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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 192 :1黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:04:52 ID:Scc2m7Vc
-
朝。
兄 「・ぐー・・・」
妹 「お兄ちゃーんっ!朝だよぉー!起きてー!」
誰かの声に起こされ目が覚める。まだ眠いのに・・・
兄 「・・・ん〜・・?」
妹 「お兄ちゃん朝だよ?ほら〜起きてよぉ〜」
兄 「・・うるせーなぁ・・もう少し寝させてくれよ・・休みなんだしさぁ・・・」
俺は休みの日の前日は目覚ましのセットをしない。
勝手に目が覚めるまで寝ていたいからです。
妹 「こ〜んなに良い天気なのに〜♪」
と言い、閉まっていたカーテンを彩音がいきなり開ける。
兄 「(うわッ!まぶしーッ!!)」
クソ眩しい太陽の光が俺の目を直撃する。
妹 「ねぇお兄ちゃんっ」
兄 「あ?」
妹 「私ね、今日お兄ちゃんと行きたいところあるんだ〜♪一緒に行ってくれる?」
兄 「やだね(即答)」
妹 「あーんっ そう言うと思った!」
兄 「俺は寝るんだ。行きたきゃ1人で行けよ」
妹 「1人で行っても意味ないもん・・・」
兄 「じゃあ友達と行けば良いだろが」
妹 「お兄ちゃんとじゃなきゃ駄目なのっ!」
兄 「俺は今日は一日寝ていると昨日から決めてたんだ。寝るぞ」
彩音に背を向けるように横に寝返りをうつ。
妹 「ねぇ行こうよぉ〜」
そう言いながら俺の肩を揺さぶってくる。
- 193 :2黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:07:49 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「俺は寝るのだ。せっかくだから理由教えてやる
昨日、夜中ずっとゲームやってたから眠いのだよ」
妹 「そんなの理由にならないよぉ」
兄 「十分理由になるだろ。また今度一緒に行ってやるよ」
妹 「どうしても今日行きたいの〜っ!」
兄 「わがまま言うな」
妹 「・・・む・・どうしても一緒に行ってくれないんだね?
ならこっちにもお兄ちゃんを起こすための秘策があるよ?」
兄 「何をする気か知ら――」
妹 「ふーーっ」(兄の耳に息を吹きかける)
兄 「!!!」
言葉を喋り終える前にその秘策とやらをモロに食らってしまった・・・
兄 「やめろアホッ!!鳥肌立つだろが!!」
妹 「あはははっ 目覚めた〜?」
兄 「覚めるか!!寝る!!」
妹 「・・・む・・しぶといね・・じゃあ次の秘策っ」
今度は俺の枕もとにスタスタ歩いてきた。
兄 「(今度は何する気だ・・・)」
妹 「妖怪っ!まくら返し〜!!」
声が聞こえたと思ったらいきなり枕をすっこ抜かれた。
兄 「うげっ!」
突然だったので俺の頭は重力に逆らうことが出来ず下布団に「ボスッ」っと、
まあ下は布団だから痛く無いけどさ、
兄 「枕返せ!!」
妹 「あっ」
ベッドから起き上がり枕を奪い返す。
- 194 :3黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:10:07 ID:Scc2m7Vc
- もと有った場所に戻し再び寝る。
妹 「まだまだっ!終わらないよ〜っ!」
今度は足元に走って行く。足の裏をくすぐる気だろうか
兄 「(何のセリフだ・・・つーかえらくしつこいな・・・)」
ふと、今日が何かの日である事に気がついた。
兄 「(はて、今日何の日だったっけ・・・?何かあったかな・・・?)」
妹 「彩音自己流!スーパーどっかーんプレスーッ!!」
何の日かを思い出してる間に次の秘策とやらが俺を襲う。
兄 「(プレス技かーッ!いやその前に何だそのネーミングセンスはッ!)」
何か良い防御策はっ!?と思った瞬間、
妹 「わっ!!」
兄 「!?(何だ?)」
ベッドに飛び乗ろうとした彩音の足に何かがひっかかる。
転びそうになりながらとっさに手と膝を下につく。
ムニュッ
兄 「うおッ!!(ナニーーッ!?)」
妹 「・・え・・・っ? 」
自分の手の下にあるモノに気がつく。
妹 「(こ・・・これって・・・・・)」
掛け布団が割と薄かったからか、すぐにわかった。
今自分の手がさわってるモノが兄の体のどこの部分なのかを・・・
兄 「・・あの〜彩音さん?・・・今キミの手の下にあるモノ、俺の――」
妹 「わーーーーーーッ!!!ゴ、ご、ゴ、ゴメんナさイッッ!!!!」
ものすごい勢いでベッドから飛び退く。
- 195 :4黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:12:52 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「(いや、そんなにものすごい勢いで飛び退かんでも・・・)」
一時沈黙する二人
妹 「・・・(ど・・どうしようっ・・・えっと・・えっと・・っ)
兄 「・・・(ははっ・・朝特有の現象が今日は起きてなくてある意味助かったぜ・・・)
妹 「あ・・あの・・・えっと・・その・・・・」
顔を真っ赤にしながら うつむいて もじもじしている彩音。
兄 「(おいおい、何でそんなに真っ赤になってんだよ・・・w)」
そりゃ俺もビックリはしたけどさぁ、
兄 「(ウブいなァ・・・コイツ・・・w)」
そんな彩音を見てたら何か妙に笑えてきた。
兄 「ハハハッ」
妹 「お兄ちゃん・・・?」
兄 「(面白いから少しからかってやろっかな)」
兄 「おまえ、今のわざと触ったんじゃね〜の?w」
妹 「ち、ちがうよっ!わざとじゃないよっ!コードに足が引っかかってそれで――!」
聞いた所によると、「スーパーどっかーんプレス」とやらをキメようとして飛んだ時、
横に置いてあったテレビの電源コードに足が引っかかってコケたらしい。
そんでとっさに手をついたところが俺の急所の上だったってワケね・・・
兄 「ほうほう、なるほどね。キミはあれは事故だったって言いたいのかな?」
妹 「うん・・・」
兄 「だけどさぁ、普通こうも都合よくココに手がくるかなぁ?モロだったぜ?w」
妹 「そんなこと言われても・・・たまたまそこに手がきちゃったから・・・」
兄 「「タマ」だけに「たまたま」ってか!?ははははっ!こりゃいいや!w」
- 196 :5黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:16:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「しょうがないじゃないっ!本当にわざとやったんじゃないんだもんっ!」
さすがに怒ったのか、でかい声で怒鳴られる。
兄 「(ぷくくw 面白えよコイツw じゃあこれはどうだ?)」
兄 「わるいわるい、信じるよ。でもさ、俺だけ触られたままってのは不公平じゃない?」
妹 「えっ・・・?」
兄 「じゃあこうしようぜ?お互い公平にするために俺はお前の「乳」をさわる。」
妹 「え・・・えーーーッ!?な、何言ってるのっ?!そんなのダメっ!」
あわてて腕で胸を隠すようにしながら後ろにあとずさる。
兄 「チッ、何で?何で触ったら駄目なの?」
妹 「何でって・・・だって・・っ 恥ずかしいもん・・・・っ」
兄 「お前は俺のに触っただろ」
妹 「でもあれはさわろうと思ってさわった訳じゃなくて・・・」
兄 「あーあ、俺ショックだぜ。
まさかお前に「触んじゃねえよ!キモイんだよ!」なんて言われるなんて・・・」
妹 「私そんな事一言も言ってないよっ!?」
兄 「ほんとかよ・・・?」
妹 「ほんとに言ってないよっ!」
兄 「ふーん・・・」
兄 「(そろそろ止めとくかな・・・これ以上やるとセクハラで訴えられかねん。)」
妹 「・・・・わかった・・」
胸を隠すようにしていた腕をゆっくりとおろす彩音。
兄 「ん?何が?」
考え事をしていて聞いてなかった。
妹 「ちょっとなら・・いいよ・・・?」
兄 「だから何が?」
- 197 :6黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:20:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「え?・・だ・・だから・・・私の・・ここを・・・」
そう言いながら胸に手をあてる彩音。
兄 「は!?(なんとぉーーーーーーーーーッ!!!)」
妹 「でもちょっとだけだよ・・? ほんのちょっとだけだからね・・・?」
お、おいおいっ!マジか!?マジでいいのか!?
お前俺に触られるのイヤじゃないのか?!どうなの!?
いや、でもこれは物凄くおいしい状況じゃないのかっ!
ここで触らなきゃ男がすたるぞっ!
でもこいつは妹だぞ!?でも本心はさわりたいっ!!
それ以前に何で俺こんなにドキドキしてんだってっ!
ごくっと唾をのむ俺。
無意識に彩音の方へ右手がのびる。
兄 「(うおおっ!いかん!!手が勝手にィッ!!)」
慌ててもう片方の手で右手を抑える。
チラッっと妹の方を見る。
少し不安そうな、モノ欲しそうな(ォィ、目をして俺を待っている彩音。
兄 「(そんな目で俺を見るなァーーーッ!!触るだけじゃすまなくなるぞォーーッ!!)」
ふと何かのセリフが頭をよぎる。
「私の愛馬は凶暴です。」 違う!凶暴になってどうする!!今は静まれ!!
「静まれ黒王!!」 そうだ!静まれ!静まるのだ俺!!
「ガハハ!ワシの馬は凶暴じゃぞ!!」 ・・・・東方不敗?
- 198 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:21:19 ID:WTopcGga
- (゚∀゚)b
- 199 :7黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:23:14 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「・・・」(腕を抑えながら無言でうつむいている)
妹 「・・・(ど、どうしたのかな・・・? お兄ちゃん・・・)」
兄 「は、はははははっ!」
妹 「・・・?」
兄 「な〜に言ってんだよお前〜っ あんなの冗談に決まってんだろ〜!ははは」
すげー根性無しだな俺・・・
妹 「・・・あ・・じょ、冗談だったんだ・・・・」
少しホッとしたような、残念そうな(ォィ、顔をする。
妹 「もお〜っ お兄ちゃんそうゆういじわるはやめてよぉ〜っ」
兄 「わるいわるい!」
妹 「すっごく恥ずかしかったんだからねっ?」
兄 「悪かったよ。俺と行きたい所あるんだろ?いじわるしたお詫びに一緒に行ってやるよ」
妹 「ほんと!?わーいっ!」
兄 「(わーいって・・・子供みたいな奴だな・・・)」
兄 「まあ今日はお前の「誕生日」だしな。一日付き合ってやるよ」
妹 「えっ・・・?」
兄 「あれ・・?違ったか? (しまった!違ったのか!?)」
妹 「あ、ううん・・あってるよ・・・覚えててくれたんだね・・・」
兄 「ま、まあな」
本当はついさっきまで忘れてたんだけどその事は言わないでおこう・・・
妹 「お兄ちゃん、私の誕生日なんかもう忘れちゃってると思ってた・・・」
兄 「そりゃ覚えてるだろよ (ウソです。すみません)」
妹 「うん。ごめんね」
兄 「でもさ、何で今日が自分の誕生日だって言わなかったんだよ?
本当に忘れてたら分からない所だったぞ?(本当は忘れてました。ごめんなさい)」
- 200 :8黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:26:17 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「うん・・もし忘れちゃってるなら・・・私が言う前に思い出してほしかったから・・・」
兄 「なぜに?(思い出せて良かった・・・)」
妹 「なんでかな・・・? わかんない・・・けどそうしたかったの・・・」
兄 「ふ〜ん・・・・あ!」
誕生日といえば欠かせない物を用意していなかった事に気づく。
妹 「? なに?」
兄 「すまん、プレゼントまだ買ってないや・・・何か好きなの買ってやるよ」
妹 「いいよ♪プレゼント無くてもっ」
兄 「いや、でもさ、」
妹 「お兄ちゃんお金あんまりないでしょ?」
兄 「そりゃたしかに今、金欠だけど・・・」
妹 「今日一日お兄ちゃんが一緒にいてくれる事・・・
それが私にとってはもうプレゼントなんだから・・・・ね?」
頬を赤く染めながら少し恥ずかしそうに少女は言う。
兄 「な、何だそれは・・・・っ (か・・かわいい・・・っ)」
つーか何だこの甘ったるい空気は!
この甘ったるい変な空間から脱出するため話をかえる。
兄 「そ、そんで、お前どこに行きたいんだよ?」
妹 「あ、そう言えばまだ言ってなかったね」
兄 「おう。何も聞いてない。(何処に連れて行かれるのか・・・)」
妹 「ケーキ食べに行くのっ♪」
兄 「ケ、ケーキだぁ?!食べに行くのか!?買ってくるんじゃなくて?!」
- 201 :9黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:28:52 ID:Scc2m7Vc
- 朝っぱらからケーキか・・・笑えねぇなぁ・・・・
まあ誕生日と言えばケーキだし、しゃあねえか・・・
妹 「すっごくおいしいって評判のお店があるのっ
そのお店のチョコレートケーキ、お兄ちゃんと一緒に食べたいなぁ〜って」
ケーキなんてどこも同じ味じゃないのか?知らんけど・・・
まあケーキのお金は俺が出してやるか・・・
兄 「わかったよ。今日一日お前に付き合ってやるって決めたからな、行ってやるよ」
妹 「わーいっ ありがと〜っ♪」
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友達に聞いたうわさ話なんだけど
そのお店にあるとくべつなチョコレートケーキを
自分の誕生日の日に好きな人と二人で食べると
ぜったいに切れることの無い「運命の赤い糸」で二人は結ばれるって・・・
その話・・・本当だったらいいな・・・・
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END
- 202 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:33:02 ID:Scc2m7Vc
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おまけ:上の妹のセリフに兄が思う事。
兄 「お前それケーキ屋の戦略に完全にハマってるよ・・・」
以上、兄の鋭いツッコミでした。
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ああ、ぜんぜん萌えません。
話が低レベルすぎますね。
意味もなくただひたすらに長いです。
「短くまとめろよっ!」って感じです。
文章の書き方も小学生低学年レベルです。
ラブラブな話がまったく書けません。
それでも不思議とけっこう楽しかったです。
また何か書きたいですね〜
ネタ浮かばないですけどね・・・
何よりカブるのが怖い・・・
では僕はそろそろ旅に出ます。
これと言ってアテも無い旅に・・・
風の向くまま、気の向くままに・・・
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