■スレッドリストへ戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50
[第七弾]妹に言われたいセリフ
- 338 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 22:17:57 ID:thSmyIAD
- お兄ちゃん・・・好きだよ。食べちゃいたいくらい・・・!!
- 339 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 23:49:27 ID:SOwPydXV
- かっこいい告白してくれたら付き合ってあげてもいいわよ!
- 340 :No.2 :2008/01/15(火) 00:56:06 ID:njuTKOIc
- 。。。
「だから?」
。。。。。。
「だから、何よ?」
。。。。。。。。。
「だからぁ〜、かっこいい告白してくれたら付き合ってあげてもいいって言ってるでしょ?」
ごめん
「もー、いつもこーなんだからw」
- 341 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/16(水) 03:50:38 ID:qVbwzCNQ
- 「ねぇ、そのプリンちょっとちょうだい」
……ダメか??
- 342 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/16(水) 17:01:46 ID:PukIb992
- >>341
?
何が?
- 343 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/18(金) 11:09:24 ID:QLjcUzkm
- 駄文だが、ネタを投下してもいいか?
- 344 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/18(金) 20:16:24 ID:4mSnI6Ba
- >>343 いいよー
- 345 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/19(土) 22:08:33 ID:HYNxnmSM
- >>343
カモーン
- 346 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/19(土) 23:14:46 ID:OBRWqQTC
- oけ
- 347 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 13:12:16 ID:/3G9kNbU
- どいてそいつ殺せない
- 348 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 17:13:52 ID:CvlR4SgL
- どいて>>347殺せない
- 349 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 23:00:28 ID:wuOtEHFc
- 投下楽しみにしてます。
- 350 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/21(月) 23:36:38 ID:oqsx1w1u
- 職人さん達はもういないの?(´・ω・`)
- 351 :すばる ◆9l4B6y7T.Q :2008/01/22(火) 20:42:04 ID:u62FASyo
- 職人と言えるかは怪しいですが
一応私はいますよ
- 352 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/23(水) 14:52:32 ID:QuWtu+o+
- >>351
ちゃんといて嬉しい
- 353 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/01/24(木) 12:15:45 ID:BPVrPbYa
- 僕も一応。まぁ、今となっては一人のROMですが……。
- 354 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/26(土) 23:20:24 ID:kJzdsDmw
- >>351
>>353
新作待ってます
- 355 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/30(水) 18:04:22 ID:MMGUoLuV
- 僕も待ってます
- 356 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/09(土) 23:50:20 ID:X7pZvDY+
- 妹「兄さん、私結婚するね」
さっさと結婚して家から出てけこの引きオタニート
テメエの食いぶちまで何で俺が稼がにゃなんねーんだよ
- 357 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/10(日) 00:18:40 ID:k5y/Zsvo
- お兄ちゃんのチンポ汁を私の子宮の中に沢山注いで妊娠させてぇ
- 358 :u-ま :2008/02/10(日) 00:45:43 ID:TZQHelcS
- はええヨ。
- 359 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/10(日) 06:28:42 ID:Ur1mmG25
- うわ〜wお兄ちゃんのおっきい〜w
- 360 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/25(月) 23:13:20 ID:qqHfgeGa
- 保守
何か新作はないものか
- 361 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/26(火) 14:05:56 ID:KB8fttSu
- 母親が殺されて5年がたつ。母を殺されたショックで思い精神病を患ってしまった妹の清澄も昔と比べ安定している。
母親代わりの天美さんにも懐き、段々ではあるが昔のように、そして家族っぽくなってきた。
―――――――――
朝ご飯は俺が作ることになっている。理由は簡単だ。
2人とも死ぬほど料理が下手だからだ。
死ぬ、いや、死ねればまだ楽。味が1日中舌に残り、俺を生き地獄へとお招きってわけだ。
だから、家庭科で5を採り、尚且つ調理実習の際には先生から絶賛を浴びた俺が作らないと、その日は1日病院で点滴とお付き合いというわけだ。
てなわけで俺が作っている。ついでに今日の朝ご飯はベーコンエッグとトースト。
「おはようございます、お兄ちゃん。」妹が起きてきたみたいだ。台所からリビングに目をやると、清澄がダイニングテーブルのイスに腰をおろしていた。
「おはよう清澄。」俺は冷蔵庫を開けると牛乳を取り出しグラスに注いだ。それをベーコンエッグ、トーストと共に清澄に差し出した。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうです。」清澄はぺこっと頭を下げる。それから、朝食を始めた。
- 362 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/03(月) 23:03:05 ID:z+8N1CH3
- >>361
続かないの?
- 363 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/11(火) 20:47:22 ID:VJ83sZae
- 人がいない……。いつぞやのネガティブ兄シリーズでも貼ろうか……。
- 364 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/13(木) 22:26:12 ID:8IbHlVy1
- 貼ってください…
- 365 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:00:22 ID:lbK9xcMr
- 「はぁ……ゴメンね、お兄ちゃん……」
ベッドに横になったまま、力ない笑顔の妹。
「謝るなよ。こういうときのための俺だろうがよ」
氷枕にタオルを巻いて、妹の額に乗せる。
妹は冷たさに少し驚いた顔をしながら、
「うん……ありがとう」
「やめてくれよ……何にもできないのに礼言われたら死にたくなるだろ……」
「……風邪引いても、お兄ちゃんのほうが弱気だ……」
「唯一の自慢だ。遥には負けないよ」
「もう呆れる元気もないよ……」
と言いつつも半分呆れている遥。少し元気になってきたという解釈で良いのだろうか。
「あ……そういえば……お兄ちゃん……」
「……何?」
「お腹すいてない?」
「少し。まぁ……その辺の物で食い繋ぐから」
「……そのこと……なんだけどね……」
「何だよ?」
「ゴメン……」
「何が?」
「……あんまり私から言わない方が良いと思うから……」
「え?」
「……すぐに分かるよ。私、寝るね?」
「あ、あぁ……お休み」
これ以上は何も言う気は無いとばかりに目を閉じる遥。
何故か思わせぶりな遥……何が起こるってんだ。
「はぁ……」
ため息。すると……。
- 366 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:00:54 ID:lbK9xcMr
- ピンポーン
こちらの動きを見透かしたように玄関のベルが鳴る。
……あぁ、兄ちゃんにはなんとなく分かったぞ、遥……。
絶対来るぞ、あきらとかが……。
このタイミング的にコチラの状況は筒抜け。
居留守を使っても無駄なので、肩を落としたまま玄関に向かう。
「……」
覗き穴から外を見ると……誰だ、コイツら……。
落ち着き無くコチラの方を眺めている女と、腕を組んで立ってる生意気そうな女。
……遥の友達かな?
「開いてますよ」
一応無事を確認した俺は胸を撫で下ろし、ドアの前の二人に呼びかける。
「あ、お邪魔しますー」
「……」
ドアを開け、ゆっくり入ってくる二人の女。
「あ、賢太郎先輩、こんにちわー」
落ち着きの無い方の女がペコリと頭を下げる。
「……あぁ、こんにちは……」
「その顔……ひょっとして私のこと忘れてます?」
知り合いだったのか……?
「菊池七海!遥ちゃんのクラスメイトですよ。春に会いませんでした?」
「……会った……かもしれない……」
「遥ちゃんの言ったとおりだー。ね?亜紀ちゃん?」
生意気な方の女に同意を求める菊池。
亜紀と呼ばれた女は、俺を一瞥して……
「そうね」
……え?この女とは間違いなく初対面だろ……?
「私は、浅野亜紀。七海と一緒に会ってるハズだけど?」
初対面じゃなかった……。
この俺が、いちいち女の名前なんか覚えてられるかよ……。
- 367 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:01:26 ID:lbK9xcMr
- 「あぁ、そりゃ悪かった。で、本日は遥の見舞いですか?」
めんどくさそうだったので、できるだけ浅野の方を見ないように尋ねる。
「あ、はい……それと……」
……浅野の方を見る菊池
「な、何よ!?」
「なんでもないよねー?」
「そ、そう!!なんでもないわよ!!」
「……静かにしてくれ。遥、寝たとこだから」
つーか帰れ……。
「あ、そうなんですか?じゃあ、七海の出番はあんまり無いね」
そう帰れ……ん?
「じゃ、七海は遥ちゃん見てくるから、亜紀ちゃんは……ねぇー!?」
「わ、分かった!分かったわよ!」
「……」
いちいちうるせぇなぁ、こいつら……。
「遥の部屋は分かるよな?」
「はい、もちろん。じゃ、亜紀ちゃん頑張ってねー」
一人で、階段に向かう菊池。
……残された俺と浅野とか言う女……。
「何よ?」
「……」
俺が聞きたいよ……。
「キッチンは?」
「は?」
「キッチンはどこって聞いてるの」
「何故台所に?」
「料理作るに決まってるじゃない」
「……はぁ……」
なるほど、お粥とかを作ってくれるわけだな……。
「台所はここのドア開けて奥。じゃあ、任せよう」
もう付き合ってられない……とっとと消えたい……。
- 368 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:01:58 ID:lbK9xcMr
- そう思いながら、浅野とか言う女に背を向けると
「何処行く気?」
「あ?俺は部屋に……」
「あ、アンタがどっか行っちゃったら鍋とか食器とかの場所が分からないじゃない!!」
……うるせぇ……。
「……何よ?」
「別に……ついてきな」
仕方ない。これも遥のためだ……。
ため息をぐっと堪えて、ドアを押す。
「何が要る?」
と言いつつ土鍋を探してみたり。
「とりあえず深い鍋とフライパンかしら」
ビニール袋を漁りながら答える浅野。
「……何を作るんだ?」
「パスタ。好きでしょ?簡単だし」
「……いや、俺は好きだけど……遥が……」
「え、遥……?」
あっけに取られた顔で俺を見つめる浅野。
「あれ……?遥の食事を作ってくれるんじゃ……?」
「べ、別にアンタのためってわけじゃないからね!?私は七海と遥に頼まれたから……っ!!」
……いちいちゴチャゴチャと……。
大体、恩着せがましいんだよ。
「ならお構いなく。一食抜いたって死にはしないよ」
「……な、何よっ……遥の気遣いを無駄にする気?」
「気にするな。遥と菊池には俺から謝っておく」
「……」
黙ってしまった……。
「……じゃあ、私、帰ります……」
言葉遣いまで変わった……何なんだ、コイツ……。
「あ、あぁ……気をつけて」
意外と呆気ないな。
遥の顔も見てかないのか、結構薄情なんだな……。
- 369 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:02:48 ID:lbK9xcMr
- ───────────────────────
許可が出たので貼りました。
ネガティブ兄,vsツンデレ編です。
作品を貼るのは四ヶ月ぶり。ネガティブ兄は五ヶ月ぶりになりますか。
時間がたつのは早いな……。
一応今回は前編。後編は又後日にでも。
正直、ネガティブとツンデレは相性が悪い……。
- 370 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/14(金) 07:59:07 ID:XBHYLH8V
- もうそんなにたったのか・・・
wktkしながら待ってますw
- 371 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/15(土) 05:17:07 ID:oJnyVv5w
- おつです!
上に続いてwktkしながら待ってますw
最近、名無しが減ったのでもっと盛り上げていきたいですね
- 372 :月詠 :2008/03/17(月) 04:17:30 ID:IXYLEuLP
- 書いてみる↓
今日の妹は変だ。
言い方を変えると、考え事をしている様に見える。
今朝は、そんなこと無かったので、学校で何かあったのだろう。
少し気になったので、夕食の時に質問をしてみた。
「今日、学校で何かあったのか?」
「………………え?」
返事をするまでに間があった。
これで、疑惑が確信に変わった。
「…………………」
「…………………」
無言で返答を促すが、妹も黙り込んでしまった。
俯き、俺と目を合わせない様にして、なにかを考え込んでいる様に見える。
しばらく静寂が食卓を支配したが、妹は小さく「…………うん。」と呟くと、突然顔をあげ、
「あの!!兄ひゃ…!?」
…………………噛んだ。
その後、食卓には、気まずい空気が流れ、妹は、顔を真っ赤にして、俯いたままだった。
あ〜、聞きそびれたなぁ。
長いので一旦切ります。
- 373 :月詠 :2008/03/17(月) 04:41:07 ID:IXYLEuLP
- 続きです↓。
その日の夜、いつもの癖で、ネット上のおもしろ画像を探していたら、時計の針が、いつの間にか深夜零時を回っていた。
そろそろ寝ようと思い、パソコンの電源を落とした時、控え目なノックの音がした。
「兄さん………おきてる?」ノックの音と同じ、控え目な妹の声。
「ああ、起きてるよ。」
今日、悩んでいた事で、相談をしに来たのだろう。俺は、出来るだけ優しい声で、返事をした。
「…………………」
「どうした?入っていいぞ。」
そう促すが、妹は部屋に入っては来なかった。
そのかわり、もう一度軽くノックをすると、
「いい……ここで話すから。」
と、かろうじて聞き取れる程度の声で呟いて、微かに震える声で話し始めた。
まだ続きます。
- 374 :月詠 :2008/03/17(月) 04:55:44 ID:IXYLEuLP
- ラストです↓
「今日、クラスの友達から、兄さんに、手紙を渡して欲しいって、頼まれたの。」
「手紙…………」
自惚れかもしれないが…………何の手紙かは、想像が出来た。
「ここに置いておくから、後で………出来れば私が寝た後に………読んで。」
その言葉のすぐ後に、弱々しい足音が遠ざかって行った…………。
「俺は、駄目な兄貴で………酷い先輩だな。」
やっぱり手紙は、想像通りの物だった。
俺は、その手紙を、差出人の名前だけ確認して……………読まずに。捨てた。
長かったです。なんかすみませんでした。
- 375 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/17(月) 16:58:54 ID:uKqoTs09
- >>369
面白かったわ。
続き希望。
- 376 :童貞 :2008/03/18(火) 21:09:24 ID:oj2dmu9B
- 取りあえず義妹で〇〇兄と呼んでくれるなら
- 377 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:45:50 ID:H8SB01hW
- 「入るよ?」
「あ、はい……」
ドアの向こうに声をかけると、菊池の囁くような声が向こうから。
「ぐっすり眠ってますよ」
「そう……ありがと」
勉強机の椅子に座り、遥の寝顔を眺める。
「早かったですねー。もうお昼食べました?」
「いや、まだ」
「じゃあ、亜紀ちゃんまだ作ってるんですね」
「いや、帰らせた」
「はっ!?何ですっ!?」
「いや……嫌なやつに無理矢理料理作らせることも無いんだぞ?別に買ってくれば良いわけだし……」
「え?」
「いや、遥達に頼まれたから嫌々……みたいなこと言ってたし。だから帰ってもいいって……」
俺が言い終わると、菊池は何故か肩を落として……。
「……最悪の組み合わせ……」
「何が?」
「先輩はさすがですねぇ……」
「え?」
俺が聞き返す間もなく、
「亜紀ちゃん呼んできます」
「何で?」
「えーっと……私のお昼を作ってもらいませんと」
……ウチで飯食う気だったのかよ!?
「あ、そう……?じゃあ、行って来な」
「はい。先輩は遥ちゃんをよろしく」
「あぁ」
携帯電話を取り出し、スタスタと出て行く菊池を見送る。
- 378 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:46:22 ID:H8SB01hW
- ドアが閉まり、しばらく何も考えずにじっとしていると。
「あ、亜紀ちゃん!?何してんの!?」
ドアの向こうから聞こえる菊池の怒声……。
……聞こえてるって……。
「でも、亜紀ちゃんだってあれは知ってるでしょ!?」
聞いちゃいけないんだけど聞こえてくる……。
どうすりゃいいんだ……つーか、ストレス……。
「うん。大丈夫だって。うん。じゃあ待ってるね」
終わったみたいだな……。
ドアの向こうに意識を集中すると、
「お待たせしましたー」
何食わぬ顔で入ってくる菊池。
「何だって?」
「来させますよー」
「そう……」
「あ、先輩?」
「ん?」
「ツンデレって知ってます?」
「……まぁ、言葉の意味くらいなら」
要するに関わりたくないタイプの 性 別 ということだ。
「知ってるんだ……」
意外。とでも言いたげな……。
「どう思います?」
「いや……別に俺には関係ないし」
「そうでもないんですよねー」
「は?」
「ま、とにかく。そういうことなら良いです。そういう人もいるってことですよ」
「はぁ……」
いや、さすがに無いだろう……。
- 379 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:46:54 ID:H8SB01hW
- ドン引きしながら遥の寝顔を眺めていると
ピンポーン
玄関のベルが再び鳴る。
あぁ……女子濃度がまた上がる……。
「今度は私が行きましょうか」
ゆっくりと立ち上がる菊池。
彼女を少し見上げながら、
「頼む」
「いいえー。じゃあ、しばらくお待ちを」
ドアから出て行く。
階段を下りていく。
何か話している。
……聞こえない。
「ヒマだなー、俺……」
遥の顔をチラと見る。
……なんであんな厄介者たちと友達なんだか。
腹減ってきたな……。
「あ、あの……」
ドアの向こうから聞こえる声に以上に驚く俺。
なんだ、浅野か……って、浅野のほうかよ!?
「な、何か?」
「食事……よかったら……食べなさいよ」
ドアを開けて入ってきた浅野は、纏っているオーラが違う……。
……怖っ……毒か!?毒なのか!?
「あ、ありがと……」
とりあえず丁重に受け取る。
でもこれ、どうしよう……。
- 380 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:47:28 ID:H8SB01hW
- 「……」
「……何か!?」
「あの……先輩……」
「は、はい?」
情けなっ……。
「さっきは……ゴメン……」
「えっ……あっと……」
何、何何何何っ!?
「私……ホントは……先輩のこと……」
「……」
え、何この不愉快なノリはっ!?
「先輩のこと……」
口を開く浅野。
……しかし、今日の俺は珍しく運がいい……。
「ん……ぅん……」
ベッドで小さな声がしたかと思うと、我が家のお嬢様が目を覚ます。
お嬢様はキョロキョロとあたりを見回して
「あ……あれ……邪魔しちゃった……?」
「ななな、なんでもないのよっ!!遥!!」
「え……だって今お兄ちゃんに告h……」
「してないっ!!してないんだからねっ!?」
騒がしい遥と浅野の会話。
- 381 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:48:00 ID:H8SB01hW
- 俺はそれをすっぱり遮って、
「遥、調子は良いのか?」
「あ、うん。寝たらだいぶラクになったよ、お兄ちゃん」
穏やかに微笑む遥。
俺は遥の額に手を乗せて
「熱も大分引いてきたみたいだな。食欲は?」
「……少し」
恥ずかしそうに俯きながら答える。
「ゼリーを冷やしてあるんだ。持ってくるよ」
「うん、ありがとう。お兄ちゃん」
遥の笑顔を見届けると、俺は遥の部屋を後にする。
───────────────────────
「やっぱ遥ちゃんには敵わないね」
「七海……私は……あきらめないんだからねっ……」
「まずは先輩にツンデレの魅力を知ってもらわないとねー」
「わ、私はそんなつもりじゃ……」
「でもねー、ライバルは多いんだよー。今野あきらにー、宮原先輩にー」
「頑張ってみせるもん……」
そんな二人の会話など知る由も無く。
今日はお嬢様の従者になる俺。……あぁ、なんかこのポジションしっくり来るなぁ……。
───────────────────────
ネガティブ兄,vsツンデレ編の後編。
このキャラを、僕自身が随分気に入っているのでしばらくはこのネガティブ兄で行きたいなと。
次は、クール娘と絡ませたいと計画中です。
えーっと……あまり大きな口で言えた義理ではないですが、
出来れば、このスレはsage進行でのんびり行きたいなと……。
- 382 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/22(土) 01:31:49 ID:s8XJc4CU
- GJ!!
何か姉スレが最近少し活気付いてきましたね。
- 383 :真性姉好き :2008/03/22(土) 19:11:57 ID:i2+BBVOm
- 姉属性はブームにこそ、ならんが。人気自体は、根強いからな。
- 384 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/23(日) 03:00:54 ID:jxsMInWM
- このスレももっと盛り上がって欲しい
- 385 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/23(日) 03:06:01 ID:TV92UMOc
- 妹「私はお兄ちゃんの所有物だから・・・・・好きに使っていいよ?」
- 386 :長い物には巻かれろ :2008/03/25(火) 04:45:12 ID:pw6bWqFv
- >>385
それはむしろ姉に言われたいな。
「私は○○○のお姉ちゃんだから………○○○のしたい事…………させてあげる。」
って、感じで。
妹スレでしたね。スレ違いでスイマセン。
- 387 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/25(火) 04:52:17 ID:pw6bWqFv
- sage忘れてました。
- 388 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/25(火) 05:16:34 ID:yrBigHrX
- >>386
うわっ高っ
お兄ちゃんの目線って、こんな風に見えるんだね
- 389 :No.2 :2008/03/25(火) 21:43:27 ID:PcgBdz1M
-
┼─┐─┼─ / ,. `゙''‐、_\ | / /
│ │─┼─ /| _,.イ,,.ィ' ─────‐‐‐‐ゝ。←>>某791
│ | │ | | | イン ,'´ ̄`ヘ、 // | \
__{_从 ノ}ノ/ / ./ | \
..__/}ノ `ノく゚((/ ./ |
/, -‐===≡==‐-`つ/ ,.イ  ̄ ̄// )) / ;∵|:・.
_,,,...//〃ー,_/(. / /ミノ__ /´('´ / .∴・|∵’
,,イ';;^;;;;;;;:::::""""'''''''' ::"〃,,__∠_/ ,∠∠_/゙〈ミ、、
/;;::◎'''::; );_____ @巛 く(. ( ゙Y} ゙
≧_ノ __ノ))三= _..、'、"^^^ \ ! }'
~''''ー< ___、-~\( ,' /
\( ,'.. /
- 390 :長い物に巻かれた :2008/03/26(水) 01:30:25 ID:j0FL0QVJ
- 妹かぁ
長女、長男、次女。という三人姉弟。
長女は弟達に対して優しく接し。
長男は姉を支えていき、妹を可愛がった。
次女はそんな二人が大好きで、いつも二人にくっついてまわっていた。
仲の良い三人だったが、成長していくに従って、少しづつ関係が代わっていく。長女は長男を特に可愛がる様になり、長男もその愛情に応えた。
次女は兄に対して、男性としての好意を抱く様になるが、同時に周囲の目も気になり始め、少しだけ距離を置く様になり。「お兄ちゃん」から「兄さん」へと呼び方も変えた。
↑という設定で、
仲良く並んで歩く姉と兄の背中を、切なそうに見つめながら、
「少しは私の方も見てよ………お兄ちゃん。」
……………orz
- 391 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 01:35:54 ID:UGRQLyGX
- その設定でSS化を希望!
- 392 :長い物に巻かれた :2008/03/26(水) 22:11:22 ID:j0FL0QVJ
- >>391
SS………SSかぁ。
「ほら。」
差し出された小さな手。
向けられたのは、大好きな二人の優しい微笑み。
(あぁ………夢か。)
そう、これは過去の夢。
姉さん達についてまわっていた頃の、幼い記憶。
「お兄ちゃん………」
そう言って、記憶の中の私は、差し出された手をとる。
小さくって頼りないけれど、温かくって、優しくて………安心できる手。
この夢は………記憶。
初恋の始まりの記憶。
これから積み重ねていく想いの………最初のひと欠片。
「…………大好きだよ。」
ーーーーー・ーーーーーー出だしだけ書いてみたけど、難しいです。
- 393 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 22:28:32 ID:pfa3x3jf
- >>392
乙、そして、実はこれだけでも十分完結してますよ。
足りない分は想像で補わせるのもありですから。
- 394 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 22:35:33 ID:UGRQLyGX
- これは!
姉妹両方のエピソードが楽しめそうで何かワクワクしてきたぞぉ!(悟空)
続きも待ってます
- 395 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 19:01:04 ID:Q+CAjd1u
- >>394
続きっすか。
ゆさゆさ
ゆさゆさ
心地よいリズムで体が揺さぶられている。
私はおそらく寝ていたのだろう。意識が少しづつ覚醒していくのが分かる。
「……きて、…起きて。」
柔らかい、優しい声が聞こえる。聞き慣れた声、自分にとって、最も近しい人間の内の一人。
「おねえ………ちゃん?」
ぴたっ
与えられていた、心地良いリズムが止まる。それが引き金となり、意識が急激に覚醒していく。
「うぅん。」
少々間の抜けた声を発し、体を起こし、目をあける。
「………姉さん。」
目の前にいる人物に声を掛ける。
整った顔立ち、綺麗な長い黒髪、大人びた雰囲気に、少女のあどけなさを垣間見せる、矛盾した美………御国 桜(みくに さくら)、私の姉。
「……………」
姉さんは、黙って私を見つめていた。真摯な表情で、不覚にも、見とれてしまうぐらいに美しい瞳で、瞬きもせずに。
「………雪華」
名を呼ばれ、緊張してしまう。
周囲の全てが、姉だけに注目しているような、姉以外、発言を禁止されているような………そんな、緊張感。
「もう一回……………お姉ちゃんって呼んで!!」
を、当の本人がぶち壊した。
ーーーーー・ーーーーー
とりあえず、出来たとこまで貼った感じです。
最近、遊星さんとか、見ないですけど、居ないんでしょうか?
- 396 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/27(木) 21:31:32 ID:QAzrPEUb
- 酷いや……。この雰囲気で、僕が出る幕なんてどこにもないじゃない……w
- 397 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 22:08:53 ID:Q+CAjd1u
- >>396
いえ、遊星さんが貼ってくれれば、みんな食いつきますよ(勿論自分も)。
そうすれば自分も、ひっそりと観客に回れますから。
- 398 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/27(木) 22:26:29 ID:QAzrPEUb
- 少なくとも職人様が作品を貼ってくれる今は需要が無いでしょう……あくまで、僕は前座ですからね。
また、人が少なくなればこっそりと貼って……という感じでいこうかなと。
- 399 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 22:39:42 ID:Q+CAjd1u
- >>398
少なくとも、自分は職人では無いかと。
SS書くのも、今回が初めてですし。
- 400 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/28(金) 01:57:04 ID:A+oOaC8n
- なぁ、バレてるぜ。
- 401 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/28(金) 01:58:06 ID:OG0HIapx
- >>長い物に巻かれたさん
グッジョブ!まったり待っとりますので続きもヨロっす!
>>遊星さん
このスレは今でも十分に人すくないかと……w
- 402 :長い物に巻かれた :2008/03/28(金) 05:46:15 ID:MKLY7ZMa
- とりあえず自己責任という事で、390のシチュは、書ききる事にします。
ズザザザザッ!!
周囲からの、盛大に転んだような音で我にかえる。
「……昔は…おねえ…」
冷静になって、周りに目を向けてみると………
「でも………最近……」
どう見ても学校だった。
先程の音は、『ような』 では無く、実際に周囲の人間が転んだ音だったらしい。
「……だから………」
記憶をたどってみると、六時限目の途中から眠ってしまっていたらしい。
つまり、今は放課後。姉さんは私に用があって、訪ねて来たのだろう。
「という訳で、もう一回、お姉ちゃんって呼んで欲しいの。」
…………………………。
「あの、姉さん。いきなり結論から言われても。」
「…………聞いてなかったのね。」
姉さんが、ものすごくショックを受けたという顔をする。どうやら、途中を聞き逃していたらしい。
「とりあえず、一回だけでいいから、お姉ちゃんって」
「用件はなんですか?姉さん。」
「だから、おねえ」
「用件はなんですか?姉さん。」
「おね」
「用件はなんですか?姉さん。」
「………………。」
姉さんは一瞬だけ、絶望したような(余命三ヶ月と宣告された、末期ガンの患者のような)顔をしたが、すぐにいつもの表情に戻り、訪ねて来た理由を話しはじめた。
- 403 :長い物に巻かれた :2008/03/28(金) 19:35:27 ID:MKLY7ZMa
- 「今日、お母さんの帰りが遅くなるらしいの。」
「そういえば………朝、そんな事を、言ってましたね。」
「そうなの。だから、今日の夕飯は、外食で済ませようとおもって。」
「そうですか。兄さんには、もう伝えたんですか?」
「まだだよ、紅葉は、これから誘おうと思って。」
そう言った一瞬、姉さんの声が微かに弾む。
紅葉……御国 紅葉(みくに くれは)、御国家の長男で私の兄、姉さんからすると弟。
そして、私の……
「すみませんが、私は無理です。友達と帰る約束をしてしまっているので。」
「そうなの?残念だけど、それじゃあ仕方ないね。」
そう言って、姉さんは本当に残念そうな顔をする。
その顔に、少し罪悪感を感じながら、私は帰る約束をしている友達に声をかけた。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
「しかし、桜先輩も相変わらずだよね。」
帰りに寄った喫茶店で、休憩している時、友達……由佳が突然、そうきりだした。
「相変わらず?」
「うん、悪く言っちゃえば、姉馬鹿っていうか。
私にも姉がいるけど、あんなに仲良くはないよ?」
「姉さんは………昔から変わっていませんから。」
「あー、そんな感じだよねー。」
(………違う。)
心の中で、自分の言葉を否定する。
姉さんは、昔と同じように見えて、昔とは違う。
おそらく、自分に訪れた変化と同じ変化が、姉さんにも訪れている。
御国 紅葉を………異性として認識し始めたという、変化が………。
- 404 :長い物に巻かれた :2008/03/28(金) 23:40:50 ID:MKLY7ZMa
- 兄さんを、異性として意識し始めたとき、私のとった行動は、『距離を置く事』だった。近くに居すぎると、取り返しのつかない所まで、好意が強くなりそうで、恐かった。
そしてなにより、周囲の視線が気になった。仲の良すぎる兄妹は、余り周囲に歓迎されないという事を痛感した。
しかし、姉さんは違った。私と正反対の行動を、涼しい顔で実行し、周囲を呆れさせつつ、納得させてしまった。
「あれ?」
由佳の声に反応し、思考を打ち切り、由佳の方へと意識を傾ける。
「どうかしました?」
「いや、あれ桜先輩じゃない?」
そういった由佳の視線をたどってみる。
そこには、姉さんと、
「兄さん。」
そう、兄さんがいた。
二人は楽しそうに、まるで恋人同士であるかの様に、仲良く並んで歩いていた。
ズキッ
心の奥深くで、鋭い痛みを感じた。暗い、醜い感情が込み上げてくる。
堪えようとして、堪えきれなくて、抑えているはずの言葉が、溢れてしまった。
「少しは、私の方も見てよ…………お兄ちゃん。」
だってお兄ちゃんは。
私の…………初恋の人だから。
ーーーーー・ーーーーー
やっと終わりました。長かったです。心理描写多くて読みにくいです、ごめんなさい。
あと、これ書いてる途中、『ボクっ娘妹メイド』という謎フレーズが思い浮かんだ自分は、病院に行った方がいいでしょうか?
- 405 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/28(金) 23:50:15 ID:atiEapuB
- GJ!!
そして次回作が決まった様で何よりですw
- 406 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/29(土) 00:40:15 ID:9BdcfiD+
- お疲れ様です。
そして、>>227-230あたりの悲願がとうとう叶いそうな予感……楽しみにしておりますw
- 407 :長い物に巻かれた :2008/03/29(土) 00:51:38 ID:3QHzV0Bm
- ボクっ娘妹メイド
これで書くと、終始バカなノリになりそうなんですけど。
- 408 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/29(土) 02:55:28 ID:XWOx5oLf
- うはwみなぎってきたよ、これ
- 409 :長い物に巻かれた :2008/03/29(土) 05:56:39 ID:3QHzV0Bm
- 試験的に書いてみました。
大学進学と同時に、一人暮らしを始めて、はや一年。
たしかに気楽なのだが、問題も多々ある。
部屋にお札が貼ってあったり、雨漏りしたり、隣の部屋のカップルが致し始めたりと、数えたらキリが無いのだが、今はもっと重大な問題を抱えていた。
妹が突然襲来してきたのだ。
奴ときたら、部屋のゴミを片付け、普段100円のカップ麺で済ましている俺に、うまい飯(300円のカップ麺)を食わせ、あげくの果てに、バル○ン焚くからと部屋から追い出しやがった。
全く、家主を追い出してなにをするつもりなのやら……あ、バ○サン焚くのか。「あれ?」
まてよ。バルサ○、焚く、アパート………。
「焚くなぁーー!!バ○サン焚くなぁーー!!」
往来の真ん中で突如絶叫する変態……つまり俺。
「他の住民が迷惑するんだよ!!俺が白い目で見られるんだよ!!」
バル○ン星人とか呼ばれたら、どうすんだよ!!
ようやく(家を出てから、30分ぐらい)事の重大さに気付いた俺は、スプリンターも真っ青のスピードで、アパートへと戻った。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
アパートへと戻った俺を待っていたのは、予想をおもいっきり、裏切る事態だった。
バ○サンは焚かれておらず、本がきっちり整頓されて並べられていた……………エロ本が。
『メイドのご奉仕』『メイドにお任せ!!』『メイド図鑑』 etc…………趣味が偏ってる?うるさい、メイドは男のロマンだ。
「お帰りなさいませ、ご主人様!!」
メイド的な声が聞こえたので、そちらを見てみると、
「へへぇー、どう?お兄。ボクもこういう服を着ると、中々カワイイでしょー。」
メイド服姿の妹………可奈が居た。
- 410 :長い物に巻かれた :2008/03/29(土) 07:13:06 ID:3QHzV0Bm
- 一体何故コイツは、メイド服を着ているのだ?
そして、いつの間に用意したんだ、ソレ?
「それは、企業秘密だよー。」
モノローグに反応するな。
「そんな事より、カワイイ?欲情する?」
そう言って、クルリとターンをする可奈。
ただでさえ短いスカートが、ふわりと浮き上がり、健康的なフトモモが、チラリ、と覗く。
その瞬間、俺の中でなにかがキレた。
「ふっざけんな!!ミニスカートなんざ、邪道だ!!フトモモになんぞ興奮しねーよ!!足首だ!!足首に萌えるんだよ!!」
すみません、キレたのは堪忍袋でした。エロい展開になんなくて、すみません。
「うっせー作者!!モノローグに入ってくんな!!俺は、今から、この阿保に、メイドのあれこれを叩き込んでやんなきゃなんねーんだ!!黙ってろ!!」
説教が続くこと一時間
「すみません、ボクが間違ってました。すみません、もうしません。すみません。」
「分かればよろしい。」
可奈も反省した様だし、許してやるか。
いや、もう一カ所気になる所があったんだった。
「なあ、可奈よ。」
「うぅ、なに?」
「メイドは、『ボク』なんて言わないんだ。」
「ふぇ?」
「よし!治すぞ!!」
「ええーーーー!!もう勘弁してーーー!!」
よく晴れた空、響き渡る可奈の絶叫。
今日も平和だ。
「全然平和じゃないよ!!ボクにとっては、厄日だよぉーーー!!」
ーーーーー・ーーーーー
なんか、暴走してしまいました。
もう還っても良いですか(土に)?
- 411 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/30(日) 00:31:07 ID:el/vq02M
- グッジョブ!
これで作品は2本。コテもあるし、貴方はもう立派なSS職人さんですw
- 412 :長い物に巻かれた :2008/03/30(日) 14:27:03 ID:oB4lrWt6
- 自分ばっか書いてるのも、なんか申し訳ない気がするんですが。
とりあえずSSではなく、心の叫び。
病弱で丁寧口調の妹に、
「兄様」
とか、呼ばれてぇーーー!!
- 413 :長い物に巻かれた :2008/04/01(火) 01:13:06 ID:azEztqDi
- 前回の自分のレスを除けば、丸二日レス無し。
過疎気味か?
なんか投下すべきか、黙って見守るべきか…………………。
- 414 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 01:32:04 ID:VbbkCi3A
- 俺はどんどん新作とか続きとか貼ってほしいけど……
このスレをよく見てる名無しさんは今どれ位いるんかね
ROMさんも含めた名無しさん、ちと挙手をおねがいします。
まず俺、1人め
- 415 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 03:52:58 ID:nhJ4ST6h
- 俺で二人目
- 416 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 15:02:47 ID:+44Uj7sc
- 三人目
- 417 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 17:41:17 ID:rmXR2EYR
- おれで四人目
相部屋で妹にごみ箱を見られ
ため息の後…
妹「(はぁ〜)お兄ちゃんはごみ箱を孕ませるつもり?」
って言われたい…。
欲を言うと
妹「なんの為に私がいると思ってるの?私を使ってよ!」
と実姉が居る俺が言ってみる
- 418 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 19:13:42 ID:UdWcNcfz
- 姉も妹も居る俺が5人目か。
リアルの妹は生意気だぞ。姉ちゃんは可愛いけど。
- 419 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 19:17:46 ID:gT3pe83U
- 投下待ちの6人目
- 420 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 20:44:35 ID:06XKu9xi
- 妹が欲しい普通な七人目
- 421 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 20:56:50 ID:aaEQ5heD
- 義理の妹がこの前できた[人目
- 422 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 20:59:34 ID:OMyaM3Hk
- 携帯から9人目
- 423 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 21:06:08 ID:9yq7Wm9f
- では10人目と言ってみよう。
- 424 :1人め :2008/04/01(火) 22:24:16 ID:VbbkCi3A
- ありがとうございました。何気にけっこう人いたんですねぇ……
- 425 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/01(火) 23:08:28 ID:a34Y9o3H
- ドMっぽい妹が欲しい11人目がここにw
- 426 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/02(水) 00:12:51 ID:dcmKN7b/
- 親の再婚で義理の双子妹ができた俺が十二人目?
- 427 :13人目よりROMを込めて ◆isG/JvRidQ :2008/04/02(水) 00:30:46 ID:EavN16M0
- 暖かい。
暖かい。
暖かい。
……寒い……?
寒い……眩しい……。
「兄さん……兄さん……?」
うるさい……。
「未来ぅ……まだ眠いって……」
どちらかといえば、まだ夢の中。
「誰なの?そのミクって人は」
「あ……うん……?」
誰だろ……。
次第に頭がハッキリしてくるにつれ、自分に対しての疑問がわきあがってくる。
「静流さん……だね……?」
目を開けて、僕を起こしてくれた妹の顔を見る。
「うん、静流。静かに流れると書いて、静流。忘れちゃった?」
彼女は僕の義理の妹、静流さん。
背が高くて、線が細くて。切れ長の目にサラサラの黒髪ストレートヘア。
見るからに付き合いづらそうな女性だが
「さて、寝惚けるのはココまで。遅刻しちゃうよ?」
実は人懐っこい、ということに最近気がついた。
そして、
「……あ?あぁ……あれ、目覚まし鳴らなかったのか……」
「鳴ってたよ」
小さく微笑んで答える静流さん。
「私が止めたの」
「え?」
「兄さんが今日一番最初に見るものは、私であって欲しいからね」
「……え?」
「私は兄さんが好きだから。兄さんの特別になりたいんだ」
恥ずかしげも無く、こういうことを言ってくる静流さん……。
- 428 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/04/02(水) 00:31:21 ID:EavN16M0
- 「……」
言われた僕のほうが恥ずかしいって……。
「いい加減、慣れて欲しいかな」
「……ゴメン」
「謝る事じゃないよ。そういう新鮮な反応をしてくれると、私も嬉しいよ」
「……」
すっかり遊ばれている感のある兄である僕……。
「それにしても静流さんは朝から元気だね」
「お弁当を作らなくちゃならないからね。嫌でも目が覚めちゃうよ」
「あ……ゴメン……僕だけ……」
「兄さんは気にしなくていいよ。私は好きでやってるんだ。兄さんが私のお弁当を食べてくれるだけで幸せだよ」
「でも……」
「そう申し訳なさそうな顔をしないで欲しいな。こっちだって気兼ねしてしまうじゃないか……」
少し落ち込んだ様子で俯いてみせる静流さん。
しかし、何かを思いついたようで
「じゃあ、こうしようか」
「え?」
「兄さんは極力私と一緒に昼食を取る。
その時、兄さんはその日あった事や、聞いた話、料理の感想などを私に教えて」
「それだけ?」
「違うよ、兄さん。正しくは『それこそ』だね」
「え?」
拍子抜け。
「何度も言ってるじゃない。私は兄さんが好きなんだ。
私は、兄さんが私にしてくれることなら何でも、喜んで受け入れるよ」
「ん……よく分からないけど、そういうことなら」
僕の言葉に対し、パッと表情を輝かせる静流さん。
「じゃあ、決まりだね。時間もないし、詳しいことは朝食を食べながら決めようか」
「そうだね」
静流さんに促されるように、自室を後にする。
なんというか……静流さんのペースに流されっぱなしだ。
───────────────────────
- 429 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/04/02(水) 00:32:16 ID:EavN16M0
- 妹に言われたいセリフスレのベテランROMが空気を読まずに参戦です。13人目。
つーか……こんなに人いたのね……恥ずかしくなってきた……。
これもひとえに新職人様のお陰ですね。
えっと、今回の台本ですが、ネガティブ兄ではありません。
素直クールといいますか、クールなんだけど愛情表現はストレート、みたいなイメージで。一応続きます。
- 430 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/02(水) 01:04:25 ID:dcmKN7b/
- GJ
- 431 :長い物に巻かれた :2008/04/02(水) 01:08:19 ID:VqT0P5Y+
- 十四人目です。
うぅ……予想以上に多い………。投下するのやめようかな…………一応しとこう。
「アハハ、お兄ちゃんもお姉ちゃんも相変わらずだねー。ご愁傷様」
『笑うな!!大変だったんたぞ!!』
「いや、どっちかというと、お姉ちゃんの方が……て、もうこんな時間。お風呂入るから切るね、バ、ル、○、ン、星、人さん。」
『な!!由佳、おま』
プッ、ツーツーツー
兄との会話を打ち切り、入浴の準備をする。電話の向こうから、抗議の声が聞こえたような気がしたけど、多分気のせい。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
お風呂に入る為、一階に降りると、姉がミシンを使い何かを作っていた。
気になったので、手元を覗いてみると………………………ナース服?
「…………なに作ってるの。」
「なにって。ナース服!!」
見れば分かります。
「お兄が、メイド好きの変態さんだって判明したから、目を覚まさせてあげるの!!
ボクの魅力と、このナース服で!!」
………………あえてツッコミませんでした。
- 432 :長い物に巻かれた :2008/04/02(水) 01:15:16 ID:VqT0P5Y+
- 「ふぅ」
湯舟に浸かり、一息つく。私はお風呂が好きだから、日本人に生まれて来て、正解だったと思う。
「うーん。」
髪の毛をいじる。ふわふわのくせっ毛。羨ましいって言う人もいるけど、私はやっぱり、ストレートの方がよかった。
視線を落とす、女性特有の膨らみが二つ、湯舟に浮いている。姉と違って、私は発育がいい。少しだけ、自分で揉んでみた。
「………んぅっ」
……………変な所を触ってしまった。
天井を見上げる。胸は、べつに大きくなくてもよかった。小さすぎるのも嫌なので、普通サイズが一番だと、私は思っている。
髪のことも、胸のことも、無い物ねだりだと、自分でも思う。それでも、そう思ってしまうのは、まさしく『理想』と呼べる女性を知っているから……
少しは、私の方も見てよ………
数日前の事を、唐突に………本当は、唐突ではないかもしれないけれど………思い出す。
あの時は、聞こえない振りをしたけど、本当は聞いてしまった………親友の、切ない本音を。
「はっぱ………かけようかな。」
親友の………あんな顔なんて、見るのは嫌だから。
どんな結果だろうと、今のままより、きっとましだから。
「よし!!」
決行は明日。月曜日。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
ちょっと伏線気味に書いてみました。
短くまとめるつもりが、予想以上に長く………orz。
遊星さん、GJです!!続き待ってます。
- 433 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/02(水) 02:28:32 ID:KZjVHFFp
- 職人さんお二方ともGJ!続きも待っとります!
- 434 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/02(水) 23:56:53 ID:meoYloJ6
- 二人とも乙!
テラ萌えるわぁ
- 435 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/04/03(木) 02:02:01 ID:v1chYpxt
- >>431の路線も良いですねぇ、そして>>432はエロいです。
- 436 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/04/05(土) 00:26:29 ID:HdUeiqt+
- 「……」
「……」
青空の下、沈黙の二人。
別に気まずいわけではない。
黙って、この二人の間に流れる雰囲気を楽しんでいる。
……のだと僕は思っていたが……
「兄さん?」
「ん?なに?」
「やっぱり私はつまらない?」
「え?」
「さっきから黙ってる……」
そうか、さすがに無口すぎたか。
「あぁ、ゴメン。少しボーっとしてた」
「はは。こんな何も無いところに呼び出して悪かったね」
「いや、静かで良いと思うよ」
「そんな私なんかに気を使ってくれなくても構わないよ。文句があるなら、遠慮なく言えば良いのに」
「ううん。こんなに良くしてもらってるのに、静流さんに文句なんていったら罰が当たるよ」
「当たらないよ。私は兄さんと一緒にいることが嬉しいんだから、怒られたくらいじゃ」
「なんか大仰だなぁ……」
「それだけ、私の中の兄さんが占める割合が大きいってことだよ」
微笑む静流さん。
うーむ……それはそれで、申し訳ない気も……。
「そうだ。兄さんに少し相談したいことが、あるんだ」
「ん?相談?珍しいね」
「うん。で、相談なんだけど……」
座りなおし、ジッと俺の目を見る静流さん。
「私たち、出合ってもう随分経つよね?」
「そうだね、もう……3ヶ月くらいかな?」
「うん。正確には3ヶ月と12日。それでなんだけど……」
「……?」
- 437 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/04/05(土) 00:27:00 ID:HdUeiqt+
- 珍しい。
静流さんが口篭っているなんて……。
「えっと……うーんと……」
「静流……さん……?」
「だから!そろそろ……静流さんなんて他人行儀な呼び方は……辞めてほしいななんて……」
徐々に小さくなっていく声。
でも、ちゃんと一字一句逃さず僕の耳には聞こえた。
「あぁ……そんなことでいいの?」
静流さんの硬い雰囲気から発せられた提案に、肩透かしを食らった気分。
「そ、そんなことって、兄さん!私にとってはとても重要なことで……!」
「あ、えっと、ゴメン。そんなつもりじゃ……」
怒っているというより、お説教と言うのに近い言葉に思わず、頭を下げて謝ってしまう。
「悪気があるわけじゃないんだ……許してよ、静流ちゃん」
「……!」
睨まれた……。
「……呼び捨てが良い……」
ボソッと呟く静流……。
こだわっているんだ……。
「分かったよ……静流」
「もう一回呼んで……?」
「うん。静流」
「ありがとう。幸せだよ、兄さん」
いつもの口調でそう言った静流、でも嬉しさを隠せない顔。
「兄さん、いつものやろうか」
「え?ここでっ!?」
「いいからいいから。ほら、ちゃんとコレも」
家からそんなものを持ってきたって事は……最初からそのつもりですか。
486KB
新着レスの表示
スレッドリストへ戻る 全部 前100 次100 最新50
0ch BBS 2004-10-30