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[第六弾]妹に言われたいセリフ

524 :すばる ◆9l4B6y7T.Q :2006/12/11(月) 06:15:20 ID:NB+eYM7O
「さて、そろそろ行くか。」
昼食を食べてからおよそ一時間が経った。
いつまでも居間で暇を持て余しているのもどうかと思い、特に予定があるわけでもないが出掛けようと腰を上げる。
せっかくの休日を一日中家でだらだらして過ごす、なんて勿体無い事は出来ない。
夢亜に言ったらおそらく「せっかくの休日にわざわざ疲れに出掛ける事の方が勿体無い。」とか「休みはだらだらしないと嘘だよ。」なんて言われるのだろうが、そこは価値観の相違というやつだ。
「あれ?お兄ちゃん出かけるの?」
昼食の後、何故か自室ではなく居間でマンガを読んでいる夢亜に話しかけられる。
休日はほとんど動こうとすらしない怠惰ぶりを発揮する癖に、自室から居間までマンガを運ぶ事は苦にならないらしい。
何故、居間でマンガを読むのかは聞くだけむだだろう。どうせ意味など無い。
「あぁ、せっかくの休みだからちょっと商店街でもぶらぶらしてくる。」
「ふーん。……私も出掛けようかな。」
「……はい?」
一瞬、聞き間違いかと思った。夢亜が壊れたのかとも思った。
今日の天気は晴れのはずだ。雪が降る予報など出ていない。という事は、聞き間違いかと思ったのではなく、実際に聞き間違いなのだろうか?
「私も出掛ける。って言ったの。」
なんと、聞き間違いではなかった。病院へ連れて行った方がいいだろうか。今の夢亜は一人で病院へ行けるだろうか。
「俺も一緒に行こうか?」
「?出掛けるお兄ちゃんに私が付いて行くんだよ?……あ、私、付いていかない方が良い……かな……?」
俺の都合を気にして不安そうな顔をする夢亜と夢亜の安否を心配する俺。
何とも言えない微妙な空気が居間に漂い、短い沈黙が訪れる。

――――――
前回、文や流れがおかしい所が多かったので今回は見直してから……なんて事はしてません。すいません。
改変したやつ見たい・というありがたくも数奇な嗜好をお持ちの方、又、「○文字くらいで改行入れて」「文章いい
からセリフ率上げて」などなど些細な事でも要望があればなるべく答えていこうと思うのでご一報を。
苦情、アドバイス、感想は随時受け付け中です。

今の連投規制とか1レスで書き込み可能な容量・行数はどうなっているのでしょう?
次からは投下後の文章は短くしますので今回はご容赦を。

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0ch BBS 2004-10-30