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[第七弾]妹に言われたいセリフ
- 779 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/12(金) 20:35:28 ID:GX3IeOWh
- 「おにぃちゃん、えへへ呼んでみただけ♪」
- 780 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/14(日) 19:35:00 ID:m/pufoVE
- >>778
ぐはっ!!(脳内妹テロが起きた様子です)
- 781 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/14(日) 19:40:22 ID:j/wEJu7E
- 妹可愛いな
可愛すぎてヤヴァイ確かにこれはテロ
- 782 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/16(火) 12:49:46 ID:1M5wVKXP
- 「おにぃ〜、コンビニ一緒に行こうよー。で、あたしにアイスおごろうよ!
ダッツねダッツ。あたしダッツじゃなきゃヤだかんね?」
- 783 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/17(水) 01:16:39 ID:04XNZotK
- 妹(長女)「お兄ちゃん、今日は私と遊ぶんだよね!!」
妹(二女)「違うよお姉ちゃん!!私が遊ぶの〜!」
妹(三女)「みんなで遊べばいい…」
あぁ…弟よりも妹が欲しかった…orz
- 784 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/19(金) 00:01:47 ID:+bYPhxjo
- 「お兄ちゃん!」
『……んーー…』
「起きてってば!遅刻しちゃうよ!」
『うんんーー?』
「………起きないとチューするぞ…」
『んーー(おちょぼ口になる)』
「ばっ、バカッ///」ベチッ
- 785 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/19(金) 04:22:36 ID:RkmDA++K
- 良い感じに子ネタの投下が続いてるね
遊星さんの投下も期待
- 786 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/23(火) 00:01:01 ID:gi6AdS2G
- 「お兄ちゃん、だ〜い好き?」
普通すぎた、後悔はしていない
- 787 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/23(火) 00:02:18 ID:esrFyoKr
- >>786
?=ハート
- 788 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/23(火) 20:02:05 ID:ZonpnLlt
- 可愛い妹のブラコン魂?
- 789 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/24(水) 22:54:42 ID:xcEJlEEp
- 「あ、お兄ちゃん」
『おう、どうした?先帰ったんじゃなかったのか』
「傘忘れちゃって。お兄ちゃん傘ある?」
『あるけどビニ傘だから小さいぞ』
「大丈夫!くっついて帰るから。えへへ…相合傘」
『あんまりくっつくなよ…ああ、周りの目が痛い』
「恥ずかしがらなくてもいいじゃん、兄妹なんだから」
『いやしかしですね、微妙に柔らかいものがですね…』
「つべこべ言わない(お兄ちゃんあったかいな///」
うん、俺きめえ
- 790 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/25(木) 22:08:07 ID:hrKqTT4C
- うん、確かにきめぇ
2828しながら見てる俺きめぇ
- 791 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/26(金) 03:04:26 ID:hFCN4/OQ
- 「お兄ちゃん、ボンキュボンってなんて意味?」
- 792 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/27(土) 04:05:07 ID:To5o3GZB
- >>789
妹かわゆすw
- 793 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/30(火) 01:02:28 ID:vMpQu1Jm
- 『ふああぁ…おはよう』
「やっと起きた。お兄ちゃん遅いよ」
『うるさいなぁ。春休みなんだから別にいいだろ?
よいしょっと。なあ、メシなんかある?』
「ありません」『作って』
「イヤです」『お願い』
「お断りします」『そんな殺生な』
「……うーん…作ってあげてもいいけど…お願いきいてくれる?」
『できる事ならば何でも』
「あの、さ…アタシをどっか連れてってよ」
『はあ?!何だいきなり?』
「だってせっかくの休みなのにお兄ちゃんずっとダラダラしてんだもん、勿体ないよ」
『確かにそれは言えてる』
「でしょ?だから運動がてらアタシをエスコートしなさい!」
『うーん……じゃ水族館でも行くか、前にお前が行きたいって言ってたトコ』
「え、本当!!じゃ、ちょっと待っててね。すぐご飯作るから」
『よろしく頼む。というかご機嫌だな』
「えへへーー」
- 794 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/03/31(水) 00:11:44 ID:jbYIVF/A
- >>793
デ、デート編は!?
- 795 :では793の続きを :2010/04/03(土) 02:19:01 ID:tUukFGsL
- 兄と二人きりで出掛けるなんて久しぶり
電車の中で一人浮かれる私は変な目で見られてはいないだろうか
『いい天気だねー』
「そうだなー」
しかし横に座る兄は生返事で私の問いに応え携帯をいじっている
ホントは私と出掛けるの面倒なの…かな…?
「よし」
兄はそう小さく呟くと携帯をしまい私を見て問い掛ける
「ところで水族館って何見たいのさ?」
『え?あっホラ、水族館と言えばイルカでしょ!ペンギン、ラッコ…
…あとフグ!』
「フグ?!フグ見たいのか?」
『えーだってフグ可愛いじゃん』
兄の横顔を目の端でチラリと見る。いつもの兄だ
不安がってたのは私の気のせい…かな
- 796 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/03(土) 02:20:54 ID:tUukFGsL
- ふと腕時計を見ると今はちょうどお昼どき。
入館してからあっという間に時間が過ぎていく…
『そろそろお昼だね。ご飯どうしようか?』
私が尋ねると兄は不敵な笑みを浮かべた
「ふっふっふ…任せなさい…連いてきたまえ!」
言われるまま、兄に連れていかれたのは館内のレストランだった
それも少し高級そうな…。それでも兄は躊躇いもせず店内に入っていく
「あの…予約した者ですが…」
『予約って?』兄の袖を引っ張る私
「ああ、電車で来る時に携帯で予約しといた」
そうだったんだ。安堵と同時に嬉しさが込み上げてくる
案内された席につくと兄は申し訳なさそうに言う
「コースになってるからメニュー選べないけど良かったか?」
『うん、私は構わないけど…お兄ちゃん大丈夫なの?その…値段的に』
「お前にはいつも世話になってるからこれ位はな。
それに三割引きだし」
『え、そうなの?』
「おう、カップルで予約すると値引いてくれるらしい」
『か、カップル…』
兄のさりげない言葉にドキッとしてしまう
周りからすれば私たち恋人同士に見えるのかな…
「まあ俺らカップルじゃないけどバレやしないだろ」
私の気も知らずに兄がケタケタ笑う
「アハハ…あれ、怒ってらっしゃいます?なんで?」
『何でもありません!』
もう…少しは察してよね…鈍感なんだから……
- 797 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/03(土) 02:22:19 ID:tUukFGsL
- 『あー楽しかった!今日はありがとうございました』
「どういたしまして。喜んで頂けて幸いです」
昼食を取ったあとも私は兄を連れ回し、気付けば閉館ギリギリになっていた
名残惜しい気持ちで兄と並ぶ帰り道
バッグの携帯が震える。メールだ、誰からだろ?
『お母さんからだ…えっと
“父さんと夕飯食べて帰るのでヨロシク”だって』
「相変わらず仲がよろしいようで」
兄が半ば呆れた様子で言う
『じゃあ夕飯用意しないとね』
「疲れてないか?」
『ううん平気。さっ、早く帰ろ』
「そうだな。昼も良かったけどお前の作るメシが一番だよ」
サラリと放たれた兄の言葉に私は感極まって抱き着いてしまう
「またお前はそうやって…
ああ、周りの視線が痛い……」
『…暗いから誰も見てないよ』「それもそうか」
『えへへ…お兄ちゃん何食べたい?』「んーそうだなーー……」
おわり
駄文失礼いたしやした
- 798 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/06(火) 01:35:11 ID:I+9Ccgbu
- あっ…で、出ちゃった…
ナイス、GJ
- 799 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/08(木) 10:34:17 ID:35qd6fGE
- >>795-797
素晴らしい萌えた感動した
妹可愛いなぁ
- 800 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/08(木) 23:56:56 ID:lG16w8o+
- ピンポーン
休日のある日、時刻は九時過ぎ。
普段は誰も訪ねてこないような俺の部屋のチャイムが鳴る。
「……?」
普段は人が訪ねてこない部屋に訪ねてくるようなヤツなど、ろくな用ではない。
居留守という選択肢も考慮してそろそろと玄関へ。
怪訝な顔をしながら、客の顔を見ようとドアに顔を近づけると、
「にいさま。いるのは分かってるんです。開けてください」
……女の子の声だった。
しかも、聞き覚えのある。
「その声……馨か」
「にいさま!?いるんですね!?」
何を切迫しているのかは分からないが、何か事情がありそうだ。
「あぁ、今開ける」
「え……えぇ……」
今ひとつ納得しない。と言ったふうな声を聞きながら、鍵を外しドアを開ける。
「久しぶり」
と、俺が声を掛けるかかけないかという間に、部屋の中に入ってくる女。
「えぇ、お久し振りですね。にいさま」
和服、長い黒髪、色白な娘。
典型的な大和撫子と言ったふうだが、これが自分の妹では。
とりあえず、在り来りな台詞で、奥のテーブルに座ってもらう。
「お茶は?」
「にいさまは下手ですから、いりません」
じっと正座したまま、冗談とも思えない口調で返事をする馨。
「そうかい。で、今日はどうした?」
「やっと……やっと見つけましたよ」
感慨深げな馨。
- 801 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/08(木) 23:57:57 ID:lG16w8o+
- 唐突なセリフに少し戸惑いながらも、
「どうして私に何も言わずに出ていったんですか!?」
「いや、まぁ、多少事情が」
「事情って何ですか!?私、それを聞くまでは帰りませんから!!」
珍しく声を荒らげる馨に少し驚く。
「あまり言いたくないし、言わない方がいいとおもったから黙って来たんだよ」
「……にいさまは馨のことが嫌いになったのですか?」
「は?」
「だから、馨に黙って出てきたんですか!?」
「いや、違うけど」
「じゃあ……」
ミィ。
馨がそこまで言いかけた瞬間、隣の部屋で物音がした。
正確には……
「猫……?にいさま、ネコちゃん飼ってるんですか?」
「あぁ、まぁ」
隣の部屋の様子を伺いながら、答える。
……起きおったか。
「にいさま。まさか、それが理由とか言わないですよね?」
「……そうだけど?ほっとけなくてさ、猫を。馨、猫嫌いだっていってたし」
「い、言ってないですよ!?」
「そうだっけ?」
言っていたような気がするんだが……まぁ、いいや。
「なんだ……てっきり馨は……」
「ん?何?」
「何でも無いです!!」
顔を急に赤らめて、顔を背けた馨。
- 802 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/08(木) 23:59:25 ID:lG16w8o+
- それを不思議に思いつつも
「でも、にいさま……?今度からは、馨もあそびにきてもいいんですよね?」
「まぁ、それは構わないけど……」
「じゃあ、明日も来ます!」
「ああ」
「明後日もいいですか?」
「構わないけど」
「じゃあ……」
この流れが無限に続きそうだったので、
「もういっそ一緒に住んじゃえば?」
「にににににににににいさまっ!?そんなっ、同棲だなんて、そんなっ!!」
……飛躍している。
「馨は……まだ、心の準備がっ……!」
面白いから今日は放っておこう。
───────────────────────
- 803 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/09(金) 03:07:28 ID:U5Oyd9rg
- >>800-802
GJ!!雅な妹も良いものだ
- 804 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/09(金) 09:23:49 ID:/VW5zLud
- >>800-802
馨ちゃんについてkwsk
過去編とかも期待
- 805 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/09(金) 21:58:24 ID:7j0hPvdH
- >>800-804
GJ!!!
続きに期待
- 806 :便乗スマソ :2010/04/10(土) 07:23:32 ID:B9XhU302
- 「お兄様、おはようございます」
『ふああ…おはよう』
「相変わらずだらし無いですね。早く食卓について下さい」
『おっ、今朝は塩鮭に卵焼きか…和食なんて珍しいな
というか何だその“お兄様”ってのは?』
「私はいつもこうです。無駄口を叩かずに早く召し上がって下さる?」
『…言葉遣いが所々おかしいんですけど』
「な、何をおっしゃいますか!そんな事あるはずありませんわ!」
『ははーん…さては大和撫子な妹のウケがいいからあやかるつもりだな?
残念だったな、ボロが出てるぞ』
「!!」
『ハハハ、慣れないことはするもんじゃねーな
っておいコラ、皿を下げるな!』
「そういう事言う人に食べさせる食事はありません」
「……(ジ〜〜ッ)」『……(うっ)』
『……悪かったよ。ただな、お前はそのままでいいんだよ』
「え…?」
『大和撫子を演出しなくても普段通りにしてくれれば充分魅力的だぞ』
「………(//////)」
『ほい、皿返せ。
いやぁたまには和食もいいよな』
「…美味しい、お兄ちゃん?」
『ウマイ!!』
「えへへ…。お兄ちゃん今日はどうする?どっか行こうよ」
『金なら無いぞ、先週の水族館で』
「もう!お昼なら私が作るから…ね?」
『そっか…なら花見でも行くか!』
「うん!」
- 807 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/10(土) 16:02:53 ID:/6QAoDCz
- >>806
便乗乙!!
- 808 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/11(日) 03:53:03 ID:Lch1yem3
- 良スレage
- 809 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/11(日) 04:49:17 ID:9+GOQGu7
-
( = 3 =) おにぃ〜
- 810 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/11(日) 14:07:49 ID:chnPYP7F
- これで読んでくれる人とか出たらさいこーなんだけど
- 811 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/13(火) 23:21:23 ID:IunU9Ugp
- お嬢様っぽい妹ってどうよ?
「お兄様、私(わたくし)の宿題につきあってくださる?」的な
- 812 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/16(金) 11:59:53 ID:3MHizFMU
- >>810
同人でもプロの声優さん使ってるとこあるし
職人さんの許可と金出す人がいればここ投下作品もプロの声優さん使って一次創作同人ドラマCDに出来る
>>811
最高だろ
- 813 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/16(金) 14:09:56 ID:i7JoGQJN
- 「今度飲みに行かない?…兄貴の奢りで。」
- 814 :800 ◆isG/JvRidQ :2010/04/16(金) 21:43:24 ID:ftuvCHGU
- >>812
それホントにできたらすごいねー。
僕なんかのでよければ全然使ってもらって構わないんだけど。
- 815 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/17(土) 00:56:39 ID:jbB2/xbN
- >>814
一瞬>>800-802の中の人かと思ってビックリしたw
遊星さんも投下待ってますお
>>800-802の人も続き待ってます。
ドラマCDは金さえあればなぁw
- 816 :遊星 ◆isG/JvRidQ :2010/04/17(土) 10:33:41 ID:/q7E2I/4
- >800-802を書いたのが実は僕、ということなんだが伝わらなかったか……
- 817 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/17(土) 11:34:35 ID:E3mBpWUI
- バタバタバタ……ガチャ
「お兄ちゃん!!」
『うおっ、なんだ!!』
「遊星殿キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
『もちつけ』
- 818 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/17(土) 18:15:48 ID:jbB2/xbN
- >>816
うお、そうだったのか
でも確信持てなかったのです
続き待ってます
- 819 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/21(水) 01:09:12 ID:v2eiWn51
- 保守
- 820 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/21(水) 13:41:35 ID:nqo82Bit
- 先日リアルお兄ちゃんに「中の上の顔だね」と言ったらへこんでました
ちょっと気遣って「上の下ぐらい」と言えば良かったかなと反省しています
- 821 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/21(水) 23:49:04 ID:BeMyN2Pi
- (ユサユサ)「お兄ちゃんそろそろ起きてよー?ごはんだよ?(ユサユサ)・・・もうーせっかく早起きして作ったのにー(プンプン)」
- 822 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/25(日) 00:28:38 ID:9jZeAGer
- 二次元の妹可愛いよ
- 823 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/25(日) 09:34:34 ID:xSPHLhqw
- 三次元の妹そんなことない
- 824 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/26(月) 23:44:15 ID:zL+Qozsc
- だって三次元の妹はリアルに居るから…
俺は二次元の可愛くて幼い妹が良いな!!!!
- 825 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/04/27(火) 01:58:09 ID:jPassBSR
- 3次元の妹も欲しい
- 826 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/01(土) 20:59:37 ID:OdGKsie/
- 明日二次元の妹の職場に行ってきます
フヒヒ
- 827 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/04(火) 03:43:55 ID:zx4hWfM8
- 『む〜ですの〜』
「はぁ…」
カランカラン。グラスの中の氷が溶け、音を奏でる。
『まったく、お兄様はこんな飲み物で私(わたくし)が機嫌を直すとお思いですの?』
ズズズ…
「とか言いつつ飲んでんじゃねぇか」
『これはこれ!ですの』
突然こんな没頭から始まるのには訳がある。簡単なことだ、俺が遅刻したからだ。
べ、別にどう始めを書けばいいか分からなかったなんてことはないんだからね!!
と、一応ツンデレっておこう。
そして、機嫌をとるために近くの自販機でジュースをおごって、今に至る。
『お兄様も、た、ま、に、は、私より早く来て、「ごめん、待たせた?」「今来たとこさ。HAHAHA」みたいにできませんですの!?』
「無茶言うなっての〜」
『そのために5分送れてきたというのにですの…(ゴニョゴニョ)』
「? なんか言ったか?」
『ふみゅ〜う、ですの』
「いででででぇ、、、」
なんか知らんがつねられた。
「んで、今日はなんの用だ?」
『これですの!!』
バーン!と、目の前に突き出されたのは、
祭りのチラシであった。
『今日は祭りがあるのですのよ!!』
「んなもん、俺じゃなくてお前のダチと行けばいいじゃねえか」
『お兄様…。私はお兄様と行きたいのですの!』
もじもじさせながら少し紅くなって俯きながら言っている。
『ダメ…ですか…?お兄様…?』
→仕方ないな、付き合ってやるか。
すまん、今日は他の奴と行くんだ…。
- 828 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/04(火) 03:47:01 ID:zx4hWfM8
- >>827
書いてから気付いた。
自販機だとグラスとか氷の音とかしないよね…
"自販機"
の部分を
"喫茶店"
に変更でお願いします。
- 829 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/05/05(水) 23:03:56 ID:lMvrP93j
- >>827-828
続きを期待だ!!
- 830 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/05(水) 23:59:41 ID:LMIkArnD
- >>826
リアル知り合いに声優さんかシナリオライターにいらっしゃるのですか?
>>827-828
私も可愛い二次元妹にお兄様って言われたい><
- 831 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/06(木) 23:27:43 ID:1W2GVBG8
- →仕方ないな、付き合ってやるか。
遅れたのもあるしな…
「仕方ねえな、付き合ってやるぜ」
『やった!』
何かをやり遂げたようにガッツポーズをしている。そこまでうれしいか、おい。
「そ、そんなにうれしいか?」
『う、うれしい訳…あるですの…』
指をあわせ、再びもじもじ。
「行くならとっとと行くぞ」
『はいですの!』
こうして、祭りに向かうことになった。
祭り編に続く
- 832 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/07(金) 10:03:07 ID:71lzl8mU
- >>831
祭り編に期待せざるおえない
- 833 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/29(土) 23:23:05 ID:Zj1K4Vnv
- 保守
- 834 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/30(日) 00:31:08 ID:K+juDNye
- 「こら!このくそ兄貴!ぼけ!かす!」
蹴り×10
「変態!きもい!最低!」
ストンピング×10
「エロ本見るくらいなら私の・・・」
沈黙。
「ちっ!」
部屋を出て行く妹。
兄貴は、思う。
「これで邪魔がいなくなった♪」
- 835 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/05/31(月) 22:12:43 ID:np9eDx+D
- >>834
ツンデレ妹ですか
強気なのは兄に対してのみで
基本的に家庭的で引っ込み思案な妹萌えます
- 836 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/06/01(火) 23:24:02 ID:wS2HnD7W
- 僕も何か書きたいなー。
- 837 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/03(木) 07:40:16 ID:EcB1qwQv
- 是非お願いしまふ
- 838 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/04(金) 08:17:57 ID:rzzUpJoy
- >>836
>>800-802の続きもお願い致します。
- 839 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/04(金) 18:41:08 ID:FhQV9LJS
- >>835
sage推奨
>>836
よろしくお願いします。
- 840 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/05(土) 23:10:30 ID:nb2Xu4fi
- んふふ、、、カワイイアニキ、、食べちゃいたい
- 841 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/06(日) 00:22:20 ID:0wiVNmTm
- >>1の本文をおっさんが一生懸命考えてタイピングしたかと思うと今更ながら吐き気がするな
- 842 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/06(日) 02:48:58 ID:jD7bGzbX
- それを言っちゃあおしめえよ
- 843 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/06/06(日) 18:09:27 ID:J/nzk1Ne
- まぁ、一生懸命かどうかは忘れたけど、タイピングした当時は大学生だけどね。
- 844 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/06(日) 19:20:15 ID:2gNEWxc+
- お兄たち週末厨に構っちゃダメだよ!
- 845 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/12(土) 01:16:05 ID:+RYCsvt0
- 妹『私の足を舐めるか、それとも死ぬか。選んでお兄』
- 846 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/12(土) 23:34:44 ID:I21eyoti
- 兄『そんなことより俺を踏むのか、それともなじるのか。選べ妹よ』
- 847 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/13(日) 01:11:24 ID:WyVQkJt+
- 『お兄ちゃん…。お兄ちゃん。いや、これは絶対無い』
『…うーん』
『…』
『お兄』
いつもの呼び名を口にする。やっぱり、これだった。
『なんなのよこのエロビデオ…』
妹百選とうち付けられたタイトルを睨む。中身はと言えば妹と兄の…まぁ、そういう内容だった。
『はぁ、お兄の部屋なんて掃除したのが間違いだった…』
お兄ちゃんお兄ちゃんと連呼していたツーテールの女が脳裏に浮かぶ
『……はぁ』
残念な気持ちと、そういう性癖を持っていた兄に対する何とも言えない嬉しさが、私の中でぐるぐる回る。
(って!なんで嬉しがってんの私は!!)
ふと首を横にする。いつも着替えに使っているのだろう私の身長くらいはある鏡があった。
そこに写るひどくにやけた顔。
『…うわ〜』
「それ、俺の台詞な」
『へっ?』
思わず裏返る声。
『お、おにっ!?』
「…鬼?いや、そんな事よりお前その手に持っ
『いや私は別におにぃがどんな性癖持とうがそんなの人それぞれだしまぁ実妹がいるのにこのビデオはどうなんだろうとは思うよだって目の前に性癖を満たす塊が居るって言うのにおにぃときたらもうそれは
「おちつけーーっっ!」
ぽかっ!額にチョップ。
『アヴッ』
「それは友達のイタズラだ。俺のじゃねぇよ」
『……そ、そうなんだ』
「ったく…」
『…。……へ、部屋掃除しといたからっ!じゃねっ』
「あ、おいっ」
エロビデオをその場に置き、ダッシュで駆け抜け勢いよく扉を閉める
『……なにやってんだ…私』
- 848 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/13(日) 23:59:42 ID:3d2ZOodO
- おい続きはまだか
息子が怒張したままなのだが
- 849 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/14(月) 01:08:12 ID:JzmY5J4N
- 後日イタズラをした友人とやらが私に謝りに来た
「まさか妹ちゃんに見られるとは思わなくてさ…。ごめんね」
『い、いえ。いいですよ。あはは』
あの時の私は上手く笑えていたのだろうか?
…何故ならあの時の私は――
酷く落ち込んでいたからだ
『…ハァ』
世間一般の妹ならこんな反応はしないだろう。しかし仕方ない。私は変な子だからだ。
実の兄に恋をする…変な子
(いやいやいや!ていうか世間の風潮がおかしいのよ!何で兄弟の恋愛が駄目なのよ意味わかんないでしょ!絶対私は変じゃないそうそうよ変なのは世の中様よいつも昔から私を守ってくれるし優しいし格好いいし私を理解してくれるし惚れない方が無理ってもんでしょ!!)
『…ハァアアア』
「本日二回めー」
「めー」
『えっ?』
食堂で一緒にお昼をとっていた友人二人が言う。
「最近溜め息多いねー」
「ねー」
『な、べっ、別にそんな事ないわよ!?』
「ふふーん」
全てを見透かすような目で私を見る。昔から仲が良い分、本当に見透かされている気分だった。
「ズバリ、お兄さんだね!?」
『んなっ!!べ、べつにあんなやつのことなんてこれぽっちもおもってなんかいやしな
「…あ、あんたのお兄さん」
『へっ!?ど、どこ!?』
『……あ』
「うふふ、嘘だにゃ。にやにや」
「うひうひ」
『……〜〜っ!!も、もうっ!さっさと食べて教室戻るわよ!』
「ふふ。はーい」
「へーい」
- 850 :おしマイケル :2010/06/14(月) 01:15:11 ID:JzmY5J4N
- 『ただいま』
そう言いながらリビングへと繋がるドアを開く。
「おかえり」
声のする方を見ると、兄はエプロンをつけて料理に励んでいた。
「晩飯そろそろ出来るからさ、先に風呂入ってこいよ」
『う、うん…手伝わなくて良い?』
「いいよ、大丈夫」
『そ、そっか』
・・・・・・
ドサッ。ベッドに全身を預けるように仰向けになって倒れた。
『…ちゃんと…笑えてたかな…』
もう食事どころではなかった。あの日の一件以来…いつも以上に兄を意識し始めている私。
『…ハァアアア…』
窓の外を見ると雨が降り始めていた。遠くで雷の音も聞こえ…
フッ『え』
不意に部屋の明かりが消える。
『嘘…停電!?…やだ…』
昔から暗闇は苦手だった。そう言えばこういう時はおにぃが手を握ってくれてたっけと、ふいに思い出す。その刹那、ゴゴゴと落雷の音。かなり近い。
『ひゃっ』
『う、うう…』
目を閉じ両手で耳を塞ぐ。
『…怖いよぅ……おにぃ…ちゃん』
ドンっ
『ひっ』
唐突に開く部屋のドア。
「おい、大丈夫か!」
私が一番好きな人の声が耳に届く。
『おにぃ…ちゃん?』
「おにぃちゃんて。全く、よっぽど気が動転してるみたいだな。急いで来てよかった…ってお前泣いて―――
暗闇に慣れていない目で懸命に兄の姿を捉え、駆け寄り抱きしめた…そして…
キスをした
- 851 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/14(月) 07:09:43 ID:FpfrdwtU
- イイ!GJ!!
時に貴殿、姉妹スレ〜文才スレで活躍なさった職人ですよね?
- 852 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/14(月) 19:20:38 ID:JzmY5J4N
- そんなこたぁあるかもしれない
- 853 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/15(火) 22:33:17 ID:JX5TdrS2
- >>852
お兄が投下サボったから文才スレ落ちたんだからね!
でも…このスレで会えて嬉しいよ
って何ニヤニヤしてんの!べっ、別にそんなんじゃないんだから!!
- 854 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/16(水) 02:10:56 ID:f4mXrsGH
- >>853こんな妹が欲しかったぉ(´;ω;`)
- 855 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/17(木) 23:55:41 ID:wIKrS1is
-
『お兄ちゃん』
「んぁ」
聞き慣れた声で目を覚ます。目の前には視界いっぱいに広がる妹の顔。
「…近い」
『あ、ごめん///』
顔を赤らめながら一歩後退する妹。と同時に俺は上体を起こした。
「あふ……んん。で、何か用か?」
『友達のいないお兄ちゃんのために、今日のお誘いを全て断った妹を、まずは褒めて下さい☆』
「んー。友達いますけどね、俺」
『はいはい。人を疑う事しか出来ないお兄ちゃんに、ホントの意味でのお友達なんて居ないでしょー』
いつも思うがコイツは、もう少しオブラートに包むという事を学ぶべきだ。
「悔しいけどその通りに御座います」
まぁ、人を疑いやすい性格なのは事実だし、言い返せないので素直に肯定した。
『という訳で!』
右手人差し指をビシッと一本突き出して俺を指す。
「はい」
『遊びに行きましょうお兄ちゃん!』
「嫌だ」
即答した。
- 856 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/17(木) 23:59:37 ID:wIKrS1is
- 『なんでですか!?』
「疲れてるから」
昨日は体育祭で、今日はその振替休日。身体が、「早く二度寝しようぜ相棒…」と呟いているのを、全身で感じる。
『ヤングマーン!』
ヤングマン…つまり翻訳すると、『若者がなに言ってるんですかお兄ちゃん!私はこんなに元気なんだからお兄ちゃんはその3倍くらい元気でいないとダメなんですよこの腐れカス野郎!!』と言っているのだろう。
だから俺はこう返す。
「3倍とか無理。あと兄に腐れカス野郎はどうなんだ」
『よくわかりましたねお兄ちゃん!でも腐れカス野郎ではないです。鬼畜腐れカス早漏野郎って思いながら言いました』
「お前の事なら大体はわかるさ〜…って後半なんて!?」
まぁいいや…そう言いながら再びベッドに身体を預ける。
『私の事がわかるのであれば、これから私がどう出るのか…。わかりますよね?お兄ちゃん』
…これを翻訳するとつまり…
『お兄ちゃんが遊ぶと約束するまでこのままここに死ぬまで居座ります。早く着替えて下さいお兄ちゃん』だろう。
『よくわかりましたね』
「俺まだ何も言ってないよ!?」思わずツッコミをいれつつ上体を起こす俺。
『しかし惜しい。早く着替えて下さいお兄ちゃん…ではなく、早く私に着替えさせて下さいお兄ちゃんハァハァ。の間違いです』
「ちょっと今何て!?」
『早く私に着替えさせて下さいお兄ちゃんハァハァハァ』
「増えてる!?」
- 857 :おしまい :2010/06/18(金) 00:02:23 ID:wIKrS1is
- 『いいから早く遊びにヴヴヴ
「ん」
枕元に置いてあった携帯が鳴る。サブ画面には友人の名前が表示されていた。
「ちょっと待って」
妹に一言断りを入れ、携帯をとろうとしたその時だった。妹の腕がいち早く伸びて…
ぴっ!
『おかけになった電話番号の契約者は現在妹と愛の逃避行中です。馬に蹴られぬ内に回線をお切り下さい。というかこちらから切りますさようならもう話す事もないでしょう』
ぴっ!
「……」
『…』
見つめあう二人。
『ふふ…お兄ちゃんっ!』
ビシィッ!と 親指を突き立てる妹。
『さぁ有言実行!愛の逃避行といきましょう!!』
「いくかぁぁぁぁぁあああああああああああっっ!!!」
「お前は何をしているんだ!何だ愛の逃避行って?!え?!?」
『わかってる癖に……辞書、持ってきましょうか?』
「そぉおーゆぅうう話しじゃあぁあないぞーーっっ!!?」
『……ごめんなさい。一度、やってみたくて…』
「あははそっか☆」
『はいっ☆』
ゴスッ!喉仏に突きをお見舞いする。
『ごぇっ』
「ったく…はぁ…。…。…着替えるから出てけよ」
『……えっ?…じゃあお兄ちゃん…!』
「あぁもうわかった観念するよ、行―――――
『着替えさせてくれるんですね!!!?』
「ちがうわぁああああああああぁあぁあああ!!」
ゴスッ!
『ぎゃぇっ』
- 858 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/18(金) 06:55:04 ID:g39yktGo
- 興味深いな、続けて
というかお出かけはどこかね?
- 859 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/20(日) 00:11:14 ID:PXhKWgqH
- 続きはおまいの脳内で
- 860 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/22(火) 00:00:30 ID:/ggwjg7H
- 『兄貴ィィィィィ!!』
「うぉ!?」
突然、休み時間の余暇を楽しんでいた所に突如現れる。
『体育着貸せェェェェ!!』
「まてぇい!他の女子から借りればいいだろ!」
『いやぁ〜、今日あたしらの学年全クラスで体育なのに忘れちゃってさ〜』
「なら別の学年からだな…」
『先輩達、体育ないって〜』
そういえば男子だけ外でサッカーだったような…
「さっきまで体育だったからかなり濡れてるぞ?」
『なっ…!?そ、それでいいから貸しなさい!(ハァハァ…)』
息が荒くなっている。
「マジで?」
『え、えらくマジで(ハァハァ)』
「んじゃ、ほいよ」
『サンキュゥゥゥ!』
そのままダッシュで廊下を走り去る。
「よかったのかなぁ…?」
後々後悔するのだが、今は話さない方がいいだろう。
先生「ちょwwwお前何着てる!?w」
『え?兄貴のですヨ…』
先生「あとニヤニヤ&ハァハァしすぎ」
『うへへ〜』
周りの人A「あの子ブラコン?」
周りの人B「みたそうね…」
その日の妹はとてもよい記録が出せたそうな。
- 861 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/22(火) 20:43:54 ID:BitXhzg9
- 『ねぇ、早く入れてよ…』
「そっちからこいよ」
『え…?わ、わたしから?やだ、恥ずかしいよぉ…』
「そういうのもういいから。早くしてくれ。さっさとイくぞ」
『さっさとイくって…嫌だよ』
「なんでだよ」
『おにぃとゆっくり楽しみながらイきたいの』
「俺はさっさとイきたいんだよ…」
『…なんで?』
「ゆっくりイってたら結構体、濡れちゃうだろ」
『イイじゃん別に…おにぃと濡れあうのも悪くない』
「…もういい」
そう言って妹の背中に手を回し強引に抱き寄せる。
『あんっ、もう…乱暴しないで…』
「さっさと帰るぞ。ったく、次は傘忘れんなよな」
そう言い捨て校舎を後にした。
- 862 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/26(土) 21:23:06 ID:2dQxnUth
- 「じゃあ、もう行くよ」
兄が私に振り向き、言う。
兄の上京――――――――
いつか来ると待ち構えていたけれど、やっぱり嫌なものは嫌だった。
『上京して一人になっちゃうけど、大丈夫なの?』
「はは。その台詞、今日だけで何回目だよ?」
あっ。となった。顔が赤らんでいくのが自分でもわかる。
『…わ、悪かったわね…』
「…。父さんと母さんによろしく言っといてくれ」
『う、うん。あの二人も休日に仕事が入るなんて残念だよねー、あはは』
無理に笑う。そうしないと泣いてしまいそうになるから。
「…それじゃあ」
『あ、お兄ちゃん…』
「うん?」
『…ううん。な、なんでも…』
「?」
手を振る兄。閉まりだす電車のドア。
気付けば私は兄を追って――――
- 863 :久しぶりの1レス投稿 ◆isG/JvRidQ :2010/06/26(土) 22:08:19 ID:cRphhW94
- 「髪型変えようかな……」
雑誌を見ながら、ポツリと呟く妹。
「え……?」
「お兄ちゃん。そんなに私が髪型変えるのおかしいですか?」
「おかしいっていうか、何で今になって?」
「意味はないですけど……暑いし、イメージチェンジに」
「ふーん……ま、好きにしたら?」
「……」
「どうした?」
「お兄ちゃんは、どう思います?」
「は?だから好きに……」
「そういうことじゃなくて!」
「どういうこと……?」
「……お兄ちゃんは、どういう髪型が好きですか?」
「考えたこともない……」
「たまにはバッサリ切ってみても可愛いかなー?」
「……」
「それともパーマとか」
「……」
「あ、髪を染めてみるのもいいかも知れませんね」
「……」
「……どうですか?」
「俺は……」
「うん」
「俺が贈ったヘアピンを使ってくれてる髪型だとうれしいな」
「え……?」
「ほら、ちょうど今みたいな」
「……お兄ちゃん……?」
「ま、髪型は好きにしたらいいよ」
「うん……!!」
- 864 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/06/27(日) 23:55:18 ID:lRur3KjX
- ふんふんふー
『いい、メロディーだな』
私の鼻歌に反応する兄
『よく口ずさむよな、ソレ。なんて歌なんだ?』
お兄ちゃんなら知っていて当然の曲なのに。兄の言葉が、私の胸を締め付ける
「ん、とね……この曲は……」
兄が妹へ贈った歌。そう答えた
『……あ…』
「……お兄……ちゃん?」
私の言葉に何かを感じ取ったのか。何かに気付いた、感づいたような声をだす兄
『…はは…』
気付くと兄の目には涙が浮かんでいた
『歌詞が……でてこねぇや。………俺が…』
「…」
『俺が作った歌なのに……!』
嗚咽をもらす兄。もう見ていられなかった
「…っ…」
『……』
「お兄ちゃん……!!」
涙で霞む兄。ふと、白い天井を見上げる。釣られて私も見上げた
『……記憶障害…なんだ…よな。それすら忘れてたよ。事故で頭ぶつけて…って、何の事故だったっけ?あはは』
「…」
『…あのさ。俺の記憶がある内に…頼みたい事があるんだ』
「…頼み?」
『……俺はもう死ぬだろうから』
「お兄ちゃん!!」
ガタッと立ち上がる。悲しみよりも怒りが勝った。助かる可能性が無い訳じゃない。兄に生きて欲しいと願うから。だからこそ、叫んでしまった
『聞け!!!…俺の……俺の棚に陳列されてある辞書のカバーを外すとエロ本が隠されてるんだ。それ、処理しといてくれ、いやまじで。あんなの置いてちゃ死ぬに死ねねぇ!!』
「は?…………………ぷっ」
『な、なんだよ!』
「……自分で片づけなさいっ」満面の笑みで、そう言った
- 865 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/07/02(金) 00:43:38 ID:dnNdcJuM
- 「ただいま」
ウキウキ気分で帰宅。そりゃそうだ。なんてったって今日から夏休み。宿題?…知らんな。
「…?誰も居ないのか?」
やけに静かだ。俺はリビングに駆け寄り、ガチャリとドアを開いた。
『あ…おかえり、兄貴』
そこには、妹が一人、テーブルに肘をつきながら棒状のアイスを頬張っている姿が。
「母さん達は?」
『海外赴任。二人ともね』
マジかよ。そういやそんな事言ってたような言って無かったような…。
『親の話しはよく聞こうね、兄貴』
俺の心中を察したかグサリと突き刺さる一言。伊達に俺の妹をやっているワケではないようだ。
「…ふっ。しかしそんな嫌み、これから始まる俺のサマータイムのおかけで全て受け入れられるぜ…」
『何ブツブツ言ってんの……?あ、あとお姉ちゃんだけど』
姉貴か。そういや居ないな。
「遊んでから帰ってくんのか?」
まだ時間は昼過ぎ。どっかでよろしくやってんだろう。
『や、お母さん達、海外赴任でしょ?それをいい事に彼氏の家に泊まるって…』
なん…だと…!?まさか彼氏とよろしくやっているとは…。
「じゃあ当分は二人暮らしか」
『いや………実は、私もさ、彼氏の家行くから…さ』
…
…
「なん…だと…?!」
- 866 :続き :2010/07/02(金) 00:45:27 ID:dnNdcJuM
- 「お兄ちゃんは許しませんよ!!!!?」
『お、お姉ちゃんの時とはえらい違いだね…』
そりゃそうだ!可愛い妹だもの!
「そりゃそうだ!可愛い妹だもの!」
思わず口に出してしまった。きゃっ、恥ずかしいっ☆…って、んな事より彼氏がいたなんて初耳なんですけどぉおおっっ!?
『……ま、ま…まぁ、冗談なんだけどね』
「…はっ?」
『…冗談』
何故か火照りながら言う妹。オイ夏風邪か?
「…んだよタチ悪いなぁ…」
安心したのか、脱力感が俺の全身を駆け巡る。思わずその場にしゃがみこんだ。
『どんな反応…するかなって…。ま、まさか兄貴があんな反応するとはブツブツ』
何だかブツブツ言っていてよくわからない。まぁいいや。
「腹減った」
『ん』
食べかけのアイスをこちらへ差し出される。
「いらんわっっ!」
そう言って冷蔵庫の方へと足を進めた。
『……ねぇ』
「んー?お、見事に何もねぇな」
『…な、何で私とお姉ちゃんで反応が違ったワケ?』
「…」
『…』
「……さぁ?」
『なっ、なによそれ…バカアニキ…期待して損したじゃないブツブツ』
「…?」
なんか言ってる。まぁいいや。
「買い物行くぞ」
『あ、うん』
妹と俺。当分は二人暮らし。一体どうなる事やら
- 867 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/04(日) 20:54:28 ID:5oSaalBX
- お久しぶりです。>>800-802の続きです。
前回のがアレだったんで、急遽です。
───────────────────────
駅から少し歩いた、とあるマンション。
エレベーターを降り、自室前のドアに鍵を差し込む。
……手応えが無い。
確か朝はちゃんと鍵をかけてきたはずだが。
「……ということは」
残念なことに犯人の目星はついている。
溜息とともにドアを開ける。
「……お」
開けたドアから、醤油と鰹出汁の匂いが漂ってくる。
「にいさま?にいさまですか!?」
部屋の奥からそんな声が聞こえた。
「あぁ、ただいま……」
と答えてみる。
声の主は部屋の奥でドタドタ音を鳴らした後、玄関に全力で駆けてくる。
「にいさま!おかえりませいませ!!」
流れるように玄関前に膝を付き、三つ指付いてお出迎えをする妹。
俺は一切それには触れず、
「どうやって入った……?」
「大家さんに事情を話して入れてもらいました!」
馨の何とも嬉しそうなお顔だが……こちらとしてはセキュリティの甘さに身の毛がよだつ思いだ。
「妹だって話したら、似てるね!って言われちゃいました!!」
「お世辞に決まってるだろ……血の繋がりもないのに」
疲労のせいか、マズい事を言った!と気付くのがワンテンポ遅れた。
- 868 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/04(日) 20:55:32 ID:5oSaalBX
- 前に同じようなことを行って塞ぎ込ませてしまったのを思い出す。、
いつでも謝る姿勢をとりながら、妹のほうを見ると、
「ふふん、にいさま。馨は大事なことに気付いたんですの!」
なぜか自慢気。
「はぁ?どんな?」
拍子抜けながらも、気になって尋ねた。
「双子は顔がそっくりでも性格が違うように、遺伝子が同じでも人は変わるんです!」
「うん……それで?」
「逆をいえば、にいさまと馨はずっと一緒に過ごしてきたんですから、二人が似てきても不思議じゃありません!」
何だか嬉しそうな馨。
そして、ゆっくり立ち上がって
「にいさま。馨にとっては、にいさまと一緒に過ごした時間が、にいさまとの兄妹の証なんですよ?」
「あぁ……」
「これからも一緒にいましょう、にいさま?」
「……」
馨の甘ったるい顔に耐えきれず、目をそらし、靴を脱いで、家に上がる。
だが、まぁ……
「合鍵、無くしたりはしないよな?」
「え……っ!?は、はい!!絶対大事にします!!」
「明日作ってくる」
「あっ!!はい!!私も明日来ます!!夕飯作って待ってます!!」
「冷たいのにしてくれ。明日も暑いらしいから」
「はい!にいさまのお願いなら!!」
服を脱ぎながら、妹と会話。
あとは、ウチの同居人にお伺いを立てないとな。
- 869 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/07/05(月) 12:39:56 ID:Ob8tUjBQ
- お兄たちGJなんだから!
- 870 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 21:10:35 ID:Mbf3jiiJ
- 『兄貴、これなんて読む?』
(汚兄ちゃん)と書かれた紙を出される。
「おにいちゃん?」
『お、正解〜』
ブスッ
『目がァァァァァ』
「全国(俺を含む)の兄貴に謝れ!!今すぐ謝れ!!」
『ニコ○コ動画のタグだからいいじゃん!!』
- 871 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/10(土) 22:11:45 ID:FOH2Zg7f
- 「御馳走様」
箸をおき、食卓から立ち上がる。
「お粗末様。どうだった、新メニュー?」
先に食べ終わっていた妹の遥はエプロンを装着しながら、俺に尋ねる。
「あぁ、美味かった。やっぱり遥が作るのが一番だな」
「あはは……褒めても何も出ないよ?」
照れくさそうに目を逸らす遥。
つい言ってしまった言葉だが、お互いに褒め慣れても褒められ慣れてもいないためギクシャクしてしまう。
「あ、お兄ちゃん。お茶碗、水に浸けといてくれる?」
「あぁ、分かってるよ」
「それと、お風呂沸いてるから、すぐ入っちゃって」
「おぅ」
「あと、明日から二人で旅行だから、準備しといてね」
「了解……んっ?」
『明日から二人で旅行』……?
「……遥、今なんて言った……?」
「明日から二人で旅行?」
「うん、それ。で、旅行って……何?」
「明日から、二人で海に」
「何で!?」
「お父さんとお母さんがホテルの宿泊券くれたから」
「……何故俺には何も言わない……」
「絶対嫌がるから言うなって……」
……なんてヤツら……俺の性格を分かってやがる……。
「行きたくない?」
「行きたくない」
「何で?」
「……俺みたいな日陰者の行くところじゃない……」
「言うと思った……」
うんざりしたと言いたげな遥。
- 872 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/10(土) 22:12:46 ID:FOH2Zg7f
- どうせ語彙が少ないよ、俺は……。
「ならば、なぜ俺を海に連れて行こうとする!?」
「お兄ちゃんにもメリットがあると思うんだけどな」
「メリット?」
「あきらさんや宮原さん達に会わなくて済むじゃない?」
ん?それは確かに大きなメリット……。
だが、しかし……。
「……待て、遥……このノリ、海でも一悶着ある気がする……」
「大丈夫でしょ。万が一海で女の子に会っても、こっちに帰ってきちゃえば問題ないじゃない?」
「いや、普通に越してくるぞ、こっちに。で、絶対に同じ学校だ」
「そんな偶然あるかなぁ……」
「今更何を……今年の夏は確実に女関係の運が悪い」
『今年の夏は』で済めば良いのだが……。
「うーん、無いと思うけど……もし、そんなことになったらお兄ちゃんに協力するよ」
「……」
あんまり気が進まない……。
「行かない?」
「気が進まない」
「行こうよ。遥はお兄ちゃんと行きたいよ」
俺とねぇ……。
しかしまぁ、遥がここまで言うなら……。
「たまには……遥の役にも立たなきゃな」
「行ってくれるの?」
「遥の頼みだ、今回は仕方ない。ただ、そうそうあることと思うなよ」
「うんうん!じゃ、準備しなきゃ!!」
嬉しそうな遥。
珍しいなと思いながらも……やっぱり嫌な予感は……消えない……。
───────────────────────
- 873 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/10(土) 22:13:47 ID:FOH2Zg7f
- 最近良くお目にかかります。
えっと。別に狙って書いたわけじゃありません。なぜなら二年前に書いたから。
タイミングは完全にアレを狙ってますが。
久しぶりにネガティブ兄の台本になります。いいですね、この兄は。
どんなものか知りたければ、このスレを検索してください。
- 874 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 02:00:52 ID:yofKIi/8
- 待望の遥ルート!!!!
遊星殿GJです
- 875 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/19(月) 22:17:15 ID:6TZiJoyo
- 広い部屋。
高級そうな和内装。
大きな窓。そして広い海。
「……」
落ち着かない……。
大体、子供二人で泊まるようなホテルじゃない……。
一旦チェックインしたら、遥はどっか行っちゃったし……。
「色々見て回るか」
……部屋の中を、だが。
今いるここがまぁ、メインとなる部屋だろう。
隣の部屋へと続くであろうふすまを開ける。
掘り炬燵がある……まぁ、夏なので布団は無いが。しかし、どうやら遥もいないようだ。
「……暗いな」
窓の方を見ると、障子のようなものが日差しを遮っている。
隣の部屋から察するに、この先にはベランダのようなものがあると見た。
バカと煙は……という法則に則り、ブラインドを開けベランダに……
「きゃっ!?」
……遥の声。
「あぁ、遥。ここにいたのか」
声のするほうに振り向くと、なにやら木製の箱に水。そして、さらにその中に肌色の遥。
平たく言えば露天風呂付き個室。
なるほど、初めて見た。
「……え?……う、うん……」
「露天風呂か、なかなかいいじゃないか」
「……!?」
俺の顔を見ながら口をパクパク動かす遥。
- 876 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2010/07/19(月) 22:18:18 ID:6TZiJoyo
- 「どうかしたか?」
「あっと……えっと……」
珍しく歯切れの悪い遥。
まぁ、そんなこともあるのだろうとキョロキョロと辺りを見回す。
遥の服と下着……なるほど、服はここで脱ぐのだな……。
「お、お兄ちゃん……あんまり……」
「何?」
「……なんでもない……」
「?」
もしかして……避けられてる……。
「じゃあ、俺行くから」
まぁ、ここはもう見るもの無いしな。
「あ、うん……」
やっぱり浮かない返事の遥。
俺……何かしたかな……。
───────────────────────
続きを貼るのをすっかり忘れてました。
一応まだまだ続きます。夏が終わるまでには終わらせたいですね。
- 877 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/07/20(火) 12:46:48 ID:rkTMwJwP
- >>875-876
遊星殿GJです!!
個人的には遥との絡みが一番好きです
- 878 :名無しくん、、、好きです。。。 :2010/07/21(水) 18:03:04 ID:U9FEGMuW
- 妹が、あゆが死ぬ…
そう聞かされて、俺は呆然としていた。
「もう長くはないでしょう、今日生きれればいいぐらいです。」
医者からそう告げられた。
『お兄ちゃん、あゆ、退院したの?』
「あぁ、また家で一緒に暮らすんだ。」
妹が今日死んでしまうなら、今まで一緒に暮らしていた家にいさせてあげたかった。
…妹の病気は突然発覚した。
学校の検査で引っかかっただけだったのに、病院で精密検査させただけなのに…
元気そうな妹は、最近見つけられた極めて珍しい病気にかかっていた。
世界でも1〜2人しかかかっていないらしい。
元気な子でも突然死ぬ。そんな病気に何故、妹が…
俺達の家族は、事故で死んでしまって俺と妹しかいない。
俺が働いて、妹を養わせる。2人になってしまった時、そう決めた。幸せにしてやるって決めたんだ。
街へ、海へ、あゆが行きたい所へと行った。空が暗くなる。今日が終わる。
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0ch BBS 2004-10-30