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[第三弾]妹に言われたいセリフ

525 :RSDS ◆zx3mKfp8M. :04/08/10 01:47 ID:m3p2uz+6

抱きついてくる妹を押しのける。ヤバイ。一瞬自分の妹に欲情してしまった。
兄として、いや人としてダメだろ、こればっかりは。
自己嫌悪で悶えていると再び凛が抱きついてくる。
「こらっ、やめろと言うのがわからんのか!」
「えへへー、お兄ちゃーん♪」
「うっわ気色悪ッ!!」
何なんだ「お兄ちゃん」って!? 楚々とした可愛らしい性格の子ならともかく、こいつが言ったって恐いだけだっつーの!
引っ付いて来る妹から逃れようとして仕舞いには2人して床に落ちてしまう。
ドスン、とかなり大きな音がした。痛みは殆ど無かったのは幸いか。
「あーもう!少し落ち着けぇ!」
逃げるよりもこいつを無力化させた方が良さそうだ。
妹の猫撫で声やら体の感触やら何もかも無視して反撃に出る。
「やー!」
妹も反抗してくるが部活で鍛えた俺に適う筈も無く、丁度馬乗りのような体勢になる。
右手で妹を小突こうとした時、またしても部屋の扉が開いた。
「ちょっとアンタたち何やってん……ッ!!」
「「あ…」」
母だった。俺たちの格好を見て凍り付いている。
激しく揉み合ったせいか、お互いに服装がかなりヤな感じに乱れていた。
加えて、この体勢である。傍目から見たら俺がコイツを襲っているようにしか見えないだろう。
まじゅい。非っ常ーーに拙い。
「あ、ああ、あ、あなたーーー!!!」
そして気付いた時には母の姿は無く。父にこの惨劇を伝えに走り出していた。
「えへへー、誤解されちゃったねー♪」
何故かとっても嬉しそうな妹に抱きつかれながら、俺は明日からの人生にしこたま絶望するのであった。
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0ch BBS 2004-10-30