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■世界制服をたくらむモララー〜8着目〜■

368 :( ´∀`)さん :02/02/16 04:17 ID:6aGZfVTH
>>331-361 (・∀・)イイ!!

                          |\
    ┌──────────┘ \
    │では皆様、ほのぼの感溢れる \
    │素敵なお話の後には…      /
    └―――──―――――┐ /
           ヽ( ´ー`)ノ         |/
           ( へ)
             く

                                      |\
                 一二三 ┌─────────┘ \
                一二三  │背筋の粟立つような       \
                一二三  │恐ろしい話をご覧ください。 ./
                 一二三 └―――──――――┐ /
            ( ´ー`)                        |/
             ( ヽ)ヽ
            / >

                                                    |\
 一二三 ┌──────────────────────────────┘ \
一二三  |例によってマルミミスタンスレ、及びモナゴルスレとは一切関係ございません。 \
一二三  |あくまでこのスレオリジナルの設定による、アナザーストーリーでございます。 ../
 一二三 └―――──―――――――──―――――――──―――────┐ /
                                                    |/

369 :【1/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:19 ID:6aGZfVTH

 【世界制服モララー・暗部部屋】

┌─────────────────‐
│…というわけで、これが【バレンタイン】事件に関する
│最終報告となります。向こう側も私と1号さんによる襲撃で
│相当な被害を受けましたし、当分手出しはしてこないかと…
└────────v─────────

  (i三三i)
  <|;;;;;;;;;;;| ……
 ./|;;;;;;;;;;;;>                      _,,,,,,,,,,_
 (;;;ヽy/;;;)      ∧,,∧            (=゚Д゚=);;)
  |;;;〃;;;;;|      彡 l v lミ           O□O);;;)
 (;;;;;;;;);;;;;;)     爻,,u,uミ            (_(__)
                           /|
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | うむ、アンシャスご苦労だった。今回の一件ではお前も大変だったな。
        | しかし、俺の予想では絶対に裏に【EIGHTS】が絡んでると思ったんだが、
        | 結局は杞憂だったようだな。どうやらそんな様子は無い様に見えるし…
      \_______________________________/


370 :【2/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:20 ID:6aGZfVTH
┌────────────────────────‐
│私も買い物ついでに調べてみましたけれど、どうやら『この基地の奪取』
│という依頼を【バレンタイン】に持ち込んだのは、どこかの企業な様です。
│大方この基地の設備のすごさを見て、欲しくなったんじゃないですかね?
└──v──────────────────────

  (i三三i)
  <|;;;;;;;;;;;| ……
 ./|;;;;;;;;;;;;>                      _,,,,,,,,,,_
 (;;;ヽy/;;;)      ∧,,∧            (=゚Д゚=);;)
  |;;;〃;;;;;|      彡l v l ミ           O□O);;;)
 (;;;;;;;;);;;;;;)     爻,,u,uミ            (_(__)
                           /|
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | …そんなところだろうな。源さんの話では、屋上にはミサイル発射装置、
        | 地下には核シェルター、ついでに地下港にイージス艦と原子力潜水艦を
        | 備えてると聞けば、普通の組織は手に入れたくもなるな。…他にもこの
        | 基地を狙ってくる者はいるかもしれん。…注意しておくべきだろう。
      \_______________________________/


371 :【3/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:20 ID:6aGZfVTH
┌────────────────────────‐
│…ま、いずれにせよ、その馬鹿な企業も【バレンタイン】の失敗を
│見て、この基地が簡単に手に入らないことは理解したはずです。
│これに懲りてもう手を出してくる事はないとは思いますけどね。
└──v──────────────────────
             │まあね、何だかんだ言って、この基地結束が固いものね。
             │Part5では、自身も最強の生体兵器と名高い、【EIGHTS】の
             │新生八闘神の一人だって撃退しているくらいですもの。
  (i三三i)     └──y──────────────────
  <|;;;;;;;;;;;|
 ./|;;;;;;;;;;;;>                      _,,,,,,,,,,_
 (;;;ヽy/;;;)      ∧,,∧            (=゚Д゚=);;)
  |;;;〃;;;;;|      彡l v l ミ           O□O);;;)
 (;;;;;;;;);;;;;;)     爻,,u,uミ            (_(__)
                           /|
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | しかし油断はするわけにはいかん。いつまた新たな敵が現れるとも
        | 限らんからな。…でもまあ、少なくともこれで【バレンタイン】編に区切りが
        | ついたのは確かだろう。…二人ともご苦労だった、今日は十分に休め。
      \_______________________________/


372 :【4/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:20 ID:6aGZfVTH
┌────────────────────────‐
│…ああ、またスーパーの大売り出しセールの調査オンリーな
│生活に逆戻りか… 平和もいいけど、これはこれでなぁ…
└────v────────────────────
                │まあそれは同感だけど… でもあんまり立て続けに
                │真面目な話が続くとみんな疲れちゃうからね。
     (i三三i)     |マターリとスーパーの調査をするのもいいじゃない。
     <|;;;;;;;;;;;|      └──y────────────────
    ./|;;;;;;;;;;;;>
    (;;;ヽy/;;;)      ∧,,∧
     人;;;;;Y      彡;l v lミ
(( ((  し (;;;;;;)  (( (( 爻,,u,uミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


373 :【5/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:21 ID:6aGZfVTH

 【…同時刻 バレンタインアジト・作戦会議室】

┌────────────────────────────‐
│…しかし首領、いいんですかい? 依頼内容は『あの基地の奪取』…
│結局その目的は失敗しちまったことになるんじゃないでしょうかね?
└────────────v───────────────────
                      │言われてみればそうよね…。クライアントから
                      │クレームが来てるんじゃないの? この家業、
                      │お客の信頼を失ったらお終いなのよ、ボス…
                      └───────────y────────
                  (⌒`⌒')              〃ノノ^ヾ
                   |___|               リ−` ル
   \               (・∀・ )           /ヽy/:::ヽ
   \()_           (     )           l:|:===:|:::l
    }^{            | | |           ~|****|~
   / \            (__)_)            し'~J
     /|
 / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | ほーほほほほ、安心なさい二人とも。その点だったらすでに円満に解決済みよ!
 \___________________________________/


374 :【6/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:29 ID:6aGZfVTH
┌──────────────────────────────
│オーッホッホッホッホッホ! じゃじゃーん! 見なさいこの札束の山!
└──v─────────────────────────────
           │げぇっ! すげぇ… い、一体どうしたんですかこんな大金?
           └────────v─────────────────
                           │…軽く見積もっても億はあるわね…
                           └─────v──────────

                       (⌒`⌒')       〃ノノ^ヾ
            _ *         |___|         リ−゚ii ル
   \.       | |\  / */   (゚∀゚ ii)       /ヽy/:::ヽ
    ()/       | |+\  / /  と  と  )         l:|:===:|:::l
    }^{\      |_|      +   ( ( (         ~|****|~
   / >       | ̄ ̄ ̄|     (_(__)       し'~J
              ̄ ̄ ̄


375 :【7/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:29 ID:6aGZfVTH

   |
  ()/ 『ほほほ、実はね、アナタ達二人が帰って来る前に…』
  。
  o
 O
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
┌───────────────────────────────‐
│ごめんなさぁ〜い。私達精一杯頑張ったんですけどぉ、とてもじゃありませんが
│あの基地を乗っ取るのは無理みたいですぅ。大口叩いたわりにはこんな結果
│になっちゃってぇ、本当にすみませぇ〜ん。(…こうなったらぶりっ子攻撃で
│作戦が失敗した事を誤魔化しちゃえ。ここで信頼を失うのは痛いもんね!)
└──v─────────────────────────────
                │そうですか… やはり無理でしたか…
                └────────v────────────
                            ∧,,∧    ∧ ∧
     |                       ミД-,,,彡  (゚ー゚*)
    ()>>                      ミ《H》ミ   |《HU        i==i
    }^{                       ミ  ミ@   |  ,〜     | ̄ ̄ ̄|
   / \                      UU.     UU     |___|


376 :【8/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:31 ID:6aGZfVTH
   ┌───────────────────────────────‐
   │…いえ、非礼を詫びねばならないのは我々の方です。世界制服モララーと
   │いう組織がこれほど力のある組織だとは気づかずに、軽々しく貴方達に
   │重責を押し付けてしまいました。あの基地を手に入れるのは、そう簡単には
   │いかないと判っただけでも儲けものだと考えましょう。ご協力感謝致します。
   └─────────────────v──────────────

                            ∧,,∧    ∧ ∧
     |                       ミ゚Д゚,,彡  (゚ー゚*)
   \()_                     ミ《H》ミ   |《HU        i==i
    }^{                       ミ  ミ@   |  ,〜     | ̄ ̄ ̄|
   / \                      UU.     UU     |___|
     /|
 / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | え? ええ? そ、そうですか… (…ラ、ラッキー! なんかよく判らないけど
 | 私達が責任を取る必要はないみたいね。それともあたしの魅力のせいかしら?)
 \___________________________________/


377 :【9/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:32 ID:6aGZfVTH
   ┌───────────────────────────────‐
   │つきましてはまあ、そのお詫びの意味も兼ねまして… 当初の依頼額の
   │三倍の報酬を用意させて頂きました。…今回のことで気を悪くなさらず、
   │これからも我々の依頼にお答えしてくださいますようお願いいたします…
   └───────────────────v────────────

               パカッ
             *     _  ∧ ∧      ∧,,∧
   \.       \  / */| |  (ー^*)     ミД゚,,,彡
   \()/    +\    / /| | ⊂ 《⊂|   .    ミH》 ミ
    }^{            +   |_|  |  ,〜     ミ  ミ@
    \\       | ̄ ̄ ̄|     UU       UU
    /|          ̄ ̄ ̄
 / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | !! も、ももも、もちろん! こ、これからもどうぞお気軽にこちらに仕事を回して
 | くださいな! (キャー キャー キャー キャー! す、すす、すごい大金だわっ!)
 \___________________________________/


378 :【10/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:37 ID:6aGZfVTH
   ┌─────────────────────────────‐
   │……ああ、そうだ。もしよければ…今回の一件で貴方達が収集した、
   │世界制服モララーに関する情報だけでも、我々に譲ってはいただけ
   │ませんか? …それらを元に、色々と分析などをしてみたいのです。
   └────────────────────────────v─

               パカッ
             *     _                   ∧ ∧   ∧,,∧
    .\      \  / */| |                   (゚ー゚*)  ミ゚Д゚,,彡
     \()/  +\    / /| |                   U《H|.    ミ 《Hミ
      }^{          +   |_|                  〜,  |  @ミ   ミ
     / \     | ̄ ̄ ̄|                      UU    UU
    /|          ̄ ̄ ̄
 / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | 情報? どうぞどうぞ、好きなだけ… いえ、全部持ってっちゃて結構ですよ〜!
 | (信じられな〜い。これだけお金があったら、あんな事もこんな事も…ウヘヘヘ)
 \___________________________________/


379 :【11/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:38 ID:6aGZfVTH
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      O
       o
       。
┌─────────────────────────────
│…と、いうわけなのよ。実に親切な人達よね! 感謝しなくっちゃ!
└──v────────────────────────────
            │…ん〜、なんだか話がウマすぎるような気もするけど…
            │どうやら、ヤバイ金や偽札なんかではないようだし…
            └───────────────v────────

                       (⌒`⌒')       〃ノノ^ヾ
            _ *         |___|         リ−`;ル
   \.       | |\  / */   (・∀・ *)       /ヽy/:::ヽ
   \()/      | |+\  / /   (    )         l:|:===:|:::l
    }^{        |_|      +   | | |         ~|****|~
   / \       | ̄ ̄ ̄|     (_(__)       し'~J
                        /|
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
         | …でもよかったじゃないですか! これだけの資金があれば
         | 【バレンタイン】建て直しもそう遠い未来の話じゃありませんよ!?
         | すぐにでも新規隊員を募集して、組織内の勢力強化を…
       \___________________________/


380 :【12/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:38 ID:6aGZfVTH
┌─────────────────────────────
│…(゚Д゚)ハァ? ちょっとアンタ何言ってんのよ。そんな面白みの無い事に
│こんな大金使うわけ無いじゃない! もっとこう、パーッと使うのよ!
└──v────────────────────────────
                  │そうねえ…私もこのところ働いてばっかり
                  │だったし、適当な休暇が欲しいところかな。
                  └────────────v──────
                   …へ?
                        (⌒`⌒')       〃ノノ^ヾ
             _ *         |___|         リ−` ル
   \        | |\  / */   (・∀・ ;)       /ヽy/:::ヽ
    ()._        | |+\  / /   (    )         l:|:===:|:::l
   <}^{         |_|      +   | | |         ~|****|~
   / \        | ̄ ̄ ̄|      (_(__)       し'~J


381 :【13/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:39 ID:6aGZfVTH
┌─────────────────────────────
│今回の一件じゃ、変な電撃くらったり水浸しにされたりで私のお肌も
│荒れちゃったからね。モララー様を振り向かせる為にも、最高級の
│エステに金をつぎ込んで私の美貌を磨く…だなんてのはどうかしら?
└──v────────────────────────────
                  │…あら、でしたらついでにリフレッシュも兼ねて、
                  │スイスはアルプス山脈の麓の高級リゾート地で
                  │贅沢三昧の生活をしてみるのはどうですか?
                  └────────────v──────
           ハァ!? マジかよ!?
                        (⌒`⌒')       〃ノノ^ヾ  ホホホ、会員権
             _ *         |___|        リ/:|-` ル 持ってるんですよ
   \        | |\  / */   (゚Д゚ ;)       (::/y/:::ヽ
    ()._        | |+\  / /   (    )         |:===:|:::l
   <}^{         |_|      +   | | |        |****|~
   / \        | ̄ ̄ ̄|      (_(__)       し'~J


382 :【14/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:39 ID:6aGZfVTH
┌─────────────────────────────
│あらリル子♪ アンタなかなか話が判るじゃないの。スイスのリゾート地
│ってのもいいわねぇ。そこにいけば私の美貌にも磨きがかかるかしら?
└──v────────────────────────────
          │ホホホもちろん、朝はテニス、昼は木陰で読書、夜は素敵な
          │晩餐会と、よりどりみどりの生活ですよ。(パティシエはともかく
          │として、私を始末しようと企んだ元凶たるアンタには粛清が
          │必要よ。…向こうで油断しきってるところを始末してやる…)
          └─────v────────────────────
                     │…そりゃ、楽しそうだな…(…ハァ、やっぱり
                     │女の考える事は俺には理解不能だよ…)
                     └──────────v────────

                  〃ノノ^ヾ オホホホホホ…    (⌒`⌒')
                リー` ル                |___| 何考えてんだか…
   \             /ヽy/:::ヽ              (-Д- ;)
    ()              l:|:===:|:::l                 (    )
    }v           ~|****|~                   | | |
   ノ|            し'~J                (_(__)


383 :【15/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:40 ID:6aGZfVTH
    ┌───────────────────────────‐
    │…にしても、今回の依頼を持ってきたのって、結局どこの誰だったの?
    │…なかなか気前のいいお客だってことは確かなんですし、次からはA級
    │のクライアントとして最優先で依頼を受け付けるようにしてみてはどうです?
    └─────────v──────────────────
                       │…あ、でもそいつは確かにいい考えだな。
                       └─────────v────────

                  〃ノノ^ヾ                  (⌒`⌒')
                リ−` ル             煤@|___|
   \             /ヽy/:::ヽ              (・∀・ )
    ()              l:|:===:|:::l                 (    )
    }v           ~|****|~                   | | |
   ノ|            し'~J                (_(__)
     /|
 / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | ホホホ、依頼人が誰かって、聞いて驚かないでね。気前がいいも何も、私達には
 | 不釣合いなほどのビックなお相手よ! 今回の依頼を持ってきてくれたのは…
 \___________________________________/


384 :【16/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:52 ID:6aGZfVTH
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

               今回の依頼を持ってきてくれたのは…

          あの有名なモナメリカでも有数の複合兵器開発企業

                     【オクトー社】よ♪

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌───────────────────────────────
│…ふむ。例の世界制服組織に関する情報は十分に集まったようだな…
└──v──────────────────────────────
          │ええ、結果的に。…さすがに基地の奪取までは無理でしたけれども。
          └──v─────────────────────────


385 :【17/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:57 ID:6aGZfVTH

 【…同時刻 モナメリカ・モナージア州郊外・オクトー本社ビル…】

                            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                          |\_____/|
                          |::::|田田田田田|::::|
                  / ̄ ̄ ̄ ̄`|::::|田田田田田|::::|´ ̄ ̄ ̄ ̄\
                l\__.    |::::|田田田田田|::::|    .__/l
                l::::|三三\  .|::::|田田田田田|::::|.  /三三|::::l
                l::::|田田/.  \|_____|/  .\田田|::::l
                l/ ̄ ̄         ____          ̄ ̄\l
                |\          /|□□□□|\          /|
                |::::|三三三三三|::::|□□□□|::::|三三三三三|::::|
                |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|
                |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|
                |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|
                |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|
                |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|
            __|::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|__
           /   |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|   \
         /     |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|     \
.          |       |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|        |
.          |       |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|        |
.          |       |::::|田田田田田|::::|□□□□|::::|田田田田田|::::|        |
.          l\     \|_____|/ ̄ ̄ ̄ ̄\|_____|/      /l
.          |  \_______________________/ ..|
.          |                                         |
          \            [ OCTO CAMPANY ]            /
           \_________[][][][][][][][]_________/
                          ||    l    ||
  ::::::;;;;;;,,,....            ;;;;;;:::::,,,   ||    l    ||

386 :【18/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:58 ID:6aGZfVTH

 【…の最上階、社長室】

┌───────────────────────────────
│ははは、あの基地がそう簡単に落とせるものではない事は知っているさ。
│我が社が欲しかったのは、あくまであの基地の見取り図と、その構成員に
│関する情報。…はなっから連中に基地を奪えるなどとは期待していない。
└──────v──────────────────────────
                 │…そ、そうだったんですか。それならいいのですが…
                 └─────v───────────────

     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|              ∧_∧    ∧,,∧
  |ヽ  | | ( ´∀`)          (・∀・ ;)   ミД゚,,,彡
  |ヽ  | | ( 《H》 ) 三三      ( 《H》 )    ミH》 ミ
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|        | | |    ミ  ミ@
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     .(_(__)    UU
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ↓     ↓     ↓     ↓     ↓


┌───────────────────────────────
│まあ何はともあれご苦労だった。…もう下がっていいよ、業務に戻りたまえ。
└──────v──────────────────────────
                 │…判りました。それでは、失礼いたします。
                 └──────────v──────────

     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|                      ∧_∧      ∧,,∧
  |ヽ  | | ( ´∀`)                  ( -∀-)     ミ,,,゚Д彡
  |ヽ  | | ( 《H》 ) 三三              ( 《H》 )      ミ 《Hミ
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                人 Y     @ミ  ミ
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|          (( (( し´(_)   (( (((/ヽ>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


387 :【19/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:58 ID:6aGZfVTH


                                          カチャ…バタン!
     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧| ……
  |ヽ  | | ( ´∀`)
  |ヽ  | | ( 《H》 ) 三三
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ↓     ↓     ↓     ↓     ↓



    ┌─────────‐
    │ …さて、と…私も…
    └───v──────
     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|
  |ヽ  | | ( ´∀`)
  |ヽ  | | ( 《H》 つ 三三
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


388 :【20/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:58 ID:6aGZfVTH

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                               (  ヽ―――  ○  ――
                       , ⌒ヽ    (     )   // | \
                      (    '   (        / / |    \
             ∧ ∧         ゝ    `ヽ(               |
            (;;;;;;;;;;;;)     (           、  ヽ
           ∈∋;;∈∋ (~冫ヽ  (    (⌒
           /;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ./;;/
.           l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;/  |\
          |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i'  /   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
           |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i  |  報告を送る必要は無いわ。…もう来てるもの…
            |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i  \_____________________/
             |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
            |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i                   ,::::' "''' ,
           |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i        ,::::' '' ''::,   ,:::'      ::':::,
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          |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/     ,::'         '::,
━━━━━━━ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/,━━━━━━━━━━━━━━━
          ::::::ヾ;;;;;;;;;;;;/;;;;)
         ::::::::::::::::::::::::::::::           ∧      ∧
        ::::::::::::::::::::::::::::            / ヽ、   / ヽ
       :::::::::::::::::::::::::             /     ヽ_/   ヽ   はっ!
      :::::::::::::::::::::::             ,'´         :::::::::::ヽ、
     :::::::::::::::::::              /    /     \ U::::ヽ
    ::::::::::::::::                    i       | ̄ ̄|    し::::|
   :::::::::::::                  |        /   |    ::::::|
  ::::::::::                    ヽ     /      |   :::::::/
 ::::::::                      丶     ̄ ̄ ̄    :::::::<

389 :【21/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:59 ID:6aGZfVTH

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
)  <  …あら、何を驚いているのかしら?
∋   \______________/

:::|
::::l            ┌─────────────────‐
:::::|          |め…めめ、珍しいと思いまして…。貴女が
::::::i            |みずからこちらの方まで出向くだなんて…
::::::|             └────────v─────────
::::::l                   _____
:::::|               彡ミ  | |  ∧_∧|
:::::i                     |ヽ  | | (ii ´∀`)
::::::l                  |ヽ  | | ( 《H》 つ 三三
::::::ヽ               ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
:::::::::)               |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


390 :【22/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 04:59 ID:6aGZfVTH

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
)  <  …それくらい、想定しきれない事象ではないでしょう?
∋  |  そんな事より、例のデータを早く渡してくれないかしら?
ヽ   \________________________/
:::|
::::l
:::::|          ┌─────────────────‐
::::::i            |は、はい! 例のデータはここに……
::::::|             └────────v─────────
::::::l                   _____
:::::|               彡ミ  | |  ∧_∧|
:::::i                     |ヽ  | | (ii ´∀`)
::::::l                  |ヽ  | | ( 《H》 つ 三三
::::::ヽ               ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
:::::::::)               |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


391 :【23/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:08 ID:6aGZfVTH

━━━━━━ヽ::::::::/ i  |;;;;;;〉━━./|━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ヽ::/⌒)⌒);/ / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
         :::::::::::::::::::::::::::::: | …ふぅん。まぁ、合格と言える内容かしら? これと、
        ::::::::::::::::::::::::::::  | 前にシーンが収集してきたデータを併せれば、あの
        :::::::::::::::::::::::::     | 基地に関する大体のデータは採れた事になるわね…
       :::::::::::::::::::::::     \________________________/
       :::::::::::::::::::             ______
      ::::::::::::::::               |  ∧_∧  |    彡ミ
      :::::::::::::                  |  (´∀` ii) |    .|ヽ
     ::::::::::                |  ( 《H》 ) | .    |ヽ
     ::::::::                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   ⊥
    ::::                 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   |__|
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                         /|
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | そ、そうですか。よかった…、私もお役に立てて光栄です。
        | …しかし、貴女様方のような、国家さえも裏から操る様な
        | 方々が、なぜこのようなまどろっこしいやり方で、あんな
        | 取るに足らないような弱小の組織に介入したがるのです?
      \__________________________/


392 :【24/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:09 ID:6aGZfVTH

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< …あまりくだらない事に興味を持たない方が、長生きできるわよ?
  \____________________________/

     ______ビクッ
 彡ミ  | |煤ネ_∧|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |ヽ  | | (ii ´Д`)  < …そ、そそそ、そういう意味で言ったのでは…っ!
  |ヽ  | | ( 《H》 )    .\_____________________/
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ↓     ↓     ↓     ↓     ↓


  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< …それに、その「まどろっこしい」という言葉の使い方は間違いね。
 .| ぜひとも「慎重な」という言葉に置き換えてもらいたいものだわ…
  \____________________________/

     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |ヽ  | | (; ´Д`)  < ……え?
  |ヽ  | | ( 《H》 )    .\_____/
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


393 :【25/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:09 ID:6aGZfVTH

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                               (  ヽ―――  ○  ――
                       , ⌒ヽ    (     )   // | \
                      (    '   (        / / |    \
             ∧ ∧         ゝ    `ヽ(               |
            (;;;;;;;;;;;;)     (           、  ヽ
          ∈∋;;;;∈∋     |\
          /;/;;;;;;;;ヽ;;;\  /   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.         /;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;ヽ | …もっとも古典的で、単純な、自分の身元を
        (;;;/二| ̄ |つ;;;i;;;;;) | 悟られないようにする方法って、何か判る?
          i/;;;;;;|_と_/\;i \__________________/
           |;;;;;/;;;;;;,フ;;;;/;;;;;;;;i
.         |/;;;;/ /;;;;/ ;;;;;;;;;i
         (;;;;;;く /;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;i                   ,::::' "''' ,
         i;;\;;;;(;;;;;(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i        ,::::' '' ''::,   ,:::'      ::':::,
.         |;;;;;;;;\|;;;;;;iヽ;;;;;;;;;;;;;;;i       ,:::'      ':::,           '::,
        l;;;;;;;;;;;;;;|;;;;/;(;;;;;;;;;;;;;;;/     ,::'         '::,
━━━━━i;;;;;;;;ヾノ;;;;iし;;;;;;;;;;;;;/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        ヾ;;;;;(;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;/


394 :【26/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:10 ID:6aGZfVTH

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< …『多段串』よ。それもできるだけ、私達と全く関係のない地点を中継とした、ね…
  \_________________________________/



       影から操る        仕事を依頼         直接介入
 【EIGHTS】 →→→ 【オクトー社】 →→→ 【バレンタイン】 →→→ 【世界制服モララー】
 .(発信元)         (中継点1)         (中継点2)          (書き込み先)



     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |ヽ  | | (ii ´Д`)  < …た、多段串…?
  |ヽ  | | ( 《H》 )    .\________/
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


395 :【27/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:10 ID:6aGZfVTH

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< …ええ、だから今回は敢えて、【バレンタイン】という私達【EIGHTS】とは全く関係が
. | ない組織を利用させてもらったの…。極めてまっとうな、『ビジネス』という名の手段
. | を通して、ね…。…名軍師と名高い、例の世界制服モララーの青狸も、これじゃあ
. | 私達の息がかかったプロジェクトだったと見抜く事は不可能でしょうから。…だって、
. | 私達と【バレンタイン】との間には、本当に何のつながりも無いんですもの…
  \__________________________________/

…クスクスクスクスクス…


     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |ヽ  | | (ii ´∀`)  < ちょ、ちょっと待ってくださいよ…
  |ヽ  | | ( 《H》 )    .\______________/
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ※ 世界制服モララーの青狸=ギコえもん


396 :【28/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:11 ID:6aGZfVTH

)

ヽ.            ┌─────────────────────────‐
:::|.             |…【バレンタイン】のような、我々とは全く関係のない三流諜報組織
::::l            |はともかくとして… 今やモナメリカでも… いや、世界でも有数
:::::|          |の複合兵器開発企業となった我々【オクトー】を称して、『串』は
::::::i            |ないじゃないですか… 我々はそこらの使い捨ての駒とは…
::::::|             └────────v─────────────────
::::::l                   _____
:::::|               彡ミ  | |  ∧_∧|
:::::i                     |ヽ  | | (ii ´∀`)
::::::l                  |ヽ  | | ( 《H》 つ 三三
::::::ヽ               ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
:::::::::)               |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|  …あら、何を言っているの?
\_______________/


397 :【29/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:12 ID:6aGZfVTH

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< …私達からすれば、あなた達だって『使い捨ての道具』よ…? まあ、モナー帝国
 .| に『置いた』【アハト工業】と同じくらい、比較的重要な駒であることは確かだろう
 .| けれど… …でも、忘れてないからしら? …アナタの代わりなんて、いくらでも
 .| いるの… 『串』として使ってもらえているだけ、まだましな方だと思いなさい…。
  \_________________________________/




     ______
 彡ミ  | |煤ネ_∧|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |ヽ  | | (ii ゚∀゚)  <  …っっっ!!!
  |ヽ  | | ( 《H》 )    .\________/
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


398 :【30/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:13 ID:6aGZfVTH

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                               (  ヽ―――  ○  ――
                       , ⌒ヽ    (     )   // | \
                      (    '   (        / / |    \
                      ゝ    `ヽ(               |
                      (           、  ヽ
           ∧ ∧
          (;;;;;;;;;;;;)      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.        ∈∋;;;;;;∈∋  < いざとなったら…、そう、さっきの可愛い副社長
       ./_/;;;;;;;;;;ヽ_ \  | 君にでも『処置』を施して… その椅子に座って
        //;;;i;;;;;;;;;;;;;;i;;;;\ヽ  | 貰えばいいだけの話よ。貴方を『消去』して、ね…
        |/;;;|;;;|;;;;;;;;;;;;;;;|;;;|;;ヾ|  \____________________/
.       i;;;;;;;i;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;|;;;; l
      |;;;;;;;;O;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;i;;;;;;;|                   ,::::' "''' ,
       l;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;ノ(冫;;;;;i        ,::::' '' ''::,   ,:::'      ::':::,
.       |;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;|;;;|;;;;;;;;;;;;;;l       ,:::'      ':::,           '::,
       i;;;; ;;;;;;;;;;;l;;;;;;;i;;;|;;;;;;;;;;;;;;;i     ,::'         '::,
━━━ .i;;;;;;;;;;;;;;;;;i; ;;;;;;|;l;;;;;;;;;;;;;;;;|━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      |;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;i;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;l
     .~"-〜="|;;;;;;l;;;i~"-〜、/
           i;;;;;|;;;;)
          (⌒)   カツ…カツ…カツ…カツ
       :::::::::::::::::::             ______
      ::::::::::::::::               |  ∧_∧  |    彡ミ
      :::::::::::::                  |…( ゚Д゚ iii) |    .|ヽ
     ::::::::::                |  ( 《H》 ) | .    |ヽ
     ::::::::                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   ⊥
    ::::                 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   |__|
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


399 :【31/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:13 ID:6aGZfVTH

   人从人从人从人从人从人从人从
 <                     >
<        うわっ!!?       >
 <                     >
  ヽ人从人从人从人从人从人从人ノ    |\
             ヽ二_ i /:::::::i   /   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  グイッ!             i. \::::::ヽ  | …そして、私も、あまり暇な身ではないの
                     |  . |::::::::::\ \_________________/
                   i.   i:::::::::::::::\
                  ヽ  |:::::::::::::::::::ヽ
         ilili|li        |  |\::::::::::::::::::ヽ
                     |  | |;;|:::::::::::::::::::::ヽ
    _     ilili|li     (  | |;;;\:::::::::::::::::::::i
    | |                 |  |ヽ;;;;;;\:::::::::::::::::i
    | |                |  | \__;;;\:::::::::/
    | |__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |    |  |\   i〜 `〜
    ◎  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   (___)  し'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


400 :【32/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:14 ID:6aGZfVTH

      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | これでも私は【改造八頭身Ver11.08】… 新生八闘神に名を連ねる者の一人
        | にして、北モナメリカ大陸全域の『管理』を任されている身分よ? …いちいち、
        | 
        | 『何故情報を集めるだけで良かったのに、わざと基地の奪取を命じたのか』とか、
        | 『その気になればできるはずなのに、どうして【バレンタイン】を【EIGHTS】の傘下に
        | 加えてしまわなかったのか』とか、『本気出せば世界制服モララーごときを潰す
        | のはわけないはずなのに、どうしてそうしないのか』とか……
        | 
        | その手の質問に答えてあげれるほど、退屈そうな身分に、見えるのかしら?
      \____________ ____________________/
                           |/
          アウウ….∧_∧
              (ii  ゚Д)
              (∩/( ソソ ∧ ∧
                  | i /   (−゚*,,)      〜【改造八頭身 Ver11.08】〜
               し| __/∈∋
               ヽ,二_i ./::::::ヽ  正式名称:Ver11.xxシリーズ統括型改造八頭身
                       i /:::::::::::::i.     通称:『八闘神しぃ』
                   | i::::::::::::::::i
                   |/:::::::::::::::::i


401 :【33/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:15 ID:6aGZfVTH

      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | 『道具』はね、しょせん何処まで行っても『道具』なの。…わかる? 優れた
        | 頭脳を持つ者に利用されて、初めて真価を発揮できるのよ。…それ以外の
        | 場合においては、何の役にも立たない、単なるクズにしか過ぎないわ…。
      \____________ ___________________/
                           |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  ∧_∧
も、申し訳ありま…> (ii  ゚Д)
_______/   (∩/( ソソ ∧ ∧
                  | i /   (−゚*,,) 
               し| __/∈∋
               ヽ,二_i ./::::::ヽ
                       i /:::::::::::::i
                   | i::::::::::::::::i
                   |/:::::::::::::::::i


402 :【34/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:15 ID:6aGZfVTH

      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        | …だったら『道具』は『道具』らしく、余計な質問はしないで私達が指示した
        | 通りに黙って動きなさい。…あらゆる布石はより円滑に最良の結果を導く
        | 為の手段。貴方達凡人には意味が無い様に見えていても、私達にとって
        | それは必要不可欠なステップなのよ。…それが判らないようならば…
      \____________ ___________________/
                           |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  ∧_∧
すみませ…すみ…> (ii  ゚Д)
_______/   (∩/( ソソ ∧ ∧
                  | i /   (−゚*,,) 
               し| __/∈∋
               ヽ,二_i ./::::::ヽ
                       i /:::::::::::::i
                   | i::::::::::::::::i
                   |/:::::::::::::::::i


403 :【35/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:16 ID:6aGZfVTH

                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                    |  ……貴方、『消す』わよ?
                  \____ ________/
                             |/
         …… 煤ネ_∧
              (ii  ゚Д)
              (∩/( ソソ ∧ ∧ …クスッ
                  | i /   (−^*,) 
               し| __/∈∋
               ヽ,二_i ./::::::ヽ
                       i /:::::::::::::i
                   | i::::::::::::::::i
                   |/:::::::::::::::::i


404 :【36/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:22 ID:6aGZfVTH

               /∈∋       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                i ヽ::::\_    < …ふふ、まあ、今回は許してあげる。
                 i  ヽ~\:ヽ     \_______________/
               |  i;ヽ ヽ:::ヽ ミ
                   |   i;;;;ヽ(~冫  ミ
                 |  /::::::::::::/ ミ   ブンッ!
               |ヽ |::::::::::::::|
                |;;| |::::::::::::::|
                 |;;| .|::::::::::::::|     \\\
                  |;;| |::::::::::::::|      \\\
                   |;;;l i::::::::::::::|        \\\
                    |;;;| |::::::::::::::|          从 从 从 あうっ!
               l;;;;i ヽ:::::::::::|           _ ∧_∧ 
               (___)ヽ::::/  ドカッ! ⊂⌒⊂(ii  xД)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


405 :【37/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:23 ID:6aGZfVTH
┌─────────────────────────────────‐
│…しばらくは、世界制服モララーに構う必要はないわ。【バレンタイン】にも舞台からは
│降りてもらったから、当分は遊ばせておいても大丈夫、とのひろゆき様のお言葉よ。
│まあ、【バレンタイン】はなかなか味があって面白い集団だったし、いずれまた舞台に
│上がってもらう事になるかも知れない、というのがあの方のお考えのようだけど…
└──────────v───────────────────────
            _,,.. -──‐- .、.._     *
       ,. ‐''"´           ``'‐.、 
      ,.‐´                 `‐.、.  +  Y     _/_ヽヽ
    /    ゚     ,      '         \.         ̄/_   _/  \      /
  ,i´                    。     `:、..  +   ̄/    ̄/~フ    ノ  /
 /                                ヽ.            '   __/  。
,i         〜〜〜〜〜〜〜〜          i、   *
i            二_i ./::::::ヽ         , ~  i.
               i ./::::::::::::i            i.
                 | i::::::::::::::::i            i..  X
                |.|:::::::::::::::::i            |
                 /||::::::::::::::::::|               |    +
                /;/:::::::::::::::::::|           i *
             /;;;| ::::::::::::::::::::|              i
                /;;;/ ::::::::::::::::::::::|          /
ヽ        〜〜〜〜〜〜〜〜          i
. ヽ                           ゚ /.  Y
.  `:、   。    '                       ,‐'  ..   X      煤ネ_∧
    \                        /          ⊂⌒⊂(Д゚ iii)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


406 :【38/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:23 ID:6aGZfVTH

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ 『あそこはからかうととても面白い』けれど、だからといってあんまりちょっかい   . ・
・ 出し過ぎれば『壊れて』しまう危険性もあるからね。…しばらくの間は休ませて   . ・
・ 上げた方が、後のお楽しみの為にもちょうどいいでしょ…。                 ・
・ …まあ、もっとも、あそこの基地は放って置いても何かトラブルに巻き込まれる  ・
・ 性質があるみたいだから、それで壊れてしまったらそれは仕方ないけれど…   ..・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




   クスクスクスクス…     シュン…バチバチ
               ※  * 
         ( ( (   ×   ) ) )
               *  ※      




                                       ……∧_∧
                                   ⊂⌒⊂(Д゚ iii)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


407 :【39/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:28 ID:6aGZfVTH

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ それよりも、今はマルミミスタンの方に注目なさい。…あそこの住民は、         ・
・ 今世界で一番武器を欲しがっている連中よ。…【シュモネ・コングロマリット】     ・
・ の方にも連絡をつけておいたから、販売競争を装って積極的に兵器類を     .・
・ 売り込みなさい。…お金ってものは、いくらあっても困る事のない代物だもの。   ・
・ …まあ、今日の所はこのぐらいかしら? いずれまた連絡するわ、じゃあね…   ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



                 ∫
                  ∬




                                       ……∧_∧
                                   ⊂⌒⊂(Д゚ iii)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


408 :【40/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:29 ID:6aGZfVTH

                                               カチャ…

     ______
 彡ミ  | |      |                ┌──────‐
  |ヽ  | |      |                │ …………
  |ヽ  | |      |                └───y───
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                   ∧_∧
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|          ⊂⌒⊂(∀` ii)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ↓     ↓     ↓     ↓     ↓


                ┌───────────────────────‐
                │あっ! 社長! どうなさいました? お体の具合でも…
                └───────────────────v────
     ______
 彡ミ  | |      |              ┌────────‐  煤ネ,,∧
  |ヽ  | |      |              │ あっ、いや、その…   ミД゚,;彡
  |ヽ  | |      |              └────y────    ミH》 ミ
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                 煤ネ_∧         ミ  ミ@
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|          ⊂⌒⊂(ii ´∀`)つ      UU )) ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


409 :【41/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:29 ID:6aGZfVTH
┌───────────────────────‐
│…いや、すまない。最近どうも忙しくて働き詰めだったものだから、
│恥ずかしい話、貧血を起こしてしまったみたいだ。ハハハ…
└────────────────v──────────────
                           |…全く、社長は少し働き過ぎですよ。
                           |もう少しお体を大切になさるべきです。
                           └───y────────────
     ______
 彡ミ  | |      |            ∧_∧∧,,∧
  |ヽ  | |      |           (´∀` ;)Д゚;彡
  |ヽ  | |      |            U《H》⊂H》ミ
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       ( ( (ミ  ミ@
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       (_(__.UU   )) ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

         ┌──────────────────────────‐
         │本当に… 社員はみな貴方に感謝しているのです。貴方が社長に
         │就任して以来、まるで【神に祝福されているかのごとく、我が社の
         │打つ手打つ手が全て良い方向へと進んできましたからね】。オクトーが
         │ここまで成長したのは、貴方の手腕によると言っても過言ではない…
         └────────────v──────────────
┌───────────‐
│…ハハハ、そうか…
└─────v──────
     ______
 彡ミ  | |  ∧_∧|                ∧,,∧
  |ヽ  | | (; ´∀`)             ミД゚,,,彡
  |ヽ  | | ( 《H》 ) 三三            ミH》 ミ
  ⊥  |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|          ミ  ミ@
  |__|   ◎ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         UU
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


410 :【42/42】『闇より糸を操る者』 :02/02/16 05:33 ID:6aGZfVTH

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          …私達【新生八闘神】は、滅多な事では表に出れない…

    でもだからと言って、貴方のことを見ていないわけじゃないから、注意してね。

       もしも秘密を貴方以外の誰かにばらそうとしたら、…その時は……

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              ┌────────────────────────‐
              │…社長、本当に大丈夫なんですか? なんだか浮かない
              │表情ですが… ひょっとして、何か悩み事でもおありで?
              └──────────v──────────────
┌────────────────‐
│…なんでもない。…なんでもないんだ…
└─────v───────────


                          〜The True End of Valentine Story〜



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0ch BBS 2004-10-30