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[第二弾]妹に言われたいセリフ
- 433 :422 :02/08/29 08:38 ID:???
- しまった。
>前世で恋人だったけど〜
の続きを書いたつもりだったのに違う文にも見える。
「ど、どうしたんだよ、お前・・・」
内心の動揺を隠して、努めて平静に言った。
「私ね、何か頭がぽーっとなって、変なの」
よく見ると、確かに頬が赤い。
頬だけが赤く、その他は月明かりによって青白い。
そのギャップに、俺は息を飲んだ。
「お兄・・・ちゃん」
妹の顔がこちらに近づいてくる。
その時、俺は・・・
@抱きしめる
Aキスをする
B頭突き
- 434 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/29 08:56 ID:???
- 頭突き!
- 435 :NO8 :02/08/29 09:02 ID:???
- B!! 〜リアル妹編〜
きっと妹が寝ぼけていると思った俺は、いつもの様に頭突きをかました。
ごちんとぶつかった頭に、いつもと違う感じ。
何か、熱い。
「おい、お前・・・」
妹の額に手をやってみる。
額の熱さはとてもではないが、平熱ではなかった。
俺はすぐさま妹を俺の布団に寝かせ、体温計を取りに行った。
両親は居ない。妹を守ってやれるのは俺だけなのだ。
熱は38度5分を超していた。
「こんなに熱がある・・・。いつから熱があるんだ?」
俺は妹に聞いてみた。
だが、妹は苦しそうな顔をして寝ているだけで答えない。
「待っていろ、今お粥と薬を持ってきてやるからな」
俺がそう言って妹の所から離れようとしたとき、手を何かに掴まれた。
長いと言われたので分割します。
- 436 :NO8 :02/08/29 09:04 ID:???
- それは妹の手だった。
「お兄ちゃん・・・行かないで・・・」
心細そうに言う妹。風邪の時に取り残されるのは確かに不安を招く。
「お兄・・・・ちゃん・・」
「大丈夫だ。お前が寝るまでお兄ちゃんはここにいるぞ」
「うん・・・いてね」
暫くして、妹が寝たのを確認して俺は部屋を出た。
俺の作ったお粥を食べ、熱冷ましを飲ませると、妹はまたすぐに寝た。
熱は結局それで下がった。
それ以降、俺と妹はまたいつも通りの日常を送っている。
だが、ある日俺の机の上に一枚の便箋が置いてあった。
「お兄ちゃん、ありがと」
たった一言だけが書かれた手紙だった。
リアル妹編でなくなってしまった・・・。
お目汚して済みませんでした。
- 437 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/29 10:07 ID:???
- なんか終わったみたいだから>>433からの再開
@抱きしめる 〜妄想妹編〜
俺は妹を抱きしめた。
その行為には背徳感があり、俺はそれから逃れようとして妹をさらにきつく抱きしめた。
しかし、それは妹の成長を俺に解らせる結果にしかならない。
胸に当たる妹の柔らかい感触や、手の平に伝わってくる細くくびれた腰。
そして、甘く漂うシャンプーと汗の混じった極上の香り。
それら全てが妹が「女」の証明だった。幼い頃に泥だらけで遊び回っては母に怒られていた
あの頃の妹はもういない、俺の腕の中にいる彼女は一人の「女」なのだ。
「ねぇ・・・おうじさま。また、あえたわ・・・・・」
彼女の唇から禁断の言葉が紡ぎ出される。
それは・・・・
@一緒にイキましょう
A一緒に逝きましょう
B一緒に生きましょう
- 438 :NO.5 :02/08/29 11:52 ID:???
- >>437より →1 「一緒にイきましょう?」 …王子様?俺が?混乱する記憶。そして妹の言葉の真意を探ろうとした時「…ッ!」妹がキスをしてきた、唇をただ押しつける幼いキスを…
- 439 :No.2 :02/08/29 17:01 ID:???
- 妹は頬を薔薇色に染めながら、オレの顔を覗きこんでいる
「随分待ったわ……」
記憶の混乱とキスの興奮がせめぎ合う
オレの感情はぐるぐると回わるばかりだった
「ねえ、王子様……?」
妹の瞳は不安を浮かべはじめている
「覚えていないの?」
「……オレが王子様って……」
「ウソよ!全然覚えてないの?」
妹は肩を落とし、哀しげに顔を背けた
- 440 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/29 20:37 ID:???
- リレー小説かよ!
俺もそれに便乗するわけだが。 番外編
「やっと・・・やっと会えたと思ったのに!」
妹は顔を上げて俺の目を覗き込んだ。
その目には涙が光っていた。
「済まん、俺には何が何だか」
ウソをつくよりは、正直なことを言った方が良いと俺は直感的に思った。
「また・・・。また、ダメだったのね」
「え?」
「この前もそう。前世もダメだったわ。兄妹ならと思ったけど今回もダメ。
一体何なら私たちは結ばれるというの・・・?」
そう言って泣き崩れる妹。
いや、ここに居る人間はもはや俺の妹では無いのかも知れない。
いや、俺が妹と思っていた人間は、妹ではなかったのかも知れない。
- 441 :NO.5 :02/08/29 21:03 ID:???
- >>439 私は本筋を(W 妹の突然のキスと言葉に動転しながらも必死で思い出す。その時、記憶がフラッシュバックした…夏祭り…縁日…玩具の指輪…妹の笑顔…「…!」
- 442 :NO.5です :02/08/29 23:22 ID:???
- 先程、えっち板にてほのかの「ばいばい」書き込みを見て激しく鬱になってしまいました…何もしてやれなかった自分に腹が立つ…回線で首吊ります…愚痴ですいません、下げます
- 443 :No.2 :02/08/30 00:36 ID:???
- オレもほのかに帰ってくるようにカキコしておいたけど……
- 444 :NO.7 :02/08/30 00:55 ID:???
- >>411の続き
俺は思い出した。
あの夏祭りの日、俺は妹に指輪を買ってあげたのだ。
別にたいした理由なんて無かった、ただ俺は「カッコイイお兄ちゃん」になりたかった。
何も考え無い子供の思考だったのだ。妹の喜ぶ顔が見たいだけの行動だった。
しかし、それがなんだというののだ?あれは単なる夏の思い出じゃないのか!?
俺が何かを思い出した事が顔に出てしまったのだろう、妹が嬉しそうに囁いてくる。
「おもいだしたのね、おうじさま。そうよ、わたしたちはむすばれるのよ。
これは、うんめいなの。なんかいしんでも、なんかいうまれかわっても、ずーっと
いっしょにいるの、たとえ、きょうだいでもね。これはぜったいかわらないのよ。
お う じ さ ま」
俺は・・・・
@怖くなって逃げた
Aその場を動けかった
Bヤヴァいので病院へ連れて行った
437を書いておいてなんだけど綿密なエロ描写は勘弁はやめてほしいかも
- 445 :No.2 :02/08/30 01:09 ID:???
- A
- 446 :NO.5 :02/08/30 02:03 ID:???
- >>445 では気を取り直しまして(苦 俺は動けなかった、否、動かなかった。妹の瞳から流れ落ちる一筋の涙を見てしまったから…「…私はずっと待ってたんだよ?…お兄ちゃん」
- 447 :NO.5 :02/08/30 02:07 ID:fpzYvVGH
- NO.2さん、ありがとうございます。僕がこんな事言うのも筋違いかも知れませんが(W >>444さん、「綿密でも萌え」ならば全然無問題かと(W
- 448 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 02:14 ID:???
- エロをやると必ず葱板でやれとかいう香具師がいるので要注意。
俺も多少のエロはありだとおもうけどね。
今静かにマターリやってるからこの雰囲気を壊さないで欲しい。
- 449 :No.12 :02/08/30 05:28 ID:???
- >>448
確かに。てかこの静かなマターリが最高です
- 450 :NO8 :02/08/30 08:07 ID:???
- >>446の続き
「待っていた・・・?」
「私はあの日からずっと待っていたわ。指輪を買ってくれた日から、ずっとね」
「お前・・・」
「ねぇ、お兄ちゃんは、私のこと、好き?」
@「ああ、好きだよ・・・」
A「ダメだ。俺達は兄妹じゃないか」
B「ハァ?お前何寝ぼけてるの?」
- 451 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/08/30 10:44 ID:???
- なるほど、17番目か・・・OK。
>>450
@・・・と見せかけてB。
「ハァ?お前なに寝ぼけてるの?ガキの頃の話じゃねぇか・・・」
・・・あっ、だめだ、これじゃ修羅場になる!・・・では、Aで。
「ダメだ!俺達は兄妹じゃないか!分かってるだろ?」
「お兄ちゃんがそう言うのは分かってた・・・でも!」
次なる妹の行動は!?
1、抱きつく
2、泣き崩れる
3、ファイナ(略)
- 452 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 12:59 ID:wyVOHBLD
- >>451
3、ファイナルファンタジーオンラインのディスクを貪り食い始めた
- 453 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 13:04 ID:???
- >>451
3、ファイナリティーブラスト
- 454 :NO.7 :02/08/30 13:14 ID:???
- 3、ファイナルベルト
って、これじゃ他の板と被るから
3、ファイナルフュージョン
- 455 :NO.5 :02/08/30 14:20 ID:???
- >451の続きを→2 「わぁぁぁっ」堰を切ったかの様に泣き始める妹、この世で最も見たくない光景だ。「男」と「兄」の俺の行動が一致した…抱き竦めて優しく唇を重ねた…
- 456 :NO.8 :02/08/30 15:37 ID:???
- >>451の続き 2番を使用
妹が俺の方に倒れてきて、泣き始める。
そんな妹を抱きしめながら、俺は言った。
「俺も、お前のことは大好きだ」
「え・・・?」
「だってそうだろう?恋人は所詮他人だ。だけど、俺達は兄妹だ。
だから、俺は他の誰も知らないお前の汚い部分も、綺麗な部分も全部知っている。
そして、それを全てくるめて好きだ」
「お兄ちゃん・・・」
何か、このまま書くと話が終わりそうなのでバトンタッチ。
- 457 :No.2 :02/08/30 15:47 ID:???
- >>456
マジ?
>>455の続きをうpしようとしてた矢先なのに......
- 458 :No.2 :02/08/30 16:11 ID:???
- >>444>>448-449
そうですよね。このマターリ感がいいんですよね
ソフトに逝きませう
>>447
いえいえ、どういたしまして
>>456
既に>>455の続きを書いちまったからなぁ。ボツにするのももったいないし......
んじゃ、苦肉の策として、>>451A→>>456→>>455ということにしちゃいますね
プロットの流れとしてもおかしくないし
No.5氏よ、お許しあれ
>>451A→>>456→>>455の続き
その夜のことは、ふたりにとってふたつ目の記念日となった
翌朝、オレはリビングでごろごろしながらテレビを見ていた
親父とお袋は、旅行からまだ帰って来ない
天気もいいことだし、妹をどっかに連れて行ってやろうか、などとぼんやり考えていた
「王子様......。あのね、お願いがあるの」
妹は恥ずかしそうに笑みを浮かべている
- 459 :NO.5 :02/08/30 16:20 ID:???
- NO.2さん そんなそんな!俺なんぞに勿体ないお言葉ですよ。それにしてもナイスフォローですね。自分としては>455>456を巨大選択肢にしようとDQNな事を考えてました(W
- 460 :NO.7 :02/08/30 18:29 ID:???
- >>458の続きです
「お願い?」
「うん、私ね、王子様に料理を作ってあげたいの。でもね、作ってるとこ見られるの
は恥ずかしいから、私の部屋でまっててほしいの。いいかな?」
なんだ、そんな事か
「ああ、いいよ。じゃあ俺、部屋で待ってるから」
俺は立ち上がって妹の部屋に向かった。
最初は妹の部屋に入るのなんて久しぶりな俺は周りを珍しそうに見ていたが、やがて
それに飽きてしまい、部屋にあった少女漫画でも読む事にした。
その本のタイトルは・・・・
@時空を越えた愛
Aブラプリ(文庫版)
B魔法っ子シスター☆
- 461 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 19:54 ID:???
- >>421
ワラタ
同人女は怖いな(w
- 462 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 21:40 ID:???
- 久しぶりに来てみれば王子様スレだ(w
個人的には
「お兄ちゃん、お弁当出来たよ。さあ、学校行こう!」
と言う感じの平凡な妹話も良いなぁと思うのだが・・・。ダメか?
>460
Bの魔法っ子シスターでお願いしたいです。
- 463 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/30 22:10 ID:???
- 「お兄ちゃん、また新しいゲーム買ってきたの?」
「おう、猛将伝」
「私もやりたいっ!」
「いいけど…」
「やった〜。今日は徹夜だねっ」
(;´Д`)
- 464 :NO.5 :02/08/31 01:38 ID:???
- >>462さん 全然ダメじゃないです(W ですが今の良い意味での「ミステリアスな」妹のシナリオも新鮮で面白いかと(W シリアスに向けよう×2としてる僕が言うのも変ですが
- 465 :NO.8 :02/08/31 07:08 ID:???
- >>462の流れを汲んで。
俺はマンガを読んで時間を潰すことにした。
ふと目についたマンガを手に取ってみる。
題名は「魔法っ子シスター☆」
そう言えば結構古いマンガで、アニメ化もされていたっけ。
そんなことを何とはなしに思いながら、俺はマンガを読み始めた。
- 466 :NO.7 :02/08/31 09:40 ID:???
- >>465の続き
このマンガは俺が妹に幼い頃に一巻だけ買ってあげた本だった。
俺は興味が無かったので読んでいなかったが、アニメ化された程なのだから
面白さの保証はあるだろう。
そんな事を考えながらページをめくる。
確かにマンガは面白かった。
物語はヒロインの女の子がいきなり、怪物に襲われる所からはじまる。
突然の出来事に身動き一つとれないヒロイン、このまま怪物の餌食になってしまうのか?
しかし、その時ヒロインの体がまばゆい光に包まれ魔法の力を宿した戦士へ生まれ変わった。
もういいかげん妄想妹編は終わらせます?
- 467 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/31 12:03 ID:???
- 妄想編、結末どうすんの?
まとめるのかなりむずかしそうな気が・・・
- 468 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/31 12:37 ID:???
- ちょっと時間がかかるかも知れないが(来週いっぱい程度)
何とかまとめることが出来る・・・かも。>妄想編
流れとしては料理→ウマー→これからも仲良くやっていこう、でOK?
折角の妄想編だから、もう少しファンタジーっぽく書く?
- 469 :NO.7 :02/08/31 13:46 ID:???
- とりあえず漏れはシリアス路線のシナリオなら用意できますよ
ただ、バットなラストになりそうなので幸せな結末の方もどなたか書いてくれませんか?
- 470 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/08/31 13:51 ID:???
- 文句言うわけじゃないけど個人的にはシリアス物よりほのぼの系が
見たいなあ。
- 471 :名無し :02/09/01 03:24 ID:muepR5lq
- 保守
- 472 : ◆p8W03iA. :02/09/01 07:30 ID:???
- >469
シリアスカコイイ!(そんなネタそうそう無いしね
Happy ENDなんて最後、捻じ曲げればOK!YO。
どうかシリアス路線でヨロ。
- 473 :NO.7 :02/09/01 17:39 ID:???
- 驚いてパニック状態になりかけるヒロインだが目の前に迫ってくる危険がそれを押しとどめた。
今の自分にはこの怪物に対抗する力がある。そう確信する。
頭に呪文が浮かび、呪文を唱える。次の瞬間ヒロインの眼前に巨大な光球が現れ、凄まじい速度
で怪物へ襲い掛かり、その姿を飲み込む。それだけで怪物は滅された。
そして、脅威が去った後、ヒロインは恐怖に襲われた。突然襲ってきた怪物はもちろんだが、それ
よりも怪物をあっけなく消し去ってしまった自分の力が恐ろしい。すでに変身は解けているが、
あの力は消えていない、もう消えない。そして、あの怪物はまた自分を狙ってくる、何故かそれがわかる。
どうしてこんな事に?どうして私が襲われたの?その、問いには誰も答えてくれない。結局、何もわから
ないヒロインには自分の家に帰るしか選択肢が無かった。
ヒロインは家に帰るとすぐに自分に閉じこもった。心配した兄が扉越しに声を掛けてくるが、それに答える
気力は無い。兄の事は好きだし信頼もしているが今日の事は話したくない、話しても信じてもらえない事は
わかりきっている。大好きな兄に隠し事をするのは嫌だったが信じてもらえないのはもっと嫌だった。
ごめんなさい、お兄ちゃん・・・。扉の向こうにいる兄にそう呟くとヒロインは泣いた。
この理不尽な運命に兄を巻き込む訳にはいかないと誓いながら泣いた。
お兄ちゃんは私が守るんだ・・・! 最後の涙が頬を伝う。
と、まぁ、これが一巻目の内容だ。少女漫画の割には恋愛場面が少ないが、ヒロインが
兄を想う気持ちは伝わってくる。たぶん、そこがウケたのだろうか?
俺は続きを読む事にした。
続きは夜にうpします
- 474 :NO.5 :02/09/01 18:55 ID:???
- NO.7氏 素晴らしいです! 漫画の展開は全て氏にお任せした方が良さそうですね、自分が手を加えたら世界観が全て崩壊しそうですし(W 続き楽しみにしています!
- 475 :No.2 :02/09/01 19:27 ID:???
- 禿堂
- 476 :NO.7 :02/09/02 01:22 ID:???
- >NO.5>NO.2
ごめん、今夜中は無理かも・・・
- 477 :NO.5 :02/09/02 01:29 ID:???
- NO.7氏 お気になさらないで下さい!ご自分のペースでマタ〜リ行きましょう。 自分はほのかを捜しに巡回にでも逝くとします。 では
- 478 :N0.2 :02/09/02 06:22 ID:???
- >>476
待ってま〜す(ワクワク
- 479 :NO.5 :02/09/02 21:59 ID:???
- 嗚呼…ほのかが立ててくれた板が消滅してしまったようです…全部俺の所為だ…回線で首吊って来ます…鬱
- 480 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/02 23:35 ID:???
- dat落ちしてるよね
- 481 :NO.7 :02/09/03 00:58 ID:???
- >>473の続きです。一発目
それからヒロインは戦い続けた。それは怪物だけでは無い、自分に宿った力への恐怖に、
いつか周囲に人を巻き込んでしまう恐怖に、いつまでも終わらない戦いの日々に。誰にも
相談できない苛立ちがさらにそれを増長させる。
ヒロインにとって明るい材料は何故か怪物達が自分しか狙わない事だけだ。
これで、少なくてもヒロインが知らない所で誰かが襲われる事は無い。それだけが安心できた。
理不尽な運命に振り回され傷ついてゆくヒロイン。それは、あまりにも哀れな戦士だ。
いつしか俺は漫画にハマり。夢中になって読み進める。
物語は進み、ついにヒロインの変身能力や怪物達の秘密が語られる場面になった。
怪物がヒロインを狙う理由、それは、ヒロインが前世に関係があった。ヒロインは前世で
敵国の王子と恋におちた姫だったのだ。決して実らない恋だった。その事に嘆き悲しんだ
二人は来世で必ず一緒になると誓いを立てて自ら命を絶ったのだ。
「ちょっと待てよ、これって・・・まさか・・・・・」
物語は続く。
- 482 :NO.7 :02/09/03 01:01 ID:???
- 王子と姫、両国の王は怒り狂った。愛する我が子を失ったお互いの王は憎しみに任せて
相手の子へ呪いをかける。
王子の国の王は姫が永遠に魔物に狙われる呪いをかけ、姫の国の王は二人が結ばれない為
に永遠に兄妹として生まれる呪いをかけたのだった。
ヒロインを襲う怪物の謎は解けた。では、変身能力は?それもやはり前世にあった。
それは両国の王妃達が授けてくれた力だった。王子と姫をお腹を痛めて生んだ王妃達は
我が子達へ呪われた運命に対抗する力を与えたのだ。
姫には魔物から自分を、そして、大切な人を守る力。
王子には呪われた運命を断ち切る力を。
真実を知ったヒロインに前世の記憶が蘇る。それと同時に自分が兄に抱いている感情を自覚
する、想い名は「愛」生まれた時からずっと一緒だった兄への想いは前世の時と比べ物に
ならない位に大きくなっている。それでもヒロインはこの事は兄へは言わないつもりだった。
前世の記憶が無い兄に真実を告げても、きっと信じてはもらえないだろう。
だったら、このまま兄妹でいい。そう思いながら家に帰るとそこには兄の後ろ姿があった。
ちょっとした、イタズラ心を出して目隠しをしてやった。まぁ、これ位ならいいだろう、
兄だって許してくれるはずだ、ところが思いのほか手は邪険に払われた。さすがにこれは
悲しかったので泣いてしまった。すると兄がやさしく抱き寄せてくれた。その行為がヒロイン
の想いを弾けさせた。兄は自分のした行為に驚き、慌てて離れてなにやら言っているが、そん
なことはあっさりと聞き流して真実をいきなり言った。
兄には信じてないが、そんな事では愛の狂喜は止まらない。ヒロインは夜になるとTシャツ
一枚の姿で再度、兄の部屋を訪れる。しかし、やはり兄の記憶は戻ってない。
それなら、思い出させるだけだ。ヒロインは兄にキスをして誘惑する。兄はヒロインを受け入れ
その夜、二人は結ばれ。結ばれ事で兄の力が発動した。二人は呪われた運命に勝ったのだ。
「なんだよ、これ・・・・・」
- 483 :NO.7 :02/09/03 01:04 ID:???
- 俺は呆然と呟いた。似ている、この漫画はあまりにも今の俺と妹の状況に似すぎていた。
似ている?本当にそうなのだろうか?いや、違う、答えはわかっていた。これは似ている
のでは無い、誰かが似させているのだ。そしてその「誰か」は恐らく妹だ。しかし、何故?
そこまで考えて俺は漫画を手から落としてしまった。漫画は残り最終話があったがとても読む
気にはなれない、俺は台所にいる妹に会いに部屋を出た。
「あっ、王子様どうしたの?もう〜、見られるとはずかしいよ〜」
エプロン姿の妹は俺を見ると恥ずかしいそうに言った。まだ料理の最中らしい。
「あ、ああ。ごめん、ところでお前「魔法っ子シスター☆」って漫画知ってるか?」
「うん、知ってるよ。昔、王子様が買ってくれた本だもん。でも、どんな話だったのか
は忘れちゃったんだ」
包丁で野菜を切りながら妹は答える。だが、俺には妹が嘘を言っているのがわかった。
ずっと一緒にいたんだ、それぐらい分かる。俺はもう一度聞いて見る。
「本当か?本当に忘れたのか?なぁ、お願いだから本当の事を、」
「忘れたって言ってるでしょ!!」
俺の言葉は妹の叫びで止められた。しかし、その反応は知っていますと証言したようなものだ。
「お前・・・、なんでこんな事したんだよ・・・・・」
「知らない!わからない!私には王子様が何を言ってるのかわかんないよ!」
「嘘だ!昨日お前が俺に話した事は、あの漫画の内容にそっくりだ、その前にとった行動もその後
の行動もほとんど漫画と同じじゃないか。お前は漫画のヒロインを自分に重ね合わせたんだろう?」
「やめて!そんなこと言わないで!私は・・・私達は本当に・・・本当に・・・・!」
「違う!それは漫画の話だ!俺は王子様なんかじゃ無い、お前のお兄ちゃんなんだよ。
でも、俺は昨日言った通りに、お前を愛している。それじゃダメなのか?」
「わ、私は・・・・」
妹は泣いていた。俺はそれを見て何も言う事が出来なかった。しばらく妹の泣き声だけが聞こえていた。
- 484 :NO.7 :02/09/03 01:06 ID:???
- やがて涙を出し切った妹が独白するようにぽつり、ぽつりと喋りはじめる。
「・・・私は強くなりたかったの、昨日お兄ちゃんは兄妹でも愛してくれるって言ってくれたけど
私はそこまで強くなれなかった、私の想いは兄妹の壁を超える事ができなかった。だから、あの
漫画と自分を重ねたの。私達は運命で結ばれている、だから兄妹で愛し合って悪くない、て。
そうする事でしか私はお兄ちゃんに想いをぶつける事ができなかった。
こんな妄想で自分を騙してでしか自分の気持ちに素直になれかったの。
ごめんなさい、お兄ちゃん。もう、こんな事は終わらせるからね」
そう言って妹はゆっくりと後ろへ下がって行く。
「一体、何を」するつもりだ?と、聞こうとしたが言葉は妹に遮られた。
「ねぇ、お兄ちゃん。「魔法っ子シスター☆」って最後どうなるか知ってる?」
「いや、知らない」
俺は最終話だけは読んでいなかった。
「だったら、教えてあげるね。あれね、最後はヒロインが自殺して終わるんだよ」
「え?」
「呪いは解けても兄妹である事には変わりは無いでしょ?だから、今度こそ普通の男女として
出会いましょうねって。そうしてヒロインは死んでしまうの、私と同じね」
「そんな・・・」
「だからね、私も・・・・・」
妹は手に持っていた包丁を喉元に当てた。まさか・・・!
「やめろ!」
「さ よ な ら お 兄 ちゃ ん」
妹は笑った、それが最後の笑顔だった。目の前が真っ赤に染まった。
「あ、ああ・・・・・あ・ああ・・・」
赤く濡れた妹を抱きしめながら俺は意味の無い呟きを出す。
どうして、どうしてこんな事になったのだろう?いや、答えはわかっている。
俺が悪いんだ!
俺が妹を追い詰めたんだ!俺が馬鹿な正義感なんかを出さなければ良かったんだ!俺が妹を
抱いたから!俺があの時抱きしめなければ!俺があんな漫画を買いさえしなければ!
俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が!
「俺がぁぁっぁぁぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁあああっぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
絶望を叫び続けながら俺の意識は闇に落ちていった・・・。
- 485 :NO.7 :02/09/03 01:09 ID:???
- 気が付くと、俺は白い部屋でベットに寝ていた。消毒液の匂いがする、ここは病院らしい。
「気が付きましたか?」
声がする、首を横に向けると白衣を着た青年が立っていた。ここの医者だろう。
「お、俺は・・・?ううっ」
なんだ?頭が酷く痛む。
「まだ、あまり頭を使わない方がいいですよ。あなたの精神は今とても不安定ですから」
「不安定?どういう事です?」
「説明しましょう。あなたはここに運ばれて来た時、あなたの自我はある出来事によって崩壊
寸前だったのです。このままでは確実にあなたは廃人になってしまうと判断した私達はあなたの
記憶から原因となった出来事を消しました。そうする事でしかあなたを救えなかったのです。
ですが、もう安心してください、治療は成功しました。精神が不安定な為しばらくは頭痛等が
すると思いますが、一週間程で退院できますよ」
医者はそう言うと病室を出て行った。それから一週間が過ぎ、俺は退院した。病院にいる間には
医者の言った「ある出来事」を思い出す事は無かった。家に帰ってもそれは同じだった。
どうやら俺は本当に忘れてしまったらしい。
それから、数年が経った。
今、俺の隣には妻がいる。俺は結婚していた。妻とはあの時、世話になった病院で知合った。
俺が世話になった先生に挨拶しに行った時に彼女も同じ目的で来ていたのだ。彼女は昔、意識不明
の重体であの病院に入院した経験があったらしい。
今の俺は幸せだ。俺は妻を心から愛している。
「ねぇ、あなた、どうしたの?さっきから私の方ばかり見てるわよ」
「いや・・・、君の顔に見惚れていたんだ」
「やあ、もう・・。ふふふっ」
そう、俺は妻を愛している。もちろん首に薄く残った傷跡も含めた妻の全てを・・・。
檄長文、失礼しました
- 486 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/03 01:48 ID:???
- 本編
>>412-413>>417>>419-423>>427>>429>>431-433>>437-439
>>441>>444>>446>>450-451>>456>>455>>458>>460>>465-466
>>473>>481-485
>>433と>>437の間に実妹編(>>435-436)
>>439と>>441の間に番外編(>>440)
参加者
No.2氏 381=No.1氏 No.5氏
No.7氏 No.8氏 Masked Rider Moe ◆ERF1YrA氏 名無しさん数名
お疲れ様ですた。
名前抜け、話抜け、リンク失敗してたらスマソ
- 487 :NO.5 :02/09/03 03:06 ID:SYA6YQv3
- NO.7氏……素晴らしい!!しかも大どんでん返しのおまけつきとは!(笑 最高です!! 二人の人生に幸あらん事を >>486氏もお疲れ様です!ナイスアシストですね(W
- 488 :No.12 :02/09/03 03:09 ID:???
- >>No.7
あなたは最高です!
文才がうらやますぃ〜
- 489 :NO.5 :02/09/03 03:10 ID:???
- しまった! 興奮の余りsage忘れてしまいました m(__)mスミマセン
- 490 :No.12 :02/09/03 03:53 ID:???
- てかここにいる住人はいい人たちです。
- 491 :No.2 :02/09/03 05:05 ID:???
- >>No.7
乙カレー
ラストの一行が、決まってますね
>>No.12
点呼を取った段階では17人でしたが、現在ではそれ以上いるみたいです
- 492 :No.2 :02/09/03 05:10 ID:???
- おっと、手がすべっちまいました
>>No.12
点呼を取った段階では17人でしたが、現在ではそれ以上いるみたいです
このままみんなでマターリ逝きましょう
- 493 :No.12 :02/09/03 05:52 ID:???
- >>No.2
ですね〜。マターリが一番ですね。
漏れも今日一日かんがえてみます
- 494 :NO.7 :02/09/03 07:02 ID:???
- >>486
フォローサンクスです
しかし、改めて見ると長すぎますね。もうちょいスリム化すればよかった・・・
- 495 :NO.8 :02/09/03 08:14 ID:???
- >NO.7氏
素晴らしいです。
2人が幸せになって良かったです。
私も頑張って精進したいです。
- 496 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/03 21:30 ID:???
- やっと暇ができて、久々に訪れてみれば・・・脱帽モノの文章が。
すばらしい・・・俺も頑張らねば。
つーか、第2弾SSはしないのか?ぜひともやりたい・・・
- 497 :NO.7 :02/09/04 07:43 ID:???
- 第二弾SSは折れもやりたいなぁ…
でも、やるとしたら新しくはじめるの?
それとも、どっかからストーリー分岐させるの?
- 498 :NO.8 :02/09/04 15:13 ID:???
- スレタイ通りに「こんな事妹に言われたら兄として嬉しいぞ」
と言うことを書くのでどうでしょう?
何処かからストーリー分岐させても良いし、
新しいのを作っても良いと思う。
今、私が温めているネタは日常的な生活の中での兄妹。
でも、来週まで忙しいので書く時間が・・・。
- 499 :No.2 :02/09/04 15:34 ID:???
- んじゃ、新作ということで
トップバッター逝きます♪
洗い物をしながらの鼻歌が、いつになく楽しそうだ
ちょっとしたプレゼントをしただけなのに、余程嬉しかったらしい
「おいおい、そんなに景気よく洗ってると、お皿割っちゃうぞ」
妹は振り向きざまににっこりと微笑み、タオルで手を拭きはじめた
スキップをするような足取りで近づいてきたかと思うと、オレの前にふわりと座った
「だって……」
心なしか頬が上気している
「あたしね……、お兄ちゃんの……」
- 500 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/04 20:57 ID:???
- お兄ちゃん、大好き!!
(今後、キリ番ゲトーはこれを使うべし
- 501 :NO.9 :02/09/04 22:57 ID:???
- >>499の流れを少し受けて・・・
「お兄ちゃんからのプレゼント、本当に嬉しかったんだよ」
俺は妹の誕生日に花束を買ってやっていた。
先日、妹と買い物をしていたら花屋の前で急に妹は立ち止まった。
熱心に花を見ている妹。
いつも俺の後ろについてきて、半ば弟のような存在だった妹。
そんな妹の女らしい部分を見てしまった俺は、誕生日に合わせて花を買った。
「えへへ。お兄ちゃんの誕生日には、私がプレゼントをあげるね」
にっこりと微笑んで妹は言った。
「お、何をくれるんだ?」
「何がいいか、考えておいてよね♪」
「ああ、考えておくよ」
そして、俺の誕生日、妹はプレゼントのことをすっかり忘れていた。
注:これは実際に作者にあった話。ノンフィクションです(w
- 502 :NO.5 :02/09/04 23:00 ID:???
- 第2段始まりましたか!よし!頑張ろう(W デハサッソク・・・ 「…お嫁さんになりたいんだもんっ♪」 よくありがちな言葉だ。俺は笑顔で「おう。頑張れよ」と妹の頭を撫でてやる
- 503 :NO.5 :02/09/04 23:04 ID:???
- うわしまった!被ってしまいましたね。 すみませんNO.9氏。
- 504 :NO.5 :02/09/05 01:30 ID:???
- 何やら、自分の悪タイミングの為に流れが止まってしまいましたね… m(__)m申し訳ないです…先程のレスは無かった事にしておいて下さい…
- 505 :NO.7 :02/09/05 07:17 ID:???
- >NO.5
気にしないでいきましょう
よーし、折れも>501の続きを…続きを…って、文が浮かんでこない・・・・
今回はパスしますね
- 506 :NO.9 :02/09/05 08:22 ID:???
- あわわ。何だか被ってしまったようですね。>NO.5氏
こちらこそ済みません。
あと、501の文章は今後のSSに繋げなくても結構です。
ちょっとこの前あったことを書いてしまっただけですから・・・。
- 507 :NO.8 :02/09/05 15:17 ID:???
- ちょっとSSからは離れて、今回は絵を持ってきました。
ttp://www.moemoe.gr.jp/cgi-bin/imgboard/img-box/img20020905151505.gif
でも、実際にこんな事妹に言われたら嫌かも(w
ところで、皆さんが妹萌えになったゲームって何からですか
- 508 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/05 18:09 ID:???
- >>507
ワラタ
ゲームはシスプリ。 最初はバカにしていたが気づいたら引き返せなくなって
ますた(w
- 509 :NO.5 :02/09/05 19:21 ID:???
- 自分は入り口はパソゲーでしたが。本格的な覚醒は(W・TLSのみさきでした。下校会話で1ヒット深夜イベントで脳があぼーんしました(W 着替えシーンで何度世話になったか(W
- 510 :NO.7 :02/09/05 20:04 ID:???
- 折れもシスプリから入ったクチですね
はじめは萌え文の勉強目的でやってたのに気が付いたらハマってますた
ところでシスプリって電波、電波って言われてるけど、どこら辺が電波なんですか?
可憐と四葉をクリアしたのに電波を感じなかった折れって一体・・・・
- 511 :NO.8 :02/09/05 20:25 ID:???
- 私は最初は「コープスパーティ」と言うゲームでした。
このゲームに出会ったのが運の尽き。
ああ、由香たん・・・。
で、再燃し始めたのが「みずいろ」でしたね。
シスプリはまだプレイしたことないんですよね・・・。
近所には売っていないし。
>NO.7氏
「あんな妹絶対にいないぞ」と言う点で電波なのでは・・・?
超偏見的な見解だけど・・・。
<妹をからかって軽く叩いたときの反応>
シスプリ→「もう、止めてよ、お兄ちゃん」
リアル妹→「何すんじゃぁ!ゴルァ!!」
と言うことでは?
ここの人でリアル妹に悩まされているのは俺だけではないと思いたい(w
- 512 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/05 22:10 ID:???
- 俺はPCゲームから入ったクチ。
それからシスプリかな・・・
つーか、みんなリアル妹で苦労しとるんだな・・・
俺は一人っ子だから、妹持ってる人の気持ちが分からない・・・
リアル妹って、そんなにも悩まされるものなのか?
SS続き。
誕生日を迎えたというのに、俺にプレゼントを渡してくれない妹。
最初は突然持ってきておどかすんだろうと思っていたが・・・
すでに夜の10時半を回っている。あと1時間半で今日が終わってしまう。
もしや・・・忘れたのか!?
聞いてみようと思って、妹の部屋へ向かおうとした瞬間・・・!!
妹の悲鳴が聞こえた!!! 慌てて部屋へと向かう。
- 513 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/05 22:21 ID:???
- 途中でうっかり送信してしまった。スマソ。
俺が部屋の前に着くか着かないかのうちに、妹が飛び出してきた。
「どうしたんだ!?」
妹はすごく震えていて、しゃべるのもままならない。とりあえず、部屋に入ってみると・・・
いつもきれいにしてあるはずの部屋はめちゃくちゃになっており、目も当てられない状況になっていた。
「なんでこんな事に?」
問いただすと、やっとこさ妹は言葉をつむぎだした。
「ク・・・」
「く?」
「クモが・・・ベッドの上に・・・」
ベッドに目をやると、通常より大きめのハエとり蜘蛛が居座っていた。
「しょうがないなぁ・・・蜘蛛くらいで大声出すなよ・・・」
「お兄ちゃんだって、一緒に散歩行った時に、突然茂みから蛇が出てきて怖がってたじゃない!」
「う・・・痛いところをつくなぁ・・・」
とりあえず、蜘蛛をティッシュでつかみ、窓の外に放り投げる。
「・・・ありがとう、お兄ちゃん」
友人の実体験をもとに作ってみました・・・
続きを書こうとは思うけど、他の誰かが先に続き書いちゃってもOKっす。
- 514 :508 :02/09/06 02:22 ID:???
- 電波、電波って言ってるのは基本的にアンチという気がする。
萌えれば全てを受け入れられるはずだ! と言ってみる。
- 515 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/06 20:27 ID:???
- 役目を終え、部屋の片付けも済ませた俺は部屋を出て行こうとする。
そこでハタと気付いて、本来の目的を遂げようとする。
「おまえさぁ、今日何の日だか知ってるか?」
「え・・・・・・あ!」
「忘れてたのかよ・・・」
「う、ううん!そんな事ないよ!」
思いっきり忘れていたようだ。俺はフゥとため息をつく。
すると妹は言った。
「今からちょっと買ってくる。まだやってるお店があるの知ってるから」
「何の店だよ!?」
「いいから!」
妹は身支度もそこそこに、家を飛び出してしまった。
夜11時。明日は学校だというのに・・・
とりあえず、家を出て妹を追いかける。
- 516 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/06 20:41 ID:???
- 何とか追いついた。
「こんな夜遅くじゃ何かと物騒だろ・・・一緒に行くよ」
「・・・うん・・・わかった」
深夜の散歩とでもいうべきか。どことなく、ものさびしい。
11時25分、アーケード街に着く。妹は駆け出していった。
「すぐ戻るから!」
・・・10分が経過し、妹はなにやら包みを持って帰ってきた。
「何を買ったんだ?」
「それより、早く家に帰らなきゃ間に合わないよ!」
言われて気付き、小走りに家に帰る。
家に着いたのは11時55分だった。
妹は包みをテーブルの上に置き、手早く開封する。
ストロベリーショートケーキだった。俺の好物の一つだ。
「ごめんね・・・これしか残ってなかったの・・・」
「いいじゃんか、俺はこれでも十分だ・・・」
電気を消し、ろうそくを一本立てて火をつける。
「11時59分・・・間に合ったね、お兄ちゃん」
「ああ・・・ったく、このまま忘れられるかと思ったよ・・・」
「ごめん・・・あ、お兄ちゃん・・・お誕生日おめでとう・・・!」
「うん」
ろうそくの火を吹き消す。そして電気をつける。
「明日は学校かぁ・・・喰ったら、早く寝なきゃな」
「ねぇ、お兄ちゃん・・・一緒に寝ていい?」
「は?」
「だって、また蜘蛛が出てきたら怖いんだもん・・・それに、これもプレゼントの一つだよ?」
「しゃぁねぇな、分かったよ」
「・・・うれしい!」
どういう流れでこうなったのか、今晩は妹と枕を並べる事になった・・・
続きをよろしく。駄文スマソ
- 517 :NO.9 :02/09/06 20:49 ID:???
- 私も便乗させて貰っても良いでしょうか・・・?
妹の自転車も物置にはなく、自転車で出かけたことは明白だった。
「あいつ、どこ行ったんだよ」
急いで自転車を取り出し、悪態を吐きながらも自転車を走らせる。
俺もこんな遅くに出かけたことはあまりない。
いつも通り慣れた道のはずだが、どこか異空間のようにも見える。
それに、蒸しているためか、シャツにべっとりと張り付く汗が気持ち悪い。
嫌な予感がしたが、それを打ち消すように額の汗を拭い、ペダルを漕ぐスピードを速めた。
取りあえず、広い通りまで出てきた俺は、どこへ行くべきかを考えた。
「この辺りでこの時間までやっている店と言えば・・・」
@添加物無使用の自然派パン屋
A家族ぐるみでつきあっているケーキ屋
B本格イタリアンピザ屋
食べ物ばっかりかよ、自分!と言うツッコミを入れつつ次の人にバトンタッチ。
- 518 :NO.7 :02/09/06 22:02 ID:???
- >>517の続き
A家族ぐるみでつきあっているケーキ屋
とっさに、そう思った俺は自転車を走らせた。
程なくして問題の店が見えてきた。俺は自転車を止める時間ももどかしく感じそのまま
飛び降りる。主のいなくなった自転車が電柱にぶつかって、ものすごい音を立てたが
そんな事にはかまわずに店に飛び込む。
「いらっしゃいませー」
少しだけ眠そうに声をかけてくるのは昔から付き合いのある店員に妹が来たかどうか
尋ねる事にした。
ああ、そうそう。この店員は俺達の昔からの・・・・・
@俺に惚れてる女幼馴染(犬型+ヤキモチ)
A妹に惚れている男幼馴染
B俺と妹、両方狙ってるヤバイ幼馴染
- 519 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/06 22:40 ID:???
- 俺のSSは無視なのか、NO.9殿?
駄文だから仕方ないとはいえ・・・ちと悲しい。
- 520 :NO.7 :02/09/06 22:44 ID:???
- すいません>>518のSS中の下から3番目が致命的に電波文になってしまいました
正しくは
少しだけ眠そうに声をかけてくるのは昔から付き合いのある店員だ。
こいつに、妹が来たかどうか尋ねる事にした。
で、お願いします。スレ汚しすみませんでした
- 521 :NO.7 :02/09/07 07:57 ID:???
- >>519
恐らくNO.9氏は515を読んだ時点でSSを書いたのではないでしょうか?
しかし、カキコ欄に直接書いていたので516のSSに気が付かなかったと予想できます
とりあえず,折れは「515から運命分岐したんだぁ〜☆」なんて勝手に脳内補完して517の続き
を書いてしまいました。混乱の原因を作ったのは折れですね、ごめんなさい
- 522 :NO.9 :02/09/07 15:20 ID:???
- >>Masked Rider Moe ◆ERF1YrA.氏
原因を作ったのは私です。申し訳ありませんでした。
NO.7氏が仰ったように、515を読んで、直接書き込んだのです。
書き込む前に確認すべきでした〜。
これからは落ち着いて行動しよう・・・。
y=ー(゚∀゚)・∵. ターン
逝ってきます。
- 523 :NO.9 :02/09/08 09:10 ID:???
- 流れを止めてしまったようで申し訳ありません。
取りあえず、私が書いているSSはまとまり次第うpしますので、
517は歴史の闇にでも葬ってくださいな。
そうなるとNO.7氏に迷惑がかかるか・・・。
NO.7氏、ごめんなさい。
- 524 :NO.8 :02/09/08 20:11 ID:???
- 書き込まないことには始まらないので。
NO.9氏&7氏の世界は、パラレルワールドとして、この話が終わったらor平行して
書くのはどうでしょう?
>>516からの続き・・・。
「うう、やっぱり一人用の布団に二人で寝るのは狭いね」
「だから言っただろう。大人しく自分の布団で寝た方が良いんじゃないか?」
「蜘蛛出たら嫌だもん・・・」
ちょっとふてくされる妹。
俺は、妹と寝ることを承諾し、責任がかからないよう、根回しをすることにした。
「まあ、寝ているときにどこを触ったとか言うのは無しだぞ。こんなに狭いんだから
」
実際、一人用の布団に二人で寝ているのだ。何があるかは分からない。
胸を触った程度で済むならまだ良いが、寝相の悪い妹のことだ。
朝起きたら、俺の口の中に妹の足が入っているかも知れない。
「変なコトしないでよ、お兄ちゃん・・・」
「お前も寝相良くして寝ろよ。昔っから寝相悪かったもんな」
「悪くないよ〜」
「いいや、悪かったぞ。俺は覚えているぞ。
昔、爺ちゃんの家に遊びに行って、同じ布団で寝ていたときだ。
朝起きたら、お前は約90度回転して、お前の足が俺の口の中に入っていたぞ」
「そ、それは昔の話だよ・・・」
これに関しては妹も覚えていたようだ。ばつが悪くなってか、言い淀む妹。
流石に可哀相になってきたのでこの辺で止めてやった。
- 525 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:08 ID:???
- >>524(NO.8氏)
それでいいと思う。
〜続き〜
妹がしょんぼりしてしまったので、慌てて話題変換をする。
「そっ・・・そういやさ、お前もあの頃から比べると大きくなったよな」
「えっ? あ、うん・・・まあね」
「昔といやぁ、足の事もそうだが・・・」
「足はもういいよ!」
「あ、悪い悪い」
しばらく、小さい頃の話に花を咲かせる。過ぎ去った過去・・・楽しかった日々・・・
・・・・・・色んな思い出があった。今も大事なもの。
話が一段落ついたところで、妹は眠くなってきたらしい。
「眠いな・・・」
「・・・寝るか」
「うん・・・」
- 526 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:22 ID:???
- 俺も、まぶたが重くなってきたようだ。と、妹が不意に口を開く。
「そうだ!お兄ちゃんに抱きついて寝れば、寝相なんて関係ないじゃない」
「・・・本気か?」
「うん♪」
「まあ、それで足が防げるのなら、問題ないか・・・」
「んもう!・・・いい?」
「勝手にしろい」
「ありがとっ!・・・あ、そういえば・・・」
俺にぴったり密着しながら、妹はつぶやく。
「お兄ちゃん、私が小さい頃にお兄ちゃんと約束した事、覚えてる?」
「え?」
「私は・・・お兄ちゃんと・・・」
「っと・・・なんだっけ?」
「・・・・・・」
「・・・あれ?」
妹の顔を覗き込む。
「スー・・・スー・・・」
「寝ちまったのかよ・・・気になるなぁ・・・」
思い出そうとするが、どうにも思い出せない。とりあえず、目をつぶる。
妹の髪をなでながら、つぶやく。
「おやすみ・・・」
「・・・ッッッ」
朝起きると、予想以上の展開になっていた。
「足の方がまだよかった気もする・・・何をどう間違ったらこういう姿勢になるのやら・・・」
とんでもない姿勢だった。
「とりあえず・・・寝るしかないか・・・?だが、目はもう冴えてるしなぁ・・・」
妹は、俺のあしにしっかり抱きついている。しかも、180゜回転している。
妹の顔は、俺の太ももの付け根にあった。当然、俺の目の前には・・・いや、言うまい。
「寝相の悪さは変わんねぇ・・・否、パワーアップしてるぜ・・・」
しばらくこの姿勢のまま、動けないようだ・・・俺はため息をついた。
- 527 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:26 ID:???
- 補足文。
幸い、登校時間までには時間の余裕がたっぷりとある。
「さて、どうしたものか・・・」
1、起こす
2、起きるまで待つ
3、二度寝
- 528 :NO.8 :02/09/09 20:27 ID:???
- >>527の続き
「うーむ、ここはどうすべきか・・・」
3番を選ぶのも良いが、折角起きたんだ。再度寝るには勿体ない。
かといって2番を選ぶと、妹が起きたときに何を言われるか分からない。
結局、1番、つまり妹を起こすことにした。
無論、妹を俺の足から引き剥がし、再度180度回転させてだが。
「おい、朝だぞ。起きろ」
着替えを終わらせ、部屋を出ていくだけの状態になった俺は妹を起こす。
だが、なかなか起きない。昔から寝起きの悪い奴だった。
「起きろってんだ。母さんが来たらどうすんだ?おい!」
妹の肩を揺すって起こしにかかる。
「ちょっと待ってよ、お兄ちゃん・・・」
「待たない。早く起きろ」
「早いよ・・・今、何時?」
「もう6時だ。健全な学生は起きて朝飯を食う時間だぞ」
「普通の人はそんなに早くご飯を食べないよ・・・」
そう言ったきり、また睡眠の波に飲まれる妹。
- 529 :NO.8 :02/09/09 20:28 ID:???
- 「おーきーろー!!」
今度は頭をぺちぺちと叩きながら起こす。
うるさそうに俺の手をはねのけ、寝ぼけ眼で俺を見る。
「ほら、起きろ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「な、何だよ・・・」
「・・・起こして」
そう言って布団から両手を出す妹。
どうやら、手を引っ張って起こして欲しいらしい。
朝っぱらから眩暈のした俺だが、これで妹が起きるのならと思い、手を引っ張った。
「えへへ・・・」
嬉しそうな妹だが、俺の口からは思わず溜め息が出た。
「ほら、はやく部屋に行って着替えてこい」
妹を部屋から押しだし、妹の部屋まで押していく。
もしかしたら、また寝ているのではないだろうかと思い、部屋を覗こうと思ったが、
もし着替え中だったら大変なことになるので止めておいた。
バトンタッチです。
- 530 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 23:06 ID:???
- 〜続き〜
・・・着替えの済んだ妹と食卓を囲む。
「お兄ちゃん、覗いてなかった?」
「はぁ!?なにバカなこと言ってるんだよ!!」
「だって、気配がしたんだもん」
「いい加減な根拠で人を覗き魔にすなッッッ!!」
いつもの食卓。ふんわかと過ごす飯の時間。
「っと・・・そろそろ行かなきゃな・・・」
「うん♪」
- 531 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 23:07 ID:???
- 家を出る。しばらく歩いてるうち、ふと思い出した事があった。
食卓の壁に掛けてある時計って、狂ってなかったか・・・!?
登校路の途中にある大手スーパーの前には、待ち合わせの場所として使われている時計塔がある。
妹を促して、時計塔まで小走りに行く。
「・・・しまったぁ!!」
登校時間は8時15分までである。家から学校までは15分の道のりだ。
そこでいつも、余裕を持って7時50分に出るようにしているのだが・・・
時計塔は8時12分を指していた。このままでは、間に合わない。
「やっぱり時計は狂ってたんだ・・・ッッッ!」
時計塔から学校までは、“秒速”ダッシュで行ければ5分はかからないはずだった。
“秒速”ダッシュを考えるのと同時に、俺は妹の手を引っ張って走り出した。
「っしゃあ!!いっくぞぉぉぉッッッ!!!」
「え?え!?ちょっと、お兄ちゃん!!」
俺は妹の手をつかんで“秒速”で走った。妹も、かろうじてついてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・つ、着いたァ・・・」
ぎりぎりで滑り込めた。もう少しで、校門が閉められるところだった。
「はぁ、はぁ・・・お兄ちゃん、ちゃんと言ってよ・・・遅れそうだって・・・」
「いちいち説明してたら、間に合わなかっただろうが・・・」
「でも、嬉しいな。お兄ちゃん、わたしの手をギュ〜〜〜って 握って走ってくれたから・・・」
「当たり前だろが!一緒に遅刻するのも嫌だし、一方が遅刻になるのも嫌だからな」
「えへへ・・・そうだね」
話している間に靴箱を通過し、教室へと向かう。妹は2階、俺は3階だ。
「んじゃ、今日もがんばるか・・・」
「うん、お互いにがんばろっ、お兄ちゃん」
そうして、俺達は互いの教室に向かうのであった。
- 532 :NO.7 :02/09/11 00:53 ID:???
- >>524
遅レスだけど了解
パラレルワールドで折れはOKです
今、続いているSSを追う形でいいですかね?
396KB
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0ch BBS 2004-10-30