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[第二弾]妹に言われたいセリフ

695 :NO.8 :03/01/01 11:57 ID:???
新年あけましておめでとうございます。
と言うわけで、カレー3人組で、新年会の様子を書きましたが・・・。
 妹 暴 走
と言う出来になってしまいました。
とりあえず、どうぞ。

ぴんぽーん
1月1日で静まりかえった俺の家にチャイムの音が響く。
仕方無しに俺がインターホンに出る。
今年も、両親は仕事のために家におらず(31日の夜に出かけた)
妹と2人の正月だった。
いかんせん、わびしいのは確かである・・・。

「はい、正月早々どちらさまですか?」
正月くらい休ませてくれと思い、何ともいい加減な口調で応対する。
「アタシよアタシ。さっさとドアを開けなさいっての」
「我が家は正月から喧噪に巻き込まれたくないため、元旦はドアは開かない設計となっております。
 ご了承下さい」
「何馬鹿なこと言ってんの。色々と持ってきてあげたんだからさっさと開けなさいよ」
「へいへい」
そう言って俺は玄関の鍵を開けに行った。

アイツを家の中に連れてきたとき、妹は会話から誰が来たのか分かっていた様で、
3人目の座布団も用意してあった。
「まずは、あけましておめでとう」
「こちらこそ、あけましておめでとう」
「おめでとー」
新年の挨拶を済ませる。
「そうそう。年賀状持ってきたわよ」
年賀状を持ってくる奴があるか・・・と内心呆れながら俺は年賀状を受け取った。

696 :NO.8 :03/01/01 12:00 ID:???
「今日は、アンタたちが2人で寂しいだろうと思って、色々持ってきたよ」
そう言って取り出すのはおせち料理。
「うわー。凄い豪華だね・・・」
料理に感嘆する妹。
まあ、今年のおせちは殆どは買って終わらせたからな。
何せ2人分では作る気もあまり起きないし、おせち料理は難しいからな。
「ちょっと作りすぎて余っちゃったのが本音だけどね〜」
と屈託無く笑うアイツ。
「ま、それでも味の方は保証するよ。さ、食べよう」
そう言ってテーブルの上に料理を広げ出す。
どうやら、新年会を開く模様のようだ。
だが・・・。
「あれ?これ・・・ビール?」
妹がビールを発見。
外国製のらしく、何やら色々と書いてある。
「そう。お正月だし、無礼講よ。無礼講」
「え・・・いいの?」
俺はあきれ顔で呟いた。
「頼むから、未成年の新年会にアルコールを持ってくるなよ・・・」
「良いじゃない。1年に1回くらい。それにお正月なんだから」
そう言ってプルタブを開け、ビールを飲み出す。
「あーあー。早速1年に1回を使い切っちゃったよ・・・」
俺は哀れみのこもった目で見てやる。


697 :NO.8 :03/01/01 12:02 ID:???
「これ・・・苦いね・・・」
ふと声がする方を見てみると、妹も何とビールを飲んでいる!
「おい、やめろって!お前は飲むな!」
妹は無茶苦茶酒に弱いのだ。甘酒でも簡単に酔うくらいだ。
妹の側によって、肩を掴み、正面から顔を覗き込んでみる。
もう、妹の目はとろんとして、頬は赤い。
急性アルコール中毒にならなかっただけ、マシとしよう。
何を隠そう、俺も妹と同じく、酒にはとても弱い。
「お前がビールを持ってくるからだぞ・・・ったく・・・」
新年早々疲れる。
「お兄ちゃん〜。お兄ちゃんも飲もうよ〜」
妹が絡んでくる。
「そうよ。アンタも飲みなさいよ」
アイツは酒には強いらしく、酔ってはいないようだ。
「だからな、俺達は未成ね・・・」
そう言った俺の首は強い力にねじ曲げられた。
何だ?と思う間もなく、口を何かに塞がれた。
瞬間。世界が、止まったと思った。
状況を理解するのに、1秒もかからなかっただろうが、かなり長い時間のように思えた。
妹の口が、俺の口を塞いでいた。
そして、俺の口に流れ込んでくる苦い味。ビールだ。
俺の口一杯にビールが流れ込んで、苦しくて嚥下する。
喉がかぁっと熱くなる。
もう、何が何だか分からない。一瞬、これは夢ではないかと思ったくらいだ。
そして、唐突に妹が離れた。
ふと、現実も戻ってきた。

698 :NO.8 :03/01/01 12:02 ID:???

「えへへ・・・これでお兄ちゃんも同罪だよ」
にたーっと笑う妹。ダメだ。素面ではあんな顔は絶対にしない。もう完全に酔っている。
どうやら、妹は俺だけビールを飲んでいないのが不満だったらしい。
まあ、確かにあのままだったら俺は絶対にビールは飲んでいなかっただろうが・・・。
心臓が意思とは関係無しに、暴れ回る。
俺の心拍数が上がっているのは、ビールを飲んだためか、なんのせいなのやら最早分からない。
「お、お前なぁ・・・」
俺は、それだけ言うのが精一杯だった。
「あ〜、ずるい〜」
アイツの声が聞こえ、何やらまた口を塞がれた気がしたが、俺の意識はもう沈んでいた。

699 :NO.8 :03/01/01 12:03 ID:???
次に俺が気が付いたときは太陽が沈もうとしていたところだった。
西日に目を細める。
見ると、妹とアイツも寝ていた。
テーブルの上の料理が減っているところを見ると、意識が無いながらも食べていたらしい。
うーむ、器用な俺。と思う。
まあ、下手をすると俺と妹がさっさと寝てしまい、アイツが1人で沢山食べたのかも知れないが。
それにしても、3人とも、何か、妙に薄着なのはアルコールのため、暑くなったと思いたい。
いい加減、暗くなる前にアイツも帰らないとマズイだろうと思い、起こしにかかる。
「おい、そろそろ起きろ。帰らないと暗くなるぞ」
そう言って揺すると、目を覚ました。
「あれ・・・。いつの間に寝ちゃっていたんだろ・・・」
寝ぼけ眼のまま、周囲を見回す。
アイツがぼけーっとしている間に、俺は妹を起こす。
ぺちぺちと頬を叩くと、簡単に起きた。
「おはよう、お兄ちゃん・・・」
眠そうながらも、何やら満足げだ。何か怖いぞ・・・。

そうして片付けをして帰るアイツ。
曰く「明日も遊びに来るからね〜」らしい。
正月くらい、ゆっくりさせてくれよ・・・と思うが、妹は嬉しそうだ。
ま、カレー事件もあったしな。仲も良くなるわな。

「じゃあ、元旦からお邪魔しました〜」
「じゃあな」「また明日ね〜」
そう言って帰るアイツ。
やっと、落ち着いた正月だな。
ま、何となく寂しい感じはするがな。騒がしい奴だからな。
「でも、お姉ちゃんが来てくれたから、そんなに寂しく無かったよね」
「まあ、確かにな・・・」


700 :NO.8 :03/01/01 12:07 ID:???
〜帰り道〜
「ふぅ、しかし、ビールに見事引っかかってくれるとはね。
 あんなもの、ノンアルコールビールで、アルコールは入っていないのに」
そう言って背中のリュックを背負い直す。
「また楽しいから来年もビールで遊んでやろうっと」
満足そうに微笑む笑顔がそこにあった。

と言うわけで突発SS終了です。
推敲を殆どしておらず、いつにも増して見苦しいですが、よければ、どうぞ。
と言うわけで、皆さん、今年もよろしくお願いします。

>Masked Rider Moe氏
楽しみにしています。頑張って下さい。

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0ch BBS 2004-10-30