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夏目房之介さんについて

287 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:55
>276 昔に比べてとんでもない作風を許容する範囲が 狭くなっている(同じ絵柄、作風)

そうでしょうね。それだけ市場もシステムも成熟してしまった、ということだと思います。
それでも日本の編集という制度は世界的にみて特異で、出版社の人間でありながら、作家側に立つことをよしとしています。
擬制であっても、このことが有効でもありました。
「ナニ金」も、そういう伝統で生まれた、他の国ではありえないヒットでしょう。
これからは、構造改革の問題もあって、どうなるか微妙なとこですね。


277 「自分が出てきたころは、批評家たちが批評によって作家を制約しよう
としていた。だから自分たちはそれに対抗するために理論武装するしか
なかった」とおっしゃっておられました。
夏目先生の批評の態度はここに書き込まれた考えを見るだけでも
そうしたものと異なることは明白ですが、批評が作家たちに与える
影響などについてはどうお考えでしょうか。

そうらしいです。もの書きは他人のいうことに過度に敏感な人が多いですから。
でも、マルクス主義芸術論が批判されて、理論が表現を指導する(いいかえれば批評言語が作家に影響する)のは、表現の本来的な自立性を見誤っているってことになったと思います。
僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
こうした原理的な問題の言語化も重要な課題になりつつあるので、今勉強中です。

さて、そろそろ本日は風呂入って寝ます。
この8月で50になったオヤジなので、みなさんご心配いたたくように、体気をつけないとね。
おやすみなさい。



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