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[第二弾]妹に言われたいセリフ

524 :NO.8 :02/09/08 20:11 ID:???
書き込まないことには始まらないので。
NO.9氏&7氏の世界は、パラレルワールドとして、この話が終わったらor平行して
書くのはどうでしょう?

>>516からの続き・・・。
「うう、やっぱり一人用の布団に二人で寝るのは狭いね」
「だから言っただろう。大人しく自分の布団で寝た方が良いんじゃないか?」
「蜘蛛出たら嫌だもん・・・」
ちょっとふてくされる妹。
俺は、妹と寝ることを承諾し、責任がかからないよう、根回しをすることにした。
「まあ、寝ているときにどこを触ったとか言うのは無しだぞ。こんなに狭いんだから


実際、一人用の布団に二人で寝ているのだ。何があるかは分からない。
胸を触った程度で済むならまだ良いが、寝相の悪い妹のことだ。
朝起きたら、俺の口の中に妹の足が入っているかも知れない。
「変なコトしないでよ、お兄ちゃん・・・」
「お前も寝相良くして寝ろよ。昔っから寝相悪かったもんな」
「悪くないよ〜」
「いいや、悪かったぞ。俺は覚えているぞ。
昔、爺ちゃんの家に遊びに行って、同じ布団で寝ていたときだ。
朝起きたら、お前は約90度回転して、お前の足が俺の口の中に入っていたぞ」
「そ、それは昔の話だよ・・・」
これに関しては妹も覚えていたようだ。ばつが悪くなってか、言い淀む妹。
流石に可哀相になってきたのでこの辺で止めてやった。

525 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:08 ID:???
>>524(NO.8氏)
それでいいと思う。

〜続き〜
妹がしょんぼりしてしまったので、慌てて話題変換をする。
「そっ・・・そういやさ、お前もあの頃から比べると大きくなったよな」
「えっ? あ、うん・・・まあね」
「昔といやぁ、足の事もそうだが・・・」
「足はもういいよ!」
「あ、悪い悪い」
しばらく、小さい頃の話に花を咲かせる。過ぎ去った過去・・・楽しかった日々・・・
・・・・・・色んな思い出があった。今も大事なもの。
話が一段落ついたところで、妹は眠くなってきたらしい。
「眠いな・・・」
「・・・寝るか」
「うん・・・」

526 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:22 ID:???
俺も、まぶたが重くなってきたようだ。と、妹が不意に口を開く。
「そうだ!お兄ちゃんに抱きついて寝れば、寝相なんて関係ないじゃない」
「・・・本気か?」
「うん♪」
「まあ、それで足が防げるのなら、問題ないか・・・」
「んもう!・・・いい?」
「勝手にしろい」
「ありがとっ!・・・あ、そういえば・・・」
俺にぴったり密着しながら、妹はつぶやく。
「お兄ちゃん、私が小さい頃にお兄ちゃんと約束した事、覚えてる?」
「え?」
「私は・・・お兄ちゃんと・・・」
「っと・・・なんだっけ?」
「・・・・・・」
「・・・あれ?」
妹の顔を覗き込む。
「スー・・・スー・・・」
「寝ちまったのかよ・・・気になるなぁ・・・」
思い出そうとするが、どうにも思い出せない。とりあえず、目をつぶる。
妹の髪をなでながら、つぶやく。
「おやすみ・・・」

「・・・ッッッ」
朝起きると、予想以上の展開になっていた。
「足の方がまだよかった気もする・・・何をどう間違ったらこういう姿勢になるのやら・・・」
とんでもない姿勢だった。
「とりあえず・・・寝るしかないか・・・?だが、目はもう冴えてるしなぁ・・・」
妹は、俺のあしにしっかり抱きついている。しかも、180゜回転している。
妹の顔は、俺の太ももの付け根にあった。当然、俺の目の前には・・・いや、言うまい。
「寝相の悪さは変わんねぇ・・・否、パワーアップしてるぜ・・・」
しばらくこの姿勢のまま、動けないようだ・・・俺はため息をついた。

527 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 11:26 ID:???
補足文。

幸い、登校時間までには時間の余裕がたっぷりとある。
「さて、どうしたものか・・・」

1、起こす
2、起きるまで待つ
3、二度寝

528 :NO.8 :02/09/09 20:27 ID:???
>>527の続き

「うーむ、ここはどうすべきか・・・」
3番を選ぶのも良いが、折角起きたんだ。再度寝るには勿体ない。
かといって2番を選ぶと、妹が起きたときに何を言われるか分からない。
結局、1番、つまり妹を起こすことにした。
無論、妹を俺の足から引き剥がし、再度180度回転させてだが。

「おい、朝だぞ。起きろ」
着替えを終わらせ、部屋を出ていくだけの状態になった俺は妹を起こす。
だが、なかなか起きない。昔から寝起きの悪い奴だった。
「起きろってんだ。母さんが来たらどうすんだ?おい!」
妹の肩を揺すって起こしにかかる。
「ちょっと待ってよ、お兄ちゃん・・・」
「待たない。早く起きろ」
「早いよ・・・今、何時?」
「もう6時だ。健全な学生は起きて朝飯を食う時間だぞ」
「普通の人はそんなに早くご飯を食べないよ・・・」
そう言ったきり、また睡眠の波に飲まれる妹。

529 :NO.8 :02/09/09 20:28 ID:???
「おーきーろー!!」
今度は頭をぺちぺちと叩きながら起こす。
うるさそうに俺の手をはねのけ、寝ぼけ眼で俺を見る。
「ほら、起きろ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「な、何だよ・・・」
「・・・起こして」
そう言って布団から両手を出す妹。
どうやら、手を引っ張って起こして欲しいらしい。
朝っぱらから眩暈のした俺だが、これで妹が起きるのならと思い、手を引っ張った。
「えへへ・・・」
嬉しそうな妹だが、俺の口からは思わず溜め息が出た。
「ほら、はやく部屋に行って着替えてこい」
妹を部屋から押しだし、妹の部屋まで押していく。
もしかしたら、また寝ているのではないだろうかと思い、部屋を覗こうと思ったが、
もし着替え中だったら大変なことになるので止めておいた。

バトンタッチです。


530 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 23:06 ID:???
〜続き〜

・・・着替えの済んだ妹と食卓を囲む。
「お兄ちゃん、覗いてなかった?」
「はぁ!?なにバカなこと言ってるんだよ!!」
「だって、気配がしたんだもん」
「いい加減な根拠で人を覗き魔にすなッッッ!!」
いつもの食卓。ふんわかと過ごす飯の時間。
「っと・・・そろそろ行かなきゃな・・・」
「うん♪」


531 :Masked Rider Moe ◆ERF1YrA. :02/09/09 23:07 ID:???
家を出る。しばらく歩いてるうち、ふと思い出した事があった。
食卓の壁に掛けてある時計って、狂ってなかったか・・・!?
登校路の途中にある大手スーパーの前には、待ち合わせの場所として使われている時計塔がある。
妹を促して、時計塔まで小走りに行く。
「・・・しまったぁ!!」
登校時間は8時15分までである。家から学校までは15分の道のりだ。
そこでいつも、余裕を持って7時50分に出るようにしているのだが・・・
時計塔は8時12分を指していた。このままでは、間に合わない。
「やっぱり時計は狂ってたんだ・・・ッッッ!」
時計塔から学校までは、“秒速”ダッシュで行ければ5分はかからないはずだった。
“秒速”ダッシュを考えるのと同時に、俺は妹の手を引っ張って走り出した。
「っしゃあ!!いっくぞぉぉぉッッッ!!!」
「え?え!?ちょっと、お兄ちゃん!!」
俺は妹の手をつかんで“秒速”で走った。妹も、かろうじてついてくる。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・つ、着いたァ・・・」
ぎりぎりで滑り込めた。もう少しで、校門が閉められるところだった。
「はぁ、はぁ・・・お兄ちゃん、ちゃんと言ってよ・・・遅れそうだって・・・」
「いちいち説明してたら、間に合わなかっただろうが・・・」
「でも、嬉しいな。お兄ちゃん、わたしの手をギュ〜〜〜って 握って走ってくれたから・・・」
「当たり前だろが!一緒に遅刻するのも嫌だし、一方が遅刻になるのも嫌だからな」
「えへへ・・・そうだね」
話している間に靴箱を通過し、教室へと向かう。妹は2階、俺は3階だ。
「んじゃ、今日もがんばるか・・・」
「うん、お互いにがんばろっ、お兄ちゃん」
そうして、俺達は互いの教室に向かうのであった。


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0ch BBS 2004-10-30