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[第三弾]妹に言われたいセリフ
- 101 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/10/19 21:45 ID:???
- >>100
イイ!すばらしい!いつもこのスレにはお世話になってます。ありがとう
- 102 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/10/20 15:39 ID:???
- >>101
「お世話になってます」ってのが、なんだかw
- 103 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/10/23 18:12 ID:???
- ウチはリアルで兄妹で同じ高校に入ったよ
俺の卒業と同時に妹が入学
ちょっと俺は学校内では有名人物だったので(悪い意味じゃないけど)
妹は最初の1〜2ヶ月くらいは「あの○○の妹・・・」ととにかく言われまくったそうな
「お兄ちゃん、何やってたの!」って電話が来るたびに
「ああ、それはあの時の事件だな・・・」と事細かに話してやったな
そんな妹も今年高校卒業
俺とは違い、平々凡々で全然目立たない生徒らしい(俺の元担任談)
「ま、お兄ちゃんのおかげで先生から早く名前を覚えられたし。
お兄ちゃんには敵も多いけど味方も多いことが分かったよ」
と言ってくれたから良しとしまつ
とは言え、妹よ、もう少し勉強頑張れや・・・。
小さい頃はお前の方がかなり頭良かったはずなのになぁ・・・。
お兄ちゃんもお母さんも悲しんでいるぞ
- 104 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/10/23 18:19 ID:???
- 妹に勉強を教えるイベント
夜食CGやうたたねでよだれを垂らすCG、
寝ぼけて「お兄ちゃん、ありがと・・・」
- 105 :751 ◆FFV1SjUAV2 :03/11/03 13:24 ID:???
- なんと! このスレまだあったんですねー!
たぶん誰も知らないと思うけど、僕は前スレッドで4本のSSを書きました。
怖い夢を見た妹が兄と一緒に寝る話、風邪をひいた妹を兄が看病する話、
バレンタイン話、そしてホワイトデー話です。
あのあと、エイプリルフールSSを書くと言ってたんですけど、けっきょく
考えつかなくて、そのまま放りっぱなしにしてしまいました。すみません。
・・・ところで、SSってまだ書き込めますか?
もし何かできたら、また載せたいって考えてるんですけど・・・いいですか?
- 106 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/03 17:23 ID:???
- 神が帰ってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
是非書いてください。
- 107 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/04 02:43 ID:???
- >>105
ここはそういうスレですので。好きに書くといい。
- 108 :コテとトリップ :03/11/14 18:38 ID:???
- | \
| ('A`) ギシギシ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ アンアン/
ヽ〜/
シュッ[二二]
| ( ' ─=≡ヽ( ゚A゚)ノ匚 \
| (ヾ ─=≡ ( ┐ノ ソコハ ダメダヨ
/ ̄ 彡」 」 ̄ ̄ ;,i;/ オニイチャン…/
シコシコシコシコ | . . .||
シコシコシコシコ | .|| \
______ ( ゚A゚)匚 .|| オニイチャ〜ン ! !
(ヾ♂ノ \ .|| アァァァ〜…/
V 」 」 ヽ〜/ ||
[ □] [二二] ||
- 109 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/11/16 21:26 ID:???
- 学校が終わった。
俺は、様々な部活で騒がしいグランドを横目に、校門へ向かう。
すると、この学校では見慣れない。しかし俺には見慣れた制服姿が見えた。
その制服の少女は俺に気が付くと、大きく手を振り、俺を呼び始めた。
「あっ!お〜い!!お兄ちゃ〜ん!!」
「何でここに!?」
「お兄ちゃんを待ってたんだよ。ねぇねぇ一緒に帰ろっ♪」
妹が俺の手を掴み、大きく振る。
「どうせ嫌だって言っても、ついて来るんだろ?」
「うん。だって帰る家は同じでしょ?」
「ま、そりゃそうだな」
「さぁ、暗くなる前に帰ろ〜♪」
妹は俺の手を半ば引っ張るようにして、歩き始める。
「お兄ちゃんの手、暖か〜い♪」
「触るな、お前の手は冷たい…」
「心が暖かいんだも〜ん♪知ってる?心が暖かい人は手が冷たいんだよ〜♪」
「んなバカな…」
「バカじゃないも〜ん♪うぅ〜ん…それにしても寒〜い!!」
「そうだな、どっか寄り道していくか?奢ってやるぞ」
「わ〜い、じゃあ肉まん買って〜♪」
「はいはい…」
「やった〜!!お兄ちゃん、ありがとう〜♪」
そう言って、妹は俺にピッタリと寄り添い、俺の腕を強く抱き締める。
「何してんだよ…?」
「だってお兄ちゃん大好きだも〜ん♪それに、こうすれば暖かいしね〜♪」
「やめてくれ…」
「何で〜?お兄ちゃんだって寒いでしょ〜?」
「寒いことは寒いけど…」
「じゃあ、問題ナッシ〜ング♪さ、黙って歩きなさ〜い♪」
「いや、俺はお前のために言ってるんだぞ」
「私のため?それってどういうこ……あっ!!わわわっ!!キャ〜!!」
- 110 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/11/16 21:28 ID:???
- タイミングよく、俺の脚に躓いて、妹が見事にコケる。
「だから言っただろうが…」
俺はなかなか起き上がらない妹に手を差し出した。
「くすん…お兄ちゃん、痛いよ…」
「泣くなよ、そんなことで…」
「だってぇ…」
「…ったく、いつまで寝てる気だ。とりあえず立て」
「うん…」
俺は妹を起こしてやると、制服を軽く払ってやる。
「おいおい…膝から血が出てるじゃねぇか…」
「血ぃ!?痛いよぉ〜!!もう、歩けないよ〜!死んじゃうよ〜!!」
「死ねるモンなら死んで見ろ…」
「お兄ちゃんは…私が死んでもいいんだぁ…うぅ…うわぁぁぁぁん!!」
「うるさいうるさい!!いい年して泣くな!!」
「ひっく…ひっく…。でも…お兄ちゃんが…心配してくれないから…うわぁぁん!!」
「ちゃんと心配してるって…」
「ホント…?」
「ああ」
「ホントにホント?」
「ああ、心配してる。だから、急いで帰るぞ…早く傷口を洗わなきゃな」
俺は妹の手を引っ張り、少し早足で歩き出す。
しかし、肝心の妹は立ち止ったまま動こうとしない。
「どうした?」
「おんぶして…」
「はぁっ!?」
「おんぶ…」
「おんぶって…その短いスカートで?」
「うん…お願い…」
「そこまで言うなら仕方ねぇか…。だが、おんぶは流石に出来ねぇからな…」
- 111 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/11/16 21:29 ID:???
- 俺は妹の腰を掴み、抱き上げる。
まぁ、俗に言う『お姫様だっこ』と言う奴だ。
「まぁ、コレで勘弁してくれよ」
「ふぇっ!?」
「どうした!?」
「おおおおおお、お姫様だっこ!?」
「いけなかったか?」
「えっと…嬉しいんだけど…。嬉しすぎて何て言っていいか…」
「そりゃ結構だが…。黙ってないと、舌噛むぞ…」
「うん。でも、一言だけ言わせてね…」
妹が口元を俺の耳に近づけ、囁く。
このときの妹は何故か落ち着いていて、妙に可愛らしかった。
「お兄ちゃん…大好き♥」
そうして、妹は俺の頬を軽く唇で触れる。
「ありがとう、お兄ちゃん。もういいよ♥」
微笑む妹とは対称的に、かなり動揺している俺。
って言うか、妹なのに可愛い!!
「気が済んだかよ?…それにしても結構重いな、お前…」
あまりの動揺のため、こんな事しか言えなかった自分を深く恥じる。
これで怒って、笑って、いつもの元気な妹に戻ると思った。しかし…
「うん。お兄ちゃん、力持ちだね」
「なんか調子狂うなぁ…」
「うん、そうだね。ゴメンね」
「やっぱり変だぞ…」
「うん。でも…もうちょっとだけ、お姫様気分でいさせて♥」
「はいはい。分かりましたよ、お姫様」
今の妹は確かに可愛い。しかし、普段の妹は楽しい。
可愛い妹も悪くないが、俺はいつもの妹のほうがいい。と、この時思った。
ちなみに、二分後、肉まんのことを思い出した姫が騒ぎ出すことを、今の俺は知らないのだ…
- 112 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/11/16 21:39 ID:???
- >>751様
遅くなりましたが、お帰りなさいませ!!(w
作品、是非載せてください。楽しみにしてます。
ところで、質問なんですが…
僕がよく使う、ハートや音符。アレって使わないほうがいいんですかね?
もしも『ちゃんと見えないからやめろ』って言う人がいればやめようと思ってるんですけど…どうでしょうか?
- 113 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/16 23:19 ID:???
- >>112
音符は大丈夫じゃない? ハートは「当方OS+メインブラウザ」だと化けるね。
なんとMac OS 9.1とネスケ4.8だ! どうだ凄いだろ〜w
この環境だと「お兄ちゃん…大好き♥」と普通に出ます。
まあ自分はもう慣れて脳内自動変換しているし、サブブラウザ(Netscape 7)で見れば
ちゃんと表示されるからあまり気にしていないけどね。
「ちゃんと見れない」という人は自分みたいに「Macで古いネスケユーザー」ぐらいの
少数かと思われるので、大丈夫じゃないかな?(←該当環境者意見求む)
余談だけど「機種依存文字」や「MSフォントの全角・半角区別」のほうが
マカーには気になるので、みなさんできれば気をつかってやってくださいませ;
- 114 :113 :03/11/16 23:22 ID:???
- しかし…>>110-111妹は、甘えたさんぶりがときメモの優美みたいだなw
そしてウチの妻も、こんな感じの困ったキャラ…(涙
- 115 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/16 23:26 ID:???
- >>114
おいおい羨ましすぎるじゃないか!責任者出せ!出てきて下さい。
- 116 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/21 01:05 ID:???
- (⌒ヽ
'l _ ,.|
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ノ ノ、,,=---ー‐‐'-、
/ ノ (〕_ :::|
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ノ ノ r`=ー----‐〈
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`ー-‐'" ゞ_,.'ノ ゞ_,.'ノ ゞ__,.',、'ュ ..l l ゞ_,.'ノ.. .L、-_,'ノ
(~'-'ノ
`~~
- 117 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/11/25 21:19 ID:???
- 守
- 118 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/02 00:31 ID:???
- 保守
- 119 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/02 12:12 ID:???
- タトゥーがデンマークのラジオ局のインタビューで日本での騒動について訊ねられて
「日本は物ばかりが進化していて人間は成長が止まってるのよ。」
「うん。ステレオタイプの人間が多いのは確かね。」
「番組の途中で帰ったくらいで騒いでるのよ。笑っちゃうでしょ?」
「プライベートで日本へ行きたいか?答えはNO!よ。」
あと有名なインタビューで
「日本人は不細工ばかり(ぷぷぷ・・・)」とコメントしてましたね。この話はかなり話題になりました。
ロシアのラジオ局
「日本はどうでしたか?」
「街にはゴミが沢山落ちてて汚かったわ」
「日本人はなんか動物っぽくて嫌ね」
「全員同じメガネを掛けて、同じファッションでダサい。それに臭いから好きじゃないわ」
イギリスの雑誌
日本の印象について
「先進国と思って期待していったらがっかりね、街に歩く人は全員無表情で
気持ち悪い」
「日本人って歯並び悪いし背も小さいし、かっこいい人が全然いないわ
環境(空気)が悪いせいかしら 笑」
アメリカのラジオ
日本にこないだ行きましたね
「行きたくて行ったんじゃないわよ 」
「騒動って言うけど、あんな下手糞な子供じみた歌番組出れないわ」
「私たちは一流よ!日本人の2流3流の素人歌手と一緒にされるのが間違いよ」
日本での騒動について
「あの人達って、工業製品で小型化得意でしょ、だから心も体も小型化してるのよ」
「だって、みんな唾を飛ばしながら、同じ非難しか言えないでしょ 知能の無いロボットみたい」
↑コレ全板にコピペ推奨 タトゥーは日本を馬鹿にしすぎ
- 120 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/02 16:07 ID:???
- http://demilia.web.infoseek.co.jp/index.html
http://www.torawaka.ne.jp/user/ewvote1/comvote.cgi?id=aparte 投票所
お願いします!ここのピュアレという須磨ブラ的キャラに投票を。
- 121 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/02 22:40 ID:???
- >>119
所詮その程度の脳みそしかないんだよ。あとひと月もしたら多くの日本人に忘れられてるからいちいち気にすんな。
つーか外国の人もある程度ドタキャンがどれほど問題かは分かってるはずだしな。
- 122 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/03 22:10 ID:???
- ケンシロウ日記
【7:12】伝承者から外された夢で起床。まだ眠い。服を着る。腹が減って力が出ない。歯はみがかない。俺には水がない。
【7:22】朝食のかわりに腹の経絡秘孔を突く。体が重い。イヤになる。
「水をくみに行っておいで」トキの言葉だ。うるさいんだよ。俺は水道工じゃないただの浮浪者なんだよ。
「気を付けて!」うるせぇんだよこのリン公が。
【7:35】ダルい水くみ出発。庭ではうるせぇ犬がわめいている殺すぞ。
【7:43】「助けて〜!」バットが叫んでいる。俺にどうしろっていうんだよ。
【7:50】バット救出。ハートにバギーを壊されたらしい。うだつの上がらない奴だ。
【8:03】今日は曇りだ。気分が盛り上がらない。早く寝床へ帰りたい。
【8:46】リンがニヤニヤしている
【9:30】水くみ終了。
【9:40】帰宅。
【9:45】お腹がすいた。腹の経絡秘孔を突く。また体が細くなる。
【10:11】みんなで談笑。レイの笑い声にみんながいらつく。
【11:20】シン 登場。
【11:22】「なあに〜きこえんな〜」 相変わらず耳の遠い奴だ。
「ユリアを返してもらおうか」本当はどうでもいい。トキ早くこい。
【11:40】ジョーカーに襲われる。キモい。腹が減って力が出ない。
【11:42】「ケーン大丈夫〜!」リンだ。タイミングが良すぎる。どこから見ていたんだ?
【11:43】「新しい服よ〜!」さようなら、特効服127号、こんにちは特効服128号。リンがニヤニヤしている。
【11:45】「はああああ!ほあったあー!!」ただの右ストレートだ。
「ひ、ひ、ひでぶ〜…!」このセリフには飽き飽きしている。
【11:49】戦闘終了。「お前はもう死んでいる」遅いけど言ってみる。
【11:53】バットが来た。「ケーン!オイラも戦うよ!」遅すぎる。帰れ。うだつの上がらない奴だ。
【12:30】帰宅。小屋の前で犬がジョーカーの肉片を食べていた。バタコがニヤニヤしてこっちを見ている。
いやがらせか?殺すか?
- 123 :次はクリスマスかな… ◆isG/JvRidQ :03/12/06 21:24 ID:???
- 「うにゃ〜。キモチいいにゃ〜」
妹が炬燵の中で丸まっている。
右の頬を机の上に乗せ、幸せそうな顔をしている。
「うにゅ〜。コタツはいいにゃ〜」
「気持ちそよさそうだな…」
「キモチいいよ〜。おにいちゃんもはいれば〜?」
「そうだな…。俺も入ろうか」
「えへへ〜。いらっしゃ〜い♪」
俺は、妹の向かい側に座る。
「ふぅ、もう冬なんだなぁ…」
「うん。人恋しい季節だね〜」
「まぁ…そうだな…」
「じゃあ、今夜からお兄ちゃんの部屋で寝よ〜」
「じゃあ、俺は居間で寝よ…」
「えぇ〜!?二人で寝れば暖かいよ〜?」
「お前は寝相が悪そうだからな…」
「そんなことないよ〜!!大人しいよ〜!!」
「とにかく、一緒には寝ない」
「ぶぅ…いいもん。夜中ナイショでお兄ちゃんのお布団に入ってくからね…」
「今何か言ったか!?今恐ろしい事が聞こえたような!!」
「ねぇねぇ、コタツって、エアコンとかとは違う暖かさがあるよね〜?」
「無視か…。まぁ、分からんでもないが…」
「やっぱりそうだよね〜?お兄ちゃんと同じ考えで嬉しいな〜♪」
妹がコタツの中で足をバタバタさせる。
「しかし…コタツに一度入るとなかなか抜け出せんな…」
「そうだね〜」
「晩飯の準備なんてする気起きねぇな…」
「あはは…気持ちは分かるけど、それじゃ困るよぉ〜」
「…冗談だ。ちょっと買い物行ってくるわ…」
俺は覚悟を決めて、炬燵を抜け出す。
- 124 :鍋の話も書きたいけど ◆isG/JvRidQ :03/12/06 21:26 ID:???
- すると、同時に妹も這い出してきて、
「ねぇ、お兄ちゃん、私もついていってもいい?」
「別に構わないけど…」
「うん。じゃあ、行こう?」
「お…おう」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。今日の晩ゴハン何にするの?」
「さぁ…どうしようか。何が安いかな…」
「それなら、寒いから、お鍋にしようよ!!今年はまだ食べてないよ〜」
「おっ、いいねぇ。そうするか」
「でしょ〜?」
「そうと決まれば、早いうちに買いに行くぞ」
「うん♪」
そんな事を話しながら二人一緒に玄関を出る。
「ねぇ、お菓子買ってもいい?」
「…一つだけだぞ」
「わ〜い。後で二人で食べようね〜♪」
「ったく…いつまでもガキのままだな…」
「ガキでいいよ〜♪お兄ちゃんに甘えられるからね〜♪」
「…それが困るんだ」
「じゃあ、もっとも〜っとお兄ちゃんを困らせちゃお〜♪」
妹が俺の腕に抱きつく。そして、頬を俺の腕に擦りつけて
「へへへ、お兄ちゃん、大好き♥」
今までも妹に困らせられてきた。今も困らせられている。
恐らくこれからもだろう。
…だが、これまでも退屈はしなかったし、これからも無さそうだ。
と俺はささやかに思っている…。
- 125 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/06 21:51 ID:???
- 馬鹿な・・・ このオレがッ 萌えているッ・・・・・!!!
- 126 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/07 01:53 ID:???
- >>125
素直になれよ♥
- 127 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/08 19:20 ID:???
- warota
- 128 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/10 20:40 ID:???
- 保守1234567890
- 129 :何食べてんだろ… ◆isG/JvRidQ :03/12/10 22:11 ID:???
- 「えへへっ♪お鍋っお鍋っ♪」
土鍋の向こうに、妹の嬉しそうな顔が見える。
前述の通り、妹の強い希望で、今夜の晩御飯は鍋である。
「しかし…二人で鍋ってのは少し虚しいぞ…」
「そう?私はお兄ちゃんとお話しながらご飯食べれて楽しいよ〜♪」
「それじゃ、いつもと変わらないような…」
「えっ…。とにかく!お鍋は楽しいんだよ!久しぶりだしね!!」
「そういえば、鍋なんて久しぶりだな…」
「うん♪早く煮えないかな〜♪」
「そうだな」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。もう食べれるかな?」
「まだまだだな…」
「う〜ん、早く食べたいなぁ〜」
「ああ、腹減ったな…」
「私も、お腹ペコペコだよ〜♪そうだ!お兄ちゃん、何かつけて食べる?」
「俺は…胡麻ダレにしようかな」
「胡麻ダレか〜、いいねぇ〜♪」
「お前はどうする?」
「う〜ん、じゃあ私はポン酢にしよっ♪」
妹は、二人の器にそれぞれの薬味を注ぐ。
そして、また鍋を嬉しそうに眺め始めた。
よほど嬉しいのか、体がゆっくり揺れている。
「ねぇ!もう食べれるんじゃない?」
「ああ、そろそろ食うか」
「待ってました〜♪いただきま〜す♪」
妹は素早く箸を伸ばし、適当につまみ上げ、口に入れる
- 130 :急いだから雑… ◆isG/JvRidQ :03/12/10 22:12 ID:???
- 「はふぅ…熱ひ(い)けど、おいひ(し)〜♪」
「たまには鍋もいいな…」
「お兄ちゃん、胡麻ダレ、ちょっとちょうだい♪」
「ちょっと待て、俺はまだ一口も食ってない…」
「そうか〜。じゃあ、先に私のポン酢、あげるね〜♪はい、あ〜んして〜♪」
妹が、手を伸ばし、箸と鶏肉を突き出す。
「いや、いい…」
「そう?おいしいよ〜?食べてみてよぉ〜」
「いや、俺は…ぐおっ!!」
そう言いかけた時、妹が箸を無理矢理俺の口の中に入れた。
熱湯の中で温められた鶏肉が俺の舌に触れる。
「熱ぃ!!」
この際だから言うが、俺は熱いものが苦手。つまり猫舌なのだ。
「おおおっお兄ちゃん!?どうしたの!?大丈夫!?」
「水水!!」
「お兄ちゃん、水だよ!!」
妹の差し出したグラスを奪い取り、一気に飲み干す。
「死ぬかと思ったぞ…」
「大袈裟だなぁ〜」
「お前が言うな…」
「えへへへ…えっと…大丈夫?」
「舌火傷した…」
「ホントにゴメン!!お兄ちゃんが猫舌さんだったの忘れてたの!!」
「まぁいいけどよ…。頼むから気をつけてくれよ…」
「うん。お詫びに、私がふ〜ふ〜してあげるね♪」
「止めてくれ…」
- 131 :次回こそクリスマス ◆isG/JvRidQ :03/12/10 22:13 ID:???
- 「へへへ、冗談だよ〜♪今日は遠慮してあげる♪」
「腹立つな、その言い方…」
「まぁまぁ、気にしない気にしない♪さぁ、ご飯食べよっ♪」
「そういや、結局ほとんど食ってなかったな…」
「うん♪あっ、お兄ちゃん、そっちも一口食べさせてよ〜♪」
「別にいいけど…」
俺は、器に数種の具を入れて、妹に差し出す。
「分かってない…」
妹が寂しそうに呟く。
「何が?」
とは聞いては見たものの、
このときの俺には妹が意図することの大体の予想はついていた。
「あ〜」
妹は大きく口を開ける。つまり食わせろというわけだ。
「そう来ると思ったよ…」
そうボヤいて、俺の箸から、妹の口に具を入れてやる。
妹は素早く箸に食いついて、
「おいし〜い♪嬉しいな〜♪」
「満足したか…?」
「うん、大満足!!ちゃんとやってくれてありがとう、お兄ちゃん。大好きだよ〜♥」
「はいはい、一生言ってろ…」
「ヒド〜い!サイテ〜!…な〜んてね♪お兄ちゃんのそういうトコも好きっ♥」
「悪趣味な…」
「あ〜言ったな〜!!そんなイジワルお兄ちゃんにはアツアツ豆腐の刑だ〜!!」
「うぉ!?何しやがる!?」
「ははは〜!!参ったか〜!!」
「くそっ!覚えてろよ!!」
…二人の明るい笑い声とともに、俺達の夜は更けていくのだった。
- 132 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/10 22:29 ID:???
- ハアハア ハアハア ハアハア も、萌えーーーーーーーー!!!! 拙者、鍋食いたいで候。
- 133 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/11 19:59 ID:???
- GJ!!
ですよ
- 134 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/12 21:15 ID:???
- カマクラプレイキボンヌ
- 135 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/13 00:32 ID:???
- やっぱ温泉だろ この季節は(モチロン混浴!!)
- 136 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/13 20:00 ID:???
- >>134
カマクラなんて作ったことが無いので、どんな物か分からないです…。
っていうか、カマクラプレイって何だろう…。
>>135
『どうした?こっち来いよ』
『お兄ちゃん…やっぱり恥ずかしいよぅ…』
『気にするなよ。小さいときは一緒に入ってただろ?』
『でも…マキ(仮)おっぱい小さいから…』
いいッスねぇ!!是非、そのうち書いてみたいです!!
- 137 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/13 20:14 ID:???
- >>136
妹が妙に積極的なのも萌える
『お兄ちゃん、背中ながしっこしようよ』
『もう、そんな年でもないだろ』
『そんなことないよ〜、昔だってよく流しっこしてたじゃない?』
『昔と今を一緒にされてもなぁ』
『もう、いいの!お兄ちゃんは黙って後ろをむきなさい!』
背中に触れる手は暖かくて、湯気の臭いが甘いような気がして、
クソッ、何を考えてるんだ俺は。
とかね。
- 138 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/13 20:44 ID:???
- >>136
漏れの経験したカマクラ。
雪国北陸の山奥へ遊びに行った時、
2m近く積もる雪に、シャベルで横から穴を掘り、
カマクラ完成。
- 139 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/14 16:48 ID:???
- カマクラは結構暖かいけど、プレイするような場所じゃないだろw
- 140 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/16 03:38 ID:???
- >>138
それはもう、微妙にカマクラではないようなw
- 141 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/18 00:46 ID:???
- 保守ーーっと
- 142 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/20 22:57 ID:???
- 「お兄ちゃん!!起きてる〜!?」
パジャマ姿の妹が俺の部屋に飛び込んできて、大声で言う。
「そんな声出されたら寝てても起きるぞ…」
「へへへ…♪そんなことよりも!!外見て!!」
妹が窓に近寄り、カーテンを開ける。
外は暗かったが、白い物が舞っているのが見えた。
「寒いと思ったら、雪が降ってるよ…」
「うん♪嬉しいなぁ〜♪」
「何故?」
「う〜ん…そう言われるとよく分かんないけど…雪が降るとワクワクするんだよ♪」
「ああ、台風のときに無性に外に出たくなるようなモンか…?」
「うん♪それと似てるね〜♪」
妹が窓の外を見ながら、嬉しそうに言う。
そして、何かを思いついたのか、いきなり振り返って言う。
「ねぇねぇ、今から外に行こうよ!!雪、もっと近くで見たいよ〜♪」
「断る。見たけりゃ一人で行け…」
「え〜!?お兄ちゃんも一緒に行こうよ〜!!」
妹が俺の腕を引っ張る。俺はすぐさまその腕を振り払い、
「いいじゃねぇかよ。雪見るぐらい、俺がいなくても…」
「ダ〜メ!!二人で見ることに意味があるの〜!!」
「それがどんな意味かは知らんが、寒いのは嫌だ…」
「お兄ちゃん、ホントにお願い!!」
「しょうがねぇなぁ…行ってやるよ…」
「えっ!?ホント!?じゃあ、早速行こ〜♪」
「はいはい…」
俺は妹に引っ張られて、玄関に向かう。
玄関の扉を開けるのには少しためらったが、妹があっさり開けやがった…。
妹が開けたドアから、冷気が流れ込んで、かなり寒い。
「わ〜い!!雪だ!!雪だぁ〜!!」
しかし、妹は寒さなどお構い無しに、雪の中へ駆け出した。
- 143 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/20 23:01 ID:???
- 「お兄ちゃ〜ん♪雪雪!!」
妹が両手を広げ、庭の真ん中で立っている。
「もう夜も遅いから、あんまり騒ぐな…」
「ゴメン。でも雪が降るなんて珍しいから…」
「そうだな。だが、そのうち止む。今のうちに十分見とけよ…」
「え〜!?積もって欲しいよ〜!!」
「大体、この辺りで雪が積もることなんてここ三年ぐらいないぞ…」
「うん。だから、今年積もるかもよ〜?」
「いや。積もらんね…」
「積もるよ〜!!」
「積もらない」
「じゃあ、勝負しようよ!!明日の朝積もってたら、お兄ちゃん、私と遊ぼ〜♪」
「上等だ…。じゃあ、積もってなかったら、缶コーヒーでも奢れよ」
「決定だね〜♪明日が楽しみだな〜♪」
「あ〜寒ぃ…とっとと寝よ…」
「じゃあ、私も寝ようかな〜」
俺は家の中に入り、自分の部屋に向かう。
「おい。何で俺の部屋までついてくるんだ…?」
俺は自分の部屋のドアの前で、振り返る。
「一緒に寝ようと思って♪…ダメ?」
「絶対嫌だ…」
「今日は寒いんだよ〜?二人で寝れば暖かいよ〜?」
「ダメだ」
「じゃあ、どうすれば一緒に寝てくれる?」
「そうだな…どうしてそんなに俺と寝たいんだ?その理由によっては考えてやる」
「う〜ん、安心するから…かな?」
「安心…?」
「雪の日って、すごく静かでちょっと寂しくなるから…っていうのが理由なんだけど…いい?」
「まぁいい…好きにしろ」
「わ〜い!!お兄ちゃん、大好き〜♥」
本当に静かな雪の夜。
妹の言ったとおり、この日は二人だけの世界のように感じられる静かな夜だった…。
- 144 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/20 23:03 ID:???
- 翌日、雪はムカつくぐらい見事に積もりやがった。
「へっへっへ〜、私の勝ちだね〜♪」
庭の前で妹が勝ち誇った顔を見せている。
「しょうがない、負けは負けだ…何をして遊ぶ?」
「雪合戦!!」
そう言って、妹はすぐさま俺に雪球を投げる。
「うぉっ!?危ねぇ!!」
俺は間一髪でそれをかわした。
「おぉ〜!!凄い凄い!!」
「うるせぇよ!!」
俺も妹に雪だまを投げつける。
しかし、妹は俺の様に避ける事が出来ずに、そのまま顔面に食らう。
「うぁ〜、冷たいよぉ〜」
「大丈夫か?」
「口の中に入っちゃったよぅ…」
既に泣きそうになっている妹。
俺は妹の顔を袖で拭いてやる。
「むぅ〜!!次は負けないぞ、お兄ちゃん!!」
「おう、やれるもんならやってみろ…」
「えっとね、雪合戦が終ったら、雪だるま作ろうね♪」
「ああ」
「二人でおっき〜い雪だるま作ろ♪」
「ああ」
「嬉しいな〜♪今日はずっとお兄ちゃんと遊べるんだ〜♪」
「…それじゃ、いつもと大して変わってないじゃねぇか」
「あはは、そうかもね〜♪」
妹は本当に嬉しそうだ。
俺は賭けには負けたが、妹が笑顔で何よりだと思う。
「お兄ちゃん、大好き♥これからもずっと一緒に遊んでね♥」
- 145 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/20 23:17 ID:???
- ( *´∀`)ムハー
- 146 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/21 23:56 ID:???
- GJ!! 妹欲しいよーーーーーーーーーーーー!!!!
- 147 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/23 01:31 ID:???
- オレ妹いるけど、現実は厳しいぞ・・・・・・
- 148 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/23 07:49 ID:???
- オレ妹いるけど、意外となついてるよ。
- 149 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/24 17:08 ID:???
- 清しこの夜、隣には誰もいない_| ̄|○ ・・・・・・
- 150 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/24 19:44 ID:???
- ヤバイ。妹ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
妹ヤバイ。
まず可愛い。もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。
可愛いとかっても 「芸能人で言うと誰似?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ中1。スゲェ!なんかブラとかして無いの。何カップ?とか彼氏いるの?とかを超越してる。優しいし超可愛い。
しかも成長してるらしい。ヤバイよ、成長だよ。
だって彼女とか成長しないじゃん。だって自分の身長追い越してどんどん伸びてったら困るじゃん。キスするのに超背伸びとか困るっしょ。
身長が伸びて、一年目のときは俺よりうんと下だったのに、三年目のときは頭二つ分彼女が高いとか泣くっしょ。
だから彼女とか成長しない。話のわかるヤツだ。
けど妹はヤバイ。そんなの気にしない。成長しまくり。お風呂一緒に入ろう?とか妄想してる俺。ヤバすぎ。
妹っていたけど、もしかしたら妹じゃないかもしんない。でも妹じゃないって事にすると
「じゃあ、昼まっから妄想してる俺ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超血が濃い。約二親等。続柄で言うと妹。ヤバイ俺、萌えすぎ。妹が成人する暇もなく萌え死ぬ。怖い。
それに超つるぺた。超寂しがりや。それにちょっとえっち。キスしたことある?とか平気で訊いてくる。キスて。彼女すらいたことねえよ、今まで。
なんつっても妹は料理が上手い。肉じゃがとか平気だし。
うちらなんて料理とかたかだか日曜日の昼飯を作るぐらいで上手く作れないからレトルトにしたり、コンビニに行ってみたり、昼飯抜かしたりするのに、
妹は全然平気。卵を片手で割ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、妹の可愛さをもっと知るべきだと思います。
そんな妹の事ばっかり妄想してる俺とか超一人っ子。もっと親父がんばれ。超母ちゃんがんばれ。
- 151 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/24 20:36 ID:???
- せきららに綴られたチミの文章を読む限り私はこう思う。
そ の 程 度 の 文 章 し か 書 け な い 脳 味 噌 で は
な か な か 彼 女 は 出 来 な い ゾ ♥
と。
- 152 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/24 20:42 ID:???
- _| ̄|○ スマン…
- 153 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/24 20:58 ID:???
- オレは好きだな 読みやすいし
長谷部の1000倍はマシだな
- 154 :折角書いたし… ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:41 ID:???
- 「じんぐるべ〜る♪じんぐるべ〜る♪鈴が〜鳴る〜♪」
妹の歌が家中に響く。
妹が小さなクリスマスツリーの周りをぴょこぴょこ跳ねていた。
俺は半ば呆れてその光景を眺めている。
「今日は〜楽しいクリスマス〜♪」
「元気だねぇ…」
「うん♪だって、今日はクリスマスイブだよ?」
「そこまではしゃぐほどの物かねぇ…」
「だって一年に一度のクリスマスなんだよ〜?楽しいよ〜♪」
「理由になってない…」
「とにかく!楽しいから楽しいの〜♪」
「もう何か言う気も起きねぇよ…」
俺は頭を掻きながら、妹に背を向ける。
俺が歩き出すと、妹が背後から声をかける。
「ねぇ…」
「ん…?」
「今晩は…一緒にいられるよね?」
「へ?あ、ああ。どこかに行く予定は無いけど…」
「じゃあ、今晩、クリスマスパーティしよう?二人で…」
「…ふむ」
「ねぇ、お料理とか、飾りつけとか…全部自分でするから!!お願い!!」
「おい…俺はまだ何も言ってねえって…」
「でも『イヤだ』って言うつもりだったでしょ?」
「いや、別に…」
「じゃあ、やってもいいの!?クリスマスパーティ」
「ああ…。ただし、俺はちょっと用があるから、何も手伝えないぞ?それでもいいなら…」
「うん。じゃあ…七時には帰って来てね?」
「了解…」
「早くても遅くてもダメだよ!!」
「はいはい…」
俺は妹に半ば背中を押されるように、一人、賑わう町に歩き出した。
- 155 :コレが最後になるか… ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:43 ID:???
- 数時間後、俺は、用事を済ませ、家に帰ってきた。
現在の時間は七時ちょっと前。
我ながらいいタイミングで帰ってきたと思う。
俺は、ゆっくり玄関の扉を開け中に入る。
「おっかえり〜♪」
妹がクラッカーを鳴らして俺を出迎えた。
俺はその音に驚き、咄嗟に顔を右腕で守る。
「えへへ♪メリークリスマスだよ、お兄ちゃん♪」
その声に、俺がその腕を下ろすと…
「どこで買ったんだよ…それ…」
目の前にはサンタ服を着た妹が立っている。しかも、超ミニスカ
「コレ?この前、お店で見つけて買っちゃったんだ♪カワイイでしょ?」
さっきまで気に留めなかったが、そう言われてじっくり見ると…
「ああ…凄く…可愛い。よく似合ってるよ…」
「へへへ…そんなぁ…照れちゃうよぉ…」
妹が顔を赤くして、モジモジしている。
「えっと…お料理も出来てるから…パーティ、始めよう?」
「ああ…その前に…」
「ん?お兄ちゃん、どうしたの?」
「ケーキを買ってきたんだが…」
俺は左手に持ったケーキの箱を上げて、妹に見せる。
「わ〜い!!ケーキだ〜!!お兄ちゃん、買ってきてくれたの!?」
「ああ、確か、お前コレ好きだって言ってたよな?」
「えっ…まさかお兄ちゃんの用事って…」
さすがわが妹、半分正解です。しかし…
「…いや…その…欲しい本を探してたら、近くまで行っちゃって…」
咄嗟にこんなことを言ってしまった。かなり苦しい言い訳だと思う。
- 156 :見苦しくて悪いね… ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:45 ID:???
- しかし、妹はクスッと笑って、
「お兄ちゃん、ずいぶん遠くまで本を買いに行ったんだね?」
「まぁ…そうだな…」
「へへへ、私の好きなケーキ、覚えててくれたんだね♥。ありがとう、お兄ちゃん♥」
「飯の礼だ。俺にもコレぐらいはさせろ…」
「じゃあ、コレでアイコだね♪」
「そういうことだ。さ、早く飯食おうぜ」
「うん♪今日の料理、上手く出来てるかな!?」
妹は俺の腕を引っ張り、キッチンのテーブルに向かう。
「ほら!!お兄ちゃん、見て見て!!どうかな〜?」
「おお!!すげぇ!!美味そうじゃねぇか」
「えへへ…嬉しいな…」
妹は照れくさそうに微笑んだ。
「さぁ、美味しいうちに、食べようか」
俺は椅子に座り、食事に手をつけようとする。
「あっ。待ってお兄ちゃん!!」
「まだ何かあるのか?」
「うん♪乾杯しようかな〜。と思って、コレ買ってきたんだ!!」
妹は冷蔵庫から、パーティ用シャンパンを取り出す。
妹では危ないので、俺がビンの栓を開け、妹が持ってきた親父のワイングラスに注ぐ。
「じゃあ、いくよ〜♪かんぱ〜い♪」
妹がグラスを高く上げ、俺のグラスに軽くぶつける。
「お兄ちゃん。ご飯食べるだけなんだけど…今日は楽しんでね♪」
「ああ。では、早速、いただきますか」
「うん♪いただきま〜す♪」
「お、コレ美味いじゃん…」
「そう?嬉しいな〜♪」
俺達は、存分に飲み、食い、話をした。
…本当にそれだけだが、俺は楽しかったし、妹も楽しそうだ。
- 157 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:45 ID:???
- 「ケーキっ♪ケーキっ♪」
「ああ、今切るから、ちょっと待ってろ…」
「うん♪」
俺は箱から苺がのったケーキを取り出す。
俺がケーキに包丁を入れるたびに、妹は目を輝かす。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん、大きなケーキ買って来たね♪」
「確かに…二人で五号は大きすぎかもな…」
「これなら、明日の朝もケーキ食べられるね♪」
「まぁな…」
「やった〜♪私、ケーキ大好きなんだよ〜♪」
「ああ、昔からだな…」
「うん♪」
そう話しているうちに、ケーキが切り終わる。
「お兄ちゃん!!私、コレコレ!!おっきいの!!」
「そう言うと思ったよ…」
「えへへ♪美味しそう〜♪」
妹は皿に分けられたケーキを嬉しそうに眺めている。
俺は、残ったケーキを箱に戻し、立ち上がり、
手早く妹のココアと自分の分のコーヒーを用意しテーブルに戻る。
「えへへ、いただきま〜す♪」
妹がそう言って、苺を頬張る。
「お兄ちゃんのケーキ、おいしいなぁ〜♪」
「ケーキ好きだもんな…。俺の分もやろうか?」
「いらない。お兄ちゃんが食べてよ」
「そんなキッパリと…いいのか?」
「お兄ちゃんもケーキも大好きだもん♪お兄ちゃんと食べるケーキがおいしいんだよ〜♪」
「お前…」
「さぁっ、お兄ちゃんも食べなよ♪」
そう言って、妹は苺を一つ、俺にくれた。
それは一際赤くて甘い苺だった…
- 158 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/24 22:46 ID:???
- 「ふぅ、よく食ったなぁ…。そろそろ、風呂に入って寝るか…」
「うん♪…でもね、最後にぃ…」
俺の方に寄り添っていた妹が俺に小さな箱を差し出す。
「私からのクリスマスプレゼントだよ、お兄ちゃん♪」
「俺に…?」
「うん♪開けてみて」
妹に言われ、俺は包みを丁寧にはがし、箱を開ける。
中には、腕時計が入っていた。
「コレ高かっただろ…?本当にいいのか?」
「うん。お兄ちゃん、前から欲しいって言ってたでしょ?私だと思って大事にしてねhearts;」
「ありがとな。すげぇ嬉しいよ」
「えへへ、気に入ってくれてよかったhearts;」
「そうだ、お返しといっては難だけどな…コレやるよ」
俺も、小さな袋を差し出す。
「コレって…」
妹はその袋を見て、中が何なのか予想がついたようだ。
嬉しさを隠しきれない様子で、包みを開ける。
「一応…ペンダントって言うのかな…気に入るといいんだけど…」
「うん!!ありがとう、お兄ちゃん。私、とっても嬉しいよ!!」
妹が俺を抱き締める。俺は妹の頭を優しく撫でてやる。
「私、お兄ちゃんの妹で本当によかったよ…。…お兄ちゃん、大好きhearts;」
「そうか…」
妹がゆっくり目を閉じる。
そのまましばらく無言の状態が続いた。
「散歩にでも行かないか?駅のイルミネーションが凄いらしい…」
「うん!!行こう♪」
妹が手を差し出す。
折角のクリスマス。俺は、その手を取らず、妹の肩に手を回す。
「…お兄ちゃん、メリークリスマス…。ずっと一緒だよ…hearts;」
俺には聞こえなかった、妹のささやかな祈りが、今宵サンタに届くといいと…思う…。
- 159 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/25 01:59 ID:???
- GJです! 漏れはこのSSシリーズ大好きですよ
- 160 :Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:20 ID:???
- HDDクラッシュから2ヶ月・・・長かったよ。・゚・(ノД`)・゚・。
遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ 氏は良作を大量生産中のようで。
んでは、クリスマス短編投下。
----------------------
クリスマス。俺には、カップルどもがバカ騒ぎする日という認識しかない。
彼女いない歴=年齢 の俺だからこそ言えることである。
ま、実家には自他共に認める可愛い妹がいるだけ、いいかもしれないが。
だが、俺は現在実家を離れて一人暮らしゆえ、今年はより寂しいクリスマスである。
そう、今年は実家を出てから初めてのクリスマスを一人で過ごすはずだったが。
日も暮れた頃、誰かがドアをノックした。友達は全員予定があったはずだ。
不思議に思いつつ、ドアの覗き窓から確認すると、女の子のようである。
ま、まさか・・・これは、嫌な予感がする。あいつだったら、やりかねん。
「兄さん、居留守使ってもダメよ! 在宅なのは確認してるのよ!」
うわああああああ(AA略)、やっぱり妹だぁぁぁ!!!
- 161 :Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:36 ID:???
- まさか、実家から100km以上離れてるここまで来るとは・・・ッ!
流石に予想し得なかったぜ・・・ったく、行動力だけは並外れてるからなぁ。
とにかく、今年も騒がしげなクリスマスを送ることになりそうだ。
「兄さんは私がいないと何もできないんだから!」
といいつつ、シャンパンとケーキを用意してくれた。
何だかんだ言って、俺の世話を焼くのが好きでたまらないらしい。
「ほらっ、用意できたわよ? ローソクに火をつけて、電気消して」
言われたとおりにする。部屋がローソクの火で情緒的になる。
「・・・せーの、メリークリスマース!」
妹はかねて用意のクラッカーを盛大に鳴らした。
「まったく、お前のおかげで今年も年末は寂しくなくなるよ」
「・・・私だって、兄さんと一緒にいたいもん」
「あ?」
「なんでもないよっ! ほらっ、早くケーキをカットする!」
「へいへい」
ふう、寂しい年末を過ごさなくていいとは、ありがたいプレゼントだ、サンタさんよ。
世話焼きな妹と、サンタに乾杯・・・Merry Christmas!!
- 162 :Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :03/12/25 17:39 ID:???
- あれから散々飲み食いして・・・夜中のことである。
ふと目を覚ました俺は、トイレへ行こうと立ち上がろうとすると・・・
妹がしっかりと俺の腕を掴んで、ぐっすり眠り込んでいた。
「やれやれ、こいつはまだまだ兄離れしそうにないな」
そんな妹を呆れもしたり、愛らしくも思ったりするクリスマスの夜だった。
「寝言を言う癖・・・治せよな」
俺はぽつりと呟くと、そのまま眠りについた。
「兄さん・・・ずっと一緒に・・・いてよね・・・」
〜FIN〜
- 163 :151 :03/12/25 21:53 ID:???
- >>152氏
( ノ゚Д゚)スマン>>150の事を書いたつもりだったんだが・・・
あなたのは読みやすくてスゴク(・∀・)イイヨ!
いつもdくす。
- 164 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/25 23:30 ID:???
- >>152氏 >>160氏 GJ!! 乙です!!
>>150はどこかのコピペだったと思いますよ
- 165 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/27 17:08 ID:???
- なかなか良いですな
- 166 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/27 17:27 ID:???
- 家族に見られたら死ねます
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/zentai.jpg
<<<< ;゚Д゚>>>ガクプル
人形を写真に撮るくらいなら、いくらディズニーでも訴えてこないよね(´д⊂
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/kyouen.jpg
<<<< ;゚Д゚>>>ガクフガクプルプル
おにいちゃん…写真は恥ずかしいよぉ…
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/party.jpg
おにいちゃん、上から見たら小さなおっぱい見えちゃうよぉ…
http://nanami.cutegirl.jp/img/souko/uekara.jpg
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
| ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
| ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´ヽぁあ
- 167 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/27 21:38 ID:???
- >>166
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
| ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
| ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´ヽぁあ
- 168 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/28 02:25 ID:???
- >>166
こうはなりたくないモノだw
- 169 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/28 22:22 ID:???
- むしろ目指すべき目標ではないのか・・・・
- 170 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/12/29 13:37 ID:???
- まあ喪前ら菜乃たんでもプレイしてオチツケ
菜乃「いだ、いだだだ!出るっ、内臓出る!」
ワラタ
- 171 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :03/12/31 19:53 ID:???
- 「お兄ちゃん、今年ももう終わりなんだねぇ…」
大晦日の夜。妹がコタツで蜜柑を食べながらしみじみ呟く。
妹の言うとおり、今年も残すところ、わずか数時間となった。
大掃除も済ませ、ささやかながら餅や御節を買い、年越し蕎麦も食べたわけだが…
「確かにそうだが…俺はこの期に及んでも、全然実感が無ぇ…」
「そう?」
「冬休み中忙しかったからな…。まぁ、そのお陰で課題は年内に終らせたけどな」
「ふぇ?お兄ちゃん、宿題もう終っちゃったの?」
「その反応だと…お前さんはほとんど手をつけてないとか?」
「当りで〜す…」
妹の声が途端に暗くなる。まぁ、これぐらいで凹む妹では無い事ぐらい俺も知っている。
「そんな話は置いといて〜、テレビでも見ようよ〜♪大晦日といえば紅○だよ〜♪」
「見ない。俺はそろそろ寝る…」
「え〜!?もう寝ちゃうの〜!?」
「何か問題でも…?」
「ほら、除夜の鐘を聞こう。とか、年が明けたらすぐ神社に行こう。とか、思わないの〜?」
「全然思わねぇ…」
「じゃあ、お兄ちゃんが寝ちゃったら、私はどうすればいいのよ〜!!」
「そんなの俺に聞くなよ…テレビでも見てりゃあいいんじゃねぇの…」
「一人じゃイヤだよ〜!!お兄ちゃん、寝ないでよ〜!!」
「うるせぇな…分かったよ…。ただし。いつ寝ても文句言うなよ…」
「うん♪ありがとう♪」
俺は、仕方なく妹の隣に腰を下ろす。
聞いたことも無い音楽、年末の疲労、コタツの温もりが合わさって、俺の眠気を最高潮にする。
そこで俺は、来年こそは妹に流されない。と、この眠気に誓った。
しかし、俺が別世界へ誘われかけたそのとき…
「お兄ちゃん…」
「ん…?」
「来年も…優しいお兄ちゃんでいてね♥…私は、そんなお兄ちゃんが大好きだから…」
「出来るだけな…」
…やはりと言うべきか…俺の誓いも大したことは無いようだ。
- 172 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/01 00:20 ID:???
- (・∀・)モエッ!
- 173 :制作期間一週間 ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:56 ID:???
- とある大きな神社。
いつもは寂しいココも今日だけは賑やかだ。
「お兄ちゃ〜ん♪どうかな〜?」
その神社の境内で、振袖姿の妹が俺の目の前でクルリと回る。
「ほぅ、ちゃんと着られるんだな…」
「うん…勉強したから…ってそうじゃな〜い!!」
「なかなかいいノリツッコミ…」
「もう!!バカぁ〜!!」
「怒るな怒るな…。結構似合ってるぞ…」
「えへへ♪ありがとう、お兄ちゃん♪」
例によって例の如く、妹が俺の腕に抱きつく。
「こうしてると、もしかして恋人同士に見えるかもよ〜♪」
「…振袖でそんなことすると、コケるぞ…」
「そのときはお兄ちゃんに助けてもらうよ〜♪さ、早くお参りしよ〜♪」
俺はその状態のまま賽銭箱の前まで辿り着き、願いをかける。
「さぁ、帰るか…」
「うん♪…ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは何をお願いしたの〜?」
「俺は別に…」
「私はね、『今年こそ、お兄ちゃんとラブラブになれますように』ってお願いしたんだよ〜♪」
「まぁ、そんなトコだろうと思ったよ…」
「そうなんだ〜♪もしかして、私のキモチ、もうお兄ちゃんに届いてるのかなぁ〜♪」
「まさか…」
コレに真面目に答えれば、妹の思う壺。俺は妹の攻撃を、適当に答えてかわし、歩き続けた。
- 174 :自分も凶でした… ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:57 ID:???
- そのまましばらく無言のまま歩いていると、妹が嬉しそうに俺の腕を引っ張る。
「あ、見て見て!!お兄ちゃん!!おみくじやろうよ〜♪」
「ああ、いいけど…」
俺は妹と一緒に店に行き、それぞれおみくじを買う。
「わぁ〜!!お兄ちゃん、見て!!大吉だよぉ〜♪」
妹が大吉と大きく書かれた紙を俺に見せ付ける。
「『願い事:早く叶う』だって〜♪叶うかな〜?叶うといいなぁ〜♪あっ!!恋愛も最高だ〜♪」
「そりゃ…よかったな」
「お兄ちゃんはどうだったの〜?」
「凶」
「きょ、凶!?」
「ああ、凶」
俺は妹に『凶』を見せてやる。
「え、あっ、ごっ、ゴメン!!一人だけ騒いじゃって…」
「いや、別にいいけど…」
「で、でもっ!!大凶じゃなかっただけ…よかったかも!!」
「いや、凶が最低かもしれんぞ…」
「ふぇっ!?えっと…えっとぉ…」
「別にフォローしてくれなくてもいいぞ。意地悪は言ったけど、俺は気にしてないしな」
「私は気にするよぉ〜!!」
「でも、所詮、ただのおみくじ…」
「わぁ〜!!お兄ちゃんに不幸があったらどうしよう!!」
- 175 :適当なオチ… ◆isG/JvRidQ :04/01/01 13:58 ID:???
- もはや、俺の話など聞いていない。嬉しいような、悲しいような…。
「俺は、大丈夫だから…」
「そうだっ!!木に結ばないとっ!!」
そう言って、妹は俺のおみくじを引ったくり、備え付け(?)の木に結ぶ。
「ねぇ、お兄ちゃん!!もう一回、お参りしてこようよ!!」
この状態の妹に何を言ってもムダだろう。
となれば…。俺は無言で、妹の頭にチョップを食らわす。
「ふにゃっ!?」
「あのな、俺のためにそこまでやってくれるのは嬉しいけど、ひとまず落ち着け…」
「うん…」
弱い返事とともに、しゅんとなる妹。
「でも…」
「どうした?」
「せめて…さっきお守り買ったから、お兄ちゃん持ってて!!」
「悪いな…」
「ううん♪」
「じゃあ、お守りのお礼に何か買ってやるよ…何食べたい?」
「う〜ん…決めた!!おしるこがいい!!」
「おし!!じゃあ食いにいくか!!」
「うん♪お兄ちゃん…大好き♥」
正月の朝っぱらから、おみくじに一喜一憂…。今年も騒がしい年になりそうだ…。
- 176 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/01 15:05 ID:???
- GJです!! これはなかなかどうして萌えますなー
- 177 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/01 23:11 ID:???
- 今年の初萌えー
- 178 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/03 14:55 ID:???
- ( *´∀`)ムハー
- 179 :コピペ :04/01/03 18:26 ID:???
- お兄ちゃん! またこんなところに来て!
やめてって言ったじゃない! ほんとにもう、いつまでたっても子供なんだから。
え? ほ、ほっとけるわけないでしょ。お兄ちゃんが変なことしてると、わたし
まで学校でバカにされるんだよ?
……あ、そ。ふーん。そーゆーこというわけ。へー。
いいのかなー。お兄ちゃんの机の二番目の引き出しの底板の裏にはりつけてるやつ、
わたし見ちゃったんだけどなー。
あっ、しらばっくれる気? あれね、わかりにくいけどね、しましまのところに名前
書いてあるんだよ?
お母さんにいいつけるから。
そうそう。はじめっからそう素直にしてればいいの。え? いいよもう。どうせ変な
こととかに使ったりしちゃったんでしょ? それお気に入りだったのになー、まったく
……ちょっ、な、泣くことないじゃない。
あ、その、えっと。……うん、しょうがないんじゃないかな。マがさしたんだよね。
男の人っていうのは、その、そーゆーイキモノだって先生も言ってた。あんまりタメル
のは体によくないんだって。
お兄ちゃん最近いそがしそうだったし。それにほら、わたしみたいにかーいい子がそば
にいたらさ、こう、ムラムラーってきちゃうのも無理ないかなーとか……なんちって、へへ。
あっ、ちょっ、なにする、んんっ!……ぷあっ、おにいちゃ、やめ(以下本編
裁きを。
- 180 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/04 00:51 ID:???
- ゆきうた
「ちっと動いてみるか? 我慢できる?」
「う…うん! カモンブラザー!」
「オーケー、リトルシスター…よいしょっと…」
「痛だ! 痛だだだっ! や! ちょ! 痛い痛い!
内蔵出ちゃう!」
妹ほすいよ・・・・
- 181 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/04 11:36 ID:???
- そんなの妹じゃないw
- 182 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/07 01:53 ID:???
- それはそれで良い物だ
- 183 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:55 ID:???
- お久しぶりです。前スレでいくつかSSを投下した者です。
今回、10日遅れの新年SSを作りました。久しぶりなので、ちゃんと出来て
いるかどうか疑わしいですが・・・とりあえず貼ります。
「お兄ちゃん。もうすぐ新年だね」
テレビの中継を見ながら、少女はそう呟いた。
「だな。紅白も終わったし、年越しそばも食ったし、あとは新年を迎えるだけか」
「そうだね。来年もいい年になるといいなあ」
少女はソファの上に寝転がって、大きく伸びをした。
父親が海外赴任していて、母親も働いているこの家庭では、兄妹が二人きりで
過ごす時間が多かった。おそらくこの一年、少女は他の誰よりも多くの時間を兄
と一緒に過ごしただろう。兄を慕う少女にとって、それは何にも替えられない喜
びだった。
「お兄ちゃん、来年も良い年になるといいね。年が明けたら、二人で神社に行っ
て、お詣りしようね」
「………」
少年は何も言わなかった。少女の声が、まるで聞こえていないかのように。
- 184 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:57 ID:???
- 「? どうしたの、お兄ちゃん?」
「……ん? ああ、ごめん。ちょっとうたた寝してたみたいだ」
「そう。そういえばお兄ちゃん、最近よく外出しているよね。何やってるか知ら
ないけど、あんまり無理したらダメだよ」
少女はソファから立ち上がって、テレビのスイッチに指をかけた。
「おい、なんで消すんだよ。年が変わる瞬間くらい見せてくれよ」
「ダメだよ、そろそろ寝なくちゃ。明日の朝は早いんだよ?」
「そうだっけ? 何か用事あったか?」
「……えっ?」
少女は一言そう発し、兄の方へ振り返った。その顔には、呆気にとられたよう
な表情が浮かんでいる。
「お兄ちゃん……明日のこと、覚えてないの?」
「明日は正月だろ? 他に何かあるのか?」
「お兄ちゃん……!」
少女の声が、震えを帯びた。雪のように真っ白な頬が、みるみるうちに赤く染
まっていく。その様子を見た少年は、すぐに察した。妹は怒っているんだ、と。
「お、おい、何だよ。オレ、何か悪いこと言ったか?」
「お兄ちゃんのバカ! もういいよっ!」
少女は兄に背を向け、走り去るようにリビングから出ていった。バタン、と扉
を閉める音が、いやに重々しく響いた。
あとに残った少年は、呆気にとられたような顔をしていた。何が起こったのか、
理解できないといった表情を、その顔に浮かべながら。やがて大きな溜め息を吐
くと、少年は額を手で覆い、呟いた。
「あーあ……まさかこうなっちまうとはな……」
- 185 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 21:59 ID:???
- 「お兄ちゃんのバカ……どうして覚えてないのよ……」
自分の部屋に戻った少女は、愛用の枕を握り締めながら、涙声を発した。
兄は本当に、自分との約束を忘れてしまったのだろうか? いつもあんなに優
しくて、妹思いの兄なのに。無理のない頼み事なら、ほとんど何でも聞き入れて
くれていたのに。その兄が大事な約束を忘れたなんて、信じたくなかった。でも、
さっきの兄の様子は、どう見ても約束を忘れているようにしか見えなかった。
少女は、部屋の壁に掛かっているカレンダーを見つめた。すでに新年のものに
なっているカレンダーの最初の日の部分に、赤いマークが書かれている。それは
少女が、一週間前に付けたものだった。
少女はベッドの上で身体を回転させ、仰向けになった。ぼんやりと蛍光灯の明
かりを眺めながら、少女は一週間前のことを思い出していた。
『なあ。何かプレゼントして欲しいものはあるか?』
ちょうど一週間前の、12月24日。世間ではクリスマスイブと呼ばれている
日の夜、少年は妹にそう尋ねた。
その言葉を耳にした少女は、「?」という表情になった。今まで兄からそんな
ことを聞かれたことはなかったし、自分と一つしか違わない兄からプレゼントを
もらえるなんて、夢にも考えていなかったからだ。少女は驚いたが、すぐに笑顔
になった。そして口元に手を当て、しばらく考え込んでから、少女は言った。
- 186 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:02 ID:???
- 『それじゃ、あたしと一緒に初日の出を見てよ』
『初日の出? 新年最初の日の出のことか?』
『そうだよ。それ以外に何があるのよ?』
『あんなの、いつもの太陽と同じだろ。そんなもん見てどうするんだよ?』
『いいじゃないの、新年最初の太陽を見るってことに意味があるんだから。あた
しだって一度くらい、初日の出を見てみたいのよ! お願いお兄ちゃん、あたし
の夢を叶えてよ。ね、いいでしょ?』
『……仕方ねえな。じゃ、一緒に行ってやるよ』
『ホント? やった!』
少女は飛び上がって、少年の身体に抱きついた。
これでやっと、昔から見続けてきた夢が叶う。大好きな兄と一緒に初日の出を
見るという、ささやかだけどずっと心待ちにしてきた夢が叶う。その喜びに、少
女は心を躍らせた。
……それから一週間。少女はこの間、ずっと初日の出のことを考えていた。当
日はどんな服を着ていこうとか、どんな挨拶をしようとか、いろいろと楽しい想
像を膨らませていた。
しかしそんな浮かれ気分も、一瞬でしぼんでしまった。兄は自分との約束を覚
えていなかった。一緒に初日の出を見に行くという夢も、叶わないものになって
しまった。胸の奥に溜まったもやもやを吐き出すかのように、少女はハアッと大
きな溜め息をついた。
「あーあ。人生最悪の年越しだよ……」
どこからか聞こえる除夜の鐘を遠耳で聞きながら、少女はいつしか眠りに入っ
ていた。
- 187 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:05 ID:???
- 「……い。起きてるか? おい、起きているのか?」
混濁した意識の中、少女の耳に兄の声が聞こえてきた。
少女は一瞬だけ目を覚ましたが、まだ眠りが足りないと感じ、すぐに目を閉ざ
した。しかし、執拗に繰り返されるノック音と、自分を呼ぶ兄の声に、少女は気
怠そうな顔で起き上がった。
窓の外を見ると、まだ真っ暗だった。眠い目を擦りながら部屋のドアを開ける
と、そこには兄が立っていた。彼は既に着替え、手には自転車の鍵を持っていた。
「んー……何よう、こんな朝早くに」
「もう時間だぞ。さっさと着替えろ……って、もう着替えているんだな」
「当然だよ、昨日は普段着のまま寝たんだから。パジャマに着替える前に寝ちゃっ
たんだよ」
「そうか。じゃ、さっそく出発するぞ」
少年は少女の背中に手を回し、身体を押した。その突然の行為に、少女は危う
く転びそうになった。
「ちょっ……何するのよ、お兄ちゃん! 離してよ!」
「いいから来いよ。約束しただろ、初日の出を見るって」
「何よ、やっと思い出したの? 今さら思い出されても遅いわよ! ねえ、離し
てよ! まだ眠いんだから!」
「いいから、さっさと歩け!」
少年は怒鳴るような声をあげ、険しい顔を少女に向けた。
その剣幕に、少女は思わずすごんだ。いつも温和で優しい兄が、こんなに怒る
のは初めてだった。その剣幕と威圧感に、少女は黙って頷くしかなかった。
外に出ると、ひんやりとした空気が少女の身体を襲った。夜明け前が一番暗い
と言われるが、今がちょうどその時間帯なのだろう。空は真っ暗で、いくつもの
星が瞬いていた。
- 188 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:17 ID:???
- 「ほら、さっさと乗れ」
少年は少女を車庫まで連れていき、自転車の後部の座席に乗せた。それから自
分が前の座席に乗り、ペダルを漕ぎ始めた。動き出した瞬間、強烈に冷たい風が
全身に吹き付け、少女はコートで全身を覆った。
どこをどう走っているのか、少女にはさっぱり分からなかった。暗くて景色が
よく見えないうえに、道が悪くてやたら車輪が跳ねるため、周りを見る余裕がな
い。少女は必死になって兄の身体に抱きつきながら、自転車が止まるのを待つし
かなかった。
……それからどのくらい走っただろうか。二人を乗せた自転車は、緩やかな坂
道を登ったあと、住宅地から離れた草原に止まった。周囲に家屋は見えず、人の
気配もまるでない。どうやらここは、あまり人に知られていない場所のようだ。
そしてここは、どこかの台地の上らしい。
少女は、すっかり冷たくなった両手に息を吐きかけながら、少年に尋ねた。
「お兄ちゃん、こんな場所に何の用なの? あたし、早く帰りたいんだけど」
「そう言うなよ。ほら、もうすぐだぞ」
「もうすぐって、何がよ?」
「ほら、あれだ」
少年はそう言って、東の方角を指さした。
少女が目を移すと、遠い地平線の向こうがほんのりと赤く染まっていた。次の
瞬間、太陽の一部が地平線上に姿を現した。
「ああっ……!」
少女は感嘆の声を漏らした。円形の赤い太陽が地平線の向こうから昇ってきた
かと思うと、その光が地平線に沿って左右いっぱいに広がったのだ。それまで真っ
暗だった大地は、陽の光をいっぱいに浴びて、紅く煌めき始めた。
どう表現していいか分からない美しさに、少女は言葉を失った。何千個もの宝
石をちりばめたかのような輝き、そして煌めき。どんな絵の具や絵筆を使っても、
人間の手には絶対に表現できない光景が、目の前に広がっていた。
- 189 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:18 ID:???
- 「どうだ、満足したか?」
自我を失ったかのように太陽を見つめる少女に向かって、少年は言った。
「ここはたぶん、この街で一番美しい日の出が見られる場所だ。お前にどうして
も見てもらいたくて、ここまで来てもらったんだ。な、綺麗だろ?」
「うん、すごく綺麗……でもお兄ちゃん、よくこんな場所を知ってたね?」
「実は、一週間前から探していたんだ。綺麗な初日の出を拝める場所がどこにあ
るかをな。友達から聞いたり、自分で探したりしているうちに、ここが一番よく
見える場所だと知った。それでお前に来てもらったんだよ。ビックリさせたくて、
今まで内緒にしていたけどな」
少年のその言葉に、少女はハッとなった。
そういえば兄は、ここ一週間、家を開けることが多かった。帰ってもあまり会
話をせず、すぐ眠ってしまっていた。少女はずっと、その理由が分からなかった
が、今になってやっと分かった。兄はこの日の出を自分に見せるために、いろん
な場所を走り回っていたんだ、と。そして自分を驚かせるために、ずっと黙って
いたんだ、と……。
そんなことにも気付かなかったなんて……自分の不甲斐なさに、少女は唇を噛
んだ。
「ゴメン、お兄ちゃん。あたし、お兄ちゃんの気持ちも知らないで……」
「なあに、気にするなよ。ほら、見てみろよ。太陽が昇りきったぞ」
少年の言葉通り、太陽は地平線の向こうから完全に姿を現した。丸い巨体全体
から光を発しているそれは、もう直視できないほど眩しくなっていた。
少女は兄の方へ向き直り、ぺこりとお辞儀した。
「あけましておめでとう、お兄ちゃん。今年もよろしくね」
「ああ。こちらこそ、よろしく」
二人は互いの手を差し出し、握りあった。
今年はじめての陽光を浴びながら、少女は満面の笑みを浮かべていた。
ありがとう、お兄ちゃん。こんなに素敵な新年は、初めてだよ。
今年はもっと仲良くなれたらいいね、お兄ちゃん!
- 190 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/10 22:20 ID:???
- とりあえず終わりです。うーん、ちゃんと書けたかどうか不安だ・・・。
いま、別のやつを平行して執筆中です。それが完成したら、また書き込みます。
- 191 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/11 02:04 ID:???
- スゴク(・∀・)イイ!
- 192 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/11 09:02 ID:???
- GJ!!流石ですねぇ
- 193 :751 ◆FFV1SjUAV2 :04/01/12 17:34 ID:???
- >>191さん、>>192さん、感想ありがとうございます。誉めてもらえて嬉しいです。
前回からだいぶ時間を開けてしまったので、次はなるべく早めに投下できるよう、
努力します。それではまた次回、よろしくお願いします。
- 194 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/12 23:33 ID:???
- 次回も良いモノ期待してます!
- 195 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/14 19:05 ID:???
- 良スレハケーン
- 196 :名無しくん、、、好きです。。。 :04/01/16 21:24 ID:???
- オハヨ――――お兄ちゃん
起きなよ――遅刻するよ――――
もうっ、なんでお母さんの居ない時に限ってなかなか降りてこないのよ
もしかしてわたしに起こしてほしいわけ? ほらっ早くおきておきてっ
・・・って、キャッ・・いきなり着替え始めないでよ
わざとやってるでしょわざと、いつもはパジャマのまま降りてくるくせに!
ほらパジャマ脱ぎ捨てないの、 かして、たたんであげるから・・・・・
・・えっ? そんな事ないわよ、いつもやさしいでしょ、わたしは、
・・・・・・ん・・・・そっか やっぱり判っちゃうか・・・
あの、 あのね お兄ちゃん
わたし、 同じ学年の男の人に告白されたの・・・
それで、わたしその人と付き合おうと思うの
・・・・でも・・・
わたし、お兄ちゃんの事が大好きだから だから・・
その、 お兄ちゃん、わたしの初めての人になってくれてもいいよ
どうせお兄ちゃんも始めてなんでしょ? ・・・ほら、やっぱり
・・・・・だから、選んで
このままいつもみたいに学校へ行ってもいいし
優等生で通ってるわたしが丸一日学校をサボっちゃうのもいいよね
お兄ちゃんに・・・決めてほしいの
・・・・・・・・・そう・・・うん、お兄ちゃんならそう言うと思ったよ
・・・ありがとう、お兄ちゃん
わたし、今日の事一生忘れないよ
- 197 :出版関係者 :04/01/17 20:59 ID:???
- >>196(含めSS書き全員へ)
「・・・・」でなく「……」を使ってほしいのココロ。
“リーダー”と打つと「…」と変換できるが、俺は“てん”と打って出てくるように
単語登録している。2文字分(点が6つ)で使うのが基本らしい。
- 198 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/01/19 20:04 ID:???
- 「いっぱい買ったねぇ〜♪」
夕飯の買い物の帰り、妹が俺の隣で、スーパーのビニール袋を振り回している。
「買いすぎなぐらいだぞ……」
「う〜ん…安いとついつい色んな物買っちゃうんだよねぇ」
「で、結局食べずにダメにするんだよな…」
「そうそう。……あっ!!」
妹が何かを発見する。
俺もそちらの方向を見ると、小さな猫が妹を眺めているのが見えた。
「ネコちゃんだ〜!!おいでおいで〜!!」
妹がしゃがんで手を伸ばすと、ネコも嬉しそうに妹に寄って来る。
「おぉ、凄い、猫が寄ってきた……」
「そう?人に慣れてるんだよ、きっと」
「確かに、首輪は着けてるみたいだな……」
「でも、こんなコ見たこと無いなぁ〜。引っ越してきたのかな〜?」
って、この辺の猫を知り尽くしてるのか、お前は…。
「さあな…どうでもいいけど。帰るぞ……」
「え〜!?このコと、もっと遊びたいよ〜!!」
妹が猫を撫でながら主張する。
驚いたことに、その猫が本当に幸せそうなのだ。
「ね〜?ネコちゃん♪キミも遊びたいよねぇ〜?」
妹の言葉が分かるのか、それとも偶然か、そのネコが小さく鳴く。
俺は内心では驚きながらも、
「じゃあ、俺は先に帰ってるぞ……」
「え〜!?お兄ちゃん、帰っちゃうの〜!?」
「悪いか……?」
「お兄ちゃんも一緒に遊ぼうよ〜!!ねぇ、ネコちゃん?」
- 199 :適当なオチ… ◆isG/JvRidQ :04/01/19 20:05 ID:???
- 妹の問いかけにも、頭を掻くだけで、猫は何も答えない。
やはりさっきの返事は偶然だったようで、内心ホッとする。
「ははっ。俺は嫌われてるらしいな?」
「ネコちゃ〜ん。この人、顔は怖いけど優しいんだよ〜?きっと仲良くなれるよ〜?」
「勝手なことを言うな……」
俺の話を無視して、妹はなおも猫に話しかける。
「そうそう。私は、お兄ちゃんが大好きだから、一緒にいたいんだぁ〜♪」
何故、猫と普通に会話してるんだ!!……って、妹が一方的に語ってるだけだろうな。
猫と会話する少女という、なんとなくファンタジックな光景ではあるのだが……。
悲しきかな。ここには俺の居場所といモノが存在していない……。
「生物があるから、やっぱり俺は帰るぞ」
「う〜ん……じゃあ、私も帰る……」
「いいのか?俺は別に遊んでても構わないぞ?」
「うん……じゃあね、ネコちゃん、バイバイ♪また遊ぼうね♪」
妹が小さく手を振る。
ネコは時々妹を振り返りながら、名残惜しそうに去っていった。
「すごいな、お前。猫と会話できるなんて……」
「ははは♪あんなの適当だよ♪」
「なんだ……やっぱり……」
「でも、大体考えてることは分かるよ♪遊びたい。とか、この人嫌い。とかね」
「よくわからんが、そんなもんか……?」
「うん♪」
「まぁ、似たもの同士って言うことか……」
「う〜ん……そんなに似てるかなぁ……」
「まぁな」
いつも俺にベタベタ引っ付いて来たり、ゴロゴロしてたり……雰囲気は似てなくもないと思う。
- 200 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :04/01/19 20:07 ID:???
- と、ここまで考えて、ふと猫耳姿の妹が思い浮かび、慌ててそれを打ち消す。
「あぶねぇ……」
「ん?どうしたの?」
猫耳姿の妹を想像してました。とは何が起こっても言えない。言える訳がない。
「いや……別に……」
「って言う割には、ニヤニヤしてるよね…。何かえっちなこと考えてたんでしょ〜?」
「そんなことはない……」
「じゃあ、きれいなお姉さんに見とれてた。とか?」
「それもない……」
「じゃあ、言ってもいいんじゃない?」
「勘弁してくれ……」
「う〜ん……そこまで言うなら……無理には聞かないけど……」
「恩に着る」
「でもさ、結構嬉しそうだったよ。鼻の下なんか伸ばしちゃってさ……」
「そうだったのか……?」
「うん。ちょっとジェラシーかも……」
妹が俯いてふてくされる。でも、申し訳なさそうに、チョコンと俺の裾を掴んでたりして……。
可愛いじゃないか……。
「やっぱりお前、猫に似てるよ」
「何?そんないきなり……」
「別に……。でも、可愛いと思うよ」
「えっ……?」
「猫がな」
「えっ……そっ、そうだよね!!可愛いよねっ!!」
「おぅ」
俺は妹の頭をクシャクシャと撫でて、軽い足取りで歩き出した。
妹も最初は不思議に思っていたようだが、やがて走りよって、俺と並んで歩き始める。
陽気のせいか、妹せいか、猫耳のせいか。よくは分からないけど、なぜか気持ちも軽やかだった。
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