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[第四弾]妹に言われたいセリフ
- 147 :(ノд`)゜。゜ :05/01/29 01:49:38 ID:+6YUzIlZ
- 続きはるぞぉ。
だ、誰もいないよなぁ?
- 148 :第六話:受験生、悩む・後編 :05/01/29 01:52:52 ID:+6YUzIlZ
- それから暫くして。 馨があの格好のまま飛び出したことに気付いて。
探さなくちゃ、って思ったけれど。
多分、俺も心のどっかで妹たちを疎んでた部分があったんだ、って気付いて。
あわせる顔がなくて。
ただ探すでもなく、街を歩いていた。
二月の近い街。
商店街に踊るバレンタインの文字。 ぼんやりと見て。 思い浮かぶのは、去年の冬。
- 149 :(ノд`)゜。゜自分のためにがんがります :05/01/29 01:54:05 ID:+6YUzIlZ
- 『あ、アニキ、その・・・』
『あ、の・・・・ふ、二人で・・・・・作りまし・・た・・・・』
『・・・・黒い泥魔人?』
『ち、チョコだよっ!』
『・・・黒いマドハンド?』
『ち、違う、よっ・・・!』
『く、食える・・・・・モノなのか?』
『チョコだっていってるだろ! 男らしくない! 食え!』
『ま、待て、これは前衛芸術としてオークションにかければ数百万はいける』
『んなわけあるか!』
『兄さん・・・・』
『う・・・分かった、俺も覚悟を決める決めるから泣かないでおくれ』
『最初からそーしろ!』
『う、む・・・に、ニイタカヤマ ノボレ!』
『・・・・・・』
『・・・・・・どう、かな・・?』
『・・・・・・・・・・・・辛い』
『か、辛い?! そんなハズ・・・・・・・辛っ!』
『う・・・・今年も・・失敗・・・・・だね・・』
『くあ・・・から、辛いぞこれ! くそ、辛いっ!』
『あ、アニキ、無理して食べなくてもっ!』
『ぐぬ〜、辛い! ひ、雛! 水取ってきてくれ! くそ〜、あと半分かよっ!』
『あ、は、はい・・・・っ』
『くあ〜、馨!』
『な、何っ!?』
『来年もこうだったら、許さん!』
『あ・・・・う、うん!』
- 150 :所詮女が男向けのを書くのが無理なわけで :05/01/29 01:56:17 ID:+6YUzIlZ
- 公園のベンチでそんなことを思い出していた。
あのときも・・・・アニキに無理させて・・ホント、ダメな妹だよな。
・・・・・だから、オレ、これ以上アニキの足を引っ張りたくないよ。
これ以上オレがアニキの妹でい続けたって、アニキにいいことなんてないんだ。
なら、話は早いよ。 妹をやめればいいんだ。 どうせオレたちは本当の兄妹じゃないんだ。
オレが、あそこに戻ればいい。 家族から離れて。 家族をやめて。
「あれ・・・・おかしいな・・?」
拭っても拭っても、目から流れる水が止まらない。
「なんだろ・・・これ、雨かなぁ・・・・・?」
そんな強がりを言ってみる。 だって、悲しくなんかないんだから。
「そう、だよ・・・・オレたち・・本当の兄妹じゃないじゃん・・・・・元に戻るだけじゃん・・」
でも、段々雨が強くなってきて、周りの風景が滲んで見えなくなってくる。
「っく・・・そだよ・・それが・・・・フツウ・・なんだよ・・・・あ〜もう、冬だってのに、雨なんか降らしやがって!」
オレの、大好きなアニキのために。 妹のオレが出来る一番。
「や〜めたっ! 兄妹、や〜め・・・・た・・・・・・」
天気予報は嘘吐きだ。 今日は夕方から雪って言ってたのに。
土砂降りじゃん。
- 151 :第六話:副題は親父の背中、なわけで :05/01/29 01:58:19 ID:+6YUzIlZ
- 当てもなく歩いて、着いたのは日多上川。 川辺は雪で覆われて、かろうじて一部に川原の石ころたちを覗かせている。
それを辿って、川辺に立つ。
ここで遊んだのは、馨とだったか。 雛がまだ来ていない頃、親父と三人で釣りをしたんだ。
さっぱり釣れなかったけど、馨だけぴったり四匹釣って、晩御飯のおかずを確保してくれたんだっけ。
「親父のやつ、言い出した割に下手だったな」
「あの日は食い付きが悪かったんだ」
「・・それはもう聞いたぜ、親父」
「そうか」
「雛はどうした?」
「用事があるとさ。 大方材料でも買いにいったんだろうさ」
「材料?」
「チョコレートだろ。 今年も二人で作ります、って言ってたからな」
「・・・・・・そうか」
「で、お前は何を悩んでるんだ?」
「・・・・今年のチョコをどうやり過ごすか」
「はっはっはっは。 俺は貰えんぞ、この贅沢者」
「親父は母さんのがあるだろ」
「そうだな。 で、だ」
「あん?」
「何を悩んでる?」
「・・・・・分かるか?」
「段々と父親も板についてきただろう?」
「そうだな・・・・」
何を話そうか。 何を話せるのか。
「俺は、駄目な兄・・・・・だったのかな」
出てきたのは、そんな言葉。
「言われたよ。 俺は、馨や雛、家族のために自分を殺してる、って」
「そりゃ、いい兄じゃないのか?」
「いい兄なら・・・あいつらが一番だろ? 自分を殺すなんてしない。 殺す自分なんか、持たないよ」
そうだ。 俺は自分の欲求を持ってしまった。 何よりもあいつら家族を一番に考えなきゃいけないのに。
- 152 :無理やりバレンタインネタを入れたわけで :05/01/29 02:00:46 ID:+6YUzIlZ
- 「俺は、兄失格だよ・・・・・・」
「・・・・・・ふむ」
向かい合うでもなく、二人して向こう岸をながめ続ける。
「何をそんなに恐れてる?」
「えっ・・・?」
「・・自分より優先したい誰か。 それは幻想だ。 それは『自分の中の誰か』でしかない」
「・・・・・・・・」
「頭のいいお前のことだ、そんなことは分かってるんだろ?」
「・・・・・それは、そう・・・だけど・・・・俺は、そうじゃ駄目なんだ」
「何故?」
「家族を・・・守るために・・いい兄じゃなきゃ、駄目だから・・・・」
「家族を守る、とは?」
「それは・・・その・・」
「んじゃ取り敢えず、妹たちを守るってなんだ?」
「・・・・あいつらの、幸せ・・それを守る・・・・・かな」
「あの子たちの幸せ、ってなんだ?」
「・・・・・・・・それ、は・・」
「分からんか。 なら教えてやろう」
「え・・・?」
「お前の幸せだ」
「・・・・・・へ?」
「あの子らはお前が全てだよ。 俺でもわかる。 馨は、自分がお前の不幸せの原因になってる、って感じたんだろうな」
馨ってばれてるし・・・。
「お前は今まで不幸せだったか? あの子達や、俺たち家族と暮らしてきて」
「そんなわけ・・・・ない」
「だろう? 例えお前が自分を殺していて、しかも駄目な兄だったとしてもだ。 お前は幸せだったんだろう?」
「・・・・・・当たり前だろ」
俺たち家族は、誰よりも「家族」を求めていたんだ。 家族と居られる。 それ以上の幸せがあるものか。
「なら、今までどうりでいいんじゃないか?」
- 153 :何はともあれ、いい親父名訳で :05/01/29 02:03:22 ID:+6YUzIlZ
- 「でも、それじゃ」
「お前が幸せなら、あの子たちも幸せ。 そんなら俺も奈緒子さんも幸せだ。 家族みんなが幸せ。 オールおっけー」
「・・・・そんなん、ただの屁理屈だ」
「息子、俺が四年間大学で学んだ哲学の答え、聞きたいか?」
「は?」
「人生、そんなもんだ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・くっ」
「・・・・はははははっ」
「くはっはっはっはっはっ!」
馬鹿みたいに笑い転げる二人。 馬鹿げてる。 俺の悩みをそんなもんだ、で片付けちまった。
適わない。 この人は、本当の父親だ。
「馨なら、春木場公園だ」
「何?」
「さっき見た。 お兄ちゃんお兄ちゃん、ってわんわん泣いてたぞ」
「ほっといたんか」
「お前にしか泣き止ませられんだろーと思ってな」
「正解だ。 馨は俺にしか泣き止ませられん」
「ほう? そのココロは?」
「俺がいい兄貴だからだ」
「くっ、だっはっはっはっは、そうか、そりゃそうだ。 自分で泣かして、自分で泣き止ますなんて、いい兄貴にしか出来んな」
「ああ、いい兄貴じゃなきゃ、とっくに兄妹の縁をきられてるぜ」
「ならきられんうちに早く行け」
「分かってる」
雪道を走り出す。
「親父」
「ん?」
「あんたは最高の親父だよ」
親父は背中を見せたまま、ただ右手を上げた。
- 154 :このアニキは妹泣かしてばっかな訳で :05/01/29 02:05:52 ID:+6YUzIlZ
- 雪が降ってきた。
「おいおいおいおい・・・・あいつ、あの格好で大丈夫なのかよ!?」
思わず、独り言を吐く。 春木場のベンチなら確か屋根があった筈だが、テンパってるあいつが雪宿りなんて発想が出来るのかどうか。
この角を曲がればすぐ。 公園の隅のベンチ。 ・・・・・いた。
流石に雪まみれにゃなってなかったか。 ふぅ。 息を整える。 全力疾走しちまったぜ。
「ひく・・・おにい・・・ちゃん・・」
「呼んだか」
後ろから応えてやる。 びくっ、と振り向く。
「お兄ちゃん・・・!?」
「何でそんな驚くよ?」
「だ、だって・・・オレなんかを探しに来たの?!」
「そうだけど」
「う・・・・また、オレ・・お兄ちゃんに迷惑・・・・・」
「はいはい、帰るぞ。 寒いんだから」
「お、お兄ちゃん、待って、ちょっと聞いて」
「ん? 帰ってからじゃ駄目なのか? 寒いんだが」
「ま、真面目な話!」
「そーか」
「・・・・あの、さ・・オレ、考えたんだけど・・・・」
「ん」
「・・・・・・オレ、家族・・やめ・・・・ようかな・・・・って」
「は?」
「だ、だから、オレがあそこに戻ればこれ以上お兄ちゃんに迷惑かかんないしさっ」
「・・・・・で?」
「だ、だから・・・! 兄妹、やめるのっ!」
- 155 :思ったより長くなった訳で :05/01/29 02:08:18 ID:+6YUzIlZ
- 「・・・・はぁ? おいおいなんだよ真面目な話って、そんな話かよ?」
「そ、そんな話って・・・ひ、ヒドイよ! オレ、一生懸命考えて、それで出した答えなんだよ!」
「お前なぁ・・・。 ガキんときから聞き飽きてるぜ、ソレ」
「な、何言ってんの!?」
「『わたし、妹やめるの! お兄ちゃんのお嫁さんなる!』って」
「な、バ、バカっ! いつの話だよ! そーいうんじゃないよ! ふざけないでよ!!」
「ははははは、その言葉、そっくり返すぜ」
「え・・・?」
「そういうこと、もう二度と言うなよ」
冷え切った体を抱きしめてやる。
「あーあー、こんな体冷やして。 本気で風邪引く気か?」
「・・・・・・」
「帰ろうぜ」
「・・・・だって、オレ・・」
「お前がいなきゃ、意味が無いんだよ。 それじゃ例え志望どうりに大学行けたって、無意味なんだよ。
他の何があったって・・・・お前らが居なきゃ」
いつもの様に。 頭を撫でて。
「俺の妹でいてくれよ。 じゃないとさ、俺、駄目なんだよ」
「うく・・・」
「・・・・泣くか?」
「んん・・・もう、涙流し尽くしちゃった」
「そっか。 ごめんな」
- 156 :高校入試はもうすぐらしい訳で :05/01/29 02:10:11 ID:+6YUzIlZ
- 「よいせ・・・どうにか入る・・・・かな」
「あ、アニキ、やめよ? は、恥ずかしいよ」
「お前な・・・あのままだと確実に風邪引くぞ?」
「だ、だからってこんなの・・漫画とかじゃないんだからさ・・・・」
「いやしかし、でかくなったと思ったけどまだ小せーな。 どうにか入る」
「う・・・悪かったな、成長してなくて」
「あまり急にでかくなられても困るがな」
「困るの?」
「困るとも。 抱っこしてベッドに連れてけなくなる」
「ななな何それ?!」
「お前酔うとぐでんぐでんになるからな。 今年の正月もそうだった」
いやあれは重かった。
「あ・・・そーいうことか・・・・・なんだ・・」
「じゃ、帰るか」
「ええ?! この格好で!?」
「当たり前だろ?」
「ででも、歩きづらいし・・」
「お前に風邪引かれるよりましだ。 ほら、歩け」
「わ、わ、ちょっと待ってよっ。 や、やっぱり恥ずかしいよっ」
俺のコートから頭だけだして、馨が文句を言う。
「二人羽織りだと思えばいいだろ」
「余計恥ずかしい!」
「まぁ暖けーからいーじゃん」
「うう・・・・こんなん、恥ずかしいよ・・・」
「生足晒してるやつが何を言うかね」
「客観的にこっちのが恥ずかしいって!」
「さっきから五月蝿い。 俺に迷惑かけたくないんじゃなかったのかよ?」
「う・・・それは、その・・・・」
「ほら、ちゃきちゃき歩け」
「う〜、分かったよ!」
- 157 :ネタは尽きない訳で :05/01/29 02:13:09 ID:+6YUzIlZ
- ひょこひょこと歩き出す。 顔の下に頭が近づいたり離れたり。
「そのうち顎にヘッドバッドくらいそうだ・・・」
「じゃ、止める?」
「止めない」
「・・う〜」
「・・・お前、リンスとか使ってんのか?」
「ん? うん、トリートメント」
「家にトリートメントなんてあったか?」
「お母さんのがあるじゃん」
「ああ・・・あのセットのか。 なんとなく近寄りがたい」
高そうで。
「アニキとお父さんだけだよ、シャンプーだけなの。 でも何で?」
「いや、いい匂いがするから」
「へっ? そ、そお?」
「他は同じだよな?」
「ん、そだね・・・・・そっか、そしたら・・」
「なんだ?」
「い、いや何でもない・・・・(頭以外はアニキと同じ匂い・・・////)」
何赤くなってんだか・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何となく訪れる無言。
でも、これは自然な無言。
気を許した二人だから、訪れる無言。
家が近づく。
「あのさ、アニキ」
「ん?」
「お願いがあるんだけど」
「言ってみ」
- 158 :も少し貼らせてくれると嬉しい訳で :05/01/29 02:14:46 ID:+6YUzIlZ
- 「大学・・・・」
「ん・・・」
「ちゃんと、行きたい所に、行って欲しい」
「・・・・・花大」
「・・・・・っ」
ぎゅっと身を縮こまらせる馨。
「は、諦めるよ」
「・・・・・本当?」
「ん。 あ〜あ、A判定で楽勝だったのにな〜。 挑戦受験だぜ」
「・・・・・・・有り難う・・・」
「全く、妹の我侭に付き合うのも大変だ」
「うん・・・ごめんね」
「まぁ、我侭言われた方が嬉しいけどな」
「そなの?」
「ああ。 いい兄になった気分になれる」
「じゃ、じゃあさっ、も一つ我侭きいてっ」
「キスはしない」
「う・・・・先手取られた・・」
「ってかお前ら何でそんなキスにこだわるんだ」
「だって・・・それは・・・・・」
「何だよ?」
「・・・・ひ、秘密っ」
- 159 :(ノд`)゜。゜ってか意地でも貼るつもりな訳で :05/01/29 02:16:56 ID:+6YUzIlZ
- 「教えてくれたらキスしてやろう」
「えええっっ!? ほほ本当!? 話す話す!!」
「うわ、大声出すなよっ」
「あ、あのね、ほら、昔絵本読んだじゃん? あれだよ、あれ」
「あれって・・・まさか、あのキスしたら王子様とお姫様が幸せになりましたーとかいうアレか?」
「そうそう! お母さんが描いてくれたやつ!」
「・・・お前らまさか、いまだにそれ信じてるとか?」
「そ、そういう訳じゃない・・・・・ケド」
刷り込み・・・・か?
「ねね、ほら、話したよっ?」
「そんなに瞳ぇ輝かすなよ・・」
「ほらぁっ!」
「はいはい。 んじゃ」
ちゅっ。
「はい、終了」
「・・・・・・・・」
「そろそろ中に入ろうぜ?」
「・・・ず、ずるーい!! 騙したなー!!」
「なんだよ、ちゃんとしてやったろ?」
「あ、頭じゃんかー!!」
「俺は口にするなんて一言も言ってない」
「ずるいずるいずるーい!!」
- 160 :(ノд`)゜。゜オチがいつも同じな訳で :05/01/29 02:19:05 ID:+6YUzIlZ
- 「あーはいはい、まずは中に・・・・」
「・・・? アニキ?」
「ひ、雛さん、何時からそこにいらっしゃったんですか?」
「ひ、雛ちゃん?!」
ああ、俺はなんてタイミングがいいんだろう。 この間からこんなんばっかり。
雛ったらゴゴゴって擬音まで出しちゃって・・・・。
「・・・・・二人で・・一緒の、コート・・・頭に・・ちゅっ、て・・・・・」
「ひ、雛さ〜ん? 落ち着いて〜。 これはね、馨のやつが風邪引きそうな格好だったからね、しょうがなく・・・」
「・・・ちゅーは?」
「え?! あ、あれはね、その、なんだ、昔を懐かしんで・・・なぁ、馨?!」
「そそそう! そうだよ! 決してアニキの方から持ちかけてきたとかじゃないから!!」
「お前はわざと言ってんのか!?」
「ずるい・・・・馨ちゃんばっかり、ずるい〜〜〜っっっ!!!」
「わ、雛ちゃんがキレたぁ!!」
「に、逃げ、おわ、雛、雪を投げるなぁ!」
「ずるいですずるいですずるいです!! 馨ちゃんばっかりずるいです〜〜っっ!!」
「く、くそ、このままじゃ雪まみれだっ。 変形!」
「わ、ちょっ」
コート越しに馨を抱きかかえる。
「あああ〜〜、今度は抱っこまでぇ!! 兄さんの馬鹿〜〜っ!!」
「おわ、火に油!? わぷっ」
「あ、アニキ、逃げるなら逃げてよぉ!」
「あ〜ん、馨ちゃんの馬鹿〜〜っっ!! 兄さんの馬鹿〜〜っっ!!!」
- 161 :(ノд`)゜。゜ :05/01/29 02:22:30 ID:+6YUzIlZ
- 貼りますた。 みんなの優しさに甘えて。
女の意地でつ。 がんがれ自分!
孝司さんがいかす・・・。 マテ、ここは妹スレだったハズだ!
取り敢えずにげるさ! 清次郎・・・。 ('A`)
- 162 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/29 02:55:06 ID:dYQ4G9qC
- 女だったのかーーーーー!Good Job!!
- 163 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/29 09:35:48 ID:GuXpsRSJ
- 乙彼。
ホント書くの早いなぁ……上手だし、羨ましい。
つーか、女性だったのか……。
女性から見たら、俺のSSってすげぇ陳腐かも……・。今更ながら、なんか恥ずかしくなってきた……。
- 164 :前スレ921 :05/01/29 15:04:08 ID:9rSBXa29
- 激しく乙ー
てか女の子だったのね……
なんかヲトコの醜態を晒した気分だ……orz
- 165 :前スレ931 :05/01/29 15:36:16 ID:lvC3pbpn
- GJですー。その家族の続編待ってますよう
ってか名前呼びにくいっすよT姐さん
- 166 :(´▽`;) :05/01/29 22:05:11 ID:+6YUzIlZ
- 半分オトコみたいなもんだから気にしないのがベター。
誰ですか、陳腐とか言ってるの。 この神野郎め。
誰ですか、ヲトコの醜態とか言ってるの。 そこに混じってるのはおれですよ。
誰ですか、コテを微妙に晒してるには。 Kさんですね。
ってかね、「お兄ちゃん」と呼ばれても萌えられるようになったおれは廃人ってやつでね。
いやね、なんてーか妹最高! ってことで。
みなさんのマダー?
- 167 :清次郎捕獲者 :05/01/29 22:55:29 ID:sBIGNit7
- 清次郎が氏にますた。
- 168 :Σ('A`) :05/01/29 22:57:51 ID:+6YUzIlZ
- (ノд`)゜。゜
- 169 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/30 12:20:15 ID:v/yDe3cA
- みなさんのを待つ間、こんなのでもどーぞ。
ttp://cyakui.myphotos.cc/data/cyakui1116.jpg
- 170 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/30 12:27:48 ID:ghaw3oQt
- 相変わらず
| 丶 _ .,! ヽ
> ``‐.`ヽ、 .|、 |
゙'. ,ト `i、 `i、 .、″
| .,.:/"" ゙‐,. ` /
` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 !
、,、‐'゙l‐、 .丿 : ':、
、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''` .,"-、
,r"ツぃ丶 `````` ../ `i、
,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、
_,,l゙-:ヽ,;、、 、、丶 ゙i、,,、
,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`": │ `i、
、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、
.l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._
,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ
,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐,
,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,!
j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿
゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/`
`'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/`
``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"`
`"'゙―-、,,,,..、、 : ..,、ー'"'`
: `‘"`―---------‐ヽ``"''''''""
みてえなssだな。
こんなの公開して恥ずかしくないの?
- 171 :(´▽`;) :05/01/30 13:05:59 ID:v/yDe3cA
- おれは恥ずかしいです。
- 172 :前スレ921 :05/01/30 15:01:05 ID:ZpARkjRA
- 恥ずかしいからインターネッツで公開してるわけで。
- 173 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/30 15:06:23 ID:5hTzqYnt
- 放置だ、放置。
- 174 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/30 18:04:24 ID:hGWdyx83
- 藻前こそ恥ずかしくないのかと小一時間
- 175 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/30 18:26:35 ID:5hTzqYnt
- 俺?
そりゃ恥ずかしいさ。
- 176 :(´▽`;) まぁまぁ、みんな :05/01/30 18:48:59 ID:v/yDe3cA
- _
 ̄| ̄| ̄ ヽ | _|_ ヽ |┌| __|__ ____ __ヽヽ
| ̄| .| ヽ | | フ | ̄ ̄| __|___ | | / / |  ̄ ̄
| ̄| /| | | フ | 口亅 / | | / |
 ̄ ̄| .L_ノ | ○ヽ '\___ '───\ |_____| / | (__
__
, 、 ノ-, 十` _
ー──一 ノ─十一 /V 土 /
─十一 / / 乂 / ゙̄ヽ
__|__ / ノ ヽ 〇_ノ ○
ってことで、そろそろ荒らしと遊ぶ会を終了しようゼ!
恥ずかしいのはお互い様サ!
- 177 :前スレ921 :05/01/30 19:20:31 ID:ZpARkjRA
- まぁ携帯から来てる漏れには何のAAが貼られてるか分からなかった罠
そろそろSS書こうと思うんですが携帯(字数制限500/半角)でSS貼るのは控えた方がいいでしょうか?
- 178 :(´▽`;) :05/01/30 19:28:48 ID:v/yDe3cA
- よく分かんないケド、やっちゃえ!
↓言われたいセリフ。
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1107022527621.jpg
こんな妹が欲しかった・・・・。 orz
- 179 :前スレ931 :05/01/30 19:57:19 ID:sp//r7za
- >>177
いえいえ、ぜひ貼ってくださいな。
>>178
そんな妹いたら逆に怖いって…
- 180 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/01/30 20:20:06 ID:5hTzqYnt
- >>177
どうぞどうぞ。ですが、パケ死には気をつけてくだされ。
でも、最近は定額ってのもあるからいいのか……。
>>169>>178
(;´Д`)
>>179
>そんな妹いたら逆に怖いって…
だがそれが良いのですよ。
名有りで雑談はしない。ってのが俺の心情だったけど、最近はそれも薄れてきたなぁ……
- 181 :清次郎捕獲者 :05/01/31 07:02:03 ID:GCPXFYiB
- 清次郎氏んだと思ってたら寝てただけですた。
- 182 :(;´▽`)ー3 :05/01/31 18:52:06 ID:/W2cHqZa
- 寝てたんかい。
ってかね、調べたら高校入試まだ結構先でやんの。 大学入試前期より後じゃん。
くはー、アレの続き、暫く書けなそ・・・。
別のネタ、無いこともないけど・・・ま、みんなのが来るまで待ちまつ。
ネタ被ったらヤだしね・・・・。
以上、独り言。
- 183 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/01/31 19:04:43 ID:GCPXFYiB
- 高校入試?何かあるんですか?
- 184 :あの家の長女の :05/01/31 19:34:07 ID:/W2cHqZa
- 雛さんが中学三年なんで。 ソレをネタになんか書こうかと思ってた次第。
タイムリーなネタで行きたい欲求。
受験生SSなんで、出来るだけ受験に関係あるのを書きたいという欲求。
そんな感じです。
- 185 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 12:55:11 ID:emYOGRI1
- 下手糞だからもう書かなくていいぞ。
二度と来るなDQNが。
- 186 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 14:34:47 ID:Scc2m7Vc
- >>185
まずはキミもSSを書いてみようよ。
- 187 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 16:57:16 ID:sfgSwPv+
- >1をよく読め。
変なのに居付かれると、職人さんみんな逃げちゃうよー。
- 188 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 19:30:52 ID:2AhLtcbX
- >>185
空気を読めないあなたに正直同情の念を覚えずにはいられない。
い`。
- 189 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/01 21:36:36 ID:sfgSwPv+
- >>188
お前さんも空気が読めてないねぇ
- 190 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 21:48:05 ID:2AhLtcbX
- まかしとけ。
- 191 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:01:55 ID:Scc2m7Vc
- やっとです。やっとできました・・・
かなりむちゃくちゃな内容のSSですが完成しました・・・
何回も書き直しましたがここらがもう僕の精一杯でした。
あとは内容に何かのパクリが入っていない事を祈ってます・・・
一応、妹の名前だけは決まっています。
「彩音(あやね)」です。
ありふれた内容すぎてちっとも萌えませんが
萌えなさ、つまらなさには「自信有り」です。
ちょっと下ネタ爆発気味ですので
下ネタ嫌いなお方は読み飛ばして頂いて構わないです。
ただエロは無いのでご安心ください。
どちらかと言うとお約束チックな感じでしょうか・・・?
読みにくく、無駄に長いですが投下させて頂きます。
- 192 :1黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:04:52 ID:Scc2m7Vc
-
朝。
兄 「・ぐー・・・」
妹 「お兄ちゃーんっ!朝だよぉー!起きてー!」
誰かの声に起こされ目が覚める。まだ眠いのに・・・
兄 「・・・ん〜・・?」
妹 「お兄ちゃん朝だよ?ほら〜起きてよぉ〜」
兄 「・・うるせーなぁ・・もう少し寝させてくれよ・・休みなんだしさぁ・・・」
俺は休みの日の前日は目覚ましのセットをしない。
勝手に目が覚めるまで寝ていたいからです。
妹 「こ〜んなに良い天気なのに〜♪」
と言い、閉まっていたカーテンを彩音がいきなり開ける。
兄 「(うわッ!まぶしーッ!!)」
クソ眩しい太陽の光が俺の目を直撃する。
妹 「ねぇお兄ちゃんっ」
兄 「あ?」
妹 「私ね、今日お兄ちゃんと行きたいところあるんだ〜♪一緒に行ってくれる?」
兄 「やだね(即答)」
妹 「あーんっ そう言うと思った!」
兄 「俺は寝るんだ。行きたきゃ1人で行けよ」
妹 「1人で行っても意味ないもん・・・」
兄 「じゃあ友達と行けば良いだろが」
妹 「お兄ちゃんとじゃなきゃ駄目なのっ!」
兄 「俺は今日は一日寝ていると昨日から決めてたんだ。寝るぞ」
彩音に背を向けるように横に寝返りをうつ。
妹 「ねぇ行こうよぉ〜」
そう言いながら俺の肩を揺さぶってくる。
- 193 :2黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:07:49 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「俺は寝るのだ。せっかくだから理由教えてやる
昨日、夜中ずっとゲームやってたから眠いのだよ」
妹 「そんなの理由にならないよぉ」
兄 「十分理由になるだろ。また今度一緒に行ってやるよ」
妹 「どうしても今日行きたいの〜っ!」
兄 「わがまま言うな」
妹 「・・・む・・どうしても一緒に行ってくれないんだね?
ならこっちにもお兄ちゃんを起こすための秘策があるよ?」
兄 「何をする気か知ら――」
妹 「ふーーっ」(兄の耳に息を吹きかける)
兄 「!!!」
言葉を喋り終える前にその秘策とやらをモロに食らってしまった・・・
兄 「やめろアホッ!!鳥肌立つだろが!!」
妹 「あはははっ 目覚めた〜?」
兄 「覚めるか!!寝る!!」
妹 「・・・む・・しぶといね・・じゃあ次の秘策っ」
今度は俺の枕もとにスタスタ歩いてきた。
兄 「(今度は何する気だ・・・)」
妹 「妖怪っ!まくら返し〜!!」
声が聞こえたと思ったらいきなり枕をすっこ抜かれた。
兄 「うげっ!」
突然だったので俺の頭は重力に逆らうことが出来ず下布団に「ボスッ」っと、
まあ下は布団だから痛く無いけどさ、
兄 「枕返せ!!」
妹 「あっ」
ベッドから起き上がり枕を奪い返す。
- 194 :3黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:10:07 ID:Scc2m7Vc
- もと有った場所に戻し再び寝る。
妹 「まだまだっ!終わらないよ〜っ!」
今度は足元に走って行く。足の裏をくすぐる気だろうか
兄 「(何のセリフだ・・・つーかえらくしつこいな・・・)」
ふと、今日が何かの日である事に気がついた。
兄 「(はて、今日何の日だったっけ・・・?何かあったかな・・・?)」
妹 「彩音自己流!スーパーどっかーんプレスーッ!!」
何の日かを思い出してる間に次の秘策とやらが俺を襲う。
兄 「(プレス技かーッ!いやその前に何だそのネーミングセンスはッ!)」
何か良い防御策はっ!?と思った瞬間、
妹 「わっ!!」
兄 「!?(何だ?)」
ベッドに飛び乗ろうとした彩音の足に何かがひっかかる。
転びそうになりながらとっさに手と膝を下につく。
ムニュッ
兄 「うおッ!!(ナニーーッ!?)」
妹 「・・え・・・っ? 」
自分の手の下にあるモノに気がつく。
妹 「(こ・・・これって・・・・・)」
掛け布団が割と薄かったからか、すぐにわかった。
今自分の手がさわってるモノが兄の体のどこの部分なのかを・・・
兄 「・・あの〜彩音さん?・・・今キミの手の下にあるモノ、俺の――」
妹 「わーーーーーーッ!!!ゴ、ご、ゴ、ゴメんナさイッッ!!!!」
ものすごい勢いでベッドから飛び退く。
- 195 :4黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:12:52 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「(いや、そんなにものすごい勢いで飛び退かんでも・・・)」
一時沈黙する二人
妹 「・・・(ど・・どうしようっ・・・えっと・・えっと・・っ)
兄 「・・・(ははっ・・朝特有の現象が今日は起きてなくてある意味助かったぜ・・・)
妹 「あ・・あの・・・えっと・・その・・・・」
顔を真っ赤にしながら うつむいて もじもじしている彩音。
兄 「(おいおい、何でそんなに真っ赤になってんだよ・・・w)」
そりゃ俺もビックリはしたけどさぁ、
兄 「(ウブいなァ・・・コイツ・・・w)」
そんな彩音を見てたら何か妙に笑えてきた。
兄 「ハハハッ」
妹 「お兄ちゃん・・・?」
兄 「(面白いから少しからかってやろっかな)」
兄 「おまえ、今のわざと触ったんじゃね〜の?w」
妹 「ち、ちがうよっ!わざとじゃないよっ!コードに足が引っかかってそれで――!」
聞いた所によると、「スーパーどっかーんプレス」とやらをキメようとして飛んだ時、
横に置いてあったテレビの電源コードに足が引っかかってコケたらしい。
そんでとっさに手をついたところが俺の急所の上だったってワケね・・・
兄 「ほうほう、なるほどね。キミはあれは事故だったって言いたいのかな?」
妹 「うん・・・」
兄 「だけどさぁ、普通こうも都合よくココに手がくるかなぁ?モロだったぜ?w」
妹 「そんなこと言われても・・・たまたまそこに手がきちゃったから・・・」
兄 「「タマ」だけに「たまたま」ってか!?ははははっ!こりゃいいや!w」
- 196 :5黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:16:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「しょうがないじゃないっ!本当にわざとやったんじゃないんだもんっ!」
さすがに怒ったのか、でかい声で怒鳴られる。
兄 「(ぷくくw 面白えよコイツw じゃあこれはどうだ?)」
兄 「わるいわるい、信じるよ。でもさ、俺だけ触られたままってのは不公平じゃない?」
妹 「えっ・・・?」
兄 「じゃあこうしようぜ?お互い公平にするために俺はお前の「乳」をさわる。」
妹 「え・・・えーーーッ!?な、何言ってるのっ?!そんなのダメっ!」
あわてて腕で胸を隠すようにしながら後ろにあとずさる。
兄 「チッ、何で?何で触ったら駄目なの?」
妹 「何でって・・・だって・・っ 恥ずかしいもん・・・・っ」
兄 「お前は俺のに触っただろ」
妹 「でもあれはさわろうと思ってさわった訳じゃなくて・・・」
兄 「あーあ、俺ショックだぜ。
まさかお前に「触んじゃねえよ!キモイんだよ!」なんて言われるなんて・・・」
妹 「私そんな事一言も言ってないよっ!?」
兄 「ほんとかよ・・・?」
妹 「ほんとに言ってないよっ!」
兄 「ふーん・・・」
兄 「(そろそろ止めとくかな・・・これ以上やるとセクハラで訴えられかねん。)」
妹 「・・・・わかった・・」
胸を隠すようにしていた腕をゆっくりとおろす彩音。
兄 「ん?何が?」
考え事をしていて聞いてなかった。
妹 「ちょっとなら・・いいよ・・・?」
兄 「だから何が?」
- 197 :6黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:20:11 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「え?・・だ・・だから・・・私の・・ここを・・・」
そう言いながら胸に手をあてる彩音。
兄 「は!?(なんとぉーーーーーーーーーッ!!!)」
妹 「でもちょっとだけだよ・・? ほんのちょっとだけだからね・・・?」
お、おいおいっ!マジか!?マジでいいのか!?
お前俺に触られるのイヤじゃないのか?!どうなの!?
いや、でもこれは物凄くおいしい状況じゃないのかっ!
ここで触らなきゃ男がすたるぞっ!
でもこいつは妹だぞ!?でも本心はさわりたいっ!!
それ以前に何で俺こんなにドキドキしてんだってっ!
ごくっと唾をのむ俺。
無意識に彩音の方へ右手がのびる。
兄 「(うおおっ!いかん!!手が勝手にィッ!!)」
慌ててもう片方の手で右手を抑える。
チラッっと妹の方を見る。
少し不安そうな、モノ欲しそうな(ォィ、目をして俺を待っている彩音。
兄 「(そんな目で俺を見るなァーーーッ!!触るだけじゃすまなくなるぞォーーッ!!)」
ふと何かのセリフが頭をよぎる。
「私の愛馬は凶暴です。」 違う!凶暴になってどうする!!今は静まれ!!
「静まれ黒王!!」 そうだ!静まれ!静まるのだ俺!!
「ガハハ!ワシの馬は凶暴じゃぞ!!」 ・・・・東方不敗?
- 198 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:21:19 ID:WTopcGga
- (゚∀゚)b
- 199 :7黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:23:14 ID:Scc2m7Vc
- 兄 「・・・」(腕を抑えながら無言でうつむいている)
妹 「・・・(ど、どうしたのかな・・・? お兄ちゃん・・・)」
兄 「は、はははははっ!」
妹 「・・・?」
兄 「な〜に言ってんだよお前〜っ あんなの冗談に決まってんだろ〜!ははは」
すげー根性無しだな俺・・・
妹 「・・・あ・・じょ、冗談だったんだ・・・・」
少しホッとしたような、残念そうな(ォィ、顔をする。
妹 「もお〜っ お兄ちゃんそうゆういじわるはやめてよぉ〜っ」
兄 「わるいわるい!」
妹 「すっごく恥ずかしかったんだからねっ?」
兄 「悪かったよ。俺と行きたい所あるんだろ?いじわるしたお詫びに一緒に行ってやるよ」
妹 「ほんと!?わーいっ!」
兄 「(わーいって・・・子供みたいな奴だな・・・)」
兄 「まあ今日はお前の「誕生日」だしな。一日付き合ってやるよ」
妹 「えっ・・・?」
兄 「あれ・・?違ったか? (しまった!違ったのか!?)」
妹 「あ、ううん・・あってるよ・・・覚えててくれたんだね・・・」
兄 「ま、まあな」
本当はついさっきまで忘れてたんだけどその事は言わないでおこう・・・
妹 「お兄ちゃん、私の誕生日なんかもう忘れちゃってると思ってた・・・」
兄 「そりゃ覚えてるだろよ (ウソです。すみません)」
妹 「うん。ごめんね」
兄 「でもさ、何で今日が自分の誕生日だって言わなかったんだよ?
本当に忘れてたら分からない所だったぞ?(本当は忘れてました。ごめんなさい)」
- 200 :8黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:26:17 ID:Scc2m7Vc
- 妹 「うん・・もし忘れちゃってるなら・・・私が言う前に思い出してほしかったから・・・」
兄 「なぜに?(思い出せて良かった・・・)」
妹 「なんでかな・・・? わかんない・・・けどそうしたかったの・・・」
兄 「ふ〜ん・・・・あ!」
誕生日といえば欠かせない物を用意していなかった事に気づく。
妹 「? なに?」
兄 「すまん、プレゼントまだ買ってないや・・・何か好きなの買ってやるよ」
妹 「いいよ♪プレゼント無くてもっ」
兄 「いや、でもさ、」
妹 「お兄ちゃんお金あんまりないでしょ?」
兄 「そりゃたしかに今、金欠だけど・・・」
妹 「今日一日お兄ちゃんが一緒にいてくれる事・・・
それが私にとってはもうプレゼントなんだから・・・・ね?」
頬を赤く染めながら少し恥ずかしそうに少女は言う。
兄 「な、何だそれは・・・・っ (か・・かわいい・・・っ)」
つーか何だこの甘ったるい空気は!
この甘ったるい変な空間から脱出するため話をかえる。
兄 「そ、そんで、お前どこに行きたいんだよ?」
妹 「あ、そう言えばまだ言ってなかったね」
兄 「おう。何も聞いてない。(何処に連れて行かれるのか・・・)」
妹 「ケーキ食べに行くのっ♪」
兄 「ケ、ケーキだぁ?!食べに行くのか!?買ってくるんじゃなくて?!」
- 201 :9黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:28:52 ID:Scc2m7Vc
- 朝っぱらからケーキか・・・笑えねぇなぁ・・・・
まあ誕生日と言えばケーキだし、しゃあねえか・・・
妹 「すっごくおいしいって評判のお店があるのっ
そのお店のチョコレートケーキ、お兄ちゃんと一緒に食べたいなぁ〜って」
ケーキなんてどこも同じ味じゃないのか?知らんけど・・・
まあケーキのお金は俺が出してやるか・・・
兄 「わかったよ。今日一日お前に付き合ってやるって決めたからな、行ってやるよ」
妹 「わーいっ ありがと〜っ♪」
--------------------------------------------------------------------------------
友達に聞いたうわさ話なんだけど
そのお店にあるとくべつなチョコレートケーキを
自分の誕生日の日に好きな人と二人で食べると
ぜったいに切れることの無い「運命の赤い糸」で二人は結ばれるって・・・
その話・・・本当だったらいいな・・・・
--------------------------------------------------------------------------------
END
- 202 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:33:02 ID:Scc2m7Vc
- --------------------------------------------------------------------------------
おまけ:上の妹のセリフに兄が思う事。
兄 「お前それケーキ屋の戦略に完全にハマってるよ・・・」
以上、兄の鋭いツッコミでした。
--------------------------------------------------------------------------------
ああ、ぜんぜん萌えません。
話が低レベルすぎますね。
意味もなくただひたすらに長いです。
「短くまとめろよっ!」って感じです。
文章の書き方も小学生低学年レベルです。
ラブラブな話がまったく書けません。
それでも不思議とけっこう楽しかったです。
また何か書きたいですね〜
ネタ浮かばないですけどね・・・
何よりカブるのが怖い・・・
では僕はそろそろ旅に出ます。
これと言ってアテも無い旅に・・・
風の向くまま、気の向くままに・・・
- 203 :あなたの知ってるサ :05/02/01 23:35:53 ID:AiQ9sbrd
- 乙です!紫…黄昏さん!
いい話でしたよ!
エロくないって割りには微エロでしたし〜
東方不敗キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
次も期待してますよ!
- 204 :セ愛 :05/02/01 23:37:49 ID:2AhLtcbX
- まぁぶっちゃけ
いいんじゃないか?
- 205 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:38:38 ID:ALwQZwaE
- まぁ…。
情景描写・心理描写が少なく、誰のセリフであるのかを記述している点から
SSというよりは台本と言ったほうがいいのかも…というのはここのSS全てに対して言えますが
情景描写・心理描写を使って話者を示すのが真のSSだと漏れは思う。
でも…萌えるからどうでもイイヤ。
- 206 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/01 23:41:54 ID:2AhLtcbX
- >>205
それだと長くなり杉るからむりぽだな
2chSSってこういうのがスタンダードじゃないのか?
まぁ、最後の行は文句無いな
- 207 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/01 23:43:05 ID:Scc2m7Vc
- うおおーーっ
みなさまに読んで頂けて嬉しいですぞーっ!
アドバイスありがとうございますぅーーっ!
- 208 :205 :05/02/01 23:45:59 ID:HC+b9O7g
- まぁ、そもそもスレのタイトルが「〜〜セリフ」だからな。
こういう文体でもOKというかこういう文体にすべきだな。スマソ
- 209 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 00:08:28 ID:XluoauD7
- >>208
え?そういう文体でないとマズイすか?
- 210 :208 :05/02/02 00:39:42 ID:YknvCkDP
- マズイというか…このスレは「セリフ」を述べるスレなのでそもそもSSはスレ違いなんぢゃないか…
と思ってたりしますが、萌えるので、もうどうでもイイ。
萌えるセリフ、萌えるSS。どんどん張ってほすぃ。
- 211 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 00:41:51 ID:AnBffyzk
- 単品の台詞なら、もうネタ切れなんじゃ?
- 212 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 01:04:26 ID:cc4sW4at
- むしろその後のケーキ食いに行く話を読みたいと思うのは俺だけですか?
- 213 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 01:35:37 ID:5ocJNdbp
- できればベットインまで…へぶしっ!
(´Д(⊂(`∀´#)
- 214 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 11:42:37 ID:naICWNTk
- 黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU=糞ss職人晒しage!
ハハハ イキデキネーヨ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ハライテ- ゲラゲラ
( ´∀`) < わははは ∧_∧ 〃´⌒ヽ モウ カンベン
. ( つ ⊂ ) \_______ (´∀` ,,)、 ( _ ;) シテクダサイ
.) ) ) ○ ∧_∧ ,, へ,, へ⊂), _(∨ ∨ )_ ∧_∧ ○,
(__)_) ⊂ ´⌒つ´∀`)つ (_(__)_丿 し ̄ ̄し ⊂(´∀`⊂ ⌒ヽつ
タッテ ラレネーヨ
- 215 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/02 13:11:07 ID:Dpk1+wzI
- なにこのスレ・・・・・
「ですぅ」はよせ。
- 216 :ROMの一人 :05/02/02 22:24:17 ID:AnBffyzk
- 一人で頑張ってるねぇ
俺がなまあったかく見守っててやるから安心品、嵐君、誤爆君。
- 217 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 00:33:34 ID:WUZTKEQ2
- >>192-202
おお、いつの間にか・・・乙可憐。
いいな、コレ・・・・。
ってか長さならおれの勝ち。 前後編とか・・・・。 ('A`)
- 218 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 02:43:07 ID:UIxMIfO0
- 荒らしのフリをする必要はないのですぅ
素直に萌えたら良いのですよ、お兄様♪
- 219 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:43:38 ID:F+L5xuGr
- 「ご、ごちそうさまでした……」
俺の妹、沙耶が小さな小さな声で言った。
そして焦るように、テーブルからはなれようとする沙耶。
俺は沙耶の食べ終えた食器を片付けようとすると……
「おい、沙耶!!」
「はわっ!?」
「またタマネギ残したなー?」
「だってぇ……美味しくないんだもん……」
「んー……そんなに変な味かなぁ……」
つーか、そんなに味を感じる食べ物じゃないと思うけど……。
ま、嫌いなやつは嫌いなんだよな……。
「好き嫌いすると大きくなれないぞ?」
「い、いいもん!!」
「そうかそうか。沙耶は冷蔵庫の高いところに手の届かない人生を送りたいんだな……」
「そ、それは……」
「俺に頭の上をずっと見られている人生が良いんだな」
「……」
これだけなのに沙耶は泣きそうになる。そして……
「おにぃちゃん……サヤ……大きくなりたいよ……」
「じゃあタマネギ食べる?」
「それもイヤだよぅ……」
「鼻を摘んで食べたら?」
「う、うん……そうするよ」
力なく言って、箸を持ち、小さな切れ端を一つ掴む。
「う……うぅーー!!」
どうやら覚悟が決められないようで、呻き声を発しながら、手を曲げたり伸ばしたり……。
「目も閉じたら?」
「う……うん……」
俺の言うとおり目を固く閉じて、また腕の伸縮運動を始める沙耶。
まったく……見ておれんな……。
- 220 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:45:06 ID:F+L5xuGr
- とうとう歯がゆくなってきた俺は応援するつもりで、沙耶の左手を強く握る。
「わわっ!?」
そんなに驚いたのだろうか。沙耶が慌てて目を開けて俺を見た。
「頑張れよ」
俺はしゃがんで沙耶と目の高さを合わせて、沙耶を励ます。
「う、うんっ!!」
沙耶はまた目を閉じ、タマネギと格闘。
そして、箸が唇まで数センチのところまで迫って……
「はむ……」
小さなタマネギが小さな沙耶の口の中に消える。
「うし。噛まずに飲み込め」
「う、うん」
見てる俺が苦さを感じるぐらい、苦しそうな表情でタマネギを飲み込む沙耶。
「おぉ。よくやったな」
「お、おにぃちゃぁん!!タマネギ、食べれたよ!!」
沙耶は俺と繋がった手をブンブンと振る。
「ああ、沙耶は偉いな」
「ホント?サヤ、エラい!?」
「あぁ」
「えへへ……」
嬉しいとき、沙耶はこうして頭を前に傾ける。
まぁつまり、撫でろ。ということだ。
別に減るモンでもないないから、こういうときは沙耶の頭を優しく撫でてやる。
「へへ……」
少しくすぐったそうに沙耶が笑った。
笑う声に合わせて、沙耶の髪の毛が揺れる。
「ねぇねぇ!!おにぃちゃん!!沙耶、大きくなれるかなぁー?」
- 221 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 18:46:21 ID:F+L5xuGr
- 「あぁ。……ん?さっきより大きくなったんじゃないか?」
「ほ、ホント!?」
「かもな」
「わーい!!」
ピョコピョコ跳ね回りながら、喜びを表現する沙耶。
……ま、ガキっぽくても、こういう純粋なところが沙耶のいい所だ。
「サヤ、おにぃちゃんより大きくなっちゃうかもしれないよ!?」
「そりゃ楽しみだな」
「うん。その時はサヤ、おにぃちゃんとオニアイだよ?」
「ん?何か言ったか?」
「えへへっ。何でもないよー!!」
「秘密か?」
「う、うん!!おにぃちゃんには絶対教えないよ!!」
「そういう態度をとる悪い娘には……こうだ!!」
対沙耶用お仕置き、『ツインテール引っ張り』発動。
それほど痛くないように力を加減しているが、相当ウザいことは請け合いだ!!
「わわっ!?おにぃちゃん、やめてよぉー!!」
「止めん!!レベルアップだ!!」
「わわわわわわぁっ!!」
沙耶は小さいほうが可愛いと思う。
大きくなりたいっていう沙耶の気持ちも分かるけど、妹に身長抜かされるのは嫌だしなぁ……。
───────────────────────
♪嵐がいるぞ 沢山いるぞ ぞぞ そそ そそそそぞぞそそ蘇我入鹿♪
今回は沙耶のSS……じゃなくて台本。
ちょっと、>205の野郎……じゃなくて、>205さんに挑戦してみた……まぁ、慣れないことはするもんじゃないね。
つーか、未来みたいなのばっか書いてると、こういうロリーな妹も書きたくなってくるんです。
……って言うか、この妹のことを覚えてらっしゃる方はいるのだろうか……。
- 222 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 20:34:54 ID:WUZTKEQ2
- 憶えてるというか、最近読んだばっかだったり・・・。
あんた・・・・神やで、ホンマ・・・・・・。
- 223 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/03 21:46:51 ID:DsEGKKXW
- いつも最高のクオリティ・・・さすがです・・・
- 224 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/03 22:54:09 ID:F+L5xuGr
- 結構鍛えてます。
>>222-223
ありがとうございます。
って言うより、俺は俺のお気に入りの妹、沙耶のことを覚えててくれたのが嬉しかったり。
ところで、しばらくは双子、未来、沙耶の三つの話でいこうと思ってるけど、
もしかしたら、俺のSS……じゃなくて俺の台本のキャラの紹介みたいなのは必要だろうか……
- 225 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/04 02:13:45 ID:YeVnjNk9
- 沙耶っていうとあの沙耶思い出しますが
かなり(・∀・)イイ!!です
妹萌ないんですが素でかわいいと思いました
ありがとうございました遊星さん(`・ω・´)ゞ
- 226 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/04 19:12:02 ID:+Rv4uJPI
- いっそテンプレに・・・・。
- 227 :前スレ931 :05/02/04 20:16:03 ID:llkreRjH
- 限られた字数でしっかりと萌えを表現するその手腕…遊星さん、感服ですー。
俺のも今週中に書き上げられるといいんだけどなぁ…
- 228 :黄昏の風来人 ◆cXtmHcvU.. :05/02/04 21:33:28 ID:w7UbOEeq
- >>224
キャラの紹介、是非とも詳しく知りたいです!
- 229 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 02:12:31 ID:RarMAsEX
- 遊星さん乙です!
てかなぜに響鬼?
- 230 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 03:02:47 ID:y3scfdzk
- やっぱここは「妹」のSSじゃないと駄目だよなぁ・・・。
「妹な存在」のSSじゃ駄目だよなぁ・・・。
- 231 :遊星より愛を込めて ◆isG/JvRidQ :05/02/05 07:29:52 ID:VGeRwGAu
- 俺には嵐さん来ないんだねぇ。つまらん……
>>228
需要有か。
じゃあ、適当に作ろうかねぇ
>>229
大好きです。
>>230
いいんじゃないの?
つーか、そういうの面白いかも。
- 232 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 15:57:51 ID:y3scfdzk
- 神のGOサインが出た! じゃ、ヌックリ書きます。
- 233 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/05 22:49:53 ID:y3scfdzk
- うは〜、出来たけどネタヤヴァイから誰も居ないときにこっそり貼っつけよ。
- 234 :名無しくん、、、好きです。。。 :05/02/06 03:03:09 ID:W0XLqfeB
- じゃあ、誰も居ないっぽいんで貼っちゃいます。 苦情はGOサインだした神に言ってください。
・・・・・嘘ですよ。 でも貼るのはほんと、スレ汚しすまぬい。
↓試験的SSいきます。
- 235 :試験的SS1:愛、憶えていますか? :05/02/06 03:06:52 ID:W0XLqfeB
- チャイムが鳴り響き、今日の授業の終わりを告げる。
にわかに騒然とし出す教室には、帰りの仕度をする者か友人と今日の予定を話す者かのどちらか。
俺はと言えば、早々に帰りの仕度を整え、すれ違うクラスメイトに挨拶をしながらいつもの教室へ。
俺の日課。 出来ればもういい加減、こなしたくない日課。
「お、今日もご苦労さん」
目的の場所の前に立つと、聞きなれた声が俺に掛けられる。
「佐々木さん、あの」
俺が用事を言おうとすると、
「あ〜ん、つれないなぁ。 昔はむーちゃんてっちゃんと呼び合った仲じゃないの。 せめて名前で呼んで欲しいなぁ」
「いや、でも」
「ああ、歳? 歳気にしてんの? やだなぁ、それこそ水臭いってぇ。 たったいっこ違いじゃないのよ〜」
「は、はぁ・・・・」
相変わらず・・・・・何と言うか・・・・・。
「まいいや、はや呼べば良いんでしょ」
「おねが――――」
「はやー、素葉耶(そはや)ー、愛しのよあぶらざーが迎えに来たわよー」
・・・・人の話を聞かないむーちゃんだ。
「え、ほんと・・・・ってむーちゃん! い、愛しのってなによー」
「にゃはははは、はやのブラコンは学年でも知れ渡ってるからねー」
「も、もう、むーちゃんが言い触らすからだよー。 そんなことないのにぃ・・・」
とてとてとこちらにやってくる。
「んじゃ、また明日ね」
「うん、またねむーちゃん」
「さようなら」
「おう、あでぃおす! てっちゃん! にゃはははは〜」
吹き荒ぶ風のように(?)颯爽と去っていくむーちゃん。 廊下ににゃははを残しつつ・・・・。
「じゃあ、帰ろっか虎鉄くん」
「ん・・・そうだな」
- 236 :2:ここですか? さあ、神に祈りなさい! :05/02/06 03:09:16 ID:W0XLqfeB
- 校門を出て一伸び。 やはり俺は勉強よりかは体を動かしていたいタイプのようだ。
「今日は用事ある? ――――お兄ちゃん」
歩きながら喋りだす。
「・・・・・特にない」
「そっか。 じゃーね、寄りたいとこがあるの」
「どこだよ?」
「ほら、何だかんだで、まだ豚丼食べたことないじゃない。 そろそろ食べてみたいなー、って」
「夕飯前に食うと太るぞ」
「そ、そんなことないもん」
「太る。 確実に」
「うー、お兄ちゃん意地悪だー」
「あのな・・・」
「何? お兄ちゃん」
「・・・・・・・いい加減その『お兄ちゃん』っての、止めないか?」
「え?」
「いい歳してさ、お兄ちゃんは無いだろ・・・・」
「またその話ー? じゃあ何て呼べばいいのー? 兄さん? アニキ? お兄様?」
不機嫌そうにそう言ってくる。 しかし、不機嫌なのはこっちも同じだ。
「・・・・・・・あのな」
「いいじゃないのよぉ、昔からこうだし別に困ること無いんだし」
「俺が困るわ」
恥ずかしいっての。
「じゃあなんて呼べばいいのよ」
「虎鉄でいいだろ」
「な、名前で?」
「ああ、学校じゃそうしてるだろーが」
- 237 :3:チャクラエクステンション! シュートォー! :05/02/06 03:11:08 ID:W0XLqfeB
- 「だ、だってそれは・・・・学校だと、流石に恥ずかしいから・・・」
「学校で出来て、普通の日常生活で出来ない訳ないだろーが」
「だって・・・・名前って、なんか恥ずかしいよ・・」
「はぁ? じゃ、なんで学校で――――」
「が、学校は、恥ずかしいの我慢してるの! むーちゃんはともかく・・・他のお友達には、恥ずかしいんだもん・・・・」
「・・・・・・はぁ?」
理解に苦しむ。 ってか街中でお兄ちゃん言ってれば、そのうちバレるだろうに・・・・。
「も、もうこの話はお終い! お兄ちゃんはお兄ちゃんって呼ぶの!」
ぷいっと、むくれて顔を逸らす。 本当にガキみたいだ。 頭二つ違う身長とこの言動、仕草。
長く伸ばした髪もかえって子供っぽくなってしまう。 本当に俺と一つ違いかね・・・・。
でも、本当は――――
「あ、そうだ」
「何よお兄ちゃん。 まだなんかあるの?」
「剣、本当にもうやらないのか」
「剣道? うん、高校は吹奏楽でいくって決めたから」
「何で」
「何でって・・・私だって、女の子らしいこと、したいもん」
「どうせ帰ったらやるのに」
「そっちはちゃんと頑張るよ。 文武両道。 うちの学校のモットーだし。 お兄ちゃんも弓、頑張ってる?」
「ん、まぁそれなりに」
「そっか。 将来は一緒の仕事だもんねー」
「・・・俺は医者を継がせられるんだぞ」
「あはは、勉強も頑張んなきゃねー」
将来。 俺たちのこれから。 ・・・いつまでもこのままなんだろうか?
「・・・・・帰るぞ」
「え? 豚丼はー?」
「用事が出来た」
「あ、う、うん・・・って、こっちは家じゃないよー?」
「久しぶりに手合わせしよう」
「え・・・・・?」
- 238 :4:ピーノの玉乗りでござーいっ。 :05/02/06 03:13:22 ID:W0XLqfeB
- 「着替え終わったか?」
「ん、準備おっけ」
「俺もだ」
す、と向かい合う。 白い胴衣、紺の袴。 邪魔にならないよう、一本に束ねた髪。
俺はその後姿を何度も見てきた。 今は正面から向かい合っている。
「久しぶりだね」
「ああ。 入学前に一本やったきりか」
「お兄ちゃんのね」
「勝負は――――」
「えへへ、私の勝ち」
「そうだな・・・・俺の勝ちなんて、数える位しかないもんな」
「コレばっかりは負けられないよ〜」
「・・・・・一つ、賭けをしないか?」
「何?」
「勝った方の言うことを聞く」
「いーのかな〜? そんなこと言って?」
「負けん」
「・・・・もう、そんなにお兄ちゃんって呼ばれるの嫌?」
「嫌だ」
「・・・・ちょっと傷つく」
「なら勝て」
「言われなくたって」
渡される竹刀。
「夕ご飯前に木刀もないでしょ。 怪我したらお父さんに怒られちゃう」
「そうだな。 でも、真剣勝負だ」
「分かってるよ。 お兄ちゃん案外負けず嫌いだから、手を抜くと怒られちゃうもん」
「さて・・・・やるか」
「うん」
- 239 :5:起こらないから奇跡って言うんですよ :05/02/06 03:15:41 ID:W0XLqfeB
- これは真剣勝負。
始まりの合図など無い。
いつの間にか互いに取っている間合い。
剣を持つと、雰囲気が変わる。
昔からそうだ。
いつものほわっとしたのが、ぴしりとしたものに変わる。
その眼光は獲物を捕らえた鷹。 空気は飢えた狼。 一撃は雷。
安綱流壱派師範代素葉耶。
俺の小さい頃からの、好敵手。
・
・
・
動かない二人。 しかしそれは表面的なこと。 向こうは「動かない」。 俺は「動けない」。
いつからだろう、これほどまでの差ができたのは。 俺が弓に移り変えた頃からだろうか。
刹那、向こうの竹刀が閃く。
「せいっ!!」
「くっ・・・!!」
かろうじて捌き、瞬間離れる。 そして、まるで何も無かったかのように・・・・・静寂。
安綱流壱派極意の一、無拍子。 俺でなければ、決まっていただろう。
ただし、それは俺の腕云々の話ではない。 何のきっかけも作らず、瞬間の攻撃を放つ、それが無拍子。
ただ血を分けた者が相手だからか、何となく分かってしまうというだけ。
適わない。 適うわけが無い。
俺の安綱流弐派は受けの剣。 しかし、攻めてきても返せない相手にはどうすればいいか。
特攻しかない。
「せいやぁぁぁっっ!!」
ときの声、そして、
「はっ!!」
抜き面。 勝負が決まった。
- 240 :6:痛み止め打ってでもオレと戦え! :05/02/06 03:17:15 ID:W0XLqfeB
- 「あははー、私の勝ちだねー」
「・・・・そうだな」
板張りの床に大の字になった俺に、覗き込んで話しかけてくる。
「お兄ちゃん、汗かいてるよ」
「そりゃ、師範代の相手をすりゃ、汗くらいかく」
乱れた息で応える。
いつ打ってくるのか殆ど分からないから、気を抜けない。 俺でも一回二回捌ければ良い方だ。
「さてとー、何して貰おうかなー?」
「・・・・男に二言は無い。 何でも言え」
「んー、ゆっくり考えるよ」
「・・・好きにすると良い」
「でも、どーしていきなり手合わせしようと思ったの? 賭けって、その場で思い付いたんでしょ?」
・・・・流石に分かってるな。 あれは思い付きだ。
「・・・・秘密だ」
「えー、何それぇ、ずるくない〜?」
「いいだろ、別に」
「気になるぅ・・・。 そーだ! さっきの賭け!」
「は?」
「言うコト聞かせる権利、発動だー!」
「おいおい、そんな下らないことに使っていいのかよ?」
「う〜ん、流石にもったいないから・・・これからは内緒禁止!」
「はぁ!?」
「男に二言はぁ〜?」
「・・・・・無い」
「よろしい」
「はぁ・・・」
- 241 :7:ちよちゃんはなんで飛ぶん? :05/02/06 03:19:10 ID:W0XLqfeB
- 「で、何で?」
「・・・・見たかったんだよ」
「何を?」
「剣道やってるとこ」
「え、私の? 何で?」
「・・・・・・・」
「秘密は無しだよ?」
「・・・・・・・好きなんだよ、剣道やってる姿」
「へ?」
「稟として・・・・小さい頃から憧れてた・・・んだと思う。 俺にはない、なんてんだろ、カッコイイ所とかが・・」
「す、好きなの?」
「ああ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「あああ、もももう! お兄ちゃん!! わた私単純なんだから、からかわないでよぉ!!」
「な、なんだよ、正直に白状したぞ俺はっ」
ばっ、と体を起こし視線を逸らす。
「・・・・・」
「・・・・・」
沈黙が気まずい・・・。
「だ、大丈夫だよ・・・?」
「な、何が?」
「私・・・剣道、続けるよ?」
「いや・・・そーいうんじゃなくて・・倶楽部でやって欲しかった、っていうか・・・」
「なんで・・・?」
「・・・・普段、ぽへっとしてるだろ?」
「へ? し、してないよぉ」
「してる」
「・・・・そーなの?」
- 242 :8:悪いがとっとと死んでくれや! :05/02/06 03:21:22 ID:W0XLqfeB
- 「だからさ・・・・そういうカッコイイ所もあるって・・・周りの奴らにも、知らしめしたかった、っていうか・・・」
「そー・・・なの?」
「ん・・・」
「・・・・・でも、私は・・・お兄ちゃんが分かってれば、それで・・・いいよ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
なんだろ、この空気・・・らしくない、らしくないぜこんなの。 ああでも。 止まんねえ。
「俺の・・・・その」
恥ずかしいからずっと黙ってた。 だけど、やっぱり言葉に出さずにいられねえ。
「憧れだった・・・いや、今でも憧れなんだよ・・・・」
「私・・・が・・・?」
「ん・・・」
「そっか・・・・そーだったんだ・・・・えへへ」
「何喜んでるんだよ・・・?」
「だって・・・私だけじゃないんだな、って」
「ん?」
「ほら・・・・私ってとろいから・・・その上、ぽへっとしてるんでしょ? だから、いっつもお兄ちゃんに世話掛けさせて・・・さ」
視線は床。 恥ずかしくて顔をあわせられないらしい。
「お兄ちゃんってなんでも出来るし・・・だから、私も憧れてたりして・・・えへへ」
「そう・・・なのか?」
「うん。 えへへ、変なの、お互いが憧れなんて」
「はは・・・・そうだな」
「でも、だからだよ?」
「ん?」
「私が、虎鉄くんのこと、お兄ちゃん、って呼ぶの」
「え・・・?」
「私にとっては・・・憧れだから。 いつまでも追いかけたい、目標だから」
「・・・・・・・」
「だから・・これからも、呼んじゃ駄目・・・・かな?」
「・・・・・まぁいいや」
- 243 :9:未来は、ここにある。 ここから、始まる。 :05/02/06 03:23:30 ID:W0XLqfeB
- 「ほんとっ? やったー、有り難うお兄ちゃん!」
心から嬉しそうに、満面の笑顔でそう言う。
何だかな・・・こんなことでそんなに喜ばれるなら、ちょっとくらい恥ずかしい思いをしたってかまわないかも・・・・な。
「さて・・・そろそろ帰るか?」
「ん、そだね。 遅いとお父さん心配するかも」
「あの放任主義が心配すっかよ」
「そんなことないよ〜。 あ、待って、着替えるから」
「ん? いいじゃんそのままで」
「え〜、この格好で外歩くのは恥ずかしいよぉ」
「その方が可愛いからいいじゃん」
「へ・・・・?」
「あ・・・・・」
し、しまった、ついうっかり本音が。
「あああ、い今のはからかったんだよねっ? ねっ?」
ぶんぶん腕を振って、愉快なリアクションを振りまく。 ここまで照れられると逆に冷静になってしまう。 せっかくだからからかおう。
「いや・・・言ったろ、これからは本音で喋るって」
内緒を禁止しただけだが、そんなに遠くない。
「あう、その、あのっ、おに、お兄ちゃんが、着てて欲しいなら、わ、私っ」
しかし、なんでこんなにテンパるかね? もうちょっと落ち着きを持って欲しい。
「ず、ずっと着てても、いい・・・・・よっ」
「飯の時も?」
「お、お兄ちゃんが望むなら!」
「洗濯しないで?」
「お兄ちゃんが望むなら!」
「風呂も?」
「お、お兄ちゃんがっ・・・・お、お兄ちゃん!? からかってる?!」
「気付くの遅いぞ」
- 244 :10:おじいちゃん!! あーん、会いたかったよー :05/02/06 03:27:48 ID:W0XLqfeB
- 「う〜、お兄ちゃんのばかぁっ、すごく嬉しかったのにぃっ」
な、涙目かよ・・。 くそう、卑怯だぜそりゃ。
「ばか〜、ばか〜っ」
「はいはい、悪かった悪かったって。 えーと、なんだ、可愛いってのは嘘じゃないからなっ」
「え・・・・ほんと?」
「男に二言は無いっ」
ちょっと違うが。
「えへ・・そっか・・・・えへへ」
ふ、ふぅ、非常事態は回避出来たみたいだな。
「ほ、ほらっ、帰るぞっ」
「あ、う、うんっ」
「全く・・・・今日は何か損してる気分だ」
「え、何で?」
「結局お兄ちゃん言ってるし、勝負に負けた、しかも俺は喜ばしてばっか」
「え〜? お兄ちゃんは嬉しくなかったのぉ? お互いが憧れだったんだよ? お互い想いあうなんて、まるでこいびっ・・・!!」
「は?」
「あ、う、ううん、何でもないよっ、何でもっ」
「はぁ・・・・?」
「えへへ・・・」
「・・・帰るぞ?」
もういいや、今日は厄日ってことにしとこう・・・。
- 245 :11:お前たちに名乗る名前は無い! :05/02/06 03:30:25 ID:W0XLqfeB
-
「お兄ちゃんっ」
道場を出て、ぴょこんと跳ねる。 結局胴衣のままだ。
「何だよ」
えへへ、と照れくさそうに笑い――――
「お兄ちゃんは、私の自慢の――――弟だよっ!」
「・・・・俺の姉ちゃんは、弟のことお兄ちゃんって呼ぶからとても恥ずかしくて人に自慢出来ない」
「あ〜、ヒドいよそれぇっ。 呼んで良いって言ったじゃん」
「恥ずかしくないとは言ってない」
「も〜、今の台詞、私だってちょっと恥ずかしかったんだからねっ」
ぷいっ。
・・・本当にどっちが上か分からない。
でも、それが俺たち姉弟。
「俺も・・・・姉ちゃんは自慢の姉ちゃんだよ」
「え・・・?」
「聞き返すなっ、男に二言は無い!」
「それちょっと違うよ〜」
「うるさいっ、帰るぞっ」
「あ〜んまってよぉ、お兄ちゃーんっ」
今日も姉が弟をお兄ちゃんと呼ぶ。
多分、将来ずっと先も。
そんな、少し変な俺たち姉弟のお話。
- 246 :あとがき:うしろがき :05/02/06 03:34:16 ID:W0XLqfeB
- 長々失礼。 NGワード、HNの「 : 」を指定するとあぼーんしてくれるハズ・・・?
これで萌えられたら・・・・プロだ! うん、ほんとゴメン。
でも姉スレに貼るのもなんか違う気がして・・・。 じゃ、逃げ。
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