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夏目房之介さんスレッドver.3

275 :門前の小僧 :2000/10/09(月) 20:29
248
>作品世界、ストーリー、キャラクタの三者は
>相互に補い合うものでなければならない。
>このうちのどれかが突出してしまうと、作品として無駄が多くなる。

どわさんのおっしゃってることが非常によくまとまっているという印象を
受けたので、勝手に部分的に引用させていただきました。

三者のいずれかが突出すると
作品世界>ストーリー・キャラクター
 ○文章が世界観や設定の細かいところに走りがちになり、ストーリー展開や
  キャラクターの描写がおざなりになる。
 ●ただし、作品世界の説明が、作品そのものの持ち味になっている場合は
  手法の一つとして認めてよいと思う。

ストーリー>作品世界・キャラクター
 ○ストーリー先行の作品では、時に舞台とする世界の設定が破綻してしまったり
  キャラクターの性格が破綻してしまう、といった弊害がある。
  流れを重視するあまりに、内部の構築物が崩壊してしまう。
 ●ただし、ストーリーの持ち味が認められる、またはジャンル・対象年齢による
  制約がある場合は、ある程度の破綻は仕方なし。
 (例)某劇団・飴箱の芝居。2時間の感動ドラマ・サスペンスドラマ。

キャラクター>作品世界・ストーリー
 ○キャラクターの個性が突出してしまうと、作品世界の描写や、ストーリー
  よりもキャラクターがいかにしゃべり、行動するかということに力点が
  かかってしまい、作品としては薄くなりがちである。
 ●ただし、キャラクター設定を先行させて、そのキャラクターが存分に活躍
  できる世界を構築するというやり方もあるだろうし、キャラクターが動く
  ことでストーリー展開がよくなるのなら、大いにキャラクターにアクを
  つけるべし。
  (例)パタリロ・がきデカ・天才バカボンなど

・・・ということになるのではないかと考えたのですが、いかがでしょうか。
   

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