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ネットだから書ける貴方の人生物語

190 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/11/30(木) 10:00
大学入って2か月で、サークルで知り合った男にひっかかる。
男はデビューをめざす「夢を持った人」だった。

7月…高校時代の友人10人ほどと旅行に行ったことで責めら
   れる。このへんから、なんかおかしいと思い出す。
8月…私は遠距離通学、相手は下宿だったので夏休みにもか
   かわらず毎日往復4時間の距離を通う。4kg痩せる。
   夜を徹しての毎日の電話。電話代が6万を突破。バイ
   トして半額を入れる。
10月…4年間通学する約束をしていたにもかかわらず、相手
   に「もう耐えられん」と言われ、親を泣かせて下宿を
   始める。一瞬で半同棲生活に。相手がとにかく離れる
   ことを嫌うため、授業にも出られず、大学で「伝説の
   人」になる。人生初めての劣等生生活。
   相手が病気になると寝ずの看病を「自発的に」するよ
   う強いられ、「横になっていないと」と言うと「女房
   きどりしやがって」と言われる。
12月…サークルのからみで某ソフトに2人で関わる。私の仕
   事がほめられ、相手は機嫌を悪くする。裏方に徹しよ
   うと思う。
1月…相手の実家に日帰りで帰っただけ。私の家族・友人か
   らの電話には出ることを許されず、すべての知り合い
   と疎遠になる。
3月…相手がサークルで揉め、退部することに。ますます世
   間とのつながりが途絶える。
4月…卒業意欲皆無だった相手が教養の単位を取る気になり、
   二人で大学に復帰。
1月…震災。相手の実家が倒壊。後期試験の語学のレポート
   をかわりに書いたりする。
4月…3年になり専門への分属の時期になる。あくまでデビ
   ューをめざす相手に、「私が大学を出て就職してあな
   たの夢を助ける」という建前で、一人で専門の授業に
   出ることを許される。たまたま入った研究室が超厳し
   く、朝から晩まで大学に入りびたり。家事はおろそか
   になり、相手の態度も軟化し、外界と触れあって徐々
   に自我(笑)に目覚める。
9月…相手がデビュー。「俺を支えてくれてありがとう」的
   な展開になる。
11月…初めて一人での外出を許される。白昼4時間ほど繁華
   街をうろつく。帰宅すると、「電話ぐらい入れろ。非
   常識。俺を捨てるのか」とそしられる。
   どんな経緯だったか、一人での帰省を許される(1泊)。
   下宿して初めての泊まりがけの帰省。高校時代の友人
   となにげに会う。その途端、強烈に目が覚める。
   3日後、大学から友人に電話。「どうしても会いたい」
   と思う。ただならぬ様子に、友人は2時間かけて会い
   に来てくれた。夜まで一緒にいて、その足で、友人と
   一緒に地元に戻り実家に帰る。その日以来、下宿には
   足を踏み入れず。
12月…相手に気づかれぬよう父親に軽トラを出してもらい、
   夜逃げのように下宿を引き払う。大学で一度だけ会い、
   三行半をつきつける。

平凡なわが人生で唯一ドラマチックだった出来事です。食わ
れなかったことと(奇跡的に)新興宗教にだまされない自信
がついたことは収穫ですが、明るく楽しい普通の大学生活に
対する未練は今もあります。
なお、この経験がもとで(?)精神的に不安定になり、現在
も通院・服薬中。神田三省堂の2階へ通じるエスカレータで
は、今でも顔を上げられません(笑)。

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0ch BBS 2004-10-30