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[第七弾]妹に言われたいセリフ
- 304 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 05:24:30 ID:+Kjvu3SQ
- >>294
読みてぇぇぇぇ
- 305 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 16:42:26 ID:hg6Sb1VC
- >>302 ヤっちまえ!
- 306 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 22:12:12 ID:JCjMYjke
- 302で書いた人です。
僕の中学校一年生の妹は男子生徒からもてているそうですが
僕も妹が可愛いと思っていたので「やっぱりか」と思いました。
ぼくはそのせいで最近友達から「お前の妹可愛いなあ」とか
「お前いつも妹と何してるんだ?」とか僕の妹とばれたとき以降
よく言われるようになりました
自分的には嬉しいような嬉しくないような………
- 307 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 22:13:11 ID:Y9Z3Sk/P
- おにいちゃん!部屋から出てきて!
- 308 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 22:51:33 ID:ANPZkXs7
- 妹なんてそんないいもんじゃないぞ
蹴られるし踏まれるし俺が買ってきた
クレームブリュレ勝手に食うし
- 309 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/23(日) 22:54:38 ID:Y9Z3Sk/P
- >>306
とりあえずスレタイ嫁
>>308モナー
- 310 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/24(月) 20:58:08 ID:fw9InnBs
- 306で書いた人です
確かに妹のうざいところもあります
- 311 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/24(月) 21:17:04 ID:ZUn/M++8
- >>310
だからスレタイ嫁って言ってるでしょうが。
リアル妹の話はスレ違いなの。
日本がわかりますか?
それから自分のことを「書いた人」とか呼ぶのはやめようね。
- 312 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/24(月) 22:10:10 ID:75o9YMdi
- >>311
リア厨みたいなゆとりに日本語は通じないから捨てておけ
- 313 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 00:14:35 ID:2wirR9ei
- そんな事よりヤンデレ妹を・・・
- 314 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 11:51:05 ID:t9oesYMW
- クリスマスってことでみんな殺気だってるんだぜ。
スレ違いなこと書くと命にかかわるぜ。
- 315 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 15:37:07 ID:HcrB6hOG
- お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!
- 316 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 19:08:42 ID:anFEwXlY
- お兄ちゃん・・・・昨日一緒に買い物してた女の人・・・誰・・・・?
- 317 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 20:23:07 ID:/WNvmNQA
- お兄ちゃん・・ベッド温めておくから・・・早く来てね
- 318 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/25(火) 23:22:05 ID:KqQNRfPV
- お兄ちゃん………大好き
- 319 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/26(水) 15:15:45 ID:GoL5XLXZ
- 310です。妹が甘えてきて困ってます。少しうざいんですが
- 320 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/26(水) 18:23:36 ID:iAUTZtED
- >>319
スレチだって何回言ったら分かるんだ
- 321 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/27(木) 02:55:15 ID:4ECRBOZS
- >>319
リアルに妹を侍つ兄の悲痛な叫び その13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1196673193/
他にもいろんなスレがあるから探してみな
- 322 :すばる ◆9l4B6y7T.Q :2007/12/27(木) 10:05:14 ID:rFRnz71k
- >>299 No.2氏
乙ですw
- 323 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/28(金) 01:06:26 ID:Wxj1zdg3
- にゃん
- 324 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/28(金) 18:25:27 ID:G2msE1CE
- 遅くなったけど、お兄ちゃんにプレゼント……私じゃダメ、かな……////
- 325 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/12/31(月) 00:43:41 ID:tkVo8c4I
- なに言ってるんだ、最高のプレゼントだよ
- 326 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/02(水) 22:33:54 ID:ZlN+91cc
- >>320
うざい
- 327 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/06(日) 05:17:17 ID:UOoL1rp3
- 保守
- 328 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/06(日) 07:30:09 ID:sunk7GHN
- >>326
うざい
- 329 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/06(日) 12:04:23 ID:tMevot7F
- >>326>>328 おまえら付き合っちゃえよ
- 330 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/06(日) 12:54:50 ID:WQDke/Zx
- >>329
お前おかしい
精神外科教えてやるから
- 331 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/07(月) 23:59:21 ID:97Nz8ZHk
- >>330が>>330ってことは>>330の知ってる精神病院はダメってことだ。
- 332 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/08(火) 08:32:32 ID:Bkl3Nrf4
- sageも知らないような輩は放置でよろしい。
- 333 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/08(火) 16:19:40 ID:j7OtvHjU
- いや…お似合いだと思うゼ
- 334 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/09(水) 16:21:34 ID:sBc8adeB
- えっと…ここなんのスレだっけ?
- 335 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/11(金) 11:03:59 ID:O1k2TwWr
- 妹に萌えるスレさ
- 336 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 12:08:52 ID:Axf+me6I
- 肝心の妹が居ないもんなぁ…
- 337 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 17:23:31 ID:taiG4LPf
- お兄ちゃん精神病院にデート行ってみない?
- 338 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 22:17:57 ID:thSmyIAD
- お兄ちゃん・・・好きだよ。食べちゃいたいくらい・・・!!
- 339 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/14(月) 23:49:27 ID:SOwPydXV
- かっこいい告白してくれたら付き合ってあげてもいいわよ!
- 340 :No.2 :2008/01/15(火) 00:56:06 ID:njuTKOIc
- 。。。
「だから?」
。。。。。。
「だから、何よ?」
。。。。。。。。。
「だからぁ〜、かっこいい告白してくれたら付き合ってあげてもいいって言ってるでしょ?」
ごめん
「もー、いつもこーなんだからw」
- 341 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/16(水) 03:50:38 ID:qVbwzCNQ
- 「ねぇ、そのプリンちょっとちょうだい」
……ダメか??
- 342 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/16(水) 17:01:46 ID:PukIb992
- >>341
?
何が?
- 343 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/18(金) 11:09:24 ID:QLjcUzkm
- 駄文だが、ネタを投下してもいいか?
- 344 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/18(金) 20:16:24 ID:4mSnI6Ba
- >>343 いいよー
- 345 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/19(土) 22:08:33 ID:HYNxnmSM
- >>343
カモーン
- 346 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/19(土) 23:14:46 ID:OBRWqQTC
- oけ
- 347 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 13:12:16 ID:/3G9kNbU
- どいてそいつ殺せない
- 348 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 17:13:52 ID:CvlR4SgL
- どいて>>347殺せない
- 349 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/20(日) 23:00:28 ID:wuOtEHFc
- 投下楽しみにしてます。
- 350 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/21(月) 23:36:38 ID:oqsx1w1u
- 職人さん達はもういないの?(´・ω・`)
- 351 :すばる ◆9l4B6y7T.Q :2008/01/22(火) 20:42:04 ID:u62FASyo
- 職人と言えるかは怪しいですが
一応私はいますよ
- 352 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/23(水) 14:52:32 ID:QuWtu+o+
- >>351
ちゃんといて嬉しい
- 353 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/01/24(木) 12:15:45 ID:BPVrPbYa
- 僕も一応。まぁ、今となっては一人のROMですが……。
- 354 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/26(土) 23:20:24 ID:kJzdsDmw
- >>351
>>353
新作待ってます
- 355 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/01/30(水) 18:04:22 ID:MMGUoLuV
- 僕も待ってます
- 356 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/09(土) 23:50:20 ID:X7pZvDY+
- 妹「兄さん、私結婚するね」
さっさと結婚して家から出てけこの引きオタニート
テメエの食いぶちまで何で俺が稼がにゃなんねーんだよ
- 357 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/10(日) 00:18:40 ID:k5y/Zsvo
- お兄ちゃんのチンポ汁を私の子宮の中に沢山注いで妊娠させてぇ
- 358 :u-ま :2008/02/10(日) 00:45:43 ID:TZQHelcS
- はええヨ。
- 359 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/10(日) 06:28:42 ID:Ur1mmG25
- うわ〜wお兄ちゃんのおっきい〜w
- 360 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/25(月) 23:13:20 ID:qqHfgeGa
- 保守
何か新作はないものか
- 361 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/02/26(火) 14:05:56 ID:KB8fttSu
- 母親が殺されて5年がたつ。母を殺されたショックで思い精神病を患ってしまった妹の清澄も昔と比べ安定している。
母親代わりの天美さんにも懐き、段々ではあるが昔のように、そして家族っぽくなってきた。
―――――――――
朝ご飯は俺が作ることになっている。理由は簡単だ。
2人とも死ぬほど料理が下手だからだ。
死ぬ、いや、死ねればまだ楽。味が1日中舌に残り、俺を生き地獄へとお招きってわけだ。
だから、家庭科で5を採り、尚且つ調理実習の際には先生から絶賛を浴びた俺が作らないと、その日は1日病院で点滴とお付き合いというわけだ。
てなわけで俺が作っている。ついでに今日の朝ご飯はベーコンエッグとトースト。
「おはようございます、お兄ちゃん。」妹が起きてきたみたいだ。台所からリビングに目をやると、清澄がダイニングテーブルのイスに腰をおろしていた。
「おはよう清澄。」俺は冷蔵庫を開けると牛乳を取り出しグラスに注いだ。それをベーコンエッグ、トーストと共に清澄に差し出した。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうです。」清澄はぺこっと頭を下げる。それから、朝食を始めた。
- 362 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/03(月) 23:03:05 ID:z+8N1CH3
- >>361
続かないの?
- 363 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/11(火) 20:47:22 ID:VJ83sZae
- 人がいない……。いつぞやのネガティブ兄シリーズでも貼ろうか……。
- 364 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/13(木) 22:26:12 ID:8IbHlVy1
- 貼ってください…
- 365 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:00:22 ID:lbK9xcMr
- 「はぁ……ゴメンね、お兄ちゃん……」
ベッドに横になったまま、力ない笑顔の妹。
「謝るなよ。こういうときのための俺だろうがよ」
氷枕にタオルを巻いて、妹の額に乗せる。
妹は冷たさに少し驚いた顔をしながら、
「うん……ありがとう」
「やめてくれよ……何にもできないのに礼言われたら死にたくなるだろ……」
「……風邪引いても、お兄ちゃんのほうが弱気だ……」
「唯一の自慢だ。遥には負けないよ」
「もう呆れる元気もないよ……」
と言いつつも半分呆れている遥。少し元気になってきたという解釈で良いのだろうか。
「あ……そういえば……お兄ちゃん……」
「……何?」
「お腹すいてない?」
「少し。まぁ……その辺の物で食い繋ぐから」
「……そのこと……なんだけどね……」
「何だよ?」
「ゴメン……」
「何が?」
「……あんまり私から言わない方が良いと思うから……」
「え?」
「……すぐに分かるよ。私、寝るね?」
「あ、あぁ……お休み」
これ以上は何も言う気は無いとばかりに目を閉じる遥。
何故か思わせぶりな遥……何が起こるってんだ。
「はぁ……」
ため息。すると……。
- 366 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:00:54 ID:lbK9xcMr
- ピンポーン
こちらの動きを見透かしたように玄関のベルが鳴る。
……あぁ、兄ちゃんにはなんとなく分かったぞ、遥……。
絶対来るぞ、あきらとかが……。
このタイミング的にコチラの状況は筒抜け。
居留守を使っても無駄なので、肩を落としたまま玄関に向かう。
「……」
覗き穴から外を見ると……誰だ、コイツら……。
落ち着き無くコチラの方を眺めている女と、腕を組んで立ってる生意気そうな女。
……遥の友達かな?
「開いてますよ」
一応無事を確認した俺は胸を撫で下ろし、ドアの前の二人に呼びかける。
「あ、お邪魔しますー」
「……」
ドアを開け、ゆっくり入ってくる二人の女。
「あ、賢太郎先輩、こんにちわー」
落ち着きの無い方の女がペコリと頭を下げる。
「……あぁ、こんにちは……」
「その顔……ひょっとして私のこと忘れてます?」
知り合いだったのか……?
「菊池七海!遥ちゃんのクラスメイトですよ。春に会いませんでした?」
「……会った……かもしれない……」
「遥ちゃんの言ったとおりだー。ね?亜紀ちゃん?」
生意気な方の女に同意を求める菊池。
亜紀と呼ばれた女は、俺を一瞥して……
「そうね」
……え?この女とは間違いなく初対面だろ……?
「私は、浅野亜紀。七海と一緒に会ってるハズだけど?」
初対面じゃなかった……。
この俺が、いちいち女の名前なんか覚えてられるかよ……。
- 367 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:01:26 ID:lbK9xcMr
- 「あぁ、そりゃ悪かった。で、本日は遥の見舞いですか?」
めんどくさそうだったので、できるだけ浅野の方を見ないように尋ねる。
「あ、はい……それと……」
……浅野の方を見る菊池
「な、何よ!?」
「なんでもないよねー?」
「そ、そう!!なんでもないわよ!!」
「……静かにしてくれ。遥、寝たとこだから」
つーか帰れ……。
「あ、そうなんですか?じゃあ、七海の出番はあんまり無いね」
そう帰れ……ん?
「じゃ、七海は遥ちゃん見てくるから、亜紀ちゃんは……ねぇー!?」
「わ、分かった!分かったわよ!」
「……」
いちいちうるせぇなぁ、こいつら……。
「遥の部屋は分かるよな?」
「はい、もちろん。じゃ、亜紀ちゃん頑張ってねー」
一人で、階段に向かう菊池。
……残された俺と浅野とか言う女……。
「何よ?」
「……」
俺が聞きたいよ……。
「キッチンは?」
「は?」
「キッチンはどこって聞いてるの」
「何故台所に?」
「料理作るに決まってるじゃない」
「……はぁ……」
なるほど、お粥とかを作ってくれるわけだな……。
「台所はここのドア開けて奥。じゃあ、任せよう」
もう付き合ってられない……とっとと消えたい……。
- 368 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:01:58 ID:lbK9xcMr
- そう思いながら、浅野とか言う女に背を向けると
「何処行く気?」
「あ?俺は部屋に……」
「あ、アンタがどっか行っちゃったら鍋とか食器とかの場所が分からないじゃない!!」
……うるせぇ……。
「……何よ?」
「別に……ついてきな」
仕方ない。これも遥のためだ……。
ため息をぐっと堪えて、ドアを押す。
「何が要る?」
と言いつつ土鍋を探してみたり。
「とりあえず深い鍋とフライパンかしら」
ビニール袋を漁りながら答える浅野。
「……何を作るんだ?」
「パスタ。好きでしょ?簡単だし」
「……いや、俺は好きだけど……遥が……」
「え、遥……?」
あっけに取られた顔で俺を見つめる浅野。
「あれ……?遥の食事を作ってくれるんじゃ……?」
「べ、別にアンタのためってわけじゃないからね!?私は七海と遥に頼まれたから……っ!!」
……いちいちゴチャゴチャと……。
大体、恩着せがましいんだよ。
「ならお構いなく。一食抜いたって死にはしないよ」
「……な、何よっ……遥の気遣いを無駄にする気?」
「気にするな。遥と菊池には俺から謝っておく」
「……」
黙ってしまった……。
「……じゃあ、私、帰ります……」
言葉遣いまで変わった……何なんだ、コイツ……。
「あ、あぁ……気をつけて」
意外と呆気ないな。
遥の顔も見てかないのか、結構薄情なんだな……。
- 369 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/13(木) 23:02:48 ID:lbK9xcMr
- ───────────────────────
許可が出たので貼りました。
ネガティブ兄,vsツンデレ編です。
作品を貼るのは四ヶ月ぶり。ネガティブ兄は五ヶ月ぶりになりますか。
時間がたつのは早いな……。
一応今回は前編。後編は又後日にでも。
正直、ネガティブとツンデレは相性が悪い……。
- 370 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/14(金) 07:59:07 ID:XBHYLH8V
- もうそんなにたったのか・・・
wktkしながら待ってますw
- 371 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/15(土) 05:17:07 ID:oJnyVv5w
- おつです!
上に続いてwktkしながら待ってますw
最近、名無しが減ったのでもっと盛り上げていきたいですね
- 372 :月詠 :2008/03/17(月) 04:17:30 ID:IXYLEuLP
- 書いてみる↓
今日の妹は変だ。
言い方を変えると、考え事をしている様に見える。
今朝は、そんなこと無かったので、学校で何かあったのだろう。
少し気になったので、夕食の時に質問をしてみた。
「今日、学校で何かあったのか?」
「………………え?」
返事をするまでに間があった。
これで、疑惑が確信に変わった。
「…………………」
「…………………」
無言で返答を促すが、妹も黙り込んでしまった。
俯き、俺と目を合わせない様にして、なにかを考え込んでいる様に見える。
しばらく静寂が食卓を支配したが、妹は小さく「…………うん。」と呟くと、突然顔をあげ、
「あの!!兄ひゃ…!?」
…………………噛んだ。
その後、食卓には、気まずい空気が流れ、妹は、顔を真っ赤にして、俯いたままだった。
あ〜、聞きそびれたなぁ。
長いので一旦切ります。
- 373 :月詠 :2008/03/17(月) 04:41:07 ID:IXYLEuLP
- 続きです↓。
その日の夜、いつもの癖で、ネット上のおもしろ画像を探していたら、時計の針が、いつの間にか深夜零時を回っていた。
そろそろ寝ようと思い、パソコンの電源を落とした時、控え目なノックの音がした。
「兄さん………おきてる?」ノックの音と同じ、控え目な妹の声。
「ああ、起きてるよ。」
今日、悩んでいた事で、相談をしに来たのだろう。俺は、出来るだけ優しい声で、返事をした。
「…………………」
「どうした?入っていいぞ。」
そう促すが、妹は部屋に入っては来なかった。
そのかわり、もう一度軽くノックをすると、
「いい……ここで話すから。」
と、かろうじて聞き取れる程度の声で呟いて、微かに震える声で話し始めた。
まだ続きます。
- 374 :月詠 :2008/03/17(月) 04:55:44 ID:IXYLEuLP
- ラストです↓
「今日、クラスの友達から、兄さんに、手紙を渡して欲しいって、頼まれたの。」
「手紙…………」
自惚れかもしれないが…………何の手紙かは、想像が出来た。
「ここに置いておくから、後で………出来れば私が寝た後に………読んで。」
その言葉のすぐ後に、弱々しい足音が遠ざかって行った…………。
「俺は、駄目な兄貴で………酷い先輩だな。」
やっぱり手紙は、想像通りの物だった。
俺は、その手紙を、差出人の名前だけ確認して……………読まずに。捨てた。
長かったです。なんかすみませんでした。
- 375 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/17(月) 16:58:54 ID:uKqoTs09
- >>369
面白かったわ。
続き希望。
- 376 :童貞 :2008/03/18(火) 21:09:24 ID:oj2dmu9B
- 取りあえず義妹で〇〇兄と呼んでくれるなら
- 377 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:45:50 ID:H8SB01hW
- 「入るよ?」
「あ、はい……」
ドアの向こうに声をかけると、菊池の囁くような声が向こうから。
「ぐっすり眠ってますよ」
「そう……ありがと」
勉強机の椅子に座り、遥の寝顔を眺める。
「早かったですねー。もうお昼食べました?」
「いや、まだ」
「じゃあ、亜紀ちゃんまだ作ってるんですね」
「いや、帰らせた」
「はっ!?何ですっ!?」
「いや……嫌なやつに無理矢理料理作らせることも無いんだぞ?別に買ってくれば良いわけだし……」
「え?」
「いや、遥達に頼まれたから嫌々……みたいなこと言ってたし。だから帰ってもいいって……」
俺が言い終わると、菊池は何故か肩を落として……。
「……最悪の組み合わせ……」
「何が?」
「先輩はさすがですねぇ……」
「え?」
俺が聞き返す間もなく、
「亜紀ちゃん呼んできます」
「何で?」
「えーっと……私のお昼を作ってもらいませんと」
……ウチで飯食う気だったのかよ!?
「あ、そう……?じゃあ、行って来な」
「はい。先輩は遥ちゃんをよろしく」
「あぁ」
携帯電話を取り出し、スタスタと出て行く菊池を見送る。
- 378 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:46:22 ID:H8SB01hW
- ドアが閉まり、しばらく何も考えずにじっとしていると。
「あ、亜紀ちゃん!?何してんの!?」
ドアの向こうから聞こえる菊池の怒声……。
……聞こえてるって……。
「でも、亜紀ちゃんだってあれは知ってるでしょ!?」
聞いちゃいけないんだけど聞こえてくる……。
どうすりゃいいんだ……つーか、ストレス……。
「うん。大丈夫だって。うん。じゃあ待ってるね」
終わったみたいだな……。
ドアの向こうに意識を集中すると、
「お待たせしましたー」
何食わぬ顔で入ってくる菊池。
「何だって?」
「来させますよー」
「そう……」
「あ、先輩?」
「ん?」
「ツンデレって知ってます?」
「……まぁ、言葉の意味くらいなら」
要するに関わりたくないタイプの 性 別 ということだ。
「知ってるんだ……」
意外。とでも言いたげな……。
「どう思います?」
「いや……別に俺には関係ないし」
「そうでもないんですよねー」
「は?」
「ま、とにかく。そういうことなら良いです。そういう人もいるってことですよ」
「はぁ……」
いや、さすがに無いだろう……。
- 379 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:46:54 ID:H8SB01hW
- ドン引きしながら遥の寝顔を眺めていると
ピンポーン
玄関のベルが再び鳴る。
あぁ……女子濃度がまた上がる……。
「今度は私が行きましょうか」
ゆっくりと立ち上がる菊池。
彼女を少し見上げながら、
「頼む」
「いいえー。じゃあ、しばらくお待ちを」
ドアから出て行く。
階段を下りていく。
何か話している。
……聞こえない。
「ヒマだなー、俺……」
遥の顔をチラと見る。
……なんであんな厄介者たちと友達なんだか。
腹減ってきたな……。
「あ、あの……」
ドアの向こうから聞こえる声に以上に驚く俺。
なんだ、浅野か……って、浅野のほうかよ!?
「な、何か?」
「食事……よかったら……食べなさいよ」
ドアを開けて入ってきた浅野は、纏っているオーラが違う……。
……怖っ……毒か!?毒なのか!?
「あ、ありがと……」
とりあえず丁重に受け取る。
でもこれ、どうしよう……。
- 380 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:47:28 ID:H8SB01hW
- 「……」
「……何か!?」
「あの……先輩……」
「は、はい?」
情けなっ……。
「さっきは……ゴメン……」
「えっ……あっと……」
何、何何何何っ!?
「私……ホントは……先輩のこと……」
「……」
え、何この不愉快なノリはっ!?
「先輩のこと……」
口を開く浅野。
……しかし、今日の俺は珍しく運がいい……。
「ん……ぅん……」
ベッドで小さな声がしたかと思うと、我が家のお嬢様が目を覚ます。
お嬢様はキョロキョロとあたりを見回して
「あ……あれ……邪魔しちゃった……?」
「ななな、なんでもないのよっ!!遥!!」
「え……だって今お兄ちゃんに告h……」
「してないっ!!してないんだからねっ!?」
騒がしい遥と浅野の会話。
- 381 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/19(水) 22:48:00 ID:H8SB01hW
- 俺はそれをすっぱり遮って、
「遥、調子は良いのか?」
「あ、うん。寝たらだいぶラクになったよ、お兄ちゃん」
穏やかに微笑む遥。
俺は遥の額に手を乗せて
「熱も大分引いてきたみたいだな。食欲は?」
「……少し」
恥ずかしそうに俯きながら答える。
「ゼリーを冷やしてあるんだ。持ってくるよ」
「うん、ありがとう。お兄ちゃん」
遥の笑顔を見届けると、俺は遥の部屋を後にする。
───────────────────────
「やっぱ遥ちゃんには敵わないね」
「七海……私は……あきらめないんだからねっ……」
「まずは先輩にツンデレの魅力を知ってもらわないとねー」
「わ、私はそんなつもりじゃ……」
「でもねー、ライバルは多いんだよー。今野あきらにー、宮原先輩にー」
「頑張ってみせるもん……」
そんな二人の会話など知る由も無く。
今日はお嬢様の従者になる俺。……あぁ、なんかこのポジションしっくり来るなぁ……。
───────────────────────
ネガティブ兄,vsツンデレ編の後編。
このキャラを、僕自身が随分気に入っているのでしばらくはこのネガティブ兄で行きたいなと。
次は、クール娘と絡ませたいと計画中です。
えーっと……あまり大きな口で言えた義理ではないですが、
出来れば、このスレはsage進行でのんびり行きたいなと……。
- 382 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/22(土) 01:31:49 ID:s8XJc4CU
- GJ!!
何か姉スレが最近少し活気付いてきましたね。
- 383 :真性姉好き :2008/03/22(土) 19:11:57 ID:i2+BBVOm
- 姉属性はブームにこそ、ならんが。人気自体は、根強いからな。
- 384 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/23(日) 03:00:54 ID:jxsMInWM
- このスレももっと盛り上がって欲しい
- 385 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/23(日) 03:06:01 ID:TV92UMOc
- 妹「私はお兄ちゃんの所有物だから・・・・・好きに使っていいよ?」
- 386 :長い物には巻かれろ :2008/03/25(火) 04:45:12 ID:pw6bWqFv
- >>385
それはむしろ姉に言われたいな。
「私は○○○のお姉ちゃんだから………○○○のしたい事…………させてあげる。」
って、感じで。
妹スレでしたね。スレ違いでスイマセン。
- 387 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/25(火) 04:52:17 ID:pw6bWqFv
- sage忘れてました。
- 388 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/25(火) 05:16:34 ID:yrBigHrX
- >>386
うわっ高っ
お兄ちゃんの目線って、こんな風に見えるんだね
- 389 :No.2 :2008/03/25(火) 21:43:27 ID:PcgBdz1M
-
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≧_ノ __ノ))三= _..、'、"^^^ \ ! }'
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\( ,'.. /
- 390 :長い物に巻かれた :2008/03/26(水) 01:30:25 ID:j0FL0QVJ
- 妹かぁ
長女、長男、次女。という三人姉弟。
長女は弟達に対して優しく接し。
長男は姉を支えていき、妹を可愛がった。
次女はそんな二人が大好きで、いつも二人にくっついてまわっていた。
仲の良い三人だったが、成長していくに従って、少しづつ関係が代わっていく。長女は長男を特に可愛がる様になり、長男もその愛情に応えた。
次女は兄に対して、男性としての好意を抱く様になるが、同時に周囲の目も気になり始め、少しだけ距離を置く様になり。「お兄ちゃん」から「兄さん」へと呼び方も変えた。
↑という設定で、
仲良く並んで歩く姉と兄の背中を、切なそうに見つめながら、
「少しは私の方も見てよ………お兄ちゃん。」
……………orz
- 391 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 01:35:54 ID:UGRQLyGX
- その設定でSS化を希望!
- 392 :長い物に巻かれた :2008/03/26(水) 22:11:22 ID:j0FL0QVJ
- >>391
SS………SSかぁ。
「ほら。」
差し出された小さな手。
向けられたのは、大好きな二人の優しい微笑み。
(あぁ………夢か。)
そう、これは過去の夢。
姉さん達についてまわっていた頃の、幼い記憶。
「お兄ちゃん………」
そう言って、記憶の中の私は、差し出された手をとる。
小さくって頼りないけれど、温かくって、優しくて………安心できる手。
この夢は………記憶。
初恋の始まりの記憶。
これから積み重ねていく想いの………最初のひと欠片。
「…………大好きだよ。」
ーーーーー・ーーーーーー出だしだけ書いてみたけど、難しいです。
- 393 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 22:28:32 ID:pfa3x3jf
- >>392
乙、そして、実はこれだけでも十分完結してますよ。
足りない分は想像で補わせるのもありですから。
- 394 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/26(水) 22:35:33 ID:UGRQLyGX
- これは!
姉妹両方のエピソードが楽しめそうで何かワクワクしてきたぞぉ!(悟空)
続きも待ってます
- 395 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 19:01:04 ID:Q+CAjd1u
- >>394
続きっすか。
ゆさゆさ
ゆさゆさ
心地よいリズムで体が揺さぶられている。
私はおそらく寝ていたのだろう。意識が少しづつ覚醒していくのが分かる。
「……きて、…起きて。」
柔らかい、優しい声が聞こえる。聞き慣れた声、自分にとって、最も近しい人間の内の一人。
「おねえ………ちゃん?」
ぴたっ
与えられていた、心地良いリズムが止まる。それが引き金となり、意識が急激に覚醒していく。
「うぅん。」
少々間の抜けた声を発し、体を起こし、目をあける。
「………姉さん。」
目の前にいる人物に声を掛ける。
整った顔立ち、綺麗な長い黒髪、大人びた雰囲気に、少女のあどけなさを垣間見せる、矛盾した美………御国 桜(みくに さくら)、私の姉。
「……………」
姉さんは、黙って私を見つめていた。真摯な表情で、不覚にも、見とれてしまうぐらいに美しい瞳で、瞬きもせずに。
「………雪華」
名を呼ばれ、緊張してしまう。
周囲の全てが、姉だけに注目しているような、姉以外、発言を禁止されているような………そんな、緊張感。
「もう一回……………お姉ちゃんって呼んで!!」
を、当の本人がぶち壊した。
ーーーーー・ーーーーー
とりあえず、出来たとこまで貼った感じです。
最近、遊星さんとか、見ないですけど、居ないんでしょうか?
- 396 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/27(木) 21:31:32 ID:QAzrPEUb
- 酷いや……。この雰囲気で、僕が出る幕なんてどこにもないじゃない……w
- 397 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 22:08:53 ID:Q+CAjd1u
- >>396
いえ、遊星さんが貼ってくれれば、みんな食いつきますよ(勿論自分も)。
そうすれば自分も、ひっそりと観客に回れますから。
- 398 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :2008/03/27(木) 22:26:29 ID:QAzrPEUb
- 少なくとも職人様が作品を貼ってくれる今は需要が無いでしょう……あくまで、僕は前座ですからね。
また、人が少なくなればこっそりと貼って……という感じでいこうかなと。
- 399 :長い物に巻かれた :2008/03/27(木) 22:39:42 ID:Q+CAjd1u
- >>398
少なくとも、自分は職人では無いかと。
SS書くのも、今回が初めてですし。
- 400 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/28(金) 01:57:04 ID:A+oOaC8n
- なぁ、バレてるぜ。
- 401 :名無しくん、、、好きです。。。 :2008/03/28(金) 01:58:06 ID:OG0HIapx
- >>長い物に巻かれたさん
グッジョブ!まったり待っとりますので続きもヨロっす!
>>遊星さん
このスレは今でも十分に人すくないかと……w
- 402 :長い物に巻かれた :2008/03/28(金) 05:46:15 ID:MKLY7ZMa
- とりあえず自己責任という事で、390のシチュは、書ききる事にします。
ズザザザザッ!!
周囲からの、盛大に転んだような音で我にかえる。
「……昔は…おねえ…」
冷静になって、周りに目を向けてみると………
「でも………最近……」
どう見ても学校だった。
先程の音は、『ような』 では無く、実際に周囲の人間が転んだ音だったらしい。
「……だから………」
記憶をたどってみると、六時限目の途中から眠ってしまっていたらしい。
つまり、今は放課後。姉さんは私に用があって、訪ねて来たのだろう。
「という訳で、もう一回、お姉ちゃんって呼んで欲しいの。」
…………………………。
「あの、姉さん。いきなり結論から言われても。」
「…………聞いてなかったのね。」
姉さんが、ものすごくショックを受けたという顔をする。どうやら、途中を聞き逃していたらしい。
「とりあえず、一回だけでいいから、お姉ちゃんって」
「用件はなんですか?姉さん。」
「だから、おねえ」
「用件はなんですか?姉さん。」
「おね」
「用件はなんですか?姉さん。」
「………………。」
姉さんは一瞬だけ、絶望したような(余命三ヶ月と宣告された、末期ガンの患者のような)顔をしたが、すぐにいつもの表情に戻り、訪ねて来た理由を話しはじめた。
- 403 :長い物に巻かれた :2008/03/28(金) 19:35:27 ID:MKLY7ZMa
- 「今日、お母さんの帰りが遅くなるらしいの。」
「そういえば………朝、そんな事を、言ってましたね。」
「そうなの。だから、今日の夕飯は、外食で済ませようとおもって。」
「そうですか。兄さんには、もう伝えたんですか?」
「まだだよ、紅葉は、これから誘おうと思って。」
そう言った一瞬、姉さんの声が微かに弾む。
紅葉……御国 紅葉(みくに くれは)、御国家の長男で私の兄、姉さんからすると弟。
そして、私の……
「すみませんが、私は無理です。友達と帰る約束をしてしまっているので。」
「そうなの?残念だけど、それじゃあ仕方ないね。」
そう言って、姉さんは本当に残念そうな顔をする。
その顔に、少し罪悪感を感じながら、私は帰る約束をしている友達に声をかけた。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
「しかし、桜先輩も相変わらずだよね。」
帰りに寄った喫茶店で、休憩している時、友達……由佳が突然、そうきりだした。
「相変わらず?」
「うん、悪く言っちゃえば、姉馬鹿っていうか。
私にも姉がいるけど、あんなに仲良くはないよ?」
「姉さんは………昔から変わっていませんから。」
「あー、そんな感じだよねー。」
(………違う。)
心の中で、自分の言葉を否定する。
姉さんは、昔と同じように見えて、昔とは違う。
おそらく、自分に訪れた変化と同じ変化が、姉さんにも訪れている。
御国 紅葉を………異性として認識し始めたという、変化が………。
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