■スレッドリストへ戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 1001- 最新50

[第二弾]妹に言われたいセリフ

580 :NO.8 :02/10/08 18:08 ID:???
続きです

妹がそう言ってケーキを口に入れた瞬間、動きが止まった。
「おい、どうした?」
俺が声をかけても全く反応せず、宙を見つめたままだ。
「おーい、帰ってこい」
そう言って頬を軽く叩こうとしたとき、妹の口がかすかに動いた。
「これは・・・凄い」
ぼそりと一言だけ言って、また動きが止まる妹。
凄いって、ケーキのことだろうと思い、俺も口にしてみる。
口に入れた瞬間、俺も動きが止まってしまった。
「どう、凄いでしょ・・・」
妹の問いかけにも暫くは答えられなかったほどだ。
これほど美味しいケーキを食べたことが俺の人生で今まであっただろうか?
これから先も、こんなに美味しいケーキを食べることは無いように思われる。
そこまで美味しいケーキだった。
「お姉ちゃん、凄いね。こんなに美味しいケーキを作れるんだから」
妹の言葉に、俺は無意識のうちに頷いていた。
「よし、私もお姉ちゃんにケーキの作り方を習って、お兄ちゃんに食べさせてあげるね」
妹はそう宣言すると立ち上がり、部屋に行ってしまった。
「やれやれ・・・お前の料理下手はみんな知っているだろう。止めとけ止めとけ」
目の当たりにして言うと怒りそうなセリフを吐いて、俺も立ち上がった。
いつの間にかケーキは無くなっていた。無意識のうちに食べてしまっていたようだ。
あれだけのケーキを無意識で食べてしまうのは勿体ないな、と思いつつ、
ケーキの箱を『燃えるゴミ』のゴミ箱に入れる俺だった。

何か主題がずれて来てしまった・・・。
一応、次回は3人で料理をする予定です。

396KB
新着レスの表示

スレッドリストへ戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2004-10-30