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夏目房之介さんスレッドver.3

80 :33 :2000/10/05(木) 07:45
>>47
再販制については>>33のスレを面倒でもしっかりと読んで欲しい。
「規制=悪」という固定観念についつい捕らえられがちだが、話は決して
簡単ではない。取次の寡占と再販制の問題が別ということもこのスレ読めば
わかる。

81 :33 :2000/10/05(木) 07:48
ついでに、>>33のスレに書いた僕の考えを再掲しときます。

214 名前:名無しさん@そうだ選挙にいこう投稿日:2000/07/07(金) 05:06
一応出版業界の末席を汚したこともあるが、あくまで「消費者」の立場で。

まず、本が安ければ安いほど嬉しい。それは当たり前だ。けれど、再販制の撤廃で
本当に本が安くなるのだろうか?取次等が貪っていた既得権が解消されるかのように
謳われているが、怪しいものだ。まず、どの程度の既得権益を得ているのかが不明瞭だし、
たとえ、その既得権益が彼らから失われても、それは消費者には還元されず、ただ新しい
既得権を作り出すだけの話ではないだろうか?
もちろん、価格バランスの変化が生じるのは明らかで、それによって利益を受ける消費者も
いることはいるだろう。だが、そんなものは所詮ゼロサムゲームにすぎない。
したがって、不特定の消費者のことを考えるならば、幅広い出版物が今後も出版され続ける
環境が維持される方が有益ではないだろうか?

ところで、本がいとも簡単に他のメディアに取って代わられるとはとても思えない。
デジタルメディアの普及によって住み分けは起きるだろうが、結局のところ
ジャンクな情報を扱うのが関の山だろう。ジャンクな情報によって金を稼ぐことが
できなくなった出版社が、それ以外の出版物の価格を上げることは十分考えられる。
けれど、それもまた良しとしよう。読書なんて所詮は高等遊民のお遊びだ。

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