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[第二弾]妹に言われたいセリフ

763 :751 :03/02/02 20:14 ID:pKCUrFR3
>>751-752ですが、性懲りもなくまた作ってみました。暇つぶしにどーぞ。

 はぁっ、はぁっ、はぁっ……
 小さな部屋に、苦しそうな呻き声が響く。
 ベッドの上に、一人の少女が横たわっている。その顔は耳まで真っ赤に
染まり、小さな唇から苦しそうな吐息が漏れ続けていた。
 少女は二日前から、風邪をひいて寝込んでいた。医者に診てもらったり、
薬を飲んだりしたが、いっこうに良くなる気配はなかった。屋外で身体を
動かしたり、友達と遊んだりするのが大好きな少女にとって、一日じゅう
家に閉じこもっているのは、苦痛以外の何者でもなかった。ぜんぜん良く
ならない自分の身体を、少女は恨めしい思いを抱き始めていた。
 トン、トン。
 扉をノックする音が聞こえると同時に、一人の少年が扉を開いて部屋に
入ってきた。少年の右手にはタオルが握られ、左腕には氷水の入った洗面
器が抱えられていた。
「よう。どうだ、調子は?」
「……あんまり良くない」
「だろうな。ほれ、新しい水を持ってきてやったぞ。これで頭を冷やして
やるよ」
「ありがとう、お兄ちゃん……」
 少年は少女の額にかけられたタオルを取り、自分の膝の上に置いた。そ
れから持ってきた新しいタオルを洗面器に入れ、冷たい水に浸して絞り上
げると、それを広げて少女の額の上に置いた。
 スーッ、と心地よい冷たさが広がり、少女はホッと息を吐いた。

764 :751 :03/02/02 20:15 ID:pKCUrFR3
「どうだ? 少しは気分良くなったか?」
「うん。とっても気持ち良いよ……」
 少女は弱々しい動きで片手をベッドの中から差し出すと、少年の手を握
り締め、小さな声を発した。
「お兄ちゃん、ゴメンね……私が病気になったばかりに、お兄ちゃんに看
病させちゃって……学校まで休ませちゃって……」
「気にするなよ。オレ達は兄妹だろ? 助け合うのは当然じゃないか」
「……ありがと、お兄ちゃん」
「さ、少し休めよ。眠れば少しは熱も下がるだろうぜ」
「うん。お休み、お兄ちゃん……」
 少女は布団をかぶり、目を閉ざした。それから数秒もしないうちに、少
女は眠りに入っていった。
 スー、スーと寝息を立て眠る少女。その顔は紅く染まり、額に汗が浮か
んでいた。汗は玉となって、少女の顔から枕に向かって流れ落ちていた。
(しかし、すげえ汗だな……そういえば、前に母さんが言ってたっけ。風
邪を引いたときは、こまめに汗を拭かなきゃいけない、って……)
 少年は、懐から新しいタオルを取りだし、少女の頬と首筋にタオルを当
てた。
 途中で少年は、少女のパジャマが汗で濡れていることに気付いた。
 水色のパジャマが、胸元からお腹の辺りにかけて藍色に染まっている。
パジャマで覆われて見えないが、ここもきっと、グッショリと濡れている
に違いない。
(……ここも拭いてやるか)
 少年はパジャマに手をかけ、上から順番にボタンを外していった。
 ボタンを外し終わり、パジャマを左右に開くと、少女の裸の上半身が露
わになった。……その瞬間、少年はハッと息をのんだ。

765 :751 :03/02/02 20:21 ID:???
 ほっそりと締まった腰つき、それに反するかのように膨らんだ胸。絹
のように滑らかな肌は、汗に濡れていっそう艶っぽく映える。少女が呼
吸をするたびに、豊かな胸が上下し、尾根の突起が細かく震えた。
 少年は数年ほど前まで、少女と一緒に風呂に入っていた。そのときは
胸も平らで、女っぽい部分など全然なかった。「お前、ホントは男なん
ねえのじゃ?」とからかって、顔にお湯をかけられたこともあった。
 あれからほんの数年しか経っていないのに、いつの間にこれだけ成長
したんだろう。少女は今も、兄と一緒にテレビゲームをしたり、本を読
み合ったりして遊んでいる。中身は小学校の時とほとんど変わっていな
いように思える。なのに、身体のほうは……
(お、落ち着け、オレ! こいつは血の繋がった、実の妹じゃないか!
変な感情を持ってどうするんだよ……!)
 少年は雑念を振り払うかのように、頭を左右に振った。そして手に持っ
たタオルを、少女の胸にそっと当てがった。
 見た目以上に柔らかな膨らみに、少年はドキッと肩を震わせた。必死
に目を逸らしながら、手探りで少女の身体に手を滑らせていく。手を動
かすたびに、少女の身体の温もりが、柔らかみが、凹凸が、タオル越し
に伝わってくる。そのたびに少年の心臓は、ドクン、ドクンと跳ねるよ
うに動いた。
 お腹のところを拭き終えたところで、少年はタオルを洗面器の中に入
れた。少女の身体を直視しないよう、横目になりながら、ボタンを下か
らはめていく。そして一番上のボタンをはめたところで、
「……お兄ちゃん?」
 不意に、少女が目を開き、声を出した。

766 :751 :03/02/02 20:21 ID:???
 少年はびっくりして飛び跳ね、数メートルほど後ずさりした。
「どうしたの、お兄ちゃん? まだいたの?」
「あ、いや、その……汗が凄かったからさ、拭いてやったんだよ。安心
しろよ、もう終わったから」
「ありがとう、お兄ちゃん……あたしのために……」
 少女は真っ赤な顔に笑みを浮かべ、兄に向けた。
 その笑顔に、少年はギクリと身体を震わせた。熱に苦しみながらも、
必死に笑いを作る妹。病に冒されているはずなのに、兄に礼を言おうと
する妹……その健気さと可愛らしさに、奇妙な感情を抱いてしまったの
だ。
 少年は慌てて洗面器を手に取ると
「じ、じゃあオレ、行くからな。何かあったら、いつでも呼べよ」
と言って、部屋から出ていった。
 それを見た少女は、軽く首を傾げ、独り言を呟いた。
「どうしたんだろ……変なお兄ちゃん」


「な……何やってんだよ……オレは……!」
 少年は、居間のテーブルに突伏しながら、重々しい声で唸った。
 彼にとって少女は、ただの妹だ。少なくとも今までは、それ以上の感
情を持ち合わせていなかった。だがさっき、少女の裸体を目にした瞬間、
それ以上の感情を抱いてしまった。「妹」ではなく、「一人の女性」と
いう感情を……。
 少年は、部屋の隅にかかっているカレンダーに目を移した。
 少年の父親は商社勤務で、海外に単身赴任していた。週刊誌の編集員
として働いている母親は、ちょうど今が締め切り前だから、出版社に籠
もりきりになっているはずだ。ということは、少なくともあと数日、こ
の家には少年と少女の二人しかいないことになる。
 少年は天井を見上げ、溜め息を吐いた。
「オレ達……これからどうなるんだろう?」

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0ch BBS 2004-10-30