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[第四弾]妹に言われたいセリフ

1 :No.2 :05/01/19 01:22:36 ID:h4scIhQi
「また会えたね、お兄ちゃん」
ここは、脳内の妹さんが囁いてくれるセリフとかSSとかを暴露しちゃうスレです。

【お兄ちゃんと私のお約束】
・荒らしさんや厨房さんは、ちょっと可哀想だけど、見ないフリをしようね♪
・SS職人さんにはちゃんとお礼を言うこと!!デリケートな職人さんもいるんだからね?
・えっと……いっぱい見られるのはちょっとだけ恥ずかしいから……sage推奨だよ……。
 メール欄に『sage』って入れてほしいな……。
・リアルの妹さんの話は程々にすること!!

【お兄ちゃんとの思い出】
妹に言われたいセリフ
http://game.2ch.net/gal/kako/1022/10225/1022257886.html
[第二弾]妹に言われたいセリフ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/gal/1028470988/
[第三弾]妹に言われたいセリフ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1056993709/

過去ログ倉庫
http://www.geocities.jp/mewmirror9/


このスレでもずぅっと一緒だよ、お兄ちゃん♪

825 :中華:第四話 5 :05/03/10 01:39:47 ID:uRJdAEi+
「ご飯出来たよーっっ!!」
 沈黙は藍の声に破られた。
「わ、ら、藍、随分早かったね」
「へへー、今日のめにゅうはコレね!」
「お・・・うどんだね」
「はいな。 下準備軽くしとけばちょちょいのちょいよ」
「それじゃあ、いただきます・・・・・うん、コレも美味いよ」
「へへーん、当然アル! アイジョウたっぷりそそいだアル!」
「あ、あはは、ありがとう」
「・・・ふむ。 あたしの好みを言わせて貰えば、もう少しコシが欲しいところだね」
「ふむふむ、コシが足りないか。 お兄ちゃんもそう思うアルか?」
「ん〜、そうだね。 今のままでも十分美味しいと思うけど、僕もコシの強いのが好みかな」
「分かたアル。 次はもとコシ入れるアル!」
「ん、頑張れ藍」
「はいなっ」
 満面の笑みとガッツポーズ。 うん、やっぱり藍はこういう顔が似合う。
 夢にうなされる藍は・・悲しそうで、辛そうで・・・・。
「(・・・・明るくなったね、この娘も)」
 聞こえるか聞こえないかの、ばあさんのつぶやき・・・やっぱり、この娘は、何かを抱えてるんだ。
「(僕は・・・この娘に何か出来るのか? 僕にその何かを・・・・藍と共有出来るだけの、器があるのか?)」
 無いのかも・・・知れない。
 けれども・・・・・僕は、藍のために、何かをしてやりたかった。

「ご・・・・んだく・・・! まま、ばば・・・・ご・・らう・・・じょい・・!!」
「・・・・よしよし・・・大丈夫、大丈夫だから―――」
 僕には、撫で続けることしか出来ないんだろうか?
 彼女を救ってやることは出来ないんだろうか?
「おにい・・・ちゃん・・・」
 僕は―――――藍を、救いたい。
 この娘の、「お兄ちゃん」として――――。


826 :中華:第四話 6 :05/03/10 01:41:26 ID:uRJdAEi+
「た、大変アルーっ!! 遅れてしまうアルー!!」
 大きな声で目を覚ます。
「ん・・・? 藍・・・・・? どうしたの・・?」
「あ、あう、遅れてしまいそうアル!! お兄ちゃん、いってきます!! アル!!」
「・・・・い、いってらっしゃい」
 言い終わる前に・・というか言ったのも分かんなかっただろうな、藍は出てってしまった。
「・・・・? 何なんだろう・・・?」
 僕は着替えて下に降りた。
「あ、ばあさん・・・おはようございます」
「ん、おはよう」
「あの・・・藍、どこに行ったんですか?」
「あの娘かい? 仕入れさ」
「へぇ・・・今日は藍が行ったんですか?」
「いつもあの娘さ。 今日は寝坊した様だがね」
「寝坊って・・・わ、まだ五時になってない・・。 どうりで薄暗いわけだ・・・・」
「本当はもう少し後でもいいんだがね、アンタに食わせる晩飯の材料も仕入れてくるんだとさ」
「え・・・僕の? わざわざ・・・?」
 ・・・そんなことまで・・・・。
 藍・・・なんで、なんでキミは・・・・。



827 :中華:第四話 7 :05/03/10 01:42:47 ID:uRJdAEi+
「あの・・・どうして藍は・・・・そうまで僕に・・?」
「・・・・アンタを好いてるんだろうさ」
「そ、そういう話じゃないんです!」
「照れ隠しかい?」
「ふざけないで下さい!! あの娘は・・・何か、何かあるんでしょう?! 何かを抱え込んでるんでしょう!?」
「・・・・・アンタ、あの娘のなんなんだい?」
 僕は―――僕は、あの娘の・・。
「僕は、あの娘の、兄です」
 驚くほどに・・・素直にその言葉が言えた。
 まだ、ホンの数日だけれど・・・確かに藍は僕にとって大きな存在になっていた。
 僕の・・・・・妹として。
 大切な片翼として・・・・・。
 忘れえぬ痛みと供に。
「・・・・・・・そうかい。 聞いて・・くれるかい? あの娘の支えになってやってくれるのかい?」
「はい・・・・」
 僕は、今度こそ、苦しみから彼女を解き放ってやりたかった。

 一日が始まる。
 藍と、僕が、本当の兄妹になるために―――。



828 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/03/10 01:47:22 ID:uRJdAEi+
何をやってもダメなヒトがやってきました。
もうすぐ終わるはずだから・・・・。 四連投・・・。
ゴメンね、こんな中華属性以外のヒトには無用の長物置いて。
神々が降臨される前に終わらせたいんだけど・・・。
紅の蒼龍第四話 >>821-827
萌えないよ、コレ・・・・どうしてくれようか。

829 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/03/10 07:44:49 ID:BAwcCc/6
こんなに続きが気になるのはこの間の神ラッシュ以来だ!
早く続ききぼん!

830 :すばる ◆9tSxotve.o :05/03/10 15:41:57 ID:BV/8FAR5
>>821-827
乙ですー。
イイっ(・∀・)です!
続きも期待してますよ。

831 :遊星より ◆isG/JvRidQ :05/03/10 22:53:16 ID:y+SAEwN5
>>816-817
エロバージョンに一つ貼ったぞ。
兄の変態度アップだが、よければ見て。

>>821-827
乙ッス!!
毎回素晴らしいですよ、マジで。

832 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/03/11 07:48:45 ID:x/7uM6Ff
妹「お兄ちゃんキモィ…」


833 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/03/11 15:32:37 ID:ecBwaEqZ
妹「ちょっとぉ お兄ちゃんのと一緒に洗濯しないでよ」

834 :地獄の死者 :05/03/12 16:20:27 ID:NFWMm24s
妹「一緒に寝よっ」

835 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/03/13 21:03:33 ID:xJ0cSVLy
ageられてますね・・・まぁいいけど。

なんだか神々らにまで気を使わせてしまったようで・・・僕って奴ぁ、ドコまでも・・・。
そんじゃあいつかの続きでも貼りましょうかね・・・。
出来は結構ひどいですが・・・どうも伝えたいことを重視しすぎてまとまってないんですよね・・。
でも14日に張ることだけは避けたいので・・・。

前言い訳はこんぐらいにして、貼りましょーか。
なうろ−でぃんぐ・・・・。

836 ::僕がお兄ちゃんになってあげるから :05/03/13 21:36:51 ID:xJ0cSVLy
 僕があの子と出会ったとき、彼女は動かなくなった二人の前に呆然と座り込んでいた。
『・・・・逃げないの?』
 僕は聞いた。
『・・・・・・』
 彼女は応えなかった。
『ここにいても・・・殺されるだけだよ。 その人たちも・・・・そんなことは望まないんじゃない・・・かな』
『・・・・・・』
 この二人は、彼女の両親だろうか・・・・。
『僕も・・・お父さんとお母さん、殺されたんだ。 でも、二人は最後まで僕に生きろ、って言ってた。
 だから、キミのお父さんとお母さんも―――』
『思い出せないの』
 言葉が遮られた。
『えっ?』
『多分、この人たちがお父さんとお母さんだと思うの・・・でも、思い出せないの。
 確かにお父さんもお母さんも居たの。 とっても優しかったの。 大好きなおにいちゃんも居たの。
 でも・・・この人たちが・・お父さんとお母さんなのか・・・・・思い出せないの・・・』
 そんな・・・ことって・・・・。
『ねぇ・・・おしえて。 この人たちがお父さんとお母さんなの・・・? 死んじゃったの・・・・?
 ひっく・・・わたしを置いて、死んじゃったの・・・・?』
『・・・・・・』
『うう・・・おにいちゃんも死んじゃったの? わ、わたしのこと、守ってくれるって言ってたのに、死んじゃったの?
 ずっと、ずっと守ってくれるって言ってたのは、ウソだったの・・・?』
 同じ―――この子も、僕と一緒で・・誰も居ない、もう一人きりなんだ。
『お兄ちゃん、お兄ちゃん・・・助けてぇ・・・こんなの、嫌だよぉ・・・』
 そう思ったら・・・この子を放って置けなくなった。
『・・・泣かないで』
『うう・・・おにいちゃん・・・おにいちゃん・・・・ひっく・・』
『泣かないで・・・僕が・・・・僕が―――』

『僕がお兄ちゃんになってあげるから』


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0ch BBS 2004-10-30