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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 189 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/01 21:36:36 ID:sfgSwPv+
- >>188
お前さんも空気が読めてないねぇ
- 190 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 21:48:05 ID:2AhLtcbX
- まかしとけ。
- 191 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:01:55 ID:Scc2m7Vc
- やっとです。やっとできました・・・
かなりむちゃくちゃな内容のSSですが完成しました・・・
何回も書き直しましたがここらがもう僕の精一杯でした。
あとは内容に何かのパクリが入っていない事を祈ってます・・・
一応、妹の名前だけは決まっています。
「彩音(あやね)」です。
ありふれた内容すぎてちっとも萌えませんが
萌えなさ、つまらなさには「自信有り」です。
ちょっと下ネタ爆発気味ですので
下ネタ嫌いなお方は読み飛ばして頂いて構わないです。
ただエロは無いのでご安心ください。
どちらかと言うとお約束チックな感じでしょうか・・・?
読みにくく、無駄に長いですが投下させて頂きます。
- 192 :1黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:04:52 ID:Scc2m7Vc
-
朝。
兄 「・ぐー・・・」
妹 「お兄ちゃーんっ!朝だよぉー!起きてー!」
誰かの声に起こされ目が覚める。まだ眠いのに・・・
兄 「・・・ん〜・・?」
妹 「お兄ちゃん朝だよ?ほら〜起きてよぉ〜」
兄 「・・うるせーなぁ・・もう少し寝させてくれよ・・休みなんだしさぁ・・・」
俺は休みの日の前日は目覚ましのセットをしない。
勝手に目が覚めるまで寝ていたいからです。
妹 「こ〜んなに良い天気なのに〜♪」
と言い、閉まっていたカーテンを彩音がいきなり開ける。
兄 「(うわッ!まぶしーッ!!)」
クソ眩しい太陽の光が俺の目を直撃する。
妹 「ねぇお兄ちゃんっ」
兄 「あ?」
妹 「私ね、今日お兄ちゃんと行きたいところあるんだ〜♪一緒に行ってくれる?」
兄 「やだね(即答)」
妹 「あーんっ そう言うと思った!」
兄 「俺は寝るんだ。行きたきゃ1人で行けよ」
妹 「1人で行っても意味ないもん・・・」
兄 「じゃあ友達と行けば良いだろが」
妹 「お兄ちゃんとじゃなきゃ駄目なのっ!」
兄 「俺は今日は一日寝ていると昨日から決めてたんだ。寝るぞ」
彩音に背を向けるように横に寝返りをうつ。
妹 「ねぇ行こうよぉ〜」
そう言いながら俺の肩を揺さぶってくる。
- 193 :2黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:07:49 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「俺は寝るのだ。せっかくだから理由教えてやる
昨日、夜中ずっとゲームやってたから眠いのだよ」
妹 「そんなの理由にならないよぉ」
兄 「十分理由になるだろ。また今度一緒に行ってやるよ」
妹 「どうしても今日行きたいの〜っ!」
兄 「わがまま言うな」
妹 「・・・む・・どうしても一緒に行ってくれないんだね?
ならこっちにもお兄ちゃんを起こすための秘策があるよ?」
兄 「何をする気か知ら――」
妹 「ふーーっ」(兄の耳に息を吹きかける)
兄 「!!!」
言葉を喋り終える前にその秘策とやらをモロに食らってしまった・・・
兄 「やめろアホッ!!鳥肌立つだろが!!」
妹 「あはははっ 目覚めた〜?」
兄 「覚めるか!!寝る!!」
妹 「・・・む・・しぶといね・・じゃあ次の秘策っ」
今度は俺の枕もとにスタスタ歩いてきた。
兄 「(今度は何する気だ・・・)」
妹 「妖怪っ!まくら返し〜!!」
声が聞こえたと思ったらいきなり枕をすっこ抜かれた。
兄 「うげっ!」
突然だったので俺の頭は重力に逆らうことが出来ず下布団に「ボスッ」っと、
まあ下は布団だから痛く無いけどさ、
兄 「枕返せ!!」
妹 「あっ」
ベッドから起き上がり枕を奪い返す。
- 194 :3黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:10:07 ID:Scc2m7Vc
- もと有った場所に戻し再び寝る。
妹 「まだまだっ!終わらないよ〜っ!」
今度は足元に走って行く。足の裏をくすぐる気だろうか
兄 「(何のセリフだ・・・つーかえらくしつこいな・・・)」
ふと、今日が何かの日である事に気がついた。
兄 「(はて、今日何の日だったっけ・・・?何かあったかな・・・?)」
妹 「彩音自己流!スーパーどっかーんプレスーッ!!」
何の日かを思い出してる間に次の秘策とやらが俺を襲う。
兄 「(プレス技かーッ!いやその前に何だそのネーミングセンスはッ!)」
何か良い防御策はっ!?と思った瞬間、
妹 「わっ!!」
兄 「!?(何だ?)」
ベッドに飛び乗ろうとした彩音の足に何かがひっかかる。
転びそうになりながらとっさに手と膝を下につく。
ムニュッ
兄 「うおッ!!(ナニーーッ!?)」
妹 「・・え・・・っ? 」
自分の手の下にあるモノに気がつく。
妹 「(こ・・・これって・・・・・)」
掛け布団が割と薄かったからか、すぐにわかった。
今自分の手がさわってるモノが兄の体のどこの部分なのかを・・・
兄 「・・あの〜彩音さん?・・・今キミの手の下にあるモノ、俺の――」
妹 「わーーーーーーッ!!!ゴ、ご、ゴ、ゴメんナさイッッ!!!!」
ものすごい勢いでベッドから飛び退く。
- 195 :4黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:12:52 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「(いや、そんなにものすごい勢いで飛び退かんでも・・・)」
一時沈黙する二人
妹 「・・・(ど・・どうしようっ・・・えっと・・えっと・・っ)
兄 「・・・(ははっ・・朝特有の現象が今日は起きてなくてある意味助かったぜ・・・)
妹 「あ・・あの・・・えっと・・その・・・・」
顔を真っ赤にしながら うつむいて もじもじしている彩音。
兄 「(おいおい、何でそんなに真っ赤になってんだよ・・・w)」
そりゃ俺もビックリはしたけどさぁ、
兄 「(ウブいなァ・・・コイツ・・・w)」
そんな彩音を見てたら何か妙に笑えてきた。
兄 「ハハハッ」
妹 「お兄ちゃん・・・?」
兄 「(面白いから少しからかってやろっかな)」
兄 「おまえ、今のわざと触ったんじゃね〜の?w」
妹 「ち、ちがうよっ!わざとじゃないよっ!コードに足が引っかかってそれで――!」
聞いた所によると、「スーパーどっかーんプレス」とやらをキメようとして飛んだ時、
横に置いてあったテレビの電源コードに足が引っかかってコケたらしい。
そんでとっさに手をついたところが俺の急所の上だったってワケね・・・
兄 「ほうほう、なるほどね。キミはあれは事故だったって言いたいのかな?」
妹 「うん・・・」
兄 「だけどさぁ、普通こうも都合よくココに手がくるかなぁ?モロだったぜ?w」
妹 「そんなこと言われても・・・たまたまそこに手がきちゃったから・・・」
兄 「「タマ」だけに「たまたま」ってか!?ははははっ!こりゃいいや!w」
- 196 :5黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:16:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「しょうがないじゃないっ!本当にわざとやったんじゃないんだもんっ!」
さすがに怒ったのか、でかい声で怒鳴られる。
兄 「(ぷくくw 面白えよコイツw じゃあこれはどうだ?)」
兄 「わるいわるい、信じるよ。でもさ、俺だけ触られたままってのは不公平じゃない?」
妹 「えっ・・・?」
兄 「じゃあこうしようぜ?お互い公平にするために俺はお前の「乳」をさわる。」
妹 「え・・・えーーーッ!?な、何言ってるのっ?!そんなのダメっ!」
あわてて腕で胸を隠すようにしながら後ろにあとずさる。
兄 「チッ、何で?何で触ったら駄目なの?」
妹 「何でって・・・だって・・っ 恥ずかしいもん・・・・っ」
兄 「お前は俺のに触っただろ」
妹 「でもあれはさわろうと思ってさわった訳じゃなくて・・・」
兄 「あーあ、俺ショックだぜ。
まさかお前に「触んじゃねえよ!キモイんだよ!」なんて言われるなんて・・・」
妹 「私そんな事一言も言ってないよっ!?」
兄 「ほんとかよ・・・?」
妹 「ほんとに言ってないよっ!」
兄 「ふーん・・・」
兄 「(そろそろ止めとくかな・・・これ以上やるとセクハラで訴えられかねん。)」
妹 「・・・・わかった・・」
胸を隠すようにしていた腕をゆっくりとおろす彩音。
兄 「ん?何が?」
考え事をしていて聞いてなかった。
妹 「ちょっとなら・・いいよ・・・?」
兄 「だから何が?」
- 197 :6黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:20:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「え?・・だ・・だから・・・私の・・ここを・・・」
そう言いながら胸に手をあてる彩音。
兄 「は!?(なんとぉーーーーーーーーーッ!!!)」
妹 「でもちょっとだけだよ・・? ほんのちょっとだけだからね・・・?」
お、おいおいっ!マジか!?マジでいいのか!?
お前俺に触られるのイヤじゃないのか?!どうなの!?
いや、でもこれは物凄くおいしい状況じゃないのかっ!
ここで触らなきゃ男がすたるぞっ!
でもこいつは妹だぞ!?でも本心はさわりたいっ!!
それ以前に何で俺こんなにドキドキしてんだってっ!
ごくっと唾をのむ俺。
無意識に彩音の方へ右手がのびる。
兄 「(うおおっ!いかん!!手が勝手にィッ!!)」
慌ててもう片方の手で右手を抑える。
チラッっと妹の方を見る。
少し不安そうな、モノ欲しそうな(ォィ、目をして俺を待っている彩音。
兄 「(そんな目で俺を見るなァーーーッ!!触るだけじゃすまなくなるぞォーーッ!!)」
ふと何かのセリフが頭をよぎる。
「私の愛馬は凶暴です。」 違う!凶暴になってどうする!!今は静まれ!!
「静まれ黒王!!」 そうだ!静まれ!静まるのだ俺!!
「ガハハ!ワシの馬は凶暴じゃぞ!!」 ・・・・東方不敗?
- 198 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:21:19 ID:WTopcGga
- (゚∀゚)b
- 199 :7黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:23:14 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「・・・」(腕を抑えながら無言でうつむいている)
妹 「・・・(ど、どうしたのかな・・・? お兄ちゃん・・・)」
兄 「は、はははははっ!」
妹 「・・・?」
兄 「な〜に言ってんだよお前〜っ あんなの冗談に決まってんだろ〜!ははは」
すげー根性無しだな俺・・・
妹 「・・・あ・・じょ、冗談だったんだ・・・・」
少しホッとしたような、残念そうな(ォィ、顔をする。
妹 「もお〜っ お兄ちゃんそうゆういじわるはやめてよぉ〜っ」
兄 「わるいわるい!」
妹 「すっごく恥ずかしかったんだからねっ?」
兄 「悪かったよ。俺と行きたい所あるんだろ?いじわるしたお詫びに一緒に行ってやるよ」
妹 「ほんと!?わーいっ!」
兄 「(わーいって・・・子供みたいな奴だな・・・)」
兄 「まあ今日はお前の「誕生日」だしな。一日付き合ってやるよ」
妹 「えっ・・・?」
兄 「あれ・・?違ったか? (しまった!違ったのか!?)」
妹 「あ、ううん・・あってるよ・・・覚えててくれたんだね・・・」
兄 「ま、まあな」
本当はついさっきまで忘れてたんだけどその事は言わないでおこう・・・
妹 「お兄ちゃん、私の誕生日なんかもう忘れちゃってると思ってた・・・」
兄 「そりゃ覚えてるだろよ (ウソです。すみません)」
妹 「うん。ごめんね」
兄 「でもさ、何で今日が自分の誕生日だって言わなかったんだよ?
本当に忘れてたら分からない所だったぞ?(本当は忘れてました。ごめんなさい)」
- 200 :8黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:26:17 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「うん・・もし忘れちゃってるなら・・・私が言う前に思い出してほしかったから・・・」
兄 「なぜに?(思い出せて良かった・・・)」
妹 「なんでかな・・・? わかんない・・・けどそうしたかったの・・・」
兄 「ふ〜ん・・・・あ!」
誕生日といえば欠かせない物を用意していなかった事に気づく。
妹 「? なに?」
兄 「すまん、プレゼントまだ買ってないや・・・何か好きなの買ってやるよ」
妹 「いいよ♪プレゼント無くてもっ」
兄 「いや、でもさ、」
妹 「お兄ちゃんお金あんまりないでしょ?」
兄 「そりゃたしかに今、金欠だけど・・・」
妹 「今日一日お兄ちゃんが一緒にいてくれる事・・・
それが私にとってはもうプレゼントなんだから・・・・ね?」
頬を赤く染めながら少し恥ずかしそうに少女は言う。
兄 「な、何だそれは・・・・っ (か・・かわいい・・・っ)」
つーか何だこの甘ったるい空気は!
この甘ったるい変な空間から脱出するため話をかえる。
兄 「そ、そんで、お前どこに行きたいんだよ?」
妹 「あ、そう言えばまだ言ってなかったね」
兄 「おう。何も聞いてない。(何処に連れて行かれるのか・・・)」
妹 「ケーキ食べに行くのっ♪」
兄 「ケ、ケーキだぁ?!食べに行くのか!?買ってくるんじゃなくて?!」
- 201 :9黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:28:52 ID:Scc2m7Vc
- 朝っぱらからケーキか・・・笑えねぇなぁ・・・・
まあ誕生日と言えばケーキだし、しゃあねえか・・・
妹 「すっごくおいしいって評判のお店があるのっ
そのお店のチョコレートケーキ、お兄ちゃんと一緒に食べたいなぁ〜って」
ケーキなんてどこも同じ味じゃないのか?知らんけど・・・
まあケーキのお金は俺が出してやるか・・・
兄 「わかったよ。今日一日お前に付き合ってやるって決めたからな、行ってやるよ」
妹 「わーいっ ありがと〜っ♪」
--------------------------------------------------------------------------------
友達に聞いたうわさ話なんだけど
そのお店にあるとくべつなチョコレートケーキを
自分の誕生日の日に好きな人と二人で食べると
ぜったいに切れることの無い「運命の赤い糸」で二人は結ばれるって・・・
その話・・・本当だったらいいな・・・・
--------------------------------------------------------------------------------
END
- 202 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:33:02 ID:Scc2m7Vc
- --------------------------------------------------------------------------------
おまけ:上の妹のセリフに兄が思う事。
兄 「お前それケーキ屋の戦略に完全にハマってるよ・・・」
以上、兄の鋭いツッコミでした。
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ああ、ぜんぜん萌えません。
話が低レベルすぎますね。
意味もなくただひたすらに長いです。
「短くまとめろよっ!」って感じです。
文章の書き方も小学生低学年レベルです。
ラブラブな話がまったく書けません。
それでも不思議とけっこう楽しかったです。
また何か書きたいですね〜
ネタ浮かばないですけどね・・・
何よりカブるのが怖い・・・
では僕はそろそろ旅に出ます。
これと言ってアテも無い旅に・・・
風の向くまま、気の向くままに・・・
- 203 :あなたの知ってるサ :05/02/01 23:35:53 ID:AiQ9sbrd
- 乙です!紫…黄昏さん!
いい話でしたよ!
エロくないって割りには微エロでしたし〜
東方不敗キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
次も期待してますよ!
- 204 :セ愛 :05/02/01 23:37:49 ID:2AhLtcbX
- まぁぶっちゃけ
いいんじゃないか?
- 205 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:38:38 ID:ALwQZwaE
- まぁ…。
情景描写・心理描写が少なく、誰のセリフであるのかを記述している点から
SSというよりは台本と言ったほうがいいのかも…というのはここのSS全てに対して言えますが
情景描写・心理描写を使って話者を示すのが真のSSだと漏れは思う。
でも…萌えるからどうでもイイヤ。
- 206 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:41:54 ID:2AhLtcbX
- >>205
それだと長くなり杉るからむりぽだな
2chSSってこういうのがスタンダードじゃないのか?
まぁ、最後の行は文句無いな
- 207 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:43:05 ID:Scc2m7Vc
- うおおーーっ
みなさまに読んで頂けて嬉しいですぞーっ!
アドバイスありがとうございますぅーーっ!
- 208 :205 :05/02/01 23:45:59 ID:HC+b9O7g
- まぁ、そもそもスレのタイトルが「〜〜セリフ」だからな。
こういう文体でもOKというかこういう文体にすべきだな。スマソ
- 209 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 00:08:28 ID:XluoauD7
- >>208
え?そういう文体でないとマズイすか?
- 210 :208 :05/02/02 00:39:42 ID:YknvCkDP
- マズイというか…このスレは「セリフ」を述べるスレなのでそもそもSSはスレ違いなんぢゃないか…
と思ってたりしますが、萌えるので、もうどうでもイイ。
萌えるセリフ、萌えるSS。どんどん張ってほすぃ。
- 211 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 00:41:51 ID:AnBffyzk
- 単品の台詞なら、もうネタ切れなんじゃ?
- 212 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 01:04:26 ID:cc4sW4at
- むしろその後のケーキ食いに行く話を読みたいと思うのは俺だけですか?
- 213 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 01:35:37 ID:5ocJNdbp
- できればベットインまで…へぶしっ!
(´Д(⊂(`∀´#)
- 214 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 11:42:37 ID:naICWNTk
- 黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU=糞ss職人晒しage!
ハハハ イキデキネーヨ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ハライテ- ゲラゲラ
( ´∀`) < わははは ∧_∧ 〃´⌒ヽ モウ カンベン
. ( つ ⊂ ) \_______ (´∀` ,,)、 ( _ ;) シテクダサイ
.) ) ) ○ ∧_∧ ,, へ,, へ⊂), _(∨ ∨ )_ ∧_∧ ○,
(__)_) ⊂ ´⌒つ´∀`)つ (_(__)_丿 し ̄ ̄し ⊂(´∀`⊂ ⌒ヽつ
タッテ ラレネーヨ
- 215 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 13:11:07 ID:Dpk1+wzI
- なにこのスレ・・・・・
「ですぅ」はよせ。
- 216 :ROMの一人 :05/02/02 22:24:17 ID:AnBffyzk
- 一人で頑張ってるねぇ
俺がなまあったかく見守っててやるから安心品、嵐君、誤爆君。
- 217 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 00:33:34 ID:WUZTKEQ2
- >>192-202
おお、いつの間にか・・・乙可憐。
いいな、コレ・・・・。
ってか長さならおれの勝ち。 前後編とか・・・・。 ('A`)
- 218 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 02:43:07 ID:UIxMIfO0
- 荒らしのフリをする必要はないのですぅ
素直に萌えたら良いのですよ、お兄様♪
- 219 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:43:38 ID:F+L5xuGr
- 「ご、ごちそうさまでした……」
俺の妹、沙耶が小さな小さな声で言った。
そして焦るように、テーブルからはなれようとする沙耶。
俺は沙耶の食べ終えた食器を片付けようとすると……
「おい、沙耶!!」
「はわっ!?」
「またタマネギ残したなー?」
「だってぇ……美味しくないんだもん……」
「んー……そんなに変な味かなぁ……」
つーか、そんなに味を感じる食べ物じゃないと思うけど……。
ま、嫌いなやつは嫌いなんだよな……。
「好き嫌いすると大きくなれないぞ?」
「い、いいもん!!」
「そうかそうか。沙耶は冷蔵庫の高いところに手の届かない人生を送りたいんだな……」
「そ、それは……」
「俺に頭の上をずっと見られている人生が良いんだな」
「……」
これだけなのに沙耶は泣きそうになる。そして……
「おにぃちゃん……サヤ……大きくなりたいよ……」
「じゃあタマネギ食べる?」
「それもイヤだよぅ……」
「鼻を摘んで食べたら?」
「う、うん……そうするよ」
力なく言って、箸を持ち、小さな切れ端を一つ掴む。
「う……うぅーー!!」
どうやら覚悟が決められないようで、呻き声を発しながら、手を曲げたり伸ばしたり……。
「目も閉じたら?」
「う……うん……」
俺の言うとおり目を固く閉じて、また腕の伸縮運動を始める沙耶。
まったく……見ておれんな……。
- 220 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:45:06 ID:F+L5xuGr
- とうとう歯がゆくなってきた俺は応援するつもりで、沙耶の左手を強く握る。
「わわっ!?」
そんなに驚いたのだろうか。沙耶が慌てて目を開けて俺を見た。
「頑張れよ」
俺はしゃがんで沙耶と目の高さを合わせて、沙耶を励ます。
「う、うんっ!!」
沙耶はまた目を閉じ、タマネギと格闘。
そして、箸が唇まで数センチのところまで迫って……
「はむ……」
小さなタマネギが小さな沙耶の口の中に消える。
「うし。噛まずに飲み込め」
「う、うん」
見てる俺が苦さを感じるぐらい、苦しそうな表情でタマネギを飲み込む沙耶。
「おぉ。よくやったな」
「お、おにぃちゃぁん!!タマネギ、食べれたよ!!」
沙耶は俺と繋がった手をブンブンと振る。
「ああ、沙耶は偉いな」
「ホント?サヤ、エラい!?」
「あぁ」
「えへへ……」
嬉しいとき、沙耶はこうして頭を前に傾ける。
まぁつまり、撫でろ。ということだ。
別に減るモンでもないないから、こういうときは沙耶の頭を優しく撫でてやる。
「へへ……」
少しくすぐったそうに沙耶が笑った。
笑う声に合わせて、沙耶の髪の毛が揺れる。
「ねぇねぇ!!おにぃちゃん!!沙耶、大きくなれるかなぁー?」
- 221 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:46:21 ID:F+L5xuGr
- 「あぁ。……ん?さっきより大きくなったんじゃないか?」
「ほ、ホント!?」
「かもな」
「わーい!!」
ピョコピョコ跳ね回りながら、喜びを表現する沙耶。
……ま、ガキっぽくても、こういう純粋なところが沙耶のいい所だ。
「サヤ、おにぃちゃんより大きくなっちゃうかもしれないよ!?」
「そりゃ楽しみだな」
「うん。その時はサヤ、おにぃちゃんとオニアイだよ?」
「ん?何か言ったか?」
「えへへっ。何でもないよー!!」
「秘密か?」
「う、うん!!おにぃちゃんには絶対教えないよ!!」
「そういう態度をとる悪い娘には……こうだ!!」
対沙耶用お仕置き、『ツインテール引っ張り』発動。
それほど痛くないように力を加減しているが、相当ウザいことは請け合いだ!!
「わわっ!?おにぃちゃん、やめてよぉー!!」
「止めん!!レベルアップだ!!」
「わわわわわわぁっ!!」
沙耶は小さいほうが可愛いと思う。
大きくなりたいっていう沙耶の気持ちも分かるけど、妹に身長抜かされるのは嫌だしなぁ……。
───────────────────────
♪嵐がいるぞ 沢山いるぞ ぞぞ そそ そそそそぞぞそそ蘇我入鹿♪
今回は沙耶のSS……じゃなくて台本。
ちょっと、>205の野郎……じゃなくて、>205さんに挑戦してみた……まぁ、慣れないことはするもんじゃないね。
つーか、未来みたいなのばっか書いてると、こういうロリーな妹も書きたくなってくるんです。
……って言うか、この妹のことを覚えてらっしゃる方はいるのだろうか……。
- 222 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 20:34:54 ID:WUZTKEQ2
- 憶えてるというか、最近読んだばっかだったり・・・。
あんた・・・・神やで、ホンマ・・・・・・。
- 223 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 21:46:51 ID:DsEGKKXW
- いつも最高のクオリティ・・・さすがです・・・
- 224 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 22:54:09 ID:F+L5xuGr
- 結構鍛えてます。
>>222-223
ありがとうございます。
って言うより、俺は俺のお気に入りの妹、沙耶のことを覚えててくれたのが嬉しかったり。
ところで、しばらくは双子、未来、沙耶の三つの話でいこうと思ってるけど、
もしかしたら、俺のSS……じゃなくて俺の台本のキャラの紹介みたいなのは必要だろうか……
- 225 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/04 02:13:45 ID:YeVnjNk9
- 沙耶っていうとあの沙耶思い出しますが
かなり(・∀・)イイ!!です
妹萌ないんですが素でかわいいと思いました
ありがとうございました遊星さん(`・ω・´)ゞ
- 226 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/04 19:12:02 ID:+Rv4uJPI
- いっそテンプレに・・・・。
- 227 :前スレ931 :05/02/04 20:16:03 ID:llkreRjH
- 限られた字数でしっかりと萌えを表現するその手腕…遊星さん、感服ですー。
俺のも今週中に書き上げられるといいんだけどなぁ…
- 228 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/04 21:33:28 ID:w7UbOEeq
- >>224
キャラの紹介、是非とも詳しく知りたいです!
- 229 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 02:12:31 ID:RarMAsEX
- 遊星さん乙です!
てかなぜに響鬼?
- 230 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 03:02:47 ID:y3scfdzk
- やっぱここは「妹」のSSじゃないと駄目だよなぁ・・・。
「妹な存在」のSSじゃ駄目だよなぁ・・・。
- 231 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/05 07:29:52 ID:VGeRwGAu
- 俺には嵐さん来ないんだねぇ。つまらん……
>>228
需要有か。
じゃあ、適当に作ろうかねぇ
>>229
大好きです。
>>230
いいんじゃないの?
つーか、そういうの面白いかも。
- 232 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 15:57:51 ID:y3scfdzk
- 神のGOサインが出た! じゃ、ヌックリ書きます。
- 233 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 22:49:53 ID:y3scfdzk
- うは〜、出来たけどネタヤヴァイから誰も居ないときにこっそり貼っつけよ。
- 234 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 03:03:09 ID:W0XLqfeB
- じゃあ、誰も居ないっぽいんで貼っちゃいます。 苦情はGOサインだした神に言ってください。
・・・・・嘘ですよ。 でも貼るのはほんと、スレ汚しすまぬい。
↓試験的SSいきます。
- 235 :試験的SS1:愛、憶えていますか? :05/02/06 03:06:52 ID:W0XLqfeB
- チャイムが鳴り響き、今日の授業の終わりを告げる。
にわかに騒然とし出す教室には、帰りの仕度をする者か友人と今日の予定を話す者かのどちらか。
俺はと言えば、早々に帰りの仕度を整え、すれ違うクラスメイトに挨拶をしながらいつもの教室へ。
俺の日課。 出来ればもういい加減、こなしたくない日課。
「お、今日もご苦労さん」
目的の場所の前に立つと、聞きなれた声が俺に掛けられる。
「佐々木さん、あの」
俺が用事を言おうとすると、
「あ〜ん、つれないなぁ。 昔はむーちゃんてっちゃんと呼び合った仲じゃないの。 せめて名前で呼んで欲しいなぁ」
「いや、でも」
「ああ、歳? 歳気にしてんの? やだなぁ、それこそ水臭いってぇ。 たったいっこ違いじゃないのよ〜」
「は、はぁ・・・・」
相変わらず・・・・・何と言うか・・・・・。
「まいいや、はや呼べば良いんでしょ」
「おねが――――」
「はやー、素葉耶(そはや)ー、愛しのよあぶらざーが迎えに来たわよー」
・・・・人の話を聞かないむーちゃんだ。
「え、ほんと・・・・ってむーちゃん! い、愛しのってなによー」
「にゃはははは、はやのブラコンは学年でも知れ渡ってるからねー」
「も、もう、むーちゃんが言い触らすからだよー。 そんなことないのにぃ・・・」
とてとてとこちらにやってくる。
「んじゃ、また明日ね」
「うん、またねむーちゃん」
「さようなら」
「おう、あでぃおす! てっちゃん! にゃはははは〜」
吹き荒ぶ風のように(?)颯爽と去っていくむーちゃん。 廊下ににゃははを残しつつ・・・・。
「じゃあ、帰ろっか虎鉄くん」
「ん・・・そうだな」
- 236 :2:ここですか? さあ、神に祈りなさい! :05/02/06 03:09:16 ID:W0XLqfeB
- 校門を出て一伸び。 やはり俺は勉強よりかは体を動かしていたいタイプのようだ。
「今日は用事ある? ――――お兄ちゃん」
歩きながら喋りだす。
「・・・・・特にない」
「そっか。 じゃーね、寄りたいとこがあるの」
「どこだよ?」
「ほら、何だかんだで、まだ豚丼食べたことないじゃない。 そろそろ食べてみたいなー、って」
「夕飯前に食うと太るぞ」
「そ、そんなことないもん」
「太る。 確実に」
「うー、お兄ちゃん意地悪だー」
「あのな・・・」
「何? お兄ちゃん」
「・・・・・・・いい加減その『お兄ちゃん』っての、止めないか?」
「え?」
「いい歳してさ、お兄ちゃんは無いだろ・・・・」
「またその話ー? じゃあ何て呼べばいいのー? 兄さん? アニキ? お兄様?」
不機嫌そうにそう言ってくる。 しかし、不機嫌なのはこっちも同じだ。
「・・・・・・・あのな」
「いいじゃないのよぉ、昔からこうだし別に困ること無いんだし」
「俺が困るわ」
恥ずかしいっての。
「じゃあなんて呼べばいいのよ」
「虎鉄でいいだろ」
「な、名前で?」
「ああ、学校じゃそうしてるだろーが」
- 237 :3:チャクラエクステンション! シュートォー! :05/02/06 03:11:08 ID:W0XLqfeB
- 「だ、だってそれは・・・・学校だと、流石に恥ずかしいから・・・」
「学校で出来て、普通の日常生活で出来ない訳ないだろーが」
「だって・・・・名前って、なんか恥ずかしいよ・・」
「はぁ? じゃ、なんで学校で――――」
「が、学校は、恥ずかしいの我慢してるの! むーちゃんはともかく・・・他のお友達には、恥ずかしいんだもん・・・・」
「・・・・・・はぁ?」
理解に苦しむ。 ってか街中でお兄ちゃん言ってれば、そのうちバレるだろうに・・・・。
「も、もうこの話はお終い! お兄ちゃんはお兄ちゃんって呼ぶの!」
ぷいっと、むくれて顔を逸らす。 本当にガキみたいだ。 頭二つ違う身長とこの言動、仕草。
長く伸ばした髪もかえって子供っぽくなってしまう。 本当に俺と一つ違いかね・・・・。
でも、本当は――――
「あ、そうだ」
「何よお兄ちゃん。 まだなんかあるの?」
「剣、本当にもうやらないのか」
「剣道? うん、高校は吹奏楽でいくって決めたから」
「何で」
「何でって・・・私だって、女の子らしいこと、したいもん」
「どうせ帰ったらやるのに」
「そっちはちゃんと頑張るよ。 文武両道。 うちの学校のモットーだし。 お兄ちゃんも弓、頑張ってる?」
「ん、まぁそれなりに」
「そっか。 将来は一緒の仕事だもんねー」
「・・・俺は医者を継がせられるんだぞ」
「あはは、勉強も頑張んなきゃねー」
将来。 俺たちのこれから。 ・・・いつまでもこのままなんだろうか?
「・・・・・帰るぞ」
「え? 豚丼はー?」
「用事が出来た」
「あ、う、うん・・・って、こっちは家じゃないよー?」
「久しぶりに手合わせしよう」
「え・・・・・?」
- 238 :4:ピーノの玉乗りでござーいっ。 :05/02/06 03:13:22 ID:W0XLqfeB
- 「着替え終わったか?」
「ん、準備おっけ」
「俺もだ」
す、と向かい合う。 白い胴衣、紺の袴。 邪魔にならないよう、一本に束ねた髪。
俺はその後姿を何度も見てきた。 今は正面から向かい合っている。
「久しぶりだね」
「ああ。 入学前に一本やったきりか」
「お兄ちゃんのね」
「勝負は――――」
「えへへ、私の勝ち」
「そうだな・・・・俺の勝ちなんて、数える位しかないもんな」
「コレばっかりは負けられないよ〜」
「・・・・・一つ、賭けをしないか?」
「何?」
「勝った方の言うことを聞く」
「いーのかな〜? そんなこと言って?」
「負けん」
「・・・・もう、そんなにお兄ちゃんって呼ばれるの嫌?」
「嫌だ」
「・・・・ちょっと傷つく」
「なら勝て」
「言われなくたって」
渡される竹刀。
「夕ご飯前に木刀もないでしょ。 怪我したらお父さんに怒られちゃう」
「そうだな。 でも、真剣勝負だ」
「分かってるよ。 お兄ちゃん案外負けず嫌いだから、手を抜くと怒られちゃうもん」
「さて・・・・やるか」
「うん」
- 239 :5:起こらないから奇跡って言うんですよ :05/02/06 03:15:41 ID:W0XLqfeB
- これは真剣勝負。
始まりの合図など無い。
いつの間にか互いに取っている間合い。
剣を持つと、雰囲気が変わる。
昔からそうだ。
いつものほわっとしたのが、ぴしりとしたものに変わる。
その眼光は獲物を捕らえた鷹。 空気は飢えた狼。 一撃は雷。
安綱流壱派師範代素葉耶。
俺の小さい頃からの、好敵手。
・
・
・
動かない二人。 しかしそれは表面的なこと。 向こうは「動かない」。 俺は「動けない」。
いつからだろう、これほどまでの差ができたのは。 俺が弓に移り変えた頃からだろうか。
刹那、向こうの竹刀が閃く。
「せいっ!!」
「くっ・・・!!」
かろうじて捌き、瞬間離れる。 そして、まるで何も無かったかのように・・・・・静寂。
安綱流壱派極意の一、無拍子。 俺でなければ、決まっていただろう。
ただし、それは俺の腕云々の話ではない。 何のきっかけも作らず、瞬間の攻撃を放つ、それが無拍子。
ただ血を分けた者が相手だからか、何となく分かってしまうというだけ。
適わない。 適うわけが無い。
俺の安綱流弐派は受けの剣。 しかし、攻めてきても返せない相手にはどうすればいいか。
特攻しかない。
「せいやぁぁぁっっ!!」
ときの声、そして、
「はっ!!」
抜き面。 勝負が決まった。
- 240 :6:痛み止め打ってでもオレと戦え! :05/02/06 03:17:15 ID:W0XLqfeB
- 「あははー、私の勝ちだねー」
「・・・・そうだな」
板張りの床に大の字になった俺に、覗き込んで話しかけてくる。
「お兄ちゃん、汗かいてるよ」
「そりゃ、師範代の相手をすりゃ、汗くらいかく」
乱れた息で応える。
いつ打ってくるのか殆ど分からないから、気を抜けない。 俺でも一回二回捌ければ良い方だ。
「さてとー、何して貰おうかなー?」
「・・・・男に二言は無い。 何でも言え」
「んー、ゆっくり考えるよ」
「・・・好きにすると良い」
「でも、どーしていきなり手合わせしようと思ったの? 賭けって、その場で思い付いたんでしょ?」
・・・・流石に分かってるな。 あれは思い付きだ。
「・・・・秘密だ」
「えー、何それぇ、ずるくない〜?」
「いいだろ、別に」
「気になるぅ・・・。 そーだ! さっきの賭け!」
「は?」
「言うコト聞かせる権利、発動だー!」
「おいおい、そんな下らないことに使っていいのかよ?」
「う〜ん、流石にもったいないから・・・これからは内緒禁止!」
「はぁ!?」
「男に二言はぁ〜?」
「・・・・・無い」
「よろしい」
「はぁ・・・」
- 241 :7:ちよちゃんはなんで飛ぶん? :05/02/06 03:19:10 ID:W0XLqfeB
- 「で、何で?」
「・・・・見たかったんだよ」
「何を?」
「剣道やってるとこ」
「え、私の? 何で?」
「・・・・・・・」
「秘密は無しだよ?」
「・・・・・・・好きなんだよ、剣道やってる姿」
「へ?」
「稟として・・・・小さい頃から憧れてた・・・んだと思う。 俺にはない、なんてんだろ、カッコイイ所とかが・・」
「す、好きなの?」
「ああ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「あああ、もももう! お兄ちゃん!! わた私単純なんだから、からかわないでよぉ!!」
「な、なんだよ、正直に白状したぞ俺はっ」
ばっ、と体を起こし視線を逸らす。
「・・・・・」
「・・・・・」
沈黙が気まずい・・・。
「だ、大丈夫だよ・・・?」
「な、何が?」
「私・・・剣道、続けるよ?」
「いや・・・そーいうんじゃなくて・・倶楽部でやって欲しかった、っていうか・・・」
「なんで・・・?」
「・・・・普段、ぽへっとしてるだろ?」
「へ? し、してないよぉ」
「してる」
「・・・・そーなの?」
- 242 :8:悪いがとっとと死んでくれや! :05/02/06 03:21:22 ID:W0XLqfeB
- 「だからさ・・・・そういうカッコイイ所もあるって・・・周りの奴らにも、知らしめしたかった、っていうか・・・」
「そー・・・なの?」
「ん・・・」
「・・・・・でも、私は・・・お兄ちゃんが分かってれば、それで・・・いいよ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
なんだろ、この空気・・・らしくない、らしくないぜこんなの。 ああでも。 止まんねえ。
「俺の・・・・その」
恥ずかしいからずっと黙ってた。 だけど、やっぱり言葉に出さずにいられねえ。
「憧れだった・・・いや、今でも憧れなんだよ・・・・」
「私・・・が・・・?」
「ん・・・」
「そっか・・・・そーだったんだ・・・・えへへ」
「何喜んでるんだよ・・・?」
「だって・・・私だけじゃないんだな、って」
「ん?」
「ほら・・・・私ってとろいから・・・その上、ぽへっとしてるんでしょ? だから、いっつもお兄ちゃんに世話掛けさせて・・・さ」
視線は床。 恥ずかしくて顔をあわせられないらしい。
「お兄ちゃんってなんでも出来るし・・・だから、私も憧れてたりして・・・えへへ」
「そう・・・なのか?」
「うん。 えへへ、変なの、お互いが憧れなんて」
「はは・・・・そうだな」
「でも、だからだよ?」
「ん?」
「私が、虎鉄くんのこと、お兄ちゃん、って呼ぶの」
「え・・・?」
「私にとっては・・・憧れだから。 いつまでも追いかけたい、目標だから」
「・・・・・・・」
「だから・・これからも、呼んじゃ駄目・・・・かな?」
「・・・・・まぁいいや」
- 243 :9:未来は、ここにある。 ここから、始まる。 :05/02/06 03:23:30 ID:W0XLqfeB
- 「ほんとっ? やったー、有り難うお兄ちゃん!」
心から嬉しそうに、満面の笑顔でそう言う。
何だかな・・・こんなことでそんなに喜ばれるなら、ちょっとくらい恥ずかしい思いをしたってかまわないかも・・・・な。
「さて・・・そろそろ帰るか?」
「ん、そだね。 遅いとお父さん心配するかも」
「あの放任主義が心配すっかよ」
「そんなことないよ〜。 あ、待って、着替えるから」
「ん? いいじゃんそのままで」
「え〜、この格好で外歩くのは恥ずかしいよぉ」
「その方が可愛いからいいじゃん」
「へ・・・・?」
「あ・・・・・」
し、しまった、ついうっかり本音が。
「あああ、い今のはからかったんだよねっ? ねっ?」
ぶんぶん腕を振って、愉快なリアクションを振りまく。 ここまで照れられると逆に冷静になってしまう。 せっかくだからからかおう。
「いや・・・言ったろ、これからは本音で喋るって」
内緒を禁止しただけだが、そんなに遠くない。
「あう、その、あのっ、おに、お兄ちゃんが、着てて欲しいなら、わ、私っ」
しかし、なんでこんなにテンパるかね? もうちょっと落ち着きを持って欲しい。
「ず、ずっと着てても、いい・・・・・よっ」
「飯の時も?」
「お、お兄ちゃんが望むなら!」
「洗濯しないで?」
「お兄ちゃんが望むなら!」
「風呂も?」
「お、お兄ちゃんがっ・・・・お、お兄ちゃん!? からかってる?!」
「気付くの遅いぞ」
- 244 :10:おじいちゃん!! あーん、会いたかったよー :05/02/06 03:27:48 ID:W0XLqfeB
- 「う〜、お兄ちゃんのばかぁっ、すごく嬉しかったのにぃっ」
な、涙目かよ・・。 くそう、卑怯だぜそりゃ。
「ばか〜、ばか〜っ」
「はいはい、悪かった悪かったって。 えーと、なんだ、可愛いってのは嘘じゃないからなっ」
「え・・・・ほんと?」
「男に二言は無いっ」
ちょっと違うが。
「えへ・・そっか・・・・えへへ」
ふ、ふぅ、非常事態は回避出来たみたいだな。
「ほ、ほらっ、帰るぞっ」
「あ、う、うんっ」
「全く・・・・今日は何か損してる気分だ」
「え、何で?」
「結局お兄ちゃん言ってるし、勝負に負けた、しかも俺は喜ばしてばっか」
「え〜? お兄ちゃんは嬉しくなかったのぉ? お互いが憧れだったんだよ? お互い想いあうなんて、まるでこいびっ・・・!!」
「は?」
「あ、う、ううん、何でもないよっ、何でもっ」
「はぁ・・・・?」
「えへへ・・・」
「・・・帰るぞ?」
もういいや、今日は厄日ってことにしとこう・・・。
- 245 :11:お前たちに名乗る名前は無い! :05/02/06 03:30:25 ID:W0XLqfeB
-
「お兄ちゃんっ」
道場を出て、ぴょこんと跳ねる。 結局胴衣のままだ。
「何だよ」
えへへ、と照れくさそうに笑い――――
「お兄ちゃんは、私の自慢の――――弟だよっ!」
「・・・・俺の姉ちゃんは、弟のことお兄ちゃんって呼ぶからとても恥ずかしくて人に自慢出来ない」
「あ〜、ヒドいよそれぇっ。 呼んで良いって言ったじゃん」
「恥ずかしくないとは言ってない」
「も〜、今の台詞、私だってちょっと恥ずかしかったんだからねっ」
ぷいっ。
・・・本当にどっちが上か分からない。
でも、それが俺たち姉弟。
「俺も・・・・姉ちゃんは自慢の姉ちゃんだよ」
「え・・・?」
「聞き返すなっ、男に二言は無い!」
「それちょっと違うよ〜」
「うるさいっ、帰るぞっ」
「あ〜んまってよぉ、お兄ちゃーんっ」
今日も姉が弟をお兄ちゃんと呼ぶ。
多分、将来ずっと先も。
そんな、少し変な俺たち姉弟のお話。
- 246 :あとがき:うしろがき :05/02/06 03:34:16 ID:W0XLqfeB
- 長々失礼。 NGワード、HNの「 : 」を指定するとあぼーんしてくれるハズ・・・?
これで萌えられたら・・・・プロだ! うん、ほんとゴメン。
でも姉スレに貼るのもなんか違う気がして・・・。 じゃ、逃げ。
- 247 ::239 :05/02/06 03:37:05 ID:W0XLqfeB
- あ、補足。
抜き面って、面抜き面だから。
- 248 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 03:37:29 ID:FxmpVPa8
- 乙です。…ごめんなさい、リアルタイムで読んでました。
- 249 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 05:04:43 ID:BmoL+sTY
- 同じくリアルでw
乙です
- 250 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/06 10:06:07 ID:M6ZjUe8e
- 今欲しいんだよねぇ、萌えの力が。
>>235-246
ウチの妹も剣道やってるんで、正直他人とは思えなかったり……。
でも、乙だ!
うーん……俺も妹的少女書いてみたいなぁ……。
いかんいかん……また他人のお株を奪う気か、俺は。
- 251 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 12:49:41 ID:pAXxZeTV
- ノ ‐─┬ /
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| __| ―ナ′
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ナ' ̄ / 、___
/ ノ`‐、_
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/ \ l レ ' `‐ ノ
/ 、___ Χ ̄ ̄〉
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X / ̄\ ノ / _|
/ V / / く_/`ヽ
レ ' `‐ ノ ―――'フ
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| 〈 / V
`− 乂 人
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{__) | _|
| く_/`ヽ
晒しage
- 252 ::NG使え :05/02/06 15:05:32 ID:W0XLqfeB
- そんなことは知ってますよ。
ちなみにスルー出来ないヒトはねらー的に駄目なヒトです。
つまりキミとおれは、駄目仲間。 いえぁ、ナカヨクシヨーゼ?
- 253 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/06 19:12:58 ID:M6ZjUe8e
- これを読めば話は大体分かる。遊星より愛を込めて台本基礎知識。(for beginners)
双子の話→明るい姉の石川唯奈(ゆな)と大人しい妹の石川千奈(ちな)の双子と、
お兄ちゃん(お兄さん)石川真司の話。義理。正直、千奈はほぼ未来。
『唯奈は何でも気兼ねなく話してくれたし、千奈も聞かれれば答えてくれた。
二人の特徴としては、俺に話してくれた限りではだが、
唯奈は明るく、素直な子。勉強はあんまりだが、テニスとかスポーツが得意らしい。
対照的に千奈は大人しく、恥ずかしがり。趣味は読書とお菓子作りらしい。
不思議なくらい正反対な二人だが……俺は、それが仲の良い理由ではないかと思っている。』
沙耶の話→無邪気で元気一杯、ちょっと臆病で引っ込み思案なところもある三上沙耶と、
沙耶のツインテールを引っ張ったり、からかったりしながらも沙耶を見守るおにぃちゃんの話。
仔犬とご主人様のじゃれ合いみたいな話にしたかったが、現実はただのロリキャラ……
『俺に起きて欲しい何かしらの理由があるのだけど、
無理には言えなくて、泣きそうになってる。そんな顔だ。
「……お休み、おにぃちゃん。でも……出来るだけ、早く起きてきてね……」
こういうネガティブな急かし方も沙耶らしいといえば沙耶らしい。』
未来の話→真面目で料理マニア、機会オンチの未来(みく)と、セクハラ全開のシスコン兄さんの話。
ハッキリ言えばエロ担当。
『「もっ、もう!!兄さん!!実の妹口説いてどうするんですか!!」
「そりゃ、妹だろうと何だろうと、未来が可愛すぎるからに決まってるだろ……?」
そう言って、俺は妹の首に手を回し、妹の顔を俺の顔に引き寄せる。
「にっ、兄さん!!!」
顔を真っ赤にして、俺の手を振り解く。こういう純なところがとてつもなく可愛い……。』
何故俺だけ……つまらん……。
- 254 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 21:40:49 ID:W0XLqfeB
- 乙っ。
たいそうどーでもよかコトですが、
機会→機械
でわ。
遊星神のにも義理話があったとは思わなんだ。
- 255 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 21:42:07 ID:7n+m8IwI
- 乙
- 256 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 23:00:23 ID:maJZzZ2E
- >>235-245
剣道萌えますね〜良いですね〜!
>>253
乙です!
なるほど〜、
みんな可愛い・・・・
- 257 :前スレ931 :05/02/07 00:02:43 ID:dYrFFtYP
- >>235-245
かっこいい女の子はいいですよねぇ…ステキです。
>>253
なるほど、何人ものキャラを書き分けられるのはすごすぎっすね。流石です。
- 258 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/07 01:43:49 ID:7npRfqdL
- 剣道んとこはカナーリてけとーなんで、経験者はスルー推奨しときます。 ('A`)
そはやの名前の元ネタ分かったら、結構マニアだ・・・・。
虎鉄がヒントになるような、ならないような・・・・。
安綱もなるかも。
- 259 :風呂入って思い出した・・・ :05/02/07 05:26:07 ID:7npRfqdL
- ぎゃー、そだよそーだよ、いたじゃねーか、双子様! 義理の!
ナンテコトダ、神の作ったキャラを忘れるなんて・・・! 馬鹿馬鹿、おれの馬鹿!
妹萌え妹失格だ! こんなんだから糞だの駄目だの言われるんだ!
逝ってきます・・・。
- 260 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/07 13:31:09 ID:tJ7LkElj
- >>253
妄想乙(w
- 261 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/07 17:16:13 ID:Kj9ELLqK
- 双子?マナカナか?
- 262 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/07 21:53:01 ID:y4dDMxIc
- >>260
妄想も何も、SSですよ?
- 263 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/07 22:28:27 ID:7npRfqdL
- >ここは、脳内の妹さんが囁いてくれるセリフとかSSとかを暴露しちゃうスレです。
荒らすにしてもテンプレくらい読んでほしいなぁ。
- 264 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/08 16:17:43 ID:+RkvkVbE
- お兄ちゃん〜これなんてよむの?
「勃起」
なんて答えるこの場合?
- 265 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/08 17:30:50 ID:PjnU4vrZ
- コンコン・・・
「コウくん、入るよ?」
そう言って妹がこちらの返答を待たず部屋に入ってくる。
いつもの事なので注意はしない。
「何か用か?」
「うん…、ちょっと教えて欲しい問題があるんだ。」
と、ノートを差し出してくる。
「どれ、見せてみろ。」
妹の持っていたノートを覗くと、自分も苦手な数学の問題が書かれていた。
「うーん、俺もこれは分からないんだよなぁ…」
「え〜、しっかりしてよ。お兄ちゃんでしょ?」
「って言ったって、学年はお前と同じなんだぞ。」
と言っても、俺が浪人したのではなく、誕生日が11ヶ月差で俺が4月生まれ、妹が3月生まれと言うことだ。
ちょっとだけ試しに書いてみたけど、やっぱり止めておこうかな・・・、作文能力に自信がないorz
- 266 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/08 18:19:57 ID:WM+s7K+w
- >>265
コウ君がんばれ
- 267 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/08 21:54:38 ID:U15Zk1ib
- >>265
がんばれー!
その設定オイラは好き。おもしろい。
- 268 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/08 21:56:50 ID:+RkvkVbE
- コウくん受験問題教えて〜
- 269 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/09 08:50:19 ID:ppF4ngJJ
- 呼び名はコウ君でいいのか?お兄ちゃんではないのか?
- 270 :前スレ921 :05/02/09 14:03:24 ID:FPAQKMEw
- >>265
コウ兄ぃ頑張ってぇ〜!!
凄い期待して読んでたら途中で終わりって……(´_ゝ`)
続きキボンヌ
SS書くといったのに遅くてすいませんorz
暇が見つかった時に書きます
- 271 :期待に応えて265の続き :05/02/09 20:37:35 ID:EXHT4dOQ
- 「う〜ん、じゃあ一緒に勉強しようよ!」
「なんでそうなるんだ。」
「良いでしょ?ね、そうしよう!」
「断る。」
そう言った瞬間、妹が悲しげな顔をしたのを見て言いようのない罪悪感にとらわれた。
可哀想に思えてきたので気が乗らないフリをしながら承諾する。
「あ〜わかったわかった。但し条件がある。」
「条件?」
「今日の食器洗い、風呂掃除はお前が変わりにやること。」
「するする、だから一緒に勉強しよ!」
その飛び付きように正直驚いた。そして、そこまでして勉強したいものなのかと疑問も湧いてきた。
「取りあえず夕飯が終わった後にな、今の内に教科書調べて勉強の内容まとめておけ。」
そう言って追い払ったつもりだったが、黙ったまま動く気配がない。
少しの沈黙の後、突然唐突な質問をしてきた。
「ねぇ、コウくんって恋人とか居るの?」
「ん?居ないけど、そう言うお前はどうなんだ?」
「え?わ、わたし?居ないよ!」
「そうか。」
「(・・・・・・・・好きな人は居るけど)」
「ん、何か言ったか?」
「ううん、何でもない!それじゃあ後でね。」
そう言って慌てて部屋を出ていった。・・・変なヤツ。
------------------------------------------
ごめんなさい、高一のガキによる悪い妄想ですorz
いざ書き出してみると難しくてなかなか進みません・・・。
- 272 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/09 21:06:20 ID:fpehxfP4
- 期待しておるぞ
- 273 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/09 23:59:40 ID:k9STRtb2
- 名無しのかきこがすくないと、職人オンリースレみたいだぞ・・・・乙とか賭けよ、みんな
- 274 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 02:12:05 ID:+1nwNhpe
- GJ!!良いぞぃ!
- 275 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 02:16:12 ID:CwbhzFno
- 何故あげる・・・・まぁ、いいか。
おれもキャラ紹介が出来るくらいの大物になりたいもんだねぇ・・・・無理か。
- 276 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 20:26:37 ID:+1nwNhpe
- スマソ。誰か萌えパワーをオラに分けてくれぇぇぇ〜!!
- 277 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 21:07:03 ID:Ns5lqGBk
- >>271>>275
乙。
書くことの難しさを知るという事は、他人の書いたものの本当の価値を知ることなのですよ。少年。
……ヘタレ台本職人如きが偉そうだな。スマン。
>>276
全く……sageないヤツの頼みなど聞きたくもないが、こちらにも都合がある。そのうち貼る。暫し待て。
尤も、萌えるかどうかは分からんがね。
- 278 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 21:30:18 ID:nkFz+c2d
- >>277
カッカッコイイ…ポッ(″Д″)
- 279 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 22:32:21 ID:Ns5lqGBk
- キーンコーンカーンコーン……。
四時間目終了を知らせるチャイムが鳴り、教室中が重苦しい雰囲気から開放される。
俺は軽く伸びをして、友人たちと飯を食うためにバッグから弁当を出した。
すると……
「お兄ちゃん!!」
何者かに、軽くではあるが首を絞められる。
こんな所でこんな風に俺を呼ぶ人間は一人しかいない。
「……何か用か?」
極端に低いテンションで俺は振り返り、そいつを見る。
「ご飯食べよ?」
自分の弁当箱を俺に見せて、少女は笑った。
「飯ぐらい一人で食え」
……おっと、俺も人の事言えないな。
「いいじゃん!!お兄ちゃんとご飯食べたほうが美味しいんだよー!!」
「味が変わるワケない。あと、お兄ちゃんって言うな!!」
「何でー?」
「梨那……お前、俺の妹じゃないだろ……」
「えー!?妹じゃなきゃお兄ちゃんって呼んじゃいけないのー!?」
「別にそう言う訳じゃないけど……とにかくダメって言ったらダメ!!」
そろそろこいつの説明が必要かな……。
こいつの名前は相川梨那。俺の幼馴染。もちろん妹ではない。
だが、小二になるまで自分が俺の実の妹だと信じていたバカなヤツだ。
そのクセで、俺のことをお兄ちゃんと呼ぶのだが……。
「大体、一年も歳離れてないんだぞ、俺たち?しかも同じ学年だし」
ちなみに、梨那は俺と同じ学年である事に小一の三学期で気付いた。
- 280 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 22:32:32 ID:CwbhzFno
- ねえねえ、彼、いいと思わない?
なんてったて、神ですもの!
いい加減「神」しつこいな・・・。 ゴメンよ遊星さま。
でも、あなたはおれの永遠の師匠(せんせい)です。 ラブ。
- 281 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 22:33:21 ID:Ns5lqGBk
- 「でも、お兄ちゃんはお兄ちゃんだよー?」
「それでもダメ!!」
「じゃあ、何て呼んだらいいのー?」
「周りのヤツらが呼んでるのと同じでいい」
「『しゅーちゃん』でいい?」
「ま、まぁ、それでもいいけど……」
「しゅーぅーちゃーん……」
「何だよ?」
「うにゃ……やっぱり、しゅーちゃんはヤだよー!!やっぱりお兄ちゃんがいいー!!」
周りの連中が一斉に俺たちを見た……。
しかし、実際ただ梨那が大声を出したのに驚いただけで、
皆は『またやってるよ、やれやれ』ぐらいにしか思ってないわけだが……。
「もう好きにしろ……」
「うん。そうするねー」
そう言いながら、俺の前の席に座り俺の机の上に弁当を広げる梨那。
「で……何をやってるのかね?君は?」
「にゃ?お兄ちゃんとご飯食べるんだよー」
「誰が梨那と食べるって言った?」
「お兄ちゃん、言ってなかったっけ?」
「言っとらん」
「じゃあ、言って?」
「……」
呆れてモノも言えない。
もし漫画なら俺のセリフの代わりに、グチャグチャの線が書かれてる所だろうな……
「ねぇねぇ、お兄ちゃん、おかず交換しようよ?」
もう一緒に食べる事になってるんだ……。
仕方ない……ここで断るのもカッコ悪いしな……って、もしかして、これは相手の作戦の内かも……。
「しょうがねぇなぁ……」
- 282 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 22:34:46 ID:Ns5lqGBk
- 「えへへ……あっ、お兄ちゃん、そのエビフライ美味しそー!!一個ちょーだい!!」
「いいけど……お前、その唐揚げと交換だぞ?」
「うん。いいよー」
梨那は無邪気に笑って、俺に箸を突き出す。
「はい。お兄ちゃん、あーんしてー」
「出来るか!!」
「いらないの?」
「いや、欲しいけど……」
「じゃあ、あーんしなきゃダメだよー?」
「いいよ。自分で取るから」
俺は梨那の箸に掴まれている唐揚げに箸を伸ばし、それを取ろうとする。
すると……
「あっ!!お兄ちゃん、ダメなんだよー!!」
「は?」
「一つのものを二つの箸で掴むのは縁起が悪いんだよー?」
「ふーん……」
仕方なく俺はその唐揚げを掴みかけた箸を引っ込め、そのまま梨那の弁当箱から唐揚げを奪う。
「にゃっ!!ドロボー!!」
「人聞きが悪い。お前がくれるって言ったんだろ」
そして、俺は唐揚げを口に運ぶ。
うん、美味い。さすが梨那の母さんだな。
「違うよー!!私の持ってる唐揚げはあげるっていったけど、お兄ちゃんの食べたのは違うよーだ!!」
「屁理屈言うな」
これでも、俺と同じ学年だと言うのだから……どうなってるんだか……。
「おっと忘れてた。俺のエビフライをやらなきゃな……って、お前、何してる?」
梨那はその小さな口を開いて、俺のエビフライを待ち構えている。
「あーん」
「だから、何してるんだ?」
- 283 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 22:35:59 ID:Ns5lqGBk
- 「ほにーひゃん、はへさへひぇ」
「いや、分からんって」
梨那は口を開けたまま何かを伝えようとしているが、そんなハ行だけの言葉で分かるワケがない。
そんなことを何度か繰り返したが、最終的には梨那は諦めたようで、口を閉じて
「お兄ちゃん!!『あーん』てして待ってるのに、何で食べさせてくれないの!?」
「あぁ、そういうことか……」
「そうそう。じゃあ、気を取り直して……あーん」
また梨那が口を開けた。
「いいけど、俺が食わせるのは特別料金だぞ?」
「にゃっ!?い、いくら!?」
「そうだなぁ……いつものアレ、三つぐらいかな?」
「にゃぁ!?高いよぉ!!」
「できなきゃ諦めろ」
「んー……二つじゃダメ……?」
どうしてそこまでこだわるんだか……。
つーか……冗談で言ったのに梨那は妙に乗り気だし……どうしよう……。
「ダメ……だよね……」
うわ……なんか泣きそうになってるし……。
っていうか、梨那の純粋な気持ちに付け込んでモノを要求するなんて……俺、嫌なヤツかもな。
「うるさい」
俺はムリヤリ梨那の口にエビフライを突っ込む。
「うにゃっ!?」
「休みが終わる。いいから早く食え」
「う、うん」
「美味いか?」
「うん!!お兄ちゃん、美味しいよっ!!」
「そっか」
心から幸せそうな梨那の笑顔を見ながら、俺もエビフライをかじってみた。
- 284 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/10 22:37:08 ID:Ns5lqGBk
- 「あーあ……」
突然梨那が顔を曇らせて呟いた。
「どうした?」
「梨那も、お兄ちゃんと同じクラスだったらなー」
「無理だろ。俺は理系でお前は文系なんだから」
「うん。梨那も理系にすればよかったな……」
「おいおい。数学28点のヤツがよく言うよな」
「にゃっ!?わ、忘れてたのにー!!」
「残念ながら、事実は事実だ。いつかは向き合わなければならないのだよ」
「にゃぁ……イジワルだよぉ……」
梨那の声が段々小さくなっていく。
俺はそんな梨那の肩を軽く叩いて、
「ま、お前には得意なモンがあるんじゃないか」
「えっと……詩のことかな?」
梨那は詩を書くのが得意で、校長から賞状を貰うほどの腕らしい。
『らしい』というのは、梨那に『恥ずかしいから見ないでよー!!』と言われ、梨那の詩を一度も見たことがないからだ。
「ああ。だから、数学がダメでも、梨那は自信持っていいんだぞ?」
「う、うん!!」
梨那はいつも通りの笑顔を取り戻し、最後の唐揚げを頬張った。
───────────────────────
ちょっと手違いがあって、こんなタイミングで新キャラ。
続きはバレンタイン以降になります。
ちなみに>>250であんな事書いてますが、実はこのキャラ自体は結構前から考えていました。
断じてパクリじゃないです。いや、ホントだってば!!
- 285 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/10 22:44:22 ID:p7rGCDI9
- 神よ…。
G J !
- 286 :280 :05/02/10 22:44:53 ID:CwbhzFno
- ナンテタイミングノワルサダ・・・。
二週間くらい書き込み禁止しよう。
いや、しかし、おれのは最後の
オチにもならないようなオチ(実は姉ですた)のためだけに書いたようなものなんで・・・。
こっちのが断然イイ!です。 せんせい! 一生ついてくッス! 乙可憐様々です!
- 287 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/11 00:26:31 ID:pekJazP4
- さて、新キャラ登場したばかりですがここで
第1回遊星さんキャラ人気投票〜♪
- 288 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/11 01:38:47 ID:yG1l3dE8
- じゃ、沙耶さん。
ええロリですとも。
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0ch BBS 2004-10-30