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[第二弾]妹に言われたいセリフ

600 :NO.8 :02/10/16 09:30 ID:???
遅くなりましたが、SSの続きです。

「ただいま」
そう言って俺が家に帰ったら、妹の声が聞こえた。
「うん。そういうわけでお願いしたいんだけど・・・」
どうやら誰かと電話をしているようだ。
「いい?ありがとう!うん、じゃあ日曜日に。じゃあね。ありがとう」
がちゃりと受話器を置く音がして、電話は終わったようだ。
俺はと言うと部屋に行って今日の授業の復習をしていた。
そこに妹がドタドタと走ってきた。
「お兄ちゃん。次の日曜日、お姉ちゃんの所に行くよ」
唐突な申し出だった。
「ああ、そうか。気を付けて行って来いよ。あまりあいつに迷惑かけるなよ」
そう言って勉強を再開しようと思ったが、妹はまだしゃべり続ける。
「違うよ。お兄ちゃんも行くんだよ」
「何で俺まで?」
ノートから目を離さず、俺は返答する。
「この間言ったでしょ〜。お兄ちゃんにも私の作った美味しいもの、食べさせてあげ
るって」
「ああ、そう言えば・・・」
この前のケーキのことか。すっかり忘れていた。
と言うより、お前は基本的な調理の仕方を学んでから料理を作った方が良いぞ。
と心の中で付け加えておく。
「お兄ちゃんも行くんだからね。分かった?」
「はいはい。分かりました」
「ならばよろしい!」
上機嫌で妹は出ていった。

長いと言われたので切ります。

601 :NO.8 :02/10/16 09:34 ID:???
次の日 学校にて
やっと午前の授業も終わり、弁当を食べようとしていた所にアイツがやって来た。
「ちょっと話があるんだけど」
「何だ?」
そう言うとアイツはすっと手を差し出した。
「何だ?」
同じ言葉を再度繰り返す俺。
「アンタの妹、ついでにアンタが日曜日来るんでしょ」
「ああ、行くと言うことになっているらしいが・・・」
再度手をずいっと出される。
「だからこの手は何だよ?」
「まず、アンタの妹に料理を教える教習料。それにアンタの妹は料理がド下手でしょ
う。その料理を食べて体調を崩すかも知れないので保険料。それから・・・」
「ちょっと待て」
「それから、最初から難しいものは厳しいので、今回は簡単な料理で行く。材料費も

「・・・マジで?」
「マジ。と言うよりさっさと頂戴。今なら全部で1000円にしてあげるから」
「・・・何か、俺、騙されているような気がするんだが・・・」
「気のせいだと思うよ」
しぶしぶ財布から1000円を出す俺。

またしても切ります。

602 :NO.8 :02/10/16 09:38 ID:???
「体調不良が起こらなかった場合、保険料は次回も持ち越しにしてくれ」
「分かったわ」
「それと、材料は以後はこちらで用意する。
 だから教習料は妹の料理が食べられると言うことで何とか・・・」
「あんたは毒物を食べさせて貰ってお金を払うんだ」
「うっ・・・」
妹は食べられる食材を調理して、食べられないものを作り出す。
という離れ業をやってみせるのだ。
「大丈夫。私がきちんと『食べられる』ものを作れるようにしてあげるから」
「ありがたい」
「じゃあ、日曜日、10時頃に」
「分かった」

料理開始まで時間がかかるなぁ・・・。
次こそ、やっと調理開始です。

しかし、向こうのスレの>686とほぼ同じ事を私もやっている・・・。
済まぬ、妹よ。

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0ch BBS 2004-10-30