■スレッドリストへ戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50

夏目房之介さんについて

1 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/27(木) 02:17
夏目漱石のお孫さんにしてマンガコラムニストの肩書きを持つこの方、
聞く所によると漫画家時代は週間連載も持っていたそうで。
…一体、どんなまんがを描いていたのか?単行本は出ているのか、
それは今手に入るのか、知ってる人がいたら教えてください。
(好きなんですよ、この人の絵。)


198 :名無しさん :2000/09/01(金) 05:10
 年の離れた人とまんがの話ができることがうれしい。
 おやじと同年代の人間と好きなことについて話せることが幸せだ。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 05:35
夏目さんがここに書きこみしていたとは!
不覚!

夏目さんの世代の人で「漫画が好き」と公言するのは勇気いるよな。
それに文豪の孫っていうプレッシャーもあるのに。
今でこそ漫画は認められているけど、昔はちがっただろう。
かっこいいよな。夏目さん。
人の目を気にして価値観を社会に委ねて偉そうにしている
連中と違うな。
最近よく目に付く漫画を持ち上げて自分を偉く見せようとしている
連中に爪の垢でも飲ませてやってください。



200 :1 :2000/09/01(金) 06:14
夏目さんの世代のまんがは、反体制の象徴の1つだったけどね。
安保とかフォークとかの流れの中にまんが青年と言われる人達がいた。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 08:18
夏目さんが来られるまでの暇潰しに、
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=964952770
の105あたりを読みなされ。(夏目さんのコラムの転載がある)

202 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 09:26

この人 だれ?

203 :>200 :2000/09/01(金) 10:59
「右手に朝日ジャーナル、左手に少年マガジン」の世代ですね。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 12:43
夏目さんの登場の前に、その世代でマンガ評論を書く人たちがいて、
「ガロ」の投稿欄で激論を交わしたりしていた。でもこの人たちは
たいてい絵が描けないから、興味の対象がセリフやストーリーにかたよっ
てて、おまけに埴谷豊とか吉本隆明が流行る時代だったからやたらと観念的で
訳わかんなかった。この板で叩かれてるいしかわじゅんを何倍も頑迷で
独断的にしたような思いこみの激しい論客がしのぎを削っていた。
その頃の評論家で今残っていると言えるのは、文章が面白かった呉智英
ぐらいかな。いずれにしても絵描きの観点からマンガ評論のできる夏目さんの
登場は画期的だったといえる。

205 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 12:48
先生も忙しいからみんな返レスしてくれるわけじゃないからねえ。

206 :どう? :2000/09/01(金) 15:06
                       ________
        ∧ ∧          /
   シコ  ( ゚Д゚)     /|  < れれれのれ〜   ドピュ !
      /    \  //    \________
 シコ  ||  ゚ ゚   /⊂//
      \\_  /⊂//
        \_⊃/
      (  // |
       | |○○\\
       | |     \\
       | /       | |
      //        | |
     //         U
     U

207 :名無しさん :2000/09/01(金) 16:19
思わずネット本屋で夏目さんの本あるだけ注文しちゃった…

208 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 16:29
夏目先生って、緒方けんに似てる。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 17:05
質問責めのところ更に質問で済みませんが
BS漫画夜話でドラえもんを取り上げたとき
全巻読めないまま番組に臨まれて居られましたが
その後残りも読み終えましたか?
また読み終えられたなら、それを踏まえて新たに
発見したこと、感じたことがあれば教えて下さい。

210 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 17:20
こんな礼儀正しい2ちゃんねらーは気味が悪い

211 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 17:33
あげ

212 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 17:41
2ちゃんねらーも数が増えて、普通の人の割合が増えたんだよ。

213 :トム読者 :2000/09/01(金) 19:05
夏目先生はトムプラスで描かれることはないんでしょうか。
マンガ夜話で「風雲児たち」が取り上げられる可能性はあるのでしょうか。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 19:40
何が2ちゃんねらーなんだか、アホか。
妙な自意識持つなよ、どうせ2ちゃんねらーだから・・・・
とか言って煽りまくってたんだろ。

215 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 19:54
漫画評論家か…
ホントおいしい職業
考えたもんだよなあ。


216 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 20:09
>214
初心者さんいらっしゃい
たしかにもうここは一年前とは違いますからね

217 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/01(金) 20:13
このスレッドを堅実に続けていけば、またお会いすることも
あるだろう。とにかくじっくり待つと同時に、もしあれが最初で
最後でも悲しまず、2chなりの夏目論を続けましょう。

>213
「マンガ夜話」もかなりマイナーであっても取り上げるから可能性が
ないとは思わんが、ここですらあの作品のスレがないからなあ(笑)。

つーか、近日中に「風雲児たち」スレッド作りたいと思ってるんで
そのときは宜しくたのむ。



218 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 20:35
>217
みなもと先生が成年向けどうして描いてるの?

219 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 20:38
似顔絵書きが政治家評論してるようなもん。痛い。

220 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 20:59
>215
じゃあ、お前やってみろ。
そうそう稼げるようになれるもんじゃないぞ。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 21:03
>216
1年前は人を初心者とバカにするアホはいなかった。
お前はいつ頃来たんだ?

222 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/01(金) 21:31
>218
?????少年版で作るべきだってこと?
でも「横山三国志」も「諸星大二郎スレッド」も
こっちだからコミックトムは青年板でしょ

223 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 22:18
なんか話が夏目氏からずれはじめてないか・・・?

224 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 22:24
>215
おいしい職業かもしれんが、漫画見る度に仕事のこと思い出す職業って、実は
つらいと思う。純粋に楽しもうと思って読んでもついつい分析しちゃったり。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 22:26
煽るようで申し訳ないが今しばらくは夏目さんにたいして
質問するのはやめたほうがいいと思う。質問攻めがどうこう、
ということだけではなく、有名人好きなミーハーまるだしが
見ぐるしいなぁと感じる。(私自身も夏目さん好きだし聞きた
いことはあるけどね)


226 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 22:29
なんだか、5時間つなぎっぱなしとか、ご迷惑までかけているようで、
申し訳ありません。
仕事もあるし、適当にきて、適当に帰りますので、まぁ適当にみてください。
でも、酒場・喫茶店のしゃべりと半公開匿名欄の丁度中間の感じが、
今のところ興味深いので、まだ覗かせていただきます。
質問については、かなり恣意的に、できる範囲で、興味のあるものに答えます。
でも、あまり期待しないでください。



227 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 22:35
210 こんな礼儀正しい2ちゃんねらーは気味が悪い

これ、笑いました。そうなでしょうね。
でも、ふつうの会話でもきっとそうでしょう。
人間、そういうもんですよ。
僕がいても、そのうちそうなるでしょう。
僕は匿名では文を書かないので、そうはできないでしょうが。


228 :ユウ :2000/09/01(金) 22:37
夏目先生、適当にやって下さい。
期待してませんので(笑)
先生がこちらへこられているだけで
私は十分満足しております。

229 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 22:37
213 夏目先生はトムプラスで描かれることはないんでしょうか。
マンガ夜話で「風雲児たち」が取り上げられる可能性はあるのでしょうか。

コミックトム「名作」はほんとに楽しい仕事でしたが、
今んとこ予定はないです。
「風雲児」は僕自身ファンですが、長いし、
やるとなると「ホモホモ7」になるんじゃないかな。




230 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 22:50
209 BS漫画夜話でドラえもんを取り上げたとき
全巻読めないまま番組に臨まれて居られましたが
その後残りも読み終えましたか?

すいません。読んでません。
何しろ、1回ごとに50冊から読まねばならず、他の本も読まねばならず、
遅読の僕としてはほんとに一杯いっぱいでやってますんで。

マンガ以外にどんな本を、という質問もあったようなので、あげてみますと。
現在、小田光雄「出版社と書店はいかにして消えていくか」(ぱる出版)
大塚英志・吉本隆明「だいたいでいいじゃない。」(文春)
今田高俊他「社会学の基礎」(有き閣)を読んでいます。
最近読んだのは、
玉村豊男「回転スシ世界一周」(世界文化社)
竹田青じ「はじめての現象学」
佐藤勝彦「量子論を楽しむ本」(PHP)
村上龍「失われた10年を問う」
長谷川裕「貸本屋のぼくはマンガに夢中だった」
などです。

231 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 22:56
193 ホントに本人か?マンガ夜話で居眠りしていたほど夜に弱いんだぜ。

夜更かしで睡眠障害気味なんですが、遊びには強いが、仕事には弱い。
居眠りはしてないけど、エンジンかかるのが遅いんです。
前回の「天才柳沢」は好きなのに、半分ぼーっとしててもったいなかった。
3日目でやっとエンジンかかったんです。それもテレビの面白さですけど。

190 「戦後漫画の表現空間」(大塚英志)と夏目先生の「マンガの描き方」(別冊宝島)
に触発されて、マンガ評論と研究に目覚めた

うれしいです。冥利につきます。頑張ってください。

232 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:05
>>124 丁寧に質問に答えられていますが、こうした質問の応酬の場に2chのような
匿名掲示板を選んだのはなぜでしょうか?

選んだんじゃなくて、知人に教えられて偶然きました。
いろんな人の質問に答えるのが好きだし、勉強になるんですね。

>>121 OUT時代の事を教えて頂ければ幸いです。
いしかわ先生に対する評もお伺いしたいです。

OUTにはマンガのパロディを描いてました。
「仮面ライダー」「ウルトラマン」などの。
いしかわさんのスタンスは僕に似てるけど、
彼は基本的に作家・個人として発言し、彼の好みを最高の基準にします。
僕は、落ちこぼれの漫画家なので、批評というより客観的で普遍的な基準、
架空のものでも、それをスタンスにしたいと思っています。
いしかわさんは、直感的にはやはり凄くいいことをいいますよ。

>>133 名オリジナルのマンガ作品を描かれる お気持ちは一切ないのですか?

才能がないです。好きは好きなんですが、趣味になっちゃうかな。

>>137 BS漫画夜話のギャラはいくらぐらいでしょうか?

ノーコメント。




233 :>夏さん :2000/09/01(金) 23:09
BS漫画夜話でジョジョがとりあげられたら嬉しいですか?

234 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:11
125 文章をお書きになるという点では 夏目漱石の影響は大きいのでしょうか?

どうでしょう? 無意識にはむろんあるし、漱石の文は好きですから、
ないとはいえないでしょうね。

>>127 :49 現在出版されている漫画週刊誌、月刊誌等で
先生がよく読まれるものはありますか?
また、少女漫画雑誌を読まれる時はありますか?

基本的に雑誌はほとんど読まず、単行本です。
送られたものと、ときにピックアップして読みますが、少女系は弱いですね。

アニメは無関心なのかな。

世代的に昔のはみてますが、あまりみません。エヴァですら再放送録画です。

>>141 夏目さんが一番好きな作家と作品

よくきかれますが、答えようがないです。マンガ歴長いんで、たくさんありすぎて。


235 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:12
もう漫画のライバルはテレビゲームよりネットやケータイという
位置付けなのでしょうか?

236 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:16
123 名昔のマンガにくらべ、今の作品は画面を大きく使い
見開き2ページの派手な演出をする作品が多いようです。
それに比べて今の作品は、なんでこんなに
大きなコマが必要になってしまったのでしょうか。

>>144 夏目先生は現在の4コママンガについてどうお考えでしょうか。

>>146 コミケット準備会主催の著作権を考えるシンポジウムについて、
内容や事後の感想などについて、

これらの御質問は、いずれもちゃんと答えるとこの狭い範囲では難しいし、
つづめてしまうと誤解も多いでしょうから、今回はパスさせていただきます。
すいませんが。
それと、質問まとめていただいて、ありがとうございました。



237 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:22
先生ぜんぶ答えるつもりなのか、、すごい。

238 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:23
176 模写して作品分析していますよね。
あれは、いつ頃に、どのようにして思いついたのでしょうか?、

もともとマンガのパロディばっかり描いていた時期があって、
わりと自然に思い付いたんですね。方法として「発見」したのは、
82年の「女体論序説」(「漫画学」所収)でしょう。
「手塚どこ」できちんと理論化するのに10年かかったってことですね。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:23
うーん、やっぱり2ちゃんねらーとは違う。かっちょええわ。
偽者だとしてもそれはそれで凄い

240 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:24
176 模写して作品分析していますよね。
あれは、いつ頃に、どのようにして思いついたのでしょうか?、

もともとマンガのパロディばっかり描いていた時期があって、
わりと自然に思い付いたんですね。方法として「発見」したのは、
82年の「女体論序説」(「漫画学」所収)でしょう。
「手塚どこ」できちんと理論化するのに10年かかったってことですね。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:24
たしかにここで長文は書きにくいだろうなあ。
メルマガでも作ったらいいのに(って負担増やしてどうする)。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:25
>先生がこちらへこられているだけで
>私は十分満足しております。

まったくそのとおりですね
先生も細く長くいてほしいものです
今日もありがとうございました
っておれがいうのも何ですが


243 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:27
これほどたたかれない人も珍しい
人柄の勝利なのだろう


244 :キラス(176) :2000/09/01(金) 23:27
>夏目先生
お答え頂きありがとうございます。

今後も頑張ってください。

245 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:34
235 漫画のライバルはテレビゲームよりネットやケータイという
位置付けなのでしょうか?

それはよく経済記事などで若者の所得がそっちにいっちゃうから、という話ですかね。
その分析自体、どこまで当たっているのか、僕には全部受け入れがたいところがあります。
基本的に、若者市場、産業としての分析としてってことですが、マンガを表現としてみれば、ライバルっていう考えは、も少し間接的ですよね。
マンガが売れないってことなら、マンガと出版・流通・小売りの構造的問題を考えない分析は意味がないのではないでしょうか。

さっき、二重に書き込みしてしまいました。
ごめんなさい。



246 :144 :2000/09/01(金) 23:35
>>236
やはり質問がでかいというか曖昧だったでしょうか。
こういった話題は連載記事や単行本で扱われることを期待すべきものでしたね。
ありがとうございました。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:36
他の板から噂を聞いて初めてここに来ました。
夏目さん、ファンになりそうです。
本読ませて頂きます。


248 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:41
なんで今までこの質問が出てこなかったんだろう。
呉智英氏のマンガ評論についてどう思われますか?
最近は谷岡ヤスジ氏の作品を協力してまとめていらっしゃいますが。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:44
最近漫画にCGを導入するケースが増えていますが、
そうした傾向について何か考えがあったら聞かせてください。

250 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:46
>夏目先生
2chは中毒になりやすいので、気をつけてくださいね。

251 :ニコニコ坊や :2000/09/01(金) 23:46
私も質問をさせて下さい。

漫画評論の分野に於いて、とりあげられにくい漫画家について。
私は全体的に、高野文子のような「マイナー系」でもなく、社会現象となるような
「短期メガヒット生み」でもなく、長期安定派が最も「評論家から無視される」傾向
があるように思えます。

たとえば水島新司、松本零士、あたりの本格的な評論は少ないと思いますが、
そのあたりのお考えは如何でしょう。

252 :RYU :2000/09/01(金) 23:48
>>245
>基本的に、若者市場、産業としての分析としてってことですが、マンガを表現としてみれば、ライバルっていう考えは、も少し間接的ですよね。
ではゲームをストーリーの表現手段としてみた場合(特にRPG)、僕は感情移入を
能動的に行える手法が用意されている分、漫画への強力なライバル足りうると思って
いますが、夏目さんはどう思っているのでしょうか?
また、夏目さんはどの程度ゲームをやられたことがありますか?


253 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:54
今は、昔よりもアンケートを重視して
売れるような絵、売れるようなストーリーを編集が追求しすぎて
どれをみても似たような絵、ストーリーになっているような気がします。

これも昔はよかった、という年齢的な問題なのでしょうか?
夏目さんは今の、特に少年、少女誌を楽しく読めますか?

254 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:00
ああ質問連続;;
ROM雀に過ぎない私でさえ圧迫感を感じます・・・
(どの質問も興味深かったりするとこがまた辛いかも)

255 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:10
253の補足です
少女誌に投稿していた時、編集に目を大きく、主人公の性格はこうこうで、
と指導をうけていました。
投稿ページにもよく同じようなコメントがのっていたのですが、
少女誌の予告ページをみて本当にどの作家さんも絵柄が非常に似ていて
ちょっとショックをうけたことがあります。

読者の好みに添った作品しかうけいれられないのはわかるのですが、
昔はそれでも雑誌にギョッとするような絵でも面白い話が載っていて
最初は拒否反応をおこしながら読んでいた印象があったものですから。
(今では名作?とよばれている作品もたくさんあります)


256 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:35
>248 呉智英氏のマンガ評論

村上さんらの「私語り」批評から、より客観性をもった批評に架橋する役割を果たしてくれたと思います。
谷岡さんのこと、僕もからんでますが、ほんとに無償で一生懸命やられる方です。
評論についてより、僕は御本人が好きです。
じつは、いろんな事情とかをよく斟酌できる大人で、いい人です。

>249 名漫画にCGを導入するケースが増えていますが、
そうした傾向について何か考えがあったら聞かせてください。

寺田克也さんがいってましたけど、CGはマンガにとって新しい「道具」なんでしょう。
韓国の作家も、CGでアシスタントいらなくなったといってました。
3Dになると基本的に表現が変わってくる可能性がありますね。
紙媒体で考える限りでは、これまでの「道具」の延長でも考えうるでしょうけどね。




257 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:37
250 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/09/01(金) 23:46

>夏目先生
2chは中毒になりやすいので、気をつけてくださいね。


あははは。たしかにそうですね。
でも、あきやすいので、まぁ大丈夫でしょう。
ありがとう。

258 :モーグ :2000/09/02(土) 00:41
ウワッ、ホントいい人ッスね。夏目さん。

259 :夏目坂 :2000/09/02(土) 00:44
漱石生誕の地が最近吉野屋になっていた・・・

260 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:46
先生にはさくら板あたりに逝ってもらって
匿名オタどもの醜態をみてほしいかも(w

261 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:49
>251 長期安定派が最も「評論家から無視される」傾向
があるように思えます。 たとえば水島新司、松本零士、あたり

そういう傾向はあるでしょう。理由もいくつかあります。
1)批評という行為が先端的、異端的、あるいは手塚・梶原のような大物に動機づけられやすい。
2)批評の言語そのものが、中間的で飛び出たもののない対象を語りにくい。
言語化したいことを効果的に伝えるためには、中庸より極端がよかったりするんですね。
3)批評家といえども、すべてをまんべんなく語ることはできず、求められたものか、自分の好みに偏る。

他にもあるでしょうが、いずれも現在の批評の限界ではあるでしょう。
僕個人は、中間的な長期安定型作品はマンガにとって重要なものだし、
きちんと批評できないといけないとは思います。
とはいえ、批評だからといってすべてを語る必要がないのも事実です。


262 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:00
>夏目様
去年、怪我して入院して動けなくて痛くてだるくて辛かったときに、弟が
「さしいれ」といって「消える魔球」を置いていきました。
読んでいる間、痛いのとだるいのがどこかにふっとんでおりました。ただ、
笑うとちょっとお腹とか痛かったけど。

なんか一方的ですけど、すごくすごくお世話になったと思ってます。
ありがとうございました。

263 :たま :2000/09/02(土) 01:02
>夏目様
こんばんは。
私は不勉強なので夏目さんを知りませんでした。
ここでの受け答えを見て、成熟した誠実なお人柄に感銘を受けました。
書かれたものにも興味が湧いてきたので、今度買って読んでみようと思います。
皆の質問攻めになってしまって大丈夫かなと心配していますが、嬉しさゆえだと
思います。どうか、無理はなさらないでください。でも、密度の濃い話題で読んで
いるほうはとっても楽しいです。ありがとうございます。

264 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:03
(>147)
(かわぐち先生もここに来たことあるんですか?何を語られたんだろう。)

265 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:07
>252 ゲームをストーリーの表現手段としてみた場合(特にRPG)、僕は感情移入を
能動的に行える手法が用意されている分、漫画への強力なライバル足りうると思って
いますが、

僕はゲームをやらないので、そのあたりは教えていただきたいところです。
以前はマンガはアニメやゲームのソフト供給源として機能してるのかな、と思ってました。
でも、今はもう産業としても大きくなり、相互に影響しあう、メディアミックスで乗り入れ会う関係なんでしょうか。
ライバルという感じがよくわからないですが、まだマンガがゲームにとっても有効なメディアであることは続いているように思っていますが。

266 :モーグ :2000/09/02(土) 01:14
教えていただきたいなんて、そんな
「教えろ、ゴルァ!」でいいッスよ。

267 :ぼっちゃん :2000/09/02(土) 01:17
夏目大先生!!!!
【2ちゃんねる】のこの板を
他の諸先生方にも教えてあげて下さい。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:21
漫画もゲームも大衆(金出すオタク)に媚びると儲かることを知ってから
つまらないものが程良く乱造されているような気がする

だからわたしはゲームからも漫画からも遠のいてしまったけど
年取っただけかなぁ
今の作品でも福本伸行あたりは深くはまっているのだけど

269 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:22
>262 入院して動けなくて痛くてだるくて辛かったときに、弟が
「さしいれ」といって「消える魔球」を置いていきました。
読んでいる間、痛いのとだるいのがどこかにふっとんでおりました。ただ、
笑うとちょっとお腹とか痛かったけど。

ありがとう。もの書きって、こういうのうれしいんです。
偶然でもなんか役に立った気がして。
他にも、僕の古い仕事を知っておられる方とか、いちいち感謝できませんけど、ほんとに勇気づけられます。
批評家なんて肩書きになると、何でも知ってるみたいですけど、じつは僕などほんとに物知らずなんで、こういう応答してると修行みたいです。
楽しいすけど。

270 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:22
あげんなや

271 :270 :2000/09/02(土) 01:24
げげげっ、スレ違いっす、スレ違いっすよ、すいませ〜ん

272 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:25
夏目先生はアジアのまんがについてもお詳しいようですので質問します。
我々はなかなかアジアの国のまんがを目にすることができません。
いくつかの雑誌では掲載されてはいますが。
今後アジアの国のまんがはもっと成長して我々が見る機会が
増えるのでしょうか。

273 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:28
たしか、少女系に描いてた方が「こういう風に描け」っていわれた云々って書き込みがありましたね。
商業主義云々でそうした傾向を批判する人もいますが、僕はそう思いません。
それは、その編集者の技量の善し悪しの問題で、漫画家はそれと折り合ったり、闘ったりしてやってきたんです。
これは、今の競争原理の働く産業の世界では、基本的には自然で当たり前のことです。
結果的にいえば、それでなお編集出版サイドを説得できる作品を描いた人が道を切り開いてきたんです。
つまり淘汰が働いたってことで、日本の戦後マンガはそのシステムをうまく使って、むしろ健康な競争があったと思ってます。
個別には、ひどい編集もいるし、いい編集に出会うのが作家の運ですけど。

274 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:31
うう、なんて謙虚なひとなんだ
>270
逝ってよし(W

275 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:35
>272 アジアの国のまんがはもっと成長して我々が見る機会が 増えるのでしょうか。

そうなると面白いと思います。
日本のマンガは市場が大きく、マンガのみならず自足した国内主義になりがちなんで、かえってアジアから置いてかれる可能性もありますね。
世界とかグローバルなんていっても欧米しか目に入ってないし。
マンガ、アニメは、本当はとても異文化交流に有効なメディアだと思います。
それは、本にするつもりで書いてますし、取材もしてるんで、詳しくはそれが出たら読んでみてくれるとわかってもらえるかも。



276 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:35
少女系に投稿していた者です。

編集が利益を追求して同じ傾向を求めるのは理解できますが、
昔に比べてとんでもない作風を許容する範囲が
狭くなっている(同じ絵柄、作風)と感じたので
あのような質問させて頂きました。

レスありがとうございました。感激です。


277 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:37
昔とある小説家の方の講義をうけたことがあります。
その方は凄く文学理論に通じていて、その理由について、
「自分が出てきたころは、批評家たちが批評によって作家を制約しよう
としていた。だから自分たちはそれに対抗するために理論武装するしか
なかった」とおっしゃっておられました。
夏目先生の批評の態度はここに書き込まれた考えを見るだけでも
そうしたものと異なることは明白ですが、批評が作家たちに与える
影響などについてはどうお考えでしょうか。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:41
すごいすごい、感動だ!
俺はまだ24(’76年生まれ)でただの漫画好きで、夏目先生の著作は
たまにパラパラと立ち読みしかしてないけど(申し訳ありません)BS漫画夜話
はかかさずみてます。

夏目先生へだけではなく、皆さんへの若輩者からの質問ですが
ある作品にはリアルタイムで読む故の面白さというものが、あると思いますが、
そんな作品をリアルタイムで読めなかった時のくやしさというものを感じることは
ありませんか?
特に私は昔の名作と呼ばれるものを読んでいると感じます。
若いからで済まされることかもしれませんが・・・。


279 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:42
272です。
もひとつだけ質問させてください。
よくまんがを教育問題などとからめてしまうと決まって
まんがは小説や映画と比べて高級だとか程度が低いの議論になって
しまいがちになるのですが、そういったまんがの位置付けについては
どうお考えか教えてください。

280 :RYU :2000/09/02(土) 01:46
確かに漫画→ゲーム、アニメの方向性が一般的でその逆は起こりにくいようですが、
これは制作費や規模が漫画の方が小規模で小回りが利くというのが大きな理由になってると思います。
ゲームでも大規模なブームを作ればアニメや漫画の方への展開が起こりうるというのは
「ポケットモンスター」などでも見ることができましたが、基本的には難しいと思います
ただ、このようなソフト供給とかという直接的な話でなければゲーム、アニメ、漫画は互いに思想、
技術などで相互に影響しあう事は十分起こっていると思います。

ライバルという表現は少し挑戦的でした。ただ、ゲームは自分が行動を選択するという能動的な
行動を読み手(?)に与える事ができるので、より読み手をその物語にのめり込ませることができます
この利点を充分に使われたときには漫画より遙かにストーリーの臨場感を伝えることが出来ます。
(しかし、不特定多数の自立的選択を違和感なくさせるための手法が困難なのでいまだ最善の手法が無い)
とりあえず初めての方にこの感覚を感じてもらうには「ドラゴンクエスト1&2&3」「かまいたちの夜」
「弟切草」あたりをやっていただけると少しは判っていただけるかと思います(前者は少し時間がかかるので、
後者の2つが良いと思います)

281 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:47
>>278
>リアルタイムで読めなかった時のくやしさというものを感じることはありませんか?
私の場合はくやしく思うよりも先に連載当時の状況などを推測して楽しむ事の方が多いような気がするなぁ
「ああ、あれのせいでこの頃の人はこう感じたんだろうな」とか、「なんでこう思うのか分からんぞ」とか「ネタが古すぎてかえって新鮮に見えるな」とか
でも、ひねた楽しみかただよなぁ…

282 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:47
>278
あー、俺もわかるなその気持ち(大体同年齢)。
それから、「手塚治虫はどこにいる」を読んでわれわれの世代は
本質的に手塚治虫を理解できないのかも知れない、とも思った。
・・・いや、夏目先生の労力で少しはわかった気になったけども。

283 :>夏目さん :2000/09/02(土) 01:49
このログ、印刷して友人に見せます。
友人は夏目さんの本が大好きで、部屋の本棚に何冊も並んでいるんですよ。
(著作全部かどうかはわからないですが(笑)
きっとすごく喜ぶと思います。

夏目さん、ここで色々な質問に答えるのは大変だと思いますが
どうぞ無理なさらない程度に2CHに遊びにきてくださいね。
私自身はほとんどROMですが、ここでのご意見はとても参考になります。

284 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:50
手塚治虫だれそれ?
みたいな世代が漫画を読む時代になったんだろうよ
わたしだってそんなに読んだことないし

285 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:51
あしたのジョーを連載で読みたかった…
タッチでカッちゃんが死ぬところはリアルタイムで読みました。
雑誌を学校で広げてみんなで「うそーっ」て
(一応、女ですけど(笑))

286 :モーグ :2000/09/02(土) 01:54
寄生獣で広川が人間だったときの
衝撃は今も忘れられん。

287 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:55
>276 昔に比べてとんでもない作風を許容する範囲が 狭くなっている(同じ絵柄、作風)

そうでしょうね。それだけ市場もシステムも成熟してしまった、ということだと思います。
それでも日本の編集という制度は世界的にみて特異で、出版社の人間でありながら、作家側に立つことをよしとしています。
擬制であっても、このことが有効でもありました。
「ナニ金」も、そういう伝統で生まれた、他の国ではありえないヒットでしょう。
これからは、構造改革の問題もあって、どうなるか微妙なとこですね。


277 「自分が出てきたころは、批評家たちが批評によって作家を制約しよう
としていた。だから自分たちはそれに対抗するために理論武装するしか
なかった」とおっしゃっておられました。
夏目先生の批評の態度はここに書き込まれた考えを見るだけでも
そうしたものと異なることは明白ですが、批評が作家たちに与える
影響などについてはどうお考えでしょうか。

そうらしいです。もの書きは他人のいうことに過度に敏感な人が多いですから。
でも、マルクス主義芸術論が批判されて、理論が表現を指導する(いいかえれば批評言語が作家に影響する)のは、表現の本来的な自立性を見誤っているってことになったと思います。
僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
こうした原理的な問題の言語化も重要な課題になりつつあるので、今勉強中です。

さて、そろそろ本日は風呂入って寝ます。
この8月で50になったオヤジなので、みなさんご心配いたたくように、体気をつけないとね。
おやすみなさい。



288 :名無しさん@スリルドライバー :2000/09/02(土) 01:56
>278さんへ。
自分も、谷岡 ヤスジ先生の作品をリアルタイムで楽しめなかった一人です。

>284さんへ。
手塚派もアンチ手塚派も超えた「ポスト手塚派」の出現・・・。

289 :モーグ :2000/09/02(土) 01:57
先生、お疲れ様でした!

290 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:00
272です。
質問にお答えいただきありがとうございました。
またのおこしをお待ちしております。

291 :ビバ!’80 :2000/09/02(土) 02:00
>夏目先生
ありがとうございました。
今日はROM(読むだけ)させていただきました。
まだ暑く寝苦しい夜もあります。
そんな晩には、ぜひお越し下さい。
お待ちしております。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:00
夏目漱石の影響についてお答えいただいてありがとうございました!
漱石作品もまた読みなおしてみます。
こんなにたくさんレスされてお疲れ様でした。

293 :276 :2000/09/02(土) 02:02
ありがとうございました。
またぜひいらして下さい。


294 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:02
先生今日もありがとう
>288さん
ポスト手塚ですか・・
さすがに神様ですからね
一点においては手塚先生をしのぐ作家はたくさんいるでしょうけどね

295 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:03
もそネタだったら最後にバラしてね?

296 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:08
夏目先生、ありがとうございました。わたしもROMでしたが、とても楽しかったです。
他の板でもこのスレッドでのやりとりは評判で、先生がいらっしゃると
「今、夏目先生がいらしてるよ! みんなROMするべし」と
告知があるくらいなんですよ。

297 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:08
夏目先生こんばんは。
コミックトムからのファンで「読書学」にはまりました。
その「読書学」のなかにある、
・「ゴルゴ13」は、不安神経症でないか?・の考察がウケました。
・かべ…かべを背にしないと不安だ!・ホントにおもしろかったです。
たまにゴルゴを読むときには、このことがキーワードになってしまいます。
ゴルゴは眉が異常に太く、それがただでさえ狭い額を圧迫していて、目つきも悪い…
なんか、偏狭な知性や粗野で動物的な顔立ちでよね。
人相学からみても、たしかに不安神経症といえるかもしれませんね。
それと・あぶない読書学・にある、
・満を持した放出の快感とともに好きな本を読む大快楽・……
私もそうです。便意をもよおすと、今、読みたい本を無理矢理探し出し、
これだ!と思う本が見つかるとトイレに駆け込みます。
これは・あぶない読書学・なのでしょうか〜。(^O^)


298 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:13
ああ、ひとあしちがい……
夏目先生ありがとうございました。


299 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 02:13
>278 リアルタイムで読めなかった時

マンガについては幸運なことに、ほとんどありません。
音楽や映画にはありますし、人はいつもそうやって世代を移っていくもんでしょう。
リアルタイムというより、その人がもっとも表現や媒体に移入していられる時期(幼少期や思春期)に出会うってことが、いちばんの幸福でしょう。

>280 制作費や規模が漫画の方が小規模で小回りが利くというのが大きな理由になってると思います。
ゲームでも大規模なブームを作ればアニメや漫画の方への展開が起りうる
直接的な話でなければゲーム、アニメ、漫画は互いに思想、 技術などで相互に影響しあう事は十分起

なるほど。よくわかります。ありがとうございます。

この利点を充分に使われたときには漫画より遙かにストーリーの臨場感を伝えることが出来ます。

そうなんでしょうね。そのあたりは、もう僕の分析では届かないです。
でも、産業として大規模なだけに、作家主義が頭打ちになりつつあるような印象を報道からは受けます。
それと、この上ゲームまでやるのは、今のところ無理ですね。
申し訳ないけど。
ここにくるだけでも、また寝るのが遅くなるくらいだから。
また教えてください。

300 :49 :2000/09/02(土) 02:18
18日がお誕生日でしたね。おめでとうございます。

このスレッドで初めて夏目氏を知った方、興味を持たれた方は、
「nature net」というサイトで連載していたウェブ・エッセイを
ご覧になってはいかがでしょうか?
Lycosで「マンガの散歩」を検索すれば、すぐ見つかります。

301 :278 :2000/09/02(土) 02:23
おやすみなさい、のレスがあった後なんで一足遅かったかと思いました。
本当にありがとうございます。他のレスの方もありがとうございました
・・・ってほんとうに2chらしくない・・・。

302 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:26
>夏目房之介
目つき悪いって言われません?
おじいさんは男前なのに・・


303 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:29
このスレッドを見て夏目ファンになった人が100人はいると見た。
きっと昨日あたりから先生の本の売上伸びてるぜ。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:31
私、1冊しか持ってないから
明日、本屋へ走るよ。


305 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:41
てことはコレ営業?

306 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:46
営業でもなんでもいいよ。
レス読むとためになるから大歓迎〜


307 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:48
>僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
>こうした原理的な問題の言語化も重要な課題になりつつあるので、今勉強中です。

こういう言い方にはしびれる。質問してみてよかった・・・

308 :RYU :2000/09/02(土) 02:49
ゲームに時間が使えないのはその通りだとおもいます。返事をいただけるだけでありがたいです。

作家主義が頭打ちになっている印象はその通りだと思います。産業として大規模化して、なおかつ最近は社会的に
認められようとして会社としての体裁を整えようとしているので、「定期的」な利益を上げようとして冒険的な
試みがやりづらくなってきたり、見映えだけ良いゲームばかり出る傾向が強いです。ただ、大規模化も現在
PS2の元で頭打ちとなっているので再び小規模化、作家主義に戻る潮流も生まれつつあるようです。

>リアルタイムというより、その人がもっとも表現や媒体に移入していられる時期(幼少期や思春期)
>に出会うってことが、いちばんの幸福でしょう。
僕の中ではそれがゲームですね。僕は現在26で漫画は生まれる前からありましたが、ゲームはちょうど
僕が思春期の時(78〜85あたり)に劇的な進化をとげ、それをリアルタイムで実感した感動が
僕を今でもゲームに結びつけています。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:50
だとしても、大変得した気分です。<営業

310 :担当編集者 :2000/09/02(土) 02:55
>303さんへ
ほ、本当ですかっ
夏目先生から昨日、この欄について教わって初めて覗いてみたのですが、
すごい盛り上がっているようで。
私はただいま夏目先生の12月刊の単行本の担当をしている編集者です。
その本は、東京新聞の好評連載に大幅加筆をしてまとめるものですが、
正式タイトルが決まったら、ぜひ宣伝させてください。
その売れ行きによっては、第2弾も企画しています。
夏目先生はあまり自著の宣伝をされていないので、ついでしゃばって
しまいました。先生、失礼しました。
あ、原稿にまだ手をつけられていないようですが、〆切は9月中旬ですので、
よろしくお願いします。




311 :278 :2000/09/02(土) 02:56
308に同じ。
ゲームもかなりやるが、幸いTVゲームに関してはそんな感傷はありません、
と夏目センセと同じ回答になる自分がいる。スレが違うけどMother3の事件
なんて象徴的だったなと思う。

312 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:02
なんだかホントに面白いスレッドになってきたなあ。
編集者さんまで参加してる。
新刊買いますよ〜!

313 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:06
ゲームもゲームで袋小路に入っているからなぁ。
漫画はまだCGによる表現という逃げ道が残っているけれど、
いろんなところで頭打ちの感は否めない。

漫画がこの先どう進化していくのか。
非常に楽しみではあるけれど、先があまり見えていないというのも気がかりだ。

新しい才能はまだでないのか?
俺は最近は冨樫義博、古谷実ぐらいが(ほかにもいるかもしれないが時期的には)
最後ではないかと思っているのだが・・・




314 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:08
担当編集者の人が「夏目先生に教えられてきた」ってことは、
先生ここのこと結構話しまわってるってことか?

315 :RYU :2000/09/02(土) 03:09
2chへの言及があったら絶対買います。スレッド参加者としては。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:11
>313
悲観的になることはないと思うよ。ゲームにしろ漫画にしろ、
業界自体が縮小することはあるかもしれないけど、消えてしまうってこと
はないだろう。俺もゲームは閉塞してると思ってたけど、
とあらエロゲーやったらすんげえ面白くて(笑)、ゲームもまだまだ
捨てたもんじゃないと考えなおした。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:22
このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。
生徒に囲まれる人気者の先生。
チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

もちろんいい意味でだよ〜

318 :313 :2000/09/02(土) 03:25
>>316
いや質的な変換ではなくて、ドット絵からポリゴンに変わったような変革。
質的なものはある程度の才能がでれば勝手におこわなわれるものだが、
ゲームってのはそれ以外にも変革があってしかるべきなはず。
それがない今の現状では、ちょっと先が見えないなぁと思っている。
映画的な方向に行くのも一つの選択だったんだろうけど、ムービーの垂れ流しじゃね。
PS2で表現の幅が増えたんだから、頑張って欲しいが。

漫画はまだローテクだから、表現に関しては改良の余地はあると思う。
CGが一つの鍵ではないかと思うが、あんま幻想を求め過ぎちゃ行けないか。

まあ、俺も業界が消えてしまうことはないと思う。
ただこのままでは一部の人間の嗜好品になってしまいそうで、それが気がかりだ。
夏目さんがシステムが成熟してしまって、といっていたが、まさしくその通りなのだろう。
ただ、構造的変換はなかなか難しいんだよなぁ。

319 :スレッドの皆さんへも質問 :2000/09/02(土) 03:36
すごいスレッドですね。
夏目さんの丁寧なレス、しかもこのような場所での正々堂々の書き込みには完敗です。

ところで、私自信も質問があるのですが、同時に質問が多いなあとも思いました。
ということで、この私の思った疑問が、スレッド参加者の方々とのやりとりで、
うまいこと流れができたらいいなと思っております。

私としては、現在の文学評論(主に大学、学会でなされる)と、まだ過渡期である漫画評論の
比較に、どういう意見が出てくるのか気になります。
私自身は、説明能力が不足している人間ですので、
文字媒体への評論へは否定的で、漫画への評論は現在面白いと思っている。
という感覚でしかありません。その程度です。

スレッドの方々のご意見を伺えればと存じます。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:37
>>317
面白い!
こんな先生に担任してほしかったよ・・

321 :319 :2000/09/02(土) 03:38
うわ、自分が書いてる間に話が進行してるし…。
読めない書き込みですまんです。

322 :313 :2000/09/02(土) 03:50
>>316
なるほどね、言いたいことはわかる。
俺は古い考えの人間だから(いや年は若いが)、ゲームというものの面白さは
必ずしもその表現の広さにあるものじゃないと思ってるからああいう意見になった。
まさにあなたの言った映画的な方向にゲームが進みはじめたとき、俺は違和感を
感じたからね。

323 :316 :2000/09/02(土) 03:52
悪い、上316の間違いで、レスを313に返してんのね
バカみたいなミスしちまった、ごめん。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:52
>319
文字媒体への評論は書いている人の感性に頼ったものが大きいと思う。(私見)
つまり、他人はそれにうなずくしかないのだ。
読んでいる人間が描いた人と同じぐらいの知識を持っていれば、
見解の相違もでようが、そうでない場合が多すぎる。
定義化されていないように思う。(あくまでも私見。本当はなってるかもしれない)
実際、小説で構成が悪いと言われてもあまりぴんとこない。
比較してくれればまだしも、それだけ単体で見せられても非常に困る。

漫画というのは逆に「絵」による表現方法だから、視覚的に見れる分、
文字媒体と違って想像力で補う必要がない。
だから、わかりやすい。また、比較も一目瞭然でわかりやすい。

そんな違いがあるから、漫画評論というのは容易に理解できる分野だと思う。(その水準とは関係無しに)
だから、書き手のレベルが高くないと誤解などが生じやすいジャンルだと思う。
文学批評は受け手にもある程度のレベルを要求するからね。

などと思うが、はたして答えになっているかどうか良くわからない。
勘違いもあるだろうし。

325 :担当編集者 :2000/09/02(土) 03:57
>314さんへ。
夏目先生が「寝不足している」とおっしゃるので、
内心、またカラオケだなと思ったのですが、
どうやらおもしろい掲示板があるということなので、
教えてほしい、とお願いしたのです。

さきほど、私は墓穴を掘ってしまいました。
習慣でつい〆切の催促をしてしまいましたが、
夏目先生は〆切前に必ず原稿を上げてくださるので、
結局、いつも追われるのは編集者のほうなんです。
立場が逆になってしまうんですね。


326 :316じゃないが :2000/09/02(土) 04:01
>322
すまぬ。話がそれてきたし、とりあえず別スレッドへ行こう。俺も行くぞ。
しかし話が合いそうで困ったもんだ(笑)。


327 :313 :2000/09/02(土) 04:03
何処へ行こうか。(藁

328 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:06
…2ちゃん通ってて良かった…むかつく事があっても、悲しい事があっても、
こう言ういい事もあるもんだ…

329 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:10
>324
そういう問題ではないような気はするな。じっさい、夏目氏が出てくるまでの
漫画評論って、文学批評と同じくストーリーやその背景、書いてる人の
感性について考えるものが多かったんじゃないの?
夏目氏の評論のユニークさっていうのは、漫画をそういう面からだけではなく
「描線」といった視覚的なところから捕らえていったことだよね。
その辺考えたほうが良くない?


330 :1 :2000/09/02(土) 04:12
質問にお答え頂き、誠にありがとうございました。
(本当はOUTに描かれた時期も教えて頂きたかったですが…)
他にも質問したい事がたくさんあるのですが、
くだらないのが多いので、しばらく自粛します。
恥ずかしながら先生の著書は2冊ぐらいしか持ってないので、
これから集めさせて頂きます!
中日新聞(東京新聞)の連載の単行本化も楽しみにしてます。
(でもあの連載って、お年寄り対象じゃなかったっけ?
ここ見て買う気になった人はそのつもりで。)
1にも書きましたが、私は先生の絵も大好きなので、
願わくばまんがのお仕事もして頂ければと、思っております。
それでは本当にありがとうございました。


331 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:16
>>329
ああ、ゴメン。夏目氏以降の評論で勝手に思いこんで書いていた。
夏目氏の評論は視覚的なところで指摘してくれていた。これがわかりやすい。
というようなことを書きたかったのです。
なんか良くわからん事を書いてしまった。鬱だ。新土光。

332 :331 :2000/09/02(土) 04:17
しかも下げ忘れてる。ダメだ。

333 :316 :2000/09/02(土) 04:18
どっかゲーム板あたりに新スレ立てとく?

334 :319 :2000/09/02(土) 04:19
>324
うーむ。表現うんぬんの話になると、
かかれた物が読み手の解釈を必用とするので、漫画と文字媒体の「表現力の差」とは言えないかなと。
「文学批評は受け手にもある程度のレベルを要求」とは思えないんです。
自分的にかみ合いにくい質問だと思い反省しているのですが、…えっと、

324さんの質問が、自分にとっても疑問ではあるのですが、
ちょっと意表を突かれているので、横に置いておきつつ、
私のもうちょい考えた末の感覚を聞いて貰って、意見を待ちます。すいませんです。

基準や参考点が、商売として成り立つとか、多くの人に求められる(買われる)とか、
書き手に対して役立つとかが、今、私が思える感覚的なことなんですが、
自分でも説得力があるとはとうてい思えません。個人的な違和感で終わっています。

うーんと、別スレッドを作った方がいいかな…。
「夏目房之助さんに聞いてみたいこと」みたいな…。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:19
>329
別にそこまで卑下しなくても(笑)

336 :313 :2000/09/02(土) 04:19
たのむわ。

337 :335 :2000/09/02(土) 04:21
329じゃなかったわ、331ね。ああボケボケ

338 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:22
>334
でもここで議論したら夏目さんも読んでくれるだろうから、いいんじゃない?

339 :316 :2000/09/02(土) 04:28
>313、326へ
言われたんで立てたよ(笑)
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=famicom&key=967836422
よろしく。

340 :age :2000/09/02(土) 05:06
gea

341 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:11
夏目先生を少しは休ませよう。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:22
いいなあ
こんなに穏やかなスレッドはそうそうないですね。
ほとんど全てのスレッドに罵詈雑言があふれてるのに。

カフカの文体模写スレッド以来のすごく楽しいとこです。


夏目先生にも「変身」の模写参加していただきたいなあ(笑)

343 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:38
>341
疲れたら勝手に休むと思うが(笑)

344 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:41
先生、無理しなくていいです。お仕事優先して下さい。

345 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/02(土) 05:51
みんなもっと単純でアホな事聞こう。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 05:53
夏目さん、ホームページ作るご予定はないんでしょうか?
別に2chを交流の場にしなくても・・・と思うわけでして(笑)

347 : :2000/09/02(土) 06:44
>>346
私はこの雰囲気の良さって、2chならではだと思います。いや冗談じゃなくてね。
なんというか、ここに参加して発言までする人は、(一部の嵐さん以外は)
「まー私も半アングラ掲示板に匿名参加しているわけだしーその程度なんだよな」
というような、ある種の謙虚さがあるでしょう。
でも作家主催のHPになると、
自分の正義に全く疑いを持たない立派な人とか出てくるし。
それから、「匿名でないこと」が枷になって、読者側の反応はストレートじゃ
なくなる。たいていの作家主催HPでは、私、ファンの媚態に圧倒されて
息が詰まるもの。今のここのような風通しの良さはのぞめないよ。

・・・ああ、でも夏目さんだったら、往事の村上朝日堂のごとく
抑制されてまったり楽しいHPになるかも。もし作られたら、2chでも
宣伝してくださいね。>夏目さん
(でも私は普段漫画板にはいないんだけど。さて朝だお宿に帰ろう、ちゅんちゅん)

348 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 06:56
この人の著作を見る限り、けっこう図太いタイプだと思う。
2ちゃんの罵詈雑言程度で、へこむタイプとも思えない。

逆に変に持ち上げられるのを、どこかで苦笑いしてるかも(笑)。

349 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 07:45
>348 2ちゃんの罵詈雑言程度で、へこむタイプとも思えない。
逆に変に持ち上げられるのを、どこかで苦笑いしてるかも(笑)。

あはは。よくおわかりですね。先生なんていわれると、いまだに尻座りが悪い。
呉さんには「もう偉そうにしないと周りがとまどうよ」と注意されるんですが。

いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、生のフィードバックができますね。
むろん、誉められたほうが嬉しいけど、それだけじゃスポイルされます。

こんな時間に書くと、またあきれられるなぁ。目が覚めちゃったので。
でも、つい書きたくなること、教えられること多くて。



350 :209 :2000/09/02(土) 07:53
朝早いですね(笑)

351 :あっ夏目さんだ! :2000/09/02(土) 07:56
おはようございますー m(_ _)m

>いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、
>生のフィードバックができますね。

では罵詈雑言をひとつ。
こんな時間にいらっしゃるなんて! 遅刻しちゃうじゃないですかっ!!
・・・ああもう出かけなきゃ。みなさま昼間のログ楽しみにしてます〜
いってまいります m(_ _)m

 といいつつ小声でもう一言(ぼそぼそ)
 >誉められたほうが嬉しいけど、それだけじゃスポイルされます。
 2ch如きでスポイルされるよーな可愛らしい性格をなさっているとは
 とても思えません・・読者より

352 :348 :2000/09/02(土) 07:59
本人からの速攻レス。
なんて、面白いんだ(笑)。

いや、やはりそうでしたか。
著作まんまな人だ(笑)。
こちらも夏目さんが飽きるまで、楽しませてもらいます。

ここの匿名性が、珍しくプラスに働いてるなー。

ついでに質問です。
もし自分の完全なワガママで、BSマンガ夜話できるとしたら
どんな作品を取り上げて、どんなコーナーとか企画をしてみたいですか?

353 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:01
>349

おはようございます先生。
いきなりつないだら、びっくりしましたよ。

354 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:07
>308 名前:RYU 僕の中ではそれがゲームですね。僕は現在26で漫画は生まれる前からありましたが、ゲームはちょうど
僕が思春期の時(78〜85あたり)に劇的な進化をとげ、それをリアルタイムで実感した感動が
僕を今でもゲームに結びつけています。

なるほど。そうかぁ。僕のマンガと似たようなものなんですね。
RYUさんのような世代が、ほんとにゲームを語れるよういずれになるんでしょうね。
26ですか。僕が26の頃なんて、もっとアホだったような気が。

>316 悲観的になることはないと思うよ。

そうだと思います。過渡期はつねに閉塞感をもちます。
ある程度批判力がつくと、どうしても物事を批判的に=悲観的に見がちなんですね。
知的上昇は人の自然ですから、必ずそうなるでしょうが、経験的にいって必ず次も見えてきます。
今僕はこの国のシステムに怒ることが多いですが、でも、もっとひどい国もたくさんある。
批判力も大事ですが、自分や社会を楽しむことも大事ですよね。

>317 名このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。 チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

あはははは。それ僕もそう思いました。でも、先生に慣れてくれば、みんないいたいこというでしょう。
僕も、書いてて説教臭いような感じもするし。
でも、批評についての議論とか、ゲームのこととか、こういう議論を読みたかったので興味深いです。
さて、この時間に書き込む人も、もういないだろうから、二度寝しようかな。
編集に怒られるかもしれんし。




355 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:09
朝もはよから質門攻めにするのは本当に心ぐるしいんですが、
今は比較的すいてそうだからいいか(よくねえよ)
ん〜ちょっと答えにくい質問かもしれないですけど、

マンガ夜話で取り上げられるのを断られた作家さんはいますか?
もし、実名があげられなければ、断られた理由だけでも聞きたいです。

しかし、「あしたのジョー」と「ジョジョの奇妙な冒険」が
取り上げられないのは不思議です。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:11
あぁっ、夏目さんも2chにはまりつつある…(笑

357 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:12
あ〜寝てしまわれたか…
少子化が及ぼすマンガへの影響をお聞きしたかったのに…

358 :348 :2000/09/02(土) 08:12
あと、「夏目の目」のコーナーは、自分から企画して言い出したんでしょうか?
時々、めんどくさそうなんで気になります(^^)。



359 :348 :2000/09/02(土) 08:14
おお、寝てしまった(笑)。

生活のリズムみてると、ホントに自由業だなー。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:14
>355
ジョーはともかくジョジョは別にどうでもいいな

361 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:15
この漫画板の他のスレッドもやっぱりご覧になっているんでしょうか?
(もしくは、他の板の方にも行かれてましたか?)

また、何か興味の持たれたスレッドはありましたか?

362 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:16
2千円冊の肖像をただちに夏目房之介先生に変更するよう、我々は大蔵省に
訴え出るべきであーる!

363 :俊之介 :2000/09/02(土) 08:20
少子化も気になるが、
それよりももっと身近な問題として、2ちゃんでも
話題になる、マンガ喫茶とブックオフが、マンガ業界に与える影響について、
先生に伺いたいです。

364 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:26
>352 もし自分の完全なワガママで、BSマンガ夜話できるとしたら
どんな作品を取り上げて、どんなコーナーとか企画をしてみたいですか?

そうだなぁ。色々あるけど、古いし、マイナーだし。
林静一、ヤン・ヨンスン、「キングダム カム」、杉浦日向子、南伸坊、Dグース、きりないな。
でも、あの番組はいしかわ、岡田、僕、大月でうまくできあがってて、バランスの面白さだしね。
僕はそれをなかば視聴者で楽しんでるんで。
それに、交渉過程で障害があって、やりたくてもできないのもあるしね。

う〜ん、この時間だとのんびり書けるな。
しかし、まだ書いてる人がいるんだなぁ。凄い。

今、間違えて「最終兵器彼女」のとこに書き込んでしまった。
ぼけてますな。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:34
おはようございます。夏目先生
中日新聞を拝読しております。睡眠とっていますか?


366 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:35
しかし、確かにこの時間帯は静かですな。(笑
質問もそれほど書き込まれていないし…

367 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:40
>355 マンガ夜話で取り上げられるのを断られた作家

いますよ。とにかく問答無用で、何か語られるがいやな人とか、編集サイドあるいはプロダクションの問題とか。
まぁいささか神経症的なんでしょうが、もの書きなんて少しおかしいですからね。
名前は・・・・い、いえんなぁ、やっぱり。少女マンガ系に多い、とだけ。
悪意はもってないけど、公的に表現を発表する以上そういわれてもなぁって僕は思いますが。

夏目の目は、最初、これだけはいわないとストレスがたまると思って僕がつくってもらったんですが、
評判よくて必ずやることになっちゃって。事前の準備が大変です。

他のスレッドは、今間違えていってきました。
でも、あまり読む暇がない。

少子化は、マンガに限らずこの国の長期的な大問題です。
先端的な高度産業社会を維持しなくていいから、2流、2等でのんびりやろうっていうんならいいですが。
もし凋落がいやなら、外国人を積極的に受け入れるしか手はないです。
単一民族なんてアホなこといってる場合じゃない。
今ならまだアジアから優秀な人がきてくれるんですが、そんなこと考える政治家もいなそうだし。
日本だけで物考えるとけっこう鬱になる要素多いです。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:46
みんなもさすがにあきれて帰ったようなので私も帰ります。

早く学校いった方がいいよ、ニセ夏目くん

369 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:47
いしかわ「結局ねえー、夏目さんの敵の少なさってサービス精神の問題なんだよなあ。おれ一応ギャグ漫画家だからさあ、こうして喋ってても、多少極端でもウケたいっていうのがでちゃうんだよ。敵作っちゃうかもしんないけどウケればいいかっていう。夏目さんそれがないんだよなあ」
岡田「でもそれってそのまま漫画家としてのいしかわさんと夏目さんの対比になりますよねえ」
大月「つまりあれですか岡田さん仰有りたいのは、いしかわさんはその抑えられないサービス精神故に漫画家として生き残ったけど、夏目さんは漫画家としては真面目すぎたと」
いしかわ「いやーそれはねえー、うーnそうなのかなー」
アシ女「さーそういうワケで話が盛り上がっていますが、ここでファックスのしょうかいでーす!」

370 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 08:48
>363 マンガ喫茶とブックオフが、マンガ業界に与える影響
これ勉強中で、かえって聞きたいんだけど、報道でやってるような直接的影響の根拠って何なんでしょうか?
具体的な数字とか、関連とか、読んだおぼえがない。つまり状況証拠ですね。
例の「著作権を考える会」は、あきらかに出版社の意向で、マンガにJASRACをつくりたがってる。
でも分析は、自分のことはすべて棚にあげて、他を悪いといってる。
これについては毎日新聞に書いたけど、あの分析は流通系の自己防衛です。
まず考えるべきは、新古書店やマンガ喫茶を生んだ自分達の体質、システムなはずです。
いつまでもビニ本で消費者の選択機会を奪い、品揃えの勉強もせず、巻数もそろわず、注文して3週間も待たないと本が届かない。
そんなひでぇ消費者無視の出版流通小売りの体質改善が先でしょう。
つい怒ってしまった。

371 :塩>夏目さん :2000/09/02(土) 08:50
おはようございます。
不躾で申し訳ありませんが、質問にお答え頂ければ幸いです。

少女まんが、少年まんが、青年まんが…と、
日本でのまんがはある特定の年齢をターゲットに売り出すのが基本のようですが、
これから高齢化社会に向けた「老年まんが」なんてものは
出てくると思いますか?

372 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:56
夏目先生おはようございます。

先生はよく漫画の模写をされていますが、やはり楽しい作業なのでしょうか。
模写するときに好きな漫画家の絵などありますか?
それにしてもジャンル問わずお上手ですね。
持ち上げではなく、感心してしまいます。



373 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:58
本物?偽者?どっち?

374 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 08:59
本物だと思うけど、面白いしどっちでも良いな…

375 :HOT特攻隊長 :2000/09/02(土) 09:02
わお、起きてらっしゃる!じ、じゃ(あわててる)質問させてください!

単行本書き下ろしシステムが、なぜマンガには小説のように普及
しないのでしょうか…

最初から最後まで構成を綿密にたてることも出来るし、雑誌連載のような、
毎号面白くしなければいけないという、無理な演出上のゆがみも発生しませんよね。

絶対描きおろしむけの作家さんもたくさんいると思うのですが…

376 :非本気の弟子 :2000/09/02(土) 09:08
おはようございます。
2ちゃんねらーは24時間必ず誰かが待機しています(笑)

えーと、つまらない質問なんですが…
マンガ夜話で、このゲストは(マンガに対して)深い!切れる!鋭い!
と先生が思われた人はいますか?

377 :おお!深夜も朝も先生発見! :2000/09/02(土) 09:13
マンガ夜話みてます。御本もたまに拝見しております。
ここに書かれた文章、さすがやなーーーと素人との歴然とした差違に感じ入りました。
しかし夜更かし&早起き・・・2ちゃんはほんとハマりますので、無理なさらないでね。



378 :いい質問でしょ? :2000/09/02(土) 09:19
年収を教えて下さい。
夏目漱石さんの印税はまだ入ってきますか?

379 :湯宿2000 :2000/09/02(土) 09:20
そういえば、漱石のお孫さんにしては、先生はお若いですよね。
御両親がお年を召されてからのご誕生でしたのでしょうか…(変な文章)


380 :やめんか :2000/09/02(土) 09:22
>378
無粋だ。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:23
わたしは貸本漫画に興味あるものです
貸本漫画というと、水木しげる、さいとうたかを、白土三平、つげ義春など
大家の作品ばかりが語られますが、そろそろ
マイナー作家についてもぜひ夏目先生にどこかで書いてほしいです
完全に後追いで調べてる僕らには資料がすくなすぎてどうにもなりません
松本正彦や深井ヒロー、下元克巳、かとう一彦とか
魅力ある人たくさんいますよね。



382 :戸定BOY :2000/09/02(土) 09:33
朝もはやくから、先生の誠実さには本当に頭が下がります。
ええと…ちょっとアレな質問なんですが…

同じ大御所マンガ家でも、男性作家は普通に結婚されてる方は多いのに、
どうして女性作家は独身を通す方ばかりなのでしょうか…
24年組の先生方がそうだし、高橋留美子先生も…

な〜んか答えにくい質問ですみません(笑)
先生なりの作家の男女比較論をお聞きしたかったのです。

383 :あぼーん :2000/09/02(土) 09:36
       ____
     /∵∴∵∴\
     /∵∴∵∴∵∴\
    /∵∴//   \|
    |∵/   (・)  (・)|  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (6       つ  | < どーだ、漱石じいちゃん
   |    ___ |   \_________
     \   \_/ /    ∫
       \____/ / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /⌒  - - ⌒ /\   / " \|
 / /|   。    。丿| |     (゚)   (゚) |
 \ \|    亠  | (6------◯⌒つ |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   \⊇   /干\| |    _|||||||||| < うぉ〜 いいぞぉ〜房之介〜
     |         | \ / ι_/ /   \_________
      ( /⌒v⌒\ _ \____/
 パンパン|     丶/⌒ - - \
     / \    |  |     / |
     /  ノ\__|  |__三_ノ|  |
     /  /パンパン|  |      |  |
    /__/     |  |      |  |
           ⊆ |      | ⊇



384 :ブーリー :2000/09/02(土) 09:37
>381
そりは唐沢俊一氏のテリトリーだな、いまんとこ。
そりにしてもなぜ彼はマンガ夜話にでないのだろう。

385 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:38
>383
ははは、つまんねぞ厨房

386 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 09:52
>383
先生の誕生前に漱石は亡くなっているのであ。

387 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:06
先生、キングダム・カムを取り上げていただけるなら
これほど嬉しいことはありません。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:11
>いくつかあったように、一部の罵詈雑言、こきおろしもあったほうが、
>生のフィードバックができますね。

368、369、383など、お楽しみいただけましたでしょうか。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:39
本当に不快になりたいのならばさくら板をおすすめします(w

390 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 12:41
>>375
>単行本書き下ろしシステムが、なぜマンガには小説のように普及
>しないのでしょうか…

似たような事を、とりみき+しりあがり寿の対談で読んだことがあるなぁ。
それはそれとして夏目先生の回答が楽しみです。

391 :名無しさん :2000/09/02(土) 12:50
ここの話を聞いたときは耳を疑いましたが、
驚きました。これは伝説になりますね。
夏目房之介先生の度胸に感服しました。

質問を一つだけさせてください。

私は『タンタン』の大ファンなのですが、
夏目先生はヨーロッパマンガをどのように見ておられるのでしょうか?
またBSマンガ夜話でヨーロッパマンガを取り上げることはないのでしょうか?


392 : :2000/09/02(土) 13:38
長いっす。かたいっす。先にあやまっときます。

文学において、その作者の出自や当時の社会などを論じつつ、
その文学が生まれた背景から論じる、という批評は今や少数派。
「記号論」の流行により、その書かれたテクストが、
読者の中で意味を生成する、その過程の方が大事だ、
という風になっていったと思う。
で、このスレッドを読む限りではマンガも、
夏目以前は、作者の考えとか、誰からの影響とか、
そういう外的要因を批評していたらしい。
(詳しくないのでこれを前提にします)
これは結構重要なことで、というのは、文学の場合は、
表現は全て記号(言語)によって表され、
否応なくその記号と記号の解読者の結びつきに考えがいくのに対し、
マンガは一見、「絵」であり、それには解読が必要ない、
という風に考えられるのではないかと思うのだ。
でも、実は、マンガというのは日本人の文化的背景をたっぷりあびた、
その文明の噴出ともいうべき記号の固まりであって、
確か夏目さんじゃなかったかなぁ?マンガを読んだことない外国人に読ませると
コマからコマ、吹き出しの順番、動きの記号などが理解できないので、
マンガそのものも理解できない、という話ありませんでしたっけ?



393 : :2000/09/02(土) 13:38
で、私は<小説・マンガ>と、<ゲーム・アニメ>は、
メディアとして大きく異なる<内は同類>だと思っている。
それは、「個人の熱狂」がそのまま表現として成立するかどうか。
夏目氏のマンガは、まさに「夏目氏」が描いている、という一点において、
成立していると極論を言ってしまおう。
(まさに夏目氏が登場後のこのスレッドの現在の様相と同じように)
ところが、ゲームは「誰」が作っているのか明らかではない。
ゲーム業界で一番世界的に名を馳せているのは任天堂の宮本茂氏だと思うけど、
彼のゲームをやって「さすが宮本茂」と思うことは出来ても、
知らないゲームをやって「これ宮本茂だぁ」と演繹することは不可能でしょ。

で、結局何が言いたいかっつうと、ゲームにおいては、
根本的に、批評がなりたちにくいんですわ。
そもそも、物語は、二の次だし。(←これは私の考えですけど)
だから、マンガ→ゲーム(つまりシナリオの代わりにマンガを使用)はあっても
ゲーム→マンガは、かなりスカスカのものになってしまう訳です。
で、本当に私が言いたいのは「じゃあゲームはどうやって批評する?」
なんですけど、これはスレッドの趣旨と違うので割愛しますね。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 14:38
>>287
僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってこ
とです。

批評ウゼェとか作れもしないやつは黙れとか言ってるやつに聞かせてやりたい。

395 :夏目さんあてじゃない質問 :2000/09/02(土) 14:42
みなさん絶賛の『学問』とはマンガ夜話HPにある
「新編学問 虎の巻」、「新編学問 龍の巻」のことですか?
書店で注文したいんで教えてくださーい。

396 :ニコニコ坊や :2000/09/02(土) 15:47
>夏目様
昨日、質問にお答えいただいた大勢のうちのひとりです。有り難う御座いました。
また質問を書かせていただきます。宜しくお願いいたします。

・手塚論が玉石含めて汗牛充棟状態であるのに比して、藤子不二雄論が目立たない
のはなぜでしょう。そろそろ世代的には準備完了と思いますが。

・だいぶ以前に、中島梓氏が書いていた手塚論の印象は如何でしょう。個人的には
夏目様の手塚論以前の最高峰と思っておりますが、まとまった本にはなりませんね。




397 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 16:48
>393 <小説・マンガ>と、<ゲーム・アニメ>は、
メディアとして大きく異なる<内は同類>だと思っている。
それは、「個人の熱狂」がそのまま表現として成立するかどうか。

いいたい部分は面白いです。でも、アニメとゲームが同類なのはなぜですか?

>393 ゲームは「誰」が作っているのか明らかではない

インタラクティブってことと匿名性ってことでいえば、この会議室もそうですね。

>393 根本的に、批評がなりたちにくいんですわ

それは作家が確定できないから、それとも物語が確定できないからですか?
いずれにせよ、批評は可能のような気がします。
ただ、作家論・作品論のスタイルは変わらざるをえない。
その試行錯誤に時間がかかるんじゃないかなと、理論的には考えられます。
媒体論、コミュニケーション論などを煮詰めていくことが必要なんじゃないでしょうか。
でも、ひじょうに興味深い分野になるんじゃないかな。



398 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 16:54
うおおおお!!!!!
こんなに早く夏目さんが来てくれるなんて感激っす

399 :元アウシタン :2000/09/02(土) 16:56
つーか、夏目さん寝てます?マジ心配になってきましたよ。


400 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:01
>395 『学問』とはマンガ夜話HPにある「新編学問 虎の巻」、「新編学問 龍の巻」のことですか?

現在入手可能とすればそうです。多分まだ在庫はあるのでは。
書店よりブックサービスとか、ネットから調べたほうが早くていいんじゃないかな。

>391 ヨーロッパマンガ

僕も無知だったですが、パリでマンガ展監修してシンポにいって、色々みました。
面白いです。日本マンガは世界一とかって、無知で思ってた部分を恥じました。
「タンタン」は凄い。でも、凄すぎていまだに一番人気ってのがBDの問題ですね。
アートとして、とくに色彩でいったらBDはほんっとに凄いレベルです。

>392 マンガというのは日本人の文化的背景をたっぷりあびた、
その文明の噴出ともいうべき記号の固まり

たしかに、これに近いことはいいましたが・・・・。

記号などが理解できないので、 マンガそのものも理解できない、

とまではいってません。
海外での経験を通じて「マンガの普遍性」については、かなり考え直しました。
もともとアメコミの影響からベースをつくった日本マンガには、世界に通じる要素が、思っていたよりはるかにあるってことです。
じゃ、どこが固有性で、どこが普遍性か、っていうあたりを考えたいと思ってます。



401 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:05
今、夏目さんが注目している作家、作品はなんですか?

402 :元アウシタン :2000/09/02(土) 17:08
と言いつつ質問(爆
作家の絵の線についてですが、最近は「線」に拘りを持ってる人が
少ないように思います。基本的に僕は「少年マンガの武骨な汚い線」
が好きで、そこに有機的な色気を加えた、ながやす巧の線には非常に
魅力を感じます。
夏目先生は「線」に衝撃を受けた作家はいますか?また、「線」の
重要性については、どう御考えですか?

403 :>388 :2000/09/02(土) 17:10
うう…俺369だけど別に他意はないんだよ。タダ書き込んでみたら前にあんな発
言があったんで煽りっぽくなっちゃったけど、礼賛、質問ばかりでは夏目さん
もこそばゆかろうとちょいと楽しい読み物を提供して差し上げようと思っただ
けなんだよ…。でも今見てみるとあんまり面白くない上に失礼だよな確かに…。鵜津田氏脳…。

404 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:16
>396 藤子不二雄論

僕も一度書きましたが(「マンガの力」所収)、講演のさいにも同じ質問を受けたことがあります。
でも、やってる人はいると思いますよ。読めるかどうかは別ですが。
僕からすると、媒体としても、市場・商品展開(メディアミックス)としても、表現としても、かなり基礎的な、底辺的性格が強いので、言語化が難しいところがあるように思います。
これはマンガ批評言語の現在の問題で、社会学などの(マネじゃなくて)方法移入ができれば、かなりできるようにも思えます。
それと、ドラえもんで育った人が今30ちょっとか、それ以下とすれば、きちんと言語化できる年代に、あと少しかなという気もします。

貸本についてですが、夢枕獏さんから貸本屋の在庫放出のニュースがあって、それを元に呉さんらとダ・ヴィンチで座談をやる予定です。
9月後半の仕事ですから、問題なければ10月発行号ですね。

・だいぶ以前に、中島梓氏が書いていた手塚論の印象は如何でしょう。個人的には
夏目様の手塚論以前の最高峰と思っておりますが、まとまった本にはなりませんね。


405 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:23
あっと、中島梓さんの論文ですが、読んでないか、忘れてるか、どちらかです。
すみません。

>403 俺369だけど別に他意はないんだよ

いや気持わかります。ちょっと窮屈ですよね。
でも、感心しました。だって、ほんとにいいそうなんだもん。
それほどマンガ夜話の浸透力があるってことで、おかしい。
内容も、まぁ、本人がいうのも何ですが「そのとおりです」・・・・




406 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:31
夏目さん自身がマンガ夜話で取り上げたい作品ってありますか?
あったら是非教えて欲しいです。

407 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 17:50
夏目さんの>>287での答え、
>僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
というのはかなり重要な言葉だと自分は受け取りました。
くだらない質問で申し訳ないんですが、先生が批評についてこのような考えを持った
きっかけはなんだったのでしょう?


408 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 17:51
御質問が重複してきたので、今日はこれで失礼します。

>402 最近は「線」に拘りを持ってる人が 少ない

そうなんでしょうか。だとすれば、線の性格そのものが、ある程度「集団的に共有された記号」になりつつあるのかもしれないですね。

「線」に衝撃を受けた作家はいますか?また、「線」の
重要性については、どう御考えですか?

作家はたくさんいますが、今の表現論をつくるきっかけになったのは佐々木マキという人です。
「手塚の冒険」「あの頃マンガは思春期だった」などを参照していただけると。

東アジアでは、欧米より線表現へのこだわり、信頼、受容能力は強いのではないかと思います。
その点で、浮世絵の印象派やアール・ヌーボーへの影響と、現在のマンガのアメコミやBDへの影響は、面白い現象です。
どう考えたって、人類にとって絵の起源は立体や面、陰翳より、線画ですから。



409 :元アウシタン :2000/09/02(土) 18:01
>「手塚の冒険」「あの頃マンガは思春期だった」
早速探して読んでみます。
丁寧に御答え下さって、ありがとうございます。
また遊びに来てくださいね。

410 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 18:03
毎回BSマンガ夜話楽しみにしてます。
これからも頑張って下さいね。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 18:11
まさかこの時間帯に来られるとは・・・


412 : :2000/09/02(土) 18:20
2ちゃんねるでこんな楽しいのは初めて見た。

夏目先生が現在の『ゴー宣』に批判的なのは、漫画表現の面においてなのか、
イデオロギーや論考の面においてなのか、よろしかったらお教えください。

質問を変えると、「マンガ夜話」で『ゴー宣』が取り上げられる可能性は
少しでもあるのでしょうか、それともゼロでしょうか。

いいかげんな質問の仕方で済みません。つい、何か発言したくなって・・。
(広義の貧乏性ですね)

413 :↑S :2000/09/02(土) 18:22
↑あ、ちょうど帰ってしまったところだったか。

週刊朝日の連載とても好きでした。

414 :万間祐人 :2000/09/02(土) 18:23
夏目先生、お疲れさまでした。
楽しく読ませていただきました。
寝る前には熟成キムチをユンケルの一番強いヤツで流し込むとよく眠れます。
僕もおとついの飲み会でそれをやらされていまだに眠り続けています。
前後不覚に寝てるので質問はまた今度にさせていただきます。

415 :感動だ・・・ :2000/09/02(土) 18:28
うわあああああ!本当に夏目先生御光臨なさってるんですか!?

デキゴトロジーの「学問」大好きでした!

思えば謎本ブームの火付け役、世田谷サザエさん学会も、
夏目先生ははるか昔に「学問」で描いてらっしゃいましたね。
あのブームの時何をいまさらと思ったものです。

416 :ニコニコ坊や :2000/09/02(土) 18:43
藤子不二雄論の件で質問をさせていただいた者ですが、「マンガの力」は未読
でした。夏目先生並びにお読みになっていらっしゃる方々、他の質問者の方々、
大変失礼いたしました。早速注文します。

417 :眠れない万間祐人 :2000/09/02(土) 18:47
>作家はたくさんいますが、今の表現論をつくるきっかけになったのは佐々木マキという人です。

蛇足。
直リンはしませんので、コピペ+αで
ttp://www1.plala.or.jp/UMIBE/sasaki.htm


418 :ラウンジ住人 :2000/09/02(土) 18:51
文章表現が達者だよなぁ。
俺はこの人のことはあまり知らないけども、
なんていうか、厭味がなくて的確で行間をも強く感じさせる文章。
血筋というかセンスというか、さすがプロだよ。

419 :万間祐人 :2000/09/02(土) 19:08
ああっ!!エラソーにリンクまではったけど、なんか僕の知ってる
佐々木さんと違うような気もする!
あの先生は、評論もやってましたっけ?まちがってたらごめんなさい。
平身低頭。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 19:14
先生、相変わらず「95年頃からリアリティの無い漫画は現実に
勝てない」と語る人たちをどう思いますか。

421 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 19:32
夏目さん、今日は不定期に来たんだなあ。質問するタイミングが・・・まあ、いいか。

すでに言及しておられるかもしれませんが、一応質問として書いておきます。
描線などの技術的なところというのは、おそらく実際にマンガを書いた人でないと
理解できないというか、実感できないところがあると思います。つまり自分のようなマンガを
書いたことのない人間では、その線がどうやって書かれたかというところまで考えられません。
たとえばペンをこう動かして・・・というようなことです。それは恐らく、夏目さんが行った
ように模写、および自分のそれまでの経験等によって深く理解できることでしょう。自分はマ
ンガをもっと理解したいと思っていますが、そのためにはへたはへたなりに模写等試みたほう
が良いのでしょうか。しかしそうなると、「マンガを描ける人しかマンガを評論できない」と
いう妙な事態になってしまいませんか?

422 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 19:41
アフロかもしれないでしょ

423 :422 :2000/09/02(土) 20:09

スレ間違えました。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 20:14
>422
妙にうけた(笑)

425 :ニコニコ坊や :2000/09/02(土) 20:18
「夏目房之介ってどうよ?」というタイトルのスレッドでなくて、
本当によかった。1さんに感謝します。

426 :アフロを越えて :2000/09/02(土) 20:34

     (ヽ   .(\   / )
    ⊂ ⊃  ./| ⊂  ⊃
      ヽヽ-┘└- ′/
    /\___/\ ヽ
    ⌒ 、、  、、 ⌒  |
      | ( ・ ) ( ・ ) |   |
  .Ξ( ∵  ⊂⊃  ∵ )ミ|
  ∩ ―┬┬―┬┬―  .|
⊂  ニ||  ̄    ̄ .||  /
  ∪  ヽ__(Y)__ ′./
        ̄ ̄ ̄ ̄| /
          ⊂  つ
            ∪


427 :>422 :2000/09/02(土) 20:35
何かいい味だしてる!

428 :名無し雀 :2000/09/02(土) 21:39
夏目先生
http://www.tinami.com/x/review/06/
http://www.tinami.com/x/review/07/
http://www.tinami.com/x/review/08/
http://www.tinami.com/x/review/09/
上記、少女漫画論はお読みになられたでしょうか?
また、感想などありましたらお聞かせください

429 :ありがとう獣王記100万本キャンペーン :2000/09/02(土) 23:16
夏目先生こんばんは。
プロのモノ描きって、たかがカキコでもこんなにレベルが違うのかと
あらためて思い知らされました。

かつて夏目先生が宝島別冊にてペンに続く新しい器具が「えんぴつ」だと
おっしゃったときには「はは、まさかねえ…」と思ったもんでしたが、
CGの技術で可能になっちゃいましたね。
しかも同人などのセミプロではペンを駆逐する勢いですよ。
いや、お見事です!!パチパチ。

海外にさまざまな影響を与えてるといわれてるジャパニメーション文化ですが、
逆にそろそろ日本も、謙虚になって海外の文化を
再び取り入れる時期にきたのではないかと。
ディズニー、BD、台湾とか、それぞれにおいてオイシイものがあるので。
(特に写実表現と芳醇な色彩あたりに。)

430 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 23:56
さくまあきら氏とどっちが先に大成するかの競争をしていたそうですが、
その後どうなりました?

431 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 00:13
ずれてすまんが、佐々木マキって俺の世代(20代前半)だと
絵本作家の印象が強い。「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」
「ねむいねむいねずみはおなかがすいた」など。
でも、表現主義の作品も読んで非常に混乱した。

432 :名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 00:53
夏目さんごめんなさい。私は夏目さんの事を誤解していました。数年前にTBSの番組で
夏目さんが審査員をつとめた第二の手塚治虫をつくるっていう企画。あの番組で夏目さんが
大絶賛していた小学生・・・私には理解できませんでした。子供特有の固定観念に捕らわれていない
発想を夏目さんが支持しているんだもん。だからエセ評論家だと思っていました。
でもここでの夏目さんの紳士な態度は素敵です。

433 :通りすがり :2000/09/03(日) 00:54
みんな大丈夫ですか?
どうみても文体の違う厨房のなりきり自演にだまされちゃって

>厨房
ネタにしても最初に出てきた夏目先生の芸を見習いなさい。
それから時間帯別の書き込みを比べてみたら一発でわかりますよ。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:01
え〜?ショック!
でも他人の名を語るのは罪になんないんですかね?

435 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:05
>433
匿名掲示板で何得意になっているんだか?
全ての書き込みが先生本人のもので気を悪くして来なくなったらあんたのせいだからな。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:07
>433
いやあ、仮に偽者が混ざってるとしても厨房ではないぞ。疑ってもキリないから
俺は全部本物だと思ってる。
かなりバラバラの時間帯にカキコがあったから、朝のやつとかさすがに疑ったん
だけど(ちょっと乱暴な書き方があったし)、みんな真剣に答えてあるからな。

437 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:10
次のBSマンガ夜話で「最近参加している掲示板がある」
と一言おっしゃっていただきたいです・・。

438 :>435 :2000/09/03(日) 01:12
おっしゃりたいことは判らないでもないが、あまり煽りを調子づかせることも…
本物かどうかは読む側が判断すればいいことです。匿名掲示板だから顕著になっ
ているけど、本来全ての文章はそういうものでしょ。
ちなみに、私は全て本物だと思っていますけど。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:13
亀レス&横レスですが、308のRYUさん、
>僕は現在26で漫画は生まれる前からありましたが、ゲームはちょうど
>僕が思春期の時(78〜85あたり)に劇的な進化をとげ、それをリアル
>タイムで実感した感動が僕を今でもゲームに結びつけています。
と書いてますが、たぶん「現在36」の打ち間違いでしょう。なんで分かる
かというとおれもだいたいそのくらいの年代だからです。中2か中3でブロッ
ク崩しやインベーダー、ですね。(本人がもし訂正されてたらごめんなさい、
そういえば夏目先生もレスで、
>26ですか。僕が26の頃なんて、もっとアホだったような気が。
と書かれてますね)
さて、だいぶ上の方でちょっと展開された「リアルタイムに」楽しむことの話題
ですが、私は昔の作品を読んでちょっと悔しくなる若い人の気持ちも分かるのですが、
それとは逆のこともあります。特に少年誌などをたまに手にとって、すごい傑作の
存在を知ったときなど、それを少年としてリアルタイムに読んでいる中高生がうら
やましく思えてくることがあります。それが学園ものだったりするとなおさらです。
ひどいのも多いけど、今のマンガも捨てたもんじゃないと思います。

440 :ニコニコ坊や :2000/09/03(日) 01:26
偽物(似せ者)疑惑があるようですが、
405の「あっと、」などという書き出しを本物以外の誰ができるだろう、
と思うので「全て本物」に一票です。
仮に偽物だとしても、これだけの文体(及び思考)模写には脱帽します。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:29
>>440
本当に。もし偽者ならよっぽど夏目マニアだよ。
とりあえずアタシは本物だと思って読ませていただいてますよ。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:35
まあ、みんな結局は本物と思っているから、これだけ平和に
このスレッドは進んでるんだろ。「文体が違う」とかいうなら
具体的に挙げてみな。

443 :牛丼 :2000/09/03(日) 01:38
夏目さんに聞きたいことがありまして・・・・・

この犯人ご存知無いですか?

お知らせ
本日未明、key サーバ(key.visualarts.gr.jp)が何者かにより侵入を受けました。
現在状況の把握に務めておりますが、部外秘である
音楽データの一部が外部に流出した可能性があります。
インターネット、BBS等で該当すると思われるデータ、情報等を発見された方は、
お手数ですが至急 key@product.co.jp までご連絡下さるようお願い申し上げます。
現在、サーバ設置業者と共に原因を調査中です。

 尚、緊急メンテナンスに伴い、17:50頃から約1時間、WWWサービスを停止しました。
該当時間内にアクセスした皆様に御迷惑をおかけしたことをお詫び致します。
http://key.visualarts.gr.jp/web.htm

444 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:43
本物だとか偽者だとかどうでもいいでしょ。
つまんないアラシしてんなら問題だけど。
本物の意見じゃないと素直に聞けないのか?みんな権威に弱いんだね。

445 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:47
>>444
しかしやはり本物が書いていると思うからこそ盛り上がるんじゃあ・・・
夏目先生好きなひと多いからね。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:49
>444
煽んなよ。それは権威とは関係ない。
言いたいことはわかるけどね。

447 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:53
…なんで、夏目先生がそんな事知ってると思うの…?>>443

448 :RYU :2000/09/03(日) 01:53
ごめんなさい。それ書いた後で逆算したらどちらかというと幼年期・思春期と
書いた方が正しかったかと。本当に26です。ちなみに一番古いゲームの思い出は
3歳にみた「ブレイクアウト(=ブロック崩し)」だったりします。
僕が幼年期の時に最もゲームが発達しましたがその頃は単なる貧窮ガキゲーマーでした
ので「奇々怪々」に張り付いてたりしました(判る人だけ判ってくれればいいです)

>443
何故ここに?

449 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:59
>439
わかるなあ…
アニメだけど、これをちっさい子が見て育ったら、
どうなるんだろ?と思ったね。少女革命ウテナ。
子供がふつうに見てもおもしろいだろうけど(決闘とか)、
でももっと深い、ドロドロしたものを感じるようになったらどうなるんだろ?と。
寄生獣なんかも、小学生あたりの図書室に置きたいマンガだな。

450 :担当編集者 :2000/09/03(日) 02:12
ついまたでしゃばってしまいますが...。
夏目房之介という名で書かれているものは、
すべてご本人によるものです。
夏目先生は、このやりとりを本当に楽しんでいるようなので、
ご本人としては、偽物と思われようが、本物と思われようが、
構わないのではないかと推察しますが。
これまでの書き込みを読めばわかるものと思っていましたが、
顔が見えないやりとりというのは、難しいものだな、と思いました。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:15
>449
どの学校にも1冊はあった「はだしのゲン」なんかは、トラウマになってる奴いるよね。絶対。

452 :名無しさん :2000/09/03(日) 02:17
もし、ニセモノだったら、二代目?夏目房之介を名乗れると思う。
そもそも、しんどいだけでメリットないじゃん。

文体で解るとかいう言う人は、私が何番か当ててみて下さい。



453 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:18
>>450
担当様
ほぼ全員本物だと思って書きこんでいるから
雰囲気のよいスレになっていると思います。

454 :>450 :2000/09/03(日) 02:19
ひょっとして夏目さんをひっぱってきた人ですか?
だったらありがとー^o^。


455 :一同人 :2000/09/03(日) 02:21
変なのがまぎれ込んだみたいっすね…肩身が狭いなあ

456 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:25
朝のやつはニセモノに一万ガウス
でもその前のものは本物だと信じてます。夏目先生。
ま、信じる信じないはみんなの自由

457 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:27
 

458 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:30
「まんが」と言う言葉が世界共通語になりつつあるのに
日本の雑誌は「コミック〜」と言う名前なのは
英語のほうがかっこよく聞こえるというくだらない理由なんでしょうか。
こんなザマでは世界に誇ろうにも誇る資格がないように思えるのですが。


459 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:32
456に同意


460 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:32
「朝の夏目さん」てそんなに変なレスつけてた?

461 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:36
>460
たしかにちょっと変だった。あくまでパッと見だけどね。
「そんなひでぇ消費者無視の出版流通小売りの体質改善が先でしょう」
みたいな書き方とかちょっと引っかかったかな。
でもよく読めばちゃんとしたこと書いてるからね。騙りなら
そういうことはしないと思う。ので俺は朝のレスも本物に
30000ペリカ。

462 :456 :2000/09/03(日) 02:36
ニセモノならそいつが面白がるだけだし
本物なら失礼になるのでほっときましょう

463 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 02:39
>456
なら自分で振るなよ!

464 :456 :2000/09/03(日) 02:44
振ったつもりはないけど
失礼しました

465 :名無しさん :2000/09/03(日) 02:45
>456
そうか?
朝の夏目先生は、間違えて「最終兵器彼女」のトコに書き込んでるんだぞ。
ニセモノが、そんなミスするワケないでしょ。

もし自分が偽物を演じるなら、どういう風に書き込む?
なるべく、怪しまれないように、弁明いれるでしょ?
少し、考えてごらんなさいよ。

先生本人が、この辺のマヌケなやりとりを見て、笑ってそうだな。

466 :456 :2000/09/03(日) 02:46
笑って下さい夏目先生。失礼しました。
それでは撤退します。

467 :夏目先生に長くいていただこう。 :2000/09/03(日) 02:49
真贋に関しては憶測の域を出ないので、もうやめましょう。
本物派にとっては450が最有力意見で、偽物派はここで主張しなくてもいい。

それよりも「せっかくだから何でも質問しちまえ」的なものではなく、
夏目先生にも我々にもプラスになるような、よい質問を生み出せるよう
にしましょうよ。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 03:00
先生が来てからのこのスレ初めて覗くんで驚いた・・・
すげえな、夏目さんにはずっと2chに居座ってもらいたいね。

んで質問、過去ログみてると結構TV出演なさってるようですが、
今後、TVで先生のマンガ論、分析等を拝見できるような番組はないでしょうか?
マンガ夜話以外で。

全然有益でない発言でスマソ。>夏目氏&ALL
でも迷惑かかるようなもんでもないと思ったので・・・

469 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 03:04
>468
そうだよねー。
少なくとも、次回のマンガ夜話までは居座ってもらいたい。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 03:18
お体に支障がきたさない様にあげ

471 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 04:50
やっぱ夏目氏はすごいね。

472 :1 :2000/09/03(日) 05:53
>425
ありがとう。

私も本物偽者議論などしないほうに一票。
そんなくだらない議論のスレにして先生がこなくなるより(それを一番恐れてる)
今のままがいい。疑いは心の中だけでやってほしい。
せっかくなので質問を。
108の先生の興味のある作品の中に「最終兵器彼女」がありますが、
できれば具体的な評をお伺いしたいです。
(私も注目している作品なので…2chはたいがいなんでも叩くところですが
ここの「最終〜」スレでの叩かれ方がどうもしっくりこない…)

473 :1 :2000/09/03(日) 06:03
既にかなり書かれておられるのにさらにここで聞くのは失礼でしょうか。
だとしたら、ごめんなさい。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 06:09
朝の人の口調が違うって言ってる方は、>>354での夏目先生からレスを
見てみてください。


>317 このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。 チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

あはははは。それ僕もそう思いました。でも、先生に慣れてくれば、みんないいたいこというでしょう。
僕も、書いてて説教臭いような感じもするし。
でも、批評についての議論とか、ゲームのこととか、こういう議論を読みたかったので興味深いです。


ここで、夏目先生に親しみがわいた人も多いように
先生だって2chに慣れて、口調がやわらかくなってるのでは?

>>467 いいこというねぇ〜

475 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 06:48
今日も来てくれるかなあ夏目さん

476 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 06:50
ともかく、我々としてはいい質問をたくさん用意するのが夏目氏への礼儀
だと思うがどうか。

477 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 06:51
>476
同意っす

478 :万間祐人 :2000/09/03(日) 07:12
藤子不二夫先生の名前を最近の小学生は知ってるのかな?
いや、じつは先日、近くの小学生になにげなく質問したら、
「だれ?それ」というお返事。
僕の時代のドラえもんは学習雑誌やコロコロでの漫画活動(?)が中心だった
のが、アニメメインに変わってきての結果かしらん。
漫画版では表紙に「藤子不二夫」の名前が必ず入ってたし、結構写真も
流出していたので、「ああー、この人が藤子不二夫!」だと、だれでも
知って多様な気がする。そうか、俺もジジイになったなあと思う29歳。

夏目先生に質問ですが、最近、漫画を読まない子供が増えたとおもわれませんか?
特に少年向けの漫画にしても、いわゆる「大人」を意識した作りになってるように
感じるのですが。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:24
先生、先生って、なんで夏目房之介が先生なんだ。

お子様の少年漫画家へのファンレターか?

もしかして時代劇の「センセイ」扱いか(藁

480 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:32
>479
お前、質問するときに呼び捨てにはできんだろ。
ま、「さん」づけぐらいでいいのかも知れないけど。

481 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:34
実は非礼を承知で「ろっぽんぞー」の話をふってみたくてウズウズしてるんだけど、
どうだろう?やっぱまずいかな?

482 :スレッド浄化委員 :2000/09/03(日) 08:35
不特定多数の人間の意見が少しずつまとまって、しかも次第に浄化されてゆく
ような、よいスレになってきましたね。
このスレにおける「いい質問」とは、夏目先生の著作・各論と重ならず、
かといって総論・概論的なものでもない、ユニークで有意義な視点を持った
質問ということになりそうです。
我々でなく、「夏目先生が楽しめる質問」を最優先に考えてもいいのかな。
その辺は如何でしょう、皆様。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:44
>482
そのHNなんか怖いぞ(笑)
意見に反対はしないが「夏目さんが楽しめる」というとどうも媚びてるようで好かん。
「夏目さんを苦しめる」ような質問でどうか。こっちも楽しまにゃ損だぜ。

484 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:46
レスするのは初めてだけど、ここって行儀がいいてゆーか、2ちゃんねるじゃない
みたいで、誰かも書いてたけど、やっぱ夏目さんの人柄ですかね。
いしかわじゅんじゃこーはならん(いしかわじゅんも好きですけどね(^^;)。

で、実は時間不規則な夏目さんのせいで(笑)朝もここをチェックするようになってしまった。。

>469
次回マンガ夜話は10/30-11/2ですね。

>478
「不二雄」ね。確かに藤子不二雄って一番身近な漫画家でした。
やっぱ小学なんとか年生で毎月見てた影響かなぁ。

今の子供達はゲームなんかに費やしてる時間も多いような気がします。
ま、子供いないからよくわかりませんけど。

485 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:55
子供はゲームに時間を費やすのが多いのと、漫画を読まないのとって
そんなに関係あるかなあ。藤子不二雄を知らないってことも、たんに世代的な
問題であって漫画を読んでいないことには即繋がらないように思うけど。


486 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/03(日) 10:46
>「そんなひでぇ消費者無視の…」

夏目氏は落語の素養をもとに、噺家的言い回しを文中に含めることが多い
(漫画評論では少ないが、雑文ではしょちゅう)ので、あまり違和感を感じ
なかったのですが。


487 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 11:11
今「子供達に夢を与えよう」なんて立て前でも考えながら少年漫画描いている作家がいるともおもえんし

488 : :2000/09/03(日) 12:33
>><小説・マンガ>と、<ゲーム・アニメ>は、
>>メディアとして大きく異なる<内は同類>だと思っている。
>>それは、「個人の熱狂」がそのまま表現として成立するかどうか。
>いいたい部分は面白いです。でも、アニメとゲームが同類なのはなぜですか?

すいません、間違えましたぁ(汗っ)。アニメも、左の同類項に入れて下さい。

>>ゲームは「誰」が作っているのか明らかではない
>インタラクティブってことと匿名性ってことでいえば、この会議室もそうですね。

>それは作家が確定できないから、それとも物語が確定できないからですか?
>いずれにせよ、批評は可能のような気がします。
>ただ、作家論・作品論のスタイルは変わらざるをえない。
>媒体論、コミュニケーション論などを煮詰めていくことが必要なんじゃないでしょうか。書いていて途中で論旨がずれました。
作家性の希薄さということを最初は述べていたんですが、
途中から「インタラクティブ性」に移行したきらいがあります。これも失礼。
このインタラクティブ性ということでいえば、
「物語が確定できない」というよりも、「物語が必要でない」
という部分に、批評の難しさがあると思われます。
手っ取り早く言えば、「テトリス」をどう批評するばいいのか、ってことです。

>>マンガというのは日本人の文化的背景をたっぷりあびた、
>>その文明の噴出ともいうべき記号の固まり
>マンガそのものも理解できないとまではいってません。
>海外での経験を通じて「マンガの普遍性」については、かなり考え直しました。
>どこが固有性で、どこが普遍性か、っていうあたりを考えたいと思ってます。(一部略)

もちろん、自分もマンガが日本人のみにしか通用しない、というのではなく、
逆にマンガの表現が「集団的に共有された記号」になりうる程度には、
普遍性を持っていた、ということが言えると思います。
自分は、こういうことに気づかれたのが夏目氏だったからこそ、
夏目氏のようなマンガの構造的批評が可能だった、と言いたかったのですが。

489 : :2000/09/03(日) 12:38
で、オレもひとつ質問していいっすか?
マンガの場合、編集者があたかも共同制作者のように、
かなり大きな比重を占めることがある、と以前このスレッドで
おっしゃってましたけれど、
1.これって弊害も大きくないですか?
2.今後は、やはり漫画家の作家性を尊重する、
  文学の方向に進むのでしょうか?
3.それとも編集者的役割の職業(音楽界におけるプロデューサー)が
  生まれる可能性はあるのでしょうか?

自分がもし、漫画家だったら、編集者に指図されるのは、
すごくいやだと思うと思うんです。

490 :24歳 :2000/09/03(日) 12:41
小学生の頃の(今もだが)藤子不二雄は僕も本当に偉大でした。
でも一番の思い出は、町の図書館においてあった‘SF短編集’(正式名称忘れた)
を「わーい、藤子不二雄だ!」と喜んで読んで、
ドラえもんその他とのギャップに驚きトラウマになった。
当時はなんとなくまとわりつく怖さがあって・・・。
今漫画喫茶とかで読むと、面白すぎて小学校の頃とは違った意味で
偉大だった、と思える。

491 :夏目房之介 :2000/09/03(日) 13:29
時間がないので、今回は重要と感じたものだけお応えします。

>421 模写等試みたほうが良いのでしょうか。しかしそうなると、「マンガを描ける人しかマンガを評論できない」と
いう妙な事態に

これ、僕にとって重要な問題です。模写で面白遊び批評をやってたときは「芸」ですみましたが、本格的に批評の原理にするときには、ここが難点だと思いました。
ただ、そのときの前提は「イタズラ描きレベルなら誰でもやる。そこを原点に考えるレベルなら、マンガを描かない読者も同じ感覚を潜在的に共有しているはずだ。」ということでした。
線を描く過程の逆のベクトルが受容過程であろう」という「仮定」を立てたのです。むろん大雑把な仮説です。
でも、そろそろこれではやりきれない段階に批評もきています。
批評にはさまざまなものがあり、もともと僕の表現論は、時代になかでいちばん要となった視覚、批評の角度の一部を扱ったものです。
僕の表現論の問題は、線の模写が、結局は個人の「芸」としての直観からくる、ということです。
科学実験とは違うので、その部分は厳密な客観性をもちません。
しかし、厳密な客観性とたとえばテクストの構造分析で出しても、じつは表現文化の批評として不十分だったりもする。
批評をしたければ、自分の場所から方法を考えればいいので、誰もが僕と同じことをする必要はない(つまり模写をする必要はない)が、そこにある問題を言語化する過程として有効な手法ではあった。
これが客観的評価になるか、と思います。
なお、瓜生吉則という優秀な若手が「マンガを語ることの現在」(吉見俊哉編「メディアスタデイズ」せりか書房所収)で、僕のそのあたりを、前段階としての「私語り批評」の「私」を前提にしたものとして、ひじょうにうまく言説史的に整理してくれてます。



492 :夏目房之介 :2000/09/03(日) 13:38
489 編集者があたかも共同制作者
1.これって弊害も大きくないですか?

弊害はもちろん、あります。これは時代によって有効かどうか。
どの程度その弊害をこえた有効性があるか、という問題で、それ自体が悪いとかということではないと思いますが。

2.今後は、やはり漫画家の作家性を尊重する、
  文学の方向に進むのでしょうか?
3.それとも編集者的役割の職業(音楽界におけるプロデューサー)が
  生まれる可能性はあるのでしょうか?


この両方で進む、というのが僕の考えです。多様化へいくほうがいいですし、どちらか一方だと、ハリウッドかヨーロッパのBDか、みたいになっちいます。
日本のマンガのいいところは、清濁あわせた混沌を抱えられる市場の大きさです。

自分がもし、漫画家だったら、編集者に指図されるのは、
すごくいやだと思うと思うんです。

だから台湾なんかじゃ、日本の編集制は根づきません。
でもそれが優れたマンガを生み出してきてるのは事実です。

このあたり商業主義と作家主義みたいな問題も含むんですが、興味があれば次に刊行予定のキネ旬版「マンガ夜話 編集王・ちびまる子」に出てきます。




493 :夏目房之介 :2000/09/03(日) 13:44
おわかりのように、僕は勝手で不規則なので、僕が答えるものが「いい質問」なわけでもなし、また答えないから気に入らなかったとかってことでもないです。
ただ、分量が一定を越えれば、もうアミダみたいなもんで、そのとき可能なことをするだけです。
別に質問じゃなくても、面白ければ会話するし、これってQ&Aじゃないわけだしね。

それと、僕が逆に質問形になるとき、多くはほんとにただ聞いてみたいだけなんだけど、えてして「批判」と思われることがあります。
でも、そうじゃないので、たとえばYさんのいうことはわかってるんです。
でも、聞いてみたかったということなんですね。
とはいえ、テトリスはちゃんと批評できる対象だと思うがなぁ。
じつは唯一はまったのがテトリスだった夏目でした。
ではまた。

494 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/03(日) 14:25
夏目氏、風のように現れ…
風のように去る…
そしてそれに40分以上誰も気づかなかったとわ…(笑)

495 :知ろう村正 :2000/09/03(日) 14:31
↑あぁ、なるほど。


496 :たくみの里 :2000/09/03(日) 14:32
逆に夏目さんに質問してもらいたいけど、我も我もとなって、収拾つかなくなり
そうだな〜。

497 :484 :2000/09/03(日) 15:08
>夏目氏、風のように現れ…
>風のように去る…

ホントだょ、真っ昼間に現れるとは。。。

498 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 15:35
しまった、アニメ板なんかにいるんじゃなかった。
生夏目先生を見れるチャンスだったのに。

質問ですけど、やおいパロディについてどう思われますか。
基本的には単なるキャラクターファンのお遊びですが、
少年漫画のホモソーシャルな性格をあぶり出すと言う
機能があって、本来的なパロディとしてみてもなかなか
興味深いと思うのですが。

499 :万間祐人 :2000/09/03(日) 16:02
>484、485
いやあ、ゲームの時間と漫画の時間ってのは反比例すると思うのですが。
でも、僕なんか一日4時間テレビ見て育ったんだけど、それでも漫画読む
時間あったし、そうか、人によって違うのかも。
なるほど、矢張り、藤子不二夫先生知らないってのは世代のギャップなんですね。
あらためてオヤジになったもんよのお・・・
藤子・F・不二夫先生が亡くなったとき泣きましたもんね。巨匠・手塚治虫の死では
泣かなかったのに。それも世代、か。なんとなく、「俺の青春は終わった」と
思いました。なんとなく、ね。

500 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 16:55
>499
でも考えると、いまの子供たちに手塚治虫や藤子不二雄のような自分の世代を代表
する(それこそ死んだら泣いてしまうような)作家って、いるんだろうか。これだけ
漫画が多様化したらそういうのってあんまりなくなるのかもね。俺、鳥山明が死んで
も「俺の青春は終わった」とは思わない気がする。

501 :479>480 :2000/09/03(日) 17:44
村上龍が2chに現れても「村上先生」とは呼ばれんと思うぞ。

なんでマンガ家は猫も杓子も「先生」なんだろうね。

502 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 17:54
いい質問をしたいなあと思いつつ、
夏目せんせいのお嫁さんになるにはどーすればよいですか
…などとアホ質問を振ってみたくなるワタシ。逝こ。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 18:01
>>502
悲しき2チャンネラーですな…(泣

504 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 18:02
>500
確かに、今の作家が死んでしまっても喪失感がわかないような。
あまりにも作家のサイクルがはやすぎて連載が無くなるほうが悲しい。

505 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 18:04
>501
小説家になろうと思ったことはなくても
漫画家に憧れたことは(小学生くらいの時)誰でもあるから。
大工さんのことを普通の一職業と思えないのと同じ(?)。

506 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 18:52
>501
俺は言うと思うが・・・
それから、夏目さんはなんとなく先生ってイメージしないか?あの顔。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 19:26
>506
というか、育ちの良さが顔に出てるね。

508 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 19:57
>507 飄々としてるよね。

あと266の発言がこのスレで1番好き。
先生、今晩はさすがに寝てて来ないかな。


509 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 20:19
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=anime&key=967633081&ls=50
ここも突然ご本人が参加。やっぱり似た展開になるね。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 21:00
>>493
「テトリスを批評」・・・って、どういう風になるんだろうか・・・

511 :348 :2000/09/03(日) 21:14
あの後、夏目氏が来てたのか。

>361
林静一と杉浦日向子は、ぜひやってほしいです。


512 :348 :2000/09/03(日) 21:18
>510
それは、やっぱりテトリスブロックを模写して・・・(ぼかっ☆)。

513 :夏目さんへ :2000/09/03(日) 21:18
マンガと関係のない質問で恐縮ですが
ご自分の祖父がお札になった時はどんな心境でした?

514 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 21:46
>502
夏目氏は結婚してるよ。
ある講演でわりと派手な年配の女性といたから、
行きつけのスナックのママ(失礼)かと思ったら、
ご夫人でした(笑

515 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 22:17
夏目さんは書の雑誌で連載されていましたが、美術方面の反響などは
ありますか?
美術では赤瀬川原平氏による描き手の立場からの批評というのがあり
ますが、意識されたことは?
マンガだけではなく絵画作品には多かれ少なかれ適用可能な方法論な
なので、あえて質問しました。マンガの話題とはズレますがご勘弁を。
(マンガの話題は他の人が書くでしょうからあえて反則気味に)

516 :348 :2000/09/03(日) 22:56
>>513
何かの講演記録した本で「おじいちゃんが千円札なんです」とかいってネタにしてた(笑)。
結局、「不肖の孫」は買いそびれたままだなー。

517 : :2000/09/03(日) 23:04
自分も、夏目さんに聞きつつも、実は
「多分多様化に向かうしかないし、実際そういう返答がくるんだろうな」
と思いつつ質問している訳ですが、これは別に自分を誇示する訳じゃなく(笑)、
単に「自分が想像もつかない世界に生きてる人でも自分と同じ考えだろうか」
という、一種の普遍性の確認みたいなことをしている訳で、
答えていただくと自分にとっては大変ありがたいことですが、
2chの他の皆さんは「分かり切った質問をするな」と思うかもしれませんね。
あらかじめ謝っておきます。失礼。

ところで、マンガ板と大きく外れるのでどうしようか迷ったのですが、
「テトリスの批評の可能性」について、自分なりに考えがあります。



518 : :2000/09/03(日) 23:11
あ、sageようと思って忘れた。ごめん。

で、自分が「テトリスの批評」ということを言った時、
念頭にあったのは、実はテトリスそのものではなく、
テトリスに続いた非常に似たゲームの乱発でした。
これはある種のジャンルとして成立するほど多数あり、
いまでは一般的に「落ちもの」として語られるのですが。
こういう状況下、テトリスがあってそれの真似がたくさん出て、
という状況の元で、それらの外的要因に触れずに
「テトリス」を批評するのは大変困難だと思うのです。
とはいえ、そういった状況証拠的批評がゲームに対して有効ではない、
というのは私の論点なので、許すわけにもいかず(笑)。
そうすると、つまり似たようなゲームが多数ある上で、
「なぜテトリスが面白いのか」ということを、
状況を使わずに批評できるのか?
という問題があると思うんです。

これは物語ならば、ただ単に「影響」「引用」と言った言葉で
片づけられるかもしれないけれど、
ゲームの場合、そこにあるのは「ルール」ですから。

なんて酔っぱらいながら書いていて、
だんだん「それだからこそ批評できるんじゃないか」って気がしてきた。
うーん。考えがまとまってから書いた方が良さそうですね。
(すいません。ここまで読んじゃった人、失礼)


519 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 23:32
Yさん、俺みたいな頭悪い奴でもわかるように書いてくれんか。
いいこと言ってんだろうなあと思うのだが時々きびしい。難しいことを難しく書くのは
簡単で、それを平易に書くことも才能だ・・・と思うよ。夏目さんの文章実際わかりや
すいもんね。

520 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/03(日) 23:37
>519
そんなこといったってyさん評論家じゃないしその上酔っぱらい
なんだからしょうがないじゃないか。(w
たとえ夏目さんでも酔っぱらいながら難しいことをわかりやすく
書くのは出来んだろうよ。

521 :つまんない事ですが :2000/09/03(日) 23:54
夏目漱石の本名は夏目金之介
お孫さんは房之介
では先生のお父さんと息子さん(おられるのかどうか知らないが)も
○之介なのだろうか…
ああ、こんなこと恥ずかしくて御本人に聞けない…

522 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 23:58
>521
とかいってちゃっかりこのスレに書き込んでんじゃん(笑)

523 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 23:59
夏目さんの、石川さんにお聞きしたかったんだけど、
と聞くと空港の麻薬取締り犬があたまをよぎるのはなんでですか。
自分にはさっぱり分かりません。

524 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/04(月) 00:01
「坊ちゃんの時代」の夏目先生の評論ってあるのかなあ…
いや、別に含むところは…あるけど(笑)

そういや、コミックビンゴの末期に「なつめっ子」っていう、漱石
ファミリーの読み切り漫画が載ってた。
夏目先生の叔母上が登場!父上は…出てたかな…漱石の娘が主役だった
ような。

525 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/04(月) 00:05
漱石の長男にして先生の父君は音楽家だったはず。
でもぜんぜんくわしい事は存じません。
も、申し訳ないっす(汗)

526 :夏目房之介 へ :2000/09/04(月) 00:07
本当の俺をみせてやる。
放課後5時に全裸で第二体育倉庫に来い。

527 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 00:07
>夏目さんの、石川さんにお聞きしたかったんだけど、
>と聞くと空港の麻薬取締り犬があたまをよぎるのはなんでですか。
>自分にはさっぱり分かりません。

電波?

528 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 00:07
>>523
面白すぎ!>麻薬取締犬
夏目先生、もっといしかわさんにお尋ねしてほしい。
BSの会話楽しみにしてます。

529 : :2000/09/04(月) 00:11
>>519
すんまそん!本当に、私の文章がへたくそなせいなんで、
理解できないのは謝るしかないです。
つうか、説明しようと思って書くと、
めっちゃくちゃ長くなるんですよ。本当に文章下手。ダメですわ。
どこがどう分からない、って質問してくれれば(うわあ、偉そうですな)
なるたけ説明はしたいと思いますけど。(でも酔っぱらいなので今日は無理)

530 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 00:20
>>521
夏目先生の御父君は純一氏じゃなかったかなぁ
高校のときの国語便覧の漱石の年賦で晩年のほうに「長男純一産まれる」
みたいなことが書いてあって、「ああこの人がパパなのね」って思った
記憶がある。
違ってたらごめんなさい。

531 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 00:29
夏目先生はだから、おがたけんに顔が似てるって。

532 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:03
ところでみなさん、夏目さんを知った・興味をもった
きっかけってなんですか?私はマンガ夜話ではじめて
知ったんですが、このスレを見ていろいろ著作がある
事を知りました。おすすめがあったら教えて下さい。

533 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:11
>>532
えっと、まずこのスレッドのバックナンバーを
ご覧になるとよろしかろうと思われます。

534 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:27
>532
>夏目さんを知った・興味をもったきっかけ
私の場合は、昔NHK教育で放送していた「土曜倶楽部」と言う番組です。
実際その番組は一回ぐらいしか見なかったのですが、その後単行本化された「講座」を読んでいっぺんで好きになりました。
もう10年ぐらい前ですかね。私は中学生でしたが。

535 :魁!名無しさん :2000/09/04(月) 01:32
>>532
NHKの人間大学で、漫画論みたいなことをやってらしたのを、
親父が私に見ろと勧めてきた。ありがとうオヤジ。

536 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:37
パソコンできない友人に
このスレッドのことを教えてあげたら
「BSマンガ夜話で着ていた
 Papasのトレーナーは
 どうして買ったのかというのと、
 房之介自身のヰタセクスアリスについて
 聞いておくように。」
というくだらない丁稚を頼まれました。
失礼は承知ですが友人の手前、よろしくお願いします。


537 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:43
age

538 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 01:47
age

539 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:04
飽きた

540 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:15
       _((()_
      /∴ `ー'|
      ゝ.∵ .ミ(゚)_ ___    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (∵  <__入 ___) < さァ、どんどんしまっちゃうからね
      〉∴ ヽ――'  )  |  |   \____________
    (∵∴ く/⌒) /   |  |
     //、__, /_ノ    |_|
  ⊂ノ L| [ ̄

541 :ななし子 :2000/09/04(月) 02:16
私名古屋の者なんですが、夏目さんは中日新聞に
週一で連載もってますよ。短めのエッセイみたいなの。
趣味のこととか、孫についアマアマになっちゃう話とか。
あんまり漫画に興味のないモノからの情報デシタ

542 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:17
>539
帰れ

543 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:19
なんか、板がおかしくなってるみたいだけど、書き込んでも大丈夫なのかな?

544 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:34
あげ

545 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 02:44
もし今、夏目さんが来ていて探していると思うとせつない。

546 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 03:31
意外に「あれ?なんか漫画板がおかしくなってない?」で
みんなと一緒に右往左往してたとしたら、何だか微笑ましいというか…(笑)。

547 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 03:31
一部、イタイ厨房が紛れ込んでいるけど
いいスレなのでage

548 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 03:33
一部、イタイ厨房が紛れ込んでいるけど
いいスレなのでage

549 :P :2000/09/04(月) 04:22
昼間の登場以降にあまり夏目さんへの質問がないので自分がしてみよう。
しかもここでしかできない質問。
人間大学で知った批評活動、さかのぼって週刊朝日の學問などを
読ませていただきました。學問は親が買ってくる朝日でそこだけを
読んでいました。ときどきエロネタがあったけど、そこがまたよくて(笑)
人間大学には感嘆して毎週ビデオにとってました。
だから基本的には夏目さんには好印象しかないのですが、その上での質問です。
BS夜話のデビルマンの回に夏目さんが「ここは石川賢の絵だ」と断言したことに
モーニング誌上で永井豪氏が「それは違う」と抗議していた
ことです。その抗議も大人の抗議で感心したのですが。この件は
どう落着したのでしょうか。単純な夏目さんの勇み足だったのですか?
また、この抗議はたまたま人の目に触れやすいものだったですが、
似たような悶着はよくあるのですか?

550 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 04:30
ageてみよう

551 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 05:07
age

552 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 05:10
しかし、だんだん質問よりも議論がメインになりつつあって、途中参加者がつらくなってる気がするなあ。
もうちっと気軽に行きてえっす。

553 :348 :2000/09/04(月) 06:37
>552
夏目さん個人にできる質問が、だんだんと無くなってるからかな。
とすれば、マンガに関する総合的な議論になるのも、やむをえないかと。

ここのスレッドの主旨から、少し外れてるかもしれない。
かといって、ここ以外のスレで夏目氏が参加したりすると、本物か偽物かで揉めそうだけど。

554 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 09:16
たぶん昨日あたりになって本物偽者っていうような話が出てきたのも、最初は夏目氏個人の
質問が多かった=本人と断定できる材料が多かったのが、議論が多くなってそういう材料が
少なくなってきたからだろうね。最初からずっと発言を追っていけば、最近の発言にもなん
らおかしいところはないのは明白なのに。

555 :おいおい :2000/09/04(月) 09:46
面白い=アリ
つまんない=ナシ

ここにそれ以外の基準があるのかい?

556 :名無しさん :2000/09/04(月) 09:46
夏目氏の顔って哲学者のヤスパースに似てないかなぁ?

557 :395 :2000/09/04(月) 10:23
わあぁぁ。ご本人に返答いただけると感動ですね。
・・・てな書き込みが多くて、んなこといちいち書かかなくとも、
と思いつつ読んでいたが、実際ご返答いただくと本当に感動でした。
どうもありがとうございました。

>ご本人でもご存知の方でも
たしか宝島30に戦記マンガについて書かれていましたよね。
(ちがってたらごめんなさい)あれは単行本化されていますか?


558 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 10:42
木城ゆきと氏が銃夢というHNを使ってた人に対し
登録商標まで主張しHNを変更させた事件については
同じ漫画家としてどうおもわれますか?


559 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/04(月) 10:45
>559
横レスにて。
大幅に(ほんとに大幅に!)加筆訂正し、講談社現代新書
『マンガと「戦争」』になってます。あれ、講談社だったかな?
とにかく新書化されました

560 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 14:40
よいしょ

561 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 16:58
>>555
あなたの「面白い」が他の人にとっても「面白い」とは限らない。
じゃあ、なぜ人によって「面白さが違う?」という所から、
批評が必要になってくるんだと思うけど。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 19:27
>561
555の主張は偽・本物論議に対してだと思うぞ


563 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 19:47
著書に関しては、こういうところがあるではないですか。
http://www.nhk.or.jp/manga/regular/natsume.html

564 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 19:53
ここを読んでおくのもいいかもしれないです。
http://www.nature-n.com/manga/index-j.htm

565 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 21:16
>>555
お前もしかしてネタだと思ってんのか、このスレ!?

566 :395=557 :2000/09/04(月) 21:36
・新編学問
せっかく教えていただいたのに、ネット書店で探してみたら「絶版により
入手不可」とのこと。とほほ。
入手する方法は無いんでしょうか?
どなたか都内で「あそこの店頭にあったよ」って情報があったら教えて
ください。

>559さん
『マンガと「戦争」』ですね。どうもありがとうございます。
こっちもこれから検索してみます。


567 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 23:03
荒れてるみたいだから

http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=occult&key=960203264
「ろっぽんぞー」に心当たりありませんか
教えてください。夏目先生。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 23:10
荒れてるっちゅーか質問する奴が少なくなった。
これでは先生が来ても身のある会話が望めん

569 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 23:18
このくらいマターリしていた方がいい。
別に荒れているとも思わないし。

570 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/04(月) 23:39
んむ、マターリすること自体はいいと思うけどね

571 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 00:31
でも活気がないのはさびしいage

572 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 01:03
んー、ここよりむしろ他のスレに来ていただければ嬉しいのだけど。

573 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 01:19
あぁッ!家にあった『學問』の単行本(?)何処いったんだ−!!!
今でも時々思い出す、数々のネタ。
日本のマンションの名前の付け方とか、変わった名字の皆さんとか…!!


574 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 01:22
>572
そうなるとこっちが追っかけるのが大変だな(笑)
でもそのほうがいいのかもニャー

575 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 01:23
少年朝日年鑑の忍者漫画が夏目さんとのファーストコンタクトです
最高でした

576 :>夏目房之介 :2000/09/05(火) 02:56
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
       |  おまえも   |
  ∩_∩  |          |
 (´ー`) <  暇な奴    |
 (   )  |          |
  | | |   |  だなぁ    |
 (___)__)  \_____/

577 :名無しさん :2000/09/05(火) 03:29
この停滞をうち破るためには、やっぱり蝶野ばりに
「オラ夏目ェ!ここはテメェのいる場所じゃねえこの三流漫画家オラエーッ!?」
とか煽る奴がいないと。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 04:03
「手塚治虫とファウスト」という題で、文章書こうと思ってたんですが、夏目さんに
先こされてました。まあいいか。

579 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 04:47
適度に荒れてきたね。まさに、先生が来る前の教室状態!

580 :花と名無しさん@こんな時間だけど :2000/09/05(火) 05:58
じゃあ、いっちょ荒らすか。

http://kanazawa.cool.ne.jp/namihei2000/flash/2chcm.swf
http://kanazawa.cool.ne.jp/namihei2000/html/giko01.html



581 :T :2000/09/05(火) 08:32
Pさん

横レスですが‥‥
実は「デビルマン」の翌日の「ぼくんち」の回の時、石川賢氏から番組宛てに
「私はデビルマンは手伝っていません」と直接ファックスがありました。
番組の冒頭で、夏目さんが手をついて謝っていました。(笑)

おまけにその翌日「ドラえもん」の回の時、永井豪氏本人がビデオで登場!
いしかわじゅん氏に「ちゃんと自分で原稿を描いています!」と言ってました。
豪ちゃんってばお茶目!!この週は三夜連続で面白かったです。


582 :名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/05(火) 09:27
「マンガ夜話」スレッドにもかいたが、どうもあの番組は作者本人含め
漫画家視聴率が見ている率が異様に(順当に?)高いような気がする。


583 :名無しさん@愛がいっぱい。 :2000/09/05(火) 09:45
>ニコニコ坊や様・夏目房之介様へ
藤子不二夫批評(但し長編)なら以下です。
http://www.1101.com/cinema/index.html
チェック済ならスマソ

584 :名無しさん@愛がいっぱい。 :2000/09/05(火) 09:47
>夏目房之介様へ
入手可能文庫だけですが、すべて楽しく拝見しています。
漫画表現のなかでも、「笑い」について質問があります。
言葉(ネタ)の笑いではない漫画表現独自の「笑い」といったものは、
御自身が考えるにどういったものがあげられますか?
このような掲示板では模写して説明できないのは心苦しゅう思いますが。
コマを使ったもの(「漫画学」にて言及)のような、紙媒体としての漫画でお願いします。

PS 南伸坊は取り上げて欲しいなぁ。嫌がる人ではないだろうから。
  あの人のモノの面白がり方というのは、多くの人に知って欲しいのに。

このスレを知って、初めて漫画板を覗きました。
もう毎日チェックします。


585 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 12:09
ageta

586 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 12:39
夏目先生あきたんじゃないのかなあ、
もう来そうにないねえ。

587 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 13:53
先生また来てくださいあげ。

588 :傍観者 :2000/09/05(火) 15:22
有名人が来て、丁寧な言葉づかいが横行し「2chらしさ」が失われるという状況は
とても面白い。恐らくは夏目氏以上の有名人が2chを覗き書きこんでいることは確実
なのだが、彼らだって匿名chの楽しさアヤシサに惹かれて来るのだから2chの連中
と、特に意識的に違いがあるわけではないだろう。

夏目氏の評論などは確かに秀逸で面白いが、本来はいわゆる「大衆受け」する人ではない。
2chに特に夏目ファンが多いというわけでもないだろうし、だからといって「ミーハー」
と片づけるのもどうかと思う。

まぁ、色んな意味で「波長」が合うんだろうね。


↑所詮、評論なんてこの程度のものである。歴史に残るほどの有名人の子弟
だとか子孫だとかが評論に向いているというのは必然的な何かがあるのだろう。
少なくとも「英雄」「大政治家」「文豪」「大芸術家」にはなれそうもない。

#要するにこの発言は、2chでは珍しい夏目氏と近い世代の人間としての
感想である。

「漫画板」の常連は、2ch'ler平均より知能程度が少しだけ高等なのかもし
れない。ただ、このスレッドを見てホッとしたのは事実だ。話しの内容自体は
漫画オタク以外にはちっとも面白くはないがね。(笑)少なくとも「タケダ」
や「みずほ」よりはずっといい。

589 :名無しさん :2000/09/05(火) 15:41
生で見るより胸にぐっと来るものがある。ネットはほんといろんな意味で人と人との距離を
縮めるね。後で夏目センセの本探してみよう。

590 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 15:45
田中康夫が来てた時は「康夫ちゃん」って呼んでたよ<2ちゃんねらー

591 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 15:49
他の有名人が来た時のスレッドはあるのかな?

592 :傍観者 :2000/09/05(火) 16:48
田中康夫は「康夫ちゃん」だろー。存在自体が2chに近似しているからね。
その康夫ちゃんが県知事になろーってんだから、そりゃーもうタイヘン。

夏目氏って「あれだけの才能があり、しかも漱石の孫なのに、一般的評価は
イマイチ」って感じなのだよ。だから評論業が成り立つのだろうけれど。

ただあのトシで2chに来たということからの、「イタイ」という感じが
全くしないのは、やはり「血筋」なのかなぁ。。とも思う。
あの神経質そうな感性は「漱石の孫」であることの証しであり、そういう
自身を冷徹に見つめる相対的な視点・・。夏目氏の真髄はやはりどこまで
も相対的な視点を外さないことだろうね。だからこそ一流の評論家と言え
るわけだが。

をいをい、俺まで夏目氏ファンになりそうだ。(笑)


593 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 17:45
みんな房ぴーが漱石の孫だっていうのをけっこう意識してるのかな?
俺は最初そんなこと知らなかったから、なんていうか、漱石の孫だから云々って言い方には
違和感があるんだけどなあ。

594 :ニコニコ坊や :2000/09/05(火) 21:38
>583さん
チェック済ですが、ご親切に有り難うございます。

>皆様
マンガの評論で夏目氏なみに面白くて、しかも書籍の形で入手できるもの
ってほとんどないですよね。四方田犬彦・いしかわじゅん以外であります?

595 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 22:05
夏目さんもう来られないかなー、と思いつつあげ。
そしてくだらない質問を一つ。

マンガ夜話のセットは初期はソファを二つ三つならべた状態で、
出演者の方々は肩寄せ合って語り合っていましたが、
ある時期から予算が増えたのか立派なセットになって、
出演者同士の距離が遠くなりましたよね?
どちらの状態が盛り上がりやすかったですか?
そんなこと関係ないでしょうか?


596 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 22:11
>594
戦後まんがの表現空間 記号的身体の呪縛  大塚英志著 法蔵館
ニッポンマンガ論  Frederik L.Schodt著 マール社
漫画と人生  荒俣宏著 集英社
現代マンガの全体像  呉智英著 双葉文庫

このへんオススメです。デカ目の本屋に行けばたぶんあるよ。

597 :野郎!名無しさん :2000/09/05(火) 22:18
センセが若い頃、「漱石の孫」という肩書きを疎ましく思われてたのは
有名すぎる話。
だから「不肖の孫」には驚いたよ。

598 :P :2000/09/05(火) 22:42
>Tさん
おお、ありがとうございます。
ワハハハハそうか当事者二人から反響があったのか。
でも石川賢氏はデビルマンの終わらせ方の案に抗議して執筆中の永井氏と
激論したとどこかで読んだが。そりゃあファンとしての意見だったのか。

599 :名無しさん@雀 :2000/09/05(火) 22:42
「じっちゃんの名に賭けて」が持ちネタに成ってますからねぇ

ちなみに
「じっちゃんのナニかけて」と書くと
変な想像をしてしまう。

600 :夏目房之介 :2000/09/05(火) 23:35
>514 行きつけのスナックのママ(失礼)かと思ったら、 ご夫人でした(笑

まずいなぁ。手塚賞パーティのとき、若手研究者は「まぼろしママ(小島功)がいる」って噂になったらしい。
彼女の名誉のためにいうと、ふだんは「お嬢さんですか」といわれるときもある。
僕にとっては不名誉。

>515 美術方面の反響などは

「書の宇宙」自体は反響ありません。編者石川九楊氏自身、書論界では異端で無視されてるし。
でも、僕のマンガ論は美術史関係からは評価されます。手法が似てるみたいです。

>518 名前:Y

別に深い考えがあっていったんじゃないけど、状況論も批評でしょう。
でも、テトリスってゲームが単純なしくみのどこで人間を引き寄せつづけるのか、
何をもって人間はあれを続け、楽しむのか、ってことがわかる批評もありうるんでは?
その場合、テトリスの作家論じゃなくて、受容論みたいになるのかな。
それと、別に文章へたじゃないですよ。

>523 夏目さんの、石川さんにお聞きしたかったんだけど、 と聞くと空港の麻薬取締り犬があたまをよぎるのはなんでですか。 自分にはさっぱり分かりません。

あたしにも、さっぱりわかりませんが、いったい何なんだろう、この質問形?

>549 BS夜話のデビルマンの回に夏目さんが「ここは石川賢の絵だ」と断言したことに
モーニング誌上で永井豪氏が「それは違う」と抗議していた

あれは僕の勇み足です。いしかわさんが番組内で「違うよ本人だよ」と訂正されました。
でも、永井さんは、僕といしかわさんと岡田さんの発言をごっちゃにされて怒られてるとこがあって、テレビの対話ってなかなか微妙だなと思います。
どうしてもカタキ役はいしかわさん、次に岡田さんになっちゃって、僕は大月さんの次あたりだったりして、じつに楽しい・・・じゃなくて、面白い、いや困ったもんです。

601 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 23:39
あ、来てらっしゃる(笑)
まだ飽きてはなかったんだあ。良かった

602 :夏目房之介 :2000/09/05(火) 23:50
>556 夏目氏の顔って哲学者のヤスパースに似てないかなぁ?

緒方拳は恐縮至極ですが、ヤスパースって今国民百科でみたけど、似てないと思うけどなぁ。
これまでいわれたのはYMOの細野さん。あと、ビリーバンバンの兄(古い)。

>584 名前:名無

南伸坊さんについては、昔「読書学」でちょっとと、「風雲マンガ列伝」(小学館 00年)で少し書きました。
ついでに、宝島30のはご指摘もあった通り「マンガと戦争」(講談社新書)。
それから「不肖の孫」は多分来年ちくま文庫になります。でも、単行本もまだあると思う。宣伝でした。

「笑い」云々については、原稿料もらう程度の分量で書かないと無理でしょうなぁ。

誰かいってましたが、暇でもないのに「暇な奴」をやってるので、勝手気侭にしか来れません。
答えも、だいぶ重複がふえ、僕も何となく雰囲気慣れしてきて、適当に目についてものだけ答えます。
あしからずご了承ください。
なんか、他にもたくさん答えたいものあったんだけど、どんどん進んじゃうし、せっかく書き込んでもらってもHPまでみてる余裕がないんです。




603 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 23:56
ビリーバンバンの兄とか言われても知らないッス・・・
細野さんに似て、ますかね。雰囲気はちょっと似てるかなあ?
そういや宮谷一彦のときに「はっぴいえんど」のレコードジャケット持ってきてましたなあ。


604 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:02
>夏目さん。
「ヒゲとボイン」のコマには、読む順番が右上に書いてあるのですが、
あれは小島さんのこだわりなんでしょうか。もし読者への親切だった
ら、そろそろ「無くても読めますよ」って言ってあげた方がいいと思
うんですけど。

605 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:03
こんばんわ、夏目先生。

夏目先生にかかれば、どんな漫画でもご自身の立場で分析できるように
思われるのですが、もし、「魅力は感じているのだが解析が困難と考えて
いる漫画」などありましたら教えていただきたいのですが・・。

606 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:08
>でも、テトリスってゲームが単純なしくみのどこで人間を引き寄せつづけるのか、
>何をもって人間はあれを続け、楽しむのか、ってことがわかる批評もありうるんでは?

夏目さんだったらたとえばどのように批評しますか?

607 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:14
夏目先生のご本は図書館で借りて殆ど読みました・・なんて言うと作家としてどのように感じますか?ご自分の著作が読まれて嬉しいor印税が入って来ないのでむしろ腹立たしい

立ち読みや、古本屋で揃えたり、図書館や漫画喫茶で読むのはドロボーと同じ、きちんと買って読まない読者はファンではないと発言した作家さんがいたようで、少女漫画板で「漫画家さんて、古本屋行くのかな?」というスレッドが立っていたので( http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gcomic&key=964237873 )先生のお考えをお聞きしたいのですが。

608 :名無しさん@お腹おっぱい。 :2000/09/06(水) 00:24
昔どこかで「粋なトラブル」がサイン入りだったので買ってきました。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:28
>夏目先生こんばんは

先生の漫画評で「つげ義春」さんをとりあげたものはあるのでしょうか。
いままで先生の著作のなかで、見たことがないのです。
先生がいつか、つげさんの漫画評をされるのでは?と期待していたのですが、
まだ、みつけるには至っていません。(見落としだったらすいません)
とても、私は好きな漫画家なのですが、周りに面白いというひとはいないのです。(暗くて絵が古いということで)
先生の書評が大好きなので、いつかは・・・と期待しているのですが。
もしかしたら、あまり興味の持てる漫画家でしょうか?

610 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:30
めぞん一刻の最後のほうを読んで泣かれたというのを
見て以来の夏目さんが好きになりました。まんが夜話にはでてほしかったなぁ。
しょうもないかきこみですいません。

611 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:41
>夏目先生

コミックトムに連載されていた、横山先生の「三国志」。
登場人物の見分け、容易につきましたか?
私は鎧の目をかぞえたり、微妙にちがうヘアスタイルやヒゲで、
判断していました〜。(笑)


612 :>夏目先生 :2000/09/06(水) 00:47
>>602
「どんどん進んじゃう」って、質問がどんどん埋もれていっちゃうってことですか?
いま最初の行でやったみたいに、
>>その質問の番号
という風に書くとそれをクリックしただけでそこへ飛べます。埋もれた質問に答える
ときにはご参考に。

613 :夏目房之介 :2000/09/06(水) 00:49
>607 夏目先生のご本は図書館で借りて殆ど読みました・・なんて言うと作家としてどのように感じますか?

そりゃもちろん「自分の著作が読まれて嬉しい & 印税が入って来ないので悲しい。
両方でしょ。前者が表現者、後者が生活者。

立ち読みや、古本屋で揃えたり、図書館や漫画喫茶で読むのはドロボーと同じ、きちんと買って読まない読者はファンではないと発言した作家さんがいたようで

図書館も古本屋もいかん作家は不勉強というのでは?
少し考えればわかることだけど、そんなアホな話はないわけで、立ち読みやマンガ喫茶だって別にわるかぁないと思うけどなぁ。

>609 先生の漫画評で「つげ義春」さんをとりあげたものはあるのでしょうか。

あれー、けっこうあるつもりだったけど。
比較的まとまったのは「マンガの力」(晶文社)に入ってます。
「風雲マンガ列伝」(小学館)にも少し。

>606 テトリス夏目さんだったらたとえばどのように批評しますか?

夫婦ではまって息子にばかにされたんだけどね(奴はゲームに興味ない親をひきこむ算段だったんだけどさ)、そんときは二人でさんざん議論した。
でも、もう忘れたなぁ。
本格的にやると、相当難しい問題だと思いますよ。

614 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 00:55
>自分の著作が読まれて嬉しい & 印税が入って来ないので悲しい。

岡田斗司夫さんなんかは自分の著作をHPで結構公開したりもしてますよね。
著者の考えによるんでしょうが、ネットが発達すると、印税がどうこうって結構難しい問題になるんじゃないですか?



615 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:00
たがわ靖之さんに追悼のコメントを一言・・・

616 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:02
スレッドタイトル「夏目房之介さんについて」改め「夏目先生への手紙」

最近来たんですが御本人降臨なんですねここ…どびっくり

617 :609 :2000/09/06(水) 01:07
>夏目先生レスありがとうございます

「マンガのちから」「風雲マンガ列伝」
まだ、読んでないです。早速、明日注文します!
ものすごくたのしみです〜


618 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:07
房ぴーの言葉遣いはくだけてきたのに、未だに質問する側は腰が低いのでおもろいれす

619 :名無しさん@魚喃キリコ萌え :2000/09/06(水) 01:13
>>613
>立ち読みやマンガ喫茶だって別にわるかぁないと思うけどなぁ。

絶版で手に入らないという状況もありますもんね。

620 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:35
親鳥に餌をねだる雛鳥がこんなにいっぱい・・・ネットの基本はギブアンドテイクじゃないのかな?

621 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:50
>619
立ち読みや古本屋のおかげで本が売れなくて絶版になるんだって言ってた

622 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:51
質問。
これから先、革新的な漫画(漫画家)が出てくる可能性はあると思いますか?手塚治虫とか大友克洋みたいな。


623 :俊公 :2000/09/06(水) 01:54
表現者・編集者・評論家、マルチな竹熊健太郎さんについて先生はそれぞれどうお考えでし
ょうか?
先生とは「マンガの読み方」において、共同研究&執筆されてますよね。

624 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:55
>夏目先生

「読書学」のなかで

「本とは・執着・の別名なのである。なかなか捨てる勇気といううものがない。」

と、ありますが、いま現在もそうなのですか?
私も本を捨てることが出来ず、たまる一方です。
結果、・威圧感のある本棚・と化しています。
その本をそらんじることができる位によみこなしていてもすてられないです。
逆に、愛着が湧いてしまって。
僅かな行数の部分が好きなだけでも、捨てられずにとって置いてしまいます。
本を買う行為も好きなので、どつぼです。
そろそろ本棚の整理を・・と、思っているのですが並べ替えるだけになりそうです。
整理なのに、読み込んでしまう自分の姿が目に浮かぶ。嗚呼・・・

625 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 01:59
>620
まあ、確かに。過去ログを読むとそうでもないけどね(金曜、土曜あたりの受け答え
を見てみなさい)。いまはちょっと落ち着いた感じ?

626 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 08:39
意味も無くage

627 :名無しさん :2000/09/06(水) 09:25
『マンガは哲学する』についてどう思われましたか?

628 :なの :2000/09/06(水) 10:28
私は、長塚京三さんに似てると思った。

629 :ニコニコ坊や :2000/09/06(水) 11:19
>596様
ご親切に有り難う。



630 :kusatyu :2000/09/06(水) 11:49
也λ也 しヽ 、 しヽ ⊃もぁЧか~とぅ二~さ~ しヽ ます
ゎ T= ιは二~らλのとぉЧちゅぅほ~ぅ乙~すか~
也λ也 しヽ はすき乙~す
と しヽ ぅ 力丶 すき (こ Tょ Чまι T=
2ちゃλのふλ しヽ きをぁし~ゎっ乙 しヽ っ乙< T=~ さ しヽ ね


631 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 12:12
>これまでいわれたのはYMOの細野さん。
なるほど横に伸ばすとそんな感じ(笑)

そーいや最近サークルKのCFではっぴいえんどが使われてて
とうとうあの時代が一巡りしつつあるのかーって気がしたんだけど(20代なのに…
多分再燃とかそんなこともなく終わるだろーね…
関係なくてすみません。

最近はさべあのまキャラ萌えとゆー意味不明なまんが生活。あげ

632 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 14:08
宝島30の質問をした者です。
今日早速『マンガと「戦争」』を買ってきました。
これから読みます。楽しみー。
(夏目さん、今月はココ効果で印税が増えるかもしれないですね(笑))

『学問』は見つからず・・・。うぐぐぐ、再版してくれー。


633 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 15:22
夏目先生の漫画のなかでは「戯漫主義の復活」が好きです。爆笑モノです。もう絶版かもしれませんが…

その当時、みなもとたろう氏が「グループ」の連載の中で「夏目房之介が漱石の孫というのは、どうやら本当らしい」と書いていたのを思い出します。先生の名前が今ほどマスメディアに露出していなかった頃の話。あれからもう20年近く経つんですよねえ…


634 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 15:51
「Number」のコラム面白かったです。
また「人間大学」のような企画があれば良いのに(^^


635 :634 :2000/09/06(水) 15:55
で、このスレッドにぶち当たり(驚きました)
先生のご尊顔を思い出そうとして、
しかし何故か、考古学の吉村作治氏のお顔が
浮かんでくるのですな(笑)。
最終的には中村有志氏を経由して夏目先生に辿りついたのですが(笑)

636 :夏目先生リンク :2000/09/06(水) 16:02
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=964952770&st=162&to=169&nofirst=true

637 : :2000/09/06(水) 16:30
今日このスレ発見しました!今まで気付かなかったことに後悔‥‥
「学問」で夏目氏と出会い、一連の手塚評論で今まで気付かなかった
漫画の読み方を知り、他の著作も殆ど読みました(買いましたじゃ
ないところがミソ)。今では「心の師匠」と呼んでいます(^^;)。
ご本人のHPは無いものかと探し回った時期もありました。こんな所で
肉声が聞けるだなんて‥‥!感動です。色々お聞きしたいことは
山ほどあるのですが、今は興奮してるので自粛。
九月中旬〆切の原稿‥‥もうちょいですね。それともまだまだと思える
日数なのか‥‥


638 :夏目房之介 :2000/09/06(水) 18:09
>614 岡田斗司夫さんなんかは自分の著作をHPで結構公開したりもしてますよね。
著者の考えによるんでしょうが、ネットが発達すると、印税がどうこうって結構難しい問題になるんじゃないですか?

そうでしょう。サイト向けの作家ってのもいるし(僕もけっこうそうかも)、基本的には広報宣伝に当たるでしょうが、いずれにせよ取り入れていかなきゃやってけないでしょう。
でも、日本の出版界も、作家も、ある意味不勉強なので、怖がってるとこはある。
とはいえ、僕も勉強中なんですが。

>619 >立ち読みやマンガ喫茶だって別にわるかぁないと思うけどなぁ。
絶版で手に入らないという状況もありますもんね。

そう。既存の出版流通書店の不勉強で、品揃えが悪く、消費者ニーズに答えきれてない。
なのに、自己点検以前に他の悪口いう業界に、さすが温厚な私もむかついてる昨今ですが。

>616 御本人降臨なんですねここ…どびっくり

ご光臨って、わしゃ神様ですか。神様、肩こってんだけどな。

>622 革新的な漫画(漫画家)が出てくる可能性はあると思いますか?手塚治虫とか大友克洋みたいな。

基本的にはないです。媒体と社会がある成長史のなかでありえたことなので。
あるとすれば、媒体そのものが変容するときかな。

>623 竹熊健太郎さんについて

好きです。本も人物も。「べらぼうな人々」「私とハルマゲドン」ともにいい本です。
でも「マンガの読み方」のときは、あのおしゃべり暴れ馬を統御するのは大変だった。
二度とやりたくない。


639 :夏目房之介 :2000/09/06(水) 18:12
>627 『マンガは哲学する』について

それ、サイトの書評に書いたな。e-sekaiとかいう。
あれはともかく、永井均は面白いと思ってますが。

>628 長塚京三さんに似てると思った。

似てるかどうかはともかく、なんか僕の好きな役者が多いのは嬉しいな。

>632 『マンガと「戦争」』を買ってきました。
『学問』は見つからず・・・。うぐぐぐ、再版してくれー。

毎度お買い上げありがとうございます。
ついでに新潮社に励まし・・じゃなくて再版希望のお手紙を。
無理か。視聴者に弱いNHKじゃないからな。

>637 名前:鉄

ありがたですね〜ほんとに。
HP、つくりたいけど、色々事情もあって。
つくんなきゃとは思ってるんですが、パソコン音痴だし、時間もなあ。



640 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 18:26
マンガ夜話では従来のような形式の取り上げ方しか
しないのでしょうか。
例えば一作家の作風の変遷であるとか最近の漫画雑誌に
ついての雑感とか、あれだけのメンバーがいるのだから
もっと広い角度で語ることもできそうに思うのですが。
夏目さんと直接関係なくて恐縮ですが、もしそのような
予定でもあれば教えていただきたいのですが。

641 :あかり :2000/09/06(水) 18:38
質問です。
先生のパソコン歴、インターネット歴は如何ほどなのでしょうか。
ネット内でネタや資料を探すときもあるのでしょうか?

642 :T :2000/09/06(水) 19:00
傍観者さん

>有名人が来て、丁寧な言葉づかいが横行し
>「2chらしさ」が失われるという状況は とても面白い。
これって実際のところどうなんでしょう。
2ちゃねらーが大人しくなったのか、それ以外の人が増えたのか。
私は後者で、友人にココを教えてもらいました。普段は2chは見ません。
夏目さんが「2ちゃねらー以外の人を引き寄せた」とも言えるのでは‥‥。
そういう意味では、私もミーハーなんですけどね。

>夏目氏の真髄はやはりどこまでも相対的な視点を外さないことだろうね。
>だからこそ一流の評論家と言えるわけだが。
これ、まったく同感です。
私の友人には、その「あくまで冷静な部分が嫌い」という人もいますけどね。

Pさん

>ワハハハハそうか当事者二人から反響があったのか。
「陰陽師」の回では、原作者が登場!
作者自身が出演する日も近い!?
でも、そんな根性のあるマンガ家いるかなぁ〜。
それこそ「リング」が必要かも‥‥。(笑)

★夏目さんに質問です

「マンガ夜話」で、「今回は素晴らしい出来だった」という回はありますか?
宮谷さんの時のように、個人的に思い入れの強い回もあるでしょうが‥‥。
ちなみに「札幌イベント」は大変楽しゅうございました!!


643 :フィル :2000/09/06(水) 19:20
夏目さん、はじめまして。HN、フィルといいます。
友人に夏目さんがここに表れていると聞き、質問をしにやってまいりました。

構想だけが先走りし、自分の力量が追い付かず、なかなか作品をものにできない漫画家の卵に夏目さんだったらどのような言葉を投げかけますか。
ここを見ている、私を含めたすべての漫画家志望者のためにお答えをいただけたら光栄です。



644 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 19:56
夏目せんせいに質問です。
「人生の達人」文庫版の表紙イラストは、ご自分で彩色されたのですか?

645 :484 :2000/09/06(水) 20:59
>642
あ、なるほど。2ちゃんねらーでない夏目ファンが集まってると。
たしかにこの雰囲気なら(他のスレと違って)初心者にも入りやすいですね。

646 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 21:26
このスレッドのオフ会ってのは無理ですか?
もちろん夏目さんを囲んで。

あああ、またミーハーなコトを書いてしまった。

647 :還元さん :2000/09/06(水) 21:39
なんか
「ロビーやラウンジで直リンされたら
 木っ端微塵に弄くりまわされそうなBBS」
みたいな雰囲気になってきたな。


648 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 22:27
マンガ夜話初期は楽屋で盛り上がりすぎて本番に支障がでた
らしいですが、いまはどうなんですか。

649 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 22:37
夏目さん。
>HP、つくりたいけど、色々事情もあって。
ここに来てるようなファンにHP作ってもらって寄生すればいいんじゃないですか。




650 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 23:01
639 名前:夏目房之介 投稿日:2000/09/06(水) 18:12
>627 『マンガは哲学する』について

それ、サイトの書評に書いたな。e-sekaiとかいう。
あれはともかく、永井均は面白いと思ってますが。つまんねーよ
出直せ


651 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 23:08
カワイソウダカラ
ホットケ∧∧  ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ( ゚Д゚) ( ゚Д゚) <  ちょっと夏目漱石の孫とか名乗ってるキチガイをヤってくる!!
    | ⊃|⊃ゞ  |⊃ \________
  〜| _ |ガシッ!!!| ″
    ∪∪ ∪∪




652 :>651 :2000/09/06(水) 23:40
 ∧⊂ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (゚Д゚)ノ < いや、どうやら本物の孫ラシイ。
 (|  |    \__________
〜|  |
  ∪∪



653 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 23:48
――――――――――――――
夏目君知ってる?
__  __ .r――――――――
    ∨   | 千円札の肖像使用料でウハウハだってね
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /〃∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨%(´∀` ) < んなワケねえだろ
__ ∧ ∧__∧_∧___)_ \_____
  (   ,,)日(    .)□   
― /   | ― (     )―――
\(__.ノ    ━┳━)
 ━┳━   └ ┃―・゛
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄




654 :夏目センセへ質問 :2000/09/06(水) 23:52
┌───────────────┐
|   Λ_Λ      よ  ど ギ モ  |
|  ( ´∀`)       い ち コ ナ |
|             か ら は  |  |
|   Λ_Λ         が    と |
|  (゚Д゚ )                  |
└───────────────┘


655 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 00:18
>642 「あくまで冷静な部分が嫌い」という人もいますけどね。

うん。それあるでしょうね。とくに熱血系マンガで育った世代で、いまでもそれを基準にしている人がそうなのかもしれないな。
でも、それってひとつは育ったマンガの時代が違うのと、僕が批評をなるべく遠くまで届くものにしたいからで、しょうがないですね。
性格もあるし、僕自身は世代感覚に拘泥するのはきちんとものをいえないってことと同義のように思えた時期があったので。
一度、世代共有感覚から離脱しないと、僕にとって広くて面白い場所に出られなかったんですね。
それからまた戻って味わい、考え直す行為は必要でしょうけども。

>643 構想だけが先走りし、自分の力量が追い付かず、なかなか作品をものにできない漫画家の卵に夏目さんだったらどのような言葉を投げかけますか。

僕自身がそうで、結局マンガ家じゃなくなったからなぁ。いしかわさんなんかのほうが適任じゃないかなぁ。
それに具体的な症状を聞かないと、いい加減なことしかいえない気もする。とにかく、描き続けるしかないんじゃない、とかね。
日本の漫画家って、自分でキャスティングして、脚本書いて、ディレクターやって、プロデューサーやるから、大変だよな。
構想ばかりってのは、脚本の発想ってことだとすれば、ディレクターやプロデューサー能力が必要ってことでしょうか。

656 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:25
今夜は1レスですか。

657 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:26
>日本の漫画家って、自分でキャスティングして、脚本書いて、ディレクターやって、プロデューサーやるから、大変だよな。

思うんですけど、それって分けられないんですか?アメリカみたいな分業制、とまでいわないですけど。
なんか大変だなあと私みたいなトーシロでもときどき同情してしまうんですか。

658 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 00:26
>648 マンガ夜話初期は楽屋で盛り上がりすぎて本番に支障がでたらしいですが、いまはどうなんですか。

今は楽屋でガス抜き状態になってますかね。
でも、こないだ山田五郎さんが放映後の楽屋で「出版夜話」状態で話してくれて、あまりに面白さに誰も帰れず、1時間たっぷり暴走しました。
放映どころか出版も絶対できない内容。出演者の役得です。

>649 ここに来てるようなファンにHP作ってもらって寄生すればいいんじゃないですか。

ははぁ、そういう手があるんですかね。なるほど。
寄生はなかなか魅力的なアイデアだなぁ。
できれば、英語堪能な人だと、海外の知り合いにも読んでもらえるかな。



659 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:26
タイピング能力が気になるなぁ〜

660 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:31
>ははぁ、そういう手があるんですかね。なるほど。
>寄生はなかなか魅力的なアイデアだなぁ。
>できれば、英語堪能な人だと、海外の知り合いにも読んでもらえるかな。

うら!誰か作れ(笑)



661 :P :2000/09/07(木) 00:32
>どうしてもカタキ役はいしかわさん、次に岡田さん
あはははは。なるほど。
TV発言に恨みを持った漫画家に刺されるということもあるかもしれませんな。
で、「ちがう・・・それを言ったのは・・・なつ・・・め・・」と言って
事切れるわけですな(笑)

趣味で将棋を指すのですが、プロの若手が批評家を待望するような文章を
書いてたことがあります。
だけど、将棋のように最善手があるゲームについてはプロ級の腕がないと
難しいと思いましたな。エッセイや観戦記など、批評の周辺にあるものなら
別だけど。
テトリスも似たようなものでは。RPGなどだとちょっと違うかもしれませんが。

662 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 00:36
>657 アメリカみたいな分業制、とまでいわないですけど。
なんか大変だなあと私みたいなトーシロでもときどき同情してしまうんですか。

そう思うよね。香港もアメリカタイプだし、日本だってある部分そういうことはやってる。
でも、作家主義だから、みんな恥ずかしいことみたいに、隠そうとする。
でも、その発想そのものは、すでに少年マガジン創刊の時点で、原作って形でスタートし、さいとうプロが実現もしてる。
有効な部分を考慮して、やってくことは可能だと思うけど、けっこうそういう価値観の文化って根強いし、システムがそうできてるからな。
書き下ろしの問題もでそうだけど、きちんとみんなが食べられる状態にしないと難しいでしょ。
でも、日本マンガって戦後相対的にずっと安くてのびてきて、原稿料もけして高くない。
だって週刊だと連載じゃ食べられなくて、単行本で始めて食えて、もうけるには著作権の他分野展開にならないと、っていう状況は、じつはマンガ自体は恵まれてるわけじゃないんじゃないかと。
ま、これから海外のマンガ文化、システムとの交流があって変わっていくと面白いけど。




663 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:37
>Pさん
技術的なことはそうでしょうが、「テトリスはなぜ楽しいか」は腕に関係なく考えられるんじゃないですか?
その「なぜ楽しいか」はかなり難しい問題だろうけど。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:37
波南カン子さんが大好きだったのですが、自殺したそうですね。あの、
男の夢を全否定するかのような女性たちがかなり面白かったです。惜
しい人を亡くしました。

665 :質問です :2000/09/07(木) 00:42
韓国女と一発やりたいんですけど、どうしたらいいですか?

666 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 00:45
>661 TV発言に恨みを持った漫画家に刺されるということもあるかもしれませんな。
で、「ちがう・・・それを言ったのは・・・なつ・・・め・・」と言って
事切れるわけですな(笑)

あはははは。それ面白い。ダイイング・メッセージで猫が描いてあったりして。
でも、漫画家だからなぁ。もっとねちねちしそうだな。縛って丸ペンで刺してくとか。
あ、そういえば、昔どんな漫画家の作品もそっくりフェイクできるゴーストライターが、暗殺されかけるってマンガ描いたことがある。
で、最近ある新聞広告の仕事で向こうが送ってきたラフが、もう驚くほど僕の作品まがいのペン入れされた完成品なんだよね。
でも、やっぱりこまかいとこマンガとしてつまんないので、直してこっちからまたラフ入れたら、広告主が「元に戻せ」っていってくんだもんな。
そういう職業の人がいて、マンガを集めて研究して、そっくりに描くんだそうだけど、面白い経験だったなぁ。

いかん、エッセイを書いてしまった。


667 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:54
>>666
多分、その仕事人の名は、コミックマスターJと言うのです(笑)

668 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 00:56
>667
うまい!!

669 :フィル :2000/09/07(木) 01:28
夏目さん、返信ありがとうございました。

私の場合の具体的な症状というのは、脚本を書く時の問題にあります。
おもしろそうなシーンを考え、演出することは、自分なりにはできるのです
が、それらをスムーズにつなげることができないのです。
脚本をあらかじめかっちり決めてしまうと、自分の持ち味だと考えている演
出力が抑制されてしまうし、強引に物語をつなげると、なにかリズムが失わ
れたり、物語の辻褄があわなくなってしまいます。
ゴダールのように黒抜きの字幕(のようなもの)を入れて無理矢理つなげる
ことも考えたのですが、それでは私が自分のマンガにもとめるエレガントさ
が得られないような気もしています。
これは私の敬愛する作家のレイモンドチャンドラーも生涯抱えていた問題な
のですが、彼は結局、問題を解決することができなかったようです。
画力は練習すれば、少しずつついていくというのは実感としてあるのですが、
こうした問題は難しいものですね。

しかし、こういった具体的なことよりも先人の偉大な仕事を見ているせいか、
今現在、自分の持っている物に満足できず、理想を追い過ぎてしてしまうの
が一番の問題なのかもしれませんけど、、、、。


>>とにかく、描き続けるしかないんじゃない、とかね。

これはまさにその通りです。とにかく日和らないで長く続けることをいつも肝に命じています。漫画家ではありませんが、チャンドラーは40を軽くこえてからデビューしたのですから、まだまだです。

>> 日本の漫画家って、自分でキャスティングして、脚本書いて、ディレ
クターやって、プロデューサーやるから、大変だよな。

でも、だから小回りが効いて面白いし、やりがいがあるのは確かです。
夏目さんの文章からもそういったものは、良く伝わってきますよ。

夏目さん、お忙しい所、本当にありがとうございました。
では、いつか私の作品が夏目さんの目にとまることを夢見て。


670 :アルトバイエルン :2000/09/07(木) 01:32
夏目先生、皆様、漫画以外の質問よろしいですか?

東京新聞の連載毎回楽しみにしています。

ちょっと前だったと思うんですが、
「気持ちはいまでも結構若手(若造かな?)なのに、
偉い人扱いされちゃってお尻がむずがゆくなるけれど、
まー年とったんだからしょうがないやね・・・と
受け入れられるようになった」
というようなことを書いておられたように思います。(うろおぼえ)
その、「若手から見たら自分も偉い人」っていう自分の位置を
認識して受け入れられたのはいつごろのことですか?
(何歳頃とか、どういう仕事してた時とか)

今、いつまでも若者でいたい(=責任を取りたくない)って
思っちゃってる中途半端な、年齢だけ大人、って人多いですよね。
あれを読んで、私も、周囲が認める自分の位置を自然に受け入れられる
大人になりたいなあ・・・と思いました。
って、充分大人か。すみません。          (27歳・女)

671 :P :2000/09/07(木) 01:34
>縛って丸ペンで刺してく
そりゃただの刺青ですわ(笑)
でもねちっこくて自分の作品についての批評にはいきなり興奮する人が
多そうだから、夜話に作者を呼ぶのはやめにしといたほうがいいでしょうねえ。
一回なら悪夢とか伝説の第XX回とかですむけど、毎回となるとそうはいかない。

>663
むずかしいですが、最善を尽くせば勝ちあるいは高得点、というものでは
通常、評論より技術論の範疇ではないかと思ったもので。
答えのあるものを探求する楽しみは数学などと共通するもので、
それの分析はなされているのではと思います。具体的には知りませんが。
それを突き抜け、技術を超えたところにのぞく人間性などは批評の対象と
なるかもしれず、それができるのは技術が相当秀でた人間だろうと
考えたのです。

ああ、むずかしいことをながながと書いてしまった。
いしかわ氏のチャームポイントは、ヒゲです。

672 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 02:31
>669 シーンを考え、演出することは、自分なりにはできるのです
が、それらをスムーズにつなげることができないのです。
脚本をあらかじめかっちり決めてしまうと、自分の持ち味だと考えている演
出力が抑制されてしまうし、

伺ってると、僕などがアドバイスする必要ないです。御自分の焦点はあってるんだろうから、苦労するだけなのかも。
参考にならないけど、僕は最初きっちりネームきってコマ数決めて描いてました。
でも、いざペン入れすると、どうしてもアドリブ入れたくなっちゃって、結果構成が破綻したりしてました。
でも、あるとき苦し紛れに、描きたい場面、思い付いた演出だけ先に描いて、それをつなげてみたら、うまくいったんです。
それから描きたいラストとか、盛り上がりだけ考えて、あとはもうアドリブでつなげるようにしました。
そのとき、ペンタッチも軽いものに変わっちゃいましたね。

>670 いや、気持ちが若いってより、なんか「権威」みたくみなされる距離感が、自分で理解できなかったんです。
それを受け入れよう、それしかないって思ったのは、じつにここ2年くらいですよ。
フリーだから遅いのかもしれない。
でも、若いっていわれて喜ぶだけのおじさんってのが、どうも間違ってるように思えるんですよね。
あの連載、今6月なかばまでの分を加筆して単行本化してますが、それだと文章量多いので、もう少し丁寧にわかってもらえるかもしれませんが。


673 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 02:38
あ、すいません。
670さん、6月なかばじゃなくて8月なかばまでの間違いです。

偽者疑惑も興味深く見せていただいたんですが、案外冷静かつバランスのある対応になっていくんで、感心しました。
どっちだって面白きゃいいじゃん、っていうのが、僕としては、自分に近い意見だたですね。

自分の発言で場が変わっていくのを、ネット上で見られて、色々勉強になります。
途中で、失礼ながらフィールドワークみたいな感じでやっていたので、他の要素を入れまいとしたんですが、そろそろ僕も慣れてきたので、なんか考えるかもしれません。

本日は、このへんで。
おやすみ。

674 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 02:39
質問いいですか。

最近多い、「漫画文庫」については、どう思われますか。
気軽に入手できるのはいいんですが、
どうしても絵柄や空間より、テキスト(台詞)のほうに目がいってしまい
漫画を読んでる実感が薄いような気がします。

2chの皆さんの意見も聞かせていただけると嬉しいです。

675 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 02:48
夏目先生こんばんは。
あまり、知識はないのですがお話に参加させてください。

漫画の共同制作について出ていましたが、合作漫画についてはどう思われますか?
有名どころでは、藤子不二雄、ゆでたまごなんかですが、脚本、作画の分業だけでなく
少女漫画などでも担当キャラを決めて、ネームから作画まで完全合作の作品もあります。
私は、複数の作家の個性がうまく牽引しあって各個人の作品とは違った面白い物になると思うのですが。

676 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 03:24
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=famicom&key=967836422&ls=50

夏目さん、こっちも参加してくれー
煮詰まっているようだから

677 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 03:51
テトリスが何故楽しいかという話ですけど、
ゲームの根元的楽しさの一つに「欠落を埋める」というものがあって、
実際かなり多数のゲームは「プレイヤーが動かさなければ進行しないという
「欠落」を埋めるようにプレイしていく」という見方もできるわけで、
テトリスの「自分で好きなように穴(欠落)を作りつつ埋める」というルールは
面白くて当然。…というような批評をどっかで読んだ記憶があります。
すごく納得がいって面白いなと思ったんですけど、どうでしょう?

678 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 04:20
眠るのに失敗してしまった。

>674 「漫画文庫」
どうしても絵柄や空間より、テキスト(台詞)のほうに目がいってしまい 漫画を読んでる実感が薄いような気がします。

たしかに、あくまで復刻っていう位置づけですね。小さいから資料本の量に脅かされる身としては便利なんだけど。
あれが売れたのは、棚が新たに設けられたっていう側面も無視できないし、今のマンガ不況では重要な商品ですけどね。
海外には文庫って形式ないので、それからするとあったほうがいいけど、限界もある。
もともと文庫向きのマンガでなければ、まぁ、本来の版がいいってことでしょうが。

>675 合作漫画

分業も合作も、集団制作のバリエーションでしょうし、アシシタントやデータマンもそうでしょうから、いろんな可能性をさぐるほうがいいんでしょうね。
一方で、一人で全部やるからこそ面白いってことも、他の方あいったようにあるわけで、基本的に多様性のあったほうがいいんじゃないかと。
日本の市場なら、それができる余裕はあると思いますが。

677 テトリスの「自分で好きなように穴(欠落)を作りつつ埋める」というルールは
面白くて当然。…というような批評

うん、面白いですね。そういうのは批評になりうるんじゃないでしょうか。
人間ってへんなもんだと思う要素が、あのはまり方にはあるな。


679 :フィル :2000/09/07(木) 04:21
夏目さん、返信ありがとうございました。

他の方の質問もあるし、いつまでも御好意に甘えているのはみっともないので、この件について最後の書き込みをさせていただきます。

>>御自分の焦点はあってるんだろうから、苦労するだけなのかも。

夏目さんの仰る通り、苦労するだけなのかもしれませんね。
けれども、ストーリーに色々なトピックを引っ掛けていくと、少々ごてごてとした読みにくい物になってしまうので、流れるように話を描ける人を、うらやましく思ってしまうのも事実です。
しかし、これはマンガ的バランス感覚の鋭い岡崎京子さんでさえ、ストーリーとトピックのバランスの取れた「リバースエッジ」をものにするまでに、10年以上の歳月かかっているのだから、私ごときが簡単に実現できなくとも、もしかしたら、当然のことなのかもしれません。そう考えると気が楽になれます。

>>いざペン入れすると、どうしてもアドリブ入れたくなっちゃって、結果構成が破綻したりしてました。

これは良くわかります。私の十八番です。うーん、と頭を抱えて考えている時はアイディアがでなくても、いざ、ペンを入れる時になるとアイディアが出るんですよね。まったく、困ったものです。自分の頭の血のめぐりの悪さに少しうんざりします。

>>あるとき苦し紛れに、描きたい場面、思い付いた演出だけ先に描いて、それをつなげてみたら、うまくいったんです。

この方法は勢いと、なんというか、自分の描いた物を信じ抜く強い精神力みたいなものが必要そうですね。
でも、もしかしたら、私には今、そういったものがちょうど必要なのかもしれません。自分の描いた物に確信を持つのは非常に困難なことですが、ぜひ、この描き方を試してみたいと思います。私にできる事はただ描いてみる事だけですから。


夏目さん、本当にありがとうございました。心から感謝しております
お陰さまで、今、私の心には、小さな炎がやどりました。


PS このスレッドに夏目さんがお題をくれるのも面白いと思うのですが、どうでしょうか。



680 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 05:00
>679 この方法は勢いと、なんというか、自分の描いた物を信じ抜く強い精神力みたいなものが必要そうですね。

フィルさん、チャンドラーでしたっけ、やっぱかなりストイックなとこある方なんでしょうか。
僕は、ほんとに締め切りに追いつめられて、とにかく何頁か描かざるをえず、やけっぱちで、それを最後にもってきてやってみたんですよ。

それで、多分、大切なのは「自分の無意識の流れ」を信じるってことだったように思います。
むろん、無意識がそれだけの蓄積をもってたんでしょうが、別に神秘的なことじゃなくて、なんていうか。
これで誰かが死ぬわけじゃなし、やっちまえ、って感じだったかな。
人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。
それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね。

スレッドのお題ですかぁ。
孫の草枕とか。
猫のお茶会とか。
だめだ、眠くてアタマが死んでる。
では、このへんでほんとに寝させてもらいます。

681 :674 :2000/09/07(木) 05:01
夏目先生、お休みになろうとしていたのに
レス頂いて・・・・なんかすいませんです。
ありがとうございました。

>>679 さんの、先生からのお題ってのも面白そうですね。

682 :夏目房之介 :2000/09/07(木) 05:07
フィルさん、あと一言。すいません。
無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

厳密にえば、これらは比喩かもしれませんが、表現者にとって比喩や象徴は現実だったりしますからね。

いつか作品が目にふれたとき、フィルさんだってわかるとうれしいですね。
では、気楽にがんばってください。



683 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 05:41
なんか某駆け込み寺スレみたいだね。ここ。

684 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 07:11
がーん、私の質問だけ無視されている。
そんなしょうむない質問だったかな。
まー、いいや。どうもすいません。

685 :684@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 07:14
すいません、あげてしまいました。

686 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 07:58
目に付いたものだけレスするつってるじゃん房ぴー。

687 :にっく :2000/09/07(木) 10:12
質問です。現在発売中の論壇誌(「中央公論」か「論座」だったような)で、
マンガ・アニメについての特集がありました。岡田斗司夫氏も寄稿していたのですが、
その中で非常に違和感を覚える部分がありました。
なにぶん立ち読みなもので、うろ覚えなのは大変失礼ですが、
岡田氏は昨今のマンガの衰退の一因として、以前は表現欲求を満たすには
小説家やマンガ家を目指すしかなかったが、現在ではインターネットで手軽に
その欲求が満たせるために、マンガ家を志す者が減っている、というような主旨を
述べておりました。
率直に言うと、これはいささか短絡ではないかと思うのですが、夏目先生は
実感としてどのように感じていらっしゃいますか?また、表現欲求というものに
ついて、夏目先生の個人的な考えをお聞かせいただければ幸いです。
僕もまた、表現欲求を持った一人の人間として小説家を目指しているので。

688 :にっく :2000/09/07(木) 10:19
<表現欲求というものについて、夏目先生の個人的な考え>
ちょっと抽象的で漠然としてますね。ええと、これはつまり、夏目先生自身の
表現欲求はどこから涌いてくるのか、とか、そもそも表現欲求とは何なんだろう、
みたいなことです。やっぱり抽象的ですね。申し訳ないです。

689 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 10:47
>>638 大友克洋みたいな革新的なものがこれから出てくる可能性はほとんどない
ということですが、富沢ひとし「エイリアン9」「ミルククローゼット」の
表現技法(アクション性が高いのに、動線を使わず写真のカットを並べたような
画面構成)は、大友とまでは行かないにせよけっこう革新的だと思うのですが。
マンガ夜話でとりあげる予定はないですか?

あと、夏目先生はこのスレッドを見るときに掲示板から探していますか、
それとも直接ブックマークしていますか?
前者なら探しやすいように上げるけど、後者なら荒らしがこないように
下げます。とりあえず今回は上げとこう。

690 :魁!名無しさん :2000/09/07(木) 12:31
ここの荒らしって完全無視されてカワイソー(wara

691 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 12:33
そーいえば『アギャキャーマン』が復刻される数カ月前に
とあるフリーペーパーに谷岡ヤスジについてのリスペクト対談が
載ったんですけどその影響も後押ししての復刻だったんですか?

692 :691 :2000/09/07(木) 12:37
って、んなわけないよね…

693 :名無しさん@雀 :2000/09/07(木) 15:31
>テトリス
夏目さんが表現論でコマの大きさの大小で、【緊迫感】と【開放感】が
表現されるというような事をいってましたが、テトリスにも
同じ事が言えるのではないでしょうか?

つまり、ブロックが積み上がっていく【緊迫感】とブロックを消す【開放感】
その繰り返しがテトリスの気持良さなんじゃないですかね。
ですから、ある程度ブロックが積み上がってからでないと面白くないし
また、一列で消すより四列で消した方が落差が激しいので気持良い
それとブロックの落ちてくる速さも、それぞれのキャパぎりぎりの
ブロックのパターンが良ければ旨く行き悪ければゲームオーバーになる
ぐらいの速さがいいんですね。

ゲーム板に書いたほうが良かったかな(^^;

694 :名無しさん@雀 :2000/09/07(木) 15:49
(ノ`□´)ノ~┻━┻
↑は星一徹のちゃぶ台がえしを表した「顔文字」なんですが
ネットで流通している「顔文字」も漫画の一形態みたいなものですから
一度、夏目さんに何処かで語っていただきたいです。


695 : :2000/09/07(木) 16:38
石川九楊氏の「書きぶり」論は、夏目氏のマンガの描かれ方からの批評と、
かなり似ているところがありますよね。
書にとって、元々は石をひっかいてその傷跡として書かれた書の形態が、
筆と紙になった今でも、書家の頭では空間的なイメージが残っているそうです。

ところで、そのようなマンガと書の類似を考えた上で、
マンガにおけるCGの使用というのは、
表現を大きく変えるばかりではなく、マンガ批評も変えざるを得ないと思うのですが、
この点についてはいかがでしょうか?


696 :魁!HOT! :2000/09/07(木) 19:29
夏目さん、どんどん2ちゃん特有の「やめようと思ったら気になるレスが」「それを
返したら、また新しいレスが」の泥沼にはまりつつあるなあ…わくわく

697 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 22:59
217ですが、213さん他に事後報告。
「風雲児たち」の話題のときに同作品のスレッド作る!と言いましたが、
本日他の人が「雲竜奔馬終了スレ」(ああ!)をお作りになったので
そっちにかいています。夏目さんと関係なくてすまんが、一応報告。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/07(木) 23:13
あげとこっと

699 :T :2000/09/07(木) 23:22
夏目さんとフィルさんのやり取り、なかなか面白いですね〜。
なんかフィルさんの事、応援したくなってきた。

>一度、世代共有感覚から離脱しないと、僕にとって広くて面白い場所に出られなかったんですね。
>それからまた戻って味わい、考え直す行為は必要でしょうけども。
この考え方って、漫画評論だけでなく、ほかの分野(あるいは人生の局面)でも言えそう‥‥。
でも、頭で分かっていても実行するのは難しそうです。

夏目さん自身は、自分の作品について客観的な評論をする事は出来ますか?
創作に携わる者は、これがなかなか難しいと聞きますので‥‥。


700 :講座風@先生ごめんなさい :2000/09/07(木) 23:30
2ちゃんねるについて

 私の晩夏の眠りを妨げている2ちゃんねるを今回は取り上げてみたいと思います。
 インターネット上の巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」皆さん、知ってますか。観覧
席の人達、一部を除いて、知ってて当然という顔をしていますね。バスジャック犯
「ネオむぎ茶」、彼が活躍していた場としても有名で、ニュースでも多く取り上げら
れていましたね。
 突然ですが、僕の著作「夏目房之介の講座」を持っている人がいましたら、第五章
の「'60年代ジャズ喫茶と若者の走暗性」という項を開いてください。
いとう「夏目さん、宣伝ですか?」
 いや違います。勿論今回のテーマと関係のあることです。これは「暗い、重い、
閉鎖的、目立たない」ジャズ喫茶のことについて書いたもので、最も大方は私自身
の思い出話なんですが。
 ここで私はジャズ喫茶の便所に書かれた落書きについて記しています。ああ、皆
さんハハーンという顔をしましたね。そう、インターネット上の掲示板などの意見を
「便所の落書き」とどこかの誰か(注1)が評したことは有名な話です。ちょっと
抜き出してみます。
「造反有理」「世界革命万歳!」〜中略〜「沖縄解放→バーカ、奪還だよ!→ナンセ
ンス→お前ら10・21に何をしていた!?→死ね」
 →というのは、元の落書きに対して、別人が書いたものです。「沖縄〜」の落書
き、よく見て下さい。どうですか? そう、ナンセンス→逝ってよし 死ね→氏ね
(注2) としたら、ほとんど2ちゃんの書きこみのようではないですか。60年代の
ジャズ喫茶の便所の落書きが、現代の便所の落書き(失礼!)に通じるなんて、不
思議というか、人間はあまり変わっていないというか。ではスタジオに返します。



701 :講座風@先生ごめんなさい :2000/09/07(木) 23:34
いとう「随分今回は速く終わりましたね」
夏目「本物の邪魔をしたくはないので」

今回はこれまで。

(注1:どこの誰だかはよく知らない)
(注2:「逝ってよし」は「くだんねーこといってんじゃねーよバーロー、どっかい
っち(逝って)まえ」という感じ。「氏ね」は本来「死ね」なのだが、あまり死ね
という言葉を使うと、誹謗中傷の罪で逮捕される可能性もないことはないため、死を
氏と書くことで「うじね ですよ」と言い逃れることが出来るため作られた言葉。
共に2ちゃん用語。他に「オマエモナー」「age(エイジではなく、アゲと読む)」
「sage(同じく、サゲ)」などがあるが、ここでの説明はよしておく。)

702 :648 :2000/09/07(木) 23:49
夏目先生回答ありがとうございました。
こないだの山田氏はなんかおとなしいなあと思ってたら、
そんなところで爆発してたんですな。
主力雑誌のリニューアルが反感を買っているF社の話とかだったんでしょうね。
いいな、聞きたいな。

703 :484改めacdc :2000/09/07(木) 23:55
夏目さんに初質問です。

昨日だったか、マンガ夜話で永井豪が「石川賢じゃなくて自分がちゃんと書いた」
って抗議をした話が出てましたが、やっぱり「実はあのキャラはアシスタントの誰
それが描いてた」とかって指摘されると、たとえそれが事実でもマンガ家としちゃ
面白くないもんなんでしょうか?

またそれ(アシが手を入れてる)っていうのはあんまり大っぴらには言わないもん
なんでしょうか?

ん?よく読んだら662で答えが既に書かれてるよーな。。。(^^;


もう一つ、上の話と関連するんですが、マンガを分業して描く以上(どの程度分業
するかにもよりますが)クレジットもきちんと出すべきと思うのですが、いかがで
すか?

江川達也のところはかなりちゃんとクレジットしてますよね。永井豪とダイナミック
プロとか、どうくまんなんかも一人で描いてるわけではないのは見ればわかります。
個人名のみで表記してるマンガ家はやっぱひとりで全部描いてるのかしらん?

ちなみに僕は分業大賛成、つーかひとりで描こうがみんなで描こうが、できあがった
マンガが面白きゃそれでいい。ま、読み手はみんなそー思ってる気がするが。

てことは分業を隠したがるってのは作家と読者の意識の差?

704 : :2000/09/08(金) 00:28
>>703
つまんないツッコミ。ただ個人的に、少し気になったもので。

>ちなみに僕は分業大賛成、つーかひとりで描こうがみんなで描こうが、
>できあがったマンガが面白きゃそれでいい。
前半と後半が矛盾してますよ。
分業大賛成、なら後半は「分業の方が面白いマンガが多い」になるべきだし、
どのような画かれ方をしようと面白ければいい、ということなら、
クレジット云々はまったくどうでもいい話になるのでは?

僕としては、クレジットは絶対にちゃんとすべきだと思う。
というのは、「オレが作った」誘惑ってのは強力だから。
あらかじめ誰が作ったのか明記しておけば、後で困らないと思う。

705 : :2000/09/08(金) 00:41
で、フィルさんのマンガの描き方ですが。
実は僕も小説は書いています(もちろんプロではありません)。
まあ本が売れて左うちわでウハハウハハではないので(何だそりゃ)、
僕が言っても意味がないかもしれませんが。
僕は、プロットというのは、ネタの一種だと思っています。
無視してもいいが、困ったときは虎の巻、みたいな。

逆に、もしフィルさんのおっしゃるような状態なら、
プロットの作り方を考えた方がいいかもしれませんよ。
どんな風に作っているのか分かりませんが、
例えば、確定的なシナリオ調のプロットを書いてるなら、やめて、
シチュエーションのパターンから他のパターンへの移行のみ書いたプロット
(「主人公の独白」→「全体の俯瞰的描写」みたいな事を丁寧に書く)
というのも、有効だと思います。

以上、部外漢のざれごとでした。


706 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 00:45
しかし、完全に分業制になっちゃうと、職人肌が強くなっちゃってトンガった作品が出てきにくくなるんじゃないかね。
分業が必ずいいとは思わないかな。
手塚治虫がたしか子供向けの漫画書き方講座みたいな本で「いつまでも原作もらって書く漫画家は嫌い」と
か言ってた気がするな、そういや。

707 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 00:47
えーん、答えたい質問が多くて、うれしいけど、しんどいよー。
1時半からSRSみるし。

>687 岡田氏は昨今のマンガの衰退の一因として、以前は表現欲求を満たすには
小説家やマンガ家を目指すしかなかったが、現在ではインターネットで手軽に
その欲求が満たせるために、マンガ家を志す者が減っている、というような主旨を

中央公論9月号ですが、趣旨を少し取り違えられてるように思います。
媒体に表現するという行為が大衆化し、既成のマスではないがミニ・マスみたいな水準で表現行為ができるようになり、水位や圧力が下がったのではないk、という仮説のように読んだと僕は記憶します。
岡田さんの視点は表現者内部に入るのではなく、受け手と表現結果の流通の場所で語るスタイルだと思うので、その意味ではそれほどへんな意見とは思いませんが。
ただ、たしかに「表現の欲求」と書いていて、それは個人内部のものを含みますから、誤解はされるでしょうね。
688 名前:にっく 投稿日:2000/09/07(木) 10:19

夏目先生自身の 表現欲求はどこから涌いてくるのか、とか、そもそも表現欲求とは何なんだろう、

またそんな大論文必要なこと聞いて。僕は、表現欲求が内部から沸き上がってくるという認識は、表現者の内面でのリアリティだと考えます。
けれど、より普遍的ないいかたをするなら、表現は心的内容と心的形式(様式)、道具、対象、媒体が同時に働きあうことで生じる衝動ではないかと思ってます。
つまり、ペンと紙と腕の運動、想像としての相手や媒体が作用して、描きたい内容が欲求として立ち上がることもある、ってことですね。
欲求自体は、叫びたいとか、やりたいとか、っていうのと似たレベルでありえますが、表現・欲求というと、そうなるんじゃないかな。

ところで、本日夕方東京・中日新聞連載「これから」に、ここでの経験を2回分書きました。
東京新聞は9月19、26日の夕刊です。興味ある方はどうぞ。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 01:10
>ところで、本日夕方東京・中日新聞連載「これから」に、ここでの経験を2回分書きました。
>東京新聞は9月19、26日の夕刊です。興味ある方はどうぞ。

ふんがー。関西在住なので読めないではないですか。記事出たらどんな内容か誰か教えて〜



709 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 01:13
夏目先生に相談があります。
松本大洋「ピンポン」の冒頭のセリフ、「僕の血は鉄の味がする・・・」の意味が
さっぱり分からないのですが、読み込みが足らないのでしょうか。もう10回以上
読み直しているのですが・・・。作品そのものは今まで読んだ漫画で一番と言って
いいくらい好きです。読んでいる途中で映画を見ているような気分になった作品で
した。

710 :花の湯宿 :2000/09/08(金) 01:23
先生、もうすぐ1時半です・・・といいつつ質問ス

絵を描くのが好きなマンガ家とストーリーを作るのが好きなマンガ家は
どっちが大成しやすいんでしょうか。
大物は最終的には分業にするなり、弟子に描かせるなり、絵を捨てます
よね・・・それって単なる体力の問題かなあ・・・

711 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 01:25
っつーか夏目さんSRS見てるんですか(笑)

712 :フィル :2000/09/08(金) 01:26
夏目さん、たびたびの返信、ありがとうございました。

>>フィルさん、チャンドラーでしたっけ、やっぱかなりストイックなとこある方なんでしょうか。

私は普段、いつでも不真面目だと怒られるようなバカなのですが、机の前に座ると、なにか、かまえてしまう癖があるようです。チャンドラーにしてもハードボイルドな部分よりも、品の良いユーモアセンスや鋭い観察眼に共感をしてるのですが、、、、。

>> 僕は、ほんとに締め切りに追いつめられて、とにかく何頁か描かざるをえず、やけっぱちで、それを最後にもってきてやってみたんですよ。

私の場合は明らかな力量不足のせいで、締め切りがあったらマンガを書き上げることはできないと思うのですが、こうした気持ちは大事なのでしょうね。



713 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 01:27
すみません。2回書き込みしようとしたら、なぜかNot foundになってしまい、文章がどっかいってしまいました。
いっぺんに全部書き込める方法はないもんだろうか。
しかたないので、とりあえずSRSをみてから、ノートパッドかなんかに全部書いて、分けて書き込もう。
これってすごく初歩的なアホなんでしょうか。
では、しばし失礼。

714 :這い寄る混沌 :2000/09/08(金) 01:27
夏目先生こんばんは。
ゲーム板のものです。
「マンガっていう分野を、他の何者でもないマンガとして、どう批評したらいいのか」
というのがあちらに書き込まれていましたが、その答えは出たのでしょうか?
自分は「他の何ものでもないコンピュータ(ビデオ)ゲーム」というのを
「ゲーム一般」(もっと言えば他の娯楽、メディア)から抜き出すことは可能か否か?
というところでぐるぐる回って混乱しております。

715 :フィル :2000/09/08(金) 01:27
>>それで、多分、大切なのは「自分の無意識の流れ」を信じるってことだったように思います。
むろん、無意識がそれだけの蓄積をもってたんでしょうが、別に神秘的なことじゃなくて、なんていうか。
これで誰かが死ぬわけじゃなし、やっちまえ、って感じだったかな。
人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。
それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね。

こうした精神的なことは今まで考えたことがなかったのですが、とてもためになります。
(人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね)いい言葉ですね。
無意識の状態でも蓄積は出る、無意識の流れを信じる、、か。
うん、きっと、そういうことなのでしょうね、『表現の芸』というのは。
すみからすみまで構成されていて、完成度が高いかわりには、どこか、スポイルされた印象を受ける作品があるのは、こうしたことができてないからかなのかもしれません。

>>無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

このことも、今まで、まったく考えたことがなかったのですが、言われてみると良くわかります。実際にマンガを描く時もそうだし、昔、スポーツをしていた時に、その感覚を強く感じたことがあります。

>>厳密にえば、これらは比喩かもしれませんが、表現者にとって比喩や象徴は現実だったりしますからね。

この言葉には痺れてしまいました。座右の銘にさせていてだきます。無料でこんないい言葉を聞いてしまって良いのでしょうか。


夏目さん、なにからなにまでためになることばかりでした。
本当に、ありがとうございます。

716 :フィル :2000/09/08(金) 01:28
>>それで、多分、大切なのは「自分の無意識の流れ」を信じるってことだったように思います。
むろん、無意識がそれだけの蓄積をもってたんでしょうが、別に神秘的なことじゃなくて、なんていうか。
これで誰かが死ぬわけじゃなし、やっちまえ、って感じだったかな。
人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。
それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね。

こうした精神的なことは今まで考えたことがなかったのですが、とてもためになります。
(人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね)いい言葉ですね。
無意識の状態でも蓄積は出る、無意識の流れを信じる、、か。
うん、きっと、そういうことなのでしょうね、『表現の芸』というのは。
すみからすみまで構成されていて、完成度が高いかわりには、どこか、スポイルされた印象を受ける作品があるのは、こうしたことができてないからかなのかもしれません。

>>無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

このことも、今まで、まったく考えたことがなかったのですが、言われてみると良くわかります。実際にマンガを描く時もそうだし、昔、スポーツをしていた時に、その感覚を強く感じたことがあります。

>>厳密にえば、これらは比喩かもしれませんが、表現者にとって比喩や象徴は現実だったりしますからね。

この言葉には痺れてしまいました。座右の銘にさせていてだきます。無料でこんないい言葉を聞いてしまって良いのでしょうか。


夏目さん、なにからなにまでためになることばかりでした。
本当に、ありがとうございます。

717 :フィル :2000/09/08(金) 01:29
>>それで、多分、大切なのは「自分の無意識の流れ」を信じるってことだったように思います。
むろん、無意識がそれだけの蓄積をもってたんでしょうが、別に神秘的なことじゃなくて、なんていうか。
これで誰かが死ぬわけじゃなし、やっちまえ、って感じだったかな。
人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。
それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね。

こうした精神的なことは今まで考えたことがなかったのですが、とてもためになります。
(人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね)いい言葉ですね。
無意識の状態でも蓄積は出る、無意識の流れを信じる、、か。
うん、きっと、そういうことなのでしょうね、『表現の芸』というのは。
すみからすみまで構成されていて、完成度が高いかわりには、どこか、スポイルされた印象を受ける作品があるのは、こうしたことができてないからかなのかもしれません。

>>無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

このことも、今まで、まったく考えたことがなかったのですが、言われてみると良くわかります。実際にマンガを描く時もそうだし、昔、スポーツをしていた時に、その感覚を強く感じたことがあります。

>>厳密にえば、これらは比喩かもしれませんが、表現者にとって比喩や象徴は現実だったりしますからね。

この言葉には痺れてしまいました。座右の銘にさせていてだきます。無料でこんないい言葉を聞いてしまって良いのでしょうか。


夏目さん、なにからなにまでためになることばかりでした。
本当に、ありがとうございます。

718 :フィル :2000/09/08(金) 01:30
>>それで、多分、大切なのは「自分の無意識の流れ」を信じるってことだったように思います。
むろん、無意識がそれだけの蓄積をもってたんでしょうが、別に神秘的なことじゃなくて、なんていうか。
これで誰かが死ぬわけじゃなし、やっちまえ、って感じだったかな。
人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。
それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね。

こうした精神的なことは今まで考えたことがなかったのですが、とてもためになります。
(人の無意識って、本人よりはるかに本人のいいたいことや、周囲の状況を正確に知ってるんです。それを、いかに発動させるかが、本質的には、表現の技術だし、芸だと思うんですね)いい言葉ですね。
無意識の状態でも蓄積は出る、無意識の流れを信じる、、か。
うん、きっと、そういうことなのでしょうね、『表現の芸』というのは。
すみからすみまで構成されていて、完成度が高いかわりには、どこか、スポイルされた印象を受ける作品があるのは、こうしたことができてないからかなのかもしれません。

>>無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

このことも、今まで、まったく考えたことがなかったのですが、言われてみると良くわかります。実際にマンガを描く時もそうだし、昔、スポーツをしていた時に、その感覚を強く感じたことがあります。

>>厳密にえば、これらは比喩かもしれませんが、表現者にとって比喩や象徴は現実だったりしますからね。

この言葉には痺れてしまいました。座右の銘にさせていてだきます。無料でこんないい言葉を聞いてしまって良いのでしょうか。


夏目さん、なにからなにまでためになることばかりでした。
本当に、ありがとうございます。

719 :フィル :2000/09/08(金) 01:34
バカみたいな何重もの書き込みをしてすみません。
なにか、エラーがあったようです。

720 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 01:43
「消えた魔球」では『格闘技には興味がない』と仰ってて、それが好きな私は残念だったのだけど…
太極拳の流れでしょうか(笑)?

721 :ナナシ :2000/09/08(金) 02:12
マンガ夜話のビデオを見ながら、夏目さんのカキコを見る・・・幸せ。(笑
夏目さんの中で、マンガ夜話で一番活躍できたと言うか、いい仕事したって
満足できたのはどの回でしょうか?
(なんか小学生レベルの質問・・・。)

722 :フィル :2000/09/08(金) 02:15
>>このスレッドに夏目さんがお題をくれるのも面白いと思うのですが、どうでしょうか

このことを書いたのは、ここには、マンガを愛している方、マンガに造型の深い方、マンガだけでなく他のジャンルにも通じている方など、普段生活をしていたら、けして出会うことのない不特定多数の人がおられると感じたので、その方たちの興味深い独自の見解をもっと聞いてみたいと思ったからです。


699のTさん、ありがとうございました。
私が根暗にマンガを描いていることを知っているものは、ほんの親しい友人しかいないので、なにか、うれしかったです。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 02:27
なかよしクラブじゃないんだからさー。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 02:33
なんかしらんが、あげ

725 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 02:34
夏目さんはSRS見てから寝てしまったのでありませうか。


726 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 02:36
ここだけ本にしたいにゃー

727 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 02:44
>684 がーん、私の質問だけ無視されている。

ごめん。別に悪意も他意もないんです。何となくやってないと、間に合わんので。

>689 富沢ひとし「エイリアン9」「ミルククローゼット」の 表現技法(大友とまでは行かないにせよけっこう革新的だと思うのですが。
マンガ夜話でとりあげる予定はないですか?

伊藤剛さんという若手のライターが同じように評価してたので読んでみましたけど、僕はそこまで評価はしません。ま、面白いすけどね。夜話はまだ無理かな。

あと、夏目先生はこのスレッドを見るときに掲示板から探していますか、
それとも直接ブックマークしていますか?

後者です。

>691 『アギャキャーマン』が復刻される数カ月前に とあるフリーペーパーに谷岡ヤスジについてのリスペクト対談が 載ったんですけどその影響も後押ししての復刻だったんですか?

それは知らないかもしない。でも、いろんな影響があったんじゃないかな。

>693 テトリス 夏目さんが表現論でコマの大きさの大小で、【緊迫感】と【開放感】

なるほど、それもあるか。ちなみに僕は表現意図とか感情をあらわす「緊迫感」とかは使わず、機能として中性的な「圧縮」「開放」といってます。



728 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 02:45
>694 (ノ`□´)ノ~┻━┻
↑は星一徹のちゃぶ台がえしを表した「顔文字」なんですが

それ、前から関心あるんだけど、なかなかまとまって分析して書く機会ないので。
それに僕以外にもっとうまくできる人いそうな気もするしな。

>695 石川九楊氏の「書きぶり」論は、夏目氏のマンガの描かれ方からの批評と、 かなり似ている

そうなんだけど、僕は逆に近いから違いが気になる。石川さんは「同じだ同じだ」って、強引に「書の宇宙」に引っ張り込まれたんだけど(結果、すごく勉強になってよかったけども)、やはり大衆媒体表現と書の違いなのか、資質の違いか、石川さんは表現への倫理的な敷居が高いよね。ワープロ否定論だし。
基本的にドメスティックな組み立てなのもな。
でも、いい人なんですよ。

マンガにおけるCGの使用というのは、 表現を大きく変えるばかりではなく、マンガ批評も変えざるを得ない

そういう可能性はじゅうぶんある。表現ってのは、つねにそうだと思う。

>696 夏目さん、泥沼にはまりつつあるなあ…わくわく

そうなんあよお、この忙しいのに、わくわく・・・・じゃなくて、しくしく。
でも、面白くて楽しいことに、ついいっちゃうのがサガなんだよお。

>697 「風雲児たち」「雲竜奔馬終了スレ」(

僕も上の作品の広報係ファンなので、がんばってね。

>699 夏目さん自身は、自分の作品について客観的な評論をする事は出来ますか?

二様の答えがある。表現が自身の批評行為を必然的に含むって意味でなら、できる(それが強すぎて批評家にしかなれなかったって説も)。でも、人は本質的に自分のある部分しかわかんない、他の人みたいには絶対みたり、理解したりはできないって意味でなら、否。表現だえじゃなくて、一般にそうでしょうね。

>700 60年代の ジャズ喫茶の便所の落書きが、現代の便所の落書き(失礼!

なるほどなぁ。そういや、共通点はあるかもなぁ。面白い観点だ。



729 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 02:48
>702 いいな、聞きたいな。

でしょう? わーいわーい、うらやましいでしょ。

>703 誰 それが描いてた」とかって指摘されると、たとえそれが事実でもマンガ家としちゃ 面白くないもんなんでしょうか?

作家によるんだけどね。基本的には作家なんて自意識過剰で、神経過敏なので、本宮ひろしさんとか、むしろ例外でしょう。さいとうたかをさんだって、俺は顔は描いてるとかいうしね。理論的にわりきる人、何となく大人げないと思う人も、じつは内心面白くないのかもしれない。そういう人種なんです。それと、日本の職人尊重風土も関係なるかな。出版社自身が気にするよね。
でも、誰が手伝ってもその人の作品になってしまうってこともある。梶原マンガなんて原作なのに「ジョー」以外は梶原作品以外の何者でもない。だから、それを知ってる人間(夜話のレギュラー)は、別に悪口でも、批判でもなくていうんだけど、そうは受け取られない状況があるんですね。

>708 関西在住なので読めないではないですか。

すまん。しばし待って単行本で読んだほうがお得。12月刊。倍近く加筆するんで。

>709 松本大洋「ピンポン」の冒頭のセリフ、「僕の血は鉄の味がする・・・」

え? 作品読みなおさんと、ちゃんとしたこといえない。
でも、血って鉄の味するよ。それと「鉄コン」の符合では?

>710 絵を描くのが好きなマンガ家とストーリーを作るのが好きなマンガ家は どっちが大成しやすいんでしょうか。

一般的には後者でしょう。日本では。でも、大友以降、前者の割合はふえたかな。

>711 夏目さんSRS見てるんですか(笑)

最近、格闘技好きなんで。

>712 机の前に座ると、なにか、かまえてしまう癖があるようです。

わかりますよ。僕も、なぜかこういう質問攻めに弱い。なんでこんなに律義なんだろう。編集者にいわれた。とほほ。



730 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 02:49
>714 マンガっていう分野を、他の何者でもないマンガとして、どう批評したらいいのか」 というのがあちらに書き込まれていましたが、その答えは出たのでしょうか?
「ゲーム一般」(もっと言えば他の娯楽、メディア)から抜き出すことは可能か否か?
というところでぐるぐる回って混乱しております。

僕も同じでしたよ。で、その答えが「マンガ表現論」だったんですが、今再検討に入ってます。

715 昔、スポーツをしていた時に、その感覚を強く感じたことがあります。

そうそう、その感じなんです。僕もよくスポーツや格闘技に喩えるんですよ。

>720 『格闘技には興味がない』と仰ってて、それが好きな私は残念だったのだけど…
太極拳の流れでしょうか(笑)?

そうです。もともとケンカもしたことない非肉体派だったけど、今じゃ老骨に鞭打ってボクササイズです。
背中いてぇ。


731 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 02:51
>すまん。しばし待って単行本で読んだほうがお得。12月刊。倍近く加筆するんで。

営業しないでください(笑)
いや、買いますけど。


732 :n :2000/09/08(金) 02:57
夏目さんは現在の連載漫画とか見ていますか?
読んでいましたら
どういったものを現在読んでおられますか?

また単行本で見る楽しさと
毎週(毎月)「待ち」をして読む楽しさがありますよね
そういう単行本で読むと面白い!
間をおくと面白い!という漫画は存在するような気がします

733 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 03:00
「夏目・フィル対談」は見てておもろい。
>>>無意識を信じるって、アタマじゃなくて手が描くってことです。
>いざペン入れするとアイデアがでるのは手が出すんですよね。
>手という能動的感覚と運動の器官が脳を動かすのかもしれない。

マンガ夜話で、諸星大二郎が直観型作家だ、と仰られてましたが、
上記したあたりがそれに当たるのでしょうか。

僕も表現に関して無関心ではないのですが、まだ青二才なもんで青年的独我論から
脱却できずにいます。他人に対して語るってことに懐疑心を抱いてしまうわけです。
無意識に身を任せるっていうのは一つの解決法かもしれませんね。
現代思想じゃあヘーゲル=マルクス系列が失速して以来、言葉に力のない時代として
現代は認知されてるようだけど、そうするとマンガってのはいい表現形式かもしれませんなあ。

あ、あと質問いいですか? マンガ夜話で大槻ケンヂさんがいるときの夏目先生は
笑いが絶えないように思うのですが、やっぱり彼はおもしろいですか?(笑

734 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 03:06
>二様の答えがある。表現が自身の批評行為を必然的に
含むって意味でなら、できる
(それが強すぎて批評家にしかなれなかったって説も)

「オレは鑑賞眼がある。その鑑賞眼が自分の実力を上回っている」
と、立川談志師匠が言ってたのを思い出しました(笑)。
 これって、表現者としは、けっこうツライですよね〜。


735 :フィル :2000/09/08(金) 03:06
705のYさん、アドバイスありがとうございました。

たぶん、Yさんも私と同じようにプロットはあまり重要だとは思っていないのですね。

私の興味は大まかなプロットにぶらさげるトピックの方にあります。
例えば、いつもの通学路に、誰にも気付かれずに打ち捨てられていた死体の象徴するものであったり(その見せ方、演出でもあります。どんなにばかばかしい間抜けな状態であったとか)、主人公が漏らす、自分の街や携帯電話などに対する見解といったことなどです。

だから、プロットの書き方は、ここに戻ってこれれば大丈夫だという、ストーリー上の大きな柱をいくつか立て、後はアドリブで書き進めるというものです。
ちょうど、ジャズのハードバップの演奏のように。

こうした書き方は、想像力の自由な飛翔を助けるものではあるけれど、物語りの求心力を失わせる書き方でもあるようです。また、自分が固執する無数のトピックの中から、どれを生かし、どれを捨てればよいのかという、解けないパズルのようなものを作り出してしまいます。
ただ、自分の得意だと思っている部分を生かすには、私にとって今のところ、この書き方がベストだと思えるのも確かなのです。


こうして、書き込みをしていると自分の考えが、なんとんく、まとまっていくように感じるのは不思議ですね。キーを叩きながら考えているからでしょうか。


このスレッドを見ている皆さん、いきなりやってきたものが、このスレッドを難民キャンプのようにしてしまって申し訳ありません。お詫びいたします。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 03:07
夏目・フィル対談(大仰な言い方だなあ)では夏目さんの創作者としての考えがいろいろ聞けて、
あほな僕でも感ずるところが非常にありました。ほんと、ただでこんないい思いしていいんでしょ
うか。ちょっと悪い気がするのでまた明日夏目さんの本を買って収入に貢献してさしあげますわ。

あと、夏目さんからお題を出すっての僕もやってほしいっす。

737 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 03:07
>731 営業しないでください(笑)

少しはさせて〜(笑)。この労働時間を還元しないと。
いや、基本的にはそういうことしちゃいかんと思います。はい。

>732 現在の連載漫画とか見ていますか?

基本的に送られてくるもの以外、読みません。理由は時間がないからです。
体力の限界。つーか、単行本向きなんでしょう。80年代なかばには、もうそうなってたな。

というわけで、今日はこのへんで。
いやぁ、疲れた。明日は原稿わたし2件、単行本加筆、夕方からグレゴリー・バーサミアン展。
あさってはフランスから客がくる。あ、フランス人の研究者に知らせなきゃ。
というわけで、しばらくじっくりはこれないかも。
では、おやすみなさい。


738 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 03:09
漫画を表現形式から分析するという夏目さんの方法論は非常に興味深く読ませてもら
ってますが、夏目さんの目から「むむっ、なるほど」と思えるような表現分析をして
いる人は居るでしょうか?

727での伊藤剛さんの他にも注目している語り手がいれば教えていただきたいのです
が。

739 :ひつじ :2000/09/08(金) 03:31
>私の興味は大まかなプロットにぶらさげるトピックの方にあります。
>だから、プロットの書き方は、ここに戻ってこれれば大丈夫だという、ストーリー上の大きな柱をい>くつか立て、後はアドリブで書き進めるというものです。

面白そうですね。けど、どんな形になるんだろう。僕はあほなのでよくわかりません。
小説ですけど、村上春樹さんなんかは、一見関係ないような描写をところどころに組み込んで、それを
結局は一つのテーマへと編み上げていくっていうようなことをしますよね。それに近い感じでしょうか
(違ってたらすいません。村上春樹好きなんで、ついそっちに想像がいってしまった)。
しかしフィルさん、夏目さんに負けずいい文章を書いてますね。いっそ評論家目指してみたらどないですか(笑)

740 :まこと :2000/09/08(金) 03:35
富沢ひとしサンの漫画は、何故どこにも売ってないのでしょうか?
ちなみに、吉祥寺在住です。


741 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 04:11
夏目さんの負担を減らすためにも、他で聞けることは他で調べるなりしたほうが良い。

でも昔のサロンってこんなカンジかもね。奥付けに作家の住所書いてあって
酒持参で押しかけるとかあったらしいけど、部数少なかったからなあ。
今じゃただのストーカー。(しかし、人は一生に一回はストーカーにならなければ行けないと思う。持論)
ただ、ここでは根づくと言うか後に繋がる出会いが無いのが寂しいような、気楽さ。
人の話を聴くのが好きと言うのは、遺伝するものだなあと思いました。


742 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 04:15
夏目さん、ブラクラ踏んだ?

743 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 04:37
>733 大槻ケンヂさんがいるときの夏目先生は 笑いが絶

だって大槻さんのファンなんだもん。おもに小説だけど。

>735 いつもの通学路に、誰にも気付かれずに打ち捨てられていた死体の象徴するものであったり(その見せ方、演出でもあります。どんなにばかばかしい間抜けな状態であったとか)、主人公が漏らす、自分の街や携帯電話などに対する見解といったことなどです。

そうか、フィルさんはBDっぽいのかな。
いかんな、どうもフィルさんの言葉は波長があうのか、何か書きたくなる。
文章書きとして、文に切実さを感じるってこともあるんだけど。
「ジャズのハードバップの演奏のように。」
なんて、泣かせるなあ。僕は似たことを山下洋輔で考えたなんだけどね。30年前に。

>736 悪い気がするのでまた明日夏目さんの本を買って収入に貢献してさしあげますわ。

えらいっ! あんたはえらいっ!(小松政男)(泣)



744 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 04:41
あ、またバカなことやって、半分書き込みを消してしまった。

ほんとにもう寝る。それではみなさん、今週はこれるかどうかわからない。
ごゆっくり。

See you next week,same channel same net!
May be.....

745 :にっく :2000/09/08(金) 04:55
ご返答ありがとうございます。

>岡田さんの視点は表現者内部に入るのではなく、受け手と表現結果の流通の場所で語るスタイルだと思うの
>で、その意味ではそれほどへんな意見とは思いませんが。

なるほど、僕の読解が甘かったようです。この点留意しながらもう一度
読んでみます。

>けれど、より普遍的ないいかたをするなら、表現は心的内容と心的形式(様式)、道具、対象、媒体が同時に
>働きあうことで生じる衝動ではないかと思ってます。
>つまり、ペンと紙と腕の運動、想像としての相手や媒体が作用して、描きたい内容が欲求として立ち上がるこ
>ともある、ってことですね。

言われてみると、ああなるほど!と感嘆します。
感嘆します、以上のことが言えないのがもどかしいですが。

繰り返しになりますが、ご返答ありがとうございました。

746 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 05:16
>>742
どれがブラクラ?

>>744
>半分書き込みを消してしまった
読みたい・・・

今週は来れませんか、このスレも一段落かな?個人的には休み明けテストがあるから
勉強に専念できていいけど。
・・・意味ねえ事書いた。sageるね

747 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 09:57
なあ〜んちゃってね。
また目がさめてしまった。時々、朝早く目が覚めてしまうのですよ。
じじいだね、こりゃ。また偽者疑惑になるかな。

>739 村上春樹

なあるほどね。初期の村上ですね。けど、あの人は結局物語の構築にいったけども。
僕も「ダンスダンス」以前までの村上は、ほとんど唯一といっていいくらい大好きな作家だった。

フィルさん、夏目さんに負けずいい文章を書いてますね。いっそ評論家目指してみたらどないですか(笑)

こらこら、ライバルふやすんじゃない。
でも、たしかに批評性の勝ってるタイプなのかな。

>740 富沢ひとしサンの漫画は、何故どこにも売ってないのでしょうか?

僕は赤羽の書店で買ったが、ブックオフとかのほうがあるのかな。

>741 夏目さんの負担を減らすためにも、他で聞けることは他で調べるなりしたほうが良い。

えらいっ! あんたはえらいっ!(小松・・・・・略)

>昔のサロンってこんなカンジかもね。

なるほど。面白い見方だ。たしかに、今じゃ昔のサロンはうっとおしいでしょうな。
けど、こうした掲示板もまたせわしない。展開早い。文短い。醸成する時間がない。
それでも、同じような欲求が底にあるのかもしれない。


今じゃただのストーカー。(しかし、人は一生に一回はストーカーにならなければ行けないと思う。持論)

そ、誰だって思春期にはストークするか、その気分をもつ。
どこで「異常」との敷居を考えるのか、むずかしい。

>742 ブラクラ踏んだ?

ブラクラって何?

答えが長いので、書き込みきれず、うっかり半分コピーして貼り込んで書き込みクリックしたら、あとの半分がどっかいっちゃった。
で、ここに書いたのが、あとの半分・・・の記憶。

さて、しかたないから、とりあえず朝の運動にいこう。




748 :名無しさん :2000/09/08(金) 10:00
夏目先生、お茶目だ・・・(^^;

749 :名無しさん :2000/09/08(金) 10:03
>ブラクラ
ブラウザクラッシュのことで、うっかり開くとブラウザが壊れます。
再起動しなくてはなりません。

だいたいは、いやらしい文章の前後に配置されています(笑)。


750 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 10:13
夏目氏に合うならこの時間帯が狙い目かな?
しかし、常にこちらの予想を覆してきてるからなー(笑)。

スレの本題に戻って
>734
夏目氏も鑑賞眼が、自分の実力を(かなり大幅に)追い越しちゃったタイプなんだと思います。

>夏目氏
以前、著作で手塚治虫氏について「怖い人」と表現してましたが、どういう感じだったのでしょうか?
うーん、初心者丸出しな質問だ。

751 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 10:21
夏目さんは常時接続なんですか?
そうじゃなかったら今月から電話代が跳ね上がりそう。



752 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 10:50
夏目さんが注目している4コマ漫画ってありますか?
小池田マヤの連作4コマなんてどうでしょうか。

>>737 フランスの研究者って、エチエンヌ・バラールさんですか?

753 :T :2000/09/08(金) 11:02
夏目さん
>二様の答えがある。‥‥‥

なるほど、「批評行為」自体が「表現」だって事ですね。
「批評家なんて、表現者として成功しなかった者のなれの果て‥‥」なんて考えてた時期もありましたが、
夏目さんの著作を読むうちにだんだん考えが変わっていきましたもんね。(持ち上げ過ぎか‥‥)

フィルさん
>こうして、書き込みをしていると自分の考えが、なんとんく、まとまっていくように感じるのは不思議ですね。キーを叩きながら考えているからでしょうか。

あっ、これって私にも覚えがあります。自分よりも明らかに上級者と思える人と討論している時に、
「自分の中にこんな言葉が埋まっていたんだ」と思いながら喋っていた事があります。
と言うか、言葉にならなかった物(出来なかった物)がだんだん形になってきたと言った方がいいかな。
よく分かんないけど‥‥。
今回のような体験は、いろんな意味で(創作活動に限らず)非常にプラスになると思いますよ。

それと、人間って何らかの形で「表現行為」はしていると思うんですが、私自身「形に残る物」としての
創作活動はした事が無いんですよ。ですので、フィルさんやYさんのようにそれにチャレンジしている人を
「応援したくもあり、羨ましくもあり、ねたましくもあり(笑)‥‥」ってとこなんです。

734さん
>「オレは鑑賞眼がある。その鑑賞眼が自分の実力を上回っている」 と、
立川談志師匠が言ってたのを思い出しました(笑)。
これって、表現者としは、けっこうツライですよね〜。

これって、「アマデウス」のサリエリみたいなもんですな。


754 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 11:40
「分業」について話題になっていましたが、私も気になっていることを
書かせてください。
主要人物以外の人物を他人にまかせている作品は読んでいてひっかかって
しまうことが多いんですが、皆さんはどうでしょう?

合作や共同作業とは別の話で、個人名で作品を発表している場合に限りです。
おそらくアシスタントを全く使わないマンガっていうのは稀ですよね。
背景、枠線、トーン、ベタ、効果なんかはもちろん誰がやったのか全く
わからないのですが、あからさまに絵柄が異なる人物が出てくると、
そこだけ異空間の者同士が共存しているようで違和感があります。
群集や通行人レベルであれば目をつぶれるんですが、例えば少女漫画ですが、
最近の一条ゆかりさんの作品は、主人公格の2、3人を除き結構な重要キャ
ラでも別の人の描いているようです。

どう分業するのかも作家の力量だとは思うんですが、大御所とよばれる人ほど、
その辺が下手に感じます。
昔の作品であれば、「おぉ!こんなところに無名時代の○○さんの絵が!」
という楽しみかたもあるんですけどね。


755 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 11:58
夏目先生ファンです!
今度ぜひ日本政府発行のおじいさんのブロマイドください。
別にサイン入りじゃなくても結構です。

756 :花の湯宿 :2000/09/08(金) 12:46
夏目さん、まだバリ島狂い(失礼!)は治りませんか?

757 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 12:59
西条真二のモブシーンはひっかかるよねー

758 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 14:37
ちぇっ。また来週っていったのになぁ。面白いこと書いてくるんじゃないっつの。
んなこといって、覗いてる本人がいけないんだけどさ。仕事の途中なのに〜。
編集者にみられるぅ〜。
さて・・。

>750 夏目氏も鑑賞眼が、自分の実力を(かなり大幅に)追い越しちゃったタイプなんだと思います。

あははは、すまん。子どもの頃からマンガ好きで、どうしたって読んでるほうは多いから、マンガの才能なきゃそうなるかも。

>手塚治虫氏について「怖い人」と表現してましたが、どういう感じだったのでしょうか?

だって駆け出しの僕の仕事知ってて、僕の送った自費出版のつまんないマンガのこと、ちゃんとおぼえてるんだよ。しかも、低姿勢で質問までしてくる。これは一見美徳だし感動するけど、物すごい警戒心や嫉妬心、神経過敏、自意識過剰も裏腹にある。それも含めて物すごい魅力のある人なんだよ。でも、絶対必要以上に近づいちゃいけない人だって思った。


759 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 14:39
>751 常時接続なんですか?

違う。FAX兼用。

>752 フランスの研究者って、エチエンヌ・バラールさんですか?

その人はおぼえがない。僕のしってる人は男二人、女一人。日本にいるのは二人。


>753 「批評家なんて、表現者として成功しなかった者のなれの果て‥‥」

それはぜひ考えをあらためてください。僕は少なくとも批評をやる以上は、表現者としての自負(芸)と批評行為の説明責任はきちんと負う覚悟でやってます。それが生涯にわたるものになってもね。僕の尊敬する批評家、思想家たちがそうであるように。ここでの書き込みも、幾分かは説明責任の思いがあるんです。

>明らかに上級者と思える人と討論している時に、 「自分の中にこんな言葉が埋まっていたんだ」と思いながら喋っていた事があります。

それは僕も経験があります。でも、今の僕からいえば、ほんとうは「上級者 」の問題じゃなくて、相手のいわんとすることを理解しようとすることが前提なんです。「上級者」という前提がそれをしやすくするだけで。
じっさい、僕はこの書き込みですいぶん、あなた同様に「自分のなかの言葉」を発見してます。これは僕にとって研鑚でもあるんです(かっこよくいえばね)。人は、とくに若いうちは、どうしても、対等関係、目下、目上という社会的場所に、反発しながらそのぶんとらわれてるもんなんですよ。説教くさくてごめん。

>「オレは鑑賞眼がある。その鑑賞眼が自分の実力を上回っている」
これって、「アマデウス」のサリエリみたいなもんですな。

うまい! あの映画で俺、モーツァルトわかった気になった。



760 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 14:44
>754 主要人物以外の人物を他人にまかせている作品は読んでいてひっかかって

一概に悪いとは思えない。多分、うまくいくときと、そうじゃないときがあるって問題じゃないのかな。
合作、集団制作じゃなくても、基本的には同じ力学の働く部分があると思う。
だから、個人名発表であっても、ある種程度の差で集合名詞的なんじゃないかと思います。

>大御所とよばれる人ほど、 その辺が下手に感じます。

アシでも力があれば独立するわけで、そうなると一から育てなきゃならなくなったり、現場的な問題もあるのかな。

僕の表現論にたいする批判の一つに「線の表現だなんていっても、アシが描いてるじゃないか」っていうのがあります。たしかに、ありうる批判です。でも、集合名詞として表現者を想定すれば、集団制作でも表現批評は可能で、一応そのあたりは慎重に言葉を選んでるつもりなんですがね。
理論上、「表現という範疇を定立して考えるのでそうなるだけで、ほかの角度からみれば、それはまた別の問題として考えられる、っていう前提が僕にはあるんです。

話それましたが、集団でも、個人名でも、どこで統一し、統一感をだすか、あるいはださないで味(あるいはまずさ、または両方)にするか、っていう問題ではなろうか。
ズレたかな?

>755 今度ぜひ日本政府発行のおじいさんのブロマイドください。

いいけど、うちでつくると公文書偽造になるぞ、多分。

>756 バリ島狂い(失礼!)は治りませんか?

亢進中。来年はいくぞおぉー!
さ、仕事仕事。

761 :名無しさん :2000/09/08(金) 14:48
あ、書きこみがノートパッドからのコピぺ方式になってる。

762 :750 :2000/09/08(金) 15:16
1時間ごとにチェックしてます。
こうすると引っかかり易いですね。

担当さんの胃を痛めさせない程度に、顔出してください。

>鑑賞眼〜
私は美術科なんですが、最近は描くことより、鑑ること、書くことの方に興味が移っちゃってます。
なんとなく夏目氏に共感しちゃうといいますか。

絵画だと名作を模写したりして練習する方法があります。
それからの経験&応用で分析をする人も居ますね。
(ただ、「こうだ!」という明確な方式は知らないです。自分が勉強不足なだけかも)

その辺りの流れで、美術系の方から評価があるのかもと思ったりします。

>手塚治虫氏
たしかにそれは怖い(^^;;
あの仕事量を知ってると余計に怖いです。

では、お仕事がんばってください。
私も頑張ります。

763 :母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/08(金) 15:25
>手塚治虫氏

昔NHK教育の番組で、大友克洋にものすごい憎悪をぶつけてるの見た事ある。
「童夢」を取り上げて、クズだのSFが出来るわけが無いだの。

温厚な手塚のイメージしか持ってなかったから、すごいショックを受けた。

764 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 16:05
ずびのめ。

765 :754 :2000/09/08(金) 16:45
>760夏目さん
>一概に悪いとは思えない。多分、うまくいくときと、そうじゃないときがあるって問題
>じゃないのかな。
私も同意です。違和感を感じさせない作品であるならいいのですが。
と言っても、ひとつの作品で違和感を感じる人もいれば、抵抗が無い(むしろ楽しめる)
人もいるでしょうから、結局「私の感想」に過ぎないのかもしれません。

>だから、個人名発表であっても、ある種程度の差で集合名詞的なんじゃないかと思います。
「分業しているのに個人名とは何事じゃ!」ってことじゃなかったんです。
それには何ら問題は無いと思っています。ただ単に違和感の問題でして。

>「線の表現だなんていっても、アシが描いてるじゃないか」っていうのがあります。
それは思わないです。むしろ、作者の個人名で作品を出している以上、アシの実力の有無
も使用する者の実力部分だと感じます。(良いも悪いも)

アシスタント以外の話で、もうひとつ違和感を感じる話を。
たぶんスクリーントーンだと思うのですが、最近写真そのまんまのような空(雲)を使っ
ている作品をよく見ます。
CGや写真コピーもあるんでしょうが、トーンの発達もめざましいんでしょうね。
(技術的なことをあまり知らなくて恐縮ですが)
大コマに空だけ、という開放感を出したいであろう場面で写真まんまだと、そこでやはり
引いてしまいます。
高野文子さんや昔の上條淳士さんのように、漫画としての空を上手に描ける人がいるだけに、
ついそういう作品を見ると「手抜き」と感じてしまいます。

CGや写真取り込みに関しては、前にも話題に出ていましたが、上手に使いこなしている人は
いるとは思います。
ボキャ貧なので長いわりに内容薄くて申し訳ないです。


766 :754 :2000/09/08(金) 16:46
>700さん
どーでもいい話ですが、「便所の落書き」発言をしたのは筑紫哲也さんですね。

>750さん
夏目さんの『風雲マンガ列伝』の中でも「手塚氏の石ノ森章太郎氏への嫉妬」について紹介さ
れていましたよ。(宣伝しておきましたぜ。夏目さん)


767 :750 :2000/09/08(金) 17:29
>「線の表現だなんていっても、アシが描いてるじゃないか」

でも、その線を作品に採用したのは作者本人(のハズ)だから、やはり作者の作品になるのだと思います。
日本の絵でも、でかい襖絵なんかは本人が完成縮図だけ描いて、弟子が仕上げていくという形式もありますし。

監督型と独演俳優型の作家が居るってことなんでしょうか。

768 :T :2000/09/08(金) 18:09
夏目さん
>それはぜひ考えをあらためてください。

えっへっへっへ〜。まあ、こんな事を考えていたのはホントに若い頃の話しです。
ところで私が夏目さんのマンガ評論が好きな理由の一つに「分かりやすさ」というのがあります。
無学な私にとって「これは哲学書か?」と思えるようなマンガ評論もあったりして、
途中で読むのを諦めた本もあります。このあたりは意識されていますか?

>説教くさくてごめん。
いえいえ、私もけっして若いと言える年齢ではないので、夏目さんのおっしゃっている事は
私自身の経験を通じても、よく理解できます。

ところで、これは私の友人からの垂れ込み情報です。
何かの料理雑誌に(雑誌名は確認できず)夏目さんが「蕎麦」について書かれた文章が
掲載されていると聞きました。ソバが好きなんですか?
なにやら、以前話題になった「夫人のご尊顔」も拝めるという事ですよ!(笑)


769 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 19:01
夏目さん、だんだん話し方がくだけてきて、変(失礼?)な冗談かますようになったけど、
不思議なことに丁寧な言葉遣いしていた最初のころより、深みのある言葉が多くなってる
気がします。不思議なもんですね。自分の言葉で話しているからなのだろうか。

770 :名無しさん :2000/09/08(金) 19:22
誰かこのスレ補完してくれー。  お願いだー。
立花隆スレッドの時は最後まで本人だと確信がもてなかったけど、
(立花氏の著書を読みこんでないのと内容が理解できなかった)
それでも今読み返したくなるもん。

最初に夏目さんが登場したときは「あと数回顔を出すんでよろしく」とおっしゃってたのが、
このハマりよう。(笑)  みなさんの出される質問が良いというのも一因でしょう。

ところで、夏目さんからの質問とかはないでしょうか?
なんか質問ばかりで悪いような気がしてるのと、面白そうな質問が思い浮かばないもので。

771 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 19:40
夏目さんのレスのペースはやべぇな。中毒状態じゃん。

772 :名無しは真悟 :2000/09/08(金) 20:38
      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)< ビーバップハイスクールの現状について聞いてみたいもんだ
 UU ̄ ̄ U U  \_______

773 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 21:03
たしかに夏目さんのハマリようは面白いねえ。今週はもう来ないとか言ったくせにすでに昼に
顔出してるし。気になって覗いちゃうと、つい口を出したくなるんだろうね。まったく元気な
おっさんですなあ。

774 :名無しさん@お蕎麦いっぱい :2000/09/08(金) 21:05
>夏目さんが「蕎麦」について書かれた文章が
掲載されていると聞きました。ソバが好きなんですか?

そういえば「薮の中」で蕎麦について描いてたのは、実体験によるものなのだろうか?

775 :忍者サイトウ :2000/09/08(金) 21:11



776 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 21:13
このスレッドだけなんか表示がヘンになってるぞヲイ。俺のパソコンが悪いのか?


777 :まこと :2000/09/08(金) 21:15
ブックオフって、古本専門でしょ!?
そーでなくて、正規のヤツが欲しいのです。
赤羽かぁ。遠い・・・。

778 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 21:17
お・れ・も・へ・ん・に・み・え・る



779 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 21:18
800近いし新スレ作るか?

780 :忍者サイトウ :2000/09/08(金) 21:20
マンガ関係の編集(ムック、書籍、書店サイトのコンテンツなど)を
している者で、斎藤と申します。
夏目房之介さんと仕事をご一緒したこともあります。
この掲示板の、
批評・マンガ批評、国内外のマンガ表現、出版流通、創作の苦悩と栄光など、
多岐にわたる問題の真摯なやりとりに、大変刺激を受けました。

以前作成したものですが、夏目さんの単行本リスト(の簡略版)をアップします。
ご参考まで。


夏目房之介著作リスト
A)単行本
単行本 発行日 版元叢書名・誌紙名 原題・注記・収録先
1)漫画 1975年4月私家版
2)なにがなんでも目立つ本1976年 徳間書店 共著・しとうきねお
3)ひまつぶし哄笑読本1978年 KKベストセラーズワニブックス共著・しとうきねお
4)とんでるバカ本1979年 廣済堂豆たぬきの本
5)ザッツ・パロディ1981年 サン出版コミック・ペット
6)とんでるバカ本21981年 廣済堂豆たぬきの本
7)デキゴトロジー・イラストレイテッド1983 年 新潮社共著・週刊朝日
8)粋なトラブル 1984年 東京三世社ハードカバー
9)デキゴトロジー・イラストレイテッドPART21984年 新潮社共著・週刊朝日
10)夏目房之介の漫画学1985年 大和書房
11)ひまつぶし哄笑読本1986年 KKベストセラーズワニ文庫3を文庫化
12)戯漫主義の復活1986年 けいせい出版 5を改題再構成
13)男と女の法則 1987年 祥伝社NONブック
14)夏目房之介の學問1987年 朝日新聞社
15)夏目房之介の漫画学1988年 大和書房ハードカバー 10の新装版
16)夏目房之介の講座1988年 廣済堂
17)夏目房之介の講座−完結編1989年 廣済堂
18)夏目房之介の恋愛学1989年 ネスコハードカバー

★13以外は品切れ・絶版。


781 :忍者サイトウ :2000/09/08(金) 21:22
A)単行本
19)夏目房之介の講座1991年 廣済堂廣済堂文庫 16を文庫化
20)消えた魔球 1991年 双葉社
21)手塚治虫はどこにいる1992年 筑摩書房ちくまライブラリー
22)夏目房之介の漫画学1992年 筑摩書房ちくま文庫 10・15を文庫化
23)新編學問虎の巻1992年 新潮社
24)夏目房之介の読書学1993年 潮出版社
25)男女のしかた 1993年 筑摩書房ちくま文庫 13を改題して文庫化
26)消えた魔球 1994年 新潮社新潮文庫
27)新編學問龍の巻1994年 新潮社
28)古典教養そこつ講座1994年 文藝春秋
29)人生の達人 1995年 小学館
30)マンガの読み方1995年 宝島社別冊宝島EX 共著・竹熊健太郎ほか
31)手塚治虫の冒険 戦後マンガの神々1995年 筑摩書房
32)手塚治虫はどこにいる1995年 筑摩書房ちくま文庫

★19は絶版。23、25、27、30は品切れ。店頭在庫のみ。
26は品切れですが、親本の20が入手可能。

782 :忍者サイトウ :2000/09/08(金) 21:35
33)マンガはなぜ面白いのか1996年 NHK出版「人間大学」テキスト
34)夏目房之介の講座1996年 筑摩書房ちくま文庫 16を再文庫化
35)不肖の孫 1996年 筑摩書房
36)古典教養そこつ講座1996年 文藝春秋文春文庫 28を文庫化
37)名作1 1996年 潮出版社ハードカバー
38)名作2 1997年 潮出版社ハードカバー
39)青春マンガ列伝1997年 マガジンハウス
40)マンガはなぜ面白いのか1997年 NHK出版NHKライブラリー33を増補
41)マンガと「戦争」1997年 講談社講談社現代新書
42)TV大語解 1998年 小学館テレパルブックス
43)手塚治虫の冒険 戦後マンガの神々1998年 小学館小学館文庫31を文庫化
43)笑う長嶋 1998年 太田出版
44)マンガの力 1996年 筑摩書房
45)人生の達人 1999年 小学館小学館文庫 29を文庫化
46)風雲マンガ列伝 2000年 小学館
47)あの頃マンガは思春期だった2000年 筑摩書房ちくま文庫 39を改題して文庫化

★33は品切れ。

ほか、編著書として
新幹線の中の知恵1983年 日本実業出版社
トイレの穴福武書店福武文庫
夢のレストラン世界文化社ハードカバー「天宮熱帯窟」企画・制作
眠らせろ!ベネッセ・コーポレーション福武文庫

などがあります(すべて品切れ)。

執筆参加されたもので、その文章が夏目さんの本に未収録となっているものに

夏目漱石青春の旅1994年 文藝春秋文春文庫
マンガ半世紀展カタログ 1995年
フランス「MANGA」展カタログ 1999年

など多数があります。

TV放送分に資料などを付した

マンガ夜話vol.1〜9 キネマ旬報社 キネ旬ムック

も発売中。これは上記「著作リスト・単行本(ムックも含めています)」に入れたほうが
よかったかもしれません。


783 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 21:51
たくさんあるんですね。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 22:08
新スレ立てたわ。みなさん移動よろしく。

http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=968418423



785 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/08(金) 22:12
サイトウさん、どうもです。知らないものもあったので、探さなくては。

786 :忍者サイトウ :2000/09/08(金) 22:13
忍者なのに名乗っているサイトウです。
長くなってしまいました。すみません。
>>1の方の質問
...一体、どんなまんがを描いていたのか?単行本は出ているのか、
それは今手に入るのか、知ってる人がいたら教えてください。
(好きなんですよ、この人の絵。)

に、(マンガの傾向・内容ではなく)単行本を基準にお答えしますと、

マンガ集としては:1、5、8、12
週刊朝日「デキゴトロジー・學問」関係では:7、9、14、18、23、27
がありますが、すべて新刊書店では入手できません。
ただし23、27は店頭に残っている可能性があります。

性愛書古典のマンガ訳:13、25
古今東西名作のマンガ訳?として:37、38
マンガを含んだ:35

は入手できます。大きめの書店、ネット書店などでどうぞ。
個人的には、独自の試みであり、色々な感情を生起させるマンガ 25(13)を
おすすめします。

787 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 23:33
>762 絵画だと名作を模写したりして練習する方法があります。

書における臨書もそうで、石川九楊さんは、そこで僕の模写を評価されてました。

>昔NHK教育の番組で、大友克洋にものすごい憎悪をぶつけてるの見た事ある。

ふ〜ん、それは観てないな。

>766 「便所の落書き」発言をしたのは筑紫哲也さんですね。

へー、そうなんだ。

>767 でかい襖絵なんかは本人が完成縮図だけ描いて、弟子が仕上げていくという形式もありますし。

そうだよね。木阿弥光悦なんかプロデューサーだし、北斎っていってる絵は原画じゃなくて職人の彫った木版画だもんね。



788 :夏目房之介 :2000/09/08(金) 23:34
>768 えっへっへっへ〜。まあ、こんな事を考えていたのはホントに若い頃の話しです。

あれ、そいつぁ失礼しました。

>夏目さんのマンガ評論が好きな理由の一つに「分かりやすさ」というのがあります。 このあたりは意識されていますか?

そりゃしてます。僕も昔から難解な、とくにおフランス系知識人タイプのもんとか、全然わからんで、俺アタマ悪いんだと思ってきました。最近は、こいつら優秀だけど、輸入品ブランド品とりのぞいたら案外アホかもしらんと思うようになってます。あくまでマンガという大衆芸から出発し、僕もそういう仕事をしてきたので、できるかぎり難解さの逃げはしないように心がけてます。やろうと思えば簡単なんだもん。

>夏目さんが「蕎麦」について書かれた文章が 載されていると聞きました。ソバが好きなんですか?
なにやら、以前話題になった「夫人のご尊顔」も拝めるという事ですよ!(笑)
>774

danchuの2000年5月号ですね。蕎麦好きですよ。そんなにグルメな「好き」じゃないけど。

>「薮の中」で蕎麦について描いてたのは、実体験によるものなのだろうか?

「名作」ですね。実体験じゃないす。でも、あそこで出てくる相方は「学問」時代いっしょにやったライター裏山。


>775 名前:忍者サイトウ

あははは。読んでやんの。すいません、みなさん。私の知り合いです。以前、私の下忍もしてました。
「マンガの読み方」のスタッフでもある。
誓って申しますが、私が通報したわけでも、裏で命令したわけでもありません。

789 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 00:18
ageます。

790 :T :2000/09/09(土) 00:49
下忍のサイトウさん(笑)

リストありがとうございます。
夏目さんの本はそこそこ集めているつもりでしたが、こんなにあったとは‥‥。
さっそく参考にさせてもらいます。

夏目さん

日本でなぜこんなに漫画が発達したのかという事について‥‥
ある社説で「理由の一つは外国には手塚治虫がいなかったからだ」というモノもありましたが、
夏目さんは「人間大学」の中で、「漫画と日本語の関係」について語ってましたよね。
漢字(図形)と平仮名(音)を併用する言語だから、漫画が発達する要素があったと‥‥。
(えらく簡単な説明ですが、こんなんで合ってますやろか?)
この理論を聞いた時は、まさに「目からウロコが落ちる」状態でした。
あの時点では「仮説」という事でしたが、その後「ウラ」は取れたんでしょうか?

791 :1 :2000/09/09(土) 01:37
タイミングが悪いのと、レベルの高い質問が思いつかなくて
すっかりROMになってしまった1です。
忍者サイトウ様、ありがとうございます!探してきます!
>784
新スレ立てるの早すぎ〜!俺が立てようと思ってたのに!
>夏目房之介様
ここを読んでるだけで日々感動しています。
いつも誠実な対応、ありがとうございます!

792 :ht :2000/09/09(土) 02:17
下忍サイトウさまのリストアップによると
10・14・22・24・26・30・34・39・40・41・43_1・43_2・44・46・キネ旬
持っております。
こんなわたしは夏目先生の「中の上」クラスのファンではないかと。。。

で、こんないい機会は、おそらくもうないでしょうから、
どさくさまぎれに夏目先生に質問です。

マンガの運動表現についてどうお考えでしょうか?
と、ひとくちにいってもいろいろとありますが、
@複数枚の絵による場合(コマ構成)
A一枚絵による場合(1コマ)
と、まずコマを基準に考えたとして、特にAについてお聞きしたいのですが。

たとえば、四方田氏は『漫画原論』で、運動表現を”速度”という観点から記号論に基づいて
論考しておられるようです。
具体的には、特に動線の本数などによる速度感の違い、というあたりが氏の論の特徴でしょうか。

そこで、夏目先生の著作をザッと拝見したところ、先生のお考えは、
特に「運動表現」に絞ったものではなく、どちらかといえば、運動などを含めた
”描線”のニュアンスの違いからくるもの、と分類されており、
観点はあくまでも、作家の手による描線に、視点が絞られているように感じます。

わたしは、動線を中心に「運動の線表現」というテーマに絞って考えており、
その場合、動線を中心として、人物や風景などの描線の工夫、たとえば残像表現などや、
輪郭線を2重にズラして描くなどの震えの表現など、
絵は、(1コマで)運動する対象をいかに表現しえるのか、という論文を制作中です。
(ずいぶん乱暴にはしょりますが(^^;)

そこで、
●夏目先生はマンガの運動表現について、どうお考えでしょうか?
●四方田氏やわたし(同列にしてすみません)のようなアプローチに、どういう感想がありますか?

もし、お時間よろしければ、主に上記の点についてアドバイスいただければ幸いです。

追伸:とにかく先生のファン(としかいいようがありませんが)です。
今後のご活躍も、楽しみしています。

793 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 02:24

夏目房之介さんについてver.2
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=968418423

794 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 02:36
夏目さんブックマークでここに来てるみたいだから一応解説しときますと、
レス数が1000超えるとそのスレッドは見れなくなっちゃいます(混んでる時間だけだけど)
ので、1000レスに近くなったらスレッドを移転するのです。ってことで、ブックマークの
移動よろしくお願いしますね。

795 :>770 :2000/09/09(土) 04:00
立花隆氏のスレッドってまだ残ってます?
よかったらリンクしてほしい。


796 :T :2000/09/09(土) 06:43
夏目さん
>あれ、そいつぁ失礼しました。

もう、夏目さんってば〜。〔753〕をよく読んでいただければ分かるように、
あの発言は一応過去形ですので‥‥。あっ、俺の文章が下手なだけか。(笑)
でも夏目さんの、「批評」という仕事に対する真摯な姿勢が分かったので、
とても良かったですよ。

むむむっ!ちょっと待てよ。なんか少し分かってきたような気が‥‥‥。
以前初めて2chを覗いた時、「なんてひどい所だ、吐き気がする」と思ったので
それ以来見ていなかったんです。
でも「たしかにひどい発言もあるけど、いい所も‥‥」って言う友人もいたんです。

今回は夏目さんの勘違いだったかもしれないけど、2chのちょっと乱暴とも思える
やり取りの中から、相手の「本当の本音」が引き出せるかもしれない‥‥‥。
その、2chの存在意義というか何というか‥‥。

「こんな所(2ch)で喜んでいるやつは、幼稚な人間!」なんて思ってたけど、
「未熟者」だったのは、俺の方だったのか――!?

797 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 06:49
スレをよく読んでいただければわかるように、スレはすでに移っております。
混乱を避ける為にこちらをあげないようにしてください。
移転先はこちらです。↓

夏目房之介さんについてver.2
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=968418423




798 :とりあえず :2000/09/09(土) 06:52


       (⌒Y⌒Y⌒)
     /\__/
    /  /    \
    / / ⌒   ⌒ \
 (⌒ /   (・)  (・) |
(  (6      つ  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( |    ___ |  < ここでCM.http://kanazawa.cool.ne.jp/namihei2000/flash/2chcm.swf
    \   \_/ / ∧  \_________
     \____/ (´ー`)
        (  ̄ ̄ ̄《目 ⊃
       |  ー==《目|
       |__|   |  |
       |_|_|_|_|  丿UU
       |__|_|
        | ||
       |__|__|



799 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 15:47
age

800 :魁!名無しさん :2000/09/09(土) 16:47
もうageんな

801 :ああっ名無しさまっ :2000/10/21(土) 03:35
復旧あげ

802 : :2000/10/21(土) 03:35


803 :ああっ名無しさまっ :2000/10/21(土) 04:40
不安なのでもっかい書き込んどく。

804 :新井薬師 :2000/10/23(月) 07:26
すげえ、2ちゃんねる。

805 :荒木 :2000/10/27(金) 03:14
あげっちゃったりして〜(爆)
めんごめんご^^;

806 :ああっ名無しさまっ :2000/10/27(金) 12:55
この頃は夏目さんの書き込みはなかなかのものだったが、
ver4のは全然駄目だな。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/29(日) 15:29
まー、そういうな。

286KB
新着レスの表示

スレッドリストへ戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2004-10-30