■スレッドリストへ戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 最新50
■世界制服をたくらむモララー〜4着目〜■
- 226 :【1/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:56 ID:cQTzIkAK
-
今から1年ほど前まで…私達二人が脱走してから7年の月日が経つまでは、
私達は人里離れた山奥で、ひっそりと暮らしていれました。…たまに組織の
追っ手に居場所をかぎつけられた事もありましたが、そういう時は返り討ちに
してやるのが常でしたので、あんまり気にする程でもなかったというのが現実です。
\ただいま〜だからな!/
\あら、遅かったのね/
\ちょっと組織の追っ手が来てたんで始末しといたからな!/
\最近しばらく来てなかったのに…しつこいわね/
∬
__│ │_____
////\|//////\
////|___|./////:::::\\
/∠∠∠∠∠ ∠∠∠∠/:::::::::::::::\\
 ̄| ┌┬┐┌┬┐ . |::::::::::::£ ::::::::::| ̄
| ├┼┤├┼┤ . |::::::::||||||||||:::::::|
| └┴┘└┴┘ . |::::::::||||||||||:::::::|
|================|::::::::||||||||||:::::::|
|__________|::::::::||||||||||:::::::|
''""~"'''"''"~ | | ||乃三三-_ 丿 ''""~"'''"''"~''""~"'''"''"~
⊂⌒~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃
⊂⌒~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃
⊂⌒~⊃。Д。)~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃
⊂⌒~⊃。Д。)~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃~⊃。Д。)⊃
- 227 :【2/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:56 ID:cQTzIkAK
-
ですが、今から1年前…全てが一変してしました。私達の脱走の後も
新しい生体八頭身兵器の開発を続けていた『組織』が、遂にVer13.00、
――あの忌まわしい八頭身――を作り出すことに成功したのです。
┌──────────────────────
|総司令、やりました! 探していたひろゆき細胞が、
|ついに2000年過去ログ古層から発見されました!
┌──────────────────────────v──────
|ついにやったか…フハハハハ。この八頭身ひろゆきが完成すれば、我々は
|世界の王…いや、神になったも当然だよ! 我々は神の力を手に入れたのだ!
└──────v──────────────────────────
|開発も順調に進んでいます。もうすぐ完成でしょう。
└──────────────v───────
. _____
______ .|__|__|
彡ミ | | ∧_∧|__ .|__|__|. ∧_∧
|ヽ | | ( `Д´/ / |__|__|. (゚Д゚,,)
|ヽ | |_( ★_,/_〇__ |__|__|.. | U|
⊥ |___| _|____| |__|__| | 〜
_|__|___◎__|__|_____| ______________∪∪_____
┌─────────────────────────┐
│304 :ひろゆき★:00/12/08 00:09 │)←
│ 素晴らしいスレですね。( ̄ー ̄)ニヤリ │)ひろゆき細胞
│ │)
│305 :( ´∀`)さん :00/12/08 00:13 │
│ ひっ、ひろゆきが…ひろゆき殿下が降臨したぞ! . │
│ │
│306 :( ´∀`)さん :00/12/08 00:15 │
│ なんでこんな所にいるんだ… いずれにせよ奇跡。 .│
└─────────────────────────┘
- 228 :【3/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:56 ID:cQTzIkAK
-
神と謳われしひろゆきの細胞…その細胞から八頭身を作り出したならば、
もはや世界を手に入れたも同然。そんな短絡的な考えから、おそらく組織は
八頭身のひろゆきを生み出したのでしょう。ですが…
____________________________
_|000OOOOOO000|_
|___________|
||| | ┌─────────────────
||| 。 (~~ー~~) .| |…すばらしい…素晴らしすぎる性能です。
||| / \ | |確かにこれさえあれば私達の組織は世界
||| 。 //| l |. .| │の覇者に……ん? なんだこの数値は?
||| | | | | | | └──v──────────────‐
||| | |/ /| | .| │どうしたんだね? 早くVer13.00
||| 。| || / | | .| │-0001を目覚めさせたまえ。実に
||| U | | |. U | │輝かしい瞬間が目の前に迫って
||| 。 | || | . | │いるではないか!
||| | / | | | └──────v──────
||| 。// | | |
||| // | | | ∧_∧ ___
||| // | | | ( ゚∀゚)// / ∧_∧
||| U U .| / ̄(つ__//__/. (`Д´ )
||| 。 | | __ ̄{ニ=====| ( ★ )
{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ゝ_| ̄| ̄ ̄ ̄| | | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(((ニニ || | ̄| ̄ ̄ ̄| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 229 :【4/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:57 ID:cQTzIkAK
-
「人」が「神」をコントロールできるわけがなく…
____________________________
_|000OOOOOO000|_
|___________| キュゥン…
||| |
||| 。 ( ̄ー ̄)ニヤリ .| ┌───────────────────
||| / \ | |戦闘力が…40万…急激に上がって…100万…
||| 。 //| l |. .| │そんな、まだ覚醒コードを打ち込んでないのに、
||| | | | | | | │せ、制御ができな…戦闘力測定限界値突破!?
||| | |/ /| | .| └──v────────────────‐
||| 。| || / | | .| |な、ど、どういうことだねそれは。
||| U | | |. U | │早くあぼ〜んするんだ! こんな
||| 。 | || | . | │のが暴走したらそれこそ世界が…
||| | / | | | └──v───────────
||| 。// | | |
||| // | | | ∧_∧ ___
||| // | | | (; ゚∀゚).// / ∧_∧
||| U U .| / ̄(つ__//__/. (`Д´ ;)
||| 。 | | __ ̄{ニ=====| ( ★ )
{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ゝ_| ̄| ̄ ̄ ̄| | | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(((ニニ || | ̄| ̄ ̄ ̄| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 230 :【5/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:57 ID:cQTzIkAK
-
その、たった一体の八頭身ひろゆきの暴走により…
____________________________
_|000OOOOOO000|_
|___________| バキッ
||| | //。
||| 。 ( ̄ー ̄) |/ ※∴※
||| / ~二二二二二つ ‐‐◎‐‐ o
||| 。 //| | |\ ※∵※ ヴ〜〜ン…
||| | | | | | \゚
||| | |/ /.┌───────────────
||| 。| || / < 嘘が嘘であると見抜けない者には…
||| U | | | └───────────────
||| 。 | || | . |
||| | / | | |
||| 。// | | | きょ、強化ガラスが…
||| // | | | 煤ネ_∧ ___
||| // | | | (゚∀゚ ;).// / 煤ネ_∧
||| U U .| / ̄(つ__//__/. (`Д´ ;)
||| 。 | | __ ̄{ニ=====| ( ★ )
{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ゝ_| ̄| ̄ ̄ ̄| | | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(((ニニ || | ̄| ̄ ̄ ̄| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 231 :【6/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:58 ID:cQTzIkAK
-
『組織』は一瞬にして壊滅状態に陥りました。
ヽ`
´ドゴォォォォォォン。
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..ズゴオオォォォォ...............
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ____
::::日F|xxx・,`:::::::::::::::::: ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ::::::::::::::::::`'*[] H]. |[][]|:
::::日日II[][]'l*:::::::::::::::::: ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ :::::::::::::::::::j;‘日/ .|[][]|::::
::::口旦 E=Д;‘`::::::::::::::::::::: /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙ ::::::::::::::::::::::"‘、Дロ::::
::::Д日T† ;j;::::::::::::::::::::::: `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ :::::::::::::::::::::::・;日日T::: 日::::
::::Hvv´+"::::::::::::::::::::::::: ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ :::::::::::::::::::::::::´.'田#v[][]†~~†::::
::::v[]>:・':::::::::::::::::::::::::: ゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ ::::::::::::::::::::::::::+`:F|ロxxx::::
::::田#YYv、*;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,・、::日旦::::
::::ロ|=|E」vxxx:`l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:`+E| ∩v |=|::::
…しかし、それで『組織』が滅んでくれたならばどんなに良かった事か。八頭身ひろゆきは
混乱した『組織』をその圧倒的な力で瞬く間に掌握すると、三頭身の元組織職員のほとんど
を奴隷化、代わりに兵士として使役されていた生体八頭身兵器達のパワーリミッター&感情
コントロール装置を取り外し、八頭身秘密結社【エイツ(EIGHTS)】の結成を宣言したのです。
そうして、八頭身ひろゆきが掲げた結社の目標は…
- 232 :【7/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:58 ID:cQTzIkAK
- ┌──────────────────────────────────────‐
│私達八頭身が真の意味で社会に認められる為には、やはりどうしても旧人類たる三頭身達
│が邪魔です。私達の方があらゆる能力で勝っているのに、どうして我々は三頭身達に今まで
│生体兵器としてこき使われ、更にはキモイキモイと迫害され続けなければならなかったのか!
│能力的に劣った旧人類、すなわち三頭身達はこの世界に必要ありません。私達新人類こと
│八頭身こそが、この世界の真の支配者になるべきです。三頭身に死を、八頭身に栄光を!
└────────────────y──────────────────────
( ̄ー ̄)
(っ) _l l_
\ \/ ̄  ̄ヽ
\,,/::| |\ \
/:::::| |:::::|ヽ_ヽ
|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゝつ\
| \ \
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< 八頭身ひろゆき様バンザーイ! 【EIGHTS】バンザーイ! >
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
、 、 、 、 、
/っノ /っノ /っノ /っノ /っノ
/ / / / / / / / / /
/ / ∧_∧ / / ∧_∧ / / ∧_∧ / / ∧_∧ / / ∧_∧
\\( )\\( )\\( )\\( )\\( )
\ ⌒\\ ⌒\\ ⌒\\ ⌒\\ ⌒\
/ /ヽ / /ヽ / /ヽ / /ヽ / /ヽ
- 233 :【8/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:58 ID:cQTzIkAK
-
『今の世界で支配者気取りの三頭身達の殲滅し、我々八頭身達だけの世界を作る』
そんな狂信的な内容が、【エイツ】の目標でした。普通ならそんなの馬鹿げてると誰も
耳を貸さなそうな内容に思えますが、八頭身ひろゆきの巧みな話術、そして何より
組織の八頭身達が今まで生体兵器として酷使されていた事もあって、瞬く間に【エイツ】は
「八頭身ひろゆき様マンセー!」の一色に染まっていきました。
┌───────────────────
│八頭身ひろゆき様、組織の掌握は完了しています。
│とりあえず、何から取り掛かるご予定でしょうか?
┌──────┴──────────────V────‐
│まあまあマニー。時間はたっぷりとあるじゃあ .\\
│ないですか。…そうですね、とりあえずは… ワーワー… ヒロユキサマー!!
└─────────────V────── //
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 円_円 。〜
∧_∧ \ (ー ̄ ) (∀・ ¥
(; ・∀・) \ .ゝ∈∋. (ゝ∈∋.
/ く ∧_∧ \. / |::::::::ヽ /| |::::::::ヽ
/ ヽヽヽ (; ´∀`) ______\ | |::::::::::::| (二つ:::::::::::|
/ /| | | ゝ く ||\ \:::::| \ . | |::::::::::::| /:| |:::::::::::::|
( ノ...| | | / ) )、|| | ̄ ̄||:::::|:[]|\ |::::::::::::| |:::| |:::::::::::::|
| | | ヽつ)(_つ/ ̄ l| / ̄ ̄/::: | =| \|::::::::::::|. |::| |::::::::::::::|
| | | |└ ヽ |二二二」二二二二二二二」 \:::::::::| |::ヽ|::::::::::::::|
| | | .  ̄|| | |:::::l | || | ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/|.
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/|. | 7年の間、組織を逆監視して来たけど…まさかこんな事になるなんて…
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 今の演説の聴衆の中に、俺の同胞(量産型八頭身モララー兵士)も混じってた…
- 234 :【9/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:59 ID:cQTzIkAK
- ┌───────────────────‐
│…ネズミ狩りから、始めるとしましょうかね。
└─────────────V────── ボンッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .从从
\ 円_円 て そ
∧_∧ \ パチン (ー ̄ ) ¥ ・∀) 'W'w'
煤i; ・∀・) \ 買ナ ゝ∈∋. (ゝ∈∋.
/ く 煤ネ_∧ ブツッ… .\ ○i、 / |::::::::ヽ /| |::::::::ヽ
/ ヽヽヽ (; ´∀`) ______\ヽ二| |::::::::::::| (二つ:::::::::::|
/ /| | | ゝ く ||\ \:::::| \ . | |::::::::::::| /:| |:::::::::::::|
( ノ...| | | / ) )、|| | ̄ ̄||:::::|:[]|\ |::::::::::::| |:::| |:::::::::::::|
| | | ヽつ)(_つ/ ̄ l| / ̄ ̄/::: | =| \|::::::::::::|. |::| |::::::::::::::|
| | | |└ ヽ |二二二」二二二二二二二」 \:::::::::| |::ヽ|::::::::::::::|
| | | .  ̄|| | |:::::l | || | ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/|.
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/|. | …! やばっ! スパイ衛星があるのに気が付かれたわ!
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| そんな、嘘だろ…!? 今までなら気が付かれた事は一度もなかったのに…。
| …この八頭身ひろゆきって奴、ちょっと無視できない相手かもしれないからな!
\__________________________________
そうです、さすがは神の細胞から作られた究極の八頭身、八頭身ひろゆきは
戦闘力もさることながら、優秀な政治家としての才能も持っていたのです。
…一度壊滅しかけた『組織』の土台を基盤に、瞬く間に結社【エイツ(EIGHTS)】を
組み上げただけはありました。…私達の存在はかつての『組織』の記録から
割り出され、すぐに追っ手が差し向けられるようになったのです。
- 235 :【10/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 19:59 ID:cQTzIkAK
-
そもそも、私達が今まで『組織』から簡単に逃げる事ができていたのは、ひとえに
かつての『組織』の上層部がアフォばっかりであった事に起因します。例えて言う
なら、かつての『組織』は日本での森政権なみにショボイ組織であったのですが…
┌──────────────────────
|あの〜総司令、なんかまたマスコミが騒いでますが…
┌──────────────────────────v──────
|なんだと!? 一体今度はなんだ!? また八頭身の件で揉め事か? それとも
|私が総理に内緒で武器を海外に密輸してリベートを貰ってる事か? いや、
|もしかすると一昨日の浮気現場を撮影されたとか…、それとも酔った席で
|うっかりバーの女の子に国の最高機密洩らしちゃった事がばれたのか?
└──────v──────────────────────────
|…もみ消しときますね。(ヤレヤレ、とんだ厨房総司令だよ)
└─────────────────v──────
______ _____
彡ミ | | ∧_∧|__ .|__|__|. ∧_∧
|ヽ | | (; `Д´/ / |__|__|. (゚Д゚,,)
|ヽ | |_( ★_,/_〇__ |__|__|.. | U|
⊥ |___| _|____| |__|__| | 〜
_|__|___◎__|__|_____| ______________∪∪_____
- 236 :【11/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:00 ID:cQTzIkAK
-
…しかし、森政権のようだった以前に比べ、新しく誕生した【エイツ(EIGHTS)】は
さしずめ『田中真紀子の居ない小泉政権』と『現在のブッシュ政権』を足して2で
割らなかった様な、良い意味でも悪い意味でも優秀な組織でした。これまでの
7年と違い、私達は確実に【エイツ】の刺客によって追い詰められていきます。
┌─────────────────────────────‐
│今度はVer7.03…八頭身アヒャを五体も送り込んできやがったわね。
│これ、マジでヤバイわ…、やっこさん、本気であたし達を消すつもりよ。
│襲撃も段々手ひどくなっていくだろうし、どこまで持つか考えものね…
└──────v───────────────────────
│刺客も無視できないレベルになってきたからな…
└──────y──────────────
∧_∧
∧__∧ ( ; ・∀) コンカイハ テゴワカッタ…
(∀` ;) /⌒ メ\
/ \ ./ ヽ ヽ ∬
. /(゜(゜ | | 〈 〈 |ヽ ヽ ___。 ∫
.(__二二つii ヽ \【〔ロ=:ロ(∈(三三(@
| ..| |: |\_二つ/ゞ)
| . | .|'ポタポタ|.メ Bノ |_/
ヽ ┏U;.: ( Bヽ
/ ┃ | ; ; |\ メヽ
/ .i| .| ; '; | |ヽ )
| ./.| | .;. | | | |
| |' | | *; / / .| |
. | | .| | ; ; _| / | | ―-..,, ,,__ _ _
. | | .| | ;'; .| / .|メ .| < < ヽ  ̄ ̄ ヽ
(__(__)____ し´ (___) (⌒^ ̄ ̄ ヽ..,, (⌒^ ̄ )
""""""""""""""""””””””"""""""""""""""""""""""""""""""""
- 237 :【12/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:00 ID:cQTzIkAK
- …何よりも恐ろしかったのが、現在の【エイツ】の最高意思決定機関にして、
最強の生物兵器部隊でもありえる、『新生八闘神』が率いた八頭身部隊でした。
以前の組織は私達を追うのに常に三頭身のエージェントを送り込んでいた
のですが、八頭身達を私達に対しこれほど投入しているということからも、
彼らが本気で私達を消そうとしているのが感じられました。
〔【エイツ(EIGHTS)】組織表〕
/\ 【エイツ】の最高意思決定機関。八頭身ひろゆきを含む、
/新生\ ←究極まで改造された八人の八頭身達によって構成される。
/ 八闘神 \
/──────\
/ 八頭身部隊 \ ←ショッカーで例えるなら怪人レベルに相当。
/──────────\
/ 六頭身部隊 \ ←ショッカー例えるなら下級戦闘員に相当。
/──────────────\
/ 三頭身達&穏健派八頭身 \
───────────────────
↑ かつての組織に属していた三頭身の研究員達、及び三頭身との共存を唱えて
捕まった八頭身&六頭身、そして組織に捕まった一般の三頭身達。体内に爆弾を
埋め込む処置を施された上で、雑用として使役される。
- 238 :【13/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:00 ID:cQTzIkAK
-
そして…今から10ヶ月ほど前、よりによってそんなヤバ過ぎる状況の真っ只中の
ことでした。私が妊娠しているという事がわかったのは…
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 君、それ便秘じゃなくて妊娠。
\_______ _______
人从人从人从人从人从人从 |/
< >
< えっ!? マジでっ!? >
< >
ヽ人从人从人从人从人从人ノ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) | うん、あ、なんだったら堕ろす? 今なら
/ ⌒\ \ . | 特別キャンペーン中だから半額でお得ダヨ
| \ \__/~つ .\____ ____________
| (゜\ / |/
| /⌒ー'‖ ∩◎∩ マダ3カゲツ ダカラ
| / イ || (・∀・ ) ジュウブン マニアウ マニアウ
| / | || ノ[]ヽ
\_/ (__つ Ω
- 239 :【14/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:01 ID:cQTzIkAK
-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」 ←五階
―――――――――――――‐┬┘
|
____.____ | ガシャアアン!
| |/\/\| 凵@ >
| |_ | 三三三三 ∠ わあー
| |/ | △| 三∧三三
| | /\/| | 三三三三 二二 ∩◎∩
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ ◇| 二二 (・∀・)
| 二二 ヽ[]ノ
ノ)
人从人从人从人从人从人从人从人从人
< >
< 医者の風上にも置けない >
< 大馬鹿野郎を投げ捨てろおっ! >
< >
ヽ人从人从人从人从人从人人从人从人ノ
とりあえず医者は窓から放り投げました。…というかそんな事よりも、これは
実に真面目な問題事です。普通だったら「ヒューヒューやるねえお二人さん」という
煽りに一々答えてやっているところなのですが、今回ばかりはそうも行きません。
妊娠も何も、私とあの人との間に子供が出来るわけがないはずなのです。
- 240 :【15/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:01 ID:cQTzIkAK
-
三頭身達とは違い、改造八頭身モナーと改造八頭身モララーの間には普通であれば
子供はできません。セクースはできますが、そもそも初期のVer1.xxシリーズの私と、Ver4.xx
シリーズのあの人とでは、遺伝子的な問題から子供は絶対に出来るはずがなかったのです。
ですが…確かにこの子供達はあの人と私との間にできた子。…これが何を意味するのか…
_(⌒⌒ヾ⌒⌒_ .∧
〇 | | |十|
| 八 ::| (二)
。 | 頭 ::::| |月|
| 此 身::::::| (二)
| 処 女::::::| |十|
〇 | に .モ : ::| (五)
| 眠 ナ : ::| |日|
⌒⌒⌒ | る l:::::::::| ⌒( )⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
| ,,≦≧、:::::::| |逝| … ∧_∧ ⌒ ∧_∧ …
_ |旦‖===‖旦| _ (去) (ii・∀・) (・∀・ii> ⌒⌒
(⌒i┘ 二二二二二二└i⌒)| ( つ と >
⌒⌒ヽ⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒ U U __ U U
( ; -∀) | ♥ | ポトッ…
⌒⌒ ……  ̄ ̄
…モララーさん、ここから先に書くことは、どうかあの子達には教えないであげて
ください。あの子達はまだ平仮名くらいしか読めませんから、きっとこの手紙を読む事は
できないはずですが… それでも、この手紙が見つかるのが数年先になる可能性も
あるため、こうしてここに書いておきます。…こんな事、知らない方が、あの子達はきっと
幸せになれます。あの子達がこの事実を知ったら、どんなにショックを受ける事か…
- 241 :【16/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:02 ID:cQTzIkAK
- ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::この子達は、イレギュラー……つまりはミュータントなのです。::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::ちょうど、一番最初のオリジナル八頭身モナーが、様々な偶然が重なった末、::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三頭身モナーと三頭身ギコの間に誕生したように…::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::八頭身モナーの子供が滅多にいないのは何故か、またたった10年でこれほど数を::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::増やしたのは何故か、知っていますか? …元は生体兵器として作られた八頭身::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::モナーは、生まれてからわずか1年で成体と同じ大きさまで成長するように:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::作られています。(その代わり自然出産での死産率が高く、介入無しに大増殖はしない)::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::…ですが、この子達の成長は、他の八頭身達に比べて非常に遅い…。:::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::いえ、そんな事よりも、この子達の存在が【エイツ】に感知されたらと思うと…:::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 242 :【17/17】親と子と 第四話・母の手紙(中) :02/01/09 20:02 ID:cQTzIkAK
-
…そして、そんな時でしたね。貴方の組織の使者が、奴らでさえ見つけられず
にいた私たちの新しい隠れ家を、あっさりと見つけて訪ねて来たのは…。
┌────────────────────‐
│…今日は変な奴が来たよ。黒マララーとかいう下品 ┌────────
│な奴で、世界制服なんたらの使者だとか言ってた… . |へ〜すごいわね。さすがのエイツも
└─────────────v────── |ここはなかなか見つけられないで
∧_∧大丈夫..? │いるってのに…スゴイんじゃない?
( ・∀・) └─v──────────
/ ⌒l ∧_∧
/ /l / / (´∀` ) どっこいしょ
n、_ / / | / / / `´ ヽ
ヽ__~ ̄と_ノ  ̄ / /\ とニニ(゜(゜ (\\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ~と__ノ 、 .\ ( , ) \つ
/⌒/⌒/ \ omm /⌒__ )
⌒ヽ⌒ ) / ヽ_ ̄⌒つつ
"'"  ̄
…さあ、もう話すことも少なくなってきました。…ここから先のことは、貴方達が知っている
ことも多い事でしょう。約4ヶ月ほど前から、1ヶ月ほど前に至るまでに起こった事の真相を、
お話致します。…そして、全てが上手く言っていれば、【EIGHTS(エイツ)】の目は子供達から
は逸らされているはず。…私達が何をするつもりだったかも、お教えしなくてはなりません。
〜『親と子と』第5話・母の手紙(後) に続く〜
515KB
新着レスの表示
スレッドリストへ戻る 全部 前100 次100 最新50
0ch BBS 2004-10-30