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夏目房之介さんについて

232 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:05
>>124 丁寧に質問に答えられていますが、こうした質問の応酬の場に2chのような
匿名掲示板を選んだのはなぜでしょうか?

選んだんじゃなくて、知人に教えられて偶然きました。
いろんな人の質問に答えるのが好きだし、勉強になるんですね。

>>121 OUT時代の事を教えて頂ければ幸いです。
いしかわ先生に対する評もお伺いしたいです。

OUTにはマンガのパロディを描いてました。
「仮面ライダー」「ウルトラマン」などの。
いしかわさんのスタンスは僕に似てるけど、
彼は基本的に作家・個人として発言し、彼の好みを最高の基準にします。
僕は、落ちこぼれの漫画家なので、批評というより客観的で普遍的な基準、
架空のものでも、それをスタンスにしたいと思っています。
いしかわさんは、直感的にはやはり凄くいいことをいいますよ。

>>133 名オリジナルのマンガ作品を描かれる お気持ちは一切ないのですか?

才能がないです。好きは好きなんですが、趣味になっちゃうかな。

>>137 BS漫画夜話のギャラはいくらぐらいでしょうか?

ノーコメント。




233 :>夏さん :2000/09/01(金) 23:09
BS漫画夜話でジョジョがとりあげられたら嬉しいですか?

234 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:11
125 文章をお書きになるという点では 夏目漱石の影響は大きいのでしょうか?

どうでしょう? 無意識にはむろんあるし、漱石の文は好きですから、
ないとはいえないでしょうね。

>>127 :49 現在出版されている漫画週刊誌、月刊誌等で
先生がよく読まれるものはありますか?
また、少女漫画雑誌を読まれる時はありますか?

基本的に雑誌はほとんど読まず、単行本です。
送られたものと、ときにピックアップして読みますが、少女系は弱いですね。

アニメは無関心なのかな。

世代的に昔のはみてますが、あまりみません。エヴァですら再放送録画です。

>>141 夏目さんが一番好きな作家と作品

よくきかれますが、答えようがないです。マンガ歴長いんで、たくさんありすぎて。


235 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:12
もう漫画のライバルはテレビゲームよりネットやケータイという
位置付けなのでしょうか?

236 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:16
123 名昔のマンガにくらべ、今の作品は画面を大きく使い
見開き2ページの派手な演出をする作品が多いようです。
それに比べて今の作品は、なんでこんなに
大きなコマが必要になってしまったのでしょうか。

>>144 夏目先生は現在の4コママンガについてどうお考えでしょうか。

>>146 コミケット準備会主催の著作権を考えるシンポジウムについて、
内容や事後の感想などについて、

これらの御質問は、いずれもちゃんと答えるとこの狭い範囲では難しいし、
つづめてしまうと誤解も多いでしょうから、今回はパスさせていただきます。
すいませんが。
それと、質問まとめていただいて、ありがとうございました。



237 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:22
先生ぜんぶ答えるつもりなのか、、すごい。

238 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:23
176 模写して作品分析していますよね。
あれは、いつ頃に、どのようにして思いついたのでしょうか?、

もともとマンガのパロディばっかり描いていた時期があって、
わりと自然に思い付いたんですね。方法として「発見」したのは、
82年の「女体論序説」(「漫画学」所収)でしょう。
「手塚どこ」できちんと理論化するのに10年かかったってことですね。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:23
うーん、やっぱり2ちゃんねらーとは違う。かっちょええわ。
偽者だとしてもそれはそれで凄い

240 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:24
176 模写して作品分析していますよね。
あれは、いつ頃に、どのようにして思いついたのでしょうか?、

もともとマンガのパロディばっかり描いていた時期があって、
わりと自然に思い付いたんですね。方法として「発見」したのは、
82年の「女体論序説」(「漫画学」所収)でしょう。
「手塚どこ」できちんと理論化するのに10年かかったってことですね。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:24
たしかにここで長文は書きにくいだろうなあ。
メルマガでも作ったらいいのに(って負担増やしてどうする)。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:25
>先生がこちらへこられているだけで
>私は十分満足しております。

まったくそのとおりですね
先生も細く長くいてほしいものです
今日もありがとうございました
っておれがいうのも何ですが


243 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:27
これほどたたかれない人も珍しい
人柄の勝利なのだろう


244 :キラス(176) :2000/09/01(金) 23:27
>夏目先生
お答え頂きありがとうございます。

今後も頑張ってください。

245 :夏目房之介 :2000/09/01(金) 23:34
235 漫画のライバルはテレビゲームよりネットやケータイという
位置付けなのでしょうか?

それはよく経済記事などで若者の所得がそっちにいっちゃうから、という話ですかね。
その分析自体、どこまで当たっているのか、僕には全部受け入れがたいところがあります。
基本的に、若者市場、産業としての分析としてってことですが、マンガを表現としてみれば、ライバルっていう考えは、も少し間接的ですよね。
マンガが売れないってことなら、マンガと出版・流通・小売りの構造的問題を考えない分析は意味がないのではないでしょうか。

さっき、二重に書き込みしてしまいました。
ごめんなさい。



246 :144 :2000/09/01(金) 23:35
>>236
やはり質問がでかいというか曖昧だったでしょうか。
こういった話題は連載記事や単行本で扱われることを期待すべきものでしたね。
ありがとうございました。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:36
他の板から噂を聞いて初めてここに来ました。
夏目さん、ファンになりそうです。
本読ませて頂きます。


248 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:41
なんで今までこの質問が出てこなかったんだろう。
呉智英氏のマンガ評論についてどう思われますか?
最近は谷岡ヤスジ氏の作品を協力してまとめていらっしゃいますが。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:44
最近漫画にCGを導入するケースが増えていますが、
そうした傾向について何か考えがあったら聞かせてください。

250 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:46
>夏目先生
2chは中毒になりやすいので、気をつけてくださいね。

251 :ニコニコ坊や :2000/09/01(金) 23:46
私も質問をさせて下さい。

漫画評論の分野に於いて、とりあげられにくい漫画家について。
私は全体的に、高野文子のような「マイナー系」でもなく、社会現象となるような
「短期メガヒット生み」でもなく、長期安定派が最も「評論家から無視される」傾向
があるように思えます。

たとえば水島新司、松本零士、あたりの本格的な評論は少ないと思いますが、
そのあたりのお考えは如何でしょう。

252 :RYU :2000/09/01(金) 23:48
>>245
>基本的に、若者市場、産業としての分析としてってことですが、マンガを表現としてみれば、ライバルっていう考えは、も少し間接的ですよね。
ではゲームをストーリーの表現手段としてみた場合(特にRPG)、僕は感情移入を
能動的に行える手法が用意されている分、漫画への強力なライバル足りうると思って
いますが、夏目さんはどう思っているのでしょうか?
また、夏目さんはどの程度ゲームをやられたことがありますか?


253 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 23:54
今は、昔よりもアンケートを重視して
売れるような絵、売れるようなストーリーを編集が追求しすぎて
どれをみても似たような絵、ストーリーになっているような気がします。

これも昔はよかった、という年齢的な問題なのでしょうか?
夏目さんは今の、特に少年、少女誌を楽しく読めますか?

254 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:00
ああ質問連続;;
ROM雀に過ぎない私でさえ圧迫感を感じます・・・
(どの質問も興味深かったりするとこがまた辛いかも)

255 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:10
253の補足です
少女誌に投稿していた時、編集に目を大きく、主人公の性格はこうこうで、
と指導をうけていました。
投稿ページにもよく同じようなコメントがのっていたのですが、
少女誌の予告ページをみて本当にどの作家さんも絵柄が非常に似ていて
ちょっとショックをうけたことがあります。

読者の好みに添った作品しかうけいれられないのはわかるのですが、
昔はそれでも雑誌にギョッとするような絵でも面白い話が載っていて
最初は拒否反応をおこしながら読んでいた印象があったものですから。
(今では名作?とよばれている作品もたくさんあります)


256 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:35
>248 呉智英氏のマンガ評論

村上さんらの「私語り」批評から、より客観性をもった批評に架橋する役割を果たしてくれたと思います。
谷岡さんのこと、僕もからんでますが、ほんとに無償で一生懸命やられる方です。
評論についてより、僕は御本人が好きです。
じつは、いろんな事情とかをよく斟酌できる大人で、いい人です。

>249 名漫画にCGを導入するケースが増えていますが、
そうした傾向について何か考えがあったら聞かせてください。

寺田克也さんがいってましたけど、CGはマンガにとって新しい「道具」なんでしょう。
韓国の作家も、CGでアシスタントいらなくなったといってました。
3Dになると基本的に表現が変わってくる可能性がありますね。
紙媒体で考える限りでは、これまでの「道具」の延長でも考えうるでしょうけどね。




257 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:37
250 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/09/01(金) 23:46

>夏目先生
2chは中毒になりやすいので、気をつけてくださいね。


あははは。たしかにそうですね。
でも、あきやすいので、まぁ大丈夫でしょう。
ありがとう。

258 :モーグ :2000/09/02(土) 00:41
ウワッ、ホントいい人ッスね。夏目さん。

259 :夏目坂 :2000/09/02(土) 00:44
漱石生誕の地が最近吉野屋になっていた・・・

260 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 00:46
先生にはさくら板あたりに逝ってもらって
匿名オタどもの醜態をみてほしいかも(w

261 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 00:49
>251 長期安定派が最も「評論家から無視される」傾向
があるように思えます。 たとえば水島新司、松本零士、あたり

そういう傾向はあるでしょう。理由もいくつかあります。
1)批評という行為が先端的、異端的、あるいは手塚・梶原のような大物に動機づけられやすい。
2)批評の言語そのものが、中間的で飛び出たもののない対象を語りにくい。
言語化したいことを効果的に伝えるためには、中庸より極端がよかったりするんですね。
3)批評家といえども、すべてをまんべんなく語ることはできず、求められたものか、自分の好みに偏る。

他にもあるでしょうが、いずれも現在の批評の限界ではあるでしょう。
僕個人は、中間的な長期安定型作品はマンガにとって重要なものだし、
きちんと批評できないといけないとは思います。
とはいえ、批評だからといってすべてを語る必要がないのも事実です。


262 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:00
>夏目様
去年、怪我して入院して動けなくて痛くてだるくて辛かったときに、弟が
「さしいれ」といって「消える魔球」を置いていきました。
読んでいる間、痛いのとだるいのがどこかにふっとんでおりました。ただ、
笑うとちょっとお腹とか痛かったけど。

なんか一方的ですけど、すごくすごくお世話になったと思ってます。
ありがとうございました。

263 :たま :2000/09/02(土) 01:02
>夏目様
こんばんは。
私は不勉強なので夏目さんを知りませんでした。
ここでの受け答えを見て、成熟した誠実なお人柄に感銘を受けました。
書かれたものにも興味が湧いてきたので、今度買って読んでみようと思います。
皆の質問攻めになってしまって大丈夫かなと心配していますが、嬉しさゆえだと
思います。どうか、無理はなさらないでください。でも、密度の濃い話題で読んで
いるほうはとっても楽しいです。ありがとうございます。

264 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:03
(>147)
(かわぐち先生もここに来たことあるんですか?何を語られたんだろう。)

265 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:07
>252 ゲームをストーリーの表現手段としてみた場合(特にRPG)、僕は感情移入を
能動的に行える手法が用意されている分、漫画への強力なライバル足りうると思って
いますが、

僕はゲームをやらないので、そのあたりは教えていただきたいところです。
以前はマンガはアニメやゲームのソフト供給源として機能してるのかな、と思ってました。
でも、今はもう産業としても大きくなり、相互に影響しあう、メディアミックスで乗り入れ会う関係なんでしょうか。
ライバルという感じがよくわからないですが、まだマンガがゲームにとっても有効なメディアであることは続いているように思っていますが。

266 :モーグ :2000/09/02(土) 01:14
教えていただきたいなんて、そんな
「教えろ、ゴルァ!」でいいッスよ。

267 :ぼっちゃん :2000/09/02(土) 01:17
夏目大先生!!!!
【2ちゃんねる】のこの板を
他の諸先生方にも教えてあげて下さい。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:21
漫画もゲームも大衆(金出すオタク)に媚びると儲かることを知ってから
つまらないものが程良く乱造されているような気がする

だからわたしはゲームからも漫画からも遠のいてしまったけど
年取っただけかなぁ
今の作品でも福本伸行あたりは深くはまっているのだけど

269 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:22
>262 入院して動けなくて痛くてだるくて辛かったときに、弟が
「さしいれ」といって「消える魔球」を置いていきました。
読んでいる間、痛いのとだるいのがどこかにふっとんでおりました。ただ、
笑うとちょっとお腹とか痛かったけど。

ありがとう。もの書きって、こういうのうれしいんです。
偶然でもなんか役に立った気がして。
他にも、僕の古い仕事を知っておられる方とか、いちいち感謝できませんけど、ほんとに勇気づけられます。
批評家なんて肩書きになると、何でも知ってるみたいですけど、じつは僕などほんとに物知らずなんで、こういう応答してると修行みたいです。
楽しいすけど。

270 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:22
あげんなや

271 :270 :2000/09/02(土) 01:24
げげげっ、スレ違いっす、スレ違いっすよ、すいませ〜ん

272 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:25
夏目先生はアジアのまんがについてもお詳しいようですので質問します。
我々はなかなかアジアの国のまんがを目にすることができません。
いくつかの雑誌では掲載されてはいますが。
今後アジアの国のまんがはもっと成長して我々が見る機会が
増えるのでしょうか。

273 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:28
たしか、少女系に描いてた方が「こういう風に描け」っていわれた云々って書き込みがありましたね。
商業主義云々でそうした傾向を批判する人もいますが、僕はそう思いません。
それは、その編集者の技量の善し悪しの問題で、漫画家はそれと折り合ったり、闘ったりしてやってきたんです。
これは、今の競争原理の働く産業の世界では、基本的には自然で当たり前のことです。
結果的にいえば、それでなお編集出版サイドを説得できる作品を描いた人が道を切り開いてきたんです。
つまり淘汰が働いたってことで、日本の戦後マンガはそのシステムをうまく使って、むしろ健康な競争があったと思ってます。
個別には、ひどい編集もいるし、いい編集に出会うのが作家の運ですけど。

274 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:31
うう、なんて謙虚なひとなんだ
>270
逝ってよし(W

275 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:35
>272 アジアの国のまんがはもっと成長して我々が見る機会が 増えるのでしょうか。

そうなると面白いと思います。
日本のマンガは市場が大きく、マンガのみならず自足した国内主義になりがちなんで、かえってアジアから置いてかれる可能性もありますね。
世界とかグローバルなんていっても欧米しか目に入ってないし。
マンガ、アニメは、本当はとても異文化交流に有効なメディアだと思います。
それは、本にするつもりで書いてますし、取材もしてるんで、詳しくはそれが出たら読んでみてくれるとわかってもらえるかも。



276 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:35
少女系に投稿していた者です。

編集が利益を追求して同じ傾向を求めるのは理解できますが、
昔に比べてとんでもない作風を許容する範囲が
狭くなっている(同じ絵柄、作風)と感じたので
あのような質問させて頂きました。

レスありがとうございました。感激です。


277 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:37
昔とある小説家の方の講義をうけたことがあります。
その方は凄く文学理論に通じていて、その理由について、
「自分が出てきたころは、批評家たちが批評によって作家を制約しよう
としていた。だから自分たちはそれに対抗するために理論武装するしか
なかった」とおっしゃっておられました。
夏目先生の批評の態度はここに書き込まれた考えを見るだけでも
そうしたものと異なることは明白ですが、批評が作家たちに与える
影響などについてはどうお考えでしょうか。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:41
すごいすごい、感動だ!
俺はまだ24(’76年生まれ)でただの漫画好きで、夏目先生の著作は
たまにパラパラと立ち読みしかしてないけど(申し訳ありません)BS漫画夜話
はかかさずみてます。

夏目先生へだけではなく、皆さんへの若輩者からの質問ですが
ある作品にはリアルタイムで読む故の面白さというものが、あると思いますが、
そんな作品をリアルタイムで読めなかった時のくやしさというものを感じることは
ありませんか?
特に私は昔の名作と呼ばれるものを読んでいると感じます。
若いからで済まされることかもしれませんが・・・。


279 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:42
272です。
もひとつだけ質問させてください。
よくまんがを教育問題などとからめてしまうと決まって
まんがは小説や映画と比べて高級だとか程度が低いの議論になって
しまいがちになるのですが、そういったまんがの位置付けについては
どうお考えか教えてください。

280 :RYU :2000/09/02(土) 01:46
確かに漫画→ゲーム、アニメの方向性が一般的でその逆は起こりにくいようですが、
これは制作費や規模が漫画の方が小規模で小回りが利くというのが大きな理由になってると思います。
ゲームでも大規模なブームを作ればアニメや漫画の方への展開が起こりうるというのは
「ポケットモンスター」などでも見ることができましたが、基本的には難しいと思います
ただ、このようなソフト供給とかという直接的な話でなければゲーム、アニメ、漫画は互いに思想、
技術などで相互に影響しあう事は十分起こっていると思います。

ライバルという表現は少し挑戦的でした。ただ、ゲームは自分が行動を選択するという能動的な
行動を読み手(?)に与える事ができるので、より読み手をその物語にのめり込ませることができます
この利点を充分に使われたときには漫画より遙かにストーリーの臨場感を伝えることが出来ます。
(しかし、不特定多数の自立的選択を違和感なくさせるための手法が困難なのでいまだ最善の手法が無い)
とりあえず初めての方にこの感覚を感じてもらうには「ドラゴンクエスト1&2&3」「かまいたちの夜」
「弟切草」あたりをやっていただけると少しは判っていただけるかと思います(前者は少し時間がかかるので、
後者の2つが良いと思います)

281 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:47
>>278
>リアルタイムで読めなかった時のくやしさというものを感じることはありませんか?
私の場合はくやしく思うよりも先に連載当時の状況などを推測して楽しむ事の方が多いような気がするなぁ
「ああ、あれのせいでこの頃の人はこう感じたんだろうな」とか、「なんでこう思うのか分からんぞ」とか「ネタが古すぎてかえって新鮮に見えるな」とか
でも、ひねた楽しみかただよなぁ…

282 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:47
>278
あー、俺もわかるなその気持ち(大体同年齢)。
それから、「手塚治虫はどこにいる」を読んでわれわれの世代は
本質的に手塚治虫を理解できないのかも知れない、とも思った。
・・・いや、夏目先生の労力で少しはわかった気になったけども。

283 :>夏目さん :2000/09/02(土) 01:49
このログ、印刷して友人に見せます。
友人は夏目さんの本が大好きで、部屋の本棚に何冊も並んでいるんですよ。
(著作全部かどうかはわからないですが(笑)
きっとすごく喜ぶと思います。

夏目さん、ここで色々な質問に答えるのは大変だと思いますが
どうぞ無理なさらない程度に2CHに遊びにきてくださいね。
私自身はほとんどROMですが、ここでのご意見はとても参考になります。

284 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:50
手塚治虫だれそれ?
みたいな世代が漫画を読む時代になったんだろうよ
わたしだってそんなに読んだことないし

285 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 01:51
あしたのジョーを連載で読みたかった…
タッチでカッちゃんが死ぬところはリアルタイムで読みました。
雑誌を学校で広げてみんなで「うそーっ」て
(一応、女ですけど(笑))

286 :モーグ :2000/09/02(土) 01:54
寄生獣で広川が人間だったときの
衝撃は今も忘れられん。

287 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 01:55
>276 昔に比べてとんでもない作風を許容する範囲が 狭くなっている(同じ絵柄、作風)

そうでしょうね。それだけ市場もシステムも成熟してしまった、ということだと思います。
それでも日本の編集という制度は世界的にみて特異で、出版社の人間でありながら、作家側に立つことをよしとしています。
擬制であっても、このことが有効でもありました。
「ナニ金」も、そういう伝統で生まれた、他の国ではありえないヒットでしょう。
これからは、構造改革の問題もあって、どうなるか微妙なとこですね。


277 「自分が出てきたころは、批評家たちが批評によって作家を制約しよう
としていた。だから自分たちはそれに対抗するために理論武装するしか
なかった」とおっしゃっておられました。
夏目先生の批評の態度はここに書き込まれた考えを見るだけでも
そうしたものと異なることは明白ですが、批評が作家たちに与える
影響などについてはどうお考えでしょうか。

そうらしいです。もの書きは他人のいうことに過度に敏感な人が多いですから。
でも、マルクス主義芸術論が批判されて、理論が表現を指導する(いいかえれば批評言語が作家に影響する)のは、表現の本来的な自立性を見誤っているってことになったと思います。
僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
こうした原理的な問題の言語化も重要な課題になりつつあるので、今勉強中です。

さて、そろそろ本日は風呂入って寝ます。
この8月で50になったオヤジなので、みなさんご心配いたたくように、体気をつけないとね。
おやすみなさい。



288 :名無しさん@スリルドライバー :2000/09/02(土) 01:56
>278さんへ。
自分も、谷岡 ヤスジ先生の作品をリアルタイムで楽しめなかった一人です。

>284さんへ。
手塚派もアンチ手塚派も超えた「ポスト手塚派」の出現・・・。

289 :モーグ :2000/09/02(土) 01:57
先生、お疲れ様でした!

290 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:00
272です。
質問にお答えいただきありがとうございました。
またのおこしをお待ちしております。

291 :ビバ!’80 :2000/09/02(土) 02:00
>夏目先生
ありがとうございました。
今日はROM(読むだけ)させていただきました。
まだ暑く寝苦しい夜もあります。
そんな晩には、ぜひお越し下さい。
お待ちしております。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:00
夏目漱石の影響についてお答えいただいてありがとうございました!
漱石作品もまた読みなおしてみます。
こんなにたくさんレスされてお疲れ様でした。

293 :276 :2000/09/02(土) 02:02
ありがとうございました。
またぜひいらして下さい。


294 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:02
先生今日もありがとう
>288さん
ポスト手塚ですか・・
さすがに神様ですからね
一点においては手塚先生をしのぐ作家はたくさんいるでしょうけどね

295 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:03
もそネタだったら最後にバラしてね?

296 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:08
夏目先生、ありがとうございました。わたしもROMでしたが、とても楽しかったです。
他の板でもこのスレッドでのやりとりは評判で、先生がいらっしゃると
「今、夏目先生がいらしてるよ! みんなROMするべし」と
告知があるくらいなんですよ。

297 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:08
夏目先生こんばんは。
コミックトムからのファンで「読書学」にはまりました。
その「読書学」のなかにある、
・「ゴルゴ13」は、不安神経症でないか?・の考察がウケました。
・かべ…かべを背にしないと不安だ!・ホントにおもしろかったです。
たまにゴルゴを読むときには、このことがキーワードになってしまいます。
ゴルゴは眉が異常に太く、それがただでさえ狭い額を圧迫していて、目つきも悪い…
なんか、偏狭な知性や粗野で動物的な顔立ちでよね。
人相学からみても、たしかに不安神経症といえるかもしれませんね。
それと・あぶない読書学・にある、
・満を持した放出の快感とともに好きな本を読む大快楽・……
私もそうです。便意をもよおすと、今、読みたい本を無理矢理探し出し、
これだ!と思う本が見つかるとトイレに駆け込みます。
これは・あぶない読書学・なのでしょうか〜。(^O^)


298 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:13
ああ、ひとあしちがい……
夏目先生ありがとうございました。


299 :夏目房之介 :2000/09/02(土) 02:13
>278 リアルタイムで読めなかった時

マンガについては幸運なことに、ほとんどありません。
音楽や映画にはありますし、人はいつもそうやって世代を移っていくもんでしょう。
リアルタイムというより、その人がもっとも表現や媒体に移入していられる時期(幼少期や思春期)に出会うってことが、いちばんの幸福でしょう。

>280 制作費や規模が漫画の方が小規模で小回りが利くというのが大きな理由になってると思います。
ゲームでも大規模なブームを作ればアニメや漫画の方への展開が起りうる
直接的な話でなければゲーム、アニメ、漫画は互いに思想、 技術などで相互に影響しあう事は十分起

なるほど。よくわかります。ありがとうございます。

この利点を充分に使われたときには漫画より遙かにストーリーの臨場感を伝えることが出来ます。

そうなんでしょうね。そのあたりは、もう僕の分析では届かないです。
でも、産業として大規模なだけに、作家主義が頭打ちになりつつあるような印象を報道からは受けます。
それと、この上ゲームまでやるのは、今のところ無理ですね。
申し訳ないけど。
ここにくるだけでも、また寝るのが遅くなるくらいだから。
また教えてください。

300 :49 :2000/09/02(土) 02:18
18日がお誕生日でしたね。おめでとうございます。

このスレッドで初めて夏目氏を知った方、興味を持たれた方は、
「nature net」というサイトで連載していたウェブ・エッセイを
ご覧になってはいかがでしょうか?
Lycosで「マンガの散歩」を検索すれば、すぐ見つかります。

301 :278 :2000/09/02(土) 02:23
おやすみなさい、のレスがあった後なんで一足遅かったかと思いました。
本当にありがとうございます。他のレスの方もありがとうございました
・・・ってほんとうに2chらしくない・・・。

302 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:26
>夏目房之介
目つき悪いって言われません?
おじいさんは男前なのに・・


303 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:29
このスレッドを見て夏目ファンになった人が100人はいると見た。
きっと昨日あたりから先生の本の売上伸びてるぜ。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:31
私、1冊しか持ってないから
明日、本屋へ走るよ。


305 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:41
てことはコレ営業?

306 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:46
営業でもなんでもいいよ。
レス読むとためになるから大歓迎〜


307 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:48
>僕の立場は批評は表現に影響を与える有効性で計るものじゃなくて、マンガと同様に自立した表現なんだってことです。
>こうした原理的な問題の言語化も重要な課題になりつつあるので、今勉強中です。

こういう言い方にはしびれる。質問してみてよかった・・・

308 :RYU :2000/09/02(土) 02:49
ゲームに時間が使えないのはその通りだとおもいます。返事をいただけるだけでありがたいです。

作家主義が頭打ちになっている印象はその通りだと思います。産業として大規模化して、なおかつ最近は社会的に
認められようとして会社としての体裁を整えようとしているので、「定期的」な利益を上げようとして冒険的な
試みがやりづらくなってきたり、見映えだけ良いゲームばかり出る傾向が強いです。ただ、大規模化も現在
PS2の元で頭打ちとなっているので再び小規模化、作家主義に戻る潮流も生まれつつあるようです。

>リアルタイムというより、その人がもっとも表現や媒体に移入していられる時期(幼少期や思春期)
>に出会うってことが、いちばんの幸福でしょう。
僕の中ではそれがゲームですね。僕は現在26で漫画は生まれる前からありましたが、ゲームはちょうど
僕が思春期の時(78〜85あたり)に劇的な進化をとげ、それをリアルタイムで実感した感動が
僕を今でもゲームに結びつけています。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 02:50
だとしても、大変得した気分です。<営業

310 :担当編集者 :2000/09/02(土) 02:55
>303さんへ
ほ、本当ですかっ
夏目先生から昨日、この欄について教わって初めて覗いてみたのですが、
すごい盛り上がっているようで。
私はただいま夏目先生の12月刊の単行本の担当をしている編集者です。
その本は、東京新聞の好評連載に大幅加筆をしてまとめるものですが、
正式タイトルが決まったら、ぜひ宣伝させてください。
その売れ行きによっては、第2弾も企画しています。
夏目先生はあまり自著の宣伝をされていないので、ついでしゃばって
しまいました。先生、失礼しました。
あ、原稿にまだ手をつけられていないようですが、〆切は9月中旬ですので、
よろしくお願いします。




311 :278 :2000/09/02(土) 02:56
308に同じ。
ゲームもかなりやるが、幸いTVゲームに関してはそんな感傷はありません、
と夏目センセと同じ回答になる自分がいる。スレが違うけどMother3の事件
なんて象徴的だったなと思う。

312 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:02
なんだかホントに面白いスレッドになってきたなあ。
編集者さんまで参加してる。
新刊買いますよ〜!

313 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:06
ゲームもゲームで袋小路に入っているからなぁ。
漫画はまだCGによる表現という逃げ道が残っているけれど、
いろんなところで頭打ちの感は否めない。

漫画がこの先どう進化していくのか。
非常に楽しみではあるけれど、先があまり見えていないというのも気がかりだ。

新しい才能はまだでないのか?
俺は最近は冨樫義博、古谷実ぐらいが(ほかにもいるかもしれないが時期的には)
最後ではないかと思っているのだが・・・




314 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:08
担当編集者の人が「夏目先生に教えられてきた」ってことは、
先生ここのこと結構話しまわってるってことか?

315 :RYU :2000/09/02(土) 03:09
2chへの言及があったら絶対買います。スレッド参加者としては。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:11
>313
悲観的になることはないと思うよ。ゲームにしろ漫画にしろ、
業界自体が縮小することはあるかもしれないけど、消えてしまうってこと
はないだろう。俺もゲームは閉塞してると思ってたけど、
とあらエロゲーやったらすんげえ面白くて(笑)、ゲームもまだまだ
捨てたもんじゃないと考えなおした。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:22
このスレのイメージは小学校の朝だな。
それまで外で大騒ぎしてたのに、先生がくると神妙な生徒たち。
生徒に囲まれる人気者の先生。
チャイムが鳴って職員室に帰ってしまう先生。

もちろんいい意味でだよ〜

318 :313 :2000/09/02(土) 03:25
>>316
いや質的な変換ではなくて、ドット絵からポリゴンに変わったような変革。
質的なものはある程度の才能がでれば勝手におこわなわれるものだが、
ゲームってのはそれ以外にも変革があってしかるべきなはず。
それがない今の現状では、ちょっと先が見えないなぁと思っている。
映画的な方向に行くのも一つの選択だったんだろうけど、ムービーの垂れ流しじゃね。
PS2で表現の幅が増えたんだから、頑張って欲しいが。

漫画はまだローテクだから、表現に関しては改良の余地はあると思う。
CGが一つの鍵ではないかと思うが、あんま幻想を求め過ぎちゃ行けないか。

まあ、俺も業界が消えてしまうことはないと思う。
ただこのままでは一部の人間の嗜好品になってしまいそうで、それが気がかりだ。
夏目さんがシステムが成熟してしまって、といっていたが、まさしくその通りなのだろう。
ただ、構造的変換はなかなか難しいんだよなぁ。

319 :スレッドの皆さんへも質問 :2000/09/02(土) 03:36
すごいスレッドですね。
夏目さんの丁寧なレス、しかもこのような場所での正々堂々の書き込みには完敗です。

ところで、私自信も質問があるのですが、同時に質問が多いなあとも思いました。
ということで、この私の思った疑問が、スレッド参加者の方々とのやりとりで、
うまいこと流れができたらいいなと思っております。

私としては、現在の文学評論(主に大学、学会でなされる)と、まだ過渡期である漫画評論の
比較に、どういう意見が出てくるのか気になります。
私自身は、説明能力が不足している人間ですので、
文字媒体への評論へは否定的で、漫画への評論は現在面白いと思っている。
という感覚でしかありません。その程度です。

スレッドの方々のご意見を伺えればと存じます。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:37
>>317
面白い!
こんな先生に担任してほしかったよ・・

321 :319 :2000/09/02(土) 03:38
うわ、自分が書いてる間に話が進行してるし…。
読めない書き込みですまんです。

322 :313 :2000/09/02(土) 03:50
>>316
なるほどね、言いたいことはわかる。
俺は古い考えの人間だから(いや年は若いが)、ゲームというものの面白さは
必ずしもその表現の広さにあるものじゃないと思ってるからああいう意見になった。
まさにあなたの言った映画的な方向にゲームが進みはじめたとき、俺は違和感を
感じたからね。

323 :316 :2000/09/02(土) 03:52
悪い、上316の間違いで、レスを313に返してんのね
バカみたいなミスしちまった、ごめん。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 03:52
>319
文字媒体への評論は書いている人の感性に頼ったものが大きいと思う。(私見)
つまり、他人はそれにうなずくしかないのだ。
読んでいる人間が描いた人と同じぐらいの知識を持っていれば、
見解の相違もでようが、そうでない場合が多すぎる。
定義化されていないように思う。(あくまでも私見。本当はなってるかもしれない)
実際、小説で構成が悪いと言われてもあまりぴんとこない。
比較してくれればまだしも、それだけ単体で見せられても非常に困る。

漫画というのは逆に「絵」による表現方法だから、視覚的に見れる分、
文字媒体と違って想像力で補う必要がない。
だから、わかりやすい。また、比較も一目瞭然でわかりやすい。

そんな違いがあるから、漫画評論というのは容易に理解できる分野だと思う。(その水準とは関係無しに)
だから、書き手のレベルが高くないと誤解などが生じやすいジャンルだと思う。
文学批評は受け手にもある程度のレベルを要求するからね。

などと思うが、はたして答えになっているかどうか良くわからない。
勘違いもあるだろうし。

325 :担当編集者 :2000/09/02(土) 03:57
>314さんへ。
夏目先生が「寝不足している」とおっしゃるので、
内心、またカラオケだなと思ったのですが、
どうやらおもしろい掲示板があるということなので、
教えてほしい、とお願いしたのです。

さきほど、私は墓穴を掘ってしまいました。
習慣でつい〆切の催促をしてしまいましたが、
夏目先生は〆切前に必ず原稿を上げてくださるので、
結局、いつも追われるのは編集者のほうなんです。
立場が逆になってしまうんですね。


326 :316じゃないが :2000/09/02(土) 04:01
>322
すまぬ。話がそれてきたし、とりあえず別スレッドへ行こう。俺も行くぞ。
しかし話が合いそうで困ったもんだ(笑)。


327 :313 :2000/09/02(土) 04:03
何処へ行こうか。(藁

328 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:06
…2ちゃん通ってて良かった…むかつく事があっても、悲しい事があっても、
こう言ういい事もあるもんだ…

329 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:10
>324
そういう問題ではないような気はするな。じっさい、夏目氏が出てくるまでの
漫画評論って、文学批評と同じくストーリーやその背景、書いてる人の
感性について考えるものが多かったんじゃないの?
夏目氏の評論のユニークさっていうのは、漫画をそういう面からだけではなく
「描線」といった視覚的なところから捕らえていったことだよね。
その辺考えたほうが良くない?


330 :1 :2000/09/02(土) 04:12
質問にお答え頂き、誠にありがとうございました。
(本当はOUTに描かれた時期も教えて頂きたかったですが…)
他にも質問したい事がたくさんあるのですが、
くだらないのが多いので、しばらく自粛します。
恥ずかしながら先生の著書は2冊ぐらいしか持ってないので、
これから集めさせて頂きます!
中日新聞(東京新聞)の連載の単行本化も楽しみにしてます。
(でもあの連載って、お年寄り対象じゃなかったっけ?
ここ見て買う気になった人はそのつもりで。)
1にも書きましたが、私は先生の絵も大好きなので、
願わくばまんがのお仕事もして頂ければと、思っております。
それでは本当にありがとうございました。


331 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 04:16
>>329
ああ、ゴメン。夏目氏以降の評論で勝手に思いこんで書いていた。
夏目氏の評論は視覚的なところで指摘してくれていた。これがわかりやすい。
というようなことを書きたかったのです。
なんか良くわからん事を書いてしまった。鬱だ。新土光。

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