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夏目房之介さんについて

313 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:06
ゲームもゲームで袋小路に入っているからなぁ。
漫画はまだCGによる表現という逃げ道が残っているけれど、
いろんなところで頭打ちの感は否めない。

漫画がこの先どう進化していくのか。
非常に楽しみではあるけれど、先があまり見えていないというのも気がかりだ。

新しい才能はまだでないのか?
俺は最近は冨樫義博、古谷実ぐらいが(ほかにもいるかもしれないが時期的には)
最後ではないかと思っているのだが・・・




314 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:08
担当編集者の人が「夏目先生に教えられてきた」ってことは、
先生ここのこと結構話しまわってるってことか?

315 :RYU :2000/09/02(土) 03:09
2chへの言及があったら絶対買います。スレッド参加者としては。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:11
>313
悲観的になることはないと思うよ。ゲームにしろ漫画にしろ、
業界自体が縮小することはあるかもしれないけど、消えてしまうってこと
はないだろう。俺もゲームは閉塞してると思ってたけど、
とあらエロゲーやったらすんげえ面白くて(笑)、ゲームもまだまだ
捨てたもんじゃないと考えなおした。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:22
このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。
生徒に囲まれる人気者の先生。
チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

もちろんいい意味でだよ〜

318 :313 :2000/09/02(土) 03:25
>>316
いや質的な変換ではなくて、ドット絵からポリゴンに変わったような変革。
質的なものはある程度の才能がでれば勝手におこわなわれるものだが、
ゲームってのはそれ以外にも変革があってしかるべきなはず。
それがない今の現状では、ちょっと先が見えないなぁと思っている。
映画的な方向に行くのも一つの選択だったんだろうけど、ムービーの垂れ流しじゃね。
PS2で表現の幅が増えたんだから、頑張って欲しいが。

漫画はまだローテクだから、表現に関しては改良の余地はあると思う。
CGが一つの鍵ではないかと思うが、あんま幻想を求め過ぎちゃ行けないか。

まあ、俺も業界が消えてしまうことはないと思う。
ただこのままでは一部の人間の嗜好品になってしまいそうで、それが気がかりだ。
夏目さんがシステムが成熟してしまって、といっていたが、まさしくその通りなのだろう。
ただ、構造的変換はなかなか難しいんだよなぁ。

319 :スレッドの皆さんへも質問 :2000/09/02(土) 03:36
すごいスレッドですね。
夏目さんの丁寧なレス、しかもこのような場所での正々堂々の書き込みには完敗です。

ところで、私自信も質問があるのですが、同時に質問が多いなあとも思いました。
ということで、この私の思った疑問が、スレッド参加者の方々とのやりとりで、
うまいこと流れができたらいいなと思っております。

私としては、現在の文学評論(主に大学、学会でなされる)と、まだ過渡期である漫画評論の
比較に、どういう意見が出てくるのか気になります。
私自身は、説明能力が不足している人間ですので、
文字媒体への評論へは否定的で、漫画への評論は現在面白いと思っている。
という感覚でしかありません。その程度です。

スレッドの方々のご意見を伺えればと存じます。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:37
>>317
面白い!
こんな先生に担任してほしかったよ・・

321 :319 :2000/09/02(土) 03:38
うわ、自分が書いてる間に話が進行してるし…。
読めない書き込みですまんです。

322 :313 :2000/09/02(土) 03:50
>>316
なるほどね、言いたいことはわかる。
俺は古い考えの人間だから(いや年は若いが)、ゲームというものの面白さは
必ずしもその表現の広さにあるものじゃないと思ってるからああいう意見になった。
まさにあなたの言った映画的な方向にゲームが進みはじめたとき、俺は違和感を
感じたからね。

323 :316 :2000/09/02(土) 03:52
悪い、上316の間違いで、レスを313に返してんのね
バカみたいなミスしちまった、ごめん。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:52
>319
文字媒体への評論は書いている人の感性に頼ったものが大きいと思う。(私見)
つまり、他人はそれにうなずくしかないのだ。
読んでいる人間が描いた人と同じぐらいの知識を持っていれば、
見解の相違もでようが、そうでない場合が多すぎる。
定義化されていないように思う。(あくまでも私見。本当はなってるかもしれない)
実際、小説で構成が悪いと言われてもあまりぴんとこない。
比較してくれればまだしも、それだけ単体で見せられても非常に困る。

漫画というのは逆に「絵」による表現方法だから、視覚的に見れる分、
文字媒体と違って想像力で補う必要がない。
だから、わかりやすい。また、比較も一目瞭然でわかりやすい。

そんな違いがあるから、漫画評論というのは容易に理解できる分野だと思う。(その水準とは関係無しに)
だから、書き手のレベルが高くないと誤解などが生じやすいジャンルだと思う。
文学批評は受け手にもある程度のレベルを要求するからね。

などと思うが、はたして答えになっているかどうか良くわからない。
勘違いもあるだろうし。

325 :担当編集者 :2000/09/02(土) 03:57
>314さんへ。
夏目先生が「寝不足している」とおっしゃるので、
内心、またカラオケだなと思ったのですが、
どうやらおもしろい掲示板があるということなので、
教えてほしい、とお願いしたのです。

さきほど、私は墓穴を掘ってしまいました。
習慣でつい〆切の催促をしてしまいましたが、
夏目先生は〆切前に必ず原稿を上げてくださるので、
結局、いつも追われるのは編集者のほうなんです。
立場が逆になってしまうんですね。


326 :316じゃないが :2000/09/02(土) 04:01
>322
すまぬ。話がそれてきたし、とりあえず別スレッドへ行こう。俺も行くぞ。
しかし話が合いそうで困ったもんだ(笑)。


327 :313 :2000/09/02(土) 04:03
何処へ行こうか。(藁

328 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:06
…2ちゃん通ってて良かった…むかつく事があっても、悲しい事があっても、
こう言ういい事もあるもんだ…

329 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:10
>324
そういう問題ではないような気はするな。じっさい、夏目氏が出てくるまでの
漫画評論って、文学批評と同じくストーリーやその背景、書いてる人の
感性について考えるものが多かったんじゃないの?
夏目氏の評論のユニークさっていうのは、漫画をそういう面からだけではなく
「描線」といった視覚的なところから捕らえていったことだよね。
その辺考えたほうが良くない?


330 :1 :2000/09/02(土) 04:12
質問にお答え頂き、誠にありがとうございました。
(本当はOUTに描かれた時期も教えて頂きたかったですが…)
他にも質問したい事がたくさんあるのですが、
くだらないのが多いので、しばらく自粛します。
恥ずかしながら先生の著書は2冊ぐらいしか持ってないので、
これから集めさせて頂きます!
中日新聞(東京新聞)の連載の単行本化も楽しみにしてます。
(でもあの連載って、お年寄り対象じゃなかったっけ?
ここ見て買う気になった人はそのつもりで。)
1にも書きましたが、私は先生の絵も大好きなので、
願わくばまんがのお仕事もして頂ければと、思っております。
それでは本当にありがとうございました。


331 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:16
>>329
ああ、ゴメン。夏目氏以降の評論で勝手に思いこんで書いていた。
夏目氏の評論は視覚的なところで指摘してくれていた。これがわかりやすい。
というようなことを書きたかったのです。
なんか良くわからん事を書いてしまった。鬱だ。新土光。

332 :331 :2000/09/02(土) 04:17
しかも下げ忘れてる。ダメだ。

333 :316 :2000/09/02(土) 04:18
どっかゲーム板あたりに新スレ立てとく?

334 :319 :2000/09/02(土) 04:19
>324
うーむ。表現うんぬんの話になると、
かかれた物が読み手の解釈を必用とするので、漫画と文字媒体の「表現力の差」とは言えないかなと。
「文学批評は受け手にもある程度のレベルを要求」とは思えないんです。
自分的にかみ合いにくい質問だと思い反省しているのですが、…えっと、

324さんの質問が、自分にとっても疑問ではあるのですが、
ちょっと意表を突かれているので、横に置いておきつつ、
私のもうちょい考えた末の感覚を聞いて貰って、意見を待ちます。すいませんです。

基準や参考点が、商売として成り立つとか、多くの人に求められる(買われる)とか、
書き手に対して役立つとかが、今、私が思える感覚的なことなんですが、
自分でも説得力があるとはとうてい思えません。個人的な違和感で終わっています。

うーんと、別スレッドを作った方がいいかな…。
「夏目房之助さんに聞いてみたいこと」みたいな…。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:19
>329
別にそこまで卑下しなくても(笑)

336 :313 :2000/09/02(土) 04:19
たのむわ。

337 :335 :2000/09/02(土) 04:21
329じゃなかったわ、331ね。ああボケボケ

338 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:22
>334
でもここで議論したら夏目さんも読んでくれるだろうから、いいんじゃない?

339 :316 :2000/09/02(土) 04:28
>313、326へ
言われたんで立てたよ(笑)
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=famicom&key=967836422
よろしく。

340 :age :2000/09/02(土) 05:06
gea

341 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:11
夏目先生を少しは休ませよう。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:22
いいなあ
こんなに穏やかなスレッドはそうそうないですね。
ほとんど全てのスレッドに罵詈雑言があふれてるのに。

カフカの文体模写スレッド以来のすごく楽しいとこです。


夏目先生にも「変身」の模写参加していただきたいなあ(笑)

343 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:38
>341
疲れたら勝手に休むと思うが(笑)

344 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:41
先生、無理しなくていいです。お仕事優先して下さい。

345 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/02(土) 05:51
みんなもっと単純でアホな事聞こう。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:53
夏目さん、ホームページ作るご予定はないんでしょうか?
別に2chを交流の場にしなくても・・・と思うわけでして(笑)

347 : :2000/09/02(土) 06:44
>>346
私はこの雰囲気の良さって、2chならではだと思います。いや冗談じゃなくてね。
なんというか、ここに参加して発言までする人は、(一部の嵐さん以外は)
「まー私も半アングラ掲示板に匿名参加しているわけだしーその程度なんだよな」
というような、ある種の謙虚さがあるでしょう。
でも作家主催のHPになると、
自分の正義に全く疑いを持たない立派な人とか出てくるし。
それから、「匿名でないこと」が枷になって、読者側の反応はストレートじゃ
なくなる。たいていの作家主催HPでは、私、ファンの媚態に圧倒されて
息が詰まるもの。今のここのような風通しの良さはのぞめないよ。

・・・ああ、でも夏目さんだったら、往事の村上朝日堂のごとく
抑制されてまったり楽しいHPになるかも。もし作られたら、2chでも
宣伝してくださいね。>夏目さん
(でも私は普段漫画板にはいないんだけど。さて朝だお宿に帰ろう、ちゅんちゅん)

348 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 06:56
この人の著作を見る限り、けっこう図太いタイプだと思う。
2ちゃんの罵詈雑言程度で、へこむタイプとも思えない。

逆に変に持ち上げられるのを、どこかで苦笑いしてるかも(笑)。

349 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 07:45
>348 2ちゃんの罵詈雑言程度で、へこむタイプとも思えない。
逆に変に持ち上げられるのを、どこかで苦笑いしてるかも(笑)。

あはは。よくおわかりですね。先生なんていわれると、いまだに尻座りが悪い。
呉さんには「もう偉そうにしないと周りがとまどうよ」と注意されるんですが。

いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、生のフィードバックができますね。
むろん、誉められたほうが嬉しいけど、それだけじゃスポイルされます。

こんな時間に書くと、またあきれられるなぁ。目が覚めちゃったので。
でも、つい書きたくなること、教えられること多くて。



350 :209 :2000/09/02(土) 07:53
朝早いですね(笑)

351 :あっ夏目さんだ! :2000/09/02(土) 07:56
おはようございますー m(_ _)m

>いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、
>生のフィードバックができますね。

では罵詈雑言をひとつ。
こんな時間にいらっしゃるなんて! 遅刻しちゃうじゃないですかっ!!
・・・ああもう出かけなきゃ。みなさま昼間のログ楽しみにしてます〜
いってまいります m(_ _)m

 といいつつ小声でもう一言(ぼそぼそ)
 >誉められたほうが嬉しいけど、それだけじゃスポイルされます。
 2ch如きでスポイルされるよーな可愛らしい性格をなさっているとは
 とても思えません・・読者より

352 :348 :2000/09/02(土) 07:59
本人からの速攻レス。
なんて、面白いんだ(笑)。

いや、やはりそうでしたか。
著作まんまな人だ(笑)。
こちらも夏目さんが飽きるまで、楽しませてもらいます。

ここの匿名性が、珍しくプラスに働いてるなー。

ついでに質問です。
もし自分の完全なワガママで、BSマンガ夜話できるとしたら
どんな作品を取り上げて、どんなコーナーとか企画をしてみたいですか?

353 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:01
>349

おはようございます先生。
いきなりつないだら、びっくりしましたよ。

354 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:07
>308 名前:RYU 僕の中ではそれがゲームですね。僕は現在26で漫画は生まれる前からありましたが、ゲームはちょうど
僕が思春期の時(78〜85あたり)に劇的な進化をとげ、それをリアルタイムで実感した感動が
僕を今でもゲームに結びつけています。

なるほど。そうかぁ。僕のマンガと似たようなものなんですね。
RYUさんのような世代が、ほんとにゲームを語れるよういずれになるんでしょうね。
26ですか。僕が26の頃なんて、もっとアホだったような気が。

>316 悲観的になることはないと思うよ。

そうだと思います。過渡期はつねに閉塞感をもちます。
ある程度批判力がつくと、どうしても物事を批判的に=悲観的に見がちなんですね。
知的上昇は人の自然ですから、必ずそうなるでしょうが、経験的にいって必ず次も見えてきます。
今僕はこの国のシステムに怒ることが多いですが、でも、もっとひどい国もたくさんある。
批判力も大事ですが、自分や社会を楽しむことも大事ですよね。

>317 名このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。 チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

あはははは。それ僕もそう思いました。でも、先生に慣れてくれば、みんないいたいこというでしょう。
僕も、書いてて説教臭いような感じもするし。
でも、批評についての議論とか、ゲームのこととか、こういう議論を読みたかったので興味深いです。
さて、この時間に書き込む人も、もういないだろうから、二度寝しようかな。
編集に怒られるかもしれんし。




355 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:09
朝もはよから質門攻めにするのは本当に心ぐるしいんですが、
今は比較的すいてそうだからいいか(よくねえよ)
ん〜ちょっと答えにくい質問かもしれないですけど、

マンガ夜話で取り上げられるのを断られた作家さんはいますか?
もし、実名があげられなければ、断られた理由だけでも聞きたいです。

しかし、「あしたのジョー」と「ジョジョの奇妙な冒険」が
取り上げられないのは不思議です。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:11
あぁっ、夏目さんも2chにはまりつつある…(笑

357 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:12
あ〜寝てしまわれたか…
少子化が及ぼすマンガへの影響をお聞きしたかったのに…

358 :348 :2000/09/02(土) 08:12
あと、「夏目の目」のコーナーは、自分から企画して言い出したんでしょうか?
時々、めんどくさそうなんで気になります(^^)。



359 :348 :2000/09/02(土) 08:14
おお、寝てしまった(笑)。

生活のリズムみてると、ホントに自由業だなー。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:14
>355
ジョーはともかくジョジョは別にどうでもいいな

361 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:15
この漫画板の他のスレッドもやっぱりご覧になっているんでしょうか?
(もしくは、他の板の方にも行かれてましたか?)

また、何か興味の持たれたスレッドはありましたか?

362 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:16
2千円冊の肖像をただちに夏目房之介先生に変更するよう、我々は大蔵省に
訴え出るべきであーる!

363 :俊之介 :2000/09/02(土) 08:20
少子化も気になるが、
それよりももっと身近な問題として、2ちゃんでも
話題になる、マンガ喫茶とブックオフが、マンガ業界に与える影響について、
先生に伺いたいです。

364 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:26
>352 もし自分の完全なワガママで、BSマンガ夜話できるとしたら
どんな作品を取り上げて、どんなコーナーとか企画をしてみたいですか?

そうだなぁ。色々あるけど、古いし、マイナーだし。
林静一、ヤン・ヨンスン、「キングダム カム」、杉浦日向子、南伸坊、Dグース、きりないな。
でも、あの番組はいしかわ、岡田、僕、大月でうまくできあがってて、バランスの面白さだしね。
僕はそれをなかば視聴者で楽しんでるんで。
それに、交渉過程で障害があって、やりたくてもできないのもあるしね。

う〜ん、この時間だとのんびり書けるな。
しかし、まだ書いてる人がいるんだなぁ。凄い。

今、間違えて「最終兵器彼女」のとこに書き込んでしまった。
ぼけてますな。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:34
おはようございます。夏目先生
中日新聞を拝読しております。睡眠とっていますか?


366 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:35
しかし、確かにこの時間帯は静かですな。(笑
質問もそれほど書き込まれていないし…

367 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:40
>355 マンガ夜話で取り上げられるのを断られた作家

いますよ。とにかく問答無用で、何か語られるがいやな人とか、編集サイドあるいはプロダクションの問題とか。
まぁいささか神経症的なんでしょうが、もの書きなんて少しおかしいですからね。
名前は・・・・い、いえんなぁ、やっぱり。少女マンガ系に多い、とだけ。
悪意はもってないけど、公的に表現を発表する以上そういわれてもなぁって僕は思いますが。

夏目の目は、最初、これだけはいわないとストレスがたまると思って僕がつくってもらったんですが、
評判よくて必ずやることになっちゃって。事前の準備が大変です。

他のスレッドは、今間違えていってきました。
でも、あまり読む暇がない。

少子化は、マンガに限らずこの国の長期的な大問題です。
先端的な高度産業社会を維持しなくていいから、2流、2等でのんびりやろうっていうんならいいですが。
もし凋落がいやなら、外国人を積極的に受け入れるしか手はないです。
単一民族なんてアホなこといってる場合じゃない。
今ならまだアジアから優秀な人がきてくれるんですが、そんなこと考える政治家もいなそうだし。
日本だけで物考えるとけっこう鬱になる要素多いです。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:46
みんなもさすがにあきれて帰ったようなので私も帰ります。

早く学校いった方がいいよ、ニセ夏目くん

369 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:47
いしかわ「結局ねえー、夏目さんの敵の少なさってサービス精神の問題なんだよなあ。おれ一応ギャグ漫画家だからさあ、こうして喋ってても、多少極端でもウケたいっていうのがでちゃうんだよ。敵作っちゃうかもしんないけどウケればいいかっていう。夏目さんそれがないんだよなあ」
岡田「でもそれってそのまま漫画家としてのいしかわさんと夏目さんの対比になりますよねえ」
大月「つまりあれですか岡田さん仰有りたいのは、いしかわさんはその抑えられないサービス精神故に漫画家として生き残ったけど、夏目さんは漫画家としては真面目すぎたと」
いしかわ「いやーそれはねえー、うーnそうなのかなー」
アシ女「さーそういうワケで話が盛り上がっていますが、ここでファックスのしょうかいでーす!」

370 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:48
>363 マンガ喫茶とブックオフが、マンガ業界に与える影響
これ勉強中で、かえって聞きたいんだけど、報道でやってるような直接的影響の根拠って何なんでしょうか?
具体的な数字とか、関連とか、読んだおぼえがない。つまり状況証拠ですね。
例の「著作権を考える会」は、あきらかに出版社の意向で、マンガにJASRACをつくりたがってる。
でも分析は、自分のことはすべて棚にあげて、他を悪いといってる。
これについては毎日新聞に書いたけど、あの分析は流通系の自己防衛です。
まず考えるべきは、新古書店やマンガ喫茶を生んだ自分達の体質、システムなはずです。
いつまでもビニ本で消費者の選択機会を奪い、品揃えの勉強もせず、巻数もそろわず、注文して3週間も待たないと本が届かない。
そんなひでぇ消費者無視の出版流通小売りの体質改善が先でしょう。
つい怒ってしまった。

371 :塩>夏目さん :2000/09/02(土) 08:50
おはようございます。
不躾で申し訳ありませんが、質問にお答え頂ければ幸いです。

少女まんが、少年まんが、青年まんが…と、
日本でのまんがはある特定の年齢をターゲットに売り出すのが基本のようですが、
これから高齢化社会に向けた「老年まんが」なんてものは
出てくると思いますか?

372 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:56
夏目先生おはようございます。

先生はよく漫画の模写をされていますが、やはり楽しい作業なのでしょうか。
模写するときに好きな漫画家の絵などありますか?
それにしてもジャンル問わずお上手ですね。
持ち上げではなく、感心してしまいます。



373 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:58
本物?偽者?どっち?

374 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:59
本物だと思うけど、面白いしどっちでも良いな…

375 :HOT特攻隊長 :2000/09/02(土) 09:02
わお、起きてらっしゃる!じ、じゃ(あわててる)質問させてください!

単行本書き下ろしシステムが、なぜマンガには小説のように普及
しないのでしょうか…

最初から最後まで構成を綿密にたてることも出来るし、雑誌連載のような、
毎号面白くしなければいけないという、無理な演出上のゆがみも発生しませんよね。

絶対描きおろしむけの作家さんもたくさんいると思うのですが…

376 :非本気の弟子 :2000/09/02(土) 09:08
おはようございます。
2ちゃんねらーは24時間必ず誰かが待機しています(笑)

えーと、つまらない質問なんですが…
マンガ夜話で、このゲストは(マンガに対して)深い!切れる!鋭い!
と先生が思われた人はいますか?

377 :おお!深夜も朝も先生発見! :2000/09/02(土) 09:13
マンガ夜話みてます。御本もたまに拝見しております。
ここに書かれた文章、さすがやなーーーと素人との歴然とした差違に感じ入りました。
しかし夜更かし&早起き・・・2ちゃんはほんとハマりますので、無理なさらないでね。



378 :いい質問でしょ? :2000/09/02(土) 09:19
年収を教えて下さい。
夏目漱石さんの印税はまだ入ってきますか?

379 :湯宿2000 :2000/09/02(土) 09:20
そういえば、漱石のお孫さんにしては、先生はお若いですよね。
御両親がお年を召されてからのご誕生でしたのでしょうか…(変な文章)


380 :やめんか :2000/09/02(土) 09:22
>378
無粋だ。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:23
わたしは貸本漫画に興味あるものです
貸本漫画というと、水木しげる、さいとうたかを、白土三平、つげ義春など
大家の作品ばかりが語られますが、そろそろ
マイナー作家についてもぜひ夏目先生にどこかで書いてほしいです
完全に後追いで調べてる僕らには資料がすくなすぎてどうにもなりません
松本正彦や深井ヒロー、下元克巳、かとう一彦とか
魅力ある人たくさんいますよね。



382 :戸定BOY :2000/09/02(土) 09:33
朝もはやくから、先生の誠実さには本当に頭が下がります。
ええと…ちょっとアレな質問なんですが…

同じ大御所マンガ家でも、男性作家は普通に結婚されてる方は多いのに、
どうして女性作家は独身を通す方ばかりなのでしょうか…
24年組の先生方がそうだし、高橋留美子先生も…

な〜んか答えにくい質問ですみません(笑)
先生なりの作家の男女比較論をお聞きしたかったのです。

383 :あぼーん :2000/09/02(土) 09:36
       ____
     /∵∴∵∴\
     /∵∴∵∴∵∴\
    /∵∴//   \|
    |∵/   (・)  (・)|  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (6       つ  | < どーだ、漱石じいちゃん
   |    ___ |   \_________
     \   \_/ /    ∫
       \____/ / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /⌒  - - ⌒ /\   / " \|
 / /|   。    。丿| |     (゚)   (゚) |
 \ \|    亠  | (6------◯⌒つ |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   \⊇   /干\| |    _|||||||||| < うぉ〜 いいぞぉ〜房之介〜
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      ( /⌒v⌒\ _ \____/
 パンパン|     丶/⌒ - - \
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384 :ブーリー :2000/09/02(土) 09:37
>381
そりは唐沢俊一氏のテリトリーだな、いまんとこ。
そりにしてもなぜ彼はマンガ夜話にでないのだろう。

385 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:38
>383
ははは、つまんねぞ厨房

386 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:52
>383
先生の誕生前に漱石は亡くなっているのであ。

387 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:06
先生、キングダム・カムを取り上げていただけるなら
これほど嬉しいことはありません。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:11
>いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、
>生のフィードバックができますね。

368、369、383など、お楽しみいただけましたでしょうか。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:39
本当に不快になりたいのならばさくら板をおすすめします(w

390 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:41
>>375
>単行本書き下ろしシステムが、なぜマンガには小説のように普及
>しないのでしょうか…

似たような事を、とりみき+しりあがり寿の対談で読んだことがあるなぁ。
それはそれとして夏目先生の回答が楽しみです。

391 :名無しさん :2000/09/02(土) 12:50
ここの話を聞いたときは耳を疑いましたが、
驚きました。これは伝説になりますね。
夏目房之介先生の度胸に感服しました。

質問を一つだけさせてください。

私は『タンタン』の大ファンなのですが、
夏目先生はヨーロッパマンガをどのように見ておられるのでしょうか?
またBSマンガ夜話でヨーロッパマンガを取り上げることはないのでしょうか?


392 : :2000/09/02(土) 13:38
長いっす。かたいっす。先にあやまっときます。

文学において、その作者の出自や当時の社会などを論じつつ、
その文学が生まれた背景から論じる、という批評は今や少数派。
「記号論」の流行により、その書かれたテクストが、
読者の中で意味を生成する、その過程の方が大事だ、
という風になっていったと思う。
で、このスレッドを読む限りではマンガも、
夏目以前は、作者の考えとか、誰からの影響とか、
そういう外的要因を批評していたらしい。
(詳しくないのでこれを前提にします)
これは結構重要なことで、というのは、文学の場合は、
表現は全て記号(言語)によって表され、
否応なくその記号と記号の解読者の結びつきに考えがいくのに対し、
マンガは一見、「絵」であり、それには解読が必要ない、
という風に考えられるのではないかと思うのだ。
でも、実は、マンガというのは日本人の文化的背景をたっぷりあびた、
その文明の噴出ともいうべき記号の固まりであって、
確か夏目さんじゃなかったかなぁ?マンガを読んだことない外国人に読ませると
コマからコマ、吹き出しの順番、動きの記号などが理解できないので、
マンガそのものも理解できない、という話ありませんでしたっけ?



393 : :2000/09/02(土) 13:38
で、私は<小説・マンガ>と、<ゲーム・アニメ>は、
メディアとして大きく異なる<内は同類>だと思っている。
それは、「個人の熱狂」がそのまま表現として成立するかどうか。
夏目氏のマンガは、まさに「夏目氏」が描いている、という一点において、
成立していると極論を言ってしまおう。
(まさに夏目氏が登場後のこのスレッドの現在の様相と同じように)
ところが、ゲームは「誰」が作っているのか明らかではない。
ゲーム業界で一番世界的に名を馳せているのは任天堂の宮本茂氏だと思うけど、
彼のゲームをやって「さすが宮本茂」と思うことは出来ても、
知らないゲームをやって「これ宮本茂だぁ」と演繹することは不可能でしょ。

で、結局何が言いたいかっつうと、ゲームにおいては、
根本的に、批評がなりたちにくいんですわ。
そもそも、物語は、二の次だし。(←これは私の考えですけど)
だから、マンガ→ゲーム(つまりシナリオの代わりにマンガを使用)はあっても
ゲーム→マンガは、かなりスカスカのものになってしまう訳です。
で、本当に私が言いたいのは「じゃあゲームはどうやって批評する?」
なんですけど、これはスレッドの趣旨と違うので割愛しますね。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 14:38
>>287
僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってこ
とです。

批評ウゼェとか作れもしないやつは黙れとか言ってるやつに聞かせてやりたい。

395 :夏目さんあてじゃない質問 :2000/09/02(土) 14:42
みなさん絶賛の『学問』とはマンガ夜話HPにある
「新編学問 虎の巻」、「新編学問 龍の巻」のことですか?
書店で注文したいんで教えてくださーい。

396 :ニコニコ坊や :2000/09/02(土) 15:47
>夏目様
昨日、質問にお答えいただいた大勢のうちのひとりです。有り難う御座いました。
また質問を書かせていただきます。宜しくお願いいたします。

・手塚論が玉石含めて汗牛充棟状態であるのに比して、藤子不二雄論が目立たない
のはなぜでしょう。そろそろ世代的には準備完了と思いますが。

・だいぶ以前に、中島梓氏が書いていた手塚論の印象は如何でしょう。個人的には
夏目様の手塚論以前の最高峰と思っておりますが、まとまった本にはなりませんね。




397 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 16:48
>393 <小説・マンガ>と、<ゲーム・アニメ>は、
メディアとして大きく異なる<内は同類>だと思っている。
それは、「個人の熱狂」がそのまま表現として成立するかどうか。

いいたい部分は面白いです。でも、アニメとゲームが同類なのはなぜですか?

>393 ゲームは「誰」が作っているのか明らかではない

インタラクティブってことと匿名性ってことでいえば、この会議室もそうですね。

>393 根本的に、批評がなりたちにくいんですわ

それは作家が確定できないから、それとも物語が確定できないからですか?
いずれにせよ、批評は可能のような気がします。
ただ、作家論・作品論のスタイルは変わらざるをえない。
その試行錯誤に時間がかかるんじゃないかなと、理論的には考えられます。
媒体論、コミュニケーション論などを煮詰めていくことが必要なんじゃないでしょうか。
でも、ひじょうに興味深い分野になるんじゃないかな。



398 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 16:54
うおおおお!!!!!
こんなに早く夏目さんが来てくれるなんて感激っす

399 :元アウシタン :2000/09/02(土) 16:56
つーか、夏目さん寝てます?マジ心配になってきましたよ。


400 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:01
>395 『学問』とはマンガ夜話HPにある「新編学問 虎の巻」、「新編学問 龍の巻」のことですか?

現在入手可能とすればそうです。多分まだ在庫はあるのでは。
書店よりブックサービスとか、ネットから調べたほうが早くていいんじゃないかな。

>391 ヨーロッパマンガ

僕も無知だったですが、パリでマンガ展監修してシンポにいって、色々みました。
面白いです。日本マンガは世界一とかって、無知で思ってた部分を恥じました。
「タンタン」は凄い。でも、凄すぎていまだに一番人気ってのがBDの問題ですね。
アートとして、とくに色彩でいったらBDはほんっとに凄いレベルです。

>392 マンガというのは日本人の文化的背景をたっぷりあびた、
その文明の噴出ともいうべき記号の固まり

たしかに、これに近いことはいいましたが・・・・。

記号などが理解できないので、 マンガそのものも理解できない、

とまではいってません。
海外での経験を通じて「マンガの普遍性」については、かなり考え直しました。
もともとアメコミの影響からベースをつくった日本マンガには、世界に通じる要素が、思っていたよりはるかにあるってことです。
じゃ、どこが固有性で、どこが普遍性か、っていうあたりを考えたいと思ってます。



401 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:05
今、夏目さんが注目している作家、作品はなんですか?

402 :元アウシタン :2000/09/02(土) 17:08
と言いつつ質問(爆
作家の絵の線についてですが、最近は「線」に拘りを持ってる人が
少ないように思います。基本的に僕は「少年マンガの武骨な汚い線」
が好きで、そこに有機的な色気を加えた、ながやす巧の線には非常に
魅力を感じます。
夏目先生は「線」に衝撃を受けた作家はいますか?また、「線」の
重要性については、どう御考えですか?

403 :>388 :2000/09/02(土) 17:10
うう…俺369だけど別に他意はないんだよ。タダ書き込んでみたら前にあんな発
言があったんで煽りっぽくなっちゃったけど、礼賛、質問ばかりでは夏目さん
もこそばゆかろうとちょいと楽しい読み物を提供して差し上げようと思っただ
けなんだよ…。でも今見てみるとあんまり面白くない上に失礼だよな確かに…。鵜津田氏脳…。

404 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:16
>396 藤子不二雄論

僕も一度書きましたが(「マンガの力」所収)、講演のさいにも同じ質問を受けたことがあります。
でも、やってる人はいると思いますよ。読めるかどうかは別ですが。
僕からすると、媒体としても、市場・商品展開(メディアミックス)としても、表現としても、かなり基礎的な、底辺的性格が強いので、言語化が難しいところがあるように思います。
これはマンガ批評言語の現在の問題で、社会学などの(マネじゃなくて)方法移入ができれば、かなりできるようにも思えます。
それと、ドラえもんで育った人が今30ちょっとか、それ以下とすれば、きちんと言語化できる年代に、あと少しかなという気もします。

貸本についてですが、夢枕獏さんから貸本屋の在庫放出のニュースがあって、それを元に呉さんらとダ・ヴィンチで座談をやる予定です。
9月後半の仕事ですから、問題なければ10月発行号ですね。

・だいぶ以前に、中島梓氏が書いていた手塚論の印象は如何でしょう。個人的には
夏目様の手塚論以前の最高峰と思っておりますが、まとまった本にはなりませんね。


405 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:23
あっと、中島梓さんの論文ですが、読んでないか、忘れてるか、どちらかです。
すみません。

>403 俺369だけど別に他意はないんだよ

いや気持わかります。ちょっと窮屈ですよね。
でも、感心しました。だって、ほんとにいいそうなんだもん。
それほどマンガ夜話の浸透力があるってことで、おかしい。
内容も、まぁ、本人がいうのも何ですが「そのとおりです」・・・・




406 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:31
夏目さん自身がマンガ夜話で取り上げたい作品ってありますか?
あったら是非教えて欲しいです。

407 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:50
夏目さんの>>287での答え、
>僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
というのはかなり重要な言葉だと自分は受け取りました。
くだらない質問で申し訳ないんですが、先生が批評についてこのような考えを持った
きっかけはなんだったのでしょう?


408 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:51
御質問が重複してきたので、今日はこれで失礼します。

>402 最近は「線」に拘りを持ってる人が 少ない

そうなんでしょうか。だとすれば、線の性格そのものが、ある程度「集団的に共有された記号」になりつつあるのかもしれないですね。

「線」に衝撃を受けた作家はいますか?また、「線」の
重要性については、どう御考えですか?

作家はたくさんいますが、今の表現論をつくるきっかけになったのは佐々木マキという人です。
「手塚の冒険」「あの頃マンガは思春期だった」などを参照していただけると。

東アジアでは、欧米より線表現へのこだわり、信頼、受容能力は強いのではないかと思います。
その点で、浮世絵の印象派やアール・ヌーボーへの影響と、現在のマンガのアメコミやBDへの影響は、面白い現象です。
どう考えたって、人類にとって絵の起源は立体や面、陰翳より、線画ですから。



409 :元アウシタン :2000/09/02(土) 18:01
>「手塚の冒険」「あの頃マンガは思春期だった」
早速探して読んでみます。
丁寧に御答え下さって、ありがとうございます。
また遊びに来てくださいね。

410 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 18:03
毎回BSマンガ夜話楽しみにしてます。
これからも頑張って下さいね。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 18:11
まさかこの時間帯に来られるとは・・・


412 : :2000/09/02(土) 18:20
2ちゃんねるでこんな楽しいのは初めて見た。

夏目先生が現在の『ゴー宣』に批判的なのは、漫画表現の面においてなのか、
イデオロギーや論考の面においてなのか、よろしかったらお教えください。

質問を変えると、「マンガ夜話」で『ゴー宣』が取り上げられる可能性は
少しでもあるのでしょうか、それともゼロでしょうか。

いいかげんな質問の仕方で済みません。つい、何か発言したくなって・・。
(広義の貧乏性ですね)

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