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[試作]姉に言われたいセリフ

592 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/08(金) 20:03:14 ID:TwsSTWWo
    |┃三,.、   ,r 、
    |┃ ,! ヽ ,:'  ゙;
    |┃. !  ゙, |   }  ガラッ
    |┃≡゙;  i_i  ,/
    |┃. ,r'     `ヽ、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃.i"       ゙;  < 姉ネタと聞いちゃあ黙ってられねぇ!
    |┃:!. ・     ・ ,!   \____________
    | (ゝゝ.   x  _,::''
______|┃= ,::`''''''''''''''"ヽ.
    |┃  |      r';
    |┃  ゙';:r--;--:、‐'
    |┃≡ ゙---'゙'--゙'



593 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/09(土) 02:55:54 ID:N3OYWRBr
>>某173氏
gj!

>>590
ナカーマ

594 :某173 ◆HsV9Lpvnw. :2007/06/10(日) 15:47:40 ID:5C3uOSbz
>>590

ああ、やっぱりイオリさんに流れた人もいたか。
で、具体的にはどこらへんが気に入った?

>>591

ちなみに、これを書く数日前には、クラシックのコンサートに行ったり、
メイドカフェに行ったりしてきた。
ttp://www.mia-cafe.com/

さて次はゆぃねぇかカオル姉さんかどちらかで。
それも、なるべく短めに。

ちなみに、姉の名前を「楓」にすると、
某所に投稿した主人公の先輩と被ってしまうので使わないつもり。
読みたい人、居る?

595 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:00:15 ID:N2y5u893
何かとやかましい電車内。
普段座れることなんて滅多に無いから、居眠りなんてもってのほかだったのだが
……今日はついているようだ。
一週間を戦い抜いたこの体と心には、この硬い椅子ですら天国の心地。
ものの数分で夢の中。
そんな居眠りの時間の中、俺は昔の夢を見た。
どこなのか分からない場所に俺と彼女の二人。
夢の中の彼女はいつも笑っていて、俺はいつも気まずそうに不貞腐れていて。
その笑顔が眩しくて、優しくて……。
こんな風な毎日を過ごしていたあの頃は本当に幸せだったと今になって思うのだ。
しかしまぁ、こんなものを見るのは最近は少なくなってきたのだが……。

「欲求不満……かぁ?」
駅の階段をゆっくり上りながら、小さく洩らした。
大丈夫。右のオッサンにも、左の女子高生にも聞こえてないはず。
寝起きの体はいやに重く、階段を上るのも必死だ。
必死なら必死で、何も考えなきゃ良いのに、
(……あの人は、今どこで何してんのかな……)
そう考えかけた俺の頭は、なんとも弱いことで。
「はぁ……」
非常に重いため息が俺から離れる。
そのお陰で俺の体は幾分軽く……なんてことは当然無く、
むしろ重くなった気さえする体を引き摺って我が家へ向かう。
「ただいま……」
鍵を開け、静かにドアを開ける。
誰もいない家の中はいつもどおりシンと静まっていて、落ち着いたというか寂しいというか。
いや、今日に限ってはそのどちらでもない。
なぜなら……

596 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:00:57 ID:N2y5u893
「おかえり、まこちゃん」
「ただいま、姉ちゃん」
「コーヒー淹れたの。まこちゃんも飲む?」
「暑いからいい。麦茶にするよ」
そろそろ違和感に気付くべきだった。
いや、その前に違和感さんから何か一言あるべきだろう。
しかし、俺がいつまで待っても、その一言は出てきそうに無いので、仕方なく俺が。
「って……姉ちゃんっ!?なんでここに!?」
「まこちゃん……一応、私の家なんだけど」
「いや、そうじゃなくて……学校は?」
「土日は休みよ?」
「それは知ってるから……」
悪気も無く屁理屈を言ってくる姉が怖い。
俺はため息をついた後、
「土日使って、里帰りって解釈でいい?」
「うん。それにしても、まこちゃん……」
「ん?」
「少しせっかちさんになったんじゃない?」
「……そうかね?」
「なんだか寂しいな」
小さく呟いて、カップを口に運ぶ姉ちゃん。
(……ホントに姉ちゃんが……)
この動揺を悟られぬよう、慌てて自分の部屋に逃げ込んだ俺。
まだ休みすら始まっていないというのに。
───────────────────────

597 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:01:39 ID:N2y5u893
姉ちゃんは去年から、大学に通うために一人暮らし。
そこまで遠いわけではないが、そうちょくちょく帰ってこれるほどの距離でもない。
実際、姉ちゃんの顔を見るのは久しぶりなのだが……
「……あの不意打ちはキツいな……」
正直なところ、俺は出合った瞬間から姉ちゃんに惚れている。
それは今でも相変わらずだ。
だが、肝心の姉ちゃんがあんななワケで……諦める覚悟が出来始めた今日この頃。
「さてと……」
自分の置かれた立場を再確認し、ゆっくりと立ち上がる。
このまま姉ちゃんのいる下におりていこうと思ったのだが……
コンコン
ノックの音。
「まこちゃん?」
姉ちゃんの声がドアの向こうから。
「入っても良いかしら?」
ぐるりと周りを見回す。
……さすがに、ちょっと入れられないな。
「何?」
最低限開いたドアから顔だけ出して、姉ちゃんの顔を見る。
「まこちゃんがなかなか降りてこないから、お茶、持ってきたの」
「あ……ありがと、姉ちゃん。っていっても今行くトコだったんだけど」
「あ、そうなの?」
姉ちゃんの顔が急に輝く。
「ケーキ買ってきたんだけど、よかったら食べない?」
「んー、じゃあ食べようかな」
「良かった。これでまこちゃんがコーヒー飲んでくれるね」
嬉しそうに微笑む姉ちゃんは、そりゃもう反則的に可愛くて。
「でも、まこちゃん?」
幸せに浸る俺に姉ちゃんの一言。
「お部屋は、ちゃんと掃除しなくちゃダメよ?」
……バレてたか。
───────────────────────

598 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:02:20 ID:N2y5u893
「ふーん、まこちゃんも私と同じ大学受けるんだ」
ケーキを一切れ口に運びながら、終始笑顔の姉ちゃん。
「まだどうなるか分かんないけどね。一応そのつもり」
「そっか、もっと良いとこに行くんだ」
……逆だよ。
「まぁ……姉ちゃんより出来が悪いんじゃ格好悪いからね」
「あはは、あんまり頑張ってもらうと私の立場が無くなっちゃうね」
冗談めかして笑う姉ちゃん。
……でも、そうだよな。
姉ちゃんのこと諦めるって決めたんだから、別に無理して姉ちゃんと同じ大学に行くこともないし。
「そっか。じゃあ、まこちゃんは頑張ってやってるんだ」
「うん、順調といえば順調かな」
「そっか……そうなのかぁ」
考えるように少し俯く姉ちゃん。
「どうしたの?」
「それよりも、まこちゃん。まこちゃんには彼女さんはいないの?」
「は!?」
「ほらほら、恥ずかしがらなくてもいいからお姉ちゃんに教えて」
「……」
これは……。
好きな女の子に『彼女いるの?』と聞かれる→俺に気があるかも!
姉に『彼女いるの?』と聞かれる→心配されてる?
では、好きな女の子が姉だった場合……。
「脈無しだろ、普通に考えりゃ……」
「え?今なんていったの?」
「ん?えっと……」
この質問、どう転んでも結果同じだな、きっと……

599 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:03:03 ID:N2y5u893
「彼女なんていない。って」
「そうなんだ……ゴメンね、変な話して」
「いや、別に良いけど……」
「ねぇ、まこちゃん。辛いなら、お姉ちゃんが相談に乗るよ?」
「は?」
「あ、別に前の彼女さんのこと気にしてないなら良いの。
 でも、まこちゃんの顔色があんまりよくないから……まだ諦めきれないのかなって」
「……諦めきれない……か」
「やっぱりそうなんだ。私もね、まこちゃんの気持ち分かるよ」
「姉ちゃんも?」
「うん……私も」
こんな寂しそうな姉ちゃんの顔、俺は初めて見たかもしれない。
それぐらい姉ちゃんの目はどこか遠くを見ていて。
正直、それを見るのが辛い。
「でも、大丈夫だよ。自分は自分のやり方で何とかするから」
「そっか……強いんだ、まこちゃんは」
「だったらいいんだけどね」
そう笑って見せると、姉ちゃんの顔に優しい笑顔が戻る。
「それよりもさ、このケーキ美味しいよね。何処で買ったの?」
「あ、コレ?美味しいでしょー?向こうのお家の近くで買ったんだ」
「へー、そうなんだ。それに、姉ちゃんのコーヒーも美味しいよ」
「ふふ、ありがと。まこちゃん」
いたって普通の姉弟の会話……
一皮向けば繋がりの無い他人同士だというのに。
───────────────────────

600 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:03:44 ID:N2y5u893
人間の意志の強さなんてこんなものか。
それとも俺が特異的に弱いだけか。
……どっちにしろ、あまり好ましくない状況なのは確かだ。
さっきより、ちょっとは片付けられた俺の部屋。
十二分に満たされた胃袋を重く感じながらも、嫌な感じがしないのはこれも愛の力ですか。
「……ダメじゃん」
ダメなんだよなぁ……。
姉ちゃんのことを諦める。
案ずるは易し、行うは難し……『ココロ』が絡む分余計に厄介だ。
でも、姉ちゃんのことでこんなに悩むのは初めてな気がする。
「あー、もう分からん!!寝る!!」
一週間酷使されてきた頭はもうすでに限界だったようだ。
そのまま泥のように眠る俺。
それに知恵熱が加われば、朝には立派な焼き物に……なるわけない。
それはともかく。俺もそんなに寝付きがいい方ではない。
しばらく睡眠と覚醒の中間地点を彷徨う。
そんな時だ。
ガチャリ
ドアがゆっくり開く音を、鈍くなっている感覚器官が捕らえた。
目が開かない、体も動かない。
かろうじて働いている耳と脳で、状況をなんとなく読み取ろうと努力する。
「まこちゃん……寝ちゃった?」
姉ちゃんには悪いが、起きれそうも無い。
そのまま沈黙が流れる。
「はぁ……」
姉ちゃんのため息……
心なしか色っぽいそのため息に、ドキッとする。
「ゴメン……ね……」
ゴメン?
姉ちゃんの謝罪の意味を考える間もなく、上半身と唇に流れてくる姉ちゃんの体温。

601 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:04:25 ID:N2y5u893
え……?
「……まこちゃん……」
俺の体の血液が一気に流れ始めた。
次第に頭も覚醒に向かう。
もはや感情を理解する間もない。
心の向くままに跳ね起きる。
「まこちゃん……」
姉ちゃんは驚いた様子で、小さく俺の名を呼んだ。
「……やっぱり起きてたんだ……なんだか、そんな気がしたのよね、あはは……」
「姉ちゃん……あの……」
「ゴメンね……」
振り返り、出て行こうとする姉ちゃん
その手を咄嗟に掴んで。
「待って!!」
向こうを向いたまま俯いている姉ちゃん。
「姉ちゃんのこと、好きだから!!」
「……」
「姉ちゃんは俺のこと興味ないと思ってたから……言えなかったけど
 優しいトコとか、笑顔とか、一緒にいると温かいところとか、全部好きだから!!」
「……まこちゃん」
姉ちゃんの声。
それは、さっきまでの暗く重い物とは打って変わって。
「おバカさんなんだから」
笑顔で振り向く姉ちゃん。でも、その瞳には涙が浮かんでいるように見える。

602 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:05:06 ID:N2y5u893
「……へ?」
「それぐらい……私だって知ってたよ」
「嘘……?」
「嘘じゃないよ。だって、好きな人のこと、何でも知っておきたいじゃない?」
「……え?」
「根拠は無いけど、私の思いが通じたのかな、って思ってたんだけど……」
恥ずかしそうに俯いて見せた。
「姉ちゃん……」
「あともう一つ……実は、初めてじゃないの」
「……っ!?」
色々出てくる真実。
もう……いちいち自分がどう感じているかも分からない。
ただ一つ、いえることは……
「多分、私はまこちゃんが思ってるような人じゃないと思うの」
確かにね……。
「それでも……まこちゃんは私が好きだって言ってくれるなら……私をまこちゃんの恋人にしてください」
「ここまで言って、断わると思う?」
ちょっとムッとした表情の姉ちゃん。
はいはい、言います言います……
「俺も姉ちゃんのこと好きだよ。だから、もっといろいろな姉ちゃんを見せて欲しいな」
「うん」
涙目で微笑む姉ちゃん。この顔も素敵だ。
触れたくても触れられなかった姉ちゃんが俺の胸の中。
一応、俺の初恋は見事実ったといっても過言じゃないのではないだろうか。
───────────────────────

603 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:05:48 ID:N2y5u893
「送らなくて大丈夫?」
「うん、平気。それにしても何だかあっという間なのね、二日間って」
「今までの分を取り戻す!って、二日間色んなとこに行ったしね」
お陰で財布が……とは言うまい。
「帰っちゃうんだ……」
「仕方ないよ。でも……もう家を出る必要も無いんだけど」
「え?」
「お、怒らないでね?私もね。まこちゃんのこと忘れるつもりだったの……無理だったけど」
「そうなんだ」
「……それもこれも、まこちゃんが勇気がないからなのよ!」
人差し指を俺の鼻先に立てる姉ちゃんに、思わず謝ってしまう俺。
「う……ゴメン」
「なんてね。両想いだって知ってたのに、言えなかった私も悪いんだよね」
「いいよ、責任押し付けあってもしょうがない」
「そうだね」
にこりと笑う姉ちゃんの顔。
俺はきっとこの笑顔に勝ち目は無いんだろう。
「ねぇ、まこちゃん。一つだけ、お願い聞いてくれない?」
「うん、いいよ。何?」
「私ね、向こうでも頑張るから……頑張るから……『頑張ってね』のキスを……」
「ここで?」
周りに人はいないが、一応公衆の場所。
あまりそんなことをするべきではないのだけど、
「ここで。ダメ?」
負けました……。
「……ちょっとだけだからね」
「うん」
言われたとおり、『頑張ってね』の口付け。

604 :妹スレ前座専門 ◆isG/JvRidQ :2007/06/10(日) 21:06:37 ID:N2y5u893
「ふふ、ありがとう。まこちゃん」
「いえいえ……」
もう気の毒なほど真っ赤な顔の姉ちゃん。と俺。
「次は私かな」
「え……?」
今度は姉ちゃんから俺に。
「……ふぅ。ご馳走様」
満足そうに吐息を漏らす姉ちゃん。
「まこちゃんも、勉強頑張ってね?受かったら、二人で暮らそう?」
「……うん、頑張ります。それまで待っててください」
「うん。じゃね」
手を振って去っていく姉ちゃん。
その後姿から目が離せない俺。
何だかいつもよりも眩しくて、赤い夕焼けだった。
───────────────────────

言っておきますが俺は最初から最後までクライマックスなんてありません。
……まぁ、その……書いてみただけっつーか……。
まさにアウェイの洗礼ってヤツです。まぁ、向こうもホームではないのですが。
とにかく、調子に乗ってすいませんでした。

もう一本、缶ビール片手に書いたようないつもの問題作があるんですが……
まぁ、そちらは今後の状況しだいってことで。

605 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/13(水) 14:40:46 ID:yXLt+Q1A


主人公の姉にありがちなこと
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gal/1180161659/l50

606 :某173 ◆HsV9Lpvnw. :2007/06/14(木) 01:22:26 ID:HZSqU4kx
>>595-604

乙カレー。
>好きな女の子に『彼女いるの?』と聞かれる→俺に気があるかも!
>姉に『彼女いるの?』と聞かれる→心配されてる?
>では、好きな女の子が姉だった場合……。

ここらへんがイイ!感じだった。
それと、くちづけがどことなく、静かで情熱的なような。

>缶ビール片手に書いたようないつもの問題作があるんですが……

気になるぞ。

607 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/14(木) 13:19:48 ID:HZSqU4kx
職人が増えて面白くなってキタ

608 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/15(金) 21:50:12 ID:1ynaU3AO
パッション溢れる力作
グッジョブ。

609 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/19(火) 01:35:41 ID:EwUN3B1l
>>539のネタってどうなってるの?
むしろそっち期待してるのに

610 :539 :2007/06/22(金) 11:49:13 ID:a4A3Tc2k
>>609
遅レスすまそ

第二話まで出来たんだが
テキスト量が膨らんで
直接うpは困難な状況。

まとめてどこかに
うpするしかない
そういう状態です。


611 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/06/29(金) 22:12:25 ID:GekVtdw1
どういうペースで書いているのだろう?

612 :610 :2007/07/02(月) 00:51:05 ID:si5ExrgV
>>611
生活の合間を縫って
ちょこちょこ書いてます。

無駄に行数が膨らむ
書き方をしているんで
うp困難はそのためです。

一部うpさせてくだしあ
こんな感じです。↓

613 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 00:53:22 ID:si5ExrgV

「…ねぇ、結さん」

「なに?」

「その魔法使いは
なんでそんな魔法を
かけていったのかなぁ?」

「…それはね?」


「私にとって
とても大切なことだから」

「大切?」

「そうよ」

「…魔法使いって
とってもずる賢いからさ」

「どうでもいい物になんて
何の関心も持たないのね」

「それじゃあ誰も
自分が期待しているような
反応を示してくれない
…だからさ?」


614 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 00:55:29 ID:si5ExrgV

「人の大切にしてるものを
奪っていくものなのよ」

「…その魔法使いはね?
私が5歳になった年の
ある朝に現れたわ」

「…?」

「それでね?
私に…私たちに
魔法をかけていったの」

「それはそれは
ひどい魔法だと思うわ
…だって、そうでしょ?」

「…実の姉弟が
そう思いあえないなんて」

「結さん、それって…」
結さんが話を続ける。


「あなたは私のこと
全然覚えてないでしょ?」


615 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 00:57:17 ID:si5ExrgV
僕は頷く


「当然だよね…
だってあなたは当時
言葉も話せない
幼児だったもの」

「でも、私はね?
あなたのこと、なんとなく
覚えているのよ」


「んーん…
なんとなくじゃない
…それどころか」

「私がここを離れてから
あなたの記憶は
どんどん膨らんでいった」

「…だからね?」


「もう会えなかったかも
知れないのにさ?」

「あなたはずっと私の中で
弟のままだったよ?…」


616 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:08:47 ID:si5ExrgV

(あっ…)

→弟を包み込むように
抱擁する結


「…なのにさぁ?」

(結さん…)

結さんの華奢な両腕に
力がこもる。

温かな体温と
柔い香水の香り。


「結さん、恥ずかしいよ」

「…。」

さらにぎゅっと
抱き寄せられる。

…綺麗なお姉さん
第一印象、そう思った。


617 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:09:47 ID:si5ExrgV

(あっ…)

→弟を包み込むように
抱擁する結


「…なのにさぁ?」

(結さん…)

結さんの華奢な両腕に
力がこもる。

温かな体温と
柔い香水の香り。


「結さん、恥ずかしいよ」

「…。」

さらにぎゅっと
抱き寄せられる。

…綺麗なお姉さん
第一印象、そう思った。


618 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:10:51 ID:si5ExrgV
実の姉だと聞かされて
ビックリして…
でも実感はなかった。

もし仮に
抱きつかれるようなことが
あったとすれば。

僕はきっと緊張のあまり
気絶でもしかねない

…はずだった。

なのに
胸の中が
暖かくなってく。

僕の中の冷たいものが
ゆっくりと溶けていって

言葉になって
溢れた。


「…ねぇ、姉さん…」


619 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:12:45 ID:si5ExrgV

「!!」

「はは…
なんだか言い慣れないや」

「弟くん…」


「…ふふっ、そうなの?」

「うん」

「…ねぇ、姉さん?」

「なぁに?」

「魔法、解けた?」

「…ん」

「ありがとう…嬉しいよ」

「魔法使いの奴
きっと悔しがってるね」

「ふふっ…そうね」


「ねぇ、姉さん…」


620 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:18:11 ID:si5ExrgV
暗転


「…もう少しこのままで
いてもいいかなぁ?」

「…いいよ?」

「よかった」

・・・


「…ちょ、ね、姉さん?」

結さんが僕の肩越しで
泣き出してしまい慌てた。

心地よい抱擁は
あえなく中断…でも
今度は嬉し泣きだって。

今度は僕が
結さんを抱き寄せる。

結さんの背をさすりながら
『姉さん』という呼び名
これみよがしに連呼した。


621 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:20:35 ID:si5ExrgV
やがて結さんが泣き止み
僕らは家路に着く
何も話さずに…
でも気まずくなんかない。

→空を見上げる
夜空にはいつの間にか
星が瞬いている。

…魔法使いが
僕らから奪っていったのは
過ぎ去った時間。

そしてそれは
もう戻ってこないから

僕らはこれからを
大切にしなきゃいけない。

…ひょっとしたら結さんも
ちょうど同じことを
思っていたのかも。

→二人のバックシルエット

だから僕らは
どちらからともなく

残りの道のりを
手を繋いで帰った。


622 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/02(月) 01:48:11 ID:si5ExrgV
↑一部重複orz

第二話最後の部分ですた。

これでA4用紙6枚半分…

プロローグ31枚
第一話62枚
第二話39枚ときて
第三話を書き始めてます。

魔法使いがなんたらとか
意味不明ですまそ。


623 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/04(水) 01:14:03 ID:qVcVW8Kq
>>某173さん
イオリさんのウインクを想像してみて、
それがかなり効きました!

あと
イオリさんの方が気に入ってしまった理由の一つで
(全くをもって個人的な理由なんですが…)
お姉さんの「カオル」という名前をはじめに見て、
真っ先に頭に浮かんでしまった顔が
「岸和田少年愚連隊のカオルちゃん」の顔で、
あの顔がずっと頭から離れてくれず…w
イオリさんの方が頭の中でイメージ化できていたので
素直に入り込めて気に入ってしまいました…

では次はゆぃねぇの方で!
某所に投稿された作品の方もまたぜひ!

>>妹スレ作家さん
GJです!
「初めてじゃないの」というセリフに微妙にショック…
いや意味はいろいろあると思いますけど…w

缶ビール片手に書いたいつもの方も宜しくお願いします!

>>610さん
GJです!
プロローグと一話、二話、三話、気になる…
完成したら投下を!待ってます!

624 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/04(水) 21:17:06 ID:Cm/a2K2H
>>622
確かに一気に投下すると凄い事になりそう……
ちょうど使ってないレン鯖あるし、代わりに私がうpしましょうか?
って妹スレのすばるの中の人が言ってました

625 :622 :2007/07/07(土) 20:28:17 ID:HToqE356
>>623
>>624
ありがとう

うpの件ですが
話毎に小出しするよりも
完結してから動向
決めたいと思うます。

すばる氏すまそ
&思いやりに感謝。

妹スレ覗いてみますた。

あの展開は
かなりウラヤマス。

これからも妹スレ
盛り上げてくださいね
それともし可能ならば…

姉 も
書 い て く だ し あ w

626 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/12(木) 01:02:47 ID:Pky9hqgB

「っさぃわねぇ〜もう…」


627 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/15(日) 00:15:19 ID:0FUyYvoM

「好きよ?当然じゃない」

628 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/16(月) 05:05:56 ID:ySag7mxL

「貴方の赤ちゃんが産みたいわ。」

629 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/16(月) 20:16:46 ID:eBQI7ii2

「好きになっちゃって
ごめんね…さよなら」

630 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/17(火) 23:32:17 ID:wKvsmxPu

「何これ…かわいいっ!」

631 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/24(火) 23:22:52 ID:Q//JpcIF

「お前みたいなバカ野郎が
弟だなんて最低だっっ!」

632 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/30(月) 21:51:50 ID:8AW7PenM
姉「お姉ちゃんがしてあげようと思ってたのに〜」

633 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/30(月) 22:13:05 ID:aqGCZMDJ
姉「たうー」「れぅ〜♪」「このクソガキ」「リリカ・フェルフネローる」etc

634 :試作 :2007/07/30(月) 23:56:08 ID:tClcER75

「じゃあねぇ〜…うん
もしも、もしもの話ね?」

「あんた、あたしとなら
付き合えると思う?」

「…なによ?だから
もしもの話だって!」

「で、どうなのよ?」

・・・


「…そっかそっか
じゃあ全然余裕だよぉ!」

「だってあのコ
あたしなんかより
全然可愛いし
それに性格だって…」

「…なによ?その顔…」

「…いやだからもしも!
もしもの話だっ」

「って…」

「…えぇ〜??」

635 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/07/31(火) 09:45:14 ID:QhanINEM
気になるぞ!

636 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/01(水) 22:50:04 ID:iio9OUTX
>>634続きキボンヌ

637 :634 :2007/08/02(木) 00:13:47 ID:yeeLJJ+M
すまそ
続き、なにを書いても
蛇足になると思うんで…
勘弁してくらはい orz

(蛇足で意味、合ってますよね?)

638 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/05(日) 22:23:43 ID:3AtmPojZ

「あんた、まーったく
変わんないわねぇ〜♪」

帰省シーズンですね。

639 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/10(金) 21:47:44 ID:Ra5py3P7

「ぅあッ!!?」

640 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/14(火) 22:36:45 ID:1MMlJ3p0

「わがままだね」

641 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/23(木) 01:23:19 ID:igfl5ZxG

「ごはん食べに行こーよ
奢ったげるからさ」

642 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/23(木) 17:33:13 ID:ngljoQQb

「お小遣いあげるからさぁ〜
週末付き合ってよ」

643 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/25(土) 03:06:52 ID:8M4Okyd0

「かんぱぁ〜いっ♪」

644 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/08/28(火) 23:36:22 ID:hxzbJ6l/

「まぁーたあたしの本棚
漁ったわねぇ〜〜?」

645 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/01(土) 00:45:24 ID:4ljR/Bzv

「あたしの視界に
いちいち入ってくんな!」

646 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/10(月) 02:05:27 ID:/vk6x73s

「……ありがとぅ」

647 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/11(火) 23:02:25 ID:pxfxEppw

「雨、やまないね」

648 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/12(水) 00:20:10 ID:kUNxMchv

「雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。それが自由というものだ。」

649 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/12(水) 12:16:14 ID:3XsdMV3a

「春雨ぢゃ、濡れて行かふ。」

650 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/12(水) 21:04:04 ID:q7Xfxx9N
姐「アックス使いな」

651 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/14(金) 20:45:46 ID:a9PsAGE7
目こすりながら

姉「おはよ〜……ふぁ」

652 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/14(金) 22:58:43 ID:enZfA5FD

「今夜は私と一緒に飲んでもらおっかな」

653 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/14(金) 23:37:50 ID:V1jwQ2tk
姉「…私のゲロ飲みたい?」

654 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/14(金) 23:47:06 ID:pyce1Bjq
姉「弟くん♪」

655 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/15(土) 00:40:59 ID:ON5nPu2A

「今度言ったら
シバき倒すからねっ♪」

656 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/15(土) 02:50:11 ID:KNPOJI+E
姉の顔って大概さ、
かーちゃんか親父に似てるよね

657 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/15(土) 03:12:48 ID:VGhL1Jvs
どちらにも似てない場合、問題ありそww

658 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/16(日) 02:53:13 ID:SLvVJERW
姉『あたしたち‥本当の姉弟じゃないんだって‥』

659 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/16(日) 03:45:38 ID:AJyXZ6KW
姉「もうっ、〇〇ったら。私がいないと
何もできないんだから。」

660 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/16(日) 04:22:09 ID:aG6yyuFG
姉「○○っ! 私達、血が繋がってなかったんだよ!(嬉々として)」

661 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/16(日) 08:56:30 ID:SLvVJERW
姉「この前うちのクラスの〇〇さんに何か言われてなかった?」

弟「うん、今度買い物に付き合ってくれっていわれた」

姉「へー、勝手にすればー‥?」

弟「(´・ω・`)??」

662 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/16(日) 10:51:23 ID:yAe9Iu8f
姉「ねー、さっきの娘、なんて?」
弟「買い物に付き合ってくれって」
姉「…あ、そ」
弟「(怒ってる?)でも断ったよ、あんまり面識ないし」
姉「じゃあ面識あればいいんだ?」
弟「うーん、どうだろ」
姉「じゃあ私と買い物いくわよ」

663 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/17(月) 04:38:34 ID:15lNgU8g

「やっ、妬いてなんか
いないんだからねっっ!」

…妬いてる、とかって
あんまり聞き慣れないなぁ

なんか違和感がある。。

664 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/18(火) 23:37:43 ID:4DWn/zA8

「やっ、やきもちなんて妬いてないんだからねっ!」

この方がしっくりくるかも。

665 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/19(水) 11:45:18 ID:M1wFSvGu
>>664
なるほど、確かに。
サンクス。


「なによぉっ…バカぁ」

666 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/21(金) 00:20:49 ID:z7jxoPgm

「ちょい待ちなさい
ネクタイ曲がってるよ!」




「…んっ、これで良し!」

667 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/21(金) 00:43:46 ID:tN8aEAw5
>>666
「身だしなみは、いつもキチンとね。 マリア様が見ていらっしゃるわよ」

なんか、違うのを想像してしまった。



668 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/21(金) 01:26:27 ID:z7jxoPgm
>>667

それもまた良しw

で、レスを見て
設定思いついたんだが
北欧系ハーフの姉とかって
既存キャラいるかな?

669 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/22(土) 15:32:29 ID:3t74xhdb
自分が知ってる限りでは見たこと無い。
でも、自分の知識はかなり狭いので参考にはならないと思いますが。

670 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/22(土) 23:27:41 ID:GuqnLw1I
>>669
そうなんだ
ありがトン。

漏れもギャルゲ知識は
悲しいくらい浅いっす。


「(昔の写真を見て)
変わっていくね…
いろんなことがさ?」

671 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/24(月) 01:13:00 ID:3KrKAkzi
>>668
妹が腹違いの北欧系ハーフっていう姉妹なら『片恋いの月』ってPCゲーにいたな。
主人公との血縁どころか、他人なのだけれども。

672 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/24(月) 23:14:47 ID:PpQZAj7E
お前らの勧める姉キャラが聞きたい、羅列してくれれば片っ端から買ってくるわ

673 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/25(火) 18:48:16 ID:qNTVzrtV
血縁無し(義理でもない)で姉っぽいってだけならD.C.2の朝倉音姫が気に入ってる。

674 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/09/27(木) 17:51:15 ID:zzETTmN6
そんなこと言われても
姉キャラといったら
TLSSるり姉くらいしか
知らない。

先輩、先生
姉御肌、お姉さん
従姉妹の姉さん…

姉っぽいキャラは
たくさんいるけれど

姉って、少なくない?

675 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/01(月) 00:51:24 ID:utB2g6e/
「○○の赤ちゃん・・・、産みたい・・・」
って言われるのと
「んっ、んっ、んっ、あ、、ああ、うあ・・・
ん、んんんん!!、あ、はぁ・・・
え?んん、ああ、だ、だめ、あ、あ、あ、あ、ああ!
だ、だめ、あ、だめだから、ね・・・
ん、あ!だめ、な、中、、だめ、ね?、お、お願いだから、ね
あ、ああ!だめ、中に出しちゃだめぇぇぇぇ!!」
って言われるのどっちが興奮するか教えて下さい


676 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/03(水) 02:28:04 ID:r8AlJ0KQ
>>675 後者。


「寂しがり屋さんは
何処へいったの?
…ふふっ、現金なやつ」

677 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/03(水) 03:01:00 ID:naehRpNO
>>675
俺は、断然前者。
喘いだり、イったりは、授精しながらでも出来るしなw。

姉弟恋愛には、是非とも全てのタブーを乗り越えて、姉弟夫婦とお子達で、幸せな家
庭を築いて欲しいな。

678 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/05(金) 02:06:36 ID:AM19/MGw

「cookie買ってきてよ
あんたも読むでしょ?」

679 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/07(日) 02:42:15 ID:cgP30HmI

「キャッチボールやろーよ
スポーツの秋ってことで」

680 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/09(火) 02:48:12 ID:R5YlSMyA

「頼もしいじゃん
いつの間にやら…ね」

681 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/09(火) 03:25:58 ID:fCYo9tzD
「ビール買ってきて○○……あによ、お金? ……レシートと引き換えよ」

682 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/11(木) 00:16:16 ID:DsQoqJsw

「もぉ、ヤだ
…疲れちゃったよ」

683 :1 :2007/10/14(日) 02:57:18 ID:zHFMjW6Y
庭先、晩秋の澄んだ夜空
キラキラ彩るお星様。。


「ねぇ、弟くんさぁ」

「んっ?」

「…この星空にもしも
値段をつけるとしたら
君は、いくらって言う?」

「はっ?」

「なによ…バカにした?」

「うん」

「素直なやつ…ふふっ」

684 :2 :2007/10/14(日) 02:59:19 ID:zHFMjW6Y

「10万円…いや、30万円」

(うわぁ〜…)

「んーっ、100万円!」

「高っ!」

「なぁーんてね
…ふふっ、馬鹿みたいね」

「100万円かぁ〜…」

「そ、貴重なんだから
心して鑑賞なさい?」

「むーっ…」

(…ふふっ、素直なやつ
真剣な顔しちゃってさ)

685 :3 :2007/10/14(日) 03:03:14 ID:zHFMjW6Y
…ぎゅっ!


「んぁっ、なんだよぉ!」

「んーっ?…いいじゃん
姉弟のスキンシップよ!」

「やめろよぉー…」

「なに〜っ?あははっ!」

「んぐぅーっ…」


「…でも、タダなんなぁ」

「んっ?」

「星空、タダなんなぁ」

「…そうねぇ」

686 :4 :2007/10/14(日) 03:05:26 ID:zHFMjW6Y

「そろそろ、戻ろっか」

「ん、そうだね」

「…あっ!」

「?」


「流れ星…」

「何処何処っ!?」

「消えちゃった」

「えぇーっっ?」

「あ…ごめん」

「ごめん、て…」

「…ふふっ!」


「明日、いいことあるよ
きっとね…よかったね♪」

「えー…なにそれ?」

687 :5(終) :2007/10/14(日) 03:07:04 ID:zHFMjW6Y

「そういうものよ」

「ふーん…」

「じゃね、おやすみ」

「…ん」


『おやすみ、姉さん』

……

×言われたい台詞
○言いたい台詞。

前置き長くてスマソ。

688 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/14(日) 17:13:34 ID:UJXamQDI
>>683-687
GJ!

689 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/14(日) 19:55:08 ID:6wYusCfi

「姉ちゃん酔わせて、どうする気(笑?」

690 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/17(水) 19:40:08 ID:xHLaQJm/

「もーーーっっ!!
洗濯物、取り込んでって
あれだけ言ったのにぃ!」

691 :名無しくん、、、好きです。。。 :2007/10/18(木) 02:42:10 ID:XU8MUos2
どこかの経験報告板で

「もうね、中出ししてもいいんだよ…」

てのがあって興奮した

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