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[第二弾]妹に言われたいセリフ
- 558 :ょぅι゛ょダイスキ :02/09/20 02:39 ID:???
- さっき実妹に「ねえ、クンニリングスってなぁに?」とか聞かれますた。
もうね(略。
- 559 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/20 03:23 ID:???
- 実地で教育。
- 560 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/23 00:51 ID:???
- 流れ流れた葱妹萌話スレ!
ついに!
兄@えいえん ◆OBvsnTQE さんが降臨!
これからも!やってくれます萌話スレ@葱板!
われこそはと思わん方は
さぁご来場歓迎!萌えバナ大歓迎!
葱スレ継承は、追い出され組のしたらばでも
荒らしの立てた葱でもありません!
難民板なのです!
したらばや葱をブッ潰しましょう!
勇者集まれ!集え!神よ!
【ビューティフル】萌話群島妹島2【ドリーマーズ】
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1032632345/
- 561 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/24 23:53 ID:AAfu3b4m
- 兄上、動きめさるな!ハエが止まっておりますぞ。(チャキッ
バキューン
- 562 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/25 00:17 ID:FxSulJa0
- 兄上、動きめさるな!ハエが止まっておりますぞ。(チャキッ
バキューン
- 563 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/25 00:25 ID:???
- 待て待て待て待て!!じゃあ何か!?お前は近親相姦がやりたいって言うのか!?お前バカだろ!!
- 564 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/25 22:39 ID:JK3vPmn/
- 近親強姦こそ、世界最強の格闘技である
- 565 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/26 23:55 ID:???
- 保守
- 566 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/28 04:13 ID:???
- hosyu
- 567 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/28 22:49 ID:???
- 保守
- 568 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/29 02:56 ID:???
- 保守
- 569 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/30 00:46 ID:???
- 保守
- 570 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/02 04:28 ID:???
- みんなどこへ逝ったのやら・・・
- 571 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/10/02 21:39 ID:???
- さりげなく帰ってきてみる。
スマソ・・・myPCが逝っちまってたのさ・・・
SSはもうしばらく待っといてくれ・・・
- 572 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/02 22:01 ID:???
- 自分は何も出来ないけどせめて応援だけでも、
>>571さん期待してます。
- 573 :Masked Rider Moe ◆CAERF1YrA. :02/10/04 01:27 ID:???
- PCの調子がいいうちに、短文掲載しておこう。一応、ageておく。
(@を選択する・・・)
「お兄ちゃぁ〜ん!」
こっちへ走ってくる妹。やれやれ、心配掛けやがって・・・とつぶやきつつ、そっちに向かう。
「お前なぁ・・・こんな時間に何やってんだよ!」
「・・・だってぇ」
「だってもクソもねぇ!心配したんだぞ!!」
とりあえず、妹を家まで引きずって帰る。
有志よ、続きを・・・たのむ。
- 574 :No.8 :02/10/04 07:14 ID:???
- 入院してますた。
と言っても全身打撲程度の怪我でしたが。
家に帰って・・・。
「そうそう。俺の誕生日だと言ってな、アイツが新作ケーキくれたんだよ」
「アイツって・・・?」
「俺とお前の間で『アイツ』と言えば1人しかいないだろう」
「あ、お姉ちゃんね」
「そうそう。と言うわけで俺はお茶を入れるから、お前はケーキの用意をしてくれ」
「うん。分かったよ」
美味しそうな紅茶が入って俺は少し満足げだった。
だが、そこに妹の困ったような声が響いた。
「お兄ちゃん。ケーキ持って走ったでしょ」
そう言えば妹を捜すために全力で走った記憶が。
ん?全力で走った・・・と言うことは・・・。
「・・・ケーキ、バラバラだよ」
そう言ってケーキの箱を開ける妹。
中には既に原型を留めないケーキがあった。
言葉を失う俺。
「いや、違うぞ。妹よ」
「ん?」
「腹に入れば全て同じ。この様になっても食べれば美味しいのは変わらない!」
「まぁたお兄ちゃんのこじつけが出たよ・・・」
「うるさいなぁ。美味しければ良いだろう?」
「でも、お姉ちゃんが作ったんだからきっと美味しいよね。見た目は悪いけど」
「そうだ。大切なのは見た目じゃない。本質を見抜くのだ妹よ」
「はいはい、言ってなさい私は食べるから」
そう言って妹は箱の中に直接フォークを差し込み、ケーキを食べ始めた。
続きは頼みます。
- 575 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/04 20:03 ID:???
- リレーSSが始まると、良スレも糞スレになる罠
- 576 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/05 01:18 ID:???
- いままでのどこが良スレだっだのか小一時間(略
- 577 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/06 05:24 ID:???
- >>574
大変でしたね。おかえりなさい。
- 578 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/06 05:25 ID:???
- >>575-576
(・∀・)カエレ!!
- 579 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/08 06:59 ID:???
- 保守。
SS作家さん頑張れ〜。
- 580 :NO.8 :02/10/08 18:08 ID:???
- 続きです
妹がそう言ってケーキを口に入れた瞬間、動きが止まった。
「おい、どうした?」
俺が声をかけても全く反応せず、宙を見つめたままだ。
「おーい、帰ってこい」
そう言って頬を軽く叩こうとしたとき、妹の口がかすかに動いた。
「これは・・・凄い」
ぼそりと一言だけ言って、また動きが止まる妹。
凄いって、ケーキのことだろうと思い、俺も口にしてみる。
口に入れた瞬間、俺も動きが止まってしまった。
「どう、凄いでしょ・・・」
妹の問いかけにも暫くは答えられなかったほどだ。
これほど美味しいケーキを食べたことが俺の人生で今まであっただろうか?
これから先も、こんなに美味しいケーキを食べることは無いように思われる。
そこまで美味しいケーキだった。
「お姉ちゃん、凄いね。こんなに美味しいケーキを作れるんだから」
妹の言葉に、俺は無意識のうちに頷いていた。
「よし、私もお姉ちゃんにケーキの作り方を習って、お兄ちゃんに食べさせてあげるね」
妹はそう宣言すると立ち上がり、部屋に行ってしまった。
「やれやれ・・・お前の料理下手はみんな知っているだろう。止めとけ止めとけ」
目の当たりにして言うと怒りそうなセリフを吐いて、俺も立ち上がった。
いつの間にかケーキは無くなっていた。無意識のうちに食べてしまっていたようだ。
あれだけのケーキを無意識で食べてしまうのは勿体ないな、と思いつつ、
ケーキの箱を『燃えるゴミ』のゴミ箱に入れる俺だった。
何か主題がずれて来てしまった・・・。
一応、次回は3人で料理をする予定です。
- 581 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/10 01:19 ID:???
- >>580
とても(・∀・)イイ!
- 582 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/11 05:06 ID:???
- 保守
- 583 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 02:01 ID:???
- 誰もこねぇ…
みんな、向こうの妹スレに逝っちまったのか?
- 584 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 02:28 ID:???
- >>583
向こうってどこかキボン・・・
- 585 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 06:08 ID:???
- >>584
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1030280364/
ここのことじゃないの?違ってたらスマソ。
- 586 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 07:25 ID:???
- ありゃぁ・・・。向こうは確かに盛況だねぇ。
こちらはこちらでマターリと行きましょう。
どちらも妹を可愛がるスレと言うことですから。
- 587 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 10:43 ID:???
- 向こうは猟スレすぎ
電波が満載で恐いYO!
- 588 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 14:34 ID:???
- >>585
THX!!!逝ってみるよ。。。
- 589 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 14:41 ID:???
- 逝ってきますた。確かにデムパがよくハシーンされてますなw
でも盛り上がってるから(・∀・)イイ!あんがと
- 590 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 21:39 ID:???
- 向こう急に伸び出したなぁ・・・
- 591 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 23:33 ID:???
- ここの住人はやっぱり向こうにも逝ってるんだよね
向こうってそんなに面白いの?
- 592 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/14 23:45 ID:???
- 向こうはここの前スレみたいな感じ。
- 593 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/15 06:37 ID:???
- こっちはマターリムードが漂うからな。
騒ぎたいときは向こうのスレ。
落ち着きたいときはこちらと言うことで(w
- 594 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/15 11:50 ID:???
- >>593
君もメー欄を確認する位は落ち着くんだ
ってゆーか、ネタ?
- 595 :593 :02/10/15 22:16 ID:???
- ああ。やってしまった・・・。タイプミス。
お詫びです。
ttp://www.moemoe.gr.jp/cgi-bin/imgboard/img-box/img20021015221522.jpg
ttp://www.moemoe.gr.jp/cgi-bin/imgboard/img-box/img20021015221442.jpg
マターリ行けることを望みます・・・。
- 596 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/15 23:40 ID:???
- おいおい、お前ら!
向こうのスレがものすごい勢いで伸びてますよ!
ひょっとして、ギャルゲ板で一番人気かも!?
>>595
上のが、ヤベェぐらいに内の妹に似てる…
- 597 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/15 23:59 ID:???
- >>596
妹さんと結婚を前提にお付き合いさせてください。
- 598 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/16 00:36 ID:???
- >>596
お義兄さんと呼んでもいいですか?
- 599 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/16 07:35 ID:???
- 毎朝、妹を起こしに行っていますが何か?
普通に起こしてもなかなか起きないので、いつもふとんを剥ぎます。
それでも起きないので毎日蹴りを入れる→妹怒る→朝から喧嘩と言うことを毎日やっています。
朝飯食う頃には仲直りしているけど。
朝飯食う前から何であんなにエネルギー使わなければならないのやら・・・。
- 600 :NO.8 :02/10/16 09:30 ID:???
- 遅くなりましたが、SSの続きです。
「ただいま」
そう言って俺が家に帰ったら、妹の声が聞こえた。
「うん。そういうわけでお願いしたいんだけど・・・」
どうやら誰かと電話をしているようだ。
「いい?ありがとう!うん、じゃあ日曜日に。じゃあね。ありがとう」
がちゃりと受話器を置く音がして、電話は終わったようだ。
俺はと言うと部屋に行って今日の授業の復習をしていた。
そこに妹がドタドタと走ってきた。
「お兄ちゃん。次の日曜日、お姉ちゃんの所に行くよ」
唐突な申し出だった。
「ああ、そうか。気を付けて行って来いよ。あまりあいつに迷惑かけるなよ」
そう言って勉強を再開しようと思ったが、妹はまだしゃべり続ける。
「違うよ。お兄ちゃんも行くんだよ」
「何で俺まで?」
ノートから目を離さず、俺は返答する。
「この間言ったでしょ〜。お兄ちゃんにも私の作った美味しいもの、食べさせてあげ
るって」
「ああ、そう言えば・・・」
この前のケーキのことか。すっかり忘れていた。
と言うより、お前は基本的な調理の仕方を学んでから料理を作った方が良いぞ。
と心の中で付け加えておく。
「お兄ちゃんも行くんだからね。分かった?」
「はいはい。分かりました」
「ならばよろしい!」
上機嫌で妹は出ていった。
長いと言われたので切ります。
- 601 :NO.8 :02/10/16 09:34 ID:???
- 次の日 学校にて
やっと午前の授業も終わり、弁当を食べようとしていた所にアイツがやって来た。
「ちょっと話があるんだけど」
「何だ?」
そう言うとアイツはすっと手を差し出した。
「何だ?」
同じ言葉を再度繰り返す俺。
「アンタの妹、ついでにアンタが日曜日来るんでしょ」
「ああ、行くと言うことになっているらしいが・・・」
再度手をずいっと出される。
「だからこの手は何だよ?」
「まず、アンタの妹に料理を教える教習料。それにアンタの妹は料理がド下手でしょ
う。その料理を食べて体調を崩すかも知れないので保険料。それから・・・」
「ちょっと待て」
「それから、最初から難しいものは厳しいので、今回は簡単な料理で行く。材料費も
」
「・・・マジで?」
「マジ。と言うよりさっさと頂戴。今なら全部で1000円にしてあげるから」
「・・・何か、俺、騙されているような気がするんだが・・・」
「気のせいだと思うよ」
しぶしぶ財布から1000円を出す俺。
またしても切ります。
- 602 :NO.8 :02/10/16 09:38 ID:???
- 「体調不良が起こらなかった場合、保険料は次回も持ち越しにしてくれ」
「分かったわ」
「それと、材料は以後はこちらで用意する。
だから教習料は妹の料理が食べられると言うことで何とか・・・」
「あんたは毒物を食べさせて貰ってお金を払うんだ」
「うっ・・・」
妹は食べられる食材を調理して、食べられないものを作り出す。
という離れ業をやってみせるのだ。
「大丈夫。私がきちんと『食べられる』ものを作れるようにしてあげるから」
「ありがたい」
「じゃあ、日曜日、10時頃に」
「分かった」
料理開始まで時間がかかるなぁ・・・。
次こそ、やっと調理開始です。
しかし、向こうのスレの>686とほぼ同じ事を私もやっている・・・。
済まぬ、妹よ。
- 603 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/16 09:46 ID:???
- >>600-602
(・∀・)イイ!ガムバッテ
- 604 :No.2 :02/10/16 12:55 ID:???
- ご無沙汰していました
みなさん、お元気ですか?
俺に惚れてる女幼馴染(犬型+ヤキモチ)という設定なので
合いの手を入れてみます
オレは弁当のふたを開けようとした
「ねえ......」
背中の方から声が聞こえる
「仲がいいのね」
仲がいいと言われれば思わず否定したくなるオレだが、世間ではそう見られているのだろうか
「そうかな......。まあ、そうだな」
そう言って振り向くと、アイツは途端に目をそらした
なんだ?この反応は
アイツは視線を彼方に向けたまま、哀しげにつぶやいた
「......あんたに毒を盛ってやりたい」
- 605 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/17 02:31 ID:???
- >>604
ご無沙汰でっす
- 606 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/19 05:57 ID:???
- 保守します。
- 607 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/20 00:20 ID:???
- 捕手
- 608 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/21 05:29 ID:???
- 穂種
- 609 :Masked Rider Moe ◆CAERF1YrA. :02/10/21 16:21 ID:???
- >>604から始めればいいのか?
話の流れに逆らわない形で参加できるまで、しばしリードオンリーで行く。
- 610 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/21 18:39 ID:???
- あれ?向こうの妹スレの次スレに関連スレとしてこのスレが…
ありがとう!向こうの>1。
- 611 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/22 02:07 ID:???
- >>610
ワロタ
- 612 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/22 21:30 ID:???
- >>609
別に流れが変わってもいいから、書いてくれ
話の流れがどんどん変わっていくのもリレーSSの面白さだと思う
- 613 :NO.8 :02/10/24 22:45 ID:???
- 保守。
風邪のおかげでちょっと滞っていました。
近いうちに続きを送りますので〜。
薬飲んでさっさと寝よう。
- 614 :NO.8 :02/10/25 08:02 ID:???
- と言うわけで貼ります。
ぴんぽーん
チャイムの音が響く。
「はい、どちら様ですか?」
インターホンから声がする。
「私とお兄ちゃんだよ〜」
「あ、来たのね。今開けるから待っていて」
そう言うとブツリという音を立ててインターホンは切れた。
ドタドタと走る音が外まで聞こえて、目の前のドアが開く。
俺達2人を見て、ニコリと笑う。
「いらっしゃい。上がって」
「うん。おじゃましま〜す」
「おう。邪魔するぞ」
そう。今日は日曜日。
あの妹が料理を作る日だ。
俺は、昨夜は緊張のあまりよく寝られなかった。
妹の作った料理を食べたのはこれまでの人生で3回しかないが、
そのいずれもが必ず1週間以上、俺の内臓を不調にしていた。
一番ひどいのは、中学校の時、俺が風邪を引いたときのことだ。
俺が動けないので妹が食事を作ってくれたのだが・・・
(俺は必死にコンビニで買ってくるように言ったのだが、妹は嫌だと言い張った)
妹が作ってくれたお粥(らしきもの)を食べた俺は、
症状が悪化し、救急車で病院に運ばれるということをやからしていた。
- 615 :NO.8 :02/10/25 08:09 ID:???
- 〜数時間前〜
「あいつ・・・まだ起きてこないのか」
俺は朝食を食べながらぼやいた。
本当なら2人で朝食を食べようと思っていたのだが、
なかなか妹が部屋から出てこない。
時間も差し迫っているので仕方無しに1人で朝食を食べているのだ。
俺の家はよく両親が出張でいなくなるので、料理は主に俺が作る。
俺ばかりが作るから妹が下手なのかも知れないが・・・。
そんな事を思いつつ、朝食を食べ終わる。が、妹はまだ部屋から出てこない。
流石に時間もヤバイので、妹の部屋に進入する。
途端に妹が悲鳴を上げる。
「お兄ちゃん!!着替え中だから出ていって!!」
だが、そんな事で怯む俺ではない。
「大丈夫だ。昔は一緒に風呂に入っていたんだから」
「それは昔の話でしょ!いいから出ていって」
しかし、まだ抵抗して部屋から出ていかない俺。
部屋の中には色々な服が散乱していた。
どうやら、いつもの悪い癖、どの服を着ていくか悩むのが出たらしい。
溜め息を付きつつ、俺は言った。
「お前なぁ・・・。もう時間がないぞ。それに今日は料理を作りに行くんだから
そんなに良い格好をしなくてもいいだろう」
「だって、折角お兄ちゃんと出かけるんだから・・・」
「落ち着け。妹よ。俺とならいつでも出かけられるだろう?」
「うん・・・」
「だから、さっさと飯食って行くぞ。
遅くなったらアイツに何を言われるか分かったものじゃない」
「お姉ちゃん。お兄ちゃんには厳しいもんね」
「ああ、お前には甘いのにな」
2人でフフフと笑う。
- 616 :NO.8 :02/10/25 08:11 ID:???
- そして今に至る訳である。
俺は、今日という日を無事に終えることが出来るのだろうか・・・?
アイツの家の中を進む妹の背中を見つつ、俺はそんな事を思っていた。
そしていよいよ、俺の運命を決める料理が作られる・・・。
と言うわけで場つなぎですね・・・。済みません。
何か、最後は何にもなく、平凡で終わりそうです。
夢物語ではなく、普通の物語を目指していたのですが、良いでしょうか?
それと、「犬チック」ってのはどんな感じなのでしょうか?
よく判らないので適当に書いていますが・・・。
- 617 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/25 15:46 ID:???
- >>614
乙カレー!
とても(・∀・)イイ!
(;´Д`)ハァハァ
- 618 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/27 13:20 ID:???
- 保守。
ここに人は本当にいるのだろうか?
- 619 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/27 15:43 ID:???
- 一応ねw
- 620 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/10/29 15:18 ID:???
- 保守!
- 621 :NO.8 :02/10/29 21:00 ID:???
- 取りあえず続きです。
こまめに書いていくことにします。
「じゃあ、今日は昼食も兼ねてカレーにしよう」
「うん。分かったよ」
妹は上手くアイツに乗せられているようである。
俺はと言うと特にやることもないので、
2人が料理をしているのを背にテレビを見ていた。
男子厨房に入るべからず。と言う言葉もあるし、実際3人居ても邪魔になるだけだ。
調理開始直後から「ぎゃー、なにやってんの!!」とか
「うわ。そんな事したらダメ」とか聞こえてきたが、
取りあえず無視しておくことにする。
- 622 :NO.8 :02/10/29 21:01 ID:???
- 「ちょっとアンタ・・・」
いきなり後ろから頭をものすごい力で掴まれる。
「ギブギブ!痛いって。どうしたんだよ!!」
必死で手を振り払おうとするが、力はどんどん強くなるばかりである。
「アンタ、家で料理は何食べているの?殆どコンビニ?」
「俺が作っているんだよ。信じないだろうけど」
「信じられる訳無いでしょう。めんどくさがりのアンタが作っている?」
「ああ、そうだよ。朝食も弁当も夕食も全部俺が作っているよ」
「・・・マジ?」
「大マジだ」
「・・・だから妹、料理しないの?」
「ああ、最初は作らせていたんだが・・・見ての通りだろ?」
「材料費が無駄になる。と言う訳ね」
「そういうわけ。だから頑張って食べられるものを作ってくれ」
いつの間にか頭から手は取れていた。
それでもまだ痛む頭をさすっていると、今度は耳を引っ張られた。
「痛い痛い痛い!おい、マジで痛いって!」
「・・・アンタの責任でもあるんだから、アンタも作るの手伝いなさい!!」
一歩でも立ち止まるとその瞬間に耳が引きちぎられそうな勢いだった。
「何で俺の責任なんだよ?」
「せめて料理の基本だけでも覚えさせておこうと思わないの?
アンタがいるうちは良いけど。将来的には可哀相だと思わない?」
「それはそうかも知れないが・・・」
「そう思うならアンタも手伝いな!!」
最早キレていて会話にならないと思った俺は、手伝うことにした。
- 623 :Masked Rider Moe ◆84pVTCj5bA :02/10/29 21:21 ID:???
- 相変わらずPCがおかしいので・・・文字化けするかも。
台所へ行って、まず感じたのは・・・異臭だった。
「なんぢゃこらぁ・・・」
簡易テーブルの上に乗っかっている、「遊星から来た物体X」。
もう、なにがなにやら判別もつかない。
と、耳を引っ張られる。
「それはいいから、さっさと手伝うの!」
やむなく、材料を切り始める。
あいつは、感嘆の声を上げた。
「手際いいじゃない」
「言ったろ!? 俺が作ってるって」
「・・・」
材料を切り終えた。
「で、何を作るんだ? 材料を見ればおおよその見当はつくが」
続き頼む。
- 624 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/01 07:07 ID:???
- (・∀・)イイ!
がんがれ〜。
楽しく読ませて貰っています。
- 625 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/04 02:24 ID:???
-
- 626 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/04 02:36 ID:???
- 話の流れを止めてしまってすまん。
妹に言われたいセリフ
「お兄ちゃん。ほっぺたにごはん粒がついてるよ。
私がとってあげるね」
- 627 :NO.8 :02/11/04 21:15 ID:???
- のんべんだらりと続きです。
「お兄ちゃ〜ん」
妹の情けない声が聞こえる。
物体Xに気を取られていたが、妹は妹で作業をしていたようだ。
ふと声がする方をみると、なんと黒煙がもくもくと上がっている。
何事かと思い、急いで換気扇のスイッチを入れる。
相変わらず黒煙は上がり続けているが、それでも幾分少なくなった。
その煙の発生源を見ると・・・。
それは鍋の底だった。
「何やってんだ・・・?お前・・・」
思わず口から出てしまう言葉。嘘偽り無い本心だったのだが・・・。
少なくとも、俺の記憶の中では、鍋の底から黒煙が吹き出すなんて事はない。
「何だ?新手の手品か?」
「違うよう・・・タマネギが・・・」
「タマネギ・・・?タマネギを使った手品か。凄いなぁ。いつの間に練習したんだ」
「そうじゃないよ。焦げちゃったんだよ・・・」
「は?焦げた?タマネギが?」
「うん・・・」
「だったら早く火から下ろせ。そうすればそれ以上焦げないだろう?」
「あ、それもそうだね」
鍋の底を見て俺は再び驚いた。
真っ黒に、炭のようになっているタマネギがそこにあった。
- 628 :NO.8 :02/11/04 21:18 ID:???
- いつの間にか俺の後ろからアイツも鍋をのぞき込んでいる。
「その鍋、洗わないと使えないわね。しっかり洗ってよ・・・」
そんな事言われなくても分かっている。
「・・・仕方ないな。俺が洗ってやるから、もう一度作り直すぞ」
「ごめんね、お兄ちゃん・・・」
「謝るなら俺よりアイツに謝れ。アイツの家の物を焦がしたんだからな」
「うん、ごめんね、お姉ちゃん」
「気にしなくていいのよ。誰にでも失敗はあるんだし」
「・・・何か、俺に対する待遇と妙に違わないか?」
「当たり前でしょ、男女区別よ。男女区別」
「俺には男女差別に見えるんだが・・・」
「それはアンタの被害妄想。じゃあ、さっさと鍋、洗っちゃってね」
「へいへい」
こうして、3人で再びカレーを作ることとなった。
俺とアイツは妹の行動から一時も目を離さないことを再確認しあった。
今日はここまでです。
>>626さん
ほっぺたにご飯ネタ・・・オイシイですね。
SS中にそのネタを使っても良いでしょうか?
- 629 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/05 17:40 ID:???
- >>627-628
(・∀・)イイ!オロモクナッテキマスタ
- 630 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/07 20:11 ID:???
- 捕手あげ
- 631 :初島稔(兄) :02/11/08 22:23 ID:???
- 初島杏(妹)イイ!
- 632 :NO.8 :02/11/10 19:14 ID:???
- 続きです〜。
「くそ・・・何だこの汚れ。こびり付いてなかなか取れない」
俺は鍋を洗うのに悪戦苦闘していた。
妹はアイツの監視下の元、材料を再び切り始めている。
が、その手つきの情けなさ。初心者丸出しだ。
まあ、実際初心者なわけだが・・・。
「それじゃ手を切っちゃう。危ない!」
「それはもっと揃えて切る。そうすれば回数も少なくて済むし大きさも揃うの」
「皮の剥き方が雑。ジャガイモもきちんと芽を取って」
アイツの声(半ば悲鳴だが)が殆どひっきりなしに飛んでくる。
もう少しで材料も切り終わる。急がないとマズイ。
更に力を入れ、鍋の底を洗い出した。
何とか俺の鍋洗いの方が先に終わり、後は材料を入れるだけだ。
そこでやっと切られた材料を見たが・・・。
最初、手本のためにアイツが切った材料と、妹が切った材料の違いがすぐに分かる。
(何で同じ切り方をして形が違うんだ・・・?)
俺の中に疑問が浮かんできたが、それを慌てて打ち消す。
- 633 :NO.8 :02/11/10 19:15 ID:???
- 妹が肉を切っているのをぼんやりと見ていると急に声が響いた。
「ちょっとアンタ。タマネギ炒めておいて」
アイツに言われ、鍋にバターと少量のニンニク・ショウガを入れる。
ニンニクとショウガがきちんと炒まったのを確認して、俺はタマネギを入れようとし
た。
小さい声が聞こえたのはその時だった。
「・・・ちょっと待って。お兄ちゃん」
妹がこちらを見ている。おれは手を止め、妹を見た。
「私の我が儘と思われると思うけど、迷惑も沢山かけちゃうと思うけど・・・。
それでも、私が最初から最後までやってみたいの。ダメ・・・?」
妹の目はいつになく真剣だ。
俺は、妹の後ろにいるアイツをチラリと見た。
アイツはちょっと困った顔をしながらも、笑って頷いた。
それを見た俺は妹の目をしっかりと見ながら言った。
「よし、じゃあ頑張ってやれよ。俺達は手伝うだけだ。
『調理』をするのはお前だ。このカレーはお前が作るカレーだ!」
「うん!ありがとう。お兄ちゃん、お姉ちゃん」
妹の方もやる気満々だ。
- 634 :NO.8 :02/11/10 19:17 ID:???
- 「ほら、じゃあ気合い入れて行くよ!」
「「「おーー!!」」」
そう言って拳を突き上げる3人。
これは昔から俺達の合図とも言える行為だった。
俺と妹は右手を。アイツは左手を挙げる。
最後にこれをやったのはいつだったか。
思えば、随分と長い間、これをやっていなかった気もする。
だが、俺はこの2つの目でしっかりと見た。
右手を挙げた妹の手には、未だ包丁が握られていたことを。
アイツもそれを発見して、ほぼ同時に後ろに飛び退く俺達。
妹はきょとんとした顔でなにが起こったか分からないようだった。
アイツは引きつった顔をしている。多分、俺の顔も引きつっているだろう。
「・・・気を抜かずに行こう」
「・・・ええ。そうね」
半ば呆れ気味に俺達は誓い合った。
「???」
まだ分かっていない妹だった。
次かその次でやっとカレーライス完成の予定です。
無意味に長くて済みませんです・・・。
- 635 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/10 23:17 ID:???
- どーでもいい事かもしれんが
昔いた、SS作家達はどこに行ったの?
もう、こないのかな
- 636 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/11 03:00 ID:???
- ほんわかしててとても(・∀・)イイ!ね
>>635
そうだねぇ。どこにいっちゃったんだろう・・・帰ってきて( ゚д゚)ホスィ…
- 637 :NO.5 :02/11/11 21:42 ID:???
- 皆様お久しぶりですm(__)m 携帯からのROM&書き込みでパケ代がとんでもない事に(泣 第二作目イイ!ですね また機を見て参加させて頂ければ幸いです
- 638 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/11 21:47 ID:???
- 向こうの妹スレも殺伐としてるし、今がチャンスだな。(何のだ?)
- 639 :Masked Rider Moe ◆84pVTCj5bA :02/11/13 02:09 ID:???
- 今、新作を温めている所だ・・・
現在進行しているSSが終わったら、投稿しようかと思う・・・
ただ、PCの調子が悪いため、短文掲載になるだろう・・・
- 640 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/13 08:33 ID:???
- >>NO.5氏、おかえりなさい
あとは、NO.1とNO.7が帰ってくれば完全復活だな
- 641 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/15 07:01 ID:???
- 見事にマターリしているスレだよね。
今日は保守+画像と言うことで。
ttp://www.moemoe.gr.jp/cgi-bin/imgboard/img-box/img20021115070242.jpg
ttp://www.moemoe.gr.jp/cgi-bin/imgboard/img-box/img20021115070337.jpg
あ〜、画像選びのセンスの無いわ、やっぱり(w
2枚目はちょっとスレ違いかも。注意してね。
- 642 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/15 16:48 ID:???
- >>641
最高にありがとう
- 643 :641 :02/11/17 15:57 ID:???
- 俺は俺で画像貼りの援護でもしてようかな。
でも、これってやっぱり半角行け!とか言われるのかな?
- 644 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/17 16:16 ID:???
- >643
少なくとも、俺は二十一歳未満だからここで貼ってくれると有り難いです。
- 645 :641 :02/11/18 21:35 ID:???
- 取りあえず、あまり数もないので、出し惜しみせずに一番良いのから出す。
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/8613/cg/rakugaki/yfr0017.jpg
ちょっとスレ違いかも知れずスマソだが、これを見たときはある意味ショックを受けた。
と言うわけで、一押しの画像ですた。
- 646 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/19 18:57 ID:???
- (;´Д`)ハァハァ
- 647 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/21 22:47 ID:???
- 保守。
と言うより645氏、あんたは最高。
萌え死にそうでした。
- 648 :Masked Rider Moe ◆/gMR5eBC/k :02/11/22 22:14 ID:???
- パソを応急処置して来てみれば、すばらしい画像を貼っているではないか・・・
・・・保存させていただこう。
カレーはまだできないのだろうか?
これが終わらないと、きりよく次のヤツが投稿出来ないのだが・・・
- 649 :No.2 :02/11/22 22:24 ID:???
- ご無沙汰していました
やたら忙しい毎日です
ゆとりができたら、またSSを投稿します
>>648
禿同
早くカレー食いたい
- 650 :NO.8 :02/11/24 06:54 ID:???
- 送れてしまい、皆さん済みませんでした。
構想は出来ているのですが、なにぶん最近はネットに繋ぐ時間もあまり無く・・・。
取りあえず、出来た分だけ載せますね。
「やっと・・・」
「やっとね・・・」
「完成〜♪」
ついに、カレーライスが完成した。
時間にすれば、最初から最後までわずか3時間程度だが、
俺達はそれ以上の達成感を味わっていた。
まあ、カレー一つでここまで達成感が味わえるのもなかなか無い経験だが。
最後の準備は全員でしようと俺は提案したが、
妹が皿を出して、食卓まで運ぶと言いだし、
俺とアイツは頬杖をつきながら、食卓でぼんやりとしていた。
と、そんな時、いきなりアイツが口を開いた。
「しかしまあ、ホントにアンタは料理するんだねぇ」
「バカにすんなよ。作っているって言ってあったじゃないか」
「いやいや、妙に手慣れているというか、家庭の味が出ているというか・・・」
「まあな。母さんが料理を作るのをよく見ていたしな」
「だからカレーにケチャップや醤油、ソースとか色々入れていたんだ」
「ああ、母さん、市販品で満足しない人だからな。
ま、おかげで美味しく食べられるけどな」
「うん・・・材料、というか工夫は確かに良いと思うけど・・・」
「ああ、それは言うな・・・」
ここにおいて分かったことは、妹の料理下手の原因。
それは、料理慣れをしていないため、何事においても感覚がつかめていないこと。
どの程度の火なら、鍋の底が焦げ付かないか。
どの程度のカレーのルーを入れるべきなのか。
どの程度の時間、煮込むべきなのか。
その辺を知らなさすぎたのだ。
- 651 :NO.8 :02/11/24 06:54 ID:???
- 「でも、まあこれでアンタの妹も経験を積めば料理が上手になることが分かったし。
良い経験だよ」
「料理なんて経験を積めば誰でも上手になるんだぞ・・・」
「まあね〜。それに、私達で口出しはしていたしね」
「全くだ。口を出さなかったら今頃飯にありつけないぞ」
「丁度昼食に間に合って良かったね」
「ああ、心配ばかりしていたら腹が減った」
「私も。でも面白かったよ」
「面白いと言えば面白かったが・・・」
面白いより疲れた・腹減ったの方が先に来る俺だった。
と、そこに3人分のカレーを妹が運んできた。
「おまちどうさま。カレー3人前です」
そう言ってお盆から皿を取り出す。コップを置いて食事準備万端。
「それでは!」
アイツが声を大きくする。
「「「いただきます」」」
3人で手を合わせ、カレーを食べ始めた。
何か、色が妙に黒っぽいが、あまり気にしないでおこう・・・。
- 652 :641 :02/11/24 23:27 ID:???
- 何となく少々エロのような気もしないではないが・・・。
援護です。
ttp://www.moemoe.gr.jp/imgboard/img/46.jpg
ttp://www.moemoe.gr.jp/imgboard/img/47.jpg
>NO.8氏
お忙しいそうですが、大丈夫ですか?
日曜の朝から御苦労様です。楽しく読ませて貰っています。
みんないい味出していて(・∀・)イイ!ですね。
本当に「普通」の物語で、どこにでもありそうな雰囲気が好きです。
- 653 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/25 13:19 ID:???
- >652
きゃ、きゃわいい…
絵師さんはなんと言う人ですか?
詳細を教えてくださいヽ(´∀`)/
- 654 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/25 16:40 ID:???
- ごとPかね?
- 655 :NO.8 :02/11/25 22:19 ID:???
- 続きです。ラストは近い。
思い切ってスプーンでカレーを切り取り、口に運ぶ。
何か、背筋に冷たい物が走ったが、あえて無視する。
(これを、口に入れても良いのか・・・?)
(大丈夫だ。3人で作ったんだぞ)
(だからといって何でカレーがこんな色になるんだ?)
(それは・・・色々入れたからだ)
(食べて腹壊しても知らないぞ)
(そうなったらトイレを借りるだけだ)
(病院送りになったりしてな。前みたいに)
「ちょっと、お兄ちゃん。どうしたの?」
妹の声がして、ハッと我に返る。
どうやら、スプーンを口の前に持ってきたまま、動きが止まっていたらしい。
「ああ、いや、何でもない。ちょっと食べるのが惜しくてな・・・」
(そうだ。何度も味見をしたじゃないか。大丈夫だ大丈夫だ大丈夫だ大丈夫だ)
そう自分に暗示をかけ、スプーンを口に入れる。
- 656 :NO.8 :02/11/25 22:20 ID:???
- 「美味い・・・」
そんな声が俺の口から漏れる。
色々な物を入れ、長時間煮込まれたカレーは俺が作るのとはまた違った味がした。
やはり、いくら工夫すると言えども、自分が作り続けた物はいささか飽きる。
特に、味の濃いカレーなどは少しずつ変えているつもりでも、
同じ味のように感じられてしまうのだ。
(ああ、これがみんなで料理をすると言うことなのか・・・)
何となく、胸の奥が暖かいような味。
わーわーと騒ぎながら、大変だったけれども面白かった時間。
それが、このカレーの中に詰まっている。そんな気がした。
「ホント、美味しいよね。このカレー」
そう言ってアイツは4杯目を食べようとしている。
「お姉ちゃん・・・3杯目だけど、お腹は大丈夫・・・?」
「何言っているの。これは4杯目よ。美味しいものは別腹なのよ。ふふっ」
不敵に笑って4杯目を食べ出すアイツ。
ホント、よく食べる奴だなぁ・・・。
今日はここまでです。
ごとPさんの絵、良いですねぇ・・・。
- 657 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/11/27 22:19 ID:???
- 保守〜。
しかし、まったりとした感じで良スレだな。本当に。
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