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[試作]姉に言われたいセリフ
- 183 :某173 :2005/10/02(日) 19:04:23 ID:NDCewDl+
- 季節はそろそろ秋だな。家から夕日を眺めながらそう感じる。
「ただいま〜。」
高校生のお姉ちゃんが道場から帰ってきた。
「お帰り。」
お姉ちゃんの洋服の胸元は、汗で紅く上気していた。
「まだまだ暑いね〜。」
言いながらその胸元を広げて扇ぐものだから、
僕は目をそむけてしまった。
「あ、どこ見てるのよぉ。」
「お姉ちゃん、ちょっとそんなっ、団扇を!」
お姉ちゃんは胸元を団扇で扇ぎながら迫ってきた。
「赤くなっちゃって〜。この。」
「べっべべ別に胸なんか見てないからぁっ!」
「このエッチ。と、こ、ろ、で〜」
言いながら前屈みになった。
いつもは優しいはずのお姉ちゃんがこの口調になったときは、
いつも決まってロクなことが無いんだ。
僕は慌ててそこから逃げようとした。
でも、
- 184 :某173 :2005/10/02(日) 19:05:25 ID:NDCewDl+
- 「ちょっと。人が話をしようとしてるのに。」
関節を押さえられてしまった。お姉ちゃんは古武術の使い手で、
腕相撲じゃ一回だって僕に勝てたことが無いのに、
こうなると僕はお姉ちゃんから逃れることができない。
空手をやってるはずの僕が、廊下の壁に押し付けられてしまった。
「……放してよ〜。」
僕の左腕はお姉ちゃんの腕一本で止められている。
この体制だと右手だけでも抜け出せないし、どうしよう。
長い髪を右手でかき上げながらお姉ちゃんは僕の耳元で言った。
「人の話は聞きなさい。行儀が悪いんだから。
あのね、今度の土用の日に神社でお祭りがあるでしょ。」
「……知ってるよ。」
話しながらも僕は、お姉ちゃんにイタズラされた
イヤな過去を思い出した。
低学年の頃に初めてラブレターをもらったとき、
告白に来た女の子の前で、お姉ちゃんが僕のズボンを下ろしたこと。
「アンタももう12歳だから、御神輿を担ぐことになったの、
知ってるわよね?」
話も上の空で、僕は左手を何度も動かしまくった。
「だ、か、ら、これから浴衣の寸法を合わせたいの。」
「そんなこと、後でもいいじゃないか。あと何日も」
「合わせないとねっ…!」
お姉ちゃんの腕の力がもっと強くなった。
「いっ!痛い。痛いから放して。放してよ〜。」
「これから寸法を合わせるの?どう?」
「あ、合わせます。」
「よろしい。でも、ドサクサにまぎれて
お姉ちゃんのおっぱい、何度も触らないの。このエッチ。」
- 185 :某173 :2005/10/02(日) 19:06:15 ID:NDCewDl+
- 夕ごはんの後、僕は部屋で寸法を合わせていた。
この僕の部屋はお姉ちゃんと一緒の部屋だ。
お父さんもお母さんも、いつまでも子供扱いしないでほしいよ。
着替えるときには必ず壁の方を向いてないといけないから
すごく不便だし。
でも古い神社だから、改築をしたらいけないって話だし。
お姉ちゃんに着替えさせられながら、前にあったことを思い出した。
苛められていた僕をかばって代わりにケンカしてくれた
お姉ちゃんは、その日の着替えのとき、体にいくつか
痣ができていたっけ。お姉ちゃんって、強くて優しいんだよな。
「去年よりもずっと大きくなったね〜。」
別の部屋から持ってきた三面鏡の前でお姉ちゃんが言った。
「そりゃそうだよ。もうすぐ中学に上がるんだから。」
「おお。一人前な言葉。浴衣はこれでいいとして、
さて、ふふ。問題はこっちね。」
振り向けばお姉ちゃんが、何か紐みたいなのを持ってる。
「なに、これ?」
「浴衣とか和服なら、男の子はこれを下に穿かないとね〜。」
「これは…!?」
- 186 :某173 :2005/10/02(日) 19:06:49 ID:NDCewDl+
- 「そう。褌。ふふん。」
お姉ちゃんの顔が少し紅くなってきている。
「うふふふ………。」
「ちょっ、ちょと待ってやめてよ。お姉ちゃん。」
まずい思ったら関節をつかまれた。
そしてズボンを脱がされた。
「まだブリーフなんだ〜。へぇ〜。」
「何か、なんか変だよ。」
「でもココは一人前だ。」
鮮やかな手つきでお姉ちゃんは、僕の下半身にフンドシを着けた。
「ちょっときつい。」
「わたしの弟ながら……」
「痛いんだけど…。」
「…食い込んでいて、また…」
「お姉ちゃん…。」
「ああぁ」
お姉ちゃんは突然、僕のお尻を両手で触ってきた。
「はぁぁん」
頬擦りしている。表情が別人だ。これでも本当は巫女なのに。
強くて優しいけど、ちょっとどころじゃなく変なんだよな〜。
- 187 :某173 :2005/10/02(日) 19:07:27 ID:NDCewDl+
- とうとう、秋祭当日になった。
あのフンドシを穿くのはかなり恥ずかしい。
でも穿かないとお姉ちゃんは怒るだろう。
やっと終わった。
フンドシのままでお御輿を担いで村を一回りするのは、
かなり恥ずかしかった。
しかも、フンドシだったの僕だけだったし!
お姉ちゃんが嘘をついた。
- 188 :某173 :2005/10/02(日) 19:08:05 ID:NDCewDl+
- 夕方になってお姉ちゃんは、神前の舞台で舞っていた。
舞っていたのはお姉ちゃんも入れて8人だった。
末広がりの“八”に由来しているらしい。
朱色の袴に白い着物。独特の髪飾りに同じ色の扇。
鈴の音が響き、それに合わせて揺れる姿がきれいだった。
全員の揃った動きがきれいだけど、
8人の中でもお姉ちゃんだけは格別だった。
長い黒髪が静かに空気に溶け、
鈴の音がお姉ちゃんのたおやかな顔立ちを引き立てて、
可愛くも凛々しくも見えた。
- 189 :某173 :2005/10/02(日) 19:08:35 ID:NDCewDl+
- お祭りが終わったけど、お姉ちゃんは後の用事がまだあって
僕だけ先に着替えていた。
「お疲れさま〜。」
部屋にお姉ちゃんが入ってきた。まだ袴姿だ。
道場にいるときの藍色の袴を見慣れているだけに、
僕は改めて見とれてしまった。
「お姉ちゃん、きれいだったよ!こっちの袴もすごくいい。」
「ふふ。ありがとう。でも今日はごめんね。」
「な、何を?」
「褌のこと。恥ずかしい思いをさせちゃったなって。
あのね、その……お姉ちゃんも恥ずかしいことをするから赦して。」
「そんなこと、いいよ。こんなの、もう慣れてるし。」
「でも、こっちに来て。それで、これ…引っ張って。」
三面鏡の前でお姉ちゃんが言った。
僕が引っ張ったのは………お姉ちゃんの袴の紐だ。
お姉ちゃんの腰から袴がするすると落ちていく。
お姉ちゃんの頬の赤みが増していく。
白い着物の股間から、何か白いものが見える。
三面鏡にはお姉ちゃんの後ろ側が映っていた。
裾の下から見え隠れするのは、お姉ちゃんのお尻だった。
まるで何も穿いていないみたいだ。
- 190 :某173 :2005/10/02(日) 19:09:18 ID:NDCewDl+
- 脱いだ袴を撞木に掛けるために後ろを振り向いた。
お姉ちゃんのお尻には、褌が食い込んでいた。
お尻が丸出しだったから、僕は、
お姉ちゃんに何て言っていいのか、すごく困った。
それからこっちを向いてお姉ちゃんは、
目の前で着物を脱いだ。
僕は思わず後ろを振り返った。
しかし僕の体は一回転してしまった。
目の前にはお姉ちゃんの大きな胸があった。
そして両腕できつく抱きしめながら言った。
「12年前に神前に捨てられてたアンタも、やっと一人前ね。
捨て子だからって苛められてたの、憶えてる?」
「ああ。忘れてないよ。」
「じゃあ、ここを見て。」
僕は全身から力が抜けて、もう、されるがままだった。
お姉ちゃんは僕の目の前にお尻を突き出した。
褌のよく食い込んだ安産型のお尻を。
「痣、今も残ってる?」
残ってる。
フンドシをずらした所に、今も痣が残ってる。
あの時の情けなさや悔しさが、一気に思い出された。
あの悔しさをきっかけに僕は、空手を始めたんだったっけ。
「どう?残ってるかしら?」
それに答える代わりに僕は、お姉ちゃんのお尻を直視した。
そしてお尻の痣を撫ではじめた。
終
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0ch BBS 2004-10-30