■スレッドリストへ戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 1001- 最新50

[第三弾]妹に言われたいセリフ

1 :No.2 :03/07/01 02:21 ID:xdbq4ySt
全国のお兄ちゃま
脳内妹がいつも言ってくれる萌えセリフを
暴露しちゃいましょう

【過去ログ】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/

800 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/22 06:16:28 ID:/P/8+j7M
789>長文わ無いかね?
sage以外わ入れちゃダメかね?

801 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/22 12:54:15 ID:K/zwzhF1
>>800
なんでも良いんだったらわざわざsageって入れてくださいなんて言いませんよぅ…

802 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/22 15:20:33 ID:Bo/7yRWZ
もう放置でいいんじゃねぇの……

>>792-795
いいなぁ……。続きを楽しみにしています。

803 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/22 22:28:53 ID:np3U8G6l
そろそろ「明日」が終わっちゃうよぉ・・・

804 :789  その1 :04/12/23 00:04:18 ID:vxtkSel8
なんかジャンルが変わってほのぼの系だが長文行くぞ。
軽い設定。ゆき(中2)兄(高2)

「今日はおにいちゃんといっしょに買い物だ。(ウキウキ)」
そう。今日はゆきと買い物に行くことになった。
服を買いに行くから見て欲しいのだという。
それというもの昨日…
「ねーねー。明日暇?」
「ああ暇だけど。何?」
「よかった。じゃあいっしょに買い物いこ。服買うの。」
「えぇっ」
「いやなんだ。ゆきと買い物いやなんだ。」
「そんなことないよ。」
「じゃあいこ。」
俺はこの手の言い方に弱いからまんまと言いくるめられてしまった。
で、今日はその買い物につきあってやることになったのだ。


805 :789  その2 :04/12/23 00:11:03 ID:vxtkSel8
「買い物ってこんなに遠いのかよー。聞いてないぞ。」
「だって買い物付き合ってくれるって言ったじゃん。」
「まあな。」
(それにしても服買いに行くのに片道1時間半もかけるか普通。ま、男の俺には理解できないのかな?)
「ついたよー。」
「ついたって。ここ?」
「だってこの店男物のショップだぞ?」
「だから、いっつも服がぱっとしないお兄ちゃんのために服を選ぶの。」
「もしかして買い物って、俺の服?」
「そうだよ。」
「マジで?(おいおいほんとかよ)でも、俺金もって無いぞ?」
「いいの。ゆきからの誕生日プレゼントだよ。」
「誕生日明後日でしょ。」
「ありがと」

806 :789  その3 :04/12/23 00:22:31 ID:vxtkSel8
俺は、「ありがと」と言いつつもかなりキョドっていた。
周りを見ると、服一着が見たことも無いような値段だ。
なんか店の雰囲気に飲まれている。
「お兄ちゃん」
「…」
「お兄ちゃん」
「あ?何?」
「なんかキョロキョロしちゃってるからさ。」
「こんな店来るの初めてなんだから仕方ないだろ。つーかこんな高いの買えんのか?」
「だいじょぶだよ。ちゃんとお金おろしてもらったもん。」
「あ、そう」
「で、どんな服が欲しいの?」
「どんなって言われても、あんまそんなの気にしたこと無いからな。」
「じゃあゆきが選んであげる。」
「ありがと。」
「じゃあ選んでくるからここで待ってて。」
「待っててって。おい。」
行ってしまった。こんな異空間で一人って。
まあ待つしかないか。

807 :789  その4 :04/12/23 00:31:29 ID:vxtkSel8
パタパタパタ
「お?」
「選んできたよ。」
「ありがとう」
「早く着てみてよ。」
「え?」
「試着だよ。ほら、試着室で着替えるの。」
「わかった。」
(えっと、これがこうでこうでっと)
「着れたぞ。」
「見せて。うーん。またちょっと待ってて。」
また行ってしまった。待つか。
「うーん。どっちだろう。」
「パンツこれに変えてみて」
「パンツ?」
「ズボンのことパンツって言うの」
「あ、あぁ。」
「でも2個あるぞ」
「最初こっちはいてみて」
「はいよ。」
後はそんなことの繰り返しだった。
「これでいいよ。」
「そうか?いいのか?(あぁつかれた。やっと終わりか)」
「鏡見てみなよ。」
「うん。(あ、なかなかいいじゃん)結構いいな。ありがとう」
「じゃあ決まりね。それ脱いでもとの服に着替えて。」
「はーい」

808 :789  その5 :04/12/23 00:39:52 ID:vxtkSel8
「お会計は、2万と4350円になります。」
「おい、いいのかそんなに高いもの」
「いいって言ったじゃん。誕生日プレゼントなんだから。」
「あぁ、そうか。ありがと。」
「ありがとうございました。」
「さて帰るか。ってもう暗いな。」
「これから帰ったらもう飯だな。」
「そうだね。そうだ、来週の日曜日さ今日買った服着てお出かけしようよ。」
「え?」
「いいでしょ。水族館。」
「いいけど、おごらないぞ。あんま金ないし」
「わかってるって。じゃあ来週の日曜日だよ。」
「あぁ。」

今思うと、ゆきは今日の買い物も来週の水族館とセットで考えてたんじゃないかと思う。
つーかこんな高い服もったいなくて着れないと思ってたしちょうどいいかな?
来週は水族館か。また疲れそうだな。まあいっか。俺っていい妹持ったなぁ。

〜fin〜
まあ、妹がいない俺にはこれが限界だな。

809 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/23 01:34:00 ID:zd+5EYUQ
おっ?
知らない間に・・・

810 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/23 01:38:46 ID:fEMHw+eJ
でも>>792-795の続きも気になる

811 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/23 02:27:59 ID:D/kN/WsM
>>792-795 はもちろんだが、
>>789 の続きも読みたい。水族館での話を

812 :789から ◆LS6RgCUyNA :04/12/23 15:07:06 ID:df1vgWvD
水族館のことか。流れ上で考えただけだから考えてないや。
よし、これから考えよう。
今日明日中には。書けなかったら旅行行くからしばらく無理。

813 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/23 16:00:05 ID:hNLck9R6
お兄ちゃん、何故そんなに優しくするの……?
そんなに優しくされたら私…、迷っちゃうじゃない……。
ねぇ、お兄ちゃん。兄妹で好きになったりしちゃ駄目なんだよ…?
だから諦めようと思って我慢してるのに……そんな事されたら私……私……っ!

814 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/23 19:02:25 ID:CSrWQkt9
そんな長い台詞を言われたいと常日頃から思っている
真性妹萌えお兄ちゃんに乾杯。
好きだ。

815 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 00:12:55 ID:tfI7eGoI
同一人物???

816 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 00:14:12 ID:IyWujSrd
え、誰と誰が?

817 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 00:38:05 ID:IAZMkTmy
皆さん手軽に稼ぎたいと思いませんか?
このサイトは小遣い稼ぎの決定版!
しかも携帯用なので登録してしまえば
常にパソコンの前に座っている必要はなし!
いつでも手軽に片手で稼ぐことが出来ます☆
またスクラッチによるゲームや懸賞など
楽しく稼ぐことが出来るのでストレスにもなりません!
実際私は毎月5万円を楽しく小遣い稼ぎしています^^
詳細は↓のURLからドウゾ^^
http://junkiearea.hp.infoseek.co.jp/dream/dream.html
みんなでじゃんじゃん稼ぎましょう☆★

818 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:14:57 ID:clp1zFgO
12月24日。
赤や緑の装飾、デカいサンタ、眩しいくらいの電飾……。
「まだまだ先だと思ってたけど、もうクリスマスなんだねぇ……」
スーパーのカートを押しながら、俺はキャベツを選んでいる未来に話しかける。
「そうですか?私は待ち遠しかったですよ?」
「俺は、この歳になると別に楽しみでもないけどなぁ……」
「でも、みんな楽しそうで……なんだかウキウキしませんか?」
「まぁ、そうだな……クリスマスなんて日本人にしてみりゃ、楽しめればいい。みたいな感覚だしな」
「そうですよね?」
「ところで、未来よ……」
「何ですか?」
「今年は……プレゼント買ってないんだ……」
「あぁ……私はいいんですよ?別に……」
「いや、そういうわけにはいかないだろ……つーことで、明日二人で買い物に行かないか?」
「いいですよ。じゃあ、私も明日、兄さんのプレゼント買いますね?」
「うん、楽しみにしてる」
「……ところで、兄さん……今何時ですか?」
「ん?四時五分前だけど?」
「あと五分か……」
「えっ?何が?」
「何って……タイムサービスに決まってるじゃないですか!!」
「うぇ!?まだ買うのか!?」
目の前のかごの中には、もはやいつもと同じぐらいの食料品が……。
これだけでも、十分重そうだってのに……。
「はい!これから大掃除とかで忙しくなりますから、買い溜めしておかないと!!」
考えてるんだなぁ……感心するよ、全く。
「さぁ、未来ちゃん、もう時間だよ?」
「えっ!?よぉし!!兄さん、行きますよ!!」
「はいはい、お供しますよ」
小走りに駆け出した未来を追いかけながら、
ふとサンタ姿の女性店員が目に入り……つい、未来ちゃんのミニスカサンタ姿を想像してしまうのでした。

819 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:16:33 ID:clp1zFgO
「はぁ……やっと出来ました……」
「お疲れ様でした」
時刻は七時半。料理が完成したようだ。
『あんまり時間が無いんで、料理、手伝ってくださいね?』と言われていたが、
結局、俺は買い物の荷物持ちしかせず、途中『邪魔だから』という理由でキッチンから追い出されてしまった。
料理への情熱は、俺への愛をも凌ぐようだ。
……このことは多分、悲しみとともに一生忘れない記憶となろう。
「さぁ、食べましょうか」
未来がエプロンを外しながら、ダイニングに入ってくる。
「おい!!未来!!」
「は、はいっ!?」
「何だ、その格好は!」
「はぃ?」
「今日はクリスマスだぞ?ドレスとか着ないのか?」
「持ってないですって……」
「じゃあ、その動きやすさ第一のパンツは止めろ!!せめてスカートを穿け!!」
「何だか、今日は厳しいですね……」
「だってよ、カノジョには、常に可愛いくあって欲しいだろ?」
「か、彼女!?も、もう!!兄さん!!何言ってるんですか!!」
「まぁ、未来は何着ても可愛いんだけどな」
「も、もう!!恥ずかしいですよぉ……」
ま、お約束通りの可愛い反応を見せる未来。
「あの……でも、兄さんがそう言うなら、私……ちょっと着替えてきますね?」
「うん!!待ってる!!」

820 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:17:24 ID:clp1zFgO
「あ……あの……兄さん」
十数分後、未来がゆっくりとドアを開け、戻ってくる。
「待ってたよ」
「あの……兄さん……似合いますか?」
そう言われて、未来のほうを振り向く。
……ふむ、なかなか色っぽいじゃないか!!
「うん。可愛い。似合ってるよ」
「えへへ……ありがとうございます」
未来は、いつもより子供っぽい笑顔を見せる。
こういう顔もいいねぇ……。
「さ、ご飯食べよう?」
「はい!」
「未来ちゃん、シャンパン買ってきたんだ。二人で乾杯しよう?」
「えっ、何時の間に……」
「未来ちゃんが料理作ってる時……一応声かけたけど、気付かなかった?」
「はい……全然……」
料理>>>(越えられない壁)>>>>俺。
切ねぇ……。
「に、兄さん!?急に倒れて、大丈夫ですか!?」
「ああ、大丈夫。気にしないで……」
「そうですか?」
「うん。まぁ、気を取り直して乾杯だ!テンション上げろ!!」
「あ、はい……」
「じゃあ、かんぱ〜い!!」
「か、かんぱーい」
棒読み。別にいいけど。
俺はシャンパンを一気に飲み干し、未来の料理に手を付ける。
「いっただっきまーす!!」
「ふふっ……兄さん、慌てて食べると危ないですよ?」

821 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:18:27 ID:clp1zFgO
「何が?……げほっ!!」
「あぁ、だから言ったのに……!!大丈夫ですか、兄さん……」
「けほっ……ちょっと咽た……」
「はい、お水」
「ありがと……いやさ、未来ちゃんの料理が美味しすぎて、思わず急いで食べちゃったよ」
「口だけは減りませんねぇ……でも、ありがとうございます。お世辞でも嬉しいですよ」
「お世辞じゃねぇって。コレ、ホントに美味いよ?ほれ、未来ちゃんも。はい、あーんして?」
「あーん……って、しませんよ!!」
「み、未来!?何時の間にノリツッコミを会得したんだ……」
「べ、別にいいじゃないですか……」
「うむ、確かにそんなことは小さな事だな。……さぁ、気を取り直してあーん、って」
「だから、しませんってば……」
「何で……?」
「だって……兄さんと……」
「俺と?」
ちょっとイジワルだな……。つーか、なんかHなビデオとかのノリ……。
「間接キスに……なっちゃう……」
「いいじゃん?」
「嫌ですよ……恥ずかしいじゃないですか……」
何時も通り、未来ちゃんの顔が真っ赤。

822 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:19:58 ID:clp1zFgO
「つーか……隙有りぃ!!」
未来の口にフォークを押し込む。
危険なので良い子はマネしないように!!
「わ、わぁ!」
「どうよ?美味いだろ?」
「……」
口を手で覆ったまま、固まっている未来。
「どうした、未来?」
「も、もう!!!!!兄さん!!何するんですか!!!!」
「案ずるな。間接ならば、ファーストキスにはカウントされない!!」
「そ、そんなこと心配してません!!
 ……もう……兄さんは全然女心を分かってないんだから……そんなこと、冗談半分でするものじゃ無いですよ……」
「何か言った?」
「いえ、何も!!!!」
「そう?ま、いいけど……それよりさ!!未来ちゃんも俺に食べさせてよ!!」
「何馬鹿なこと言ってるんですか……」
「えー!?いいじゃん!!」
「ダメです!!普通に食べたって十分美味しいですよ、私の料理は!」
いつもと特に変わり映えも無く、恋人たちの聖夜は更にふけていく……。

823 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:20:57 ID:clp1zFgO
『好きだ……君を愛している!!』
『うん……嬉しいよ……』

まぁ、飯も終わり、ケーキも食べ、
未来と二人で、友人から借りたクリスマスモノの恋愛映画のDVDを見てるわけですが……
すごくつまらない……今年一番の話題作とか言ってたクセに……。
やっぱ、映画はアクションかSFに限るなぁ……。
「ふぁぁ……」
欠伸のついでに隣を見ると……真剣な未来の顔が……。
しかし……何でこんなに夢中になってるのかねぇ……この娘は……。
ま、価値観の違いってヤツか……。
しかし、退屈だ………って、まだ一時間あるのか!?
これで、ハッピーエンドでいいじゃねぇかよ、監督!!何か一波乱あるのか!?
まぁ、映画の監督に文句を言ってもしょうがないけど……。
          …
          ……
         ………
不思議に眠たくならないので、仕方なく、俺はこのタルい映画を見続けている。
しかし、内容は本当につまらないので、主人公の滑舌の悪さとか、そんなところばっかりに注目している……。
……トサッ。
俺の肩に力が加わる。
見ると、未来が俺に寄り添っているではないですか!!
おいおい!!!ここまで、いいシチュエーションは珍しいんじゃない!?
……と、一瞬思ったが……。
ま、どうせ寝てるんでしょ?……うん、確かに寝てるし。
疲れてるんだよな……寝かしといてやるか。
っていうか、それでもこの展開は美味しい!!美味しすぎ!!
「にぃ……さん……」
「ん?どうした、未来?」

824 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:21:56 ID:clp1zFgO
「くぅ……くぅ……」
何も無いのかよ!!他にあるだろ!!『好き』とか、『大好き』とか、『愛してる』とか言えよぉ!!
こんな欲望を寝てる未来に押し付けてもしょうがない。
ここは、未来を起こすか部屋まで連れて行くかしなければ。
ま、起こすのも可愛そうなので、部屋まで連れて行くことにする。
……いや、決して寝顔が可愛いからぜめてもう少し長く見ていたいとか、そんな理由じゃない!!……こともない。
俺は未来をお姫様抱っこで抱きかかえ、階段を上っていく。
つーか、軽い……。
俺の手の中の未来はとても軽くて、柔らかくて……儚い物のように思われた。
「ん……にぃさん……?」
「あ、起きちゃったか……?」
「寝ちゃったんだ、私……」
「疲れてるんだよ」
「でも……あの映画……最後まで見たかった……」
「うん、じゃあ、明日また見ような?」
「いやです……今日じゃなきゃ……ダメです……」
「何でよ?」
「よく……分からないけど……兄さんと……あの映画を見たかったんです……」
「でも……眠いんだろ?」
「眠くなんて……ないですから……」
「嘘つけ。そんな、目をトロ〜ンとさせて何を言うか」
「でも……」
「あっ、いいこと思いついた」
「何です?」
「王子様のキスで、お姫様は目を覚ますんだよな」
「ちょっ!?ちょっと!!にぃさ……んっ!!」

……まぁ、ここから先は皆様の想像にお任せすることにする……

825 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/24 19:26:06 ID:clp1zFgO
メリークリスマス。このスレにおける立場がもはや無い遊星よ(ryです。
長かった……でも全部貼れてよかった……。

ちょっと今回時間があんまり無かったので、かなりやっつけ仕事ですな。
ホントはこの後も、もうちょっと考えてたんだけど……暇が無いのが辛いです。

ま、こんなですけど、次回、正月ネタで何か書けたらいいなぁ……と。

826 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 20:21:19 ID:IyWujSrd
かなりはにゃーん。良いものだ。

827 :789から ◆dUGeRb1xb6 :04/12/24 20:42:11 ID:t6B5iCpK
水族館の話行きまーす。

「お兄ちゃん起きて」
「…」
「お兄ちゃん起きてよ」
「ん?」
「やっと起きた。今日は水族館行くんだから早く起きてよ。」
「今何時だよ。うわ、まだ7時じゃん。」
「だって8時には家出るんだよ。今起きないと間に合わないよ。」
「8時に家出るって水族館まで何時間かかるんだ?」
「2時間くらい」
「えっ。…マジで?そんな遠いの?」
「うん。いいじゃん。1週間も楽しみにしてたんだから。」
「まあいいけどさ。」
「なら早く起きて。ほら、早く」
「はいはい。飯は?」
「私が作っといたよ。じゃあリビングで待ってるからね。」
ゆきはリビングに走って行った。
今日は水族館に行くことになっていた日だ。それにしてもゆきが飯を作るなんてめずらしい。
さて、俺も着替えてリビングに行くとしよう。

828 :その2  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:07:28 ID:t6B5iCpK
「お兄ちゃん、遅いよ。また寝たかとおもって呼びに行くところだったよ。」
「そんなはず無いだろ。普段着ない服だったから着るのに時間かかったんだよ。」
実際は財布に二千円しか入ってなくてあわてて万札を探していたのだが…
「もう。何ぼーっとしてんの。早くご飯食べてよ。」
「あぁ。お、うまい。」
実際ゆきが作った飯はかなりうまかった。2年くらい前に食ったときはかなりまずかった気がするんだがいつの間にこんなにうまくなったのだろうか。
「本当?おいしい?ありがとう。」
「さて、今日は何もってきゃいいんだ?」
「お金だけあればいいよ。ほかに必要なものは全部持ったから」
「あ、ほんと?じゃあ軽く準備してくるよ。ごちそうさま。」
「はーい。」
さて、金は持った。ほかに要る物はない。ゆきも準備がいいな。
「準備終わったぞー。」
「じゃあ行こう。早く早く。」
「お、おい引っ張るなって。」
なんだかんだ言って俺楽しんでるな。妹のテンションが俺に合ってるのか?
「今日は、イルカ見るんだからね。そこはイルカショーが有名なんだから。」
「イルカね。ハイハイ。」
なんだかんだと話してるうちに駅に着いた。
「電車はこれね。」
「おい、電車来てるぞ。走るか」
「お兄ちゃん待ってよ。そんなに速く走れない」
「間に合ったな。」
「うん。」
「じゃあ俺寝るから着いたら起こせよ。」
「寝ちゃうの?」
「寝る。俺は寝不足なんだ。」
「わかった」
「じゃあヨロシク。」

829 :その3  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:17:02 ID:t6B5iCpK
トリップ変わっちまったのはミスだから気にすんな。その2のほうが本物。
じゃあ本編

「お兄ちゃん起きて。」
「ん、あぁ。」
「次だよ。」
「もうついたんか?」
「乗換えだよ。」
「おう。」
「次は私寝ていい?今日早くおきたから眠くて。降りるの終点だから。」
「いいけど、今日何時におきたんだ?」
「5時だよ。」
そうか、がんばってくれたんだな。
「着いたぞ。降りるんだろ。」
「うん。」
「乗り換えこれだろ。」
「うん。じゃあいくよ。」
「また電車来てるぞ。走るぞ。」
「だからそんなに速く走れないって。」

830 :その4  ◆LS6RgCUyNA :04/12/24 21:40:06 ID:t6B5iCpK
結局また電車には間に合って順調に乗ることが出来た。
「じゃあ私寝るね。」
「終点で起こせばいいんだろ。」
「うん。おやすみ。」
寝てしまった。さて、暇だな。つーかよく見るとゆき結構かわいいな。いつもあんまり気にしなかったけど…学校では結構もてるだろうな。
よく考えれば水族館なんて5,6年ぶりだよな。今日は俺も楽しむかな。
ん?次は終点か。起こしてやろう。
「おーい。次だぞ。起きろ。」
「ん?次。うん。」
「降りるぞー。」
つーか降りる人多いな。人気あるんだな。
「お兄ちゃん。入場券買いに行こう。」
「ああ。つーかいくらだ?」
「高校生は、3000円だね。」
「あぁ。3000円な。」
「イルカ楽しみだね。輪くぐるらしいよ。」
「ふーん。でもまだ開いてないのか?」
「10時からだからね。電車が順調だったからあと15分くらいかな。」
「ここはアシカはいるのか?アシカショーも見てみたいんだが。」
「なんだ、お兄ちゃんも結構楽しみなんだ。ふーん」
「悪かったな。イルカショーは見たことあるがアシカショーは見たことないんだ。」
「アシカショーもあるらしいよ。10:10からの会あるからそれ見よ。」
「おう。あ、もう開くぞ。」
「早く行こう。ね。」

今日はここまでだ。もう体力の限界。あとは旅行から帰ってきてからだから。29か30日だな。

831 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 23:04:24 ID:IyWujSrd
乙可憐。
早く帰ってきやがれ。

832 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/24 23:33:08 ID:t1G910YJ
みんなすごいぜ・・・
どうやったらそんな萌えるストーリー考えられるんだ?
俺はまったく思いつかんぞ・・・

833 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 00:24:40 ID:3jTZGPjQ
妹「お兄ちゃ〜ん!私にクリスマスプレゼントは?」
兄「え?(やべ、すっかり忘れてた……)も、もちろん用意してあるよ」
妹「本当!?嬉しいなぁ〜♪お兄ちゃんのことだから、きっと高いものを(妄想中)」
兄(どうしよう……今さら買ってなかったなんて言えないし……。……よし!!)
妹「……で、結局なにを買ってきてくれたの?お兄ちゃん♪」
兄「―――だよ」
妹「え?」
兄「プレゼントは、俺だよ」
妹「……」
兄(よっしゃ!!いい反応だ!……おい、なにとろけそうな顔してるんだ!冗談だよ!!)
妹「お兄ちゃん……実は私のプレゼントも……(赤面)」
兄「な、なん(ry」

俺たちの脳内はいつだってクリスマス。そうだろ、兄弟?

834 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 01:38:23 ID:xBg1AHEg
そうさ、ブラザー

835 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 04:00:59 ID:5VhvkYP1
甘いわっ!
兄『ウィ〜ス』
妹『遅いよっ!何やってたの!?』
兄『あぁ、ちょっとな……』
妹『まさか、お兄ちゃん彼女居るの?』
兄『いや、友達の家で遊んでたんだよ』
妹『な〜んだ、良かった』
兄『ん?何が良いんだよ?』
妹『何でもないよ〜ん☆』
どーよ!!(笑)

836 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 11:56:02 ID:idsGV/U5
『実は私たち、本当の兄妹じゃないの…。このあいだお母さんが言ってるの聞いたの』
『だ、だから…あのね…(赤面)』

夢が膨らむよ

837 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/25 18:28:29 ID:xBg1AHEg
本当にもう、ここの連中大好きだ。
だれかクリスマスプレゼントに妹が届いたお方はいらっしゃいますか?

838 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 19:22:30 ID:5VhvkYP1
極上の妹が届いたゼ!

ハァハァ

839 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/25 19:50:27 ID:VfWXX70m
>>838
ウチの弟と交換しないか?

840 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/27 01:46:23 ID:JZkgu6v5
839>ヤダ!オレのもんだぁー!!

841 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/27 02:53:01 ID:i+tC3kps
弟を取り合うスレはここですか?

842 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/28 11:45:49 ID:fAbnQCK9
お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!

843 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/28 21:26:21 ID:kt6kCdi/
いつの間にか厨がはびこるスレとなってしまったな、ココも。
早く終われ、冬休み!!

844 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 01:43:40 ID:aDRDaEyE
犯人わ誰だっ!?

845 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 01:48:50 ID:5r8Qp5XM
なんだ・・・彼が帰ってきたのかと思った。

846 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 02:24:15 ID:k0VEQ1PJ
姉さん、ちっ違・・・

847 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 11:03:54 ID:Mis7d8RF
妹「おらのオメコなめてくれろ兄ちゃん〜」
妹「昨日から風呂さはいっていんずもんだけん。かいくてかいくてしょうがないねん」
兄「えっ…でんで、俺さ好いちょるコばおんねん。よってからにそないなこさできんばい…」
妹「ひどか〜兄ちゃんはおらのことよりそのコば大事にすんばい?」
兄「そんなあこたないよ…どっぢもおらにとっては大切なコですたい」
妹「ならばいいやんけ〜ささはようおらのお目子に兄ちゃんのデラぷっちおいナメタケさいれてくれろ」
兄「しゃあないのお、節子。これっきりやで」
妹「わあ、きれいなホタルやぁ〜」

848 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 11:52:18 ID:f1ClVi+A
萎える

849 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 13:28:50 ID:Qjv6WrDo
「お兄ちゃんの求めた戦争だ」

850 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 20:16:51 ID:vmfm4qnx
そんなこという人嫌いです。

851 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 20:23:35 ID:5r8Qp5XM
◆LS6RgCUyNA さん、まだかな。

852 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/29 21:51:06 ID:KydwnRYx
うちは兄妹揃ってガノタで、俺が自分の部屋で勉強していると、妹がいきなりドアを開けて
妹「ララァが死んだ時のあの苦しみ、存分に思い出せ!!」と言い放って新聞を筒にした奴で殴りかかってくるので、
俺「情けない奴!!」と叫んで傍にあったカレンダーの筒で殴りあいになった。さらに、
妹「貴様こそ、その力を無駄に消費していると何故気づかん!!」
俺「貴様こそぉ!!」と逆シャア風味の討論を繰り広げながらの殴り合いが続き、最終的に、
俺が力ずくで妹の肩を押して部屋から押し出そうとしている時に、
妹がソファーのクッションを投げてギラ・ドーガとジェガンとガンダムMk-UのフィギュアにHIT
俺「ギラ・ドーガまで!!無理だよみんな下がれ!!」
妹「しかし、ララァは私の母親になってくれたかもしれなかった存在なのだぞ!!」
俺「お母さん…うわぁ!!」と本物の母上に見つかり何故か俺だけ部屋を散らかしたと言われ説教

あ、ちなみにノンフィクションね……もうこんな妹いらねぇよウワァァンヽ(`Д´)ノ
誰か交換キボンヌ、っていうかタダであげるよ、ちなみに顔はまぁ普通かなぁ。

853 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/29 23:00:56 ID:5r8Qp5XM
萌え。

854 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:48:23 ID:mZlxsNd/
寒いくらいの海風が強く吹き付けている。
海を見ていると、何かセンチメンタルな気分になる……ような気がする。
「あっ、兄さん。こんなところにいたんですか?」
「なぁ、未来。海って広いなぁ……」
「はぁ……」
「ときに未来よ。何故、俺たちは船なんかに乗ってるんだっけ?」
「え?私、言いましたよね?」
「ああ……忘れたかもしれない。教えてくれ」
「もう……」
───────────────────────
ルルルルルルル……
「はい、結城です」
未来が電話をとる。
「あっ、お父さん。お元気ですか?」
親父か……
「はい。えっ!?」
驚いてる……。
「ありがとうございます。嬉しいですよ!!」
喜んでる……なんだろ
「はい。ありがとうございました。兄さんに代わりますか?」
俺?
「ああ、そうですか。はい、さようなら」
親父に会話を断られた……話す事も無いが、なんかショックだ……。
そういえば、親父ははるか遠くで出張中。母さんも一緒ですよ。
「で、あの飲んだくれ親父、なんだって?」
「の、飲んだくれ……?」
「異論あるのか?」
「……無いですね」
「うむ。よろしい。で、あのビール腹中年男性がなんて?」

855 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:50:02 ID:mZlxsNd/
「……えーと、船のチケットを送ってくれるそうですよ」
「船?何故?」
「えっと……九州におばあちゃんが居ますよね?」
「ああ」
「もうすぐお正月なんですけど、今九州にいるみたいなんで……」
「バアさんの家で落ち合おうって訳か?」
「そうなんです!」
「うーん……でも、それなら、飛行機でもいいのにな?」
「そうですね。でも、すごく大きな船らしいですよ?」
「ふーん」
「楽しみですね?」
「うん、そうだな」
俺も乗り物は嫌いじゃないし、船酔いしやすいと言う訳ではない。
冬休みなどダラダラするためにあるようなもの。退屈している俺には、楽しみと言えば楽しみだった。
「あの……それで、兄さん……新しい服買ってもいいですか?」
「おぅ、未来ちゃんも結構女の子してるねぇ?」
「だって……やっぱり欲しいじゃないですか……」
「いいよ。買って来いよ。ただし、俺を萌えさせて見ろ!!」
「もえる?」
「いや……こっちの話だ」
───────────────────────
「……そうだったな」
「思い出しました?兄さんったら、もうボケですか?」
「いや……ホントに急な話だったからな。何か実感が……」
「確かにそうですね」
「そういえば、バアさんの家に行くんだよな?ヒロ姉ぇはどうしてる?」
「東京の大学に行ってるらしいですよ。だから、お祖母ちゃんの家にはいないんじゃないんですか?」
「ふぅん……じゃあ、サチ姉ぇは?」
「地元の企業に就職したって聞きましたけど……」
ヒロ姉ぇとサチ姉ぇは俺たちの従姉。俺の親父の兄の娘で、昔はバアさんの家に住んでいた。
はっきり言って憎らしい姉どもだ……まぁ、スタイルだけは良いんだが。

856 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:51:38 ID:mZlxsNd/
「じゃあ、会えるかもな」
俺が何気なく発した言葉に……
「そう……ですね」
どこか遠くを見ながら、何か呟くように応える未来。
「あっ!?もしかして、未来ちゃん妬いてる!?」
「そっ、そんなことないですよぅ!!」
「嘘だねー」
「嘘じゃありません!!」
「いいや!『大好きな兄さんが、サチ姉ぇにとられちゃう!!どうしよう!!』とか考えてたんだろー?」
「考えてません!!」
「ホントかなー?」
「ホントです……って、兄さん、泣かないで下さいよ……」
「泣いてないもん!!カモメが目に突き刺さっただけだもん!!」
「なんなんですか……その奇怪な言い訳は……」
「ホントだもん!!」
「はぁ……もう知りませんからね」
「なんだよ、もうちょっとノッてくれても……」
「そうじゃありません。もうお姉ちゃんとでも何でも、仲良くしてください」
冷たい口調でそう言って、どこかへ歩き去ってしまう未来……。
やっべぇぇぇ!!完全に怒ってるよ!!!
調子に乗りすぎたぁぁぁ!!!!!!
「あの……未来ちゃん……ゴメン、馬鹿なこと言って悪かったよ……」
「兄さんが謝る事はありませんよ」
……ぬぅ、次の一言が思いつかん。
そんな感じで、何も話しかけられないまま、俺たち二人の船室の前まで来てしまう。
「ちょっ!!待てよ!!」
「ごめんなさい。ちょっと眠くなってしまいました」
一言で俺を突き放し、部屋に入って鍵を閉めてしまう。
……どうしたもんかねぇ。
つーか、閉め出された!!

857 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/30 19:52:56 ID:mZlxsNd/
こんばんは。
粘着力だけは一人前。遊星より愛を込めてです。

実はコレ、正月の話に発展していくのですが……。
連投規制のせいで、長い文章を一回で貼るのがかなり面倒臭いので……。
正月を迎えた気持ちで読んでください。

858 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/30 20:35:26 ID:AMjpbEmx
GJ!

859 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/30 20:52:26 ID:E5lUq+NZ
がんがってね。

860 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/31 00:24:07 ID:8akdgAQ+
かなり昔のことだけど、夜中に妹が通知表の成績が悪いっていう理由で叱られてた。
たまたまトイレに行こうとしていて、偶然聞いちゃったんだよね。戸もかすかに開いてたし。
戸の隙間からこっそり覗くと、親父に激昂されて立ちながら泣いてる妹が見えた。
当時、俺と妹はあまり仲がよくなかった。親は俺ばかり甘やかして妹には厳しかったから。
だから、朝起きて俺が「おはよう」とか言っても「おはよ」とか素っ気無いもんだった。
そんな妹が泣いてるのを見て、なんかカッときた。今まで生きてきた中で一番ムカついた。


861 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/31 00:24:56 ID:8akdgAQ+
俺は戸を開けて中に入って、「なにやってんだよ!!」って怒鳴った。
親は突然の乱入者に驚いて固まり、妹はぽかんと俺を見た。
「どんなことだって本人が一番反省するに決まってるだろ!!」
……と吐き捨てて、妹の手を掴んで部屋から連れ出した。そのまま自分の部屋に戻った。
鍵をかけてもう一度妹を見たら、小さな肩をガタガタ震わせながら「ぅぅぅ…」とか言ってんの。
なんか自然に体が動いていて、気づいたら抱きしめて頭を撫でてた。
結局その日は妹と同じ部屋で寝て、翌日、親が謝ってきた。

862 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/31 00:26:36 ID:8akdgAQ+
最初に言った通り、かなり昔のことなんだけど、いまだに覚えてんだよね、あいつ。
その時からものすごく仲良くなった。何の用事もないのに部屋に来て、
「へへ〜」とか言って人のベッドの上でごろごろしてんの。
「なに?」とか訊くと「んー?なんでもないよー」とか言って笑って誤魔化される。
その時だよ。
別にシスコンとかロリコンとかじゃなくて、ずっと妹を守りたいって思った。
純粋にずっと笑っていてほしいって思った。
……今年の初詣はふたりで行こうと思ってる。どうせ毎年向こうから誘ってくるし。
長くなったけど、これで終わり。なんかあったらまた書き込む。

863 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/31 00:50:14 ID:G4NQY4WZ
あんた・・・・兄貴だよ・・・・。

864 : ◆LS6RgCUyNA :04/12/31 01:29:02 ID:aKzfsC4z
昨日帰ってきて、今日ネット復帰して大掃除。(もう1日ずれてるけど気にしない)
帰ってきましたよ。
明日(今日)書けると思います。ただ大掃除が半分しか終わってないんで(実家ってつらいね)出来ない可能性もありです。
ただ、できるだけ書くようにします。(もう話はほとんど出来てますんで)今日は大掃除疲れと明日の初詣に備えて寝ます。


865 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/31 06:38:22 ID:ObHDHGv+
>>860-862
あんた、カッコいいよ……

866 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:52:10 ID:ObHDHGv+
「ねぇ、未来……もう浮気しないから許してー!!」
ドア越しに未来に話しかける。
「……」
「俺が悪かったからー!!」
「大きな声出すのは止めてください。恥ずかしいんで」
……一言一言がキツい。
「いや、もうホントに悪かったって!!」
「本当にそう思ってます?」
「思ってる!!」
「ウソですね」
「何でそう思うんだ?」
「服……」
「服?」
「三時間も迷って買ったのに……一回も褒めてくれてない……」
拗ねてるー!!可愛いー!!!!
「……え?」
そういえば、新しい服買ったんだっけ……。
でも……どんな服だっけか……。
「そりゃあ……ちょっとタイミングをだな……」
「じゃあ、さっきどんな服着てたか言えますか?」
「ゔ……」
「やっぱり……」
「ほ、ほら……未来は何を着ても可愛いから……」
「今日はその手には乗りませんよ」
「……」
あぁ、どうしよう!!
「未来……頼むからもう一回だけチャンスをくれ!!」
「……お断りします」
「いや……一生のお願いだ!!もし、未来が満足しなかったら……」
しなかったら……何も考えてない……。
「しなかったら……?」

867 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:53:09 ID:ObHDHGv+
「何も思いつかんし、海にでも飛び込むか」
「だ、ダメですよ!!」
「じゃあ、どうしてほしい?」
「分かりました……それは後で考えましょう」
「えっ、じゃあ、いいの?」
「仕方ありません。ただし……一回だけですからね」
「うん。感謝するよ」
ちょっと躊躇いながら、部屋に入る。
そこに立っていた未来を、とりあえず、嘗め回すように全身を見つめる。
……ん?
……ふむふむ。
「未来!?とりあえず、言いたい事があるんだが!!」
「な、何です?」
「スカート短くないか?」
はっきり言って、未来がこれほど短いスカートを穿いているのは見たことが無い。
例えて言うなら……見えそうで見えないぐらいの長さ。だが、それがいい……。
つーか……未来ちゃんの生足〜♥長ぇー!!細ぇー!!白ー!!
「えっと……どうですか……?」
「どうって……そそられるね」
「な、何ですか、その褒め方は……」
「ミニスカートも似合ってるよ。未来ちゃん、足キレイだし」
「そ、そうですか?」
うん。何度見ても美脚だ。
「うん。いくら校則が厳しいからって、制服のスカートもそれぐらいにしたらいいのに」
「嫌ですよ……」
「ま、未来は優等生だからねぇ」
「違います……」
「まぁまぁ、謙遜するなって」

868 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:54:05 ID:ObHDHGv+
「そうじゃありません……。えっと……だって、スカート短いと……見えちゃうじゃないですか……」
「ああ。パン……」
「そ、それですっ!!……だから……兄さん以外には見せたくないかな……」
「……ん……?つまり、俺には見せたいと?」
「いっ!?いやっ!!そういうわけじゃなくて!!えっと……兄さんは、兄さんだしっ!!だから……!!」
未来が手を後ろで組んで、頬を赤らめて、俯いて、モジモジして……可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
「しかし……俺も、こんな可愛い未来ちゃんに気付かなかったとはねぇ……」
「あ……やっぱり……」
「ん?何が?」
「この服……さっき着替えたばっかりですよ?気付きませんでした?」
「やはりそういうことか!!いやさ、何か違和感あるとは思ってたんだよ」
「本当ですかぁ?」
「うん。確か……さっきはスカートじゃなかったよな?あと、セーターも色がちょっと違うな……?」
「あれ……?忘れてたんじゃ……」
「うん。結構覚えてるもんだねぇ。いや、でも、あれも未来ちゃんらしくて似合ってたよ?」
「はぁ……兄さんには敵いませんね……」
「思い知ったか!!」
「はい……。やっぱり……姉さんたちには取られたくないです」
何処か虚空を見ているものの、しっかりとした口調。
つーか、やっぱり嫉妬してる……こいつは一気に攻めるチャーンス!!
「やっぱり、不安?」
「ちょっと……」
「じゃあ……」
左手で軽く肩を抱いてやる。
「俺は、未来だけしか見てないから。安心してよ」
「にぃさん……」

869 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:54:51 ID:ObHDHGv+
「今日は嫌がらないんだな?」
「……二人きり……だから……」
うむ。いい雰囲気。
……チャンスじゃん♪
「てぃ!!」
右手で未来のスカートを捲ってみる。
この体勢では肝心の中の物は見えませんけど。
「きゃっ!?」
顔の赤い未来はスカートを押さえながら、俺から飛び退く。
うむ、こういう行動もまた可愛いねぇ。
「うんうん。予想通り、可愛い反応だ」
「な、何するんですかぁっ!!!!!!!!!」
「いや、一度やってみたかったんだよ、スカートめくり」
……断っておくが、いくら俺でも、そこまで思っちゃいない。
「ええぇぇぇぇっ!?」
「成る程、スカート捲りをするのは、女の子が恥ずかしがるのを見て楽しんでるからと言うが……真実だな!!」
「もう……変態みたいな事言わないで下さいよ……たかがスカート捲りと言えども、立派な犯罪ですからね!?」
「妹だからいいんじゃないの?」
「妹でも犯罪です!!」
「あ、そうなの?……ま、でも、未来ちゃんは嫌がってないから犯罪は成立しないよね?」
「何を言ってるんですか!?嫌ですよ!!」
「そうかなぁ?」
「そうです!!」
でも、態度からすると、あながち嫌って訳でもなさそうだけど……

870 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:55:42 ID:ObHDHGv+
「まぁ、いいよ。さぁ、飯の時間までまだ時間あるし、未来ちゃんを自慢しに行こうか」
「えぇっ!?外に出るのは恥ずかしいですよ!!」
「それじゃ何のための服なんだよ!さぁ、行く行く!!」
未来の手を掴んで、強く引っ張る。
「あぁん!!に、兄さん、待って下さい!!」
「待たん!!」
「お願いですから、せめてスカートだけでも……」
「ダメ。可愛いんだから、自信持ちなさい!!」
あくまで抵抗を試みる未来を、全力で部屋から引っ張り出し、ドアを閉める。
「……もう、ムリヤリなんだから……」
「ま、気にすんな。さぁ、デッキにでも行こうか?」
「セクハラですか……?」
「何で……?」
「だって……風、強いじゃないですか……」
「大丈夫。どうせ誰もいないから」
「そういう問題じゃありません!!」
「まぁ、気にするな。別に未来ちゃんのパンツ見ようって訳じゃないから」
「じゃあ、何でですか!?……理由によっては、今晩外で寝てもらいますからね!!」
「最近忙しかったからなぁ、なんかのんびり海でも見てたい気分なんだよなぁ……」
「ふぅん……兄さんでもそんな時があるんですね」
「何だよ、その言い方?」
「いや、別に。いつも無駄に元気良いから、意外だなって思っただけです」
「惚れ直した?」
「何言ってるんですか……さ、行くなら行きましょう?」
「ああ、そうだな」

まだまだのんびりと船旅は続く……。
そういえば、未来と俺、部屋同じだけど……今夜大丈夫かな……。

871 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/12/31 20:56:40 ID:ObHDHGv+
>>860-862様の素晴しい話の後で、こんな物を貼るのも気が引けるが……
自分もあまり時間が無い身故、お許し願いたい。

大晦日の夜だが……この話の時間設定は、一月二日から三日にかけての話のつもり。
ただ……ホントに書きたいものを書いただけなので、こんな船が実在するのかどうか……。

872 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :04/12/31 20:58:48 ID:G4NQY4WZ
どっちも兄貴だよ・・・。

873 :No.2 :04/12/31 23:33:12 ID:1tKFQDNj
お久しぶりです

前スレがdat落ちして、HTML化される予定がないようなので
過去ログ倉庫をつくりました

http://www.geocities.jp/mewmirror9/

では、よいお年をお迎えください

874 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/12/31 23:34:17 ID:E/v9ZGdK
>>873
貴様に今年最後の「よくやったよ!!最高だ!!」を授けよう。

875 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/01 00:33:18 ID:Ju7b0EMj
あけました。
今年もお兄ちゃん、お姉ちゃんがたにとっていい年でありますように。

876 :@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/01 00:48:13 ID:+k0Xuz6e
公開プロキシに通しても無いのに引っかかってた◆LS6RgCUyNAです。
トリップだけじゃ呼びにくいと思うのでHNつけました
@引Tでアップルティーとお読みください。(何でそうなるのかはわかると思いますが)
と言うことでかけなかったので今から書きたいところですが初詣帰りの疲労と明日から親戚が来てドンチャンに備えて寝ます。
そんなことで親戚来てリビングでドンチャン⇒PCリビング⇒小説かいてる暇なし。
よってしばらくかけませぬ。ご勘弁を。
4日以降には必ず。ハイ

877 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:35:30 ID:Q1JlFlbO
正月である。
我が家の場合は家でのんびり……というワケには行かず、毎年九州の祖母の家に行く事になっている。
俺たちは無事両親と九州で落ち合い、祖母の家で宴会などを楽しんでいる。
つなみに、ヒロ姉ぇは海外へ行ってしまったらしい。一安心と言うか、なんと言うか……。
……しかし、未来ちゃんの周り、心なしか人が多いような……。
と言っても、酔ったオッサンばかりなワケだが……。
未来ちゃんのうんざりした顔を見た俺はその人々の間をすり抜け、未来ちゃんの隣に座る。
「よっ!楽しんでる?」
「そう見えますか……?」
未来ちゃんが俺に耳打ちする。
「……見えないね」
「はぁ……勘弁してほしいですよ……」
「美しさは罪ってやつですかね?」
「全く……兄さんまで。冗談は止めてくださいよ」
相当参ってるな……未来ちゃん……。
「でも、チヤホヤされるのって悪い気分じゃないだろ?」
「まさか……。だって……私……」
未来ちゃんが口篭る。
「どうしたんだよ?」
「触られたんですよ……その……お尻を……」
俺の耳に近づけられた未来の顔から熱が伝わってきて、未来がまた真っ赤になっている事が分かった。
ついでに……俺の頭も怒りで真っ白に……。
「……おい、未来……どいつだ……!!」
「えっ……?」
「未来にそんなことしたのは、どの酔っ払いだ……!?」
「突然だったんで……ちょっと分からないですけど……」
「じゃあ片っ端から狩るか……!!」
「め、目が本気ですっ!?」
「大丈夫だ……命は取らん……」
「に、兄さんっ!!私は気にしてませんからっ!!だから、落ち着いて!!」

878 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:36:25 ID:Q1JlFlbO
「大事な妹の大事な部分を触られて、そう簡単に落ち着けるかぁっ!!」
「に、兄さん!!声が大きいですっ!!」
「俺も触りた……もがっ!!!」
「ああ、もう!!兄さん、ちょっと来てください!!」
───────────────────────
「頭冷えましたか?」
使っていない部屋。
俺は未来に無理矢理引っ張られて、ここに来た。
「うん……面目ない……」
「まったく……今日のは冗談になりませんよ……?」
「分かってるよ」
「昔から、兄さんは頭に血が上ると手がつけられませんからね……」
「だってよぉ……」
「だって。じゃありませんよ。向こうは酔ってるんですから」
「じゃあ、未来は我慢できるのって言うのかよ?」
「そりゃ……嫌ですけど……怒ってもしょうがないですよ……」
もう諦めたと言う様子の未来……。
「じゃあ、未来は我慢できるってのか!?」
「仕方ないじゃないですか……反抗なんて出来るわけないですし……」
「好きでもないヤツに体触られて……嫌なんだだろ!?」
「だから、言ってるじゃないですか……我慢するしかないんです……」
未来の悲しそうな顔……。
未来は、真面目で大人しいほうだから……
何もいえなくて、じっと我慢してるのが簡単に想像できて……。
やっぱり、俺は……未来のこんな悲しい顔は見たくないなぁ……。

879 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:37:44 ID:Q1JlFlbO
「分かった……。仕返ししてやろうなんて、もう思わないよ」
「……」
「だから、今からは俺が未来ちゃんを守る事にする」
「兄さん……」
「もう二度と、未来に嫌な思いはさせない……これならいいだろ?」
……ちょっとキザだったかも……。
つーか、言ってるこっちが恥ずかしいんだけど……。
「……はい!!嬉しいです!!」
未来に笑顔が戻る。
未来の笑顔を見るのは、凄く久しぶりのような気がした。
「さ、戻ろう?まだ、食い足りないんだ」
「はい!」
そういって、ドアを開け、廊下に出ると……
「うおっ!?未来、何してるんだ!?」
未来が俺の腕に抱きついてきた。
……まさか、未来ちゃんの偽者!?
「だって……兄さんは、私を守ってくれるんですよね?」
「そりゃそうだけど……。母さんも父さんもいるんだぞ!?」
「いいじゃないですか。それよりも、早く行かないと、料理なくなっちゃいますよ?」
「ま、まぁ……そうなんだけどさぁ……」
未来が……壊れた……。
もしかして……酔ってるのかな……。
「だって……兄さん、私を守ってくれるんじゃないんですか……?」
ギャー!!!見上げるないで!!!上目遣いは可愛すぎるってば!!!
「は、はは……参ったな……」
「♥」

皆さんも妹を大切に……。

880 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/01 19:39:11 ID:Q1JlFlbO
うん。>>860-862様とネタが被ってます。
いや、パクリじゃないんです。パクってもしょうがないですし……。
貼るのやめようかと思ったんですけど……第一回目を貼っちゃった後だったし……。
でも、それほど>>860-862様は自分の理想の兄貴像に近かった。ということだけは知っておいて貰いたいです。

881 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/01 22:13:53 ID:ucFqFCDv
神だ…。

882 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/01 23:05:42 ID:Ju7b0EMj
兄神様。

883 :@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/04 10:49:45 ID:6AN8BhqX
長らくお待たせいたしました。連日連夜のドンチャンで疲れ気味の@引Tです。
では本編

「アシカ見に行くぞー。で、どこでやるんだアシカショー。」
「えっとね。こっちの道をまっすぐ行って突き当たりを右だよ。」
「あと10分しかないんだ。急ぐぞ。」
「だから走らないでってば。お兄ちゃん。もう」
「これだな、アシカショーはここだろ。」
「う、うん。お兄ちゃんが走ったせいでもう疲れたよ。」
「ごめんごめん。こっちも楽しみだからつい、な。」
「やっぱ楽しんでるんだ。」
「いいだろ別に。水族館だって久しぶりなんだから。」
「へへへ。よかった。」
「ん?何が?」
「あの、ね。私が無理矢理誘ったりしてお兄ちゃん困ってたり怒ったりしてるんじゃないかって思ってたんだ。」
「そんなこと無いって。俺は、ゆきに服かってもらって嬉しかったし水族館だって、そりゃぁちょっと疲れるかなくらいは思ったけど、でも楽しみだったし。」
「よかった。私ちょっと心配だったんだ。」
「だいじょぶだって。俺そんなこと思ってないから。つーか時間。速く入るぞ」
「そうだそうだ。早く入ろう。」
「あれ?お前泣いてんのか?もうだいじょぶだから泣くなって。」
「うん。ありがと。あ、一番前の席開いてるよ。すわろ。」
「おう」

884 :@引T ◆LS6RgCUyNA :05/01/04 11:13:03 ID:6AN8BhqX
「もう始まるね。」
「あぁ。楽しみだよ。」
「はじまったよ。あ、アシカがボール乗っけたまんま出てきたよ。」
「おぉ。移動も出来んのか乗っけたまんま。」
「アシカってやっぱすごいよね。」
「あぁ。お、係の人とキャッチボールしてるぞ。」
「あれってキャッチボールなの?」
ボールを乗っけては返し乗っけては返ししているんだがまあキャッチボールかどうかは微妙である
「このアシカのトトちゃんとキャッチボールしてみませんか?では、そこのお子さんどうでしょう。」
「ほら、やっぱりキャッチボールじゃんか」
「それどころじゃないって。うまく投げられない子供でも出来るのかな?」
「できるんじゃん?」
「あ、ほんとだ。出来てる出来てる。」
「すっげーなやっぱアシカって。」
「本日は最後までのご観覧とご声援ありがとうございました。」
「あ、終わったね。」
「終わったな。すごかったなアシカ。あ、そういえばどこ行く?次」
「この近くにある建物で熱帯魚見れるみたいだから見よ。」
「いいぜ。じゃあ行くか。」

だめだ。ねみぃ。寝る。また今度を待ってくれや

885 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/04 16:01:31 ID:dV3foUi5
妹が風邪で学校を休んでいました。兄もショックです。
テレビには、終始投げやりに司会を進めるタモリが映し出されています。
妹と目が合いました。まず汗をかいたパジャマを脱いでください。無抵抗ですか。
お兄ちゃんがシスコンなのを忘れるほど発熱しているんですね。
床に投げ出された体温計が、なおも妹脱衣ショーで3分経過とピーピー鳴き蠢いています。
笑って安心させようたって駄目です。しかし葛根湯を選んだセンスは評価したい。
いま妹がご就寝されました。妹の寝顔に兄もそっとでこちゅうです。


886 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/05 00:23:26 ID:fEQI9faX
世界のSONY赤っ恥社員が勤務中に精を出す「セックス相手」募集
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1104815617/

他社製品を貶し続け、自社製品を褒めるという情報操作を繰り広げてきた
ソニー直属の自作自演工作員、通称GKの悪行の一部が
ついにマスコミと2チャンネラーの手によって白日の下に晒された!

集えソニーに苦しめられてきた消費者よ!
聖戦はまだ始まったばかりなのだ!!

【ゲートキーパーズ悪行まとめ】
http://perape.sakura.ne.jp/memo/001/1218_gatekeeper.htm
【Sonny祭りのまとめサイト】
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1030/

関連スレ
PSP欠陥・初期不良とソニー社員による他社製品中傷に関する問題★63
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1104755382/

887 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/05 02:09:19 ID:24pGpn9j
待つ。

888 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:20:22 ID:aGef6N1A
あ゙〜!!
古文ってのは、どうしてこんなに面倒臭いんだ!!
明日提出の課題を終わらせるため、俺は眼鏡をかけ、辞書とシャーペンを持って、テキストの前で唸っている。
数学や物理なら得意なのだが……国語は苦手。典型的な理系だった。
コンコン。
ノックの音が聞こえる。
「どうぞ?」
「失礼します、お兄さん」
軽くお辞儀をしながら、妹の千奈が入ってくる。
「勉強、お疲れ様です」
「あぁ、大変だよ」
俺は椅子を回転させて、体全体を千奈に向ける。
「あっ、お兄さん……ソレ……」
千奈が俺の顔を指差して、言う。
「ああ、眼鏡のことか?頭良さそうに見えるだろ?」
「はっ、はいっ!!似合ってます!!」
冗談のつもりだったのに……。まぁ、いいか。
「でも、いつの間に……?」
「前から軽い近視なんだ。まぁ、勉強には全然関係無いけどな」
「そうですか?でも、いつもと違って感じで……あの……か……か……」
千奈が言葉を詰まらせ、俯く。
「ゴメンなさい……なんでもないです」
「ああ、そう……そういえば、千奈は宿題はいいのか?」
「宿題ですか?今日の分は終わりましたよ」
ちゃんと計画立ててるんだなぁ……。流石千奈と言うか……。
「そうなのか。ところで、親父はどうしてる?気配がないけど……」

889 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:21:42 ID:aGef6N1A
「旅行に行きましたけど?」
「旅行ぉ!?何で!?」
「お母さん……旅行がすごく好きなんです」
「へぇ……」
「でも……お父さんが亡くなってから、ほとんど行けませんでしたから……」
「そっか……」
そうだった……千奈と唯奈のお父さんも……
「変な話をしてすいませんでした……」
「いや、こっちも変な話して悪かった。で、話が大分逸れたが、何か用があったんじゃないか?」
「あっ!忘れてました!!えっと……暇だったから……シフォンケーキ、焼いたんですけど……お茶にしませんか?」
「ケーキ?千奈が?」
「はぃ」
「おぉ!!食べたい食べたい!!」
「ふふっ。じゃあ、準備してきますね?」
「あぁ。ところで……唯奈は?」
「勉強してますよ。そうだ。ちょっと呼んで来てくれませんか?」
「ああ、いいよ。先に行ってて」
「はい」
千奈が階段を下りていく音を聞き、俺は眼鏡を外して唯奈の部屋へ行く。
俺は唯奈の部屋のドアを軽くノックをして、しばらく待つ。……が、返事は無い。
「おい?唯奈?」
名前を呼んでみても、やはり返事は無い。
「入るぞ?」
一応の確認。
まぁ、多分聞こえてないと思うけど、しておいたほうが気分的には安心だ。
ドアを開けると、机に突っ伏している唯奈の姿。
「唯奈……!?」
「……」
ココまで来ても、まだ返事が無い。……まさか!?
「おい!!唯奈!!しっかりしろ!!」
俺は唯奈の肩を揺すり、強く名前を呼ぶ。

890 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:23:05 ID:aGef6N1A
「んぅ?……お兄ちゃん……?いたの……?」
唯奈が意識朦朧といった感じで、ムクリと起き上がる。
「唯奈!?大丈夫なのか!?」
「うーん……大丈夫じゃないかも……」
「一体どうしたんだ!?どっか痛いか!?」
「うん……頭が痛いよぅ」
「頭か!?」
「うん……全然分からないんだよぅ……」
「分からない?何が!?」
「何が……って、数学だよ……?」
「スウガク……?」
「うん。宿題が全然分からないの……」
「は……宿題?」
「そうだよ?」
「もしかして、宿題が分かんなくて、倒れてただけ?」
「う、うん……エヘヘ……」
なんだ……勘違いかよ……。
って言うか、勉強ダメなんだ、見かけ通り……。
「あっ、そうだ。千奈がケーキ焼いたから、お茶にしよう。って」
「ホント!?食べる食べる〜!!」
「美味いのか、千奈のケーキって?」
「美味しいよ〜!!あのね、文化祭のときに焼いたケーキ一切れが千円で裏取引されたこともあるんだって!!」
「誰にだよ……」
「千奈ちゃんのファン」
「いるんだ……」
「うん、結構いたよ。でも、本人は全然気付いてないみたいだから、千奈ちゃんにはナイショにしてね?」
「ああ」
なんか、思わぬところで妹の過去を知ってしまった……。
まぁ、千奈なら妙に納得というかなんというか……。
「ま、それはそれとして。早く行こう。ケーキは温かいほうが美味いだろ?」

891 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:24:13 ID:aGef6N1A
「う、うん……ねぇ、あのさ……」
「何?」
「ケーキ食べたら、唯奈に勉強教えてくれないかな?」
「どうしようかな……。俺も課題があるし……」
「あっ、無理なら……いいんだよ?」
「いや、構わない」
「えっ!?いいの!?」
「ああ、数学は得意科目だからな」
「わーい!!お兄ちゃん、ありがとう!!」
「いいっていいって。さぁ、千奈が待ってるぞ?」
「うん。行こう〜」
───────────────────────
「遅かったですね、お兄さん」
「ああ……悪い。唯奈が紛らわしい格好で寝てるもんだから、ちょっと……」
「ぶぅ!!唯奈寝てないよぉ!!」
「結果としては、どちらも変わりはないんだがな」
「そうだけどぉ……」
「ふふっ、相変わらず仲がよろしいですね?」
「確かに。ボケなしではツッコミは成り立たないからな」
「え〜!?唯奈がボケ〜!?」
「だよな?」
千奈に話題を振る。
「……ですね」
千奈は冷静に答えた。
「ヒドいよ〜!!千奈ちゃんまで〜!!」
「まぁまぁ……。それは置いといて……食べましょう?」
「そうだね」
俺はテーブルの上に置いてある皿を千奈から受け取り、一口食べてみる。
おっ、美味い。
難しいことはよく分からんが、とにかく美味い。

892 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:25:08 ID:aGef6N1A
「あの……お兄さん……どうですか?」
千奈が不安そうに尋ねる。
「ああ、美味いよ。驚いた」
「そうですか!?嬉しいです!!」
「うん。千奈ちゃん、おいしいよ〜」
「ありがとう。唯奈ちゃん」
千奈は本当に嬉しそうだ。いや、幸せそうと言った形容が一番しっくりくる。そんな微笑だった。
そんな千奈を横目で見ながら、どんどん消えていくケーキ。
そして、気がついた時には、ケーキはもう既になくなっていた。
「いや……ホントに美味かった。千奈、また作ってくれるか?」
「はい。喜んで」
千奈に微笑を投げかけていると、同じく食い終わったらしい唯奈が騒ぎ出す。
「さあ、お兄ちゃん。勉強行くぞ〜!!」
「あ、ああ……じゃあな、千奈」
「何処に行くんですか?」
「あのね、唯奈ね。お兄ちゃんにね、数学教えてもらうんだ〜!!」
唯奈は自慢のつもりは無いのだろうけど、千奈は羨ましそうに……
「……いいなぁ……」
そう呟く。
「千奈ちゃんも一緒にやればいいよ〜。ね?お兄ちゃん?」
「ああ、別に構わないけど……」
「えっ!?いいんですか、お兄さん!?お邪魔じゃありませんか!?」
「あ、ああ……全然」
「ありがとうございます!!じゃあ、私、準備してきますから!!」
「うん、準備できたら俺の部屋に来てよ」
「はい!!」
「唯奈もな」
「うん。行こ、千奈ちゃん」
「うん」
さてさて、俺の腕の見せ所って訳だ。
───────────────────────

893 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:26:07 ID:aGef6N1A
「お兄ちゃん、お待たせ〜!!」
「お願いします、お兄さん」
千奈と唯奈が、一緒に俺の部屋へやってきた。
「おぉっ!!お兄ちゃんがメガネだー!!」
唯奈が俺の顔を見るなり、俺の眼鏡を指差して、大声を出す。
「ああ、眼鏡だな」
「すごーい、頭よさそ〜!!」
「はは……」
俺は苦笑いをしながら、眼鏡を上げる。
「ねぇねぇ、千奈ちゃんは知ってたの〜?」
「うん。私もさっき見たんだよ」
「いつもカッコいいけど、こういうのもカッコいいよね〜?」
「う、うん……」
一応、声のトーンは落ちているものの……何で俺の聞こえてる前でこういう事を言うかなぁ……。
しかし、俺はそんなに格好良いワケではないと思うんだけど……。
「ま、まぁ、勉強始めようよ」
「うん」
「はい」
兄妹三人、小さなテーブルを囲んで勉強を開始する。
「お兄ちゃん……教えてー」
俺がテキストを開くとすぐに、唯奈が俺に質問してくる。
問題を見ると……数列か。これなら楽勝だな。
「ん?ああ……まず、まず、数列Anは等差数列で初項が2。第六項が17だろ?」
「……」
「だから、公差をdとすると、17=2+(6−1)dよりd=3」
「……」
「つまり、数列Anの一般項は、An=3n−1」
「……」
「よって、公式より、数列Anの初項から第十一項までの和は187となる。……分かるか?」
「……全然ダメ〜!!お兄ちゃん、初項とか等差数列とか、難しすぎるよ〜!!」

894 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:27:06 ID:aGef6N1A
「おぇ!?もしかして……唯奈?等差数列がどんな物か、分かってない?」
「ふぇ?聞いたこと無いよ?」
「ダメだ……唯奈を見くびっていた……。数列の基礎を一から教えねば……」
「ふふっ、お兄さん。頑張ってくださいね」
俺と唯奈のやりとりを黙って見ていた千奈が俺に声をかける。
「あぁ……」
千奈の言葉に力なく答える。
「ところで、お兄さん……この英文の訳し方を教えて欲しいんですけど……」
「ああ。えっと……コレは仮定法のifの省略だな。つまり、この『Had』以下の文を仮定として訳すんだ」
「へぇ……全然知らなかったです……。お兄さん、スゴイですね……」
「偶然だって」
「そうですか?そんな謙遜しなくてもいいですよ?」
「そうだよ〜?お兄ちゃん、難しい言葉いっぱい知ってるしね〜?」
唯奈の場合は……。まぁ、黙っておこう。
「いや……そこまで大層なモンじゃないけど……」
「だから、お兄さん。そんなに謙遜しないで下さい」
「えっ……?」
「どんなに面白い先生の話よりも……私には……兄さんの言葉のほうが興味をもてますから……」
「唯奈もー!!」
「だから、自信を持ってもいいと思います。少なくとも私……いえ、私たちは、お兄さんを尊敬してますよ」
「そうそう。唯奈、バカだから、お兄ちゃん、スゴイと思うよ?」
「……」
「さぁ、続けましょ。みんな頑張ったら、私、また、お菓子作りますから」
「ああ。で、今度は何を作ってくれるんだ?」
「そうですねぇ……何にしましょう?」
「楽しみだな」
「ねぇ……お兄ちゃん、早く教えて〜!!」
「はいはい……えっと……何から説明しようかな……」
「は〜い。お兄ちゃんせんせぇ」
「ふふっ……唯奈ちゃんも頑張ってね」

どっかに行くわけでもないが、ま、こういう日もいいんじゃないか?

895 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/06 21:28:10 ID:aGef6N1A
そのうち俺のレスは永久欠番になります。遊s(ryです。

今回は、人気の無い俺のSSの中でも、更に人気の無い(ような気がする)双子の話。
ま、所詮、ドングリの背比べだけど。

話の進行には全く関係ないけど……数列の計算間違ってないよなぁ……。

896 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/06 22:00:54 ID:hVHs8tiq
いんや、オレわどの話よりもこの双子モンが好きさぁー!!!頑張ってくだされっ!てか双子の続きを……。

897 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/08 01:47:25 ID:G5Ki8hyV
最近は遊星さん=未来ちゃんて感じだったから、一瞬新シリーズかと思ってしまったよ
しかしこちらの双子もイイ。期待してるからガンガレ!

898 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/09 01:12:44 ID:1FpRHODH
「遺産相続のお金お兄ちゃんにあげるよ」
言われたらハァハァしちゃいそうだ

899 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/09 02:08:15 ID:qs7qcKvJ
717 名前:名無しさん@非公式ガイド 投稿日:05/01/08 23:38:04 ???
63 名前:名無しさん@非公式ガイド 本日のレス 投稿日:05/01/08 22:53:12 ???
「お兄ちゃん、朝だよー、起きてー」
「む・・・お前なんで休日に起こすんだよ・・・・」
「だってお兄ちゃんといっぱい遊びたいんだもん」
「・・・・・・・(萌え)」


64 名前:名無しさん@非公式ガイド 本日のレス 投稿日:05/01/08 23:01:36 ???
「じゃ、起きてね」
「はいはい」
「・・・・・・」
「・・・・・・何だよ?」
「お兄ちゃん、勃起してるよ?」
「ぶはっ、ナニを言い出すんだお前は!?」
「やーらしんだー♪」
「朝なんだから仕方ねーだろっ」


後は頼む・・・・・ぐはっ


900 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/09 02:08:51 ID:qs7qcKvJ
718 名前:名無しさん@非公式ガイド 投稿日:05/01/08 23:52:09 ???
「おにいちゃん朝だよ早く起きろー!」
「・・・まだ7時じゃないか」
「起きろってば起きろー!」
「・・・るせーぞまだ起きねーよ」
「もぞもぞ」
「・・・ん?」
「もぞもぞ」
「・・・っばっかそこは」
「別のところは起きてるくせにー!」
「・・・るせー」
「キャハハ!」


以上、コピペ。

901 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/09 18:42:42 ID:AYyuVGEy
俺には妹が居る。いや、居た。
昔から明るくて成績は俺と同程度のバカチンだけど
人望はあった。
いっつもニコニコしてて、友達の悩みを聞いてあげたり。
俺もよく相談に付き合わされた。
ある日、妹は病気にかかった。
なんてことは無く、一ヶ月もすれば完治すると聞かされた。
妹が倒れたって聞いてすっとんで病院まで行ったが、その話を聞いて
俺は胸をほっとした。

だからこそ信じられないんだ。妹が死んだのは。
妹は死んだ。死ぬはず無いのに死んだ。
医療ミスだって。投薬量を間違えたんだって。
頭にきた。なんで死なないといけないんだよ。
投薬量のミスだって。ふざけてるよ。
そんなので死んだ妹がとても浮かばれなく思った。

葬式で、妹の体をふいてあげた時
こんな話すると「うそっぱち」とか「作り話」とか言われるかもしれない。
けど、体をふいてあげた時、聞こえた気がするんだ
「いままでありがとう」って
その時、こらえてた涙がメチャクチャあふれて、周りに親戚が居るんだけど
大声あげて泣いてしまった。
妹の旦那さんに背中をさすってもらった。
彼の手は震えていた。



902 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/09 23:14:59 ID:xCsSuM2a
>>901
作り話だったら感動的だけど
実話だったら悲しすぎて俺からは何も言えない・・・

もし俺の妹が医療ミスで殺されたら俺は・・・俺は・・・・

903 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/10 18:01:24 ID:zePOYZ1w
「お兄ちゃんのだから大丈夫だよ…。」
言われたいけど………
これは遠回しに粗○ンと言っているんですよね?

904 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/10 18:18:53 ID:rwr7mj54
あげるほどのネタではないと思われ。

905 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/10 22:32:33 ID:url6FFQx
兄上と呼ばれたいのだが

906 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/10 23:54:31 ID:sfzWNlWa
押し倒して上に乗って「今度から兄上と呼べ!」って言ってみたらどうだろう?

907 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/11 01:48:34 ID:ZMXMRd8s
兄上…私…
兄上のことを考えてると…

908 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/11 06:13:24 ID:2zZOT1rJ
>>906
その意見に賛成です

909 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/12 19:33:21 ID:I1s2y0qN
日記など見てないのに
「お兄ちゃん…私の日記…見た?」
などと言われ、見てないよ。と言うと「そ、そう、ごめんね」と謝り風呂に入る妹。
こっそり妹の日記を読むと「最近兄をまともに見れない」「兄で自慰してしまった」などと書いてあった。
こちらも変に意識してしまって我慢できなくなり、夜中に妹の部屋に入って夜這いしようと布団に潜り込むと
「やっぱり見たんだ…………でもうれしい…」
以下略

妄想劇場でした

910 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/12 22:39:45 ID:hVv+6Vs5
>>909
イイヨイイヨ

911 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/12 22:41:35 ID:hVv+6Vs5
ああっ、ageちゃったよぉ…
ごめんなさいお兄ちゃん。許してぇ…

912 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/12 23:06:59 ID:ptloxLVa
大丈夫だよ。ゆるしてあげる。
>>910はわざとじゃないもんね?
正直に謝ったからいい子いい子してあげるね〜

913 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/13 03:26:29 ID:OLHOnFu9
遊星さん>俺は未来ちゃんの虜になりました。
また未来ちゃんシリーズ期待してます。

914 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/13 06:19:06 ID:DUZP8NIr
俺が膝枕をして頭を撫でてやると、妹は気持ちよさそうに眼を閉じ
そのまま眠ってしまった。しばらくその安らかな寝顔を見守っていると、
口元が微かに動いている。「・にい・・・」
何だろう?耳を近づけてみる。
      ・
      ・
「お兄ちゃん..だいすき....」

同じく妄想。ショボくてすまん

915 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/13 08:36:45 ID:FrXh08yT
お兄ちゃん…頭の中で
私のこと、そこまで大切に
想ってくれてたんだね…。


イイヨ♪イイヨ♪

916 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/14 12:17:52 ID:g7/9FSfA
なんだこのスレは……?

最高だ


感動をありがとう(´;д;`)

917 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/14 14:10:11 ID:LRXaqUAk
未来ちゃんキボンヌ

918 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/14 19:13:16 ID:aszmf6Eq
もう知ってるかもしれないけど、一応貼っとく
こっちもどーぞ

いっちゃうよ・・・お兄ちゃん・・・
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1077037305/l50

スレタイが釣りっぽい・・・・

919 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/14 20:40:24 ID:8yU671A+
ロムってきた
スレタイでクソスレかと思ってたけど良スレですね!

触発されて自分でも書いてみようと思い挑戦したが   ヽ(゚∀゚ ).ノウンコー

920 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 01:31:15 ID:qd9KgALl
漏れもロムってきた(・∀・)

スレタイがあれじゃなければオタクじゃなくても十分読める希ガス

普通に良





双子はまだかぁ〜〜〜(*´д`)

遊星氏はまだこのスレにおられるのでしょうか?

921 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 18:35:01 ID:qd9KgALl
「……きて……ちゃん起きて!」
………
「起きてってば!お兄ちゃん!!」

ドスッ
「ぐはっ!!」
突然俺の腹に衝撃がきた。
「あ、起きた〜。お兄ちゃんおはよ♪」
「朝からいきなり何すんだよ…」
俺の腹の上には嬉しそうな顔をした妹が乗っていた。
「折角の休みなんだからゆっくり寝かせてくれよ…」「折角の休みだから起きるんだよぉー&e」
…またわけのわからんことを言って…
「とりあえず、どいてくれ」
「ごめん!!重かった…よね…?」
そういって恥ずかしそうにベッドの横に移動した。

922 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 18:37:14 ID:qd9KgALl
起こされた仕返しに少しからかってやるか。
「あぁ、ほんとにな」
「ヒドイ…そんな正直に言わなくても…」
「冗談だ。」
「…ホント?」
「嘘だ。」
「……バカ…」
本当に拗ね始めたからやめてやるか。

「まぁ冗談はともかく、なんだ?」
「へ?」
「折角の休みに起こしたからにはそれなりに何か用があったんだろ?」
「あ!そうだ!雪が降ってるの!!」
「で?」
「だから雪が降ってるんだよぉ!!」
「…そんなことで起こしたのか?」
「そんなことじゃないよー!!今年最初の雪だよ&e」
なんでこいつは雪位でこんなに騒ぐかねぇ…

923 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 18:39:12 ID:qd9KgALl
寝起きのおれを横に、積もるかなぁ〜&eなんて言いつつずっと雪を見ている。

「じゃ、おれは寝るから。」
「ちょっ!!寝ちゃダメだよぉ!!」
「なんでだよ?」
「雪が降ってるんだよ?お兄ちゃん何も思わないの?」
「ああ、雪のお陰でいつもより布団が温かい気がするよ」
「そんなんじゃなくて!!もっとこう……ほら…」
何故か妹は俯いて頬を赤らめている。
さすがにこれだけ話すと眠気も覚めてしまって身体を起こした。
「そうだな、目が覚めたら腹がへってきたかな?」

924 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 18:41:14 ID:qd9KgALl
「そうじゃなくってもっとこう……雪が綺麗だから散歩に行きたいな…とか…」
「この寒い中わざわざ外に出たい奴なんていないだろ。」
「そうかな?わたしは行きたいな…その……お兄ちゃんと…」
「え?」

……普段は明るい素直な妹だが、そんな事を言われると少しどきりとしてしまう。

「な、なんでもないよ!ごめんね!すぐご飯の用意するから!!」
「…そうだな、たまには外で飯もいいかもな。」

「え…っ?」
「お前は来ないのか?」

「行くっ!準備してくるからちょっと待っててね!お兄ちゃん&e」




糸冬?

925 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 18:49:30 ID:qd9KgALl
どーも。
スレ汚しスマソ。

地元で霙が降ってたから咄嗟に作ってみますた。

最近書いてる人が少ないっぽいしいいかなぁ〜なんて魔がさしたんですorz

バカが居る程度に読み流してやって下さい。

926 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/15 20:56:17 ID:ONsQbpBj
>>920
今日センター受けてきたんです。明日も受けるんです。しかも、ネタが無いんです。
だから、勘弁してください……。

>>921-924
イイっす!!
これからも是非書き続けてください

……ところで、&eとは……?

927 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 21:25:00 ID:vqBRmXDk
>>926
えっ?センターって…



キニシナイ!!

期待age

928 :920ー925 :05/01/15 21:49:15 ID:qd9KgALl
>>遊星氏
詳しくは知らないんですが何かの絵文字のハートが&eと化けるらしいんですよ。
で、一部のサイトでタグを入れるのまんどくさ&ハートを入れると文字化けがあったりなかったりでまぎらわしいから「&e」としようとかなんとか…
で&eを使うのが癖になっててつい。
はっきりしなくてすんません。

お褒めの言葉ありがとうございます。

センター試験頑張って下さい(´∀`)

長文失礼しますた

929 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/15 21:59:17 ID:c7vaXVg2
やば…ここ見てたらSSのネタが浮かんできて止まらなくなってきた。レポートあるのに…

930 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 05:44:20 ID:nlCBeYEh
グヘヘへ。レポートなんかよりSSの方が先じゃないかぁ〜い?てか書いてくださいなm(_ _)m

931 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 16:30:07 ID:guwI2WPU
いかん、SSのつもりがどんどん長くなってる…いいのかな?

932 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 17:23:34 ID:pnTVosbv
おkでしょ(´∀`)

933 :931 :05/01/16 19:20:21 ID:oSgsUbor
ホントにレポートそっちのけで書いちゃったよ…
あんま萌えなくても勘弁してね…

934 :931 :05/01/16 19:51:20 ID:oSgsUbor
ピロリロリ〜ピロロ〜………
「ん…」
布団の中で惰眠をむさぼっていた俺を現実に引き戻したのは
おとといケータイに入れたばかりの着メロ、「月のワルツ」だった。
「…やっぱ良ーなぁ、この曲………と」
曲に聞きほれている場合ではない。まとわりつく眠気を振り切り、冷たい空気
をかき回しながら手探りでケータイを探して手に取る。
「ふぁい、もしも……」
『わあーーーーーーーーっ!!』
「!!?」
受話器から聞こえてきたのは聞き覚えの有る声の、耳を劈くような叫びだった。
『起きたぁ、蓮にい?』
「まあな…。ゆずか…?」
『そーだよ、おっはよーっ♪』
朝っぱらから大声で俺を叩き起こしたのは4つ年下の妹、柚葉だった。
天文学をやりたくて必死の思いでなんとか某有名国立大学に入学。と同時に一人暮らしを
始めて早10ヶ月が過ぎた。夏以来一度も帰省しておらず、実家に電話をかけた
回数も両手で数えられる程度だったので、妹の声が妙に懐かしいものに聞こえる。


935 :931 :05/01/16 19:53:05 ID:oSgsUbor
「まだ七時だぞ…なんだよ、そのテンションは…」
『ボクにとってはもう七時、だよ。部活だったらとっくに朝錬始まってる
時間だからねっ♪。』
「俺は夢の中にいる時間だ。特に今日みたいな土曜の朝にはな……寝かせて、
頼むから…」
『ダメだよぉ寝ちゃあ。今日は大事なお客さんが来る日なんだからぁ!』
ばかにうれしそうに言う。
「?あのなぁ、そっちに誰が来ようが俺にはかんけーな…」
ぴんぽーん
「うん?誰だ?」
『ほぉら来た!』
「おい、まさかお前…」
あわてて布団から飛びぬけ玄関へ向かう。鍵を開けて氷のように冷え切った
ドアノブに手をかけ、扉を開けるとそこには良く知っているちっちゃな影が
ケータイ片手に立っていた。

「おはよ!おにーちゃん♪」

正にいたずらが成功した時の勝ち誇った表情で、柚葉は白い歯を見せて
にっと笑った。


936 :931 :05/01/16 19:55:26 ID:oSgsUbor
「おま…なんでここに!?連絡もなしに!しかもこんな早くに?…って外さむっ!!」
「まーまー落ち着いてよぉ、蓮にい。とりあえずおっじゃましま〜す♪」
俺の矢継ぎ早な質問をさらりと受け流しさっさと我が家へ入ってゆく柚葉。
「うっわ!きったなーい!よく住めるね〜こんなトコでぇ。
あ、そーいえば朝ごはんまだだったっけ。台所借りるよー♪
ボクがちゃっちゃっと作っちゃうからさ♪」
「お前な…ってあ〜もう…」
完全に主導権を握られている。ここはひとまず様子を見よう。落ち着け俺。
ガタン!「あっごめん、おしょーゆこぼしちゃったぁ。」
ドン「ああっお砂糖もぉっ」
グシャっ「卵落としたぁ!」
落ち着け俺。
……
大騒ぎをした割にはフツーの朝食を二人で食べながら、先ほどの続きをする。
「で、急にどーしたんだよお前は…」
「うん。高校受験も終わったからさ、久々に蓮にいのとこに遊びに来たんだ♪
部活ももうあんまり無くって暇なんだよぉほんと」
「そーいや推薦だったもんな。でもお前いくらヒマだったからって、わざわざ
こんな時間に来んでも…」


937 :931 :05/01/16 19:57:06 ID:oSgsUbor
実家から我が家までは2時間近くかかる。向こうを5時前に出なければ
7時過ぎにうちに来ることなんてできないはずだ。
「始発で来たのか?親父もそんな時間によく行かせてくれたなぁ。
年のわりに古い人間だからなぁ親父は…。お袋の方が許してくれたのか、やっぱ」
「え……?あ、うん。そーなんだ」
「相変わらずだな、まったく。で、元気か二人とも」
「あー…うん…。…うん元気だよ…」
「そっか、ならいいけどさ。…ん。この卵焼き美味いな」
「あ、でしょでしょー?ボク最近卵焼きにこっててさぁ♪
今日のはちょっと自信あるんだよぉ♪」
「美味いは美味いが、台所半壊させてこれだけってのはちょっと物足りなくないか?」
何せ一人用の狭い食卓の上に乗ってるのはごはんと韓国海苔(大好物で、常に
備蓄してあるのだ)、卵焼き、それにタマネギとジャガイモの味噌汁だけなのだ。
「は、半壊って…ちょっとおしょーゆとかお砂糖とか
こぼしちゃっただけじゃないかぁ」
「台所の天井コゲてんだけど」
「あははっ♪き、気のせい気のせい。細かいこと気にしてちゃ立派な
天文学者になれないよぉ?うん!」
「…」
ここは我が家が全焼しなかっただけで儲けもんとしとくべきかもしれない


938 :931 :05/01/16 19:58:30 ID:oSgsUbor
「そーいや学校はどーだ?」
俺はごはんを口に運びながらたずねた。
「うん、楽しいよお♪でもこの時期はみんな受験勉強でさぁ、忙しくって
あんまかまってくれないんだよね〜」
「お前のハイテンションぶりについていけなくなったんじゃねーか?」
「あ、ひど〜い。いつも明るく楽しくお気楽に、がボクのモットーなんだよぉ♪」
「お気楽が8割占めてんだろ、おまえわ…」
休みの朝からこのテンションはこたえるな…
にしても…我が家での一人きりじゃない朝食は久しぶりだ。
「あの時以来…か」

ふいに思い出してしまった。あの人がいた頃を。

「ああもう、女々しいなぁ我ながら」
「何がメシなの?」
「いやメシじゃな…ってあーっ!」
ふと食卓に目を移すと、大事なものがなくなっている!
「俺の!俺の海苔が無いーっ!まさか柚葉っ」
「あれ?残してたんじゃないのぉ♪」
ぺろっと舌を出す。
「のぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!」
「あはは冗談、冗談だってば♪」
にぎやかな朝食も悪くない。久しぶりにそう思えた。


939 :931 :05/01/16 20:00:14 ID:oSgsUbor
朝食を終えるとさっそく柚葉の催促が始まった。
「ねーねー、せっかく来たんだから買い物連れてってよぉー。
色々あるんでしょー、この近くって」
「そりゃまあ確かになんでもあるっちゃあるけどさぁ…」
俺の通ってる大学は都心のど真ん中にあり、当然下宿先である俺んちも都心に
程近い。都会とは言い難いところで暮らしている柚葉が目を輝かせるのも
うなずける話ではあった。が…
「お前、今日の最高気温知ってる?」
「ううん。何度?」
「2度だ2度。オマケに午後から雪も降るんだと。な?今日はやめとこう?」
「ええ〜〜!やだよぉ!今日がいいー!」
柚葉のダダこねも久しぶりだが、ここは懐かしんでいる場合ではない。
「お前俺が寒いの苦手だって知ってんだろーが。な、明日にしようや。時間あるんだろ?」
「やだっ!」
「!」
突然語気を強めた柚葉に俺は面食らった。柚葉も一瞬気まずそうな顔をするが、
すぐにさっきまでの調子に戻る。
「あ……あの…あ…ほ、ほらぁ、せっかく早めに来たんだからぁ。今日一日だけ
わがまま聞いてよぉ〜。ね♪」
「ん〜しょうがねえなぁもう…」
久しぶりに会ったんだ。妹にちょっとはサービスしてやらないと
バチが当たるってもんかもしれない。朝飯も作ってもらったことだし。
「んじゃあ行くか、買い物」
柚葉の表情がぱあっと晴れやかなものに変わった。



940 :931 :05/01/16 20:01:22 ID:oSgsUbor
とりあえずここまで、ということで

941 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 20:09:37 ID:pnTVosbv
>>934ー939
キタ!

キタ!!

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

萌えるのに萌えきれない…なんて引っ張り上手な(*´д`)

とりあえずGJ!!

942 :941 :05/01/16 20:23:50 ID:pnTVosbv
ミスったorz

>>934ー939→>>934-939

943 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/16 20:52:37 ID:wtdBNj72
センター終わったぜ!!

>>934-939
ボクっ娘、萌える……(;´Д`)。続きを楽しみにしてるッス。

つーか、ホントどーでもいいけど、俺も某有名(地元では)国立大学を推薦で受かっちゃってるんだよね
決して受験の追い込み時期にSS書いてるわけじゃないので悪しからず。

944 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 21:39:56 ID:oSgsUbor
あー…レスさんくすです。
一応シナリオは全部出来てるんで、よろしければ風呂上がりに
続き出させて頂きます。

945 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 22:09:45 ID:mxPw/K4N
期待age

946 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 22:34:29 ID:pnTVosbv
是非!!

早くっ早くっ(゚∀゚)

947 :かばちゃ :05/01/16 23:02:47 ID:lDQcvxZ8
それでは僭越ながら…

_____________________________________________________

「お前…そーとー溜まってたのな、物欲」
「あはは♪まーねっ。みぃ〜んな可愛く見えちゃうからつい、ね。でもでもっ、これでも
少なくすませたつもりなんだよぉ?」
「少なく済ませてこの有様かい」
「いーじゃないか。ボクのお小遣いで買ったんだからぁ。毎月ちょっとづつ
ためてたんだぞ♪」
「荷物持ってんの誰だと思ってんだよ、ったく…」
トップス、ボトムス合わせて4着に帽子2つ、ブレス、チョーカー、ペンダント
それぞれ1つずつ。見事な買いっぷりだった。
一方俺が買ったのはユーズドのデニパン一本だけ。見事な貧乏臭さだった。
「そーいや今何時だ?」
時刻を確かめるためケータイを取り出そうとするが柚葉のほうが先にケータイを
開いていた。
ほんとに何するにしても俺より数段手際が良い。
「えと…うわ〜もう四時半だよ!楽しかった〜っ♪」
「そりゃそんだけ好き勝手やりゃあな…」
「はいはい。付き合ってくれてありがとー♪。でももう満足だから……あ、見て見て!
このお店かわい〜♪」
言うや否や速攻で店の奥へ突撃してゆく柚葉。
「コラコラコラ!ったくもー」
しょうがない。今日はあいつの奴隷を決め込むことにしよう…いまさらだけど。
大荷物を抱えながら俺も柚葉の後を追った。


948 :931(コテハンマチガエタヨ…) :05/01/16 23:06:27 ID:lDQcvxZ8
「へぇ…何かいい感じじゃんこの店」
そこはアクセサリーなどが所狭しと並ぶ雑貨屋だった。
シックで落ち着いた内装にコルトレーンのBGMが良く合っていた。
多少ベタではあったけれど。
並んでいるものも中々センスが良い。少なくとも俺好みだ。特にこのシルバーリング
なんか良い感じに見える。ちょっと手にとって見てみようとしたそのとき
「!」
隣から差し出された女性の手と俺の手が重なってしまう。
「あっ!と、すみませ……ん?って何だ、ゆずか」
呆れ顔と微笑が入り混じったような顔で柚葉が俺を見ていた。
「ボクで悪かったねぇまったく、な〜に焦ってんのさ、蓮にい。」
「あせってねー」
「まったく、女の子と手触れたくらいでそんな反応してたら先が思いやられるよぉ?」
「余計なお世話だっての。それより、気が済んだのか?」
さっさと話を切り上げようとするが柚葉は俺を逃がそうとはしなかった。
「大体、蓮にいは大人しすぎるんだよー。オクテって言うかさぁ。」
「………」
「悪い女の人にだまされたりしないか心配だよぉ、まったく。ボク知らないよぉ、
そんなことになっても……もっと積極的に攻めていかないとぉ…」

そう………
結局俺は…あの時も…



949 :931 :05/01/16 23:09:12 ID:lDQcvxZ8
「まあそーなったら…ボクが…ボクがその…面倒……見てあげても……その……
…って蓮にい?」
怪訝そうな声で呼びかけられて現実に引き戻される。
「……あ?ああ、なんだっけか」
「も〜大事な話してたのにぃ〜」
「すまん、ぼーっとしてた。あ、お詫びに何か欲しいもん買ってやるよ」
「えぇ?い、いーよーそんなの。悪いよお?」
「良いから遠慮すんなって。ちょっとは気前良いとこ見せてやるよ」
なんだかんだ言って今日は楽しかったし、最後に奮発してやろう
「ほ、ホントにいいの?」
「ああ」
「じゃ、じゃあ………これ」
柚葉がおずおずと指差したのは、俺が手に取ろうとしていたリングだった。
三日月がレリーフされているだけのシンプルなやつで、値段も大したものではない。
「おいおい、もーちょい良いやつでもいいんだぞ?」
「ううん。これが…いいの。お願い…」
……

リングをはめて店から出た柚葉はいたく上機嫌だった。リングを愛おしそうに
眺めている姿を見るとこっちまでうれしくなってくる。
「気に入ったか、それ?」
「うん!すごくうれしいよぉ!」
柚葉は満面の笑みで答えた。
「そかそか。なら良かった。あ、そうだ、親父たちにも何か買ってってやろうかな」
「あ……」
柚葉の足が急に止まる。


950 :931 :05/01/16 23:11:19 ID:lDQcvxZ8
「ん、どした?」
「え…お、お父さんとお母さんの分はいいんじゃない…かなぁ?」
「そんなわけいくかよ。長いこと帰ってないからなあ。」
柚葉は笑顔で続けるが、その顔は少しこわばったように見える。
「で、でもほらぁ、ボク服とかいっぱい買っちゃったし、お土産まで持って
帰れないかなぁ、なんて…」
「自業自得だろうが。ちょっとはガマンするんだな」
「!」

俺の言葉に柚葉は身をこわばらせた。

「…我慢なんて……」
「え?」
「………我慢しろなんて…簡単に……言わないでっ」
「柚葉っ?」

引き止める間もなかった。
柚葉はダッときびすを返し人の波間へと姿を消していってしまった。
「あいついったいどうしたって………あ。」
しまった。ひょっとして…
俺は急いでケータイを懐から取り出す。電源は入っていなかった。
俺は切った覚えは無い。
「あいつ…」
ケータイの電源をいれ、実家に電話をかける。
「あ、お袋。俺だ。柚葉のことなんだけどさ……」



951 :931 :05/01/16 23:33:36 ID:lDQcvxZ8
……… 

「寒い…なぁ…」
雪のちらつきはじめた公園のベンチで誰とも無くつぶやく。
「せっかく冬服買ったのにな…」
かじかむ手にかける吐息は白いベールのよう。
寒さとさびしさにひざを抱く。
「蓮にいは…悪くなかったのに」
何であんなこと言っちゃったんだろう…。自己嫌悪でいっぱいになる。

『ガマンするんだな…』

『我慢してね……お願い。お母さんのためにちょっとだけ…』

「っ……」
ぎゅっと体をこわばらせる。
「がま…ん……なん…て」

「ゆず」

「!」
紙袋を両手にさげた蓮にいが静かに立っていた。

「…あ……蓮…にい……」

「隣いいか?」
蓮にいは荷物を降ろして隣に座る。


952 :931 :05/01/16 23:34:27 ID:lDQcvxZ8
白い吐息の間隔はボクより少し短い。走ってボクを探してくれたのだろうか。
申し訳なさと恥ずかしさで蓮にいの顔をまともに見れない。

「蓮にい……あ、あの………ご、ごめ…!」
「親父たちに知らせてなかったんだな、来ること」
「…」

ばれちゃっ…た…

「心配してたぞ、二人とも」
「いまさら………いまさら…心配…なんて」
「そう…か」

蓮にいはそれ以上言わない。ボクも何も言えない。
お互いに虚空をみつめたまま時間だけが過ぎてゆく。
暗闇の中を舞い散る粉雪はまるで幻想のよう。
視界にかかる純白のカーテンは夢の世界への入り口みたいだ。
「夢…だったらいいのに」
かじかむ手の感覚だけがボクを現実に留める…


953 :931 :05/01/16 23:37:33 ID:lDQcvxZ8
どれくらいそうしていたろうか。
「親父もお袋も…」
ふいに蓮にいが口を開いた
「やっぱり決めたんだな、離婚」
「………うん。そーみたい…」
「お袋が出て行くんだ」
「うん。ボクも…一緒に…」
「あの男のところへ…行くのか」
「…」
あの男…お母さんの恋人。とっても良い人だけど…でも…
「ボクのお父さんは…あの人じゃない…」
「ああ」
「あのひとじゃあ……ないよぉっ…!」
「ああ」
涙があふれ出た。堰を切ったように後から後から…。そんなボクを
蓮にいは優しく抱き寄せる。
「あ…」
「ごめんな、一人にしちまってた…」
あったかい…そのあたたかさが…
「うぅ…!…えっく……うあぁぁあぁぁ………!」
蓮にいの胸を借りてボクは子供のように泣きじゃくった。


954 :931 :05/01/16 23:39:25 ID:lDQcvxZ8
ごめん、ちょっと調子に乗りすぎっすね…。流石に今日はこのあたりで
止めときます。スレ汚しすいません。

955 :921 :05/01/17 00:02:29 ID:pnTVosbv
>>931
(・∀・)イイ!!

とても読みやすいです。
続き期待してまつ(´∀`)


>>遊星氏
センター乙っす。つ旦ドゾー

遊星さんのSSも楽しみにしてまつ(・∀・)
是非書いて下さい(´д`)

956 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 10:45:31 ID:8KdlVjrU
妹の結婚式前日

 |  ('ー`)ノ   「明日は、この成人式のスーツでいいかな・・」
 |  <( )
 |   / \
/ ̄     ̄


 | Σ('A`)ノ     >「無職で引きこもりのお兄ちゃんに出て欲しくない!」
 |  <( )       >「そんなこと言わないの!」
 |   / \
/ ̄     ̄


翌日・・・

          (ー`) イマゴロハケーキデモキッテルカナ・・・シアワセニナ
      /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
     // ̄ ̄ ̄フ /
   / (___/ /
   (______ノ

↑ほぼ実話

957 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 14:24:55 ID:3+R13NtG
>>956
   チラシの裏
     ↓
  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |⌒             |
 |               |
 |               |
 |               |
 |               |
 |               |
 |________|

958 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 21:06:16 ID:k9i+FZgV
寂しい、お兄ちゃんの遺体と一緒にいたい⇒妹を逮捕
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1105834213/l50
泣きたいときにどーぞ

959 :931 :05/01/17 23:15:23 ID:wtVInmZU
頼まれてないけど続き投下しま〜す

______________________________

そう…あれは3年くらい前、俺がまだ高校生活を謳歌していた頃だ…
親父が出張で出かけているとき、お袋が家に連れてきた一人の男
「母さんの同僚なの」
そういって紹介された男はわざとらしい笑みで握手を求めてきた
ああ、そういうことか
と気付いた。
その男の満面の笑みの奥にあるものがいっぺんに垣間見えたような気がして、
その時からそいつのことが大嫌いになった
「おに〜ちゃんみてみて〜おいしいチョコもらったよぉ〜♪」
その男にとって、まだ小学生だった柚葉を懐柔するのは簡単だったと見えて、
すぐになつかせてしまったようだった
俺は何もわかってないかのような無邪気な柚葉が苛立たしかった
「うっせーぞゆず!向こう行け!」
「う〜なんだよぉ。せっかくわけてあげようとおもったのにぃ!もぉ!」
そのときはただエディプスコンプレックス丸出しの自分が
恥ずかしかったのかもしれない

それからもその男は親父のいないときに、時にはいるときにまでちょくちょく現れるようになり、我が家になじんでいった
一度など親父と酒を飲み交わしたことまであった
俺は我が家があいつに汚されてゆくように感じられて嫌で嫌で仕方なく、よく
家を空けるようになっていた
家族と話すことも出来るだけ避けていたから、その頃の柚葉が俺に何か言いたげ
だったこともわかっていながら無視を決め込んでいた

そして今から1年半くらい前だったろうか。来るべきときが訪れた
「別れましょう」
お袋が親父に言った


960 :931 :05/01/17 23:17:36 ID:wtVInmZU
親父はショックのせいか何も言わなかった
柚葉は唇をかんでうつむいていたが、やがて堪えきれなくなったように
泣き出した
俺はやっぱりなと思いながらも胸に大きなつかえがあるような感覚を
拭い去ることが出来なかった


その後、俺は大学入学と同時に下宿したいと両親に願い出た
親のことなんかでうじうじしているような自分がうっとおしかったからだ
一人になればそんなことを考える必要も無くなる
両親もそんな俺の心中を酌んだのだろう、二つ返事で了解してくれた
そんな俺に柚葉が声をかけてきた
「蓮にい、一人で暮らすんだぁ♪」
「ん?ああ。やっぱいいかげん自立しないとな、自立」
出来る限り軽く言う。柚葉には俺の弱い部分を悟られたくなかったのだ。
「そーなんだぁ……ちょっと…さみしいな…なんて…」
「ちっとはガマンしろ。もう今年は中3だろーが」
「あ…うん。そお…だね……」


961 :931 :05/01/17 23:18:41 ID:wtVInmZU
「…」
柚葉の声に影が含まれているのを感じとった俺は聞いた。
「柚葉、お前平気か…一人で?」
「んぅ?うん。全然へーきだよ♪ボク自身よりも蓮にいの方がずっと心配だよぉ」
「うっせー」
「あ、そーだ♪引っ越したら鍵ちょーだいね♪いつでも遊びに行っちゃうからさぁ♪」
「や・だ・ね。お前に俺の暮らしを邪魔されてたまるかってんだ」
「えぇー!?ケチぃ〜…」
……



「ごめんな…ずっと…我慢してたんだな」

「うん…」

消え入るような声。
柚葉はずっと我慢してたんだ。きっと初めから全部わかってて……でも誰にも
言えずに溜め込んで…

「気付いてやれなかった…俺だけ悩んでたみたいな顔してて……ごめんな…
…俺…樹さんとの時に後悔したはずなのに…」

「……樹さんって…?」

涙のあともそのままに、穏やかな声で柚葉がたずねる。

「付き合ってたんだ。三つ上の先輩。すげー綺麗な人で優しくってさぁ…
…星が大好きな人だったんだ…」



962 :931 :05/01/17 23:24:26 ID:wtVInmZU
初めて樹さんに声をかけてもらったときのことは良く覚えている。
大学に入ってすぐに俺は、天文学の分野で高名な教授のところに
行って色々な話を伺った。
そして一年生ながら研究室で研究生の真似事をさせてもらえるようになったのだ。
樹さんはその研究室の四年生だった。
「キミ、ホントに好きなんだね。星が」
夢中で天文の本を読み漁る俺に、樹さんはそう言った。
「え、ええ。俺、月が大好きで、それでこーゆー勉強やりたくって…」
あまり女と縁がなかったせいか、突然話しかけられてしどろもどろに
なってしまう俺。
しかし樹さんはそんな態度を意に介さず言葉を返した。
「そうなんだ。私もね、大好きなんだ、お月様が」
「あ…」
そう言った彼女の横顔を見たそのときにはもう
俺は月のことなんか考えられなくなっていた
……
馴れ初めから付き合い始めるまでに大して時間はかからなかった。
いや、付き合ってるというのは少し違うかも知れない
俺の樹さんへの感情は崇拝にも近いものだったからだ。
彼女と一緒にいられるだけで俺は満足だった。
一緒に話せるだけで他に何もいらなかった。
月よりも大事なものを知ることが出来た。それだけで俺は…


だから彼女が別れを切り出したときも俺は何も言えなかった。


963 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 23:25:02 ID:g4/rDhYe
やばい。俺リアル妹いるのに
このスレの萌えるSSのせいで(おかげで)
すっごく「妹」と言う言葉、ネタに萌えまくってる・・・



あぁ神よ・・・罪深き僕を許してください・・・

964 :931 :05/01/17 23:36:09 ID:wtVInmZU
「君には感謝してる……でも…さよならしよう」
「樹さんがそう望むのなら」
「訳を…聞かないんだね」
「あなたと一緒にいられた。俺はそれだけで十分でした」
「私も…うれしかったよ、一緒にいられて。……………さよなら」
「さよなら」
それでよかったと思った。いや、思い込もうとしていただけだったのだろう…


「結局俺はあのときからずっと逃げてるだけだ……一緒にいられただけで
幸せだったなんて……俺は………俺には追いかける勇気が無かったんだ。
彼女を知るのが怖かった。」
「…うん」
柚葉は目を細めて静かにうなずく
「だから俺は…もう後悔したくないって…そう願っていたのに…逃げるのは
もう止めようって………なんのことはねぇ、たった一人の妹の気持ちからも
逃げてたんだよ俺は…!……なさけねぇ……」
俺は自分のみじめさに押しつぶされそうになる。しかし…
「ううん。そんなことないよ…そんなことない…」
優しくつぶやく柚葉。
「蓮にいは不器用だけど…優しくてあたたかかで…こうして……ボクを包み込んでくれてるじゃないか」
「ゆず…」
「それに……約束をまもってくれた」
「約束…?」
「…うん。ずっと前の…三日月をくれるって約束……まもってくれた」
「あ…」

ふいに脳裏に浮かぶいつかの風景


965 :931 :05/01/17 23:37:49 ID:wtVInmZU
広い草むらでちっちゃな俺とゆずが月夜の空を見上げている
そうだ あれは10年以上も前 俺がまだ月に憧れだけを抱いていた頃
『おれはおおきくなったらあのつきのおうさまになってやるんだ。
そしたらゆず、おまえにもつきをちょっとだけわけてやるよ!』
『ちょっとぉ?』
『そーだ。ちょっとだ!みかづきのぶんくらいならわけてやってもいいぜ!』
『うん!みかづきちょーだい、おにいちゃん!まってるから!』
それは他愛も無い約束
時と共に薄れゆくはずの儚い誓い
それを……

「ゆず…」
「ほら…このリング。おにいちゃんがくれた三日月だよ…」
柚葉のいじらしさに胸がしめつけられる

「……………………離れたくない…よ」

愛しい。狂おしいまでに。

「………ずっと一緒にいたいよ……ずっと…おにいちゃん…」

「ああ…柚葉……俺もだ。俺も…いたい……ずっと…一緒に…」

お互いの顔を見つめあう。
瞳と瞳が合わさる
互いの息がかかる距離まで近づく
どちらともなくそっと瞳を閉じる
そして……


966 :931 :05/01/17 23:40:52 ID:wtVInmZU


そして交わしたキスは

禁断のキスは

冷たく冷えた、でもあたたかいキスは

二人の心の奥底に

そっと優しく染み渡っていった



これは二人だけの秘密

誰にもいえない秘密

二人のなかのパンドラの箱に

そっとしまっておく希望


967 :931 :05/01/17 23:52:26 ID:wtVInmZU

………………
泣き疲れてしまった柚葉を布団に寝かせ、俺はケータイ片手に表へ出た。
ケータイのリダイヤルボタンを押して耳に当てる。
「蓮だ。おやじ…いや父さん、それに母さん、話したいことがあるんだ…」
その時実際に何を話したかはあまり覚えていない。
ただ、いままで何があっても泣くことの無かった父さんの嗚咽混じりの声だけ
が妙に印象に残っていた。
両親を電話で泣かせた俺はたいそうな親不孝ものだろう…
でも…柚葉のために出来ることがあった…これで…いいんだ。




「もっとゆっくりしててもいいんだぞ?親父たちもいいって言ってくれたし…」
日曜の朝、帰り支度をする柚葉に声をかける
「うん。これ以上メーワクかけるわけにいかないしね♪それに…ボクもお母さんたち
とちゃんと話してみたいんだ」
「そう…か。頑張れよ」
「うん!!」
柚葉の返事は力強かった


968 :931 :05/01/17 23:54:02 ID:wtVInmZU
「じゃあ行こうか。気をつけろよ、今日は晴れてるから道滑るぞ」
うっすら積もった雪景色の中、駅まで柚葉を見送る
「うん!蓮にい、ホントに色々ありがとねっ♪鍵も…ありがと」
「また来いよ。いつだっていい、遠慮すんな」
「うん!ボク遠慮なんか全然しないよぉ♪あ、あと…さ……」
「ん?」
「指輪…大切にするから…」
「ん…ああ」
昨日を思い出してお互いに少し気恥ずかしくなる。
柚葉の顔が心なしか赤いのは寒さのせいではないようだ。
俺も同じなのだろう。

そうこうしているうちに駅にたどりつく。
切符を買って柚葉に手渡す。


969 :931 :05/01/17 23:57:41 ID:wtVInmZU
「じゃあ、元気でな」

「うん。あ、………蓮…にい…」

急に切なげな声で柚葉が呼ぶ

「な…何だよ…」
「もしボクに…彼氏とか…できなかったらさ……その…」

どもる柚葉。
俺は答えた。

「ああ。俺がもらってやるよ」

柚葉の表情が華やいでゆく

「あっ…お…おにい…」

「気が向いたらな」

「なぁっ?きっ、気が向いたらって何だよぉ〜!?そんなこといったら昨日のこと
ぜ〜んぶばらしちゃうよっ?ご近所のみなさぁ〜ん!?聞いてください!
ここにいる…!」
「あっ…てコラコラコラコラぁ〜〜〜!!」
捕まえようとする俺からひらりと身をかわす柚葉。
そして改札前で「ふうっ」と一息つくと、俺に向かって大きく手を振った。

「ばいばーい!またねっおにーちゃん♪」

「……ああ。またな!」

手を振る柚葉の左の薬指にはめられたリングが、太陽を受けてきらりと輝いた。

970 :931 :05/01/18 00:00:13 ID:NKZ/7eFR

…つーわけで終わりです。しょーもないもんを長々と書いてしまってすみませんでしたホント。
ちょっとでも萌えて頂けたら幸いです。

971 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 00:08:00 ID:k9i+FZgV
綺麗な話ですねぇ。 乙可憐様です。

972 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 00:09:33 ID:gSvFamVQ
>>958のスレ、削除されたっぽいすね。
あそこになんか泣けるのあったんでコピペしましょうかね?

973 :長いですよ :05/01/18 00:10:49 ID:gSvFamVQ
いつもみたいに、お兄ちゃんを起こしに行った。
いつもみたいに、寝ぼけて軽いキスをしたりすると思った。
いつもみたいに、笑って「おはよう」って言ってくれると思った。





いつもみたいに、


「お兄ちゃん…?」

触れたほっぺたが冷たかった。
でも、いつも通り寝ている。優しい顔で寝ている。
いつものお兄ちゃんの顔。

「お兄ちゃん。朝…だよ?」

いつもなら、もう目をあける頃なのに、
目は閉ざされたままで。





一日中泣きじゃくった。

974 :ちょっとネタがアレですが・・・ :05/01/18 00:12:58 ID:gSvFamVQ
学校へ行くことも忘れて、ずっと泣いてた。
変わらないような顔で、でもここにはいないお兄ちゃんのそばで、
ずっとずっと泣いていた。
お兄ちゃんのまぶたに、涙がこぼれた。
それは、お兄ちゃんが泣いているみたいだった。


まるで、泣かないでと言ってくれているようで。

975 :っていうか冷静に見ると怖いかも・・・ :05/01/18 00:16:21 ID:gSvFamVQ
「今日のご飯はシチューだよっ」

お盆に二人分の食事をのせてお兄ちゃんの部屋へ入った。

「ちゃんと、食べなきゃだめだよ。にんじんもだよっ?」

スプーンにシチューをすくってお兄ちゃんの口へ運ぶ。
でも、口をあけてくれない。

「ちょっとだけでも、食べて?」

近くで見てみると、髪はさらさらで、顔も整っていてとても綺麗。
お兄ちゃんは寝てるだけ。
明日になればおきてくれるかもしれない。1分後、もしくは1秒後にでも、
目をあけて、笑ってくれるかもしれない。
シチューを、口に流し込んだ。

976 :だから冷静になっちゃ駄目ですよ :05/01/18 00:17:41 ID:gSvFamVQ
「ちゃんと、食べれる?」

返事はしない。
口の端からシチューが流れ出した。

「……おいしくなかった?…ごめんね」

そういって、口の端から流れたシチューをなめた。
そのあとに口に流し込んだシチューもなめた。
いつもならくすぐったそうに、キスを返してくれた、のに。

「……明日は、オムライスにするね?」

そういって1階に下りていった。
シチューは口をつけないまま、台所に流した。

今日は寒いから、お兄ちゃんと寝よう。
朝になれば、抱きしめていてくれる。

977 :っていうか萌え話じゃないなこれ・・・ :05/01/18 00:18:54 ID:gSvFamVQ
信じ続けて、時間はたった。



「今日ね、お兄ちゃんと笑ってすごした最後の夜なんだ。覚えてる?」

一年前と同じ服を着て、お兄ちゃんに話しかけてみる。

「今日、何の日か分かる?」

返事は、ない。

今日はね、大切な日なんだよ。
私の、生まれた日だよ。
小さな私の手を握ってくれたね。
一年前一緒に出かけたね。綺麗なライトがいっぱいの街、まだ覚えてるよ。

頬に、しずくがこぼれた。

978 :でも泣けると思うんですが :05/01/18 00:20:01 ID:gSvFamVQ
絶対に泣かないって決めたのにな。お兄ちゃんも悲しくなっちゃうから。
そう決めたのにな。
でも、悲しいよ。
また一緒に夜空の星をみたり、揺れる桜の木の下で過ごしたり、
抱き合ったり、キスしたり、

愛してるよって言い合ったり



したいよ。

979 :ひぃー、規制リストってなんだー!? :05/01/18 00:26:41 ID:gSvFamVQ
気づけば私は赤いランプに囲まれていて。
お兄ちゃんと別々にされてしまっていた。
離れたくないって泣いて、わめいた。もっと一緒にいたいって泣き叫んだ。
でも、声は届くことがなくて。

冷たい鎖をまかれて。

冷たい部屋に入れられた。

980 :最後ですっ :05/01/18 00:29:40 ID:gSvFamVQ
今、何をしていますか。
元気ですか。
この暗く冷たい部屋から出れたら、一番に会いに行くね。
そのときは、シチューを作ってあげる。
がんばっておいしいシチューを作るからね。








待っててね。

981 :コピペはやめたほうがいいですね・・・ごめんなさい :05/01/18 00:34:07 ID:gSvFamVQ
いやー、ハラハラした・・・。 長い。 個人的にかなりグッときたんですが。
スレ埋め杉ですね・・・ごめんなさい、次スレよろしくです。
あと、>>931さん乙です。

982 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 01:30:52 ID:tkMvmQ0K
もう…ホント最高だよこのスレ…
最高すぎて逆にテンションが落ち着いてしまったよ
とりあえず>>931氏GJ。
コピペだとしても>>973さんもGJ

983 :921 :05/01/18 07:38:56 ID:WiSqLA9b
>>931さん激しく乙です。
文章構成・表現・内容全てが素晴らしいです(つд`)・゚。
感動です。いい萌えでした。
是非また書いて下さいねー

>>972-981さん
一応スレタイからは外れてないでいいんじゃないすか?コピペ乙ですー

984 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 17:35:38 ID:bJf1LeW3
いやさ……最近、ホントに盛り上がって、毎日のようにいろんな人が凄いSSを貼ってくれて……。
俺一人だけの時もあったし、このコテを捨てようと思った事も何度もあったけど、
ここまで頑張ってきてホントによかったと思うよ。

ところで、次スレどうしましょう?立てるなら、自分が挑戦してみましょうか?



985 :921 :05/01/18 19:29:13 ID:WiSqLA9b
なんか遊星氏のレス見て少し感動した…


>>遊星氏
次スレよろっす!

986 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 19:43:20 ID:bJf1LeW3
ダメだった……情けねぇ……。どなたかよろしくお願いします。

↓一応テンプレ貼っときます。よろしければお使いください。

「また会えたね、お兄ちゃん」
ここは、脳内の妹さんが囁いてくれるセリフとかSSとかを暴露しちゃうスレです。

【お兄ちゃんと私のお約束】
・荒らしさんや厨房さんは、ちょっと可哀想だけど、見ないフリをしようね♪
・SS職人さんにはちゃんとお礼を言うこと!!デリケートな職人さんもいるんだからね?
・えっと……いっぱい見られるのはちょっとだけ恥ずかしいから……sage推奨だよ……。
 メール欄に『sage』って入れてほしいな……。
・リアルの妹さんの話は程々にすること!!

【お兄ちゃんとの思い出】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
[第三弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1056993709/

過去ログ倉庫
http://www.geocities.jp/mewmirror9/


このスレでもずぅっと一緒だよ、お兄ちゃん♪

987 :921 :05/01/18 21:57:16 ID:WiSqLA9b
ダメだった……orz

誰か次スレお願いします。

988 :931 :05/01/18 22:13:18 ID:rw5CCulC
俺もダメでした…面目ない…OTZ
誰か次スレよろしく… 

989 :No.2 :05/01/19 01:23:40 ID:h4scIhQi
次スレ立てましたー

[第四弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1106065356/

990 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/19 01:40:55 ID:ss9px1fF
超出貸した!!  大好きだ!

991 :921 :05/01/19 05:58:35 ID:u1bmH47P
>>NO.2氏
乙ですー

>>たゆん氏
IDがネ申>SS

992 :紫音提督 ◆cXtmHcvU.. :05/01/19 08:21:18 ID:HrSOmxAJ
>>NO.2氏
やるじゃないか ありがとう!

993 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/19 20:40:37 ID:ss9px1fF
神IDでしたか〜。  縁起が良いナ♪

残り少ないんで、埋めましょうか?

↓過去ログで見付けた、心に残る言わセリ
えへへ・・・お兄ちゃんの匂い・・

994 :No.2 :05/01/19 21:00:21 ID:M5GVy87X
久々に過去ログを読み返してみたら、懐かしいですねーw


 〜 [第二弾]より 〜

はいっ、お兄ちゃん♪ クリスマスプレゼントだよっ。

前からずっと編んでたマフラーなんだけど・・・これでいいかな?

あっ・・・ちょっと長かったね・・・失敗しちゃったぁ・・・

えっ? 二人の首に巻けばちょうどいいって? 

え、えと・・・今日と明日だけだよっ!

995 :921 :05/01/20 00:26:36 ID:PiTa4NAL
お邪魔でなければ次スレにもSS載せさせて頂きたいと思います。

〜[第一段]より〜
「お兄ちゃん……好きな人……居るの?」

996 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 04:13:37 ID:yYRY0hHk
うわ。超期待しちゃう!

997 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 22:36:06 ID:HqnDGSu0
「お兄ちゃんって、まだ……童貞?」

998 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:45:00 ID:MHqIDYcN
「兄さん、兄さん。起きてください」
「ん?……未来……?」
あれ……目覚まし鳴らなかったのか……?
「おはようのチューは?」
冗談で、頬を指差して言う。
「し、しょうがないですね……あ、甘えん坊さんなんですから」
チュッ。
「おぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
このときの驚きはいかほどであっただろうか……誰にも想像はつかないだろう。
「な、何ですかっ!?」
「何を本気にしとんねん!!!」
「えっ、えっ……?」
「しかも、まだ早いじゃないか!!!何なんだよ、今日は!!」
「えへへ……」
はい……?何でそんな嬉しそうなんだ……?
「えへへ……って、なんじゃい!!」
「えっと……兄さん、怒りませんか……?」
言葉の内容はひとまず置いておいて……何、何で?ちょっとはにかんでるの!?
「内容にもよるが……まぁ、未来なら、ちゃんとした理由があるんだろ?」
「あの……ちゃんとしてるかどうか分からないですけど……」
「まぁ、謙遜はいいから。何なんだ?」
「えっと……私、朝ごはんとお弁当を作ってたんですけど……」
「ふむ」
「寂しくなっちゃって……」
「なるほど……って、何だそれ!!」
腑に落ちない……。
未来がここまで俺に甘えた行動を取る事は考えられないし、
料理をしている時は、未来は一瞬たりとも俺のことなど気に掛けたりはしない。
……悲しいものだ。

999 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:47:03 ID:MHqIDYcN
「えへへ……」
おかしい……。こんなの未来じゃない……。
そうだ、この感じ……!!
「未来!!酒飲んだか!?」
「いいえ。え、何ですか?」
「料理とかで使ってないか?料理酒も?リキュールとかも?」
「はい。使ってないですけど……?」
酔っ払っているわけではない……。では……
「未来……ちょっと来い」
「はい?」
「ふむ……」
未来の額と俺の額を接触させてみても、別に熱があるわけではない。
……と言っても、そうしているうちに未来の顔は赤くなって、熱を帯びてきたのだが……。
熱でもない、酒でもないとすると……?
「誰だ!?お前!?未来じゃないな!?」
「えっ……ひ、ヒドいですよ!兄さん……どうしてそんなこと言うんですか……?」
「いや、だって……いつもの未来らしくないから……」
「何言ってるんですか?いつも通りですよぅ……」
一転の曇りの無い目。……未来がこんなに嘘が美味いとは思えないなぁ……。
……とすると、ここは異次元ですか?それとも、ドッキリか何か?
どうする?
有り得ない現実?激甘な妹……罠の可能性……。
「まぁ、いいや……で、俺はどうすればいいわけ?」
俺が選んだ選択は、少し警戒しながら、普段通りの生活をする事だった。
「一階に下りてきてくれませんか?私が料理を作っている間、話しかけているだけで結構ですから」
「ああ、分かった。着替えたら行くから、先行っててくれ」
「はい」
───────────────────────

1000 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:48:14 ID:MHqIDYcN
何なんだ……。
未来じゃない未来……あれを『未来』と呼ぶのも気が引ける。
んー……裏未来?とでも呼んでおこうか
じゃあ、裏未来は何者だ?未来の芝居か……?
いや、さすがに冗談でも、未来には、ほぺちゅーまでは出来ない。
そこまでの遊び心は、未来は持ち合わせていない。
未来って双子だっけ?未来の双子の妹で、ちょっと大胆な性格の花胡ちゃんとか……
いや、んなワケないだろ!!そんなこと俺が誰よりも知っとるわ!!
……いかんいかん。無駄にテンションが上がってきた。落ち着け。
攻撃して、吐かせるか……?
いや、一応未来みたいだし、乙女の柔肌ってヤツに傷をつけるわけにはいかないよな……
あー!!もう分からん!!
真面目に考えれば考えるほど、こんな状況が有り得ないということを思い知らされる。
「未来……教えてくれよ……誰なんだよ、アイツは……」
ちょっとした絶望を感じ、天井を仰ぐ。
「ま、行くしかないのかねぇ……」
もはや投げやりな気持ちでそう呟く。
下に行って何か進展があるとは到底思えないが……行かないよりもマシな気がした。
───────────────────────

今度は試作品で埋め埋め。
続きは新スレで。

1001 :1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

482KB
新着レスの表示

スレッドリストへ戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2004-10-30