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[第三弾]妹に言われたいセリフ
- 1 :No.2 :03/07/01 02:21 ID:xdbq4ySt
- 全国のお兄ちゃま
脳内妹がいつも言ってくれる萌えセリフを
暴露しちゃいましょう
【過去ログ】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
- 934 :931 :05/01/16 19:51:20 ID:oSgsUbor
- ピロリロリ〜ピロロ〜………
「ん…」
布団の中で惰眠をむさぼっていた俺を現実に引き戻したのは
おとといケータイに入れたばかりの着メロ、「月のワルツ」だった。
「…やっぱ良ーなぁ、この曲………と」
曲に聞きほれている場合ではない。まとわりつく眠気を振り切り、冷たい空気
をかき回しながら手探りでケータイを探して手に取る。
「ふぁい、もしも……」
『わあーーーーーーーーっ!!』
「!!?」
受話器から聞こえてきたのは聞き覚えの有る声の、耳を劈くような叫びだった。
『起きたぁ、蓮にい?』
「まあな…。ゆずか…?」
『そーだよ、おっはよーっ♪』
朝っぱらから大声で俺を叩き起こしたのは4つ年下の妹、柚葉だった。
天文学をやりたくて必死の思いでなんとか某有名国立大学に入学。と同時に一人暮らしを
始めて早10ヶ月が過ぎた。夏以来一度も帰省しておらず、実家に電話をかけた
回数も両手で数えられる程度だったので、妹の声が妙に懐かしいものに聞こえる。
- 935 :931 :05/01/16 19:53:05 ID:oSgsUbor
- 「まだ七時だぞ…なんだよ、そのテンションは…」
『ボクにとってはもう七時、だよ。部活だったらとっくに朝錬始まってる
時間だからねっ♪。』
「俺は夢の中にいる時間だ。特に今日みたいな土曜の朝にはな……寝かせて、
頼むから…」
『ダメだよぉ寝ちゃあ。今日は大事なお客さんが来る日なんだからぁ!』
ばかにうれしそうに言う。
「?あのなぁ、そっちに誰が来ようが俺にはかんけーな…」
ぴんぽーん
「うん?誰だ?」
『ほぉら来た!』
「おい、まさかお前…」
あわてて布団から飛びぬけ玄関へ向かう。鍵を開けて氷のように冷え切った
ドアノブに手をかけ、扉を開けるとそこには良く知っているちっちゃな影が
ケータイ片手に立っていた。
「おはよ!おにーちゃん♪」
正にいたずらが成功した時の勝ち誇った表情で、柚葉は白い歯を見せて
にっと笑った。
- 936 :931 :05/01/16 19:55:26 ID:oSgsUbor
- 「おま…なんでここに!?連絡もなしに!しかもこんな早くに?…って外さむっ!!」
「まーまー落ち着いてよぉ、蓮にい。とりあえずおっじゃましま〜す♪」
俺の矢継ぎ早な質問をさらりと受け流しさっさと我が家へ入ってゆく柚葉。
「うっわ!きったなーい!よく住めるね〜こんなトコでぇ。
あ、そーいえば朝ごはんまだだったっけ。台所借りるよー♪
ボクがちゃっちゃっと作っちゃうからさ♪」
「お前な…ってあ〜もう…」
完全に主導権を握られている。ここはひとまず様子を見よう。落ち着け俺。
ガタン!「あっごめん、おしょーゆこぼしちゃったぁ。」
ドン「ああっお砂糖もぉっ」
グシャっ「卵落としたぁ!」
落ち着け俺。
……
大騒ぎをした割にはフツーの朝食を二人で食べながら、先ほどの続きをする。
「で、急にどーしたんだよお前は…」
「うん。高校受験も終わったからさ、久々に蓮にいのとこに遊びに来たんだ♪
部活ももうあんまり無くって暇なんだよぉほんと」
「そーいや推薦だったもんな。でもお前いくらヒマだったからって、わざわざ
こんな時間に来んでも…」
- 937 :931 :05/01/16 19:57:06 ID:oSgsUbor
- 実家から我が家までは2時間近くかかる。向こうを5時前に出なければ
7時過ぎにうちに来ることなんてできないはずだ。
「始発で来たのか?親父もそんな時間によく行かせてくれたなぁ。
年のわりに古い人間だからなぁ親父は…。お袋の方が許してくれたのか、やっぱ」
「え……?あ、うん。そーなんだ」
「相変わらずだな、まったく。で、元気か二人とも」
「あー…うん…。…うん元気だよ…」
「そっか、ならいいけどさ。…ん。この卵焼き美味いな」
「あ、でしょでしょー?ボク最近卵焼きにこっててさぁ♪
今日のはちょっと自信あるんだよぉ♪」
「美味いは美味いが、台所半壊させてこれだけってのはちょっと物足りなくないか?」
何せ一人用の狭い食卓の上に乗ってるのはごはんと韓国海苔(大好物で、常に
備蓄してあるのだ)、卵焼き、それにタマネギとジャガイモの味噌汁だけなのだ。
「は、半壊って…ちょっとおしょーゆとかお砂糖とか
こぼしちゃっただけじゃないかぁ」
「台所の天井コゲてんだけど」
「あははっ♪き、気のせい気のせい。細かいこと気にしてちゃ立派な
天文学者になれないよぉ?うん!」
「…」
ここは我が家が全焼しなかっただけで儲けもんとしとくべきかもしれない
- 938 :931 :05/01/16 19:58:30 ID:oSgsUbor
- 「そーいや学校はどーだ?」
俺はごはんを口に運びながらたずねた。
「うん、楽しいよお♪でもこの時期はみんな受験勉強でさぁ、忙しくって
あんまかまってくれないんだよね〜」
「お前のハイテンションぶりについていけなくなったんじゃねーか?」
「あ、ひど〜い。いつも明るく楽しくお気楽に、がボクのモットーなんだよぉ♪」
「お気楽が8割占めてんだろ、おまえわ…」
休みの朝からこのテンションはこたえるな…
にしても…我が家での一人きりじゃない朝食は久しぶりだ。
「あの時以来…か」
ふいに思い出してしまった。あの人がいた頃を。
「ああもう、女々しいなぁ我ながら」
「何がメシなの?」
「いやメシじゃな…ってあーっ!」
ふと食卓に目を移すと、大事なものがなくなっている!
「俺の!俺の海苔が無いーっ!まさか柚葉っ」
「あれ?残してたんじゃないのぉ♪」
ぺろっと舌を出す。
「のぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!」
「あはは冗談、冗談だってば♪」
にぎやかな朝食も悪くない。久しぶりにそう思えた。
- 939 :931 :05/01/16 20:00:14 ID:oSgsUbor
- 朝食を終えるとさっそく柚葉の催促が始まった。
「ねーねー、せっかく来たんだから買い物連れてってよぉー。
色々あるんでしょー、この近くって」
「そりゃまあ確かになんでもあるっちゃあるけどさぁ…」
俺の通ってる大学は都心のど真ん中にあり、当然下宿先である俺んちも都心に
程近い。都会とは言い難いところで暮らしている柚葉が目を輝かせるのも
うなずける話ではあった。が…
「お前、今日の最高気温知ってる?」
「ううん。何度?」
「2度だ2度。オマケに午後から雪も降るんだと。な?今日はやめとこう?」
「ええ〜〜!やだよぉ!今日がいいー!」
柚葉のダダこねも久しぶりだが、ここは懐かしんでいる場合ではない。
「お前俺が寒いの苦手だって知ってんだろーが。な、明日にしようや。時間あるんだろ?」
「やだっ!」
「!」
突然語気を強めた柚葉に俺は面食らった。柚葉も一瞬気まずそうな顔をするが、
すぐにさっきまでの調子に戻る。
「あ……あの…あ…ほ、ほらぁ、せっかく早めに来たんだからぁ。今日一日だけ
わがまま聞いてよぉ〜。ね♪」
「ん〜しょうがねえなぁもう…」
久しぶりに会ったんだ。妹にちょっとはサービスしてやらないと
バチが当たるってもんかもしれない。朝飯も作ってもらったことだし。
「んじゃあ行くか、買い物」
柚葉の表情がぱあっと晴れやかなものに変わった。
- 940 :931 :05/01/16 20:01:22 ID:oSgsUbor
- とりあえずここまで、ということで
- 941 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 20:09:37 ID:pnTVosbv
- >>934ー939
キタ!
キタ!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
萌えるのに萌えきれない…なんて引っ張り上手な(*´д`)
とりあえずGJ!!
- 942 :941 :05/01/16 20:23:50 ID:pnTVosbv
- ミスったorz
>>934ー939→>>934-939
- 943 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/16 20:52:37 ID:wtdBNj72
- センター終わったぜ!!
>>934-939
ボクっ娘、萌える……(;´Д`)。続きを楽しみにしてるッス。
つーか、ホントどーでもいいけど、俺も某有名(地元では)国立大学を推薦で受かっちゃってるんだよね
決して受験の追い込み時期にSS書いてるわけじゃないので悪しからず。
- 944 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 21:39:56 ID:oSgsUbor
- あー…レスさんくすです。
一応シナリオは全部出来てるんで、よろしければ風呂上がりに
続き出させて頂きます。
- 945 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 22:09:45 ID:mxPw/K4N
- 期待age
- 946 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/16 22:34:29 ID:pnTVosbv
- 是非!!
早くっ早くっ(゚∀゚)
- 947 :かばちゃ :05/01/16 23:02:47 ID:lDQcvxZ8
- それでは僭越ながら…
_____________________________________________________
「お前…そーとー溜まってたのな、物欲」
「あはは♪まーねっ。みぃ〜んな可愛く見えちゃうからつい、ね。でもでもっ、これでも
少なくすませたつもりなんだよぉ?」
「少なく済ませてこの有様かい」
「いーじゃないか。ボクのお小遣いで買ったんだからぁ。毎月ちょっとづつ
ためてたんだぞ♪」
「荷物持ってんの誰だと思ってんだよ、ったく…」
トップス、ボトムス合わせて4着に帽子2つ、ブレス、チョーカー、ペンダント
それぞれ1つずつ。見事な買いっぷりだった。
一方俺が買ったのはユーズドのデニパン一本だけ。見事な貧乏臭さだった。
「そーいや今何時だ?」
時刻を確かめるためケータイを取り出そうとするが柚葉のほうが先にケータイを
開いていた。
ほんとに何するにしても俺より数段手際が良い。
「えと…うわ〜もう四時半だよ!楽しかった〜っ♪」
「そりゃそんだけ好き勝手やりゃあな…」
「はいはい。付き合ってくれてありがとー♪。でももう満足だから……あ、見て見て!
このお店かわい〜♪」
言うや否や速攻で店の奥へ突撃してゆく柚葉。
「コラコラコラ!ったくもー」
しょうがない。今日はあいつの奴隷を決め込むことにしよう…いまさらだけど。
大荷物を抱えながら俺も柚葉の後を追った。
- 948 :931(コテハンマチガエタヨ…) :05/01/16 23:06:27 ID:lDQcvxZ8
- 「へぇ…何かいい感じじゃんこの店」
そこはアクセサリーなどが所狭しと並ぶ雑貨屋だった。
シックで落ち着いた内装にコルトレーンのBGMが良く合っていた。
多少ベタではあったけれど。
並んでいるものも中々センスが良い。少なくとも俺好みだ。特にこのシルバーリング
なんか良い感じに見える。ちょっと手にとって見てみようとしたそのとき
「!」
隣から差し出された女性の手と俺の手が重なってしまう。
「あっ!と、すみませ……ん?って何だ、ゆずか」
呆れ顔と微笑が入り混じったような顔で柚葉が俺を見ていた。
「ボクで悪かったねぇまったく、な〜に焦ってんのさ、蓮にい。」
「あせってねー」
「まったく、女の子と手触れたくらいでそんな反応してたら先が思いやられるよぉ?」
「余計なお世話だっての。それより、気が済んだのか?」
さっさと話を切り上げようとするが柚葉は俺を逃がそうとはしなかった。
「大体、蓮にいは大人しすぎるんだよー。オクテって言うかさぁ。」
「………」
「悪い女の人にだまされたりしないか心配だよぉ、まったく。ボク知らないよぉ、
そんなことになっても……もっと積極的に攻めていかないとぉ…」
そう………
結局俺は…あの時も…
- 949 :931 :05/01/16 23:09:12 ID:lDQcvxZ8
- 「まあそーなったら…ボクが…ボクがその…面倒……見てあげても……その……
…って蓮にい?」
怪訝そうな声で呼びかけられて現実に引き戻される。
「……あ?ああ、なんだっけか」
「も〜大事な話してたのにぃ〜」
「すまん、ぼーっとしてた。あ、お詫びに何か欲しいもん買ってやるよ」
「えぇ?い、いーよーそんなの。悪いよお?」
「良いから遠慮すんなって。ちょっとは気前良いとこ見せてやるよ」
なんだかんだ言って今日は楽しかったし、最後に奮発してやろう
「ほ、ホントにいいの?」
「ああ」
「じゃ、じゃあ………これ」
柚葉がおずおずと指差したのは、俺が手に取ろうとしていたリングだった。
三日月がレリーフされているだけのシンプルなやつで、値段も大したものではない。
「おいおい、もーちょい良いやつでもいいんだぞ?」
「ううん。これが…いいの。お願い…」
……
リングをはめて店から出た柚葉はいたく上機嫌だった。リングを愛おしそうに
眺めている姿を見るとこっちまでうれしくなってくる。
「気に入ったか、それ?」
「うん!すごくうれしいよぉ!」
柚葉は満面の笑みで答えた。
「そかそか。なら良かった。あ、そうだ、親父たちにも何か買ってってやろうかな」
「あ……」
柚葉の足が急に止まる。
- 950 :931 :05/01/16 23:11:19 ID:lDQcvxZ8
- 「ん、どした?」
「え…お、お父さんとお母さんの分はいいんじゃない…かなぁ?」
「そんなわけいくかよ。長いこと帰ってないからなあ。」
柚葉は笑顔で続けるが、その顔は少しこわばったように見える。
「で、でもほらぁ、ボク服とかいっぱい買っちゃったし、お土産まで持って
帰れないかなぁ、なんて…」
「自業自得だろうが。ちょっとはガマンするんだな」
「!」
俺の言葉に柚葉は身をこわばらせた。
「…我慢なんて……」
「え?」
「………我慢しろなんて…簡単に……言わないでっ」
「柚葉っ?」
引き止める間もなかった。
柚葉はダッときびすを返し人の波間へと姿を消していってしまった。
「あいついったいどうしたって………あ。」
しまった。ひょっとして…
俺は急いでケータイを懐から取り出す。電源は入っていなかった。
俺は切った覚えは無い。
「あいつ…」
ケータイの電源をいれ、実家に電話をかける。
「あ、お袋。俺だ。柚葉のことなんだけどさ……」
- 951 :931 :05/01/16 23:33:36 ID:lDQcvxZ8
- ………
「寒い…なぁ…」
雪のちらつきはじめた公園のベンチで誰とも無くつぶやく。
「せっかく冬服買ったのにな…」
かじかむ手にかける吐息は白いベールのよう。
寒さとさびしさにひざを抱く。
「蓮にいは…悪くなかったのに」
何であんなこと言っちゃったんだろう…。自己嫌悪でいっぱいになる。
『ガマンするんだな…』
『我慢してね……お願い。お母さんのためにちょっとだけ…』
「っ……」
ぎゅっと体をこわばらせる。
「がま…ん……なん…て」
「ゆず」
「!」
紙袋を両手にさげた蓮にいが静かに立っていた。
「…あ……蓮…にい……」
「隣いいか?」
蓮にいは荷物を降ろして隣に座る。
- 952 :931 :05/01/16 23:34:27 ID:lDQcvxZ8
- 白い吐息の間隔はボクより少し短い。走ってボクを探してくれたのだろうか。
申し訳なさと恥ずかしさで蓮にいの顔をまともに見れない。
「蓮にい……あ、あの………ご、ごめ…!」
「親父たちに知らせてなかったんだな、来ること」
「…」
ばれちゃっ…た…
「心配してたぞ、二人とも」
「いまさら………いまさら…心配…なんて」
「そう…か」
蓮にいはそれ以上言わない。ボクも何も言えない。
お互いに虚空をみつめたまま時間だけが過ぎてゆく。
暗闇の中を舞い散る粉雪はまるで幻想のよう。
視界にかかる純白のカーテンは夢の世界への入り口みたいだ。
「夢…だったらいいのに」
かじかむ手の感覚だけがボクを現実に留める…
- 953 :931 :05/01/16 23:37:33 ID:lDQcvxZ8
- どれくらいそうしていたろうか。
「親父もお袋も…」
ふいに蓮にいが口を開いた
「やっぱり決めたんだな、離婚」
「………うん。そーみたい…」
「お袋が出て行くんだ」
「うん。ボクも…一緒に…」
「あの男のところへ…行くのか」
「…」
あの男…お母さんの恋人。とっても良い人だけど…でも…
「ボクのお父さんは…あの人じゃない…」
「ああ」
「あのひとじゃあ……ないよぉっ…!」
「ああ」
涙があふれ出た。堰を切ったように後から後から…。そんなボクを
蓮にいは優しく抱き寄せる。
「あ…」
「ごめんな、一人にしちまってた…」
あったかい…そのあたたかさが…
「うぅ…!…えっく……うあぁぁあぁぁ………!」
蓮にいの胸を借りてボクは子供のように泣きじゃくった。
- 954 :931 :05/01/16 23:39:25 ID:lDQcvxZ8
- ごめん、ちょっと調子に乗りすぎっすね…。流石に今日はこのあたりで
止めときます。スレ汚しすいません。
- 955 :921 :05/01/17 00:02:29 ID:pnTVosbv
- >>931氏
(・∀・)イイ!!
とても読みやすいです。
続き期待してまつ(´∀`)
>>遊星氏
センター乙っす。つ旦ドゾー
遊星さんのSSも楽しみにしてまつ(・∀・)
是非書いて下さい(´д`)
- 956 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 10:45:31 ID:8KdlVjrU
- 妹の結婚式前日
| ('ー`)ノ 「明日は、この成人式のスーツでいいかな・・」
| <( )
| / \
/ ̄  ̄
| Σ('A`)ノ >「無職で引きこもりのお兄ちゃんに出て欲しくない!」
| <( ) >「そんなこと言わないの!」
| / \
/ ̄  ̄
翌日・・・
(ー`) イマゴロハケーキデモキッテルカナ・・・シアワセニナ
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
↑ほぼ実話
- 957 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 14:24:55 ID:3+R13NtG
- >>956
チラシの裏
↓
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|⌒ |
| |
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| |
| |
| |
|________|
- 958 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 21:06:16 ID:k9i+FZgV
- 寂しい、お兄ちゃんの遺体と一緒にいたい⇒妹を逮捕
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1105834213/l50
泣きたいときにどーぞ
- 959 :931 :05/01/17 23:15:23 ID:wtVInmZU
- 頼まれてないけど続き投下しま〜す
______________________________
そう…あれは3年くらい前、俺がまだ高校生活を謳歌していた頃だ…
親父が出張で出かけているとき、お袋が家に連れてきた一人の男
「母さんの同僚なの」
そういって紹介された男はわざとらしい笑みで握手を求めてきた
ああ、そういうことか
と気付いた。
その男の満面の笑みの奥にあるものがいっぺんに垣間見えたような気がして、
その時からそいつのことが大嫌いになった
「おに〜ちゃんみてみて〜おいしいチョコもらったよぉ〜♪」
その男にとって、まだ小学生だった柚葉を懐柔するのは簡単だったと見えて、
すぐになつかせてしまったようだった
俺は何もわかってないかのような無邪気な柚葉が苛立たしかった
「うっせーぞゆず!向こう行け!」
「う〜なんだよぉ。せっかくわけてあげようとおもったのにぃ!もぉ!」
そのときはただエディプスコンプレックス丸出しの自分が
恥ずかしかったのかもしれない
それからもその男は親父のいないときに、時にはいるときにまでちょくちょく現れるようになり、我が家になじんでいった
一度など親父と酒を飲み交わしたことまであった
俺は我が家があいつに汚されてゆくように感じられて嫌で嫌で仕方なく、よく
家を空けるようになっていた
家族と話すことも出来るだけ避けていたから、その頃の柚葉が俺に何か言いたげ
だったこともわかっていながら無視を決め込んでいた
そして今から1年半くらい前だったろうか。来るべきときが訪れた
「別れましょう」
お袋が親父に言った
- 960 :931 :05/01/17 23:17:36 ID:wtVInmZU
- 親父はショックのせいか何も言わなかった
柚葉は唇をかんでうつむいていたが、やがて堪えきれなくなったように
泣き出した
俺はやっぱりなと思いながらも胸に大きなつかえがあるような感覚を
拭い去ることが出来なかった
その後、俺は大学入学と同時に下宿したいと両親に願い出た
親のことなんかでうじうじしているような自分がうっとおしかったからだ
一人になればそんなことを考える必要も無くなる
両親もそんな俺の心中を酌んだのだろう、二つ返事で了解してくれた
そんな俺に柚葉が声をかけてきた
「蓮にい、一人で暮らすんだぁ♪」
「ん?ああ。やっぱいいかげん自立しないとな、自立」
出来る限り軽く言う。柚葉には俺の弱い部分を悟られたくなかったのだ。
「そーなんだぁ……ちょっと…さみしいな…なんて…」
「ちっとはガマンしろ。もう今年は中3だろーが」
「あ…うん。そお…だね……」
- 961 :931 :05/01/17 23:18:41 ID:wtVInmZU
- 「…」
柚葉の声に影が含まれているのを感じとった俺は聞いた。
「柚葉、お前平気か…一人で?」
「んぅ?うん。全然へーきだよ♪ボク自身よりも蓮にいの方がずっと心配だよぉ」
「うっせー」
「あ、そーだ♪引っ越したら鍵ちょーだいね♪いつでも遊びに行っちゃうからさぁ♪」
「や・だ・ね。お前に俺の暮らしを邪魔されてたまるかってんだ」
「えぇー!?ケチぃ〜…」
……
「ごめんな…ずっと…我慢してたんだな」
「うん…」
消え入るような声。
柚葉はずっと我慢してたんだ。きっと初めから全部わかってて……でも誰にも
言えずに溜め込んで…
「気付いてやれなかった…俺だけ悩んでたみたいな顔してて……ごめんな…
…俺…樹さんとの時に後悔したはずなのに…」
「……樹さんって…?」
涙のあともそのままに、穏やかな声で柚葉がたずねる。
「付き合ってたんだ。三つ上の先輩。すげー綺麗な人で優しくってさぁ…
…星が大好きな人だったんだ…」
- 962 :931 :05/01/17 23:24:26 ID:wtVInmZU
- 初めて樹さんに声をかけてもらったときのことは良く覚えている。
大学に入ってすぐに俺は、天文学の分野で高名な教授のところに
行って色々な話を伺った。
そして一年生ながら研究室で研究生の真似事をさせてもらえるようになったのだ。
樹さんはその研究室の四年生だった。
「キミ、ホントに好きなんだね。星が」
夢中で天文の本を読み漁る俺に、樹さんはそう言った。
「え、ええ。俺、月が大好きで、それでこーゆー勉強やりたくって…」
あまり女と縁がなかったせいか、突然話しかけられてしどろもどろに
なってしまう俺。
しかし樹さんはそんな態度を意に介さず言葉を返した。
「そうなんだ。私もね、大好きなんだ、お月様が」
「あ…」
そう言った彼女の横顔を見たそのときにはもう
俺は月のことなんか考えられなくなっていた
……
馴れ初めから付き合い始めるまでに大して時間はかからなかった。
いや、付き合ってるというのは少し違うかも知れない
俺の樹さんへの感情は崇拝にも近いものだったからだ。
彼女と一緒にいられるだけで俺は満足だった。
一緒に話せるだけで他に何もいらなかった。
月よりも大事なものを知ることが出来た。それだけで俺は…
だから彼女が別れを切り出したときも俺は何も言えなかった。
- 963 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/17 23:25:02 ID:g4/rDhYe
- やばい。俺リアル妹いるのに
このスレの萌えるSSのせいで(おかげで)
すっごく「妹」と言う言葉、ネタに萌えまくってる・・・
あぁ神よ・・・罪深き僕を許してください・・・
- 964 :931 :05/01/17 23:36:09 ID:wtVInmZU
- 「君には感謝してる……でも…さよならしよう」
「樹さんがそう望むのなら」
「訳を…聞かないんだね」
「あなたと一緒にいられた。俺はそれだけで十分でした」
「私も…うれしかったよ、一緒にいられて。……………さよなら」
「さよなら」
それでよかったと思った。いや、思い込もうとしていただけだったのだろう…
「結局俺はあのときからずっと逃げてるだけだ……一緒にいられただけで
幸せだったなんて……俺は………俺には追いかける勇気が無かったんだ。
彼女を知るのが怖かった。」
「…うん」
柚葉は目を細めて静かにうなずく
「だから俺は…もう後悔したくないって…そう願っていたのに…逃げるのは
もう止めようって………なんのことはねぇ、たった一人の妹の気持ちからも
逃げてたんだよ俺は…!……なさけねぇ……」
俺は自分のみじめさに押しつぶされそうになる。しかし…
「ううん。そんなことないよ…そんなことない…」
優しくつぶやく柚葉。
「蓮にいは不器用だけど…優しくてあたたかかで…こうして……ボクを包み込んでくれてるじゃないか」
「ゆず…」
「それに……約束をまもってくれた」
「約束…?」
「…うん。ずっと前の…三日月をくれるって約束……まもってくれた」
「あ…」
ふいに脳裏に浮かぶいつかの風景
- 965 :931 :05/01/17 23:37:49 ID:wtVInmZU
- 広い草むらでちっちゃな俺とゆずが月夜の空を見上げている
そうだ あれは10年以上も前 俺がまだ月に憧れだけを抱いていた頃
『おれはおおきくなったらあのつきのおうさまになってやるんだ。
そしたらゆず、おまえにもつきをちょっとだけわけてやるよ!』
『ちょっとぉ?』
『そーだ。ちょっとだ!みかづきのぶんくらいならわけてやってもいいぜ!』
『うん!みかづきちょーだい、おにいちゃん!まってるから!』
それは他愛も無い約束
時と共に薄れゆくはずの儚い誓い
それを……
「ゆず…」
「ほら…このリング。おにいちゃんがくれた三日月だよ…」
柚葉のいじらしさに胸がしめつけられる
「……………………離れたくない…よ」
愛しい。狂おしいまでに。
「………ずっと一緒にいたいよ……ずっと…おにいちゃん…」
「ああ…柚葉……俺もだ。俺も…いたい……ずっと…一緒に…」
お互いの顔を見つめあう。
瞳と瞳が合わさる
互いの息がかかる距離まで近づく
どちらともなくそっと瞳を閉じる
そして……
- 966 :931 :05/01/17 23:40:52 ID:wtVInmZU
-
そして交わしたキスは
禁断のキスは
冷たく冷えた、でもあたたかいキスは
二人の心の奥底に
そっと優しく染み渡っていった
これは二人だけの秘密
誰にもいえない秘密
二人のなかのパンドラの箱に
そっとしまっておく希望
- 967 :931 :05/01/17 23:52:26 ID:wtVInmZU
-
………………
泣き疲れてしまった柚葉を布団に寝かせ、俺はケータイ片手に表へ出た。
ケータイのリダイヤルボタンを押して耳に当てる。
「蓮だ。おやじ…いや父さん、それに母さん、話したいことがあるんだ…」
その時実際に何を話したかはあまり覚えていない。
ただ、いままで何があっても泣くことの無かった父さんの嗚咽混じりの声だけ
が妙に印象に残っていた。
両親を電話で泣かせた俺はたいそうな親不孝ものだろう…
でも…柚葉のために出来ることがあった…これで…いいんだ。
「もっとゆっくりしててもいいんだぞ?親父たちもいいって言ってくれたし…」
日曜の朝、帰り支度をする柚葉に声をかける
「うん。これ以上メーワクかけるわけにいかないしね♪それに…ボクもお母さんたち
とちゃんと話してみたいんだ」
「そう…か。頑張れよ」
「うん!!」
柚葉の返事は力強かった
- 968 :931 :05/01/17 23:54:02 ID:wtVInmZU
- 「じゃあ行こうか。気をつけろよ、今日は晴れてるから道滑るぞ」
うっすら積もった雪景色の中、駅まで柚葉を見送る
「うん!蓮にい、ホントに色々ありがとねっ♪鍵も…ありがと」
「また来いよ。いつだっていい、遠慮すんな」
「うん!ボク遠慮なんか全然しないよぉ♪あ、あと…さ……」
「ん?」
「指輪…大切にするから…」
「ん…ああ」
昨日を思い出してお互いに少し気恥ずかしくなる。
柚葉の顔が心なしか赤いのは寒さのせいではないようだ。
俺も同じなのだろう。
そうこうしているうちに駅にたどりつく。
切符を買って柚葉に手渡す。
- 969 :931 :05/01/17 23:57:41 ID:wtVInmZU
- 「じゃあ、元気でな」
「うん。あ、………蓮…にい…」
急に切なげな声で柚葉が呼ぶ
「な…何だよ…」
「もしボクに…彼氏とか…できなかったらさ……その…」
どもる柚葉。
俺は答えた。
「ああ。俺がもらってやるよ」
柚葉の表情が華やいでゆく
「あっ…お…おにい…」
「気が向いたらな」
「なぁっ?きっ、気が向いたらって何だよぉ〜!?そんなこといったら昨日のこと
ぜ〜んぶばらしちゃうよっ?ご近所のみなさぁ〜ん!?聞いてください!
ここにいる…!」
「あっ…てコラコラコラコラぁ〜〜〜!!」
捕まえようとする俺からひらりと身をかわす柚葉。
そして改札前で「ふうっ」と一息つくと、俺に向かって大きく手を振った。
「ばいばーい!またねっおにーちゃん♪」
「……ああ。またな!」
手を振る柚葉の左の薬指にはめられたリングが、太陽を受けてきらりと輝いた。
- 970 :931 :05/01/18 00:00:13 ID:NKZ/7eFR
-
…つーわけで終わりです。しょーもないもんを長々と書いてしまってすみませんでしたホント。
ちょっとでも萌えて頂けたら幸いです。
- 971 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 00:08:00 ID:k9i+FZgV
- 綺麗な話ですねぇ。 乙可憐様です。
- 972 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 00:09:33 ID:gSvFamVQ
- >>958のスレ、削除されたっぽいすね。
あそこになんか泣けるのあったんでコピペしましょうかね?
- 973 :長いですよ :05/01/18 00:10:49 ID:gSvFamVQ
- いつもみたいに、お兄ちゃんを起こしに行った。
いつもみたいに、寝ぼけて軽いキスをしたりすると思った。
いつもみたいに、笑って「おはよう」って言ってくれると思った。
いつもみたいに、
「お兄ちゃん…?」
触れたほっぺたが冷たかった。
でも、いつも通り寝ている。優しい顔で寝ている。
いつものお兄ちゃんの顔。
「お兄ちゃん。朝…だよ?」
いつもなら、もう目をあける頃なのに、
目は閉ざされたままで。
一日中泣きじゃくった。
- 974 :ちょっとネタがアレですが・・・ :05/01/18 00:12:58 ID:gSvFamVQ
- 学校へ行くことも忘れて、ずっと泣いてた。
変わらないような顔で、でもここにはいないお兄ちゃんのそばで、
ずっとずっと泣いていた。
お兄ちゃんのまぶたに、涙がこぼれた。
それは、お兄ちゃんが泣いているみたいだった。
まるで、泣かないでと言ってくれているようで。
- 975 :っていうか冷静に見ると怖いかも・・・ :05/01/18 00:16:21 ID:gSvFamVQ
- 「今日のご飯はシチューだよっ」
お盆に二人分の食事をのせてお兄ちゃんの部屋へ入った。
「ちゃんと、食べなきゃだめだよ。にんじんもだよっ?」
スプーンにシチューをすくってお兄ちゃんの口へ運ぶ。
でも、口をあけてくれない。
「ちょっとだけでも、食べて?」
近くで見てみると、髪はさらさらで、顔も整っていてとても綺麗。
お兄ちゃんは寝てるだけ。
明日になればおきてくれるかもしれない。1分後、もしくは1秒後にでも、
目をあけて、笑ってくれるかもしれない。
シチューを、口に流し込んだ。
- 976 :だから冷静になっちゃ駄目ですよ :05/01/18 00:17:41 ID:gSvFamVQ
- 「ちゃんと、食べれる?」
返事はしない。
口の端からシチューが流れ出した。
「……おいしくなかった?…ごめんね」
そういって、口の端から流れたシチューをなめた。
そのあとに口に流し込んだシチューもなめた。
いつもならくすぐったそうに、キスを返してくれた、のに。
「……明日は、オムライスにするね?」
そういって1階に下りていった。
シチューは口をつけないまま、台所に流した。
今日は寒いから、お兄ちゃんと寝よう。
朝になれば、抱きしめていてくれる。
- 977 :っていうか萌え話じゃないなこれ・・・ :05/01/18 00:18:54 ID:gSvFamVQ
- 信じ続けて、時間はたった。
「今日ね、お兄ちゃんと笑ってすごした最後の夜なんだ。覚えてる?」
一年前と同じ服を着て、お兄ちゃんに話しかけてみる。
「今日、何の日か分かる?」
返事は、ない。
今日はね、大切な日なんだよ。
私の、生まれた日だよ。
小さな私の手を握ってくれたね。
一年前一緒に出かけたね。綺麗なライトがいっぱいの街、まだ覚えてるよ。
頬に、しずくがこぼれた。
- 978 :でも泣けると思うんですが :05/01/18 00:20:01 ID:gSvFamVQ
- 絶対に泣かないって決めたのにな。お兄ちゃんも悲しくなっちゃうから。
そう決めたのにな。
でも、悲しいよ。
また一緒に夜空の星をみたり、揺れる桜の木の下で過ごしたり、
抱き合ったり、キスしたり、
愛してるよって言い合ったり
したいよ。
- 979 :ひぃー、規制リストってなんだー!? :05/01/18 00:26:41 ID:gSvFamVQ
- 気づけば私は赤いランプに囲まれていて。
お兄ちゃんと別々にされてしまっていた。
離れたくないって泣いて、わめいた。もっと一緒にいたいって泣き叫んだ。
でも、声は届くことがなくて。
冷たい鎖をまかれて。
冷たい部屋に入れられた。
- 980 :最後ですっ :05/01/18 00:29:40 ID:gSvFamVQ
- 今、何をしていますか。
元気ですか。
この暗く冷たい部屋から出れたら、一番に会いに行くね。
そのときは、シチューを作ってあげる。
がんばっておいしいシチューを作るからね。
待っててね。
- 981 :コピペはやめたほうがいいですね・・・ごめんなさい :05/01/18 00:34:07 ID:gSvFamVQ
- いやー、ハラハラした・・・。 長い。 個人的にかなりグッときたんですが。
スレ埋め杉ですね・・・ごめんなさい、次スレよろしくです。
あと、>>931さん乙です。
- 982 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/18 01:30:52 ID:tkMvmQ0K
- もう…ホント最高だよこのスレ…
最高すぎて逆にテンションが落ち着いてしまったよ
とりあえず>>931氏GJ。
コピペだとしても>>973さんもGJ
- 983 :921 :05/01/18 07:38:56 ID:WiSqLA9b
- >>931さん激しく乙です。
文章構成・表現・内容全てが素晴らしいです(つд`)・゚。
感動です。いい萌えでした。
是非また書いて下さいねー
>>972-981さん
一応スレタイからは外れてないでいいんじゃないすか?コピペ乙ですー
- 984 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 17:35:38 ID:bJf1LeW3
- いやさ……最近、ホントに盛り上がって、毎日のようにいろんな人が凄いSSを貼ってくれて……。
俺一人だけの時もあったし、このコテを捨てようと思った事も何度もあったけど、
ここまで頑張ってきてホントによかったと思うよ。
ところで、次スレどうしましょう?立てるなら、自分が挑戦してみましょうか?
- 985 :921 :05/01/18 19:29:13 ID:WiSqLA9b
- なんか遊星氏のレス見て少し感動した…
>>遊星氏
次スレよろっす!
- 986 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/18 19:43:20 ID:bJf1LeW3
- ダメだった……情けねぇ……。どなたかよろしくお願いします。
↓一応テンプレ貼っときます。よろしければお使いください。
「また会えたね、お兄ちゃん」
ここは、脳内の妹さんが囁いてくれるセリフとかSSとかを暴露しちゃうスレです。
【お兄ちゃんと私のお約束】
・荒らしさんや厨房さんは、ちょっと可哀想だけど、見ないフリをしようね♪
・SS職人さんにはちゃんとお礼を言うこと!!デリケートな職人さんもいるんだからね?
・えっと……いっぱい見られるのはちょっとだけ恥ずかしいから……sage推奨だよ……。
メール欄に『sage』って入れてほしいな……。
・リアルの妹さんの話は程々にすること!!
【お兄ちゃんとの思い出】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
[第三弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1056993709/
過去ログ倉庫
http://www.geocities.jp/mewmirror9/
このスレでもずぅっと一緒だよ、お兄ちゃん♪
- 987 :921 :05/01/18 21:57:16 ID:WiSqLA9b
- ダメだった……orz
誰か次スレお願いします。
- 988 :931 :05/01/18 22:13:18 ID:rw5CCulC
- 俺もダメでした…面目ない…OTZ
誰か次スレよろしく…
- 989 :No.2 :05/01/19 01:23:40 ID:h4scIhQi
- 次スレ立てましたー
[第四弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1106065356/
- 990 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/19 01:40:55 ID:ss9px1fF
- 超出貸した!! 大好きだ!
- 991 :921 :05/01/19 05:58:35 ID:u1bmH47P
- >>NO.2氏
乙ですー
>>たゆん氏
IDがネ申>SS
- 992 :紫音提督 ◆cXtmHcvU.. :05/01/19 08:21:18 ID:HrSOmxAJ
- >>NO.2氏
やるじゃないか ありがとう!
- 993 :たゆん ◆BUK/i6Ymmg :05/01/19 20:40:37 ID:ss9px1fF
- 神IDでしたか〜。 縁起が良いナ♪
残り少ないんで、埋めましょうか?
↓過去ログで見付けた、心に残る言わセリ
えへへ・・・お兄ちゃんの匂い・・
- 994 :No.2 :05/01/19 21:00:21 ID:M5GVy87X
- 久々に過去ログを読み返してみたら、懐かしいですねーw
〜 [第二弾]より 〜
はいっ、お兄ちゃん♪ クリスマスプレゼントだよっ。
前からずっと編んでたマフラーなんだけど・・・これでいいかな?
あっ・・・ちょっと長かったね・・・失敗しちゃったぁ・・・
えっ? 二人の首に巻けばちょうどいいって?
え、えと・・・今日と明日だけだよっ!
- 995 :921 :05/01/20 00:26:36 ID:PiTa4NAL
- お邪魔でなければ次スレにもSS載せさせて頂きたいと思います。
〜[第一段]より〜
「お兄ちゃん……好きな人……居るの?」
- 996 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 04:13:37 ID:yYRY0hHk
- うわ。超期待しちゃう!
- 997 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/20 22:36:06 ID:HqnDGSu0
- 「お兄ちゃんって、まだ……童貞?」
- 998 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:45:00 ID:MHqIDYcN
- 「兄さん、兄さん。起きてください」
「ん?……未来……?」
あれ……目覚まし鳴らなかったのか……?
「おはようのチューは?」
冗談で、頬を指差して言う。
「し、しょうがないですね……あ、甘えん坊さんなんですから」
チュッ。
「おぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
このときの驚きはいかほどであっただろうか……誰にも想像はつかないだろう。
「な、何ですかっ!?」
「何を本気にしとんねん!!!」
「えっ、えっ……?」
「しかも、まだ早いじゃないか!!!何なんだよ、今日は!!」
「えへへ……」
はい……?何でそんな嬉しそうなんだ……?
「えへへ……って、なんじゃい!!」
「えっと……兄さん、怒りませんか……?」
言葉の内容はひとまず置いておいて……何、何で?ちょっとはにかんでるの!?
「内容にもよるが……まぁ、未来なら、ちゃんとした理由があるんだろ?」
「あの……ちゃんとしてるかどうか分からないですけど……」
「まぁ、謙遜はいいから。何なんだ?」
「えっと……私、朝ごはんとお弁当を作ってたんですけど……」
「ふむ」
「寂しくなっちゃって……」
「なるほど……って、何だそれ!!」
腑に落ちない……。
未来がここまで俺に甘えた行動を取る事は考えられないし、
料理をしている時は、未来は一瞬たりとも俺のことなど気に掛けたりはしない。
……悲しいものだ。
- 999 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:47:03 ID:MHqIDYcN
- 「えへへ……」
おかしい……。こんなの未来じゃない……。
そうだ、この感じ……!!
「未来!!酒飲んだか!?」
「いいえ。え、何ですか?」
「料理とかで使ってないか?料理酒も?リキュールとかも?」
「はい。使ってないですけど……?」
酔っ払っているわけではない……。では……
「未来……ちょっと来い」
「はい?」
「ふむ……」
未来の額と俺の額を接触させてみても、別に熱があるわけではない。
……と言っても、そうしているうちに未来の顔は赤くなって、熱を帯びてきたのだが……。
熱でもない、酒でもないとすると……?
「誰だ!?お前!?未来じゃないな!?」
「えっ……ひ、ヒドいですよ!兄さん……どうしてそんなこと言うんですか……?」
「いや、だって……いつもの未来らしくないから……」
「何言ってるんですか?いつも通りですよぅ……」
一転の曇りの無い目。……未来がこんなに嘘が美味いとは思えないなぁ……。
……とすると、ここは異次元ですか?それとも、ドッキリか何か?
どうする?
有り得ない現実?激甘な妹……罠の可能性……。
「まぁ、いいや……で、俺はどうすればいいわけ?」
俺が選んだ選択は、少し警戒しながら、普段通りの生活をする事だった。
「一階に下りてきてくれませんか?私が料理を作っている間、話しかけているだけで結構ですから」
「ああ、分かった。着替えたら行くから、先行っててくれ」
「はい」
───────────────────────
- 1000 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/21 19:48:14 ID:MHqIDYcN
- 何なんだ……。
未来じゃない未来……あれを『未来』と呼ぶのも気が引ける。
んー……裏未来?とでも呼んでおこうか
じゃあ、裏未来は何者だ?未来の芝居か……?
いや、さすがに冗談でも、未来には、ほぺちゅーまでは出来ない。
そこまでの遊び心は、未来は持ち合わせていない。
未来って双子だっけ?未来の双子の妹で、ちょっと大胆な性格の花胡ちゃんとか……
いや、んなワケないだろ!!そんなこと俺が誰よりも知っとるわ!!
……いかんいかん。無駄にテンションが上がってきた。落ち着け。
攻撃して、吐かせるか……?
いや、一応未来みたいだし、乙女の柔肌ってヤツに傷をつけるわけにはいかないよな……
あー!!もう分からん!!
真面目に考えれば考えるほど、こんな状況が有り得ないということを思い知らされる。
「未来……教えてくれよ……誰なんだよ、アイツは……」
ちょっとした絶望を感じ、天井を仰ぐ。
「ま、行くしかないのかねぇ……」
もはや投げやりな気持ちでそう呟く。
下に行って何か進展があるとは到底思えないが……行かないよりもマシな気がした。
───────────────────────
今度は試作品で埋め埋め。
続きは新スレで。
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