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[第二弾]妹に言われたいセリフ
- 614 :NO.8 :02/10/25 08:02 ID:???
- と言うわけで貼ります。
ぴんぽーん
チャイムの音が響く。
「はい、どちら様ですか?」
インターホンから声がする。
「私とお兄ちゃんだよ〜」
「あ、来たのね。今開けるから待っていて」
そう言うとブツリという音を立ててインターホンは切れた。
ドタドタと走る音が外まで聞こえて、目の前のドアが開く。
俺達2人を見て、ニコリと笑う。
「いらっしゃい。上がって」
「うん。おじゃましま〜す」
「おう。邪魔するぞ」
そう。今日は日曜日。
あの妹が料理を作る日だ。
俺は、昨夜は緊張のあまりよく寝られなかった。
妹の作った料理を食べたのはこれまでの人生で3回しかないが、
そのいずれもが必ず1週間以上、俺の内臓を不調にしていた。
一番ひどいのは、中学校の時、俺が風邪を引いたときのことだ。
俺が動けないので妹が食事を作ってくれたのだが・・・
(俺は必死にコンビニで買ってくるように言ったのだが、妹は嫌だと言い張った)
妹が作ってくれたお粥(らしきもの)を食べた俺は、
症状が悪化し、救急車で病院に運ばれるということをやからしていた。
- 615 :NO.8 :02/10/25 08:09 ID:???
- 〜数時間前〜
「あいつ・・・まだ起きてこないのか」
俺は朝食を食べながらぼやいた。
本当なら2人で朝食を食べようと思っていたのだが、
なかなか妹が部屋から出てこない。
時間も差し迫っているので仕方無しに1人で朝食を食べているのだ。
俺の家はよく両親が出張でいなくなるので、料理は主に俺が作る。
俺ばかりが作るから妹が下手なのかも知れないが・・・。
そんな事を思いつつ、朝食を食べ終わる。が、妹はまだ部屋から出てこない。
流石に時間もヤバイので、妹の部屋に進入する。
途端に妹が悲鳴を上げる。
「お兄ちゃん!!着替え中だから出ていって!!」
だが、そんな事で怯む俺ではない。
「大丈夫だ。昔は一緒に風呂に入っていたんだから」
「それは昔の話でしょ!いいから出ていって」
しかし、まだ抵抗して部屋から出ていかない俺。
部屋の中には色々な服が散乱していた。
どうやら、いつもの悪い癖、どの服を着ていくか悩むのが出たらしい。
溜め息を付きつつ、俺は言った。
「お前なぁ・・・。もう時間がないぞ。それに今日は料理を作りに行くんだから
そんなに良い格好をしなくてもいいだろう」
「だって、折角お兄ちゃんと出かけるんだから・・・」
「落ち着け。妹よ。俺とならいつでも出かけられるだろう?」
「うん・・・」
「だから、さっさと飯食って行くぞ。
遅くなったらアイツに何を言われるか分かったものじゃない」
「お姉ちゃん。お兄ちゃんには厳しいもんね」
「ああ、お前には甘いのにな」
2人でフフフと笑う。
- 616 :NO.8 :02/10/25 08:11 ID:???
- そして今に至る訳である。
俺は、今日という日を無事に終えることが出来るのだろうか・・・?
アイツの家の中を進む妹の背中を見つつ、俺はそんな事を思っていた。
そしていよいよ、俺の運命を決める料理が作られる・・・。
と言うわけで場つなぎですね・・・。済みません。
何か、最後は何にもなく、平凡で終わりそうです。
夢物語ではなく、普通の物語を目指していたのですが、良いでしょうか?
それと、「犬チック」ってのはどんな感じなのでしょうか?
よく判らないので適当に書いていますが・・・。
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0ch BBS 2004-10-30