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夏目房之介さんスレッドver.3

231 :まそが :2000/10/09(月) 02:11
僕も何かの形で1本の映画みたいな形の描き下ろしマンガがあればいいのにと思う事があります。でももしやったとしても、そのような形で描かれた作品の全てが読者の興味を引くとは限らないから人気がでた作品は出来るだけ引っぱりたいというのがあるんでしょうね。商売としてやる以上、作品の完成度よりも人気のほうを重視するという事でしょう。でも引き伸ばしは作品の評価自体を下げてしまう事が多いし、限界もある、いろいろな形があってもいいはずだけどなあ。

文字表現の小説に比べ漫画の心情描写、人間描写が劣るというか、ある点以上は出来ないというのは同感です。漫画は映画同様の映像表現だと思うので。絵とセリフの組み合わせでシーンを作り、漫画文法の技術で読者に『わからせる』、というのが一番フィットしているんでしょう。ナレーションやら思考のフキダシでクドクド説明するのは奇異な感じがする。まあ激しい競争がある以上、読者になんとか印象づける為、ハッタリ的な物やら、例えば子犬を怖がるヤクザみたいなマンガ的な極端なモノが増えちゃうのは仕方ないのでしょうか。

よく『漫画はキャラクター』という言葉を聞きますが、自分的にはイコールではないと思ってます。キャラクター商品などの利権があり、人気マンガという言葉がある以上、人気のとれるキャラクターの設定は重要だし不可欠だとは思いますが、ただキャラクターを自分勝手に走らせただけの話だけではそんなに何話も作れないし長期的に持たない気がします。実際そういったマンガばかりの雑誌のスカスカな事。
 うる星、めぞんの頃の高橋留美子は『まず、話を作る』といってるし、押井守も何かの対談で『自分は優先順位としてはまず世界、話、キャラクターだと思う』と発言しています。そういえば最近のジャンプは『世界』のデザインまでやってるマンガが多いですね。ゲーム化を狙ってという事でしょうか?

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