子! おはよう!」
朝っぱらからでかい声だな・・・・。
「おはよう、ってか名前で呼べや」
「ははは、大人の事情だ」
なんのこっちゃ。
「飯なら出来てる。 食え」
「はいはい・・・・。 ん、親父が作ったのか?」
「おうさ。 奈緒子さん、早番でな」
「そうか・・・・男の料理って感じだな」
「うわっはっはっは。 二人を頼むぞ」
「行くのか」
「ああ、俺も朝出勤だ」
「いってら」
「いってき」
・
・
・
時刻は7時半過ぎ。 あいつらを起こすにはいい時間だ。
よし、まずはアイツから・・・と思った矢先。
「ふあ・・・アニキ、おはつ・・・・」
向こうから来た。
「おはつ?」
「・・・間違えた・・・・おはよ」
- 88 :調子に乗って、書いてみた :05/01/24 11:36:38 ID:1muglDcX
- 「よう、今日は早いな」
「そでも・・・・ない」
「そうか?」
「うん」
「飯なら出来てるぞ」
「うん・・・・・うわ、お父さん作った?」
「ああ」
「うう・・・・ピーマンやだって言ってるのに・・・」
「大きく成れんぞ」
「ピーマンばっかこんなに食ってどーすんのさ・・・」
まぁ言いたいことは分かる。 親父はピーマンふぇちらしく、一品はピーマンスペシャルなおかずを作る。
ご飯は残さない主義のこいつには、かなりの試練だ。 ・・・・がんばれ。
「雛は?」
「今日はアニキの当番でしょ」
「そうだな」
朝早く雛を起こすのは時を繋ぎ止めるより難しい。 それに一日交代で挑む俺らはまさに現代のドン・キホーテ。
「んじゃ、起こしてくる」
「・・・・・うん」
- 89 :半分日記状態・・・ :05/01/24 11:37:44 ID:1muglDcX
- こんこん。
一応ノック。
「返事無し。 突入だな」
「・・・・・・」
「ところでなぜついて来てるのかね、フォールスタフ君」
「ふぉーるすたふ?」
「そっちに反応すんな。 先に飯食ってろよ」
「だって・・・・心配じゃん」
「何がよ」
「・・・・・アニキのことだから、目覚めのキス・・・・とか」
「はぁ?! お前熱でもあんのか?」
「だ、だって、アニキ、昨日だって・・・・!」
「あ、ありゃ事故事故!」
「事故って・・・・・この前オレとしそうになったのも・・・・?」
「あ、当たり前だ! 妹とキスする阿呆が何処にいる!」
「・・・・むっ・・」
あ、何か怒ってる。
「なんだよっ、最後はアニキの方から・・・・」
「うわー、なな何言ってんだ!」
こ、この娘はナニをのたまわれますかっ! ・・・・・・いや、事実なんだけどよ。
「にい・・・・さん・・・?」
「ん・・・?」
「あれ? 何か・・・聞こえた?」
「雛の・・・・声?」
「まっさか〜? 雛ちゃんがこんな時間に一人で起きてるわけ・・」
「兄さん・・・・たちでしょ・・・? 二人とも・・・そんなとこ、で・・・どしたの?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
- 90 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/24 11:37:55 ID:9PnOAbP1
- 支援
- 91 :(´▽`;) :05/01/24 11:39:33 ID:1muglDcX
- ばんっ!
「ひ、雛っ! どどどーしたんだ、こんな時間に起きて!」
「そ、そうだよっ、具合でも悪いのっ!?」
二人で雛の部屋に雪崩れ込む。
「・・・・?」
きょとん、とした顔の雛。
「な・・に? どうした・・の?」
「そ、それはこっちの台詞だ!」
「どーしたのっ?! なんか悪いものでも食べた!?」
「あはは・・・そんなこと・・・ないにょ・・?」
「・・・・にょ?」
「うん・・・雛、げんきげんき・・・だお?」
「だ、だお?」
「あははー、兄さんたち・・・なんで飛んでるのー・・・?」
「はっ!?」
「なんだなんだぁ!? 雛、電波受信したのか!?」
「な、何バカなこと言ってんだよ!? しっかりしてアニキ!」
「う、うむ! Be cool! 俺!」
おちつ、落ち着け俺。 雛・・・確かに本物の雛・・・だよな?
「まさか、裏雛・・・・・?」
「は?」
「あ、いや、何でもない」
- 92 :こんな時間に一体何を・・・(お互い様) :05/01/24 11:41:09 ID:1muglDcX
- 取り敢えず・・・手を雛のデコに・・・。
「うわっ、すげー熱! ひ、雛、大丈夫かよ!?」
「ええっ!? 雛ちゃん熱有るの!?」
「ああ、すっげー熱だ! 雛、大丈夫か!? しっかりしろ!」
顔が真っ赤だ。 視線も虚ろにに俺を見てる。
「えへへ・・・・兄さんに、おでこ・・・触られちゃった・・・・」
「うわ、また熱が・・・っ!」
「どどどどうしようどうしよう!? ひひ雛ちゃんが熱っ、熱をっ! 救急車呼ばなきゃ!」
「お前も落ち着け! 熱出したくらいで救急車がくるかっ!」
「で、で、でも〜! 雛、雛ちゃんが、雛ちゃんが〜!」
「落ち着けっ!!!!」
「っ!」
「・・・・どうだ、落ち着いたか」
「う、うん・・・でも、どうするの?」
「俺が病院連れてくよ」
「えっ!? でもアニキ・・・」
「学校はいいよ。 どうせ演習だから、一人でも出来る」
「オレは、どーすればいいの?」
「学校行け」
「えっ!? でも」
「いいから。 自分のせいでお前まで学校休んだって、あとで雛が知ったら・・・・」
「・・・うん、自分責めちゃうね・・・・・・分かったよ」
- 93 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/24 11:41:59 ID:9PnOAbP1
- リアルタイム支援
- 94 :名前無いと書きづらい・・・ :05/01/24 11:42:18 ID:1muglDcX
- 「悪いな」
「ううん」
「あ〜ん、兄さ〜ん・・・雛とも、お話してぇ・・・・」
「あ〜はいはい。 そうだ雛、おんぶしてやろうか?」
「えっ・・・ほんと〜?」
「おうさ。 ほら、上着着て」
「うん・・・・・んしょ」
「ほら」
「・・・・雛、重いかも・・・・・」
「そんなことねーって。 ほらよっと」
ちょいと勢いつけて立ち上がる。
「よし、このまま病院行く」
「こんな時間に・・・?」
「鉄んとこなら見てくれるだろ」
「ん、そうだね・・・・て、オレももう出なきゃ」
「お、そんなに時間経っちまってたのか・・・」
- 95 :('A`) リアルタイム・・・・ :05/01/24 11:43:33 ID:1muglDcX
- 「うん、鍵は閉めたよ」
「おう、さんきゅ」
「財布とか、持ったよね?」
「ああ」
「じゃ、行こう」
「おう」
と、歩き出す。
「えへへ〜・・・・・兄さんの背中〜・・・♪」
「わ、こら、そんなにくっ付いたら歩き辛いって」
「む・・・・」
そ、そんな目で見るなよ・・・・。
「兄さん・・だいすきー」
「うわっ・・・・」
み、耳元でそんなこと言うなって!
「むうううっ・・・・・!」
お、お前も何故そんな睨むよ!?
そんなこんなで、俺の目的地に到着。
な、なんか疲れたぞ・・・・。
「じゃ、またな」
「うん・・・・帰りになんか買ってくる? 林檎とか、蜜柑とか・・・」
「親父に話せばキロ単位で買ってくるだろーからいらん」
「ん・・・分かった。 雛ちゃん、早く元気になってね」
「あははー・・・・・がんばるー」
分かってないだろーな・・・。
- 96 :有り難いんだが、ついに貼り逃げ失敗か・・・ :05/01/24 11:44:39 ID:1muglDcX
- 「お願いしまーす・・・・」
ドアを開けながら言う。 と、出てくる人影。
「すいませんが、まだ診察は・・・・あれ? 先輩?」
「よ、鉄。 ちょいと特別扱いしてくれ」
「どうしたんですか・・・って雛ちゃん?」
「あは〜・・鬼が原さん、こんにちは〜」
「い、いや鬼瓦だけど・・」
「熱出してこんな感じなんだ。 親父さんに頼んでくんねーかな?」
「あ、はい、いいですよ」
「わりぃな」
と、鉄が奥に引っ込む。
「早く治して貰おうな?」
「にゃは〜」
・
・
・
「で、どうですか?」
「ただの風邪だな」
「風邪、ですか・・・良かった。 酷い病気じゃないんですね?」
「いや、それがな」
「え?」
「雛ちゃん、肺炎を起こしかけてたぞ」
「え、え〜!?」
「ま、幸いそんなことにはならなかったわけだが」
「ひ、雛が肺炎・・・・」
体は強い方じゃなかったけど・・・・肺炎って・・。
- 97 :逃がさねえ! :05/01/24 11:46:07 ID:9PnOAbP1
- さらに期待支援
- 98 :清次郎、仕度しとけ、逃げる仕度 :05/01/24 11:46:55 ID:1muglDcX
- 「ほい雛、解熱剤」
「お薬・・・? にがにが・・・・?」
「大丈夫。 鉄んとこのは苦くないって、知ってるだろ?」
「ん・・・なら飲みゅ・・・・」
んくんく・・・・。
「・・・おいしくない」
「それは勘弁してくれ」
「ふや・・・ねむねむ・・・・」
「ん、そうか。 じゃ、寝な」
「ん・・・兄さん?」
「ん?」
「一緒に・・・寝る・・」
「はいはい」
「一緒の・・・・お布団・・」
「う゛・・・」
そうですか。 そうきますか。
「一緒・・・だめ?」
な、涙目でゆーなぁ!
「わ、分かった・・・・」
「わぁい・・・・・」
何か・・・子供っぽいな。 雛は昔から大人しかったからな・・・。 こういう一面も隠れてた、ってことかな
- 99 :清次郎捕獲 :05/01/24 11:48:14 ID:9PnOAbP1
- 支援完了
- 100 :後編に続け! :05/01/24 11:48:48 ID:1muglDcX
- 「やっぱり裏雛・・・」
「ふえ・・・・?」
「あ、いや、何でも」
「えへへ・・・・兄さんと一緒に・・寝てみたかったの〜・・・」
「そっか」
「明日も・・・・・一緒に・・・寝よう・・・・ね・・?」
ぎゅう。
「あ、あはは・・・・明日も、ね・・・・」
・・・・・明日もデスカー?
「うん・・・・明日も・・一緒・・・ずっと・・・いっ・・・・しょ・・・・・」
すぅ・・・すぅ・・・・。
やがて声は寝息へと変わっていった。
「ずっと、一緒・・・・・か」
『兄さん・・・・・・行っちゃ、やだ・・・・・・・何でも、するから・・・私と、一緒に、居て・・・』
・・・・・。
でもさ、雛。
俺たちも・・・やっぱりいつかは・・・・・・・・。 いつかは・・・・・・・・。
- 101 :('A`) うしろ餓鬼 :05/01/24 11:54:17 ID:1muglDcX
- 支援攻撃はダメージ倍増。
今日病院行ってきたんで何となく思いついて書いてみますた。
まぁ・・・・後編は萌えるかもしれないじゃないですか!
明日へ希望をつなげ! がんがれ自分!
大器晩成! 大器晩成じゃ〜!
「それってつまり、今は未熟だってことですよね?」
そのとうりじゃ〜!
- 102 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/24 11:57:02 ID:9PnOAbP1
- GJ!
- 103 :('A`) :05/01/24 12:20:48 ID:1muglDcX
- しつこいですが、誰か名前下さい。 おれが付けると・・・・ほらね?
→名前を入れて下さい
苗字 :高橋 たかはし
受験生兄 :
強がりオレ妹 :
ゲーマーインドア妹 :雛 ひな
謎の母親 :奈緒子 なおこ
謎の父親 :
高橋雛・・・・センスナーイ!
- 104 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/24 13:21:05 ID:9PnOAbP1
- 受験生兄 昌宏 まさひろ
強がりオレ妹 馨 かおる
ゲーマーインドア妹 雛
ひな謎の母親:奈緒子 なおこ
謎の父親 孝司 こうじ
なんて。
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