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[第二弾]妹に言われたいセリフ
- 549 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/15 17:38 ID:???
- >>518からの続き〜
独断ですまないが、@を選ばせていただく。
「あら、いらっしゃい」
答えている時間ももどかしく、早急に尋ねる。
「おい、あいつこなかったか?」
「あいつ?」
「俺とお前の間で、あいつって言ったら一人しかいねぇだろ」
「ああ、妹さんね」
女幼馴染は、しばらく髪をいじって考えていた。
考え事をする時に、髪をいじくって考えるのはこいつの癖である。
「来たわよ、ケーキ買いに。欲しかったケーキがあったけど、その店が閉店してたって」
「ケーキ?」
「昨日はちゃんとしたケーキを出してあげられなかったからって。すごく急いでいたわよ」
「そ、そうか・・・で、いつまでここに居たんだ?」
「時計見てなかったから分かんないけど・・・15分くらい前かしら?」
「って事は、入れ違いかぁ・・・わり、サンキュ。すぐ追っかけるよ」
俺は急いで店を飛び出そうとした。
- 550 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/15 17:43 ID:???
- すると、呼び止められた。
「なんだよ!急いでるの分かってんだろ!?」
俺が叫ぶのと同時に、箱を手渡す。
「・・・これは?」
「昨日、誕生日だったんでしょ。プレゼントよ」
どうやら、新作のケーキらしい。とりあえず、礼を言う。
「ありがとな。じっくり賞味するぜ。じゃな」
言うが早いか、俺は店を後にした。
彼女が、今にも泣き崩れそうな、悲しげな顔をしていたのにも気付かずに。
- 551 :NO.7 :02/09/15 23:38 ID:???
- >>550の続き
〜不確定妹編〜(勝手に命名スマン)
俺は店を出ると、壊れた自転車を無視して商店街に走った。
しかし、この時間まで開いている店があいつの店以外にあるわけ無く。結局、無駄足になった。
「どこに行ったんだ?あとはあのスーパーしかないぞ…」
俺は最後の可能性を確かめに登校路にあるスーパーまで行ってみた。
「やっぱり、いないか」
そこにも妹はいなかった。俺はその場に座り込んだ。思えば先程から走りっぱなしなのだ、
少しは休んでもいいだろう。ちょうどケーキだってある、休憩タイムだ。
それにしても、今は一体何時なのだろう?妹を捜し始めてから随分と時間が経っている気がする。
俺は時間を見ようとしたが時計の携帯も家に置いてきた事を思い出した。仕方が無い、あの
時計塔でガマンするか。そう、思って時計塔の方を見る。しかし・・・
「あれ…?」
そこに時計塔は無かった。
そして、その代わりにそこにあったのは妹の後ろ姿だった。
「お、おい…!」
俺がパニックを抑えながら声をかけると妹は振り返った。そして、その顔は・・・・
@無邪気に笑っていた
A悲しそうに泣いていた
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0ch BBS 2004-10-30